港南区・栄区版【10月17日(木)号】
生姜焼き丼を持つサークルメンバー

市立南高校 生徒考案の学食を販売 環境に配慮した豚肉使用

 横浜市立南高等学校の食堂でこのほど、6人の生徒有志が考案した学食メニュー・生姜焼き丼が販売された。環境に配慮したエコフィードという飼料を使用した豚肉を採用。限定50食が完売した。

 総合的な探究の時間を「トライアンドアクト」と呼び、興味のある事柄が近い生徒同士で結成したサークルがそれぞれ独自の活動を行っている市立南高等学校。その一環として2年生の佐々木悠凪さんを含む6人のサークルがエコフィードで育てられた豚を使用した「生姜焼き丼&カニカマサラダ」を考案し、校内の食堂で販売した。

 当時1年生だった佐々木さんを中心に環境問題や動物に興味があるメンバーで結成された同サークル。今回の取り組みは7月に行った「日本フードエコロジーセンター(相模原市)」 への工場見学がきっかけだったという。サークルメンバーはそこで食品の製造過程で排出されたごみ等を使用したエコフィードという飼料について学んだ。その一週間後には食堂にエコフィードで育てられた食品を使用した定食を販売したい」と提案。豚肉は日本フードエコロジーセンターから紹介された厚木市の臼井農産から、売れ残ったパン等を活用した飼料で育てる「優とん」を仕入れた。

 当日は50食分が用意されたが、午前中の内に完売。生徒が考案したメニューを食べるのを楽しみにしていたという附属中学校副校長の本江聡美さんは「余計な脂がなく、さっぱりしていて美味しい」と満足気。メンバーの川崎柚衣さんは「これを機にエコフィードを多くの人に知ってもらえたら」と語った。

カピオラニ女王を演じた宮崎さん=同フラスタジオ提供

港南台第一中宮崎さん フラ国際競技会で優勝 古典部門で高評価

 港南区の港南台第一中学校に通う宮崎七海さん(1年)がこのほど、ハワイで開催されたフラダンスの競技会「カウアイモキハナフェスティバル」に日本から参加し、古典部門(カヒコ)で1位となった。打楽器に合わせた歌と踊りを披露する古典フラで現地の参加者を抑え優勝した。

 カウアイ島で開催された同フェスティバルは、ハワイ文化の継承を目的に、1985年から続くフラダンスの競技会。宮崎さんは、今年2月に横須賀市で開催された同フェスティバルの日本大会にソロで出場し、古典部門(カヒコ)と現代部門(アウアナ)でそれぞれ1位となり、現地での出場権を得ていた。

小1からスタート

 6学年上の姉の影響でフラダンスを小学1年生で始めた宮崎さん。伯母の原裕美子さんが代表を務める「カレイヒヴァヒヴァオハーエナフラスタジオ(大和市)」で練習に励む。週1回の全体練習に加え、自宅での個人レッスンや自主練で本番に備えてきた。大会前にはスタジオメンバーや関係者が応援メッセージ入りのフラッグをプレゼントし、宮崎さんの活躍に期待した。

 古典部門は踊るだけでなくハワイ語での歌もあり、現地人に比べ宮崎さんにはハンディキャップがあるが、ハワイ語の歌を覚え、発音なども繰り返し練習した。その結果、現地の参加者3人を抑え、宮崎さんが1位になった。「ハワイ語の発音なども難しく、1位になれるとは思っていなかったので嬉しい」と原代表。「一人で踊るので緊張したけど、1位になれて嬉しかった」と宮崎さんは笑顔を見せた。

 また、宮崎さんは現代部門(アウアナ)にも出場しており、同部門でも3位入賞した。

神奈川県港南警察署長に就任した 徳原 太朗さん 港南区在勤 59歳

記憶に残る仕事をしよう

 ○…この夏まで川崎市警察部副部長として川崎市内の各署を巡回していたが、一つの署を任される立場となった。これまであまり縁のなかった港南区だが、「防犯意識は高い。特に子どもの見守り活動(港南ひまわり83運動)はとても大切」と区内の防犯状況を評価。一方で、特殊詐欺や二輪車事故など、目下の課題にも取り組む。

 ○…横須賀市出身。小学2年で始めた剣道にのめり込み、体育大学の武道学科を卒業した。警察官を志したのは在学中。先輩に警察へ進む人がいたこともあるが、「社会貢献したい」との思いもあった。「父が自衛官で『人のためになるように』との教育を受けて育った」。厳しい父だったというが、教えは頭の片隅にあった。採用後は交番勤務を経て、機動隊へ。要人警護や災害派遣、また潜水技術を身に付け玄倉川水難事故の捜索活動にも当たった。

 ○…剣道に打ち込んでいたこともあり「警官になってからも自分の技術をどれだけ高められるかに向き合ってきた」と筋の通った信念を見せる一方、「大の猫好き」というかわいらしい一面も持つ。中学時代から猫を飼っており「猫がいない生活は考えられない」とほほ笑んだ。また、釣りも趣味だというが「(緊急対応などがあるため)署長の間は封印ですね」と職務に専念する。

 ○…着任してまず署員に語ったのは「記憶に残る仕事をしよう」だ。ここには3つの意味がある。「地域の人の記憶に残ること。2つ目に、『いい仕事ができた』と自分の記憶に残ること。最後に、もし犯罪者がいれば『二度と悪いことはできないな』と思わせること」。多方面に印象的な警察を目指す。「モチベーションは町のためにどれだけ役立てるか」と情熱をのぞかせた。

4月から公園は全面禁煙 5万円以下の過料も

 横浜市会本会議で9月25日、横浜市公園条例の一部改正案が可決し、成立した。同条例の改正は受動喫煙対策を進めることが目的。

 現在2724カ所(3月末時点)の市立公園内では周囲に受動喫煙を生じさせないように配慮義務が課されている。しかし、2025年4月の施行後は全面禁煙となる。巡回指導を行い、公園内での喫煙は5万円以下の過料となる。

 市の担当者によると、昨年夏に行ったアンケート調査で、公園利用時に「喫煙で迷惑と感じたことがあるか」の問いに対して「よくある」「たまにある」と答えた人が全体の約6割だったという。このアンケート調査結果を受け一部の公園で禁煙を試行。このほど発表した市民意見(今年4月から5月末まで募集)の結果でも、公園での全面禁煙を望む意見が全体の6割を超えたことを公表した。

周知を徹底

 市は今年度末までに自治会・町内会や公園愛護会などと連携して広報を進めるほか、SNSや広報紙を活用した周知活動を行う考えだ。また、一目で禁煙だと分かるように公園にピクトグラムを設置するなどの対策を検討するという。

 市の担当者は「公園は多くの人が憩う場所なので、誰もが安心して過ごせる環境作りを今後も進めていきたい」とした。

商工会議所・各支部 両区へ要望書提出

 横浜商工会議所の上野孝会頭が9月5日、「令和7年度 横浜市政に関する要望書」を山中竹春市長に提出したのに伴い、市内各支部でも管轄する各区に対し区別要望が提出された。

港南区

 南部支部(笠原節夫支部長)は10月2日、港南区役所を訪れ栗原敏也区長に区別要望を提出した。区別要望は【1】都市計画道路「横浜藤沢線」の早期整備【2】上大岡駅周辺地域のバリアフリー化の一層の推進、大岡川プロムナードの美化促進【3】商店街の再整備(空き家・空き店舗の活用等)・活性化への一層の支援【4】事業者間の人的交流を促進するためのバンケット機能を有する施設の充実【5】区内観光資源を活用した国内外観光客の誘致支援【6】上大岡C北地区再開発事業の一層の推進【7】GREEN×EXPO2027の横浜開催に向けた一層の機運醸成並びに観光誘客促進の支援の7項目。栗原区長は「産業界と共に各事業に取り組む」と話した。

栄区

 戸塚支部(星野匡支部長)は10月8日、栄区役所を訪れ、松永朋美区長に区別要望を提出した。区別要望は【1】横浜藤沢線の早期整備【2】鎌倉街道及び環状4号線の渋滞緩和対策と早期複線化の推進【3】上郷公田線の早期整備【4】本郷台駅周辺地区のまちづくりの推進【5】本郷台駅を中心としたバス路線の再整備【6】商店街活性化等、総合的な商業振興策への取組【7】区内観光資源を活用した国内外観光客の誘致支援の7項目。星野支部長が「バス路線の減便が心配」と語ったことに対し、松永区長は「道路の整備に伴い、バス路線も変わる」と回答。また、商店街振興については「若い世代流入のため商店街活性化が大切と考える」とも話した。

当日参加したメンバー

港南警察署 交通安全を呼びかける 公会堂前で啓発活動

 港南警察署はこのほど、港南公会堂前広場で「秋の全国交通安全運動」に合わせた啓発活動を実施した。当日は港南警察に加えて、港南交通安全協会等の団体も参加。実施場所付近の歩行者に対して、チラシや反射材を配布した。港南警察署の角田徹交通課長は「飲酒運転が増えているので、できる限りゼロに近づけたい」と話す。

けん玉作りに参加した児童ら=同会提供

港南区子ども会 楽しいけん玉作り 20人がチャレンジ

 港南区子ども会連絡協議会(田野井一雄会長)主催のイベント「工作の会 けん玉作り」がこのほど、上大岡第一町内会館で開催された。

 当日は未就園児から小学生まで20人が参加。港南区子ども会が地域に住む児童らに楽しんでもらうために企画した。けん玉作りにはペットボトルと紙コップを使用。好きな絵をデザインしたり、セロハンやシールを貼ったりして、自分だけのオリジナルけん玉を作った。中には動物のうさぎや雪だるまの作品もあった。早速、自作のけん玉で遊んだ児童らはペットボトルや紙コップに玉が入ると「入った〜」と大きな声で喜んだ。

 参加者の一人は「自分で色を付けたり、セロハンを貼ったりして、初めのうちは難しいと思ったけれど、上手にできて嬉しい」と話した。

乳がん検診をPRしたタッチーくんと保健活動推進委員

オール栄区で乳がん予防 駅前で検診をPR

 10月は乳がんの早期発見・早期治療の重要性を訴える『ピンクリボン運動』の推進月間――。

 10月1日から横浜市内でも市庁舎など27カ所をピンク色にライトアップするなど、さまざまな活動が行われている。

 栄区では同月間の始まる前の9月から栄図書館でパネル展を開催し、10月7日からはJR本郷台駅構内にB0サイズ(1030mm×1456mm)の巨大ポスターを掲示するなど、栄区福祉保健課が中心となり自分の乳房を意識する習慣「ブレスト・アウェアネス」の啓発に力を入れている。

タッチーくんも協力

 9日には、JR本郷台駅前広場で乳がんの予防・早期発見、乳がん検診の広報のためのキャンペーンを実施。区役所職員に加え、保健活動推進委員が「横浜市乳がん検診 栄区役所会場」の日程が掲載されたチラシを同封した配布キット500セットを駅利用者や通行人に手渡した。

 同キャンペーンには栄区いたち川のマスコットキャラクター「タッチーくん」も協力。小さな子どもに人気があり、親子連れと写真撮影に応じるなどキャンペーンに花を添えた。

 栄福祉保健センター長の横森喜久美さんは「忙しい年代の女性は(受診する)行動が後回しになる場合もあるので、1年に一度は検診を受けて欲しい」と促した。

協定書を持つ川上局長と大窪署長

栄警察署と(株)ジェイコム 「地域安全」の協定締結

 栄警察署(大窪太郎署長)と株式会社ジェイコム湘南・神奈川 南横浜局(川上芳徳局長)はこの度、「地域安全に関する協定」を結び、9月26日に栄警察署内にて締結式が実施された。

 今回の協定は市民が安全で安心して暮らせる地域社会の実現が目的。締結後は、特殊詐欺を始めとする各種犯罪の被害防止や交通事故防止に関する情報発信を主とした啓発活動を、警察と同局社員が連携しながら推し進めていく予定だ。

 栄区内の住居に家庭用防犯カメラの販売と設置等で訪問することの多い同局の社員が住民と積極的にコミュニケーションを取り、見守ることで高齢者が特殊詐欺等の犯罪に巻き込まれるのを防ぐ狙いもある。

 協定締結に際して同局の川上局長は「私たちが地域に対してできることを考えた時に、警察と連携していくのが良いと考えた。今後は港南区や戸塚区の警察とも協力体制を構築できたら」と意欲を見せる。大窪署長は「地域の安全は警察だけでなく、さまざまな主体の活動が相まって成し遂げられるもの。今後もよりいっそう連携を強くさせていただきたい」と話した。

大学生のオンライン説明

市民団体 さかえ横浜会議 登山中トイレ、学生に学ぶ

 地域住民や企業、団体など様々な特性を持った人材が集まる異業種交流の場、さかえ横浜会議(輿石且子代表)主催の企画「トイレを我慢しなくていい登山とは 〜大学・企業が持続可能な環境づくりへ〜」が10月11日、あーすぷらざ研修室(栄区)で開催された。

 当日はあーすぷらざの会場とオンライン配信のハイブリッド型でイベントを実施。1部に登壇した創価大学経営学部の安田賢憲教授のゼミ生は、長野県焼岳での実証実験を通じた登山中の排泄問題についての取り組みや課題などをオンラインで説明した。独自アンケートで登山中のトイレ問題に多くの人が悩んでいることに着目し、焼岳での携帯トイレブースと回収ボックスの実態調査を9月に行い、トイレ整備実現への手ごたえを発表。ゼミ生の一人は会場の参加者に向け「私たちの活動で登山中のトイレ問題を解決していきたい」と力を込めた。また2部の会場では、同ゼミ生に協力するトイレ問題の総合ソリューション企業(株)エクセルシアの足立寛一代表取締役が災害時に役立つ携帯トイレなどについて参加者らに解説した。

いぶき会展のチラシ

西洗港南プラザ自治会館 住民のアート作品展示

 港南区日限山4丁目の住民で構成された西洗自治会のシルバークラブ組織『日限山いぶき会』と同会福祉文化部が主催するアート作品展「第34回いぶき会展」が10月19日(土)から21日(月)まで西洗港南プラザ自治会館で開催される。書道、絵画、写真、陶芸、鎌倉彫など40人以上の作品が並ぶ。

 初日は午後1時〜5時。20日は午前10時〜午後5時。最終日は午前10時〜午後3時。

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防災ガイドを手にする七理さん

中学生向けに防災ガイド 市内企業が無料で配布

 防災用品の製造販売を行っている(株)ペガサス=港北区=が中学生向けの副読本「はまっ子防災ガイド」を発行し、9月から横浜市立中学校の1年生に順次配布している。

 発行責任者を務めた七理義明さんは、防災について子どもたちにより関心を持ってもらおうと、横浜市に共創事業として教材の製作を提案。授業で使用する防災ガイドの発行に至ったという。

 内容に関しては横浜市総務局危機管理室と横浜市消防局が監修し、教科書作りのノウハウを持つ東京書籍(株)が編集協力して作り上げている。2022年の初版から今年で第3版となり、内容も充実。震災の被害想定や被災時にとるべき行動、備蓄品などに加え、応急手当や風水害への備えなど防災全般を網羅している。

 防災ガイドは教育委員会を通じて中学1年生に無料で毎年改訂版を配布しており、製作費は地元企業などの協賛で賄っている。

 七理さんは「キャラクターを多用するなど中学生に防災について興味を持ってもらうように工夫している。大人が読んでも役に立つ内容なので、家族で読んでもらえれば」と話す。問い合わせは同社【電話】045・565・9936へ。

「ウタ」の前で委嘱状を手にする中島理事(左)と田村園長

赤い羽根共同募金 タヌキの「ウタ」PR大使に 野毛山動物園で就任式

 10月1日から始まった赤い羽根共同募金運動のPR大使に、野毛山動物園のホンドタヌキ「ウタ」が就任した。8日に委嘱状伝達式が行われ、神奈川県共同募金会の中島孝夫常務理事から、同園の田村理恵園長に委嘱状が手渡された。

 同園では2012年から協働パートナーとして、動物を大使とし、募金の広報活動を行っている。「ウタ」は推定2歳のメスで、22年5月に横浜市内で保護。オスの「ヒフミ」とお互いに絆を深めていることから、赤い羽根共同募金のテーマ「つながりをたやさない社会づくり」の実現に向けて、13代目のPR大使に選ばれた。ウタは、来年3月末までの共同募金の期間中、PR大使を務める。

 期間中は、同園の管理事務所で、1回500円以上の寄付で、ウタと赤い羽根のコラボピンバッジがもらえる。なくなり次第終了。

防災ガイドを手にする七理さん

中学生向けに防災ガイド 市内企業が無料で配布

 防災用品の製造販売を行っている(株)ペガサス=港北区=が中学生向けの副読本「はまっ子防災ガイド」を発行し、9月から横浜市立中学校の1年生に順次配布している。

 発行責任者を務めた七理義明さんは、防災について子どもたちにより関心を持ってもらおうと、横浜市に共創事業として教材の製作を提案。授業で使用する防災ガイドの発行に至ったという。

 内容に関しては横浜市総務局危機管理室と横浜市消防局が監修し、教科書作りのノウハウを持つ東京書籍(株)が編集協力して作り上げている。2022年の初版から今年で第3版となり、内容も充実。震災の被害想定や被災時にとるべき行動、備蓄品などに加え、応急手当や風水害への備えなど防災全般を網羅している。

 防災ガイドは教育委員会を通じて中学1年生に無料で毎年改訂版を配布しており、製作費は地元企業などの協賛で賄っている。今年4月には藤沢市でも発行し、来年4月には東京都品川区で創刊する予定だ。

 七理さんは「キャラクターを多用するなど中学生に防災について興味を持ってもらうように工夫している。大人が読んでも役に立つ内容なので、家族で読んでもらえれば」と話している。同ガイドに関する問い合わせは同社まで。【電話】045・565・9936

詳細は市のウェブサイトでも確認を

10月19日・20日 横浜市役所にフォトスポット設置

 横浜市は10月19日(土)、20日(日)に市役所=中区本町=で行われる子ども向けイベント「わくわく!こどもデー in 横浜北仲フェス〜市役所でHappy Halloween〜」に合わせ、環境にやさしいフォトスポットを市役所3階のグランドロビーに設置する。

 「グリーンハロウィン・フォトブース」と題したフォトスポットは、ブライダルイベントなどで使用後にやむを得ず廃棄されてしまう花「ロスフラワー」を使ったドライフラワーで装飾。平戸中学校=戸塚区=出身で、市内でアップサイクルなどの取り組みを実践している高校生4人組「Z to A」による手作り仮装グッズも用意される。家族や友人と共に仮装し、思い出に残る写真を撮影できる。

 イベントは両日とも午前10時から午後4時(ブース受け付けは午後3時45分まで)。入場無料。フォトスポットに関する詳細は市脱炭素・GREEN×EXPO推進局脱炭素ライフスタイル推進課【電話】045・671・2661へ。

 

神奈川2区に立候補した(届出順に左上から)並木まり子氏、三好諒氏、菅義偉氏、平本幸次郎氏、柳家東三楼氏

衆院選 神奈川2区に5人立候補 各氏の第一声紹介

 衆議院選挙が10月15日に公示され、12日間の選挙戦が始まった。衆院選は2021年10月以来3年ぶりで、27日に投開票される。

 神奈川2区(西区、南区、港南区)には前職と新人を合わせて5人が立候補した。立候補したのは届出順に共産党の新人・並木まり子氏(73)、れいわ新選組の新人・三好諒氏(39)、自民党の前職・菅義偉氏(75)、参政党の新人・平本幸次郎氏(62)、立憲民主党の新人・柳家東三楼氏(48)。

 2区で9回連続当選の菅氏に野党の新人4人が挑む構図となった。

 各候補者の選挙戦初日の演説内容を紹介する。(紹介は届出順)

共産・並木まり子氏

 「看護師として、県立こども医療センターなどで40年以上働いてきた。看護師は厳しい環境で、労働組合運動を頑張ってきた。港南区にあった国立南横浜病院は専門家や医療機器がそろっていたのに、2008年に廃止してしまった。政府は国民の命を守る手立てをしていない。物価高で誰もが大変なのに、政府は一部の人に給付金を出すだけ。消費税廃止を目指し、当面は税率を5%に引き下げるべき。自民党に対峙できるのは企業団体献金をもらっていない共産党だけ」(南区通町の選挙事務所前)

れいわ・三好諒氏

 「昨年8月に横浜に越してきて、1年以上活動してきた。大企業や資本家など、大きな力の支援がある菅元総理に対して、団体支援を受けていない私が戦う構図は、まさにアリがゾウに挑むよう。しかし、昨今の裏金問題などでゾウが倒れかかっている。立憲民主党が第2の自民党と化している今、第三勢力の台頭が必要不可欠で、その先頭に立つのがれいわ新選組だと強く感じる。神奈川2区が変われば、全国へのうねりとなっていくはず。最後まであきらめずにやっていく」(西区中央の選挙事務所前)

自民・菅義偉氏

 「地縁がなかった私が市会に出させてもらったこの西区は原点である。まさか、総理大臣になれるとは思っていなかった。皆さまに支えていただいて、1年だけだが、日本の舵取りを任せていただいた。総理在任中はコロナ禍だったが、政治家としてできることは徹底して行ってきた。皆さまから不妊治療に健康保険を適用したことへのお礼をいただいた。地元に足を運ぶと、いろんなことを思い浮かべる。これからも横浜のために、県のために、国家のために頑張っていきたい」(西区の藤棚町交差点付近)

参政・平本幸次郎氏

 「今の経済の状況は、いたずらな規制緩和や外国資本への有利なルール変更が影響している。懸命に働いた富が外国に流れている。政策が国民を向いていない、現実にマッチしていない。私たちには希望、夢が必要だ。世界的な影響で経済が上下しても、国がバックアップしてくれる安心感が必要。外国の要求を鵜呑みにする政権には退いてもらわなければいけない。仕組みを変えるために、圧倒的多数の国民の投票が必要。 我々のような新しい政党にチャンスを与えてほしい」(西区の横浜駅東口付近)

立民・柳家東三楼氏

 「政治家は税金を預かる公僕。しかし、上から目線、永田町の論理で政治を進めている。皆さんのための政治をしたい。落語はまっとうな生活があってこそ笑えるもの。物価は上がり、賃金が上がらない、こんな世界は勘弁してもらいたい。子どもたちは日本の宝であり、早期に教育の無償化を実現し、高い水準の教育を提供していく。日本のために働いてくれる、子どもの未来ファーストな社会を作る。暮らしを良くするために、他の先進国並みの賃金、労働環境を作っていく」(南区通町の選挙事務所前)

アフリカにつながるプロジェクト 参加希望の学生募集 横浜市、TICAD9へ向けて

 横浜市は来年8月に横浜で行われる「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」に向けて、大学生らがアフリカについて学ぶ機会を作り、事業のアイデアを考えてもらう企画の参加者を募集している。

 この「横浜からアフリカにつながる学生プロジェクト」は、国際社会で活躍できる人材の育成を目指すとともに、学生が将来のキャリアについて考えるきっかけを提供していくのが目的。

 参加者は11月30日から約半年間、アフリカについて学ぶセミナーを受けたり、グループワークを行い、来年5月に動画でその成果を発表する。

 対象は大学生や大学院、短期大学、専門学校などに在学する学生。個人か6人以内のグループで参加する。環境、教育、ジェンダー、観光、農業・食糧など12のテーマから選択し、専門家からのアドバイスを受けながら、関心のあるテーマについて学んでいく。

 募集は11月15日(金)まで。定員は先着で60人程度。詳細は市TICAD9特設サイト(https://ticad9.city.yokohama.lg.jp/event/327)。問い合わせは市国際局【電話】️045・671・2068。

イベントのチラシ

長沼町内会 防災フェスと秋祭り 27日、豊田小学校

 栄区にある長沼町内会(毛利勝男会長)主催のイベント「わくわく防災フェスタ&秋祭り」が10月27日(日)、市立豊田小学校で開催される。時間は午前10時〜午後2時。

 毎年8月に実施していた夏祭りを猛暑が予想されることから避けて同企画を考案。起震車の体験や防災クイズのほか、「お祭りゾーン」の飲食店などが並ぶ。

当日のチラシ

10月26日本郷ふじやま公園 古民家で能を楽しむ のこりわずか観覧者募集

 本郷ふじやま公園内の旧小岩井家住宅主屋で10月26日(土)「能舞・能管コンサート」が開催される。時間は約90分で、公園にふさわしい創作ものが演目に加わる予定。

 定員は80人(先着)で入場料は500円。申し込み方法は電話ホームページ。もしくは氏名、住所、電話番号を記入のうえで、045・896・0593へファックスの送信を。後日、入場券引き換えはがきが郵送される。問い合わせは【電話】045・896・0590まで。駐車場有り。

流しそうめんを楽しむ参加者(提供写真)

港南区・美晴台 流しそうめんに舌鼓 地域住民80人が参加

 港南区の美晴台自治会の会員から成るボランティア団体「みはる子どもプロジェクト」(片伯部富代表)が9月29日、美晴台公園で流しそうめんを行った。

 当日は約8mの人口竹の両側に参加者が並ぶと、その場でゆでられたそうめんが流され、約80人が交互に箸を伸ばした。参加した子どもからは「初めての経験で、そうめんを掴むのが難しかったが、楽しかった」などの声が聞かれた。

 同団体の高森惇さんによると開催の目的は「地域の交流」だという。同団体は毎月、地域の子どもや保護者がメンバーと共に工作やゲームができるイベントを開催している。「今回は子どもにとって初めての経験をしてもらいたかった。メンバーも参加者も全員が楽しむことができた」と開催目的を語った。
贈呈式に参加した(左から)市スポーツ協会の山口宏会長、山中市長、岡選手、村尾選手、藤波選手、鈴木太郎市会議長

オリンピック・パラリンピックメダリスト6人に横浜市がスポーツ栄誉賞 体操・岡慎之助選手ら

 パリオリンピックとパラリンピックでメダルを獲得した横浜市ゆかりの選手6人が「横浜市スポーツ栄誉賞」を受賞し、10月10日に市役所で贈呈式が行われた。

 受賞者は、体操で3個の金メダルを獲得した岡慎之助選手、フェンシング男子フルーレ団体金メダルの飯村一輝選手、柔道男子90kg級銀メダルの村尾三四郎選手、レスリング女子68kg級銅メダルの尾崎野乃香選手、同53kg級金メダルの藤波朱理選手、パラ陸上男子400m銀メダルの福永凌太選手の6人。

 岡選手は都筑区の星槎国際高校横浜出身、飯村選手と尾崎選手は港北区の慶應義塾大学に在学中、村尾選手は青葉区の桐蔭学園高校出身、藤波選手は青葉区の日本体育大学に在学中、福永選手は日体大大学院在学中。

 贈呈式には、岡選手、村尾選手、藤波選手の3人が出席した。

 岡選手は「メダルを獲得できて、見ている皆さんに少しでも元気や勇気を与えられたと感じている」、村尾選手は「たくさんの方に応援していただき、力になった。これで終わるわけはいかないので、(2028年の)ロス五輪へ向けて全力でやっていきたい」、藤波選手は「初めてのオリンピックだったが、応援のおかげで皆さんの力と一緒になって戦えた感覚だった」とそれぞれ語った。

 出席した山中竹春市長は「子どもたちをはじめ、多くの人に夢と希望を与えてくれた」と選手に感謝の言葉を述べた。

女子バスケットボールWリーグの試合に市民400人招待 11月16、17日の富士通対シャンソン戦

 横浜市は11月16日(土)、17日(日)に横浜武道館で行われる女子バスケットボールトップリーグの「Wリーグ」の富士通レッドウェーブ対シャンソン化粧品シャンソンVマジックの試合に各日100組200人の市民を無料招待する。

 市民にトップレベルのバスケットボールを身近に感じてもらう機会を提供する狙いがある。

横浜出身の宮澤選手も

 Wリーグの2024―25シーズンは10月11日に開幕。富士通レッドウェーブは川崎市を拠点に活動。昨シーズンの覇者で連覇を目指す。泉区で生まれ育ち、県立金沢総合高校=金沢区=出身の宮澤夕貴選手がキャプテンを務める。

 試合は両日とも午後3時開始。招待席は1階エリア指定席でエリア内は自由席。応募は10月31日(木)まで、横浜市の特設サイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleague.html)で受け付けている。申込多数の場合は抽選。

 当選者には11月7日(木)午後5時までにメールで連絡があり、当日は当選メール画面または印刷した紙の提示が必要となる。

子どもが体験できる企画も

横浜の職人技を体験できる「よこはま技能まつり」 11月3日、関内駅そばで

 さまざまな職人による実演や作品の展示販売などがある「よこはま技能まつり」が11月3日(日・祝)午前10時から午後3時30分まで、関内駅そばの横浜市技能文化会館などで行われる。主催は横浜市技能職団体連絡協議会(ハマ技連)、横浜市が共催。

 同まつりは、衣・食・住に関わる横浜の技能職の魅力を広く伝える目的で行われており、今年で43回目を迎える。

 畳職人の指導を受けながら畳表の素材を使ったストラップ作りやワイシャツのアイロンがけ体験などが行われる。国産杉を使ったコースター作りなど、事前予約優先のプログラム(一部有料)もある。

 ステージでは、鳶木遣りや着付けの実演などが披露される。ほかに、ホテル特製のビーフカレーや畳製品、組子製品などの販売も行われる。

 一部のプログラムは大通り公園で実施。会場近くにキャンパスがある関東学院大学が11月2、3日に行うイベント「関キャン fes.2024」と連携する。

 事前予約優先プログラムは10月11日(金)午後8時から専用サイト(https://hamagiren2024.peatix.com/)で受け付け。問い合わせはハマ技連【電話】045・650・5811(月、水、金曜日午後1時〜5時)。