平塚・大磯・二宮・中井版【9月27日(金)号】
相州わかなご席亭会メンバー

二宮町相州わかなご寄席 町民がつくる落語会 「推し活」高じて主催

二宮町在住の佐野文則さん、厚子さんと中澤佳樹さん、龍子さんの落語好きな夫婦2組で立ち上げた「相州わかなご席亭会」が町内で落語会を開催している。9月14日に町民センターの老人クラブ室で開催された第2回には、106人が来場し満員に。同会メンバーの「推し」でもある桂銀治さんが『代り目』『粗忽の使者』を披露し笑いを誘った。

 若手芸人が立派に出世するようにと、かつて二宮でも漁獲されていたという出世魚のブリにちなんで「わかなご(若魚子)」と名付けられた同会。今年3月に立ち上げ、二宮町の町民活動推進補助金を活用し活動している。

 発足のきっかけは、桂銀治さんの落語に同会メンバーがほれ込んだことから。「初めて見たのは昨秋、銀治さんが二ツ目に昇進するというタイミングだった。上手いなと衝撃を受け、SNSで感想を伝え、昇進祝の寄席にも足を運んだ」と文則さん。

 落語に打ち込む熱心な人柄にも惹かれ、多くの人に落語の魅力や銀治さんのことを知って欲しいと、地元二宮で席亭会を立ち上げた。3月に実施した同会の開席記念公演にも銀治さんは出演し、満員御礼。厚子さんは「落語を見に都内まで足を運んでいましたが、行き帰りで疲れてしまうことも。地元開催なら、お年寄りや子どもたちも気軽に見られるし、落語のあとに家に帰ってゆっくりお茶を飲んでおもしろかったねと振り返れる。席亭会の活動は究極の推し活です」と笑う。

 観客として足を運ぶことはあっても、寄席を運営する知識はゼロ。設置された高座は、ビールケースに板を敷いた手作りだ。文則さんは「1回目の開催時には、自宅からそれっぽい座布団を持ち込んで間に合わせた。手作りの寄席ですが、だからこそ気軽に町民の皆さんに楽しんでもらいたい」と笑う。今回から地元ふとん店「原鉄」に依頼して作った専用の座布団で噺家を迎えている。

 次回は25年3月29日に予定しているという。詳細は同会のフェイスブック、インスタグラム。
金メダルを掲げる芦川さん

西八幡在住芦川太一さん 柔術全日本選手権で優勝 RIZIN武田選手破る

 平塚市立野町にある湘南ブラジリアン柔術アカデミー(仲村マルシオ代表)に所属する芦川太一さん(西八幡・33)が9月16日、東京都で開催された「第7回全日本柔術選手権」に出場し、金メダルを獲得した。

 自分の年齢より下のクラスには出場できる同選手権。芦川さんはアダルト(18〜29歳)クラスの青帯・ミドル級にエントリーし、6分1ラウンド制のトーナメントで11人が優勝を争った。

 昨年の全国大会で負傷し、約1年ぶりの復帰戦となった芦川さん。ブランクを意識させない動きで初戦、2回戦と勝ち上がり、決勝戦では格闘技イベント・RIZINで活躍する武田光司選手(29)と対戦した。「最初は同姓同名の別人かと思った。憧れの選手と対戦できて夢のよう」と振り返る。

 試合が始まると、レスリング出身の両者は似た構えでけん制し合う。先に仕掛けた芦川さんが投げでポイントを取り、そのままバックに回り絞め落とした。約40秒、一瞬の決着だった。芦川さんは「最高にうれしい。有名選手が大会を盛り上げてくれて感謝しかない」と思いを語る。

ブランク10年、新たな挑戦

 レスリングの五輪選手も輩出する家系だったが、小学6年で始めた柔道はあまり振るわなかった。当時の指導者の勧めでレスリングに転向し、高校で頭角を現すと、神奈川大学在籍時には国体で5位に入賞した。

 教員を志していたため、大学卒業とともに引退。現在は大磯町立国府中学校生沢分校で数学教諭を務める。2年ほど前にふと、「また試合のヒリヒリとした緊張感を味わいたい」と思い立ち、通勤中に見かけた柔術道場の門を叩いた。

 格闘技のブランクは10年、柔術を始めてから約2年ながらすでに数々の大会で入賞。9月26日から名古屋で開幕した世界大会に出場しており、「昨年負けた選手が出場している。目指すはリベンジ」と意気込んだ。

全国で準優勝した小中学生ダンスチーム「シュガージュエル」のインストラクターの Seinaさん(本名:高部 清菜) 平塚市新町出身

踊りで表現する私

 ○…平塚市内を拠点に活動する小中学生ダンスチーム「シュガージュエル」のインストラクターを務め、8月に行われた全国ダンスコンテストで準優勝に導いた。5つのダンスグループでインストラクターを務めながら、自身は東京で所属するダンスグループでプレイヤーとしても踊る二刀流だ。「生徒たちが体力の限界まで練習した結果が出たことがとにかくうれしかった」と振り返る。「自分の人生に欠かせない相棒のようなもの」と自分のダンスを追求し続ける。

 ○…平塚に生まれ、大原小学校3年生の時に幼馴染の影響でダンスを始めた。「もともと人見知りで自分に自信が持てなかったけれど、ダンスのおかげで自己表現ができるようになった」とその魅力にのめり込んでいった。高校卒業後はダンスの専門学校で表現力などに磨きをかけた。当時の恩師に勧められ、立ち上げたグループの講師として指導を始めたほか、ダンスボーカルユニットのメンバーとしても活躍した。

 ○…衣装作りやメイクなどを共に試行錯誤してきたという母親は「同志のような存在」。「人に見られる仕事なので」と美容面には常に気を配っている。休日は映画観賞やショーを観て芸術的感覚を養っている。ダンサーとしての意識をどんな時でも忘れないストイックな性格だ。

 ○…レッスン、衣装作り、振り付けなど、今年の初めには疲労骨折してしまうほど多忙を極める中でも、「踊っているときは気持ちがハッピーになる」とダンスが心の支えになってきた。「夢は生徒たちと一緒に仕事をすること。ダンスを仕事にできる場所はまだまだ少ないので、増やしていきたい」と未来のダンサーへを想う気持ちを語った。

あいさつをする常盤理事長

湘南の中小企業が交流 連携強化図る

 神奈川県中小企業団体中央会が主催する平塚地域組合交流会が9月11日に、グランドホテル神奈中平塚で開催された。

 神奈川県内の中小企業の振興発展を支援する同団体は、これまで県全体で交流会を行っていたが、さらなる連携強化を図るため地域を限定して初開催した。

 当日は市内の約15の企業や組合から30ほど人が参加。カスタマーハラスメントについての講演や意見交換会などで交流を深めた。

 参加した湘南スターモール商店街振興組合の常盤卓嗣理事長は「異業種が集まれる良い機会だった」と話した。

シュガージュエルのメンバー

ダンスグループシュガージュエル アクロバットな踊りで全国準優勝 平塚拠点に活動する小中学生チーム

 (一社)ダンス協会が主催する全国ダンスコンテストの決勝が、8月25日に横浜みなとみらいランドマークホールで開催され、平塚市内を拠点に活動する「シュガージュエル」が準優勝に輝いた。

 3月に行われた関東地区予選を通過した同チームは、小学生スペシャル部門のレギュラー編成に16人で出場した。「可愛くて小生意気な女の子」をテーマに、側転やマックスといったアクロバティックな振り付けで音楽に乗って踊った。

 同チームのインストラクターを務めるSeinaさんは「限界まで練習した結果が出て、とにかくうれしかった」と喜んだ。

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姉妹都市カウナスを満喫 平塚市で10月16日〜25日

 平塚市の姉妹都市であるリトアニア共和国カウナス市の魅力を広く発信する「カウナスウィーク2024」が、10月16日(水)〜25日(金)まで市内各所で開催される。

 今回はカウナス工科大学フォークダンスグループ「ネムナス」による平塚での初公演が注目されている=写真。民族衣装を身にまとい、自然、労働、愛をテーマに歌と演奏を交えたダンスパフォーマンスを披露する。16日午後6時30分から(5時30分開場)、ひらしん平塚文化芸術ホール大ホール(平塚市見附町16の1)。先着500人、入場無料、事前申し込み(9日締め切り)。

 そのほかのイベントは以下の通り。▽リトアニアマーケット/16日〜20日/ひらしんホール/木製雑貨やリネン製品、オーガニックスープ、ハーブティー、ハチミツ、チョコレート、ワイン、ビール、ウォッカなどのリトアニア製の商品を販売。

 ▽『姉妹都市カウナス』紹介展示/16日〜25日(21日を除く)/同ホール/同市の伝統的な建築物や美しい風景写真などをパネルで展示。

 ▽『リトアニア産生はちみつを使用したジェラート』販売/16日〜25日(17、24日を除く)午前11時〜午後4時30分/ジェラテリアベガ(下吉沢109の3)

 ▽国際交流員が教える『カウナスの歩き方』/20日(日)午後3時〜4時/市中央図書館3階ホール/カウナス市の観光スポットや食事を平塚市国際交流員のジュギーテ・サウレさんが紹介。

 ▽図書で親しむリトアニア/16〜25日(21日を除く)午前9時〜午後7時(土日は5時まで)/同館/リトアニアの歴史や文化、風景などの図書を紹介するコーナーを設置。

 ▽ありがとう×リトアニア/16日〜18日、21日〜25日午前10時〜午後3時30分/市役所本館1F多目的スペース/ 「ひらつか障がい者福祉ショップありがとう」で、リトアニアをモチーフにした雑貨や黒パンなどを販売。問い合わせは市文化・交流課【電話】0463・25・2520。

コロナワクチン接種 平塚市 10月16日から開始

 平塚市では10月16日(水)から新型コロナウイルスの予防接種を開始する。

 今回のコロナワクチン接種は、個人の重症化予防を目的に実施するもので、予防接種法上の努力義務はないという。また、接種券の配布は行われない。

 対象となるのは、接種日時点で平塚市に住民票があり、かつ次の【1】【2】いずれかに該当する人。【1】65歳以上の人、【2】60歳から64歳で心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される人、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な人(障害者手帳1級程度)。

 接種期間は10月16日(水)〜2025年3月31日(月)。接種費用は2800円で、接種回数は1回。期間内に2回以上接種した場合、2回目以降は全額自己負担となる。

 ワクチンはオミクロン株亜種「JN.1」系統に対応したワクチンを使用。医療機関ごとに使用するワクチンは異なるという。接種希望者は医療機関に直接電話等で申し込む。定期接種対象者以外の任意接種に関しては、全額自己負担となる。

 問い合わせは平塚市健康課【電話】0463・55・2111。

賞状とメダルを持つ杉山さん

平塚市在住杉山さん ジュニア体操で県3位 跳び箱と平均台で

 平塚市立なでしこ小学校1年の杉山春凪(はな)さんが9月14日に県立スポーツセンターで行われた「第36回神奈川県ジュニア体操競技選手権大会」(県体操協会・県ジュニア体操連盟主催)に出場し、跳び箱と平均台の2種目でそれぞれ3位入賞を果たした。

 4歳の時にとらい体操クラブ(小田原市)に通い始めた杉山さん。昨年同大会に初めて出場した際には、平均台から落ちてしまうなど結果を出せず悔しい思いをしたという。

 今回は「シンプルなので一番得意な種目」だという跳び箱と平均台に出場。平均台から落下することなく演技できたほか、練習で10回に1回の成功率だった、平均台の上で行う側転も安定して披露できた。「側転は本番直前まで会場で練習した。演技前は怖くて震えてしまったけれど、落ちずに最後までやり切れてうれしかった」と笑顔で振り返る。

 意欲の源は「メダルをとること」。水泳でメダルを沢山とっている姉に追いつくため、「これからもがんばりたい」と意気込みを語った。

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教職員が『ニコニコおひさま』を披露

湘央地区 幼稚園大会で勤続表彰 記念講演で歌と手話披露

 湘央地区私立幼稚園協会(白川敦会長)の「第45回湘央地区幼稚園大会」が9月7日、二宮町生涯学習センターラディアンホールで開かれ、平塚市、大磯町、二宮町、伊勢原市、秦野市の幼稚園教諭が一堂に会した。

 式典では勤続30年などの永年勤続者73人の表彰が行われ、長年にわたって幼児教育に尽力してきた功績が称えられた。

 リトミック講師の一色由利子さんによる記念講演では、教職員らが手話を付けた歌『ニコニコおひさま』を披露。二宮町出身で、若くして交通事故で亡くなった聴覚障害者・秋澤瞳さんの生きた証として制作された歌に、会場が一体となって手話を合わせた。

表彰された進藤さん

看護実習指導で県表彰 平塚市民病院・進藤厚子さん

 学生などの看護実習に指導者として携わる人を称える神奈川県看護師等養成実習病院の実習指導者表彰に8月、平塚市民病院の副看護部長・進藤厚子さん(高根在住・55)が選ばれた。

 進藤さんは30年以上、看護師として従事。同院では、5年ほど前から実習指導を担当している。毎年多くの実習生を受け入れており、今年は約420人が実際の医療現場を肌で学ぶ予定だ。

 新型コロナが流行し、多くの病院が実習を中止した際も、同院では受け入れを敢行。感染対策室と連携しながらルールを刷新し、患者と接する時間を抑えながらもより深い学びの場を整えた。「調整は大変だったが、それでも参加してくれる熱意に応えたかった」と振り返る。

 医師から医療事務に携わる人まで様々な意見交換を行う合同カンファレンスでは、「実習生から学生ならではの新鮮な視点が得られることも」といい、「”教える”ではなく、今後仲間になる同志としてともに学んでいきたい」と話した。

作品のイメージ

アートスクール 生徒作品を展示 平塚市中央公民館で

 大磯町や平塚市に拠点を構える青い鳥アートスクールとART VIVANT湘南が10月4日(金)〜6日(日)、平塚市中央公民館市民ギャラリーで美術展を開催する。午前10時〜午後6時(最終日5時)。

 同スクールに通う4歳から高校生、美大受験生、成人の生徒らによる絵画や陶芸作品が並ぶ。

 問い合わせは青い鳥アートスクール【電話】0463・61・1912またはART VIVANT湘南【電話】0463・24・3220へ。

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次期衆院選神奈川17区 現新3人の構図か 区割り変更後 初の実施

 自民党の総裁選後に想定される次期衆議院議員選挙。日程は早ければ10月27日(日)投開票(15日(火)公示)や、11月投開票といった見方が広がっている(9月24日起稿)。

 神奈川17区は小選挙区の区割りが変更されており、新たに二宮町が加わった3市9町(小田原市・秦野市・南足柄市・二宮町・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町)で1議席を争う。

 立候補に向けた動きを見せているのは、自民党現職で4期目の牧島かれん氏(47)、神奈川県議を2期務めている立憲民主党の新人佐々木奈保美氏(54)、会社経営者で参政党の新人平野めぐみ氏(49)の3氏。

 牧島氏はデジタル大臣などの実績も背景に、前回衆院選で13万票余りを獲得。引き続き地方と国の連携を図りながら「地方創生×DXの推進」「農林水産業の更なる振興」など、国の施策と地方課題への対策に加え、自然災害に強いまちづくりや観光、教育、国会改革なども訴える。

 佐々木氏は地元である小田原市を始め、二宮町や足柄地域などでも街頭演説やタウンミーティングなどを重ねている。自民党について裏金や旧統一教会問題を指摘、「野党の追及と政権の交代がまっとうな民主主義には不可欠。待ったなしの大胆な改革や変化が求められている」と訴える。

 参政党・神奈川第17区国政改革委員を務める平野氏は、「一人でも多くの人に、選挙へ行く大事さを知って欲しい。そういったことが生活の身近なことにも直結している」と思いを語る。また「子どもたちへの教育の一環」として捉え、政治に無関心でいる状況を変えたい考えだ。

大磯町 キリスト教と茶の湯学ぶ 澤田美喜記念館 特別企画

 大磯町名誉町民で、財閥の令嬢として生まれながら児童養護施設を開設し子どもたちのために奔走した澤田美喜さんの収集品を展示する澤田美喜記念館(大磯町大磯)が10月5日(土)、トークイベント「キリスト教と茶の湯」を開催する。聖ステパノ学園「海の見えるホール」で午前の部10時〜・午後の部1時〜。

 キリスト教は茶の湯に大きな影響を与えたと言われていることから、同館が収蔵する隠れキリシタンの遺物の茶器などを解説と共に紹介する。当日は記念館も見学可能。

(問)同館【電話】0463・61・4888

9月はがん征圧月間 平塚市 乳がん検診率向上へ

 9月は日本対がん協会が定める「がん征圧月間」。平塚市では年度始めとなる4月に、対象者のいる世帯に向け「がん検診・結核健診のお知らせ」を通知している。

 平塚市によると、2023年度のがん検診者数と受診率は、胃がん3487人(2・1%)、大腸がん13504人(8・2%)、子宮がん8863人(8・1%)、乳がん3348人(4・0%)、肺がん23432人(14・1%)、前立腺がん108人(1・1%)。

 担当の市健康課によると、全国平均に比べ、特に乳がん検診の受診率が低く、対策が必要という。市では22年度からららぽーと湘南平塚で乳がん検診を出張で実施するなど、受診率向上へ向けた取り組みを行ってきた。

 これまで市の乳がん検診では、マンモグラフィと視触診両方の受診が必要とされてきたが、来年度からはマンモグラフィのみの受診へ変更されると、9月議会で答弁された。

 健康課では「市民から視触診に難色を示す声も寄せられていた。マンモのみになれば、出張検診も実施しやすくなる」と受診率向上へ向け、期待を寄せた。

大磯町商工会青年部 まち彩る壁画募る 原案を受け付け中

 大磯町商工会青年部(伊藤洋平部長)が10月20日(日)、大磯港西湘バイパス高架下トンネルに描く壁画のデザイン案と製作者を募集している。午前9時30分〜午後2時30分。小雨決行、荒天中止、参加無料。

 テーマは「あなたの思う大磯の魅力」。大磯町内在住・在勤・在学の16歳以上の人が対象。壁画は縦横各1・5m。原案を同商工会青年部に持参して応募する。10月3日締切。(問)同青年部【電話】0463・61・0871

神奈川県選挙管理委員会の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数より試算

本紙が試算 「1票の格差」県内で1.5倍に 次期衆院選

 衆院選が現時点で実施された場合、神奈川県内の「1票の格差」は最大1・5倍となることがわかった。タウンニュース社が県選挙管理委員会の9月2日時点の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数を基に試算した。

 解散・総選挙の時期に注目が集まるが、次の衆院選は全国的な「1票の格差」を是正する「10増10減」の新たな区割りとなり、神奈川県は2増の20区で実施される。

 「1票の格差」は、選挙区によって有権者の数が違うため、議員1人を選ぶ票の価値に差が生じる問題のこと。

 県内で最も登録者数が多いのは15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町)の45万3601人。最も少ないのは7区(横浜市港北区)の29万9595人で、「1票の格差」は最大で1・51倍となる。言い換えると県内では7区の1票が最も重いといえる。

前回より格差拡大

 前回2021年の選挙で「1票の格差」を有権者数で試算したところ、旧15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町、二宮町)と旧4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)間で1・42倍だった。試算上、新区割りで県内格差は広がることになる。

【選挙人名簿登録者と有権者】「選挙人名簿登録者数」は、選挙人名簿に登録されているすべての人の数。この記事では国外に在住する「在外登録者数」も含めて試算した。「有権者数」は、選挙人名簿登録者のうち、投票当日にその選挙で実際に投票ができる人を抽出し、失権者、基準日以降の死亡者など投票できない人を除いた数。

申し込みは二次元コードから

高校に向けた進路相談会 10月20日 校長経験者らが登壇

 NPO教育かながわフォーラムが主催する「進路に関する教育相談会」が10月20日(日)、ひらつか市民活動センター(平塚市見附町1の8)で午前10時から午後0時45分まで開催される。

 公立高校入試や特別支援教育などについて、県立高校の校長経験者たちが説明する。正午からは個別相談会も実施。入場無料で相談会は事前予約制。中学生とその保護者が対象で1組2人まで。

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フードバンク湘南 ラスカ平塚でフードドライブ 10月11日 余剰食品募る

 食糧支援を必要とする人に食べきれない食品を寄付するフードドライブが10月11日(金)、ラスカ平塚5階イベントスペースで開催される。午前11時〜午後3時。認定NPO法人フードバンク湘南主催。

 対象の食品は【1】賞味期限が2カ月以上ある【2】未使用・未開封【3】常温保存が可能【4】食品表示があるという条件を満たすもの。米や乾麺、レトルト食品、缶詰、お菓子、小麦粉などの穀類、調味料などが喜ばれるという。

(問)同法人【電話】0463・79・5824((火)(木)(金)午前11時〜午後4時)

大磯町 横穴墓巡る文化財ウォーク 10月6日 参加受け付け中

 OISO学び塾「文化財ウォーク〜横穴墓〜」が10月6日(日)に開催される。午前9時30分〜正午。大磯町立図書館本館2階大会議室に集合した後、神奈川県指定文化財「楊谷寺谷戸横穴群」までの約1キロの道のりを歩く。小雨決行。見学中止の場合も、室内で講義を開催。

 大磯町職員の東真江さんが講師を務め、大磯の古代史や横穴墓について学ぶ。

 申し込みは大磯町教育委員会生涯学習課【電話】0463・61・0255。

龍城ケ丘ゾーン公園 名称を募集中 9月30日締め切り

 平塚市では2025年秋頃のオープンを目指し、現在整備が進められている湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン公園の名称を、現在募集している。

 市内在住、在勤、在学者が対象。応募方法は公園名称案(ふりがな)、名称案に込めた思いやアイデア・エピソード等、氏名・住所・電話番号・メールアドレスを明記の上、e-kanagawa電子申請または市みどり公園・水辺課に設置されている応募ボックスへ投函する。1人1点まで。

 応募された名称案は、市と公園計画を提案した事業者で3案程度に絞り込み、市民投票により来年2月下旬頃に決定するという。

 同課では「市民の皆様に深く愛され、親しんでいただく公園となるように名称やアイデア等を募集します」と呼びかけている。

(問)同課【電話】0463・21・9852

卒業式の様子

理美容技術で社会貢献を SBC通信課程が卒業式

 平塚市明石町にあるヘアスタイリスト養成校・湘南ビューティーカレッジ(SBC/井出隆夫校長)の第19回通信課程の卒業式が9月10日に挙行された。

 井出校長は「体・頭・心の働きを生かして人様の役に立ち、喜ばれ必要とされる仕事をしてほしい」と式辞を述べた。

開廊14周年の記念展 大磯町 ぶたのしっぽで

 大磯町にあるギャラリーぶたのしっぽ(大磯1292)の開廊14周年を記念した展覧会「ぶたのしっぽ展」が9月28日(土)〜10月5日(土)に開催される。

 出展者は以下(敬称略・順不同)▽宮前礼子▽杉山映子▽長嶋彩羽▽矢嶋幸子▽石井行▽佐藤あつ子▽山崎輝美▽蒼天社▽ときのま▽小次郎工房▽松山園子▽和田圭以

 観覧無料。午前11時〜午後5時(最終日は3時)。10月2日、3日休廊。

(問)同ギャラリー【電話】0463・61・0516

先制点を決めた鈴木章斗選手。今シーズンリーグ戦6得点を挙げている

ベルマガ通信 9月22日ホーム湘南1-2C大阪 あと7試合、結果を出すしかない 先制するもミスから逆転を許し敗戦

 試合開始から攻勢を強めて、阿部浩之選手のフリーキックから鈴木章斗選手のヘディングで先制した。しかしミスから立て続けに2失点。後半は攻め続けるも得点は奪えず、連敗となった。前節の新潟戦に比べれば改善されているように見えたが、結果を出すことはできなかった。

 公開練習の取材で「セレッソは、前線の個の力があるチームなので気をつけたい」と選手が語っていたが、まさにその通りになってしまっているのは苦しい。相手も決して調子が良いとは言えない中で個人の力が明暗を分けた。キムミンテ選手は「湘南のためにベテランや自分たちが若い選手を引っ張って、経験を積ませて成長できるようにしなければ」と話した。

 残りあと7試合、経験ある選手と若手選手のどちらの力も必要になってくる。本当の一戦必勝、生き残りを賭けたここからヒーローが生まれる事を期待したい。

(ベルマガ:浜地泰子)