金沢区・磯子区版【10月17日(木)号】
牛乳パックで手作りしたランタンを持つ地域住民ら(上写真)、LEDライトを入れたランタン

チアー金沢 ランタンで地域をつなぐ 金沢文庫駅前で初企画

 金沢文庫駅東口の高架下にある金沢文庫ふれあい広場から新たな地域のつながりを作ろうと、手作りランタンを使った初のキャンドルナイトイベントが企画されている。主催者は「広場でたくさんの方々とつながる機会にしたい」と話し、12月の開催に向けて準備を進めている。

 初企画されているのは「広場でつながるキャンドルナイト@金沢文庫」(通称・文庫提燈(らんたん))。同駅近くで手作り品の販売などができるコミュニティスペース「チアかな」を運営するNPO法人チアー金沢(阿久津佳子理事長)が主催し、近隣商店街などの協力を得て企画した。

 同団体はこれまでチアかなを拠点に、地域コミュニティの醸成などに取り組んできた。近年は地域と連携し、道路の高架下にあたる同広場を活用してマルシェなども展開。阿久津理事長は「マルシェでつながったのは、消防など大きめの団体。もっと小さなグループともつながれるきっかけを作りたかった」と企画の経緯を話す。

目指すは500個

 多くの人が気軽に参加できる新しいイベントとして、思い立ったのがキャンドルナイトだった。好きなデザインで切った牛乳パックを、LEDライトに被せて作るランタンを活用する。

 日時は夜が一番長くなる冬至の日にあたる12月21日(土)の午後4時から8時を予定。1団体10個(LED代1個100円)で参加を募っており、合計50団体、500個のキャンドルを展示することを目指す。

 10月10日には、同広場に隣接する金沢文庫ふれあい会館で開かれた地域の集まりでランタン作りを開催。地域住民ら約10人が、牛乳パックをさまざまな模様に切り抜いてオリジナルのランタンを作った。

 「町内会や習い事の教室、企業、家族、友人同士など、どんなつながりでも参加できますので、気軽にご参加ください」と阿久津理事長。同広場で10月26日(土)午前10時から午後2時に開かれる「中部でつながるふれあいマルシェ」でも、ランタン作りを実施予定。詳細はチアかな【電話】090・1779・4453。

初回研修での採血の演習

横浜市 看護師復職を本格支援 離職者向け研修を初開催

 横浜市が10月から市として初めて「看護師復職支援研修」を実施している。市の人口10万人あたりの看護職員就業者数が全国水準より低く、少子化の進展などにより新卒の看護職員採用が厳しくなると見込まれることから、離職した看護師の復職支援に本格的に乗り出した。採血など実技の不安解消や働く姿をイメージできる機会を通し、復職につなげるねらい。

 横浜市内の看護師数は3万3747人(2022年)。人口10万人あたりの看護職員就業者数が821・6人で、全国の1049・8人を下回っている。07年から毎年市内の病院を対象に行っている「看護職員等の確保に関するアンケート調査」では、22年度は対象131病院のうち、回答があった88病院の看護職員の採用数の総数は2118人で、年度当初の採用目標数2165人を47人下回るなど「人手不足」の状態が続く。

 今後も少子化が進むことから市医療局は「離職した看護師の復職への期待が高い」とする。市は離職した看護師、いわゆる潜在看護師は「採血などの技術や最新の知識に対応できるか」「家事や子育てと両立できるか」に不安を持つことが多いと過去の調査結果から分析。それらの不安を軽減するため、技術の感覚を取り戻したり、働く姿をイメージできる機会を設けようと復職支援研修を実施することに決めた。市医療局は「今後高齢者がさらに増え、医療需要が増す中、医療体制を整備する上でも看護師の確保は必須」と話す。

人手不足の解消に

 10月5日には横浜市医師会聖灯看護専門学校=鶴見区=で初回の研修が行われた。研修には24人が参加。シミュレーターを用いた採血の演習や、頭痛や腹痛などを訴える患者の症状観察のポイントなどを学んだ。

 参加した40代の女性は「7年間総合病院で働き、育児で離れた後は福祉施設などで働いてきたが医療か福祉か見極めようと参加した」。同校の望月紀子副学校長は「看護師の人手不足はコロナが明けてから深刻。離職者が現場復帰する一助となれば」と話していた。

金沢区自助連絡協議会の代表を務める 穴澤 里美さん 金沢区大道在住 43歳

互いを守れる地域に

 ○…緊急時、災害時に地域で協力しあい難局を乗り切れる仲間作りをしようと今年6月、「金沢区自助連絡協議会」を発足。8月に代表に就任した。民生委員・児童委員、大道小の学校・地域コーディネーター、障がいのある子どもの母親らで組織する「どたばた子育て応援隊」など複数の活動を行いながら、逗子市の小学校でパート調理員としても働く。それでも、「私は普通の主婦。役職などについている人でなく、大多数の中の一人である私がやることに意味がある」と代表を引き受けた。「普通の主婦だからこそ、多くの方の意見を拾えるようにしたい」と意気込む。

 ○…福島県出身。2011年の東日本大震災は地元の猪苗代町で経験。子どもたちは小学生、保育園とお腹の中。震災直後に夫や子どもたちと連絡が取れなかったこと、震度4から5の余震が続き、不安で夜も眠れなかったこと、「自分たちしか守ってあげられない」という「自助」への思いを忘れられない。同年、夫の転勤で金沢区へ。「知り合いがいないから、どうしたら知り合いができるのか、地域を知るために地域に飛び込んでいった」結果、10数年ですっかり地域に溶け込むように。「とりあえず行ってみようと思うタイプなんです」と笑う。

 ○…大学4年、高校3年、中学1年の男子3人の母。末っ子に障がいがある。「私たちがずっと一緒にいてあげられるわけではないから、息子がどう自分の身を守っていくか。地域で顔見知りができることで困っているときに声をかけてもらえる、互いを見守る地域になれば」という思いを持つ。自助には防災のイメージが強いが、「防犯も含めて色々な意味で『自分を守る』ことだと思う」。世代を超えた活動に力を入れていく。

第11回で認定を受けた事業者たち

横浜金沢ブランド 新たに5商品を認定 地域振興につながる逸品に

 横浜金沢ブランド認定事業の認定審査会が9月19日、金沢地区センターで開かれ、新たに5事業者5商品が認定を受けた。10月9日には、区役所で認定証書贈呈式を実施。同事業は金沢区の観光産業の振興と新たな魅力創出のため2008年に始まり、現在、25事業者、34商品が認定されている。

 横浜金沢ブランドは、海と緑と歴史のまち「横浜金沢」が感じられ、産業振興や観光振興、地域振興につながる商品や製造者の技術や意欲が感じられる商品などが対象。11回目となる今回は、5事業者5商品の応募があった。

 審査会には齋藤真美奈金沢区長や区町内会連合会の増田一行会長、横浜金沢観光協会の橘川和夫会長、企業や地元団体から計11人が審査員として出席。応募者から商品説明や試食、質疑応答が行われ、全ての応募商品が認定を受けた。

 認定された商品は以下▽横浜市金沢区ご当地かるた「カナかる!」(第2版)/「カナかる」企画・運営チーム▽はま昆布ドレッシング/(株)武居商店▽貝殻アート/(株)ミナロ▽小柴産 穴子寿司/山喜鮨▽ぶんこのこんぶ〜浜揚げコンブin金沢漁港/幸海ヒーローズ(サトーシステムエンジニアリング(株))

商店街の店舗を巡って啓発する山口副署長

磯子警察署 安全・安心へ注意喚起 電話録音機の貸し出しも

 磯子警察署と磯子区防犯協会は10月11日、磯子区久木町の商店街・浜マーケットで「安全・安心まちづくり旬間」(同日から20日)に合わせた防犯キャンペーンを実施した。

 神奈川県の条例によって定められている同旬間。毎年、安全・安心なまちづくりを進めるために、防犯意識を高める取り組みが行われている。今回は浜マーケット内で啓発物を配布し、犯罪抑止や特殊詐欺被害の防止に向けた注意喚起を実施。防犯対策電話録音機の説明や貸し出しもその場も行った。同署の山口勉副署長は「今後も皆さんと一緒に磯子区の治安維持に努めたい」と協力を呼び掛けた。

 同署によると、今年の特殊詐欺被害件数は28件、被害額は約7400万円(10月9日時点の手集計)。その一方で、金融機関や店舗などで被害を食い止めた被害阻止も36件あるという。

 同署では詐欺被害抑止を目指し、電話録音機の貸し出しを無料で行っている。問い合わせは同署【電話】045・761・0110。

昨年のフラダンスのステージ

50回目のいきいきフェスタ 海の公園で10月19日

 「第50回金沢まつり いきいきフェスタ」が10月19日(土)、海の公園で開催される。午前10時から午後3時30分まで。荒天時は翌日に順延。主催は金沢まつり実行委員会。

 今年で50回目の節目を迎える金沢区の秋の恒例イベント。事業PRコーナーに96ブースが出店するほか、特設の野外ステージに17団体、フラダンスステージに10団体が出演する。ほかにも、フリーマーケット、健康チェックやヘルスメイトによるパネル展、動物の飼育相談・健康相談などの「健康づくり月間コーナー」も。また、主任児童委員と中学生ボランティアが企画する「チャリティー縁日」では、収益などを能登半島地震の被災地に寄付するという。

 恒例の「お楽しみ大抽選会」の抽選券は午後1時から配布(一人1枚、なくなり次第終了)。抽選開始は2時45分から予定。

 問い合わせは18日までは金沢区役所地域振興課【電話】045・788・7801、当日の開催可否は【電話】050・3159・6791(音声案内)。

申込みフォームへはこちらから

講演会 今、コロナ禍を検証する 10月26日 中区で開催

 子育てをしている保護者で結成された「子育て中の横浜市民有志の会」(南雲恵理子代表)が、講演会「子どもたちの未来のために 今、コロナ禍を検証する 『問(とい)こそが学びの始まり』〜知れば安心、取り戻そう笑顔と免疫力!〜」を10月26日(土)に主催する。

 会場は横浜市開港記念会館=中区本町1の6の6。午後1時から4時30分。参加費は1000円で当日徴収。学生は無料。定員110人で事前申込者優先。

 当日は2部構成。1部では、コロナ禍において学校長として感染症の対応に追われながらも、学びの質の低下を抑えるために尽力した原口真一氏を講師に招き「わからないから不安になる〜大人の安心が子どもの成長を支える〜」と題した講演を行う。2部では臨床薬学博士の堀内有加里氏が「薬やワクチンを使う前に知ってほしい大切なこと」と題して講演する。

 参加希望者は二次元コードから申し込みを。問い合わせは【メール】dorymama2021@gmail.com。

登録マークの見本(市提供)

ハマの元気ごはん 提供店登録制度を新設 横浜市、健康づくり促進へ

 市民の健康寿命延伸を目的に、横浜市は今年度から2035年度までを期間とする計画「第3期健康横浜21」に取り組んでいる。同計画には新規テーマとして「食環境づくり」が盛り込まれ、新たに「ハマの元気ごはん提供店登録制度」を創設。10月1日から運用を開始した。

 「第3期健康横浜21」は、市の総合的な健康づくりの指針と位置付けられている。「生活習慣の改善」などへの取組に加え、健康への関心の有無にかかわらず、誰もが市内のスーパーマーケットなどで栄養バランスの良い食事を選択できるようにする「食環境づくり」も推進されている。

 市によると新計画策定の背景には「栄養バランスの良い食事をする市民の減少」がある。市は策定に向け、21年に「健康に関する市民意識調査」を実施。その結果「1日2回以上、主食・主菜・副菜全てを毎日食べる人の割合」が、42・8%だった前回(16年度)調査時点より8・5ポイント減少し、34・3%だったことが分かった。

 調査結果や国が定めた目標値などをもとに、市は「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上、ほぼ毎日食べている市民の割合」を、32年度までに50%以上にするとの目標を設定。達成に向けた取組の一環として同制度を開始した。

登録マークを交付

 この制度は「1食あたりのエネルギーが450〜650キロカロリー未満」など、市の基準を満たしたメニューや弁当などを「ハマの元気ごはん」とし、提供する市内店舗を登録するもの。店舗は市の電子申請フォームなどから申し込み、申請された書類を市や区の管理栄養士らが確認して登録の可否が決まる。カロリー数や野菜の量などにより6つの登録基準があり、登録店舗には「登録マーク」を交付。店舗はマークをポップとして店内に掲示するなどして商品のPRに活用できる。また、市はHPなどを通じて登録店舗を積極的に周知していく。

 市によると、10月4日時点で64店舗が登録。市健康推進課の岩松美樹課長は「制度を運用し、皆さまがハマの元気ごはんを利用することで食生活が健康的なものになることを願っています」としている。

 金沢区・磯子区内の登録店舗は以下の通り(9月13日時点)。

 ▽金沢区/イオン金沢シーサイド店(並木)、イオン金沢八景店(泥亀)、そうてつローゼン釜利谷店(釜利谷東)、そうてつローゼン並木店(並木)、ヨークフーズ六浦店(六浦)

 ▽磯子区/カフェレストラン洗濯船(久木町)、そうてつローゼン磯子店(磯子)、FUJI上中里店(上中里町)、FUJI根岸橋店(丸山)

挨拶に立つ事務局メンバー

「自助カナ」2回目の総会 テーマソングの披露も

 金沢区自助連絡協議会(自助カナ・穴澤里美代表=人物風土記で紹介)の第2回総会が9月24日、金沢公会堂多目的室で行われた。同区災害時等協力事業所制度「かなざわ強助隊」に登録されている事業所や地域の有志ら66人が参加した。

 冒頭で発起人の小林英生さんが同会事務局のメンバー6人を紹介。その後、事務局の早川大二さんが事業計画を発表。「垣根を超えてすべての人が安全に健康に笑って暮らせるまちづくり」を理念とし、ビジョンに「誰もが安全に健康に笑って暮らせる金沢区をみんなでふれあい、こころ寄せ合い、紡ぎ合って未来へ」を掲げた。

 総会では岩手県陸前高田市を訪れた六浦小児童の発表や、同会のテーマソング「おはよう」を民謡歌手の阿部きみえさんが初披露。第2部として多世代交流も行われた。

攻守に活躍したキング開選手(右)

横浜BC ホーム開幕は惜敗 通算2勝2敗に

 プロバスケットボールりそなBリーグ1部の横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)は10月12日と13日、横浜国際プール=都筑区=にアルバルク東京(A東京)を迎え、ホーム開幕戦を戦った。

 開幕2連勝同士の戦いとなったが、横浜BCはキャプテンの森井健太選手を肉離れで欠く苦しい試合。それでも2試合とも5000人に迫る大観衆の声援を受け、対戦成績で相性の悪いA東京相手に、途中、同点に追いつくなど接戦に持ち込んだが、12日が80対89、13日が68対79で惜しくも連敗となった。

 12日の試合後、ラッシ・トゥオビヘッドコーチは「フィジカルの強い相手に自分たちのやりたいことができなかった」と振り返った。満員の観客に迎えられたホーム開幕戦については、「素晴らしい環境を作ってもらった」と感謝した。

 森井選手の離脱でポイントガードの役割も担った磯子区出身のキング開選手は、12日の試合で15得点を記録。「熱狂的な声援を送ってくれたのに勝てず、悔しい」と残念がりながらも「試合内容は良かった。A東京とは残り3戦あるので、リベンジしたい」と語り、「ブースターをCSに連れていきたい」と力強く語った。

 両日の結果で、横浜BCは通算2勝2敗。次節は10月18日(金)・19日(土)にアウェイで川崎ブレイブサンダースと対戦する。

ヤングケアラーズフェス20日に 子どもが大人とつながる場に

 「横浜ヤングケアラーズフェスティバル」が10月20日(日)、野島青少年研修センター=金沢区野島町=で開かれる。横浜市が後援。

 鶴見区内のヤングケアラーを支援する団体など多数が協力。子どもたちに遊びや体験を通じて、楽しみながら大人との出会いや応援する仲間の輪を広げることを目指している。ヤングケアラーを学ぶ展示も。

 会場ではどんぐりペンダント作り等のワークショップや、アカペラグループINSPiリーダー杉田篤史さんのライブ、曲芸師のパフォーマンスなどが披露される。

 参加無料。午前10時から午後3時。雨天決行。

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防災ガイドを手にする七理さん

中学生向けに防災ガイド 市内企業が無料で配布

 防災用品の製造販売を行っている(株)ペガサス=港北区=が中学生向けの副読本「はまっ子防災ガイド」を発行し、9月から横浜市立中学校の1年生に順次配布している。

 発行責任者を務めた七理義明さんは、防災について子どもたちにより関心を持ってもらおうと、横浜市に共創事業として教材の製作を提案。授業で使用する防災ガイドの発行に至ったという。

 内容に関しては横浜市総務局危機管理室と市消防局が監修し、教科書作りのノウハウを持つ東京書籍(株)が編集協力して作り上げている。2022年の初版から今年で第3版となり、内容も充実。震災の被害想定や被災時にとるべき行動、備蓄品などに加え、応急手当や風水害への備えなど防災全般を網羅している。

 防災ガイドは教育委員会を通じて中学1年生に無料で毎年改訂版を配布しており、製作費は地元企業などの協賛で賄っている。今年4月には藤沢市でも発行し、来年4月には東京都品川区で創刊する予定だ。七理さんは「キャラクターを多用するなど中学生に防災について興味を持ってもらうように工夫している。大人が読んでも役に立つ内容なので、家族で読んでもらえれば」と話している。(問)同社【電話】045・565・9936

詳細や予約はこちらから

手作り企画や撮影ブースも 27日、屏風浦駅前

 屏風浦駅前の交流拠点「屏風浦つながりステーションB」で10月27日(日)、「つなBハロウィン」が開かれる。午前9時30分から11時30分まで。

 この夏に開設された同所で、スライムでのモンスター作り、オリジナルの「ハロウィンバッグ」作りなどのワークショップを実施(各有料、要予約)。さらに参加賞がある「魔女の輪投げ」や、撮影ブースなど無料で楽しめるコーナーも用意。当日直接会場へ。

「ウタ」の前で委嘱状を手にする中島理事(左)と田村園長

赤い羽根共同募金 タヌキの「ウタ」PR大使に 野毛山動物園で就任式

 10月1日から始まった赤い羽根共同募金運動のPR大使に、野毛山動物園=西区=のホンドタヌキ「ウタ」が就任した。8日に委嘱状伝達式が同園で行われ、神奈川県共同募金会の中島孝夫常務理事から、同園の田村理恵園長に委嘱状が手渡された。

 同園では2012年から協働パートナーとして、動物を大使とし、募金の広報活動を行っている。「ウタ」は推定2歳のメスで、22年5月に横浜市内で保護。オスの「ヒフミ」とお互いに絆を深めていることから、赤い羽根共同募金のテーマ「つながりをたやさない社会づくり」の実現に向けて、13代目のPR大使に選ばれた。ウタは、来年3月末までの共同募金の期間中、PR大使を務める。

 期間中は、同園の管理事務所で、1回500円以上の寄付で、ウタと赤い羽根のコラボピンバッジがもらえる。なくなり次第終了。

詳細は市のウェブサイトでも確認を

10月19日・20日 横浜市役所にフォトスポット設置

 横浜市は10月19日(土)、20日(日)に市役所=中区本町=で行われる子ども向けイベント「わくわく!こどもデー in 横浜北仲フェス〜市役所でHappy Halloween〜」に合わせ、環境にやさしいフォトスポットを市役所3階のグランドロビーに設置する。

 「グリーンハロウィン・フォトブース」と題したフォトスポットは、ブライダルイベントなどで使用後にやむを得ず廃棄されてしまう花「ロスフラワー」を使ったドライフラワーで装飾。平戸中学校=戸塚区=出身で、市内でアップサイクルなどの取り組みを実践している高校生4人組「Z to A」による手作り仮装グッズも用意される。家族や友人と共に仮装し、思い出に残る写真を撮影できる。

 イベントは両日とも午前10時から午後4時(ブース受け付けは午後3時45分まで)。入場無料。フォトスポットに関する詳細は市脱炭素・GREEN×EXPO推進局脱炭素ライフスタイル推進課【電話】045・671・2661へ。

 

防災ガイドを手にする七理さん

中学生向けに防災ガイド 市内企業が無料で配布

 防災用品の製造販売を行っている(株)ペガサス=港北区=が中学生向けの副読本「はまっ子防災ガイド」を発行し、9月から横浜市立中学校の1年生に順次配布している。

 発行責任者を務めた七理義明さんは、防災について子どもたちにより関心を持ってもらおうと、横浜市に共創事業として教材の製作を提案。授業で使用する防災ガイドの発行に至ったという。

 内容に関しては横浜市総務局危機管理室と横浜市消防局が監修し、教科書作りのノウハウを持つ東京書籍(株)が編集協力して作り上げている。2022年の初版から今年で第3版となり、内容も充実。震災の被害想定や被災時にとるべき行動、備蓄品などに加え、応急手当や風水害への備えなど防災全般を網羅している。

 防災ガイドは教育委員会を通じて中学1年生に無料で毎年改訂版を配布しており、製作費は地元企業などの協賛で賄っている。今年4月には藤沢市でも発行し、来年4月には東京都品川区で創刊する予定だ。

 七理さんは「キャラクターを多用するなど中学生に防災について興味を持ってもらうように工夫している。大人が読んでも役に立つ内容なので、家族で読んでもらえれば」と話している。同ガイドに関する問い合わせは同社まで。【電話】045・565・9936

アフリカにつながるプロジェクト 参加希望の学生募集 横浜市、TICAD9へ向けて

 横浜市は来年8月に横浜で行われる「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」に向けて、大学生らがアフリカについて学ぶ機会を作り、事業のアイデアを考えてもらう企画の参加者を募集している。

 この「横浜からアフリカにつながる学生プロジェクト」は、国際社会で活躍できる人材の育成を目指すとともに、学生が将来のキャリアについて考えるきっかけを提供していくのが目的。

 参加者は11月30日から約半年間、アフリカについて学ぶセミナーを受けたり、グループワークを行い、来年5月に動画でその成果を発表する。

 対象は大学生や大学院、短期大学、専門学校などに在学する学生。個人か6人以内のグループで参加する。環境、教育、ジェンダー、観光、農業・食糧など12のテーマから選択し、専門家からのアドバイスを受けながら、関心のあるテーマについて学んでいく。

 募集は11月15日(金)まで。定員は先着で60人程度。詳細は市TICAD9特設サイト(https://ticad9.city.yokohama.lg.jp/event/327)。問い合わせは市国際局【電話】️045・671・2068。

大会の様子=主催者提供

八景島周辺のトライアスロンに800人出場 参加賞は金沢区の花・ボタン色のTシャツ

 金沢区の横浜・八景島シーパラダイスやLINKAI横浜金沢(金沢臨海部産業団地周辺)で9月29日、「2024横浜八景島トライアスロンフェスティバル」が開催された。

 同大会は「こどもから大人まで、ファミリーで楽しめるトライアスロン大会、横浜八景島を満喫しよう」がコンセプト。スイム・バイク・ランで競うトライアスロン、スイムとランのアクアスロン、バイクとランのデュアスロン含めて13カテゴリーに、小学生から大人まで約800人が出場した。また、参加者には金沢区の花・ボタンにちなんだピンク色のTシャツが参加賞として進呈されたほか、会場で金沢区の特産品も販売された。

京急富岡駅前でハロウィン抽選会を開催 2000円分のレシートが抽選券に

 富岡商和会と富岡中央商店会は10月27日(日)、「ハロウィン抽選会」を開催する。午前11時から午後2時まで。場所は京急富岡駅東口すぐの富岡商和会事務所。

 10月13日(日)から当日までのレシートまたは領収書合計2000円分で1回の抽選ができる。複数のレシートの合算も可。1人3回まで。1等には星野リゾート5万円分の旅行券が用意されている。

 また、仮装した小学生以下の子ども先着300人に菓子をプレゼントする。賞品と菓子ともに数量限定。駐車場はなし。問い合わせは各参加店へ。

認定書をもつ加藤所長(左)と猪俣社長

株式会社横浜シーサイドラインが「ハマロード・サポーター」に認定 「地域の方々に気持ちの良い環境を」

 金沢土木事務所=金沢区寺前=で10月4日、「ハマロード・サポーター」の認定式が行われ、(株)横浜シーサイドラインが活動団体として認定された。

 ハマロード・サポーターは、地域の身近な道路を対象に、市民や企業などからなるボランティア団体と行政が協働して美化や清掃等を実施し、道路の維持管理に取り組む制度。金沢区内では、同社を含め33団体が登録している。

 同社では同制度に認定される前から、2カ月に1度、「車両基地周辺定期清掃」に取り組んでいる。活動範囲は同社車両基地沿いの国道357号と市道幸浦48号線、鳥浜駅付近の歩道や公園など。

 ハマロード・サポーター協定締結区画として認定されたのは、市道幸浦48号線、長浜8号線、両線間の幸浦25号線を合わせた約930m。

 同所加藤暢一所長から認定証を受け取った猪俣宏幸代表取締役社長は、「地域の方やシーサイドライン並木中央駅を利用される皆様に、気持ちの良い環境を届けたい」と思いを語った。

贈呈式に参加した(左から)市スポーツ協会の山口宏会長、山中市長、岡選手、村尾選手、藤波選手、鈴木太郎市会議長

オリンピック・パラリンピックメダリスト6人に横浜市がスポーツ栄誉賞 体操・岡慎之助選手ら

 パリオリンピックとパラリンピックでメダルを獲得した横浜市ゆかりの選手6人が「横浜市スポーツ栄誉賞」を受賞し、10月10日に市役所で贈呈式が行われた。

 受賞者は、体操で3個の金メダルを獲得した岡慎之助選手、フェンシング男子フルーレ団体金メダルの飯村一輝選手、柔道男子90kg級銀メダルの村尾三四郎選手、レスリング女子68kg級銅メダルの尾崎野乃香選手、同53kg級金メダルの藤波朱理選手、パラ陸上男子400m銀メダルの福永凌太選手の6人。

 岡選手は都筑区の星槎国際高校横浜出身、飯村選手と尾崎選手は港北区の慶應義塾大学に在学中、村尾選手は青葉区の桐蔭学園高校出身、藤波選手は青葉区の日本体育大学に在学中、福永選手は日体大大学院在学中。

 贈呈式には、岡選手、村尾選手、藤波選手の3人が出席した。

 岡選手は「メダルを獲得できて、見ている皆さんに少しでも元気や勇気を与えられたと感じている」、村尾選手は「たくさんの方に応援していただき、力になった。これで終わるわけはいかないので、(2028年の)ロス五輪へ向けて全力でやっていきたい」、藤波選手は「初めてのオリンピックだったが、応援のおかげで皆さんの力と一緒になって戦えた感覚だった」とそれぞれ語った。

 出席した山中竹春市長は「子どもたちをはじめ、多くの人に夢と希望を与えてくれた」と選手に感謝の言葉を述べた。

金沢八景まつりが今年も開催 10月20日 音楽ライブ、屋台、縁日など

 事業協同組合金沢八景共栄会は10月20日(日)、「金沢八景まつり」を開催する。午後0時から7時まで。場所は金沢八景駅前にある八景シーサイドひろば。入場無料。小雨決行、荒天中止。

 ステージでは音楽ライブや、よさこいなどのダンスが披露され、地元飲食店などの屋台も出店する。こども縁日もあり、老若男女が楽しめるイベントとなっている。横浜出身のレゲエバンドYouth of Rootsの演奏も。(問)【電話】同会045・350・4840

女子バスケットボールWリーグの試合に市民400人招待 11月16、17日の富士通対シャンソン戦

 横浜市は11月16日(土)、17日(日)に横浜武道館で行われる女子バスケットボールトップリーグの「Wリーグ」の富士通レッドウェーブ対シャンソン化粧品シャンソンVマジックの試合に各日100組200人の市民を無料招待する。

 市民にトップレベルのバスケットボールを身近に感じてもらう機会を提供する狙いがある。

横浜出身の宮澤選手も

 Wリーグの2024―25シーズンは10月11日に開幕。富士通レッドウェーブは川崎市を拠点に活動。昨シーズンの覇者で連覇を目指す。泉区で生まれ育ち、県立金沢総合高校=金沢区=出身の宮澤夕貴選手がキャプテンを務める。

 試合は両日とも午後3時開始。招待席は1階エリア指定席でエリア内は自由席。応募は10月31日(木)まで、横浜市の特設サイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleague.html)で受け付けている。申込多数の場合は抽選。

 当選者には11月7日(木)午後5時までにメールで連絡があり、当日は当選メール画面または印刷した紙の提示が必要となる。

金沢文庫駅・金沢八景駅周辺で10月20日に「ハロウィンスタンプラリー」 菓子やステッカーをプレゼント

 金沢文庫駅・金沢八景駅周辺で10月20日(日)、「ハロウィンスタンプラリー」が開かれる。午後2時から4時まで。参加無料。雨天決行。

 文庫エリアは10カ所、八景エリアは5カ所の店舗などにスタンプを設置。各設置場所で「トリックオアトリート」と伝えると先着順で菓子がプレゼントされる。また、各エリアで全スタンプを集めると、ステッカーも進呈。ステッカー配布場所は文庫エリアがカフェプラス=金沢区泥亀1の15の2=、八景エリアがいちむら整骨院=同区瀬戸23の17 2階。

 問い合わせはカフェプラス【電話】050・6871・2434。

子どもが体験できる企画も

横浜の職人技を体験できる「よこはま技能まつり」 11月3日、関内駅そばで

 さまざまな職人による実演や作品の展示販売などがある「よこはま技能まつり」が11月3日(日・祝)午前10時から午後3時30分まで、関内駅そばの横浜市技能文化会館などで行われる。主催は横浜市技能職団体連絡協議会(ハマ技連)、横浜市が共催。

 同まつりは、衣・食・住に関わる横浜の技能職の魅力を広く伝える目的で行われており、今年で43回目を迎える。

 畳職人の指導を受けながら畳表の素材を使ったストラップ作りやワイシャツのアイロンがけ体験などが行われる。国産杉を使ったコースター作りなど、事前予約優先のプログラム(一部有料)もある。

 ステージでは、鳶木遣りや着付けの実演などが披露される。ほかに、ホテル特製のビーフカレーや畳製品、組子製品などの販売も行われる。

 一部のプログラムは大通り公園で実施。会場近くにキャンパスがある関東学院大学が11月2、3日に行うイベント「関キャン fes.2024」と連携する。

 事前予約優先プログラムは10月11日(金)午後8時から専用サイト(https://hamagiren2024.peatix.com/)で受け付け。問い合わせはハマ技連【電話】045・650・5811(月、水、金曜日午後1時〜5時)。