秦野版【10月11日(金)号】
フィン(足ひれ)を持つ黒川さん

平沢在住黒川大輔さん フィンスイミングW杯へ 10月17日から、イタリアで

 秦野市平沢在住の黒川大輔さん(向上高校2年)が、10月17日(木)(現地時間)からイタリアで開催される「第18回フィンスイミングワールドカップゴールデンファイナル大会」へ日本選手団のジュニア代表選手として出場する。

 フィンスイミングは足ひれを使用して水面・水中を進むスポーツ。黒川さんはCMASビーフィンという種目で、今年5月に開催されたフィンスイミング日本選手権ユースの部に出場。50m2位、100m・200mともに1位で上位に入り、ワールドカップの日本選手団ジュニア代表選手に選出された。ワールドカップでは、同種目50m、100m、200mの3種目に出場する。

 もともとクラブでベビースイミングから水泳を始めた黒川さん。小学校3年生時に市内少年野球チーム秦野トリプルアローに加入したが、限られた時間の中で水泳と野球を両立させることは難しかったという。水泳を諦めたくない中、野球と両立できそうだったのがフィンスイミングだった。中学に進学しても、野球とフィンスイミングの「二刀流」を続けたという。

「何でも良いから日本代表」

 小学校の卒業アルバムに『何でもいいから日本代表になりたい』と書いていた黒川さん。高校への進学時、「日本代表」の夢を叶えるため選んだのは、より適正があると感じたフィンスイミングだった。向上高校で水泳部に所属して基礎泳力を強化しつつ、クラブでフィンスイミングに取り組んでいる。競技の面白さはもちろん、かつての少年野球のチームメイトも原動力の一つ。「みんな野球や別の種目で今も活躍しているので、負けないようにと頑張れる」と笑顔を見せる。昨年アジア競技大会に出場し、今回ワールドカップの日本代表選手にも選ばれるなど、黒川さんは日本代表の夢を叶えている。

 今回のワールドカップの目標は「フィンスイミングの日本ユース記録更新」。昨年のアジア競技大会で各国代表との体格差を目の当たりにし、記録の壁を感じたという黒川さん。この1年、フィンスイミングの競技練習に加え、筋力強化のためジムでトレーニングを取り入れるなど研鑽を積んできた。黒川さんはワールドカップを前に、「今までの成果を出し切れるように頑張りたい」と意気込んだ。

谷和之消防長から感謝状を贈呈されたとくし丸の青柳さん(右)

移動スーパーとくし丸青柳さん 通報で利用者救う 秦野市消防から感謝状

 「移動スーパーとくし丸」の移動販売員である青柳勇人さん(46・平塚市在住)が10月7日、利用者の救命に貢献したとして、秦野市消防本部から「消防協力者感謝状」を贈呈された。

 青柳さんは7月26日、いつものように「とくし丸」で移動販売を行った際に、前週に「買い物に来る」と言っていた80代の女性が来ないことに気づいた。普段は買い物に来ない時は連絡をくれるがそれがないこと、また半年前に自宅で倒れていたことがあったため、青柳さんは密に連携を取っている東・北地域高齢者支援センターへすぐに連絡したという。同センター職員も青柳さんからの連絡を受けてすぐに家を訪問し、家の中で女性が倒れているのを発見。119番通報により、傷病者の救命につながった。

 「とくし丸」は、生鮮食品や日用品を購入することができる移動販売車。店が近隣になく、移動手段もないなどの高齢者世帯の元へ、スーパーベルクの商品を積んで訪問している。青柳さんは2022年6月から、秦野市東部を中心に自治会館や施設などで移動販売を実施。現在、約180人が利用している。

 青柳さんは感謝状の贈呈式で「自分といつも利用してくれるおばあちゃん、信頼できる高齢者支援センターの職員の方、地域の民生委員さんの4者ががっつりかみ合ってできたことだと思う」とコメント。利用者のほとんどが70〜80代で、青柳さんの親と同世代。「同じようなケースはこれからもあると思う、親に届けるような気持ちで一人一人に合った接し方をし、商品を届けていきたい」と話した。

秦野市副市長を務める 石原 学さん 渋沢在住 60歳

幸せな市民生活を支える

 ○…「38年間の市職員として働いてきた実績を生かし、力を発揮していきたい」。秦野市副市長に就任し1カ月、改めて就任の思いを口にする。秦野市役所に入庁したのは1986年。「ちょうどバブルの頃で世の中全体が元気でしたね」。景気の良い時代から厳しい時代まで、秦野の移り変わりを目の当たりにしてきた。人口減少、少子高齢化が進む今、求められているのは厳しい行財政運営。副市長として市長を補佐し、「どうしたら市が繫栄し、市民により幸せを感じてもらえるのか」を日々模索している。

 ○…生まれも育ちも秦野。小学5年生までは約1時間歩いて西小学校に通っていたが、6年生の時に渋沢小学校が開校。「20分ぐらいで登校できるようなった」と懐かしむ。その頃、夢中になっていたのは野球。「巨人の大ファンで、境内や校庭でよく草野球をしていました」

 ○…高校は地元を離れ、日大藤沢高校へ。部活には入っていなかったが、好きな野球は「地元のクラブチームで続けてました」。その後、日本大学法学部に進学。キャンパスのある東京・水道橋は、後楽園球場(現・東京ドーム)のお膝元ということもあり「時々、観戦に行ってましたね」。また、所属していたバドミントンサークルの仲間との交流は今も続き、「この夏は、北海道に住む友達が会いに来てくれて」とほほ笑む。

 ○…父、母、妻、娘の5人家族。大学4年生の娘は日大藤沢を卒業し、日大法学部に在学。「私と同じコースなんです」と嬉しそうに話す。また、「娘と一緒に東京ドームで野球観戦することもあるんです」と目を細める。自身の背中を追いかける娘の成長を見守りながら、秦野市政を支える多忙な日々が続く。

祭り会場のごみ拾いをする中学生たち

秦野と坡州の中学生交流 秦野たばこ祭で清掃も

 秦野ロータリークラブ(郭根男(カククンナム)会長)が9月27日から30日に、友好都市である韓国坡州(パジュ)市との青少年相互交流事業を行った。期間中は秦野たばこ祭会場のクリーンキャンペーンも実施された。

 8月に行われた「坡州市英語村中学生派遣事業」との相互交流として行われ、英語村に参加した坡州市の中学生と秦野市の中学生が、表丹沢野外活動センターで交流した。交流事業は秦野たばこ祭に合わせ毎年行っているが、今年は初めて祭りでのクリーンキャンペーンや茶道体験も実施している。

 坡州市の中学生らが来日した翌日、秦野ロータリークラブが秦野商工会議所で開会セレモニーと歓迎会を実施。高橋昌和秦野市長や佐々木辰郎国際ロータリー第2780地区ガバナー、坡州市のロータリークラブの会長らも出席し、歓迎の言葉を述べた。

 その後、秦野たばこ祭の見学や、野外活動センターでカレー作りとキャンプファイヤーを楽しんだ中学生たち。翌朝には祭り会場の清掃を行ったほか、保健福祉センターで茶道も体験した。

東海大学 ”グローカル”な一日 10月12日でイベント

 東海大学湘南キャンパス(平塚市北金目4の1の1)で10月12日(土)、「TOKAIグローカルフェスタ2024」が行われる。これは、地域の子どもから大人までの幅広い世代との交流を目的に、秦野市や平塚市などの自治体と連携して行う大学開放イベント。2016年から実施されており、7回目となる今年は近隣自治体の名産品や炭火で焼いた根室産サンマの販売はじめ、展示や体験型など合計で63のプログラムを楽しむことができる。入場自由、時間は午前10時30分から午後3時まで。雨天決行(一部プログラムを除く)。詳細は特設サイト【URL】https://www.u-tokai.ac.jp/collaboration/local/glocal/へ。

 主なプログラムは次の通り。▽サイエンス・エンジニアリングカレッジ/アマチュア無線体験教室、防災広場(巨大津波実験・はしご車搭乗体験・地震体験など)ほか▽キャンパスライフセンター/ブラジル紹介、パピルス紙を使ったワークショップ、科学広場ほか▽スポーツプロモーションセンター/ニュースポーツ体験ほか▽ウェルビーイングカレッジ/金目川ミニ水族館、環境教室(秦野市のニホンジカの皮を使ったストラップ作りなど)、TOKAIMUSICほか▽グローバルシチズンカレッジ/大学生と高校生のトークセッション▽総合教育センター/国際フェアほか▽湘南マルシェ/近隣自治体の販売・体験ブース

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講演する渋谷さん

中栄信用金庫 経済講演会に150人 渋谷和宏氏が登壇

 中栄信用金庫が10月4日、経済ジャーナリストの渋谷和宏氏を招いた経済後援会を開催した。同金庫が地域貢献の一環として行っている取り組みで、同金庫秦野駅前支店なかしんホールが会場となった。

 今回の講師は、テレビやラジオに出演し、作家としても活躍する経済ジャーナリスト・渋谷和宏氏。「誰も語らない日本経済の行方」と題した講演で、時にジョークを交えながら日本の経済動向と未来について話した。会場には約150人が集まり、最後には惜しみない拍手が送られた。

田原ふるさと公園 フリマ出店者募集

 ふるさと公園連絡協議会では、11月23日(土)に源実朝公御首塚がある田原ふるさと公園とその周辺の金剛寺などで開催する「実朝まつり」に合わせ、フリーマーケットの出店者を募集している。

 フリマへの出店は市内外問わず誰でも可能。先着10人。出店料は500円。問合せ・申し込みは同協議会【電話】0463・84・1281へ。

スポーツに触れ合う 14日、メタックス体育館

 「ふれあいスポーツデー」が10月14日(祝)、メタックス体育館はだの(秦野市総合体育館)で開催される。午前9時から正午。主催は秦野市スポーツ協会。参加費無料。

 バドミントン、卓球、モルック、パークゴルフ、ストラックアウトのほか、弓道やテニスの体験もできる。体力測定も同時開催。室内用シューズ、タオル、飲み物持参。

 問い合わせは、秦野市スポーツ協会【電話】0463・84・3376へ。

参加無料 相模人形芝居 林座 東公民館でワークショップ

 相模人形芝居「林座」が10月19日(土)、東公民館(秦野市東田原1538の3)でワークショップを行う。現在観覧予約受付中。入場無料、先着100人。

 相模人形芝居は相模国(神奈川県)に伝承される人形芝居で、国・県の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統芸能のひとつ。三人遣いの人形浄瑠璃が民間に伝承された。ひとつの人形を3人で心を合わせ、生きているように操る。県内には5座ある。林座は、厚木に残る2座のうちのひとつ。日本の心ともいえる相模人形芝居を地域の支援のもと継承し、日々伝統の技を磨いている。県内での公演はもとより、近隣の学校からのワークショップの依頼も多い実力のある団体。秦野での公演は初。

 当日披露される演目は『三番叟』(さんばそう)、『傾城阿波の鳴門 順礼歌の段』(けいせいあわのなると じゅんれいうたのだん)=写真下。演目鑑賞の後、人形の遣い方を体験することもできる(人数限定)。

 観覧希望者は主催のクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)事務室【電話】0463・81・1211へ予約を。※この公演は改修工事中の同館が他施設への出張スタイルで実施しているもの。

予約受付開 始 出張ティータイムコンサート タウンニュースホール

 クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)の人気イベント「ティータイムコンサート」。プロデュースするのは幅広い音楽活動で文化振興に尽力している加藤雅彦さん。現在、文化会館の改修工事休館に伴い、”出張コンサート”として東海大学前駅南口のタウンニュースホールで開催中。

 次回の開催日は11月24日(日)。観覧料は2500円。当日払い。「秋の終わりのハーモニー」と題し、栁沼満美さん(フルート)、菱沼瑞江さん(ピアノ)、加藤雅彦さん(テノール)が出演する。

 午後2時開演(開場は午後1時30分)。午後3時30分終演予定。休憩あり。出張コンサートはデザートセットの提供なし。予約制・定員100人。自由席。

 予約は会館事務室【電話】0463・81・1211へ。午前9時から午後5時。火曜日休業。

歴博が出張展示 12日から、イオンSC

 はだの歴史博物館が10月12日(土)から22日(火)まで、出張展示「再発見!写真で見る秦野の歴史展2024」を行う。会場はイオン秦野ショッピングセンター(2階ガーデンコート付近)。午前9時から午後9時まで。

 期間中は明治から平成に撮影された市内の街並み、駅舎、たばこ祭などの写真がパネルで展示される。問い合わせは、同博物館【電話】0463・87・5542へ。

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クライミングで婚活 15日から受付

 はだの丹沢クライミングパーク(秦野市戸川)で11月17日(日)、婚活イベント「ボルダー恋活in秦野」が開催される。神奈川県主催・秦野市協力。

 クライミング体験を通じた結婚支援事業。参加受付は10月15日(火)から30日(水)まで。同施設では初めての試みとなる。定員男女各20人(25歳以上39歳以下の独身)。神奈川県在住。参加費2000円。詳細は「恋カナ!」HPへ。

スピーチを披露する八田さん

八田悠莉さんが1位に 中学生英語スピコン

 秦野市内在住で英語を母国語としない中学生を対象にした「第13回中学生英語スピーチコンテスト」が9月15日、秦野市保健福祉センターで行われ、八田悠莉さん(西中2年)が1位に輝いた。

 急速にグローバル化が進み、国際社会を身近に感じ国籍や文化の違いを越えた相互が理解が求められる現在。秦野市では次代を担う青少年の国際感覚や平和意識を育むことを目的に2011年度から「中学生英語スピーチコンテスト」を開催している。

 今回出場したのは、中学1年生から3年生までの15人。それぞれが日頃感じている思いや考えを、スピーチに込めて発表した。当日、山谷洋子中学生英語スピーチコンテスト実行委員長と高橋昌和市長のあいさつの後、スピーチが開始された。会場には約90人が来場し、将来の夢や社会が抱える問題など多岐に渡る内容のスピーチを楽しんだ。

 八田さんは「The Bell of Peace」と題し、平和への思いや異文化理解の重要性について訴えたスピーチを披露。審査の結果、栄えある1位に輝いた。また、奥村美鶴稀(みづき)さん(本町中3年)が2位、木島里緒さん(南が丘中2年)が3位に入賞。奥村さんは来場者の投票で決める「オーディエンス賞」も受賞した。上位入賞者3人には、韓国坡州市へ派遣(2泊3日予定)される副賞が贈られた。

イベントの告知ポスター

くずはの家 秋のつどい 10月26日・27日に開催

 自然観察施設くずはの家が10月26日(土)と27日(日)の2日間、くずはの家とネイチャーパークくずは(くずはの広場)で「秋のつどい」を開催する。時間は両日午前9時30分から午後3時(受付は2時)まで。参加無料。小雨決行、荒天中止。

 ▽26日「みんなで遊ぼう!」竹ぽっくりであそぼう、シュロであそぼう、けん玉であそぼっくり、どんぐり山クイズラリー、切り絵とこんちゅうクライミング、とべとべ小鳥、釣りゲーム。遊びをクリアしスタンプを全部集めるとペーパークラフト「おどるもりりん」を進呈。午前10時30分から11時に「もりりんと森の音楽隊」を実施。

 ▽27日「みんなで作ろう!」自然素材のクラフト広場、葉っぱのたたき染めマスクを作ろう!、まゆ玉ころがしを作ってあそぼう!、松ぼっくりでオーナメント作り、火おこし体験、秦野名水喫茶。

 ▽両日=キッチンカーが出店、もりりんと記念撮影(26日午前11時と午後1時、27日午前10時30分と午後1時)。

 (問)くずはの家【電話】0463・84・7874

午前の部で優勝した大根ラディッシュ(上)と午後の部で優勝した秦野FC(下)

2チーム同時優勝 サッカーなかしんカップ

 秦野市サッカー協会主催、中栄信用金庫(秦野市元町・北村圭一理事長)協賛の「第11回なかしんカップ争奪少年サッカー大会」が9月23日、NITTANパークおおねで開催された。

 同大会には秦野市、伊勢原市、平塚市、開成町から16チームが参加。2日間の日程で開催される予定だったが、天候不良のため1日の開催となり、午前の部と午後の部で8チームに分かれ、トーナメント戦でそれぞれ優勝を決めた。

 午前の部の決勝戦は、大根ラディッシュ対東海ブレッズの試合に。互いに譲らず均衡したゲームとなったが、1対0で大根ラディッシュが優勝した。準優勝は、東海ブレッズ、3位は渋沢SC。

 午後の部の決勝戦は、秦野FC対SFATの試合に。秦野FCは前半と後半に1点ずつゴールを決め、勢いのまま2対0で勝利した。準優勝はSFAT、3位は秦野本町SS。

 表彰式では、午前の部で優勝した大根ラディッシュと午後の部で優勝した秦野FCにそれぞれ表彰状などが渡され、記念撮影が行われた。

障害者施設の作品即売会 10月11日 イオン秦野SC

 障害者施設による自主作品等展示即売会が10月11日(金)、イオン秦野SCで開催される。午前9時から午後3時。

 今月は、ゆめ散歩(市内事業所自主製品など)、ちっちゃな星の会(お菓子・手芸品)、弘済学園(花苗・ハーブティー)、くず葉学園(しいたけ・豆腐・織物)、秦野ワークセンター(陶芸品・手工芸品)、ひまわり(陶芸品・ビーズ製品)の6事業所が出店。問い合わせはともしびショップゆめ散歩【電話】0463・73・6031へ。

寄付を行った山本支社長(右から4人目)ら7人と高橋市長(同5人目)

明治安田生命平塚支社 社会貢献で市に寄付 6回目で総額約300万円

 明治安田生命保険相互会社平塚支社の山本恵(めぐむ)支社長らが10月4日、秦野市役所を訪れ76万1700円の寄付を行った。

 同社は健康増進事業の推進や地域経済の活性化支援などを目的とした、「地元の元気プロジェクト」に取り組んでいる。今回の寄付も活動の一環。同社職員が居住地や出身地など縁のある地域を指定して行う募金に、会社からの拠出金を加えた額の寄付が行われている。秦野市への寄付は2020年から行われており、今回で6回目。募金の総額は307万6500円となった。

 4日に行われた贈呈式には、山本支社長や山口正宏秦野営業所長ら7人が出席。高橋昌和市長に目録が手渡された。山本支社長は「年々、多くの寄付が集まっています。今後も様々な社会貢献の取り組みを継続して実施していきたい」と話した。また、高橋市長は「このような寄付をいただき、ありがとうございます。これからもお力添えをよろしくお願い致します」と感謝の言葉を口にした。

市長賞に選ばれた作品

トトロかかし最優秀賞に 個性溢れる17体から

 ふるさと公園連絡協議会が田原ふるさと公園前の田んぼで9月7日から29日まで開催した「かかしまつり」の出展作品から、最優秀となる市長賞と新設された田原ふるさと公園賞を選出した。今年はジブリ作品の「トトロ」をモチーフにしたかかしが市長賞を、もりりんをモチーフにしたかかしが田原ふるさと公園賞を受賞した。

 今年も小学校や幼稚園、一般から17体のかかしが出展。昨年、一昨年からクオリティの高い作品を掲出している製作者3人が殿堂入りした。

邦楽の演奏会 10月20日 本町公民館で

 第45回秦野邦楽会定期演奏会が10月20日(日)、本町公民館多目的ホールで開催される。午後0時30分開場。午後1時開演。入場無料。

 当日は、ほら貝の合図で始まり、古曲、新曲、現代曲など日本伝統音楽を披露。秦野邦楽会の箏や三弦、尺八などの奏者のほか、本町中学校邦楽部も出演する。

 秦野邦楽会の星秦山(ほししんざん)会長は、「芸術の秋の一日、邦楽に親しんでいただければ」と話している。問い合わせは星会長【電話】00463・75・2531へ。

Colorsのダンス発表

寿徳会 はだの松寿苑でフェス 雨の中、多くの人出

 社会福祉法人寿徳会(久保谷勤理事長)が10月5日、はだの松寿苑で「第39回寿徳会フェスティバル」を開催した。

 社会福祉法人としての地域貢献と、同法人が運営する施設のことを知ってもらおうと毎年行われている催し。特別養護老人ホームはだの松寿苑、知的障害者支援施設松下園、知的障害者支援施設キャンバス秦野、障害者就労支援施設ハッピーラボ、Colors学童保育の利用者とその家族、地域の人たちを招き開催している。

 今年はあいにくの雨となったが、多くの人が来場。会場には飲食ブースが設置されたほか、松下園、キャンバス秦野、Colorsのステージ発表や、秦野総合高校のダンス、大道芸なども行われ来場者を楽しませた。

台風被害の茶園を支援 秦野西郵便局が

 西秦野郵便局(松本まゆみ局長)が、8月末の台風10号で茶畑に被害を受けた高梨茶園の支援を行っている。局内に土砂崩れを起こした茶畑の写真を掲出し、同園の商品を販売している=写真。

 市内の他の郵便局で、地域活性の取り組みとして地場産品を販売しているのを見た松本局長。西秦野郵便局でも取り入れることを決め、今年8月から秦野の水の販売を開始し「秦野の名水で育ったもの」をテーマに、みくるべたまごや、そばなど順次商品を増やしていた。そんな中、2019年の台風19号に続き再び同園が被害を受けたことを知り、他の商品と同じく秦野の水で育つ同園の茶を復興支援の意味も込めて販売品に加えた。

 郵便局では2019年の時にも、同園を市内で初めてカタログギフトに掲載することで支援している。松本局長はこの時に担当として関わっており、「それだけに思い入れのある茶園なので被害に負けずがんばってほしい」と思いを語った。問い合わせは同局【電話】0463・88・0001へ。

館長(右)に手渡す上瀬会長(中央)

国際ソロプチミスト秦野 ブックスタートに寄付

 国際ソロプチミスト秦野の上瀬節子会長と米満順子さんが9月25日、秦野市立図書館を訪れ「ブックスタート事業」への寄付を行った。

 ブックスタートは2008年12月から始まった事業。4カ月検診時に絵本をプレゼントする取り組みで、秦野市立図書館と市こども家庭支援課、ボランティアが協力して実施している。年間約700人に進呈しており、開始から今年3月までの間に1万5780人が受け取っているという。

 国際ソロプチミスト秦野では「秦野に生まれた赤ちゃんが健やかに成長することを地域のみんなで応援する」という同事業の趣旨に賛同し、毎年寄付を行っている。

歌声サロンのチラシ

歌声サロンの参加者を募集

 地域の文化活動に尽力している加藤雅彦さんの「歌声サロン」。次回は10月25日(金)、午前10時から11時30分(午前9時30分受付開始)。会場は東海大学前駅南口すぐのタウンニュースホール。参加費は1ドリンク付800円。当日払い。

 懐かしい童謡や唱歌、昭和のヒットソングや世界中で愛されている歌の数々を加藤雅彦さんと歌う。ピアノは岩元志真さん。予約制。定員になり次第締め切り。駐車場に限りがあるため公共交通機関で来場を。

 ■タウンニュースホール【電話】0463・77・0025、午前10時から午後5時。水曜休館。

「愛の募金にご協力を」

能登半島チャリティーコンサート 鈴野加奈さん 「私たちの気持ち届けたい」

 伊勢原市民文化会館で10月17日(木)、キングレコード所属の「鈴野加奈 能登半島チャリティーコンサート」が開催される。主催は加奈音楽事務所夢乃会。午前11時(開場10時30分)から午後4時までで、入場は無料。

 能登半島大地震や大豪雨など、甚大な被害を被った能登半島の支援を目的に開催される。鈴野さんが兄と慕っていた歌手の故・新川二朗さんが石川県出身であることからたびたび現地を訪れていた。「復旧には時間がかかると思いますが、少しでも私たちの気持ちを送りたいと、歌と踊りのチャリティーショーを開催する運びとなりました」と鈴野さん。

 当日はテイチクエンタテインメントの半田浩二さんや美貴じゅん子さん、創作舞踊家の五條流・五條詠寿郎さん、作曲家の宮下健治さんらが友情出演し、AM企画の木の花姉妹(加奈&雪乃)や夢乃会メンバー、岩井流・文鳳会による舞踊が華を添える。会場では「愛の募金」が設けられる。

 問い合わせは加奈音楽事務所夢乃会【携帯電話】090・3007・8817へ。

限定40人観覧受付中 森の中の音楽会 10月26日 奥津国道美術館

 奥津国道美術館(秦野市曽屋1758)で10月26日(土)、「オーボエ・ファゴット・ピアノによるトリオコンサート」が開催される。午後3時開演(4時30分終演予定)。「ハダノ・アート・コモン」の代表・石井貴子さんがプロデュース。

 今回は、秦野市在住の若き音楽家・篠原サヤさん(オーボエ)を中心に行正敦紀さん(ゆきまさ・あつき/ファゴット)、槙和馬さん(まき・かずま/ピアノ)によるトリオコンサート。予定曲目は、ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調『街の歌』(L.V.ベートーヴェン)、オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 (F.プーランク)ほか。

 観覧料はデザートセット付・入館料込みで一般3500円、小学生以下1500円。2歳以下は膝上鑑賞無料。予約制・先着40人。

 申込みは同美術館【電話】0463・26・7312(午前10時から午後4時)へ。水・木休館。

南関東大会3位となった、秦野リトルシニアのメンバーら

秦野リトルシニア 2年ぶりに関東大会へ 南関東大会で3位

 中学生の硬式野球チーム「秦野リトルシニア」(牧嶋和昭監督・部員64人)が南関東支部秋季大会(参加58チーム)で3位となり、2年ぶりに秋の関東大会への出場を決めた。同チームの関東大会初戦は10月20日(日)に行われる。

 南関東支部秋季大会で同チームは、初戦の横浜北シニアを9対2、2回戦の小田原足柄シニアを11対1のコールドで快勝。3回戦の相模原シニアに8対7で競り勝ち、続く準々決勝では横浜都筑シニアに先制されるも中盤逆転し、7対4で勝利。準決勝では強豪・中本牧シニアに惜しくも2対8で敗れたが、3位決定戦では海老名シニアに最終回で逆転し見事3位となった。ベスト8の時点で関東大会の出場は決まっていたが、3位になったことで関東大会はシードとなり2回戦からの出場となる。

 牧嶋監督は「一戦ごとに成長したチーム。3位は立派だが、まだまだ課題がある。守りからのリズムをつかみ関東大会で結果を残したい」と話す。また、布施麟太郎主将(平塚市立土沢中2年)は「支部大会では3位には入ったが、打撃・守備に課題が残った。関東大会では守備からリズムをつくり、目標のベスト8を目指し全国に行きたい」と思いを語った。

優勝したコメッツの選手ら

コメッツが秋季大会連覇 少年野球マクドナルド杯

 少年野球「2024年秋季大会マクドナルド杯争奪戦」が9月8日から23日まで行われ、秦野少年野球部コメッツが優勝した。

 同大会は秦野市内11チームが出場し、トーナメント形式で行われた。昨年優勝のコメッツは2回戦から出場。初戦の秦野ドリームスを3対2、続いて秦野南ジャガーズを10対5で下し決勝戦に進出した。決勝戦の相手は北少年野球クラブ モンキーズ。昨年3位の強豪を4対3で下し、昨年に続き優勝を果たした。コメッツの諏訪寛次主将は「ピンチの時こそ最後まで諦めずやり切り、大会を通して成長できた」と話した。なお、大会最優秀選手には同チームの高橋天真選手が選ばれた。

生徒会のメンバーに手渡す宅見さん(右)

たばこ耕作の歴史、後世に 東中に本を寄贈

 9月24日、寺山にある秦野市立東中学校(小澤直彦校長)、校長室で本の寄贈式が行われた。

 寄贈したのは、昭和7年生まれで市内在住の宅見孝子さん。自費で出版した「わが故郷 たばこ村」を生徒会メンバーに手渡した。本は山下清が描いた「春の名古木」から始まり、名古木の由来、年中行事や日本3大名葉と言われた「秦野だるま」、江戸時代から始まる栽培の歴史を紹介している。宅見さんは生徒を前に「これからの秦野のためにがんばって」とエールを送った。