金沢文庫駅東口の高架下にある金沢文庫ふれあい広場から新たな地域のつながりを作ろうと、手作りランタンを使った初のキャンドルナイトイベントが企画されている。主催者は「広場でたくさんの方々とつながる機会にしたい」と話し、12月の開催に向けて準備を進めている。
初企画されているのは「広場でつながるキャンドルナイト@金沢文庫」(通称・文庫提燈(らんたん))。同駅近くで手作り品の販売などができるコミュニティスペース「チアかな」を運営するNPO法人チアー金沢(阿久津佳子理事長)が主催し、近隣商店街などの協力を得て企画した。
同団体はこれまでチアかなを拠点に、地域コミュニティの醸成などに取り組んできた。近年は地域と連携し、道路の高架下にあたる同広場を活用してマルシェなども展開。阿久津理事長は「マルシェでつながったのは、消防など大きめの団体。もっと小さなグループともつながれるきっかけを作りたかった」と企画の経緯を話す。
目指すは500個
多くの人が気軽に参加できる新しいイベントとして、思い立ったのがキャンドルナイトだった。好きなデザインで切った牛乳パックを、LEDライトに被せて作るランタンを活用する。
日時は夜が一番長くなる冬至の日にあたる12月21日(土)の午後4時から8時を予定。1団体10個(LED代1個100円)で参加を募っており、合計50団体、500個のキャンドルを展示することを目指す。
10月10日には、同広場に隣接する金沢文庫ふれあい会館で開かれた地域の集まりでランタン作りを開催。地域住民ら約10人が、牛乳パックをさまざまな模様に切り抜いてオリジナルのランタンを作った。
「町内会や習い事の教室、企業、家族、友人同士など、どんなつながりでも参加できますので、気軽にご参加ください」と阿久津理事長。同広場で10月26日(土)午前10時から午後2時に開かれる「中部でつながるふれあいマルシェ」でも、ランタン作りを実施予定。詳細はチアかな【電話】090・1779・4453。
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