神奈川県港南警察署長に就任した 徳原 太朗さん 港南区在勤 59歳
記憶に残る仕事をしよう
○…この夏まで川崎市警察部副部長として川崎市内の各署を巡回していたが、一つの署を任される立場となった。これまであまり縁のなかった港南区だが、「防犯意識は高い。特に子どもの見守り活動(港南ひまわり83運動)はとても大切」と区内の防犯状況を評価。一方で、特殊詐欺や二輪車事故など、目下の課題にも取り組む。
○…横須賀市出身。小学2年で始めた剣道にのめり込み、体育大学の武道学科を卒業した。警察官を志したのは在学中。先輩に警察へ進む人がいたこともあるが、「社会貢献したい」との思いもあった。「父が自衛官で『人のためになるように』との教育を受けて育った」。厳しい父だったというが、教えは頭の片隅にあった。採用後は交番勤務を経て、機動隊へ。要人警護や災害派遣、また潜水技術を身に付け玄倉川水難事故の捜索活動にも当たった。
○…剣道に打ち込んでいたこともあり「警官になってからも自分の技術をどれだけ高められるかに向き合ってきた」と筋の通った信念を見せる一方、「大の猫好き」というかわいらしい一面も持つ。中学時代から猫を飼っており「猫がいない生活は考えられない」とほほ笑んだ。また、釣りも趣味だというが「(緊急対応などがあるため)署長の間は封印ですね」と職務に専念する。
○…着任してまず署員に語ったのは「記憶に残る仕事をしよう」だ。ここには3つの意味がある。「地域の人の記憶に残ること。2つ目に、『いい仕事ができた』と自分の記憶に残ること。最後に、もし犯罪者がいれば『二度と悪いことはできないな』と思わせること」。多方面に印象的な警察を目指す。「モチベーションは町のためにどれだけ役立てるか」と情熱をのぞかせた。
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