さがみはら緑区版【10月3日(木)号】
手紙を読んで減速をお願いする児童

湘南小 スローダウンを呼び掛け 「一緒に事故のない日々を」

 湘南小学校(篠原潤子校長)で交通安全を啓発するスローダウンキャンペーンが9月26日に行われた。集まった地域の企業や団体などに対し、通学路付近のスローダウン(減速)を児童が直接お願いした。

 スローダウンキャンペーンは1982年から続く同校の恒例行事。50年ほど前、学校に隣接する県道で3人が自動車にひかれる死亡事故が発生した。それを受けて地域や学校、PTAなどが一丸となって「このような事故を二度と起こしてはいけない」という思いでキャンペーンを始めた。それからは、警察や交通安全協会などの協力を得てドライバーに減速を訴える行事が毎年行われている。

 2年前までは、実際に学校の前を走行する自動車に停車してもらい、児童が直接ドライバーに交通安全を訴えてきた。しかし、児童の安全面を見直し、道路で停車してもらう手法は止め、昨年は地域の事業所などに児童が交通安全の啓発物を手渡す方法に変更した。今年は企業や関係者を学校に招き、一斉に児童がスローダウンのお願いをした。

 当日は18人の全校児童が参加した。近隣の企業など7社、津久井警察署、津久井交通安全協会、地域の自治会、学校の見守り隊、評議委員らに児童が交通安全の思いをまとめた手紙を読み、啓発用のポスターやティッシュを手渡した。児童は「皆さんにスローダウンをぜひ呼びかけてほしい。ポスターは多くの人に見られるように貼ってほしい。これからも安心安全に登下校できるよう、一緒に事故のない日々をつくっていきましょう」と交通安全を訴えた。

飛び石や風圧も

 湘南小は県道511号に隣接している。この県道は、小倉橋から高田橋までの約7キロの区間に信号機がほとんどなく、相模川に沿うように延びており比較的見通しも良い。そのためか通行する自動車が速度を上げて通過するのが散見される。

 同校の教諭によると、トラックの交通量も多く飛び石もあるという。「過去に速度を上げたトラックが通り過ぎた際に児童に向けて飛び石があった。その時は石はガードレールに当たったが、とても危ない」と教諭らも危機感を抱く。特にトラックが通り過ぎる際の風圧は強く、「大人でも風の勢いにふらつくほど」と話す。さらに、「雨の日は学校の前を車が勢いよく通り過ぎると、水が校門を越えて上から降ってくる状態」と言う。児童も「雨の日は車が水たまりの水を飛ばしてきて、学校に着くと服がびしょびしょになっている」と現状を嘆く。

 通学路では意識的に減速したり、飛び石がないように清掃車を走らせる企業もあり、それには児童も「分かってくれている企業もある」と感謝する。キャンペーンを終えて児童は「緊張したけど私たちの思いは伝えられたと思う。ぜひスローダウンを広めてほしい」と話した。

嘉戸支部長(右)と、50周年表彰者として表彰を受けた原清助相談役

税理士会相模原支部 地域とともに50年 「想い引き継ぎ、新たな出発点に」

 「信頼と貢献」「融和と団結」を胸に地域に根差し50年──。東京地方税理士会相模原支部が今年で創立50周年を迎えた。9月に記念式典が行われ、会員や関係者が節目を祝い、気持ちを新たにした。

 税理士会相模原支部は昭和49年(1974年)7月20日、「信頼される税理士会」「ためになる税理士会」を基本方針に掲げ、会員数52人で発足。厚木税務署が分割されて相模原税務署が開設されたことに伴い、当時の厚木部会から分離独立して創設された。以来、「信頼と貢献」「融和と団結」の精神のもと、地域社会の発展に寄与。現在の個人会員数は289人。確定申告無料相談や市民相談委員派遣のほか、市民桜まつりへの参加や子どもたちを対象とした租税教室の実施など地域に根差した活動を続けている。

式典、盛大に

 50周年を記念し、9月12日にはレンブラントホテル東京町田で記念式典が行われた。式典には会員や来賓など約180人が出席。

 あいさつに立った嘉戸英二支部長は「これまでの50年の歴史は決して平坦ではなく、先輩方は数々の困難に直面しながらもそれらを乗り越え、歴史を紡いで来られた」と振り返り、「現在も高齢化や人材不足は深刻な状況で、円安や物価の高騰、DXへの対応も急務。先輩方の想いと精神を引き継ぎ、この大きな節目を新たな出発点として地域社会の発展に向けて一致団結して邁進したい」と決意を語った。

 式典では同支部から相模原市への寄付金贈呈も行われた。寄付金を受け取った本村賢太郎市長は「50年間相模原市と共に歩んできていただいたことに感謝している。税の納め方も変わっていく中で、市もDXを進めていく。これからも共に取り組んでいきたい」と話した。

 相模原税務署の加々美幸和署長は「創立以来、税務行政の運営にご協力いただき感謝する。あらゆる手続きが税務署に行かずにできる社会を目指し今後とも良きパートナーとして共に歩んでいきたい」と話した。

第91代津久井警察署長に9月5日付けで就任した 山川 満さん 緑区在住 58歳

「治安維持」に全力投球

 ○…相模原署の副署長から、自身20回目の異動で津久井署長に。津久井の印象は「地域のつながりを強く感じる。まちの人たちを裏切らないよう職務にあたりたい」と力を込める。着任あいさつでは「地域住民のために仕事をしよう」「仕事は厳しく職場は明るく」「自分と家族と職業を大切に」の3つを掲げた。地域の治安維持の使命を全うするには「家族や心の安定が重要」と説く。「仕事が厳しいのは警察官として当たり前。だからこそ風通しの良い職場づくりに努めたい」

 ○…きっかけは「父が好きだった刑事ドラマ」と照れ笑い。正義感溢れる主人公の姿にいつしか憧れを抱いた。子どもの頃から曲がったことが嫌いで「将来は警察官」、そう決めていた。高校卒業後は一切の迷いなく警察学校へ。今では想像できないくらい「厳しい」訓練も柔道と野球で鍛えた自慢の体力で乗り切った。3年の交番勤務を経て長く警備畑でまい進。県内だけでなく成田空港警備、大喪の礼・即位の礼など大きな警備に携わった経験を「若い世代に伝えていくのも私たちの役目」と後進育成にも力を注ぐ。

 ○…藤沢市出身。警察学校時代を除けば今初めての「一人暮らし」に悪戦苦闘中。「全て妻任せだったからね。ありがたみを痛感している」と笑う。妻には毎晩、料理画像を送信するのが日課だという。落ち着いたら散策も兼ねて「趣味の渓流釣りに出掛けたい」と、その日を心待ちにする。

 ○…管内は今、高齢者や二輪車の事故が増加傾向。「特殊詐欺被害も増えている。抑止だけでなく検挙を目指す」と語気を強め、「津久井地域の治安を守るため、とにかく前に進むしかない。残りの警察官人生をかけて全力投球していく」。署員を束ね根絶に挑む。

給付金の支給対象者へ郵送されている「支給要件確認書」

相模原市 対象者は手続きを 10月末まで 定額減税補足給付金

 相模原市は現在、定額減税補足給付金(調整給付)の対象者に支給要件確認書の返送を呼びかけている。提出期限は10月31日まで。支給の対象者には、7月から8月にかけて支給要件確認書が郵送されている。期限までに確認書の返送、または電子申請がない場合、給付金を受け取ることはできない。

 支給対象は▽令和6年1月1日に相模原市に住所があり、定額減税可能額が住民税所得割または所得税額より大きい(差額が発生する)と見込まれる納税義務者▽納税義務者本人の合計所得金額が1805万円以下――の項目の両方に該当する人(注意事項あり。詳細は手元の書類で確認を)。給付の対象外の人については同書は郵送されていない。

 対象者は手元にある支給要件確認書に必要事項を記入し、市へ返送を。

 問い合わせは相模原市非課税世帯等支援給付金ナビダイヤル【電話】0570・550・576(受付時間は土日祝日を除く午前8時30分から午後5時30分)へ。IP電話を利用している人は【電話】042・707・7918、障害などにより電話が困難な人は【FAX】042・707・7919へ。

メインリンク(過去の様子)

銀河アリーナ スケート場がオープン 市内の小中学生以下 無料

 銀河アリーナ(中央区弥栄3の1の6/淵野辺公園内)のアイススケート場が10月1日から今季の営業を開始した。

 メインリンク(60m×30m)とサブリンク(18m×14m)を完備し、気軽にアイススケートを楽しむことができる同施設。早朝スケート教室やジュニアスケート教室、ワンポイントレッスンなどもあり、初心者にもお勧めだ。

 営業期間は2025年5月6日(火)まで。開場時間は午前8時30分から午後7時30分まで。利用料金は大人1200円(65歳以上は600円・19歳未満は900円)、市内在住在学の小中学生と未就学児は無料(市外の小中学生は650円)。貸靴料は大人500円、中学生以下300円。手袋必須。

5日は「感謝デー」

 同施設では10月5日(土)に「スケート感謝デー」を開催する。午前10時30分から午後5時30分まで。大人も子どもも入場無料、貸靴料のみでスケートが楽しめる(手袋必須)。先着200人には花の苗をプレゼント。問い合わせは同館【電話】042・776・5311。

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11月14日は「世界糖尿病デー」。世界中で糖尿病抑制に向け、さまざまなキャンペーンが推進される。これに合わせて相模原協同病院(渋谷明隆病院長)は11月9日(... (続きを読む)

津久井署管内 「声掛け」で詐欺抑止 コンビニスタッフに感謝状

 津久井警察署(山川満署長)は9月19日、詐欺被害を防止したとして、セブンイレブン相模原城山谷ヶ原2丁目店の木村藍里チーフおよびスタッフの小池悠一さんらに感謝状を贈呈した=写真。

 先月9日、70代男性が電子マネー購入のため来店。男性の落ち着かない様子や発言から詐欺を疑い、スタッフ3人で協力して声を掛けパソコン修理費用名目の特殊詐欺被害を未然に防いだ。

 同店では日頃から、あいさつなどの「声掛け」を積極的に行っている。小池さんは「いつも心掛けていたことをしただけです」と話した。木村チーフは3人の連携プレーをたたえ、「これからもみんなで地域を守っていきたい」と述べた。

 管内では8月末までに4件の詐欺被害が発生。被害額は約530万円。

詳細はコチラ

看護の復職 技術研修会 10月27日 看護専門学校で

 相模原市病院協会が10月27日(日)、看護職の復職支援を目的とした技術研修会を相模原看護専門学校(南区新磯野4の1の1)で開催する。共催は相模原市。

 注射や一次救命処置を中心に実技演習を行う。午前9時30分から午後2時まで。参加費は無料。参加対象は看護職(看護師・准看護師・保健師・助産師)の有資格者。申し込み制で先着20人。申し込みは同協会【電話】042・755・0531。

リサイクルについてのクイズが出題され、積極的に手を挙げて答えようとする児童

企業招きSDGsの授業 橋本小 全校で容器回収へ 

 橋本小学校(佐藤美佳校長)で企業を招いてリサイクルについて学ぶSDGsの授業が9月24日に行われた。

 同校は昨年度、校庭のアスレチック設置に協力してくれた地域に恩返しがしたいと、当時の6年生が地域をより良くするにはどうしたら良いのかを考えた。その結果、環境やSDGsをヒントにプラスチックの回収に取り組み、市のSDGsアワードでは審査員特別賞を受賞した。

 今年度は、5・6年生が昨年の活動を引き継ぎ進化させるために、総合的な学習の時間を使って学んでいる。

 当日は、相模原市みんなのSDGs推進課の職員がSDGsの概要を解説。廃棄物の適正処理や再資源化に取り組む三友プラントサービス株式会社(橋本台)は市内や国内のごみやリサイクルの現状などについて、乳酸菌飲料でおなじみの株式会社ヤクルト本社(東京都港区)は自社製品の『ヤクルト1000』の容器開発の秘話や容器がリサイクルしやすい設計になっていることなどを紹介した。

 児童は担当者の話を真剣な眼差しで聞くとともに、休憩時間には積極的に担当者に質問をするなど理解を深めた。

 早速、全校で乳酸菌飲料の容器を回収してコースターを作ることを決めると、翌日には児童が回収ボックスを作成してくるなど、自主的な姿が見られた。授業を終え担当教諭は「節電やプラゴミを洗う事での資源化など学んだことを日々の生活に生かすとともに、回収を通してこの知識を下級生にも伝えていってほしい」と話した。

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若者と本村賢太郎相模原市長の討論会 参加者募集
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※当日の観覧は無料 主催の津久井青年会議所を紹介
若者と市長が意見を交わす討論会「SAGAMIHARA WAKATE議会」が10月13日(日)、午後2時から4時まで津久井中央公民館(中野633の1)で開催される... (続きを読む)
齋藤支部長

県弁護士会 相模原支部が30周年 「3つの決意」宣言

 創立30周年を迎えた県弁護士会相模原支部が9月14日、市内で記念事業と式典を開催した。

 産業会館で行われた市民向けの講演会では、合議制裁判の実施に向けた活動や災害復興支援における弁護士の役割について会員が解説した。

 続いてけやき会館で行われた式典には会員や来賓ら約150人が参加。日弁連の渕上玲子会長や関弁連の菅沼友子理事長も出席し、ともに節目を祝った。創立30周年のビジョン宣言として齋藤守支部長は▽地域全域に質の高い司法サービスが行き渡るよう活動を続ける▽合議制・労働審判の実現に向けた取り組みを一層推進する▽様々な地域課題について市民・団体・行政と司法をつなぐネットワークづくりを推進する――の「3つの決意」を宣言した。

川柳募集

 タウンニュース相模原支社では毎月月末号に掲載される「タケシの万能川柳」の川柳を募集しています。投句いただいた作品は毎日新聞「仲畑流万能川柳」などでおなじみの水野タケシさんが選句します。応募方法は左記枠内に。

会場は大いに沸いた

「懐メロ」に感動 歌謡楽団が敬老会で演奏

 音楽の力で心と体を癒す活動を続ける「とことん懐メロ歌謡楽団」は9月16日、介護老人保健施設ケアガーデンさがみ湖で開かれた「敬老会」で「みんなで歌おう とことん懐メロ」を実施した。

 施設からの要望に応え、敬老会のステージに登場した同楽団。約120人の観客を前に『青い山脈』や『月がとっても青いから』『高校三年生』など30曲を披露した。会場には演奏に合わせて笑顔で歌を口ずさむ人や、涙ぐむ人の姿も。参加者からは「こんなに楽しい日は初めて。幸せです」「歌が大好きだからとっても楽しかった」など、喜びの声が多数あがっていた。

 今回のイベントを企画した同施設担当者は「普段、話もできない方が口ずさんだり、あまり部屋から出ず寡黙な方が楽しそうな笑顔を見せてくれたりと、私たち職員も驚きと感動の連続でした。またぜひ来てほしい」と話した。
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神奈川県選挙管理委員会の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数より試算

本紙が試算 「1票の格差」県内で1.5倍に 次期衆院選

 衆院選が現時点で実施された場合、神奈川県内の「1票の格差」は最大1・5倍となることがわかった。タウンニュース社が県選挙管理委員会の9月2日時点の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数を基に試算した。

 解散・総選挙の時期に注目が集まるが、次の衆院選は全国的な「1票の格差」を是正する「10増10減」の新たな区割りとなり、神奈川県は2増の20区で実施される。

 「1票の格差」は、選挙区によって有権者の数が違うため、議員1人を選ぶ票の価値に差が生じる問題のこと。

 県内で最も登録者数が多いのは15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町)の45万3601人。最も少ないのは7区(横浜市港北区)の29万9595人で、「1票の格差」は最大で1・51倍となる。言い換えると県内では7区の1票が最も重いといえる。相模原市緑区を含む14区は40万3435人で1・124倍だった。

前回より格差拡大

 前回2021年の選挙で「1票の格差」を有権者数で試算したところ、旧15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町、二宮町)と旧4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)間で1・42倍だった。試算上、新区割りで県内格差は広がることになる。

【選挙人名簿登録者と有権者】「選挙人名簿登録者数」は、選挙人名簿に登録されているすべての人の数。この記事では国外に在住する「在外登録者数」も含めて試算した。「有権者数」は、選挙人名簿登録者のうち、投票当日にその選挙で実際に投票ができる人を抽出し、失権者、基準日以降の死亡者など投票できない人を除いた数。

カフェには笑顔とともに笑い声や歌声が響いた

継続に「手応え」 相模湖で認知症カフェ

 相模湖地域で始めてとなる認知症カフェ「湖cafe」が9月24日、高齢者住宅・ふれあいの杜さがみ湖1階のコミュニティールームで開催され、近隣の高齢者施設や介護施設の利用者、地域住民ら約50人が訪れた。

 認知症の人やその家族だけでなく、地域の誰もが自由に参加できる「コミュニティカフェ」をコンセプトに実施された同カフェ。来場者はコーヒーマイスターの淹れたコーヒーやお菓子を食べながら、会話やカラオケを楽しんだ。会場には福祉用具の展示ブースも設置され、自助具や歩行車を実際に試す人の姿も見られた。

 参加者からは「懐かしい人にたまたま会えて、うれしかった。おしゃべりが弾んだ」「楽しかった。また来たい」などの声も。企画運営メンバーでもある相模湖地域包括支援センターの職員は「地域の方や事業所の方など多くの人の協力をいただき、実現することができました。相模湖の地域共生の実現に向けて、今後も継続する必要があると手応えを感じています」と述べた。
歩行者に啓発物を手渡す金成署長

交通安全を呼び掛け 相模原北署、津久井署

 秋の全国交通安全運動(9月21日〜30日)と交通事故死ゼロを目指す日(9月30日)に合わせて、全国で反射材の着用や安全な横断方法などの啓発が行われる中、区内でも交通安全キャンペーンが開催された。

相模原北署

 相模原北警察署(金成保廣署長)は9月24日、橋本駅北口のペデストリアンデッキで交通安全を呼び掛けるキャンペーンを実施した。当日は交通安全協会、安全運転管理者会などの各種団体、企業が参加し、歩行者や駅利用者に啓発物を配布していった。

 金成署長は「管内でも交通ルールを守り、お互いが注意すれば防げるような事故が多く起きている。今回のキャンペーンが交通安全への意識醸成につながり、1件でも多くの事故を防ぐことができたら」と話した。

津久井署

 津久井警察署(山川満署長)および同署管内の交通安全協会や安全運転管理者会などの警察外郭団体らは9月20日、川尻交差点付近で交通安全運動を行った。当日は猛暑のなか、各団体の会員ら約40人に加え、三菱重工相模原ダイナボアーズのマスコットキャラクター『ダイボ君』も参加。信号待ちのドライバーに啓発物を配布しながら交通安全を呼び掛けた。

 山川署長は「高齢者や二輪車の事故が増えている。地域の皆さんと連携を図りながら事故防止に努めたい」と述べた。

オレンジを基調とした今年のポスター

相模湖 足こぎスワン大会 10月6日 「1日楽しんで」 

 足こぎスワン世界大会が10月6日(日)、県立相模湖公園(与瀬)で開催される。午前9時から午後3時までを予定。

 相模湖を舞台にスワンボートで100m先のゴールを目指す恒例イベント。当日は白熱するレースを観戦できる。当日にキャンセルが出た場合はレース参加も可能。

 会場では公民館健康まつりが行われるほか、飲食ブース出店、革小物、石ころアート、せっけんづくりなどを体験できる。実行委員長の竹内僚さんは「相模湖を1日楽しめるイベント。多くの人に相模湖で楽しんでほしい」と話す。問い合わせは相模湖商工会【電話】042・684・3347。                                                        

ヒガンバナ(9月26日撮影)

ヒガンバナ開花

 津久井湖城山公園花の苑地の向かい(南側)にある桜の小道付近でヒガンバナが開花している。

 園内にある津久井湖観光センターの担当者によると、今年は例年よりも開花が遅いという。晴天だった9月26日の午前中には、開花したヒガンバナを被写体にして、カメラを持った愛好家が撮影を楽んでいた。