中区・西区・南区版【10月3日(木)号】
温かな眼差しの雨宮さん

中区医院雨宮院長 対がん協会賞を受賞 婦人科がんの研究・啓発で

 雨宮クリニック=中区尾上町=院長の雨宮清さん(79)が、2024年度「日本対がん協会賞」を受賞した。長年にわたり婦人科がんの研究・治療に従事し、検診・予防の啓発にも尽力してきたことが評価された。

 同賞は、対がん活動に顕著な功績のあった個人および団体を顕彰し、がん征圧運動の一層の高揚を図ることを目的としている。今年度は全国から4人、1団体が受賞した。雨宮さんは「僕でいいのかな、と思った。こんなに嬉しいことはないですね」と喜ぶ。

 雨宮さんは1969年に慶應義塾大学医学部を卒業。子宮内膜がん細胞株の培養技術を活用した薬剤や抗がん剤の影響の研究に従事した。76年から横浜市のけいゆう病院に勤務し約30年、手術、抗がん剤治療、免疫療法などさまざまなアプローチでがん治療に尽力してきた。全国の先駆けとなった絨毛(じゅうもう)性疾患(妊娠中に胎盤をつくる絨毛細胞から発生するがんなどの病気)の登録事業では、新たな臨床分類を行い、関連学会へ提唱して採用され、全国の医療機関での治療に貢献した。

 2005年、「がんは長く付き合っていく病気。担当していた患者を途中で見放したくなかった」と自身の患者が多かった中区で開院した。開院後は、経済的な理由でクリニックに来れない人や外国籍の住民からの相談も受けてきた。さまざまな国の人が集まる中区で、外国語が話せる看護師に通訳してもらいながら、多くの患者と向き合っている。

検診で早期発見を

 婦人科がんの検診、予防の啓発にも力を注ぐ。「婦人科受診に抵抗がある人も多い。きっかけをつくれたら」。講演会を行うなどし、自身の身体と向き合うこと、早期にがんを発見する重要さを訴えてきた。雨宮さんは「閉経後の女性は婦人科にかからなくなる。変化に気づいた時にはがんが進行している場合も多い」という。「できれば1年に1回は検診を。積極的に発信して、意識を持って受診する人を増やしたい」と話す。

みなとみらい 「熱」の脱炭素化進む カーボン・オフセットで

 国の「脱炭素先行地域」に指定され、公民連携で都市の100%脱炭素化を目指しているみなとみらい21地区が、「カーボン・オフセット」の手法を活用した熱の脱炭素化にも着手した。

 みなとみらいで年間に排出される二酸化炭素(CO2)量は約29万トン。2030年度までに電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを目指す同地区だが、電力消費に伴う排出は全体の約7割。残りの3割は冷暖房などの熱エネルギーを作る過程でCO2が発生している。みなとみらいではプラントで作った冷気や熱を各ビルに供給する「地域熱供給」のシステムを採用している。

地域熱供給の強み活かす

 地区内68施設に冷暖房を供給しているのが、みなとみらい二十一熱供給(株)。同社が司令塔となり、地区全体で熱の脱炭素化に取り組むことになった。

 具体的には、再生可能エネルギーによる発電・発熱や植林などCO2を減らした事業者から削減量にあたる環境価値(クレジット)を購入し相殺することで、実質的に脱炭素化となる「カーボン・オフセット」の仕組みを活用。同社が仲介となりパシフィコ横浜や横浜ランドマークタワーなど地区内15施設がこれに賛同した。熱のCO2の約2割にあたる、年間1万8千トンが削減されることになった。

 9月18日の定例会見でこれらの取り組みを説明した山中竹春横浜市長は「地区内の他施設にも熱のカーボン・オフセットに取り組んで頂けるよう、市としても働きかけていく」と話した。

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの 石塚 英彦さん 保土ケ谷区出身 62歳

横浜はホッとする場所

 ○…「まいう〜」の決め台詞とにこやかな笑顔のグルメリポートが人気。県から観光親善大使に任命され「神奈川は山あり海あり、名産も多い場所。全国の人にもっと神奈川の魅力や美味しいものを伝えられたら」と意気込む。畑や漁港などロケで生産者を訪れた経験から、子どもの食育にも関心を持ち「収穫ツアーや地元産の食材を使ったイベントなどもあれば、ぜひお手伝いしたい」と目を細める。

 ○…保土ケ谷区出身。小学生の頃から食べるのが大好き。給食に揚げパンが出る日は何があっても休まなかった。中学では「授業より1カ月早くプールに入れるから」と水泳部に。その頃から共通してあったのは「笑いの中心でいたい」という思いだ。先生の物まねやダジャレなど、クラスで笑いを取る快感が、後のお笑い芸人の仕事へつながった。劇団時代を経てお笑いグループ「ホンジャマカ」でデビュー。たちまちテレビの人気者となった。

 ○…還暦を過ぎた今も、好きを極めたグルメリポートは健在。「食レポ」で意識するのは、味付けや食材選びなど、どんな苦労を経て今このひと皿が出来上がってるのかを伝えること。その根底には料理人や生産者への感謝の気持ちが常にある。「それを考えると全て『まいう〜』ですよ」

 ○…結婚までの29年間過ごした横浜は「帰ってくるとホッとする」場所。「乗組員(具)が昔と全然変わらない」と、ブレない中身を愛するシウマイ弁当は「子どもの頃に親が買ってくると兄と一緒に大喜びした」という思い出の味だ。先日はプライベートで娘と崎陽軒の工場見学にも訪れた。横浜生まれのナポリタンも大好物。「好きな食べ物は、味の濃いもの。苦手な食べ物?味の薄いもの」とにっこり。

1グループ貸切で、ゆったり過ごせるテーブルとイスを配置。最大10人まで利用できる

快適な空間で競馬を楽しもう ウインズ横浜 プライベートエリアに1日1組限定招待

 ウインズ横浜内に期間限定でオープンしている「プライベートエリア」に、1日限定1組を招待する。現在、11月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、23日(土)、24日(日)、30日(土)、全9日間の応募を受け付け中。

 最大10人が使える広々としたプライベート空間で、レース実況とオッズ用モニター完備、エリア内には馬券が買える「UMACA(ウマカ)」購入機も。飲食(アルコール可)の持ち込みも自由なので、グループみんなでワイワイ楽しめる。



さらに特典も

 参加者には、館内のフードコーナーや売店で利用できる食事券(1人各1000円分)、JRAオリジナルグッズがプレゼントされる。

 エリア内には冷蔵庫や電子レンジ、ポットも完備。競馬専門紙、スポーツ紙も数部用意されており、至れり尽くせりの内容だ。 

 利用は午前9時30分から午後4時45分頃まで可。応募条件は、4人以上(10人まで)のグループで参加者が全員20歳以上(2024年9月1日時点)。応募フォームはサイト(https://rarea.events/event/203639)へ。希望者多数の場合は抽選。10月20日(日)締切。

菊地西区長に要望書を手渡す北川支部長(左)

横浜商議所中部支部 区に要望書提出 協力を呼びかけ

 横浜商工会議所中部支部(北川剛司支部長)は9月25日、「横浜市政に関する要望書」を西区の菊地健次区長と中区の小林英二区長にそれぞれ提出した。北川支部長は「実現に向けてご協力いただきたい」と呼びかけた。

 西区に対する要望は「エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)の着実な推進」「横浜駅周辺における文化芸術施設の充実・強化」「河川を利用した新交通網の早期実現」など9項目。菊地区長は「みなとみらいや横浜駅周辺は横浜のイメージそのもの。市全体のにぎわいにも繋がるので、しっかりと取り組みたい」と応じた。

 中区に対する要望は、「みなとみらい線の延伸の検討(元町・中華街駅〜本牧・山手地区〜JR根岸駅)」「『関内・関外地区活性化ビジョン』実現に向けた着実な推進」「みなとみらい21地区における観光・ビジネスイベントに対応した街の美化への継続的な取組」など8項目。小林区長は「観光客でにぎわう地区なので、活性化とともに災害対策も進めていかないと。事業者と協力し避難誘導などを確認していきたい」と話した。

 また両要望書には共通して「GREEN×EXPO2027の来場者の誘致施策づくり」もあげられ、離れた会場からどのように誘客するかも議題にあがった。

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横浜のプロバスケットボールクラブ「横浜エクセレンス」が10月5日(土)・6日(日)、「岐阜スゥープス」と横浜BUNTAIでホーム開幕戦を迎える。スポーツを通... (続きを読む)
横浜BUNTAIでの公式戦はクラブ史上初

横浜エクセレンス ホーム開幕戦 10月5・6日 BUNTAI

 プロバスケットボールB3「横浜エクセレンス」のホーム開幕戦(対岐阜スゥープス)が10月5日(土)午後4時〜・6日(日)2時〜、横浜BUNTAIで行われる。

 入場券を横浜市在住、在勤、在学者に優待価格(800円〜)で販売するほか、市内在住・在学の小中学生は無料で観戦できる。どちらもWebで事前申込が必要。

出席者と乾杯をする石田さん(左)

国交大臣賞の受賞祝う 神中工業、石田隆さん

 南区井土ヶ谷下町にある神中工業の代表取締役社長・石田隆さんの建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰受賞を祝う会が9月21日、KKRポートヒル横浜で開かれた。この表彰は、社会資本整備に関する功績をあげた人や災害からの復旧・復興に尽力した人に贈られる。

 祝賀会当日は関係者ら約80人が参加し、受賞を祝った。石田さんは「仕事関係の方だけでなく、ボランティアでお力添えいただいている方や団体、お世話になっている方に集まっていただき感謝している。今後も環境に配慮した活動を推進していきたい」とあいさつした。

 石田さんが関東ブロック長を務める全国管工事業協同組合連合会や会長を務める神奈川県同連合会は、ライフラインである水道を支える工事事業者の組合。先の能登半島地震でも復旧・復興にあたった。また、ボランティア活動にも積極的に関わっている石田さん。NPO法人ともに浜をつくる会の代表世話人など、20以上の団体の代表や理事を務め、多忙な日々を送っている。

バザー用品の提供を リラのいえで募集中

 南区六ツ川の「リラのいえ」のテラスで10月20日(日)、バザーが開催される。午前10時から午後1時まで。

 「リラのいえ」は付近の県立こども医療センターに通う患者・家族のための滞在施設。バザーで販売する新品・未使用の生活消耗品、雑貨、賞味期限内の食品、本・絵本(古本可)などの提供を受け付けている。同所に持参するか、郵送を。

 バザー当日は提供された物品などのほか、東戸塚の炭火焼鳥店の焼き鳥の販売も。マッサージコーナーやコーヒー&茶菓子の休憩スペースも用意。(問)リラのいえ【電話】045・824・6014

円覚寺の横田南嶺管長が揮毫した特別展タイトルを前に挨拶をする寳林寺・中西住職

南区永田北 寳林寺の特別展 近世禅林の息吹を感じる 市歴博で11月10日まで

近世禅林のルーツといわれる南区永田北の「寳林寺東輝庵(ほうりんじとうきあん)」にスポットをあてた特別展が横浜市歴史博物館(センター北駅徒歩5分)で開催中。会期は11月10日(日)まで。

 18世紀中ごろに寳林寺内に東輝庵を開いたのは、「鎌倉禅」の祖と言われる月船禅慧(げっせんぜんね)。月船のもとには、鎌倉・円覚寺中興の祖といわれる誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)や日本最初の禅寺を開いた仙厓義梵(せんがいぎぼん)など、近世の名だたる禅僧が集まり、東輝庵を中心に文化的土壌が醸成された。

 同寺には名僧たちにまつわる遺品が数多く伝わっており、今回の特別展では、同寺所蔵の品を中心に81件の墨蹟や禅画が展示される。

 9月13日には内覧会が行われ、同寺の中西成道住職が、「禅の源流や名僧が集団生活する場所が横浜・永田にあった歴史をぜひ見てほしい」とあいさつした。

 会期中に一部展示替えあり(前期10月14日(月)まで、後期16日(水)から)。期間中は講演会やワークショップなどの関連イベントも開催。特別展の観覧料は一般一千円、高校・大学生700円、小中学生と市内在住65歳以上は500円。(問)同館【電話】045・912・7777

読者10組20人招待

 この特別展の招待券を読者10組20人に進呈。希望者は〒住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、Eメール(naka-nishi@townnews.co.jp)で応募を。締め切りは10月10日。発表は発送にかえる。

中区 音声訳の基礎講座 「声」で情報を届ける

 「音声訳の基礎講座」が11月に中区福祉保健活動拠点なかふく=中区山下町=の多目的研修室で行われる。講座は全3回で、7日(木)が午後1時30分から3時30分まで、21日(木)と28日(木)が午前10時から正午まで。

 中区社会福祉協議会とボランティアグループ「KAMEの会」が主催する。音声訳とは、視覚による情報取得が困難な人に、地域情報や広報紙などを音声化し、声で情報を届けること。講座では、視覚障害者への支援技術の1つである音声訳を行う時の心構え、発声・発音方法、読み方などを基礎から学ぶ。

 対象者は講座終了後、ボランティア活動に参加可能で、全3回の講座に出席できる人。中区在住・在勤者ではなくても申し込み可。定員は20人。問い合わせ・申し込みは同協議会【電話】045・681・6664。

排水、排気ができるマンホールの蓋

横浜市下水道 機能発揮に協力「不可欠」 浸水対策、整備は着々

 今夏も頻発したいわゆる「ゲリラ豪雨」。都内では1時間に約100mmの雨量を記録し、マンホールの蓋が吹き飛ぶなどの被害が発生した。台風をはじめ、まだ大雨に注意が必要なこの時期。横浜市下水道河川局は、雨水貯留施設の機能を最大限発揮するため市民の協力が不可欠と話す。

 同局によると、マンホールの蓋が吹き飛ぶ原因は、突然の豪雨で下水管内の水位が急上昇し空気圧が高まるため。マンホールの蓋は主に鋳鉄製で、市内に約54万枚敷設されている。耐用年数は車道で約15年、歩道で約30年。市は2007年頃から飛散の防止機能が付いたロック式と呼ばれる蓋を採用。さらに最近では蓋の上部から排気や排水ができるタイプへの交換も進めている。

 また豪雨の際に、下水管内の空気を逃がすための「空気抜き」として、地上に塩化ビニール製の管が市内約100カ所に整備されている。

落葉やブロック、排水妨げ

 市内の下水道網は総延長1万1千Km。直径80cm未満の細い管が約9千〜1万Km、人が出入りできる80cm以上の管が1千〜2千Km走っている。

 浸水対策として、市は25年度までの下水道事業中期経営計画で、地盤の高い地域は1時間に約50mm、低い地域は同約60mmの降雨に対応できる雨水幹線や雨水調整池を、横浜駅周辺では同約74mmの降雨にも耐え得る雨水幹線の整備を進めている。ただ「雨は均等に降る訳ではないため、排気が間に合わず、空気圧の影響で道路が破損し、蓋が飛ぶ可能性はある」(下水道局)という。実際に1時間に100mmの雨量を記録した19年9月、蓋の浮き上がりで54件の道路の損傷が発生している。

 一方で雨水貯留施設が整備されているにも関わらず、側溝の蓋(街渠升)を落葉や歩道へ乗り上げるためのブロックが塞いでしまい、排水を妨げているケースがあるという。市担当者は「古い設備の更新や新技術導入を進め、台風や集中豪雨に備えていくので、市民の皆様にも排水機能確保に協力を」と話した。

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高校生がイベント 10月6日、横浜西口エリアで

 高校生によるまちの活性化イベント「ヨコハマ西口 TEENS PARTY2024」が10月6日(日)、横浜西口エリアの公共空間で行われる。午前10時から午後6時。

 10代の目線でまちづくりに取り組む市内高校生チーム「FP TEENS」が主体となり、開催されるイベントで今回が4回目。高校生たちによるライブやダンスステージのほか、作品の展示やワークショップなども。キッチンカーの出店もある。会場は横浜ビブレ横のNiigoひろば、幸川橋周辺、ラ・ポーズ広場。各イベントの詳細はウェブサイトで確認を。

オリンピアンが来苑

根岸競馬記念公苑 馬とふれあうイベント 10月13日、入場無料

 根岸競馬記念公苑で10月13日(日)、秋の特別イベント「馬とのつどい」が開催される。入場無料。

 戸本一真さん(パリ2024五輪総合馬術日本代表団体銅メダル)、佐渡一毅さん(東京2020五輪馬場馬術日本代表)による障害・馬場馬術が披露されるほか、在来馬とのふれあいイベントが多数行われる。馬場馬術は午前11時15分〜、障害馬術は11時45分〜(各15分)。終了後にトークショーを予定。

 また立野小の金管バンド部や仲尾台中吹奏楽部の演奏、馬のイラストレーター・おがわじゅりさんのぬり絵によるポストカード作り、オリジナルグッズがもらえるキーワードラリー、馬の雑貨やキッチンカーでの販売もあり、家族で楽しめる内容だ。詳細はHPで。

 午前9時30分から午後4時まで。雨天中止。

ペットの災害対策を学ぶ「動物愛護フェスタ」 山下公園で10月20日

 ペットの災害対策や日頃のしつけを学ぶことができる「動物愛護フェスタよこはま2024」が10月20日(日)、山下公園のおまつり広場と石のステージで開催される。動物愛護フェスタよこはま実行委員会と横浜市医療局の共催。

 2011年から行われている同イベント。ペットと災害時の避難体験ができる「わんちゃんといっしょに体験コーナー(午前10時30分から午後2時)」が行われるほかブースも出展され、日本動物福祉協会横浜支部による「わんニャンお悩み相談室」、横浜市獣医師会による獣医師体験などが行われる。石のステージでは港中学校、大鳥中学校の吹奏楽部による演奏やドッグダンスが楽しめる。

 また、スタンプラリーも合わせて実施。ブースを回り、スタンプを10個集めると景品がもらえる。景品は数に限りあり。

 午前10時から午後3時。天候により中止、縮小の可能性あり。イベントの詳細や当日の開催可否の問い合わせは市コールセンター【電話】045・664・2525(当日午前8時から)。

横浜ゆかりのメダリスト6人に「スポーツ栄誉賞」、贈呈式の観覧者募集 体操・岡慎之助選手、柔道・村尾三四郎選手ら

 横浜市はパリオリンピックとパラリンピックでメダルを獲得した市ゆかりの選手6人に「横浜市スポーツ栄誉賞」を贈呈する。贈呈式を10月10日(木)午後4時15分から30分まで横浜市役所1階アトリウムで行い、一般観覧者を募集する。

 受賞者は、体操で3個の金メダルを獲得した岡慎之助選手、フェンシング男子フルーレ団体金メダルの飯村一輝選手、柔道男子90kg級銀メダルの村尾三四郎選手、レスリング女子68kg級銅メダルの尾崎野乃香選手、同53kg級金メダルの藤波朱理選手、パラ陸上男子400m銀メダルの福永凌太選手の6人。

 岡選手は都筑区の星槎国際高校横浜出身、飯村選手と尾崎選手は港北区の慶應義塾大学に在学中、村尾選手は青葉区の桐蔭学園高校出身、藤波選手は青葉区の日本体育大学に在学中、福永選手は日体大大学院在学中。

 贈呈式には、岡選手、村尾選手、藤波選手が出席予定。一般観覧は定員300人。募集は9月30日(月)午後7時から10月4日(金)正午まで。申込多数の場合は抽選。当選者には10月4日中にメールで通知される。

 詳細、申し込みは市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/sportseiyosho2024.html)から。

展示を担当した吉﨑さん

横浜開港資料館 近代外交のルーツに迫る 日米和親条約から170周年

特別展「外国奉行と神奈川奉行-幕末の外務省と開港都市-」が11月24日(日)まで、横浜開港資料館=中区日本大通=で行われている。

 今年は横浜で日米和親条約が締結されてから170周年にあたる。この条約によって日本は欧米諸国と恒常的に外交を行う必要に迫られ、外国奉行と神奈川奉行を創設した経緯がある。近代の日本外交のルーツを考える上でも重要なテーマだが、公的な資料の少なさからこれまであまり研究がされてこなかったという。

 展示を担当した吉﨑雅規さんは「外国奉行は外務省の、神奈川奉行は神奈川県(庁)の前進にあたり、現在の日本につながる。今回、各所から貴重な資料が集まったことで歴史を紐解くことができた」と話す。

 会期中に展示替えを行う。(Part1は10月20日まで、Part2は26日から)。古写真、絵画、絵図、古文書など総計約150点の資料が展示される。

 20日までのPart1は、幕末の激しい国際環境の中、幕府外交のかじ取りを担った外国奉行に焦点を当てる。

 今回、初公開されるのは、初代駐日アメリカ公使、タウンゼント・ハリスの肖像写真と開港前の横浜の手書きの地図。肖像画の原資料は同館が今年入手したもので、国内では他に所蔵が知られていない。手書きの地図は1859年3月の様相を書いたものとされる。現在の本町4丁目あたりに三井越後屋と書かれていることから、この辺りが街の中心で一等地だったことが分かる。

 他にも、外国奉行の柴田剛中に関する資料群30点ほどを出陳する。昨年国立歴史民俗博物館に寄託されたもので、外国奉行に関する資料群としては質・量ともに群を抜くという。

 26日から始まるPart2は、開港場周辺の行政を行いつつ、居留地で外国人との折衝も担当した神奈川奉行に迫る。

 入館料は一般500円、小・中学生・市内在住65歳以上が250円。月曜休館(祝日の場合は翌日)。(問)同館【電話】045・201・2100

秋田市の伝統的郷土人形「八橋人形」

暮らし彩る「手しごと」展 10月5日、馬車道駅近くで

 「暮らしを彩る手しごと展」が10月5日(土)の午前11時から午後5時まで、馬車道駅徒歩1分の横浜平和プラザホテル=中区太田町=で開催される。ハンドメイド作品や秋田の伝統工芸品など、こだわりの「手しごと」を身近に感じることができる。

 2階のブース会場では、帽子やアクセサリー、ガラスのような造花の販売やアロマ体験などができる。食の「手しごと」としてイートインコーナーも。低糖質の焼き菓子やアメリカンスイーツ、ハンドドリップで入れたコーヒーが楽しめる。

 11階では秋田伝統工芸のワークショップが行われる。「秋田塗 塗り箸作り」と「八橋人形絵付け体験 秋田犬」の2種類で、どちらも午前11時から、午後1時30分から、午後3時30分からの3回。

 定員は各回10人で参加費は3000円。事前予約制。

 イベントの詳細、ワークショップの申込は手しごと展のホームページから。入場は無料。心を込めて生み出された作品のこだわりや美しさに触れ、ゆったりとした時間を過ごしてみては。

©2024 わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!製作委員会

プリキュアが10月12日、山下公園通りに登場 横浜市企画、イメージカラーの花火も

 横浜市は、公開中の映画「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!」に関連したキャンペーンを9月30日(月)から10月20日(日)まで行う。

 目玉企画として、10月12日(土)に開催される「山下公園通り歩行者天国」にプリキュアが登場。同日午後7時からの「横浜スパークリングトワイライト」ではプリキュアをイメージしたカラーの花火が打ち上げられる。

映画登場スポットのマップ配布

 ほかにも、映画に登場する横浜のスポットを紹介するマップを観光案内所や区役所で配布(区役所は10月4日(金)から)。横浜赤レンガ倉庫やランドマークプラザなどの5施設・エリアにある75店舗で指定メニューを注文すると、オリジナルステッカーがもらえる。ステッカーは5種類あり、エリアごとに異なるデザイン。5施設・エリアには、「隠れこむぎ&ユキ」のフォトスポットも設置される。

 ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」では、ゲートを通過するとキャラクター「キュアワンダフル」の声が流れる特別演出が行われる。

 詳細はサイト(https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/yokohama-movie-campaign/)で。

横浜市内企業「労働力不足実感」が6割 市調査、人材難浮き彫りに

 横浜市内の企業のうち、約6割が「労働力が不足している」と感じていることが市の調査で分かった。同時に労働力不足解消のために社員を募集しても応募がない状況も浮き彫りになった。

 調査は7月から8月にかけて市内企業1千社を対象に行い、678社から回答を得た。

 調査結果によると、労働力の状況について「大いに不足している」(12・1%)と「やや不足している」(45・9%)を合わせると58・0%で、2022年12月の前回調査を約3ポイント上回った。

 労働力不足の理由は、「社員を募集しても応募がない」(52・7%)が最多で、「応募はあるが、求める人材が来ない」(51・4%)が続いた。効果があった取り組みとしては、「募集時の賃金・労働条件改善」(33・8%)が最も多く、次いで「新卒・中途採用強化」(30・5%)、「定年延長や再雇用等による高年齢者人材の活用」(28・9%)と続いた。

 法律で70歳までの就業機会確保が努力義務として定められていることを受け、調査ではシニア人材の起用についても聞いた。70歳までの就業機会確保に向けた取り組みでは、「継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入」(45・9%)で最多だった。

 今後、シニア人材を起用したい職種は、「専門・技術」(37・2%)が最多で、「生産・製造工程」(24・9%)、「営業・販売」(19・9%)と続いた。

自民党総裁選 神奈川県内党員投票トップは小泉進次郎氏、河野太郎氏は4位

 事実上の次の首相を決める自民党総裁選挙が9月27日に投開票され、石破茂氏が当選した。総裁選は過去最多の9人で争われ、神奈川県内からは小泉進次郎氏(衆院11区)と河野太郎氏(衆院15区)の2人が立候補していた。

 県内の党員投票では小泉氏が得票数の約35%となる1万5082票でトップだった。3度目の総裁選挑戦となった河野氏は県内では全体の約1割の得票で4位だった。

 規定により、1回目の投票では全国の党員投票の割合に応じて368票が各候補者に配分された。小泉氏は党員票では61票、河野氏は8票だった。

 小泉氏は1回目の投票で議員票も合わせて136票にとどまり、党員票で上位だった高市早苗氏、石破氏に次ぐ3位で上位2人による決選投票に進めなかった。河野氏は30票で8位だった。

小泉氏の支持、全国に広がらず

 小泉氏は告示前の9月8日に桜木町駅前で演説会を行い、菅義偉前首相や県内選出の多くの国会議員、地方議員が集まり、支持の広さを示していた。総裁選で3位に終わったことに関し、小泉氏を支援した県会議員は「予想以上に小泉氏の支持が全国に広がらなかった」と話していた。

横浜観光の定番となっている花火

横浜港の花火「スパークリングトワイライト」10月11日も実施 追加で決定

 横浜港周辺で打ち上げ花火を実施している横浜スパークリングトワイライト実行委員会(岡田伸浩委員長)は、10月11日(金)午後8時から5分間、打ち上げを行うことを発表した。

 当初は予定になかったが、新港ふ頭客船ターミナル株式会社が打ち上げ費用全額相当の協賛を行うことで追加実施が決まった。新港ふ頭から打ち上げられる。

 同委員会は3月から新港ふ頭や大さん橋、山下ふ頭で約5分間の花火を実施している。週末を中心に打ち上げることで、来街者の滞在時間を延ばし、にぎわいの創出や経済活性化を目指す。

 今後の開催日と時間は次の通り。10月12日、26日、11月2日、9日、16日、12月7日、24日、1月1日、18日、25日、2月1日、8日、22日、3月1日、29日(午後7時から5分間、10月12日は10分間。1月1日は午前0時から3分間)。10月12日は山下公園で開催される「ワールドフェスタ・ヨコハマ2024」と連携。10分間のうちの前半はアニメ「わんだふるぷりきゅあ!」をイメージしたカラーの花火が中心の演出となる。

 問い合わせは同委員会運営事務局【電話】045・663・7267。

煮込みラーメン+ライス

町中華へGO!【9】 西区浅間町の「皆楽亭」で煮込みラーメン+ライス 本紙記者がランチ紹介

 どの町にもある、古くから地元に愛される中華料理店。「町中華」が注目を集める中、地域を回るタウンニュース記者が中区、西区、南区にある中華料理店で食べるランチを紹介。さあ、町中華へGO!

 西スポーツセンターの向かいにある「皆楽亭」は大きな看板が特長。店内はカウンターとテーブルがあり、カウンターには煮物などの皿が並んでいて、見ているだけでも活気が感じられる。

 ランチはセットメニューがお得。ラーメン+ライスのセットが並ぶ。その中から「煮込みラーメン+ライス」(850円)を注文。野菜が多く入った煮込みラーメンはあっさりとした豚骨スープ。ライスが付くならばこのくらいのあっさり味が胃にやさしいと感じた。

■西区浅間町4-343-1【電話】045-311-7120(メニュー、価格は取材時のものです)