港北区版【10月17日(木)号】
国スポ準優勝のメダルと賞状を掲げる吉野さん

英理女子高吉野さん ビームライフル準V 国スポで自己最高点

 学校法人高木学園英理女子学院高等学校(菊名)の吉野百美さん(2年)は、9月28日に開催された第78回国民スポーツ大会ライフル射撃競技会のビーム・ライフル少年女子立射60発競技で準優勝を果たした。本選で633・2点、ファイナルで251・3点を得点し自己最高得点を記録。今月20日には新人戦を控えており、関東、そして全国選抜への出場を目指す。

 同競技は光線銃「ビームライフル」で10m先の標的を狙い、的中した点数を競う。的の中心は1円玉ほどの大きさ。本選で1シリーズ10発ごと合計60発を撃ち、上位8位がファイナルに進出する。ファイナルでは、150秒の制限時間内で3発撃つことを2回繰り返した点数が、ベースの点数となる。その後、50秒間で1発撃つことを2回繰り返し、ベースの点数に付け加えることで最終的な順位を決定。本選を8位で通過してもファイナルでは1位になるような大逆転も起こり得る。

 吉野さんは、本選で633・2点を得点。1位と2位を交互にせめぎ合う状況になり、最終的に251・3点で準優勝という結果に。普段は緊張しないという吉野さんだが、「最後は緊張した。でも自己最高得点が出て嬉しい」と喜んだ。

 中学時代はバレー部に所属。「新しいことに挑戦したい」と同部で射撃を体験して興味を持ち始めた。練習を重ねるうちに集中力が身についてきたという。週6回の部活では2時間練習する。先輩にアドバイスをもらったり、写真で姿勢を見直したりして技術を磨いてきた。同部顧問の高木隆教諭は吉野さんのことを、「射撃に対して真摯に取り組み結果につながったのでは」と話す。

 普段は実弾を使用する「エアライフル」を練習ることが多く、10月20日の新人戦ではビームとエアの高得点と全国選抜への出場を目標に、練習を重ねていく。

紙芝居とシナリオを見せる(左から)山田さん、望月さん、福嶋さん

新羽小学校図書ボラ団体 亡き見守り犬、紙芝居に 10月21日、児童に披露

 「自分の通う小学校にすごいワンちゃんがいたことを、今の子どもたちに知らせたい」――。新羽小学校で児童の登校を見守るボランティアグループ「学援隊」にいて、2022年に天国へと旅立った見守り犬「チロ」。チロを題材にした紙芝居がこのほど、同校図書ボランティアの有志からなる「にっぱばーす」の手により完成した。10月21日に6年生児童に披露する。

 1歳の子犬のころから17年間、飼い主の渡部隆夫さんとともに毎日児童らと一緒に登校してきたチロ。ミニチュア・ダックスフントの雌で、70段ある階段を、児童らと昇り降りするなど、学援隊とともに「学ワン隊」として元気に活動し、子どもたちに癒しと元気を与えていた。愛らしい容貌やしぐさで児童らのアイドル犬として人気者だったが、2022年に予防接種のアレルギー反応で体調を崩し、その後18歳4カ月の生涯を終えた。当時は毎日一緒に登校していたチロの姿が見えなくなり、泣いてしまう児童もいたという。

構想2年

 にっぱばーすは、同校で読み聞かせなどを行う図書ボランティア「アンデルセン」が、コロナ禍で学校内での活動ができなくなった2020年に有志らにより発足。地域ケアプラザ等で絵本の読み聞かせやペープサート(紙人形劇)などを行っている。メンバーは皆、PTA活動で知り合い、それぞれの子どもたちが卒業した後も、図書ボランティアとして学校に携わっているという。

 天国へ旅立ったチロの話を聞き、自分たちで何かできないかと模索。チロへの感謝と、チロのことを忘れないで欲しいという思いから、一から手作りでチロを題材にした紙芝居を作成することにした。渡部さんをインタビューし、物語を作っていくも、「構想に相当時間がかかりました」とメンバーの望月千鶴さん。「一枚に文章をどれだけ入れられるか、どの場面を絵にするかなど、意見を出し合いました。紙芝居を演じるのは得意ですが、作るのは初めてなので、苦労しました」と振り返る。13枚のイラストを担当したのは日本画を趣味としている福嶋朋子さん。柔らかなタッチで、あたたかな風合いが特徴。背景は現場の写真を撮り、遠近感や色合い等を実際に近づけようとこだわった。「渡部さんの思いも、ラストシーンの一枚に込めました」と語る。にっぱばーすの代表を務めるのは、近所でピアノ教室を営む山田千恵さん。紙芝居やペープサートにピアノでBGMを付け、臨場感を出している。今回はショパンの『小犬のワルツ』をベースに音楽を載せていく。

 「ちゃんと伝えたいから」と、シナリオは以前同校にいた国語教諭にアドバイスをもらいながら、何度も書き換えた。ほかにも「色をもっとリアルに」「動きをスムーズに」など妥協を許さない。5月の連休中には形になり、地域ケアプラザで先行公演。「招待した渡部さんも涙を流していた」という。10月21日には6年生に披露し、その後紙芝居を同校の図書室に寄贈する。「6年生はチロを知る最後の学年。みんなの心に留めてもらえたらうれしい」

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの 石塚 英彦さん 保土ケ谷区出身 62歳

横浜はホッとする場所

 ○…「まいう〜」の決め台詞とにこやかな笑顔のグルメリポートが人気。県から観光親善大使に任命され「神奈川は山あり海あり、名産も多い場所。全国の人にもっと神奈川の魅力や美味しいものを伝えられたら」と意気込む。畑や漁港などロケで生産者を訪れた経験から、子どもの食育にも関心を持ち「収穫ツアーや地元産の食材を使ったイベントなどもあれば、ぜひお手伝いしたい」と目を細める。

 ○…保土ケ谷区出身。小学生の頃から食べるのが大好き。給食に揚げパンが出る日は何があっても休まなかった。中学では「授業より1カ月早くプールに入れるから」と水泳部に。その頃から共通してあったのは「笑いの中心でいたい」という思いだ。先生の物まねやダジャレなど、クラスで笑いを取る快感が、後のお笑い芸人の仕事へつながった。劇団時代を経てお笑いグループ「ホンジャマカ」でデビュー。たちまちテレビの人気者となった。

 ○…還暦を過ぎた今も、好きを極めたグルメリポートは健在。「食レポ」で意識するのは、味付けや食材選びなど、どんな苦労を経て今このひと皿が出来上がってるのかを伝えること。その根底には料理人や生産者への感謝の気持ちが常にある。「それを考えると全て『まいう〜』ですよ」

 ○…結婚までの29年間過ごした横浜は「帰ってくるとホッとする」場所。「乗組員(具)が昔と全然変わらない」と、ブレない中身を愛するシウマイ弁当は「子どもの頃に親が買ってくると兄と一緒に大喜びした」という思い出の味だ。先日はプライベートで娘と崎陽軒の工場見学にも訪れた。横浜生まれのナポリタンも大好物。「好きな食べ物は、味の濃いもの。苦手な食べ物?味の薄いもの」とにっこり。

本堂前の特設ステージで演奏するThe Night Cruisers

妙蓮寺 境内ステージで演奏 ジャズコンサート、賑わい

 妙蓮寺の境内で10月13日、「ジャズコンサートin妙蓮寺」が行われ、多くの人で賑わいをみせた。主催は妙蓮寺ニコニコ会で、協賛は宗教法人妙蓮寺。

 オープニングを飾ったのは、神奈川中学校・吹奏楽部による特別演奏。一曲終了するたびに拍手が起こっていた。

 和太鼓演奏に続いて、2018年の同ジャズコンサート出演を機に結成されたThe Night Cruisersなどが登場し、イベントを盛り上げた。

 練習の音が聞こえたので来てみたという近隣住人の一人は「初回のジャズコンサートに来て以来ですが、境内での演奏は雰囲気がよい」と話していた。

順番で稲を刈る児童ら

綱島小5年 米消費するサイクル作り 商店街と協働で商品化も

 綱島小学校の約60平方メートルの田んぼで10月7日、5年生の児童らが稲刈りを行った。「食」を学ぶ総合的な学習の時間の一環で、田んぼが整備された16年前から同校での食農授業を手伝っている小池幸次郎さん(80)、飯田正己さん(77)、吉原義一さん(76)の3人が協力。田作りから田植え、稲刈り、脱穀、精米までの一連の稲作を、アドバイスしながら児童らを見守る。

 児童らが「食」について考えたとき、米離れや米の作付面積の減少、農家の高齢化など、米に関するテーマが多く上がったという。その中で5年1組は、「綱島の人にコメのよさを深く伝え、消費してもらおう」という目標を掲げ、コメサイクルプロジェクト(KCP)を発足した。米をたくさん食べることで、消費量が増え、生産量が増え、農家が増え、価格が下りてみんながより食べやすくなる、というサイクルを作るプロジェクト。綱島商店街連合会の協力のもと、来年3月下旬に行う桜祭りで、米を使った商品を販売するという。現在進行形で商品開発を実施し、1月に試食会を開く予定。また、取組みを広く知らせるためにマスコット作りやポスター作りを行っていく。

 当日、稲刈りを行った児童らからは、「鎌をうまく扱えた」「たくさん刈り取れた」という声とともに、「足がねちょねちょして気持ち悪い」といった悲鳴も。白井優さん(11)は「テレビや写真では見たことがあったが、稲の実物を見るのは初めて。心を込めて刈ったので、食べる時が今から楽しみ」と感想を話した。担任の田屋佑樹教諭は「児童には、できるだけたくさんの地域の方、プロの方に触れてもらいたい。企画を支援してくださるたくさんの方々に感謝します」と話す。

<PR>
ミズキーホール 新春企画も続々と 寄席や音楽公演、チケット販売開始
ミズキーホール 新春企画も続々と 寄席や音楽公演、チケット販売開始
新綱島駅直結の横浜市港北区民文化センター・ミズキーホールでは新春も続々と企画が行われ、10月16日から各チケットの販売が始まった。柳家喬太郎独演会2月1... (続きを読む)
<PR>
港北区高田の「長谷川歯科医院」は口元のエイジングケアに注力
港北区高田の「長谷川歯科医院」は口元のエイジングケアに注力
歯のケアから心身の健康・美容にアプローチ
港北区高田東の「長谷川歯科医院」は横浜市営地下鉄グリーンライン「高田駅」から徒歩5分の場所にある歯医者。駐車場も完備しており、車での来院も可能。車いすやベビーカ... (続きを読む)
登録マークの見本(市提供)

ハマの元気ごはん 提供店登録制度を新設 横浜市、健康づくり促進へ

 市民の健康寿命延伸を目的に、横浜市は今年度から2035年度までを期間とする計画「第3期健康横浜21」に取り組んでいる。同計画には新規テーマとして「食環境づくり」が盛り込まれ、新たに「ハマの元気ごはん提供店登録制度」を創設。10月1日から運用を開始した。

 「第3期健康横浜21」は、市の総合的な健康づくりの指針と位置付けられている。「生活習慣の改善」などへの取組に加え、健康への関心の有無にかかわらず、誰もが市内のスーパーマーケットなどで栄養バランスの良い食事を選択できるようにする「食環境づくり」も推進されている。

 市によると新計画策定の背景には「栄養バランスの良い食事をする市民の減少」がある。市は策定に向け、21年に「健康に関する市民意識調査」を実施。その結果「1日2回以上、主食・主菜・副菜全てを毎日食べる人の割合」が、42・8%だった前回(16年度)調査時点より8・5ポイント減少し、34・3%だったことが分かった。

 調査結果や国が定めた目標値などをもとに、市は「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上、ほぼ毎日食べている市民の割合」を、32年度までに50%以上にするとの目標を設定。達成に向けた取組の一環として同制度を開始した。

登録マークを交付

 この制度は「1食あたりのエネルギーが450〜650キロカロリー未満」など、市の基準を満たしたメニューや弁当などを「ハマの元気ごはん」とし、提供する市内店舗を登録するもの。店舗は市の電子申請フォームなどから申し込み、申請された書類を市や区の管理栄養士らが確認して登録の可否が決まる。カロリー数や野菜の量などにより6つの登録基準があり、登録店舗には「登録マーク」を交付。店舗はマークをポップとして店内に掲示するなどして商品のPRに活用できる。また、市はHPなどを通じて登録店舗を積極的に周知していく。

 市によると、10月4日時点で64店舗が登録。市健康推進課の岩松美樹課長は「制度を運用し、皆さまがハマの元気ごはんを利用することで食生活が健康的なものになることを願っています」としている。

作品の一例

自分だけのチャーム作成 手ぶらで参加可能

 横浜市港北区民文化センター・ミズキーホールで10月26日(土)、「Halloweenバッグチャームワークショップ(レジン)」が開催される。講師はNijikaze Factory代表の所澤智恵さん。自由にパーツを作りジッパーに入れる。ハロウィーン以外のパーツも作成可能。

 午前11時から午後5時まで。予約不要で手ぶらで参加を。制作時間は1時間から1時間半、受講費1500円。詳細は所澤さんのインスタグラムから(下記二次元コード)。

和舟を池に下ろすメンバーら(提供写真)

新横浜公園遊水地 桟橋の好位置を調査 鶴見川舟運復活プロジェクト

 日産スタジアム隣の新横浜公園遊水地で、手作りの和舟を浮かべ、地域の子どもらに向けた自然観察会や乗船体験を行っている鶴見川舟運復活プロジェクト(大谷佐一会長)。同団体は10月7日に、メンバー8人とスタジアムのスタッフ1人が参加し、桟橋作りと和舟の試乗を実施した。

 普段、桟橋を作っている場所にガマが茂っていたため、少し西側へ移動し桟橋を設営。しかし、河川の護岸を補強する蛇籠(じゃかご)がない場所だったため、上・下舟時の手摺が設置できず、また通常の長靴では池の中に入れないことを確認した。「さらにここから少し東側に行くと、設営しやすい場所があることがわかりました」とメンバーの一人。今回の実施を次回の乗船体験に活かすという。

歌声をホールに響かせる参加者

十八番披露し交流 区老連カラオケ大会

 港北区老人クラブ連合会(田坂昌穂会長)は10月9日、港北公会堂で16回目のカラオケ大会を開催した。仲間づくりやフレイル防止などを目的として行われ、参加者らは自身の十八番をホールに響かせた。

 第1部の「自由に歌おう」は18人、第2部の「審査部門」は29人が参加。今回からAIでの採点方法を導入した。区老連関係者によると、自己流ではなく楽譜通りに歌うことがコツになるという。参加者らはマイクを手に、日々の練習の成果を披露した。

 優勝したのは初参加の水野照允さん。『八雲の空』を歌唱し、「まさか優勝するとは」と驚きを口にし、「歌うことが好きで大会のために『八雲の空』を練習してきた。次回も頑張る」と笑みを浮かべた。準優勝は『越後瞽女』を歌唱した松山洋子さん。「入賞したいと思っていたから嬉しい。楽しく歌えた」と話した。

イベント開催を支援 ウスイホーム 地域貢献活動

 横浜・湘南・三浦半島を拠点とする不動産会社のウスイホームでは、地域貢献活動の一環として、港北区内で開かれるスポーツ・カルチャーイベントの開催支援を行っている。

 会場費や設備の使用料、賞品などイベント運営にかかる費用の一部を同社がサポートすることで地域の盛り上げに寄与していく考え。これまでにはゴミ拾い大会、商店会のまつり、ソフトボール大会、市民マラソン大会などへの支援実績がある。今年9月には逗子海岸を1万5千本のキャンドルで彩る「逗子ビーチキャンドル」=写真=への協賛を行っている。

 同社のホームページ(「ウスイホーム 地域貢献活動」検索)に、イベント協賛に関する情報が掲載されている。

障害者と支援者の物語  10月29日、「星に語りて」上映

 港北公会堂ホールで10月29日(火)、港北区教育懇談会による第27回映画会が開かれ、2011年の東日本大震災で逃げることもできなかった障害者や高齢者の実話をもとに制作されたドラマ「星に語りて」が上映される。港北区社会福祉協議会助成事業。

 舞台の一つは岩手県陸前高田市。ある共同作業所では、仲間の一人を失って落胆する皆を女性所長が励ましながら日常への一歩を踏み出そうとしていた矢先、多くの避難所を回っても障害者の姿がほとんど見当たらないという情報が入ってきた。一方、南相馬市では、避難できずに取り残されている障害者の存在を知った共同作業所の代表らが調査しようとすると、個人情報保護法により情報が開示されないという障壁があった――。作品では、東日本大震災を背景に、被災した障害者や支援者たちの活動を描いている。

 上映時間は【1】午前10時30分〜午後0時30分【2】午後2時〜4時。前売券は大人500円、当日券600円。子ども、学生、障害者と付き添いの人は無料。

 問い合わせやチケット申し込みは守屋さん【携帯電話】080・6559・0183へ。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

秋を彩る県西の魅力を満喫 鍋1千人分無料提供など 10/27(日) 湯河原駅で秋フェス

 JR東海道線・湯河原駅前広場で10/27(日)午前10時〜午後4時、神奈川西エリアの魅力を伝える「4つのまちの秋フェスタ」が開催される。これは(公社)小田原青年会議所の主催イベントで、同日に湯河原町内で行われる人気飲食店等が参加する「ゆがわらフェス」と連携したイベント。

 秋フェスタでは地域食材を使った「巨大ミカンつみれ鍋」(先着1000食)や有名和菓子店のスイーツが無料提供されるほか、ステージや各地のPRブースが来場者を迎える。同会議所の松賀夏樹理事長は「小田原市と箱根・真鶴・湯河原の3町の魅力を伝え、多くの方に私たちの地域の魅力に触れてもらいたい」と語る。(問)同会議所HP(別記コード)、【電話】0465・22・6381。

啓発グッズを配る信金職員

企業防犯協会 特殊詐欺、自転車盗防げ 警察、信金らと注意喚起

 日頃より地域防犯活動を行っている港北企業防犯協会(篠沢秀夫会長)は10月10日、高田西にある商業施設・そよら横浜高田で、振込め詐欺などの特殊詐欺被害や自転車盗難被害の防止を啓発する防犯キャンペーンを行った。

 キャンペーンには港北警察署、港北防犯指導員会、港北区役所、綱島の3信金(城南信用金庫・横浜信用金庫・川崎信用金庫)が参加。そよら横浜高田(イオンリテール(株))と高田町内会が会場やテントなどの協力を行った。各信金の職員が一日警察官を務め、参加メンバーや城南信金、港北警察署それぞれのマスコットキャラクターと共に、来場者らに啓発グッズを配りながら、注意喚起を行った。

 神奈川県の「安全・安心まちづくり旬間(10月11日〜20日)」に先立って行われた啓発活動。あいさつに立った同協会の篠沢会長は「”住みたい・住みやすい・住み続けたい”港北区だが、特殊詐欺や自転車盗難などの犯罪が多発している。キャンペーンを通じ、犯罪や被害のないまちづくりを行っていきたい」としている。

 同署生活安全課長の高橋敏行警部によると、9月末までに前年の倍になる255件の自転車盗難があり、その半数が無施錠だという。高橋警部は「こうした取組みはありがたい。駅近くのマンション・アパートの駐輪場が狙われている。(二重に鍵をかける)ツーロックをアピールしていきたい」と話した。

港北警察署管内 自転車盗が8件、万引き4件、車上ねらい3件、部品ねらい2件など発生 2024年9月30日〜10月6日の犯罪発生件数

 港北警察署は10月8日、同署管内における2024年9月30日から10月6日までの犯罪発生件数を発表した。

 それによると、8件の自転車盗や、4件の万引き、3件の車上ねらい、2件の部品ねらいなどが発生した。不審者情報も1件、寄せられた。

 8件の自転車盗のうち無施錠は5件。無施錠で被害に遭う割合が高く推移している。発生地区は綱島東2件、新横浜2件、綱島西、師岡町、鳥山町、日吉だった。

 万引き4件は、9月30日から10月2日にかけて発生した。新羽町(2件)、樽町、箕輪町の店舗で、陳列していた食料品や玩具が窃取された。

 車上ねらいは10月4日から5日かけて発生。鳥山町では月極駐車場内に駐車していた車両からリュックサックが盗まれた。また、樽町では2件発生した。いずれも店舗施設内に駐車中のオートバイのハンドルやミラーに掛けていたヘルメットが盗まれた。

 また、1件の不審者情報があったのは師岡町。10月2日に、男子児童が下着姿の男を目撃する事案だった。

アフリカにつながるプロジェクト 参加希望の学生募集 横浜市、TICAD9へ向けて

 横浜市は来年8月に横浜で行われる「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」に向けて、大学生らがアフリカについて学ぶ機会を作り、事業のアイデアを考えてもらう企画の参加者を募集している。

 この「横浜からアフリカにつながる学生プロジェクト」は、国際社会で活躍できる人材の育成を目指すとともに、学生が将来のキャリアについて考えるきっかけを提供していくのが目的。

 参加者は11月30日から約半年間、アフリカについて学ぶセミナーを受けたり、グループワークを行い、来年5月に動画でその成果を発表する。

 対象は大学生や大学院、短期大学、専門学校などに在学する学生。個人か6人以内のグループで参加する。環境、教育、ジェンダー、観光、農業・食糧など12のテーマから選択し、専門家からのアドバイスを受けながら、関心のあるテーマについて学んでいく。

 募集は11月15日(金)まで。定員は先着で60人程度。詳細は市TICAD9特設サイト(https://ticad9.city.yokohama.lg.jp/event/327)。問い合わせは市国際局【電話】️045・671・2068。

昨年の夜店の様子

夜店同時開催 綱島で仮装コンテスト 10月26日、27日

 綱島駅西口などで10月19日から27日の土・日に開催される「つなしまオータムフェスティバル」の一環で、26日、27日の夜店と同時開催で「仮装コンテスト」が初めて開かれる。主催は、同フェスタで夜店を出店している横浜イベント商業協同組合。

 26日は、キャラクターになりきる「なりきり部門」と、ちびっこたちによる「キッズ部門」。

 27日は、”気合の入った”プロ級のコスプレなどの「ガチ勢部門」と、18歳以上の「アダルト部門」、趣向を凝らしたおもしろスタイルの「おもしろ部門」を開催。

 写真選考で審査が行われ、各部門の大賞(各1人)と入賞(各3人)を決める。いずれもエントリーは正午から午後5時までで参加費は100円。りそな銀行綱島店前に設置される本部詰所で参加費を支払い、エントリーシートに記入後に写真撮影を行う。

豪華な賞品

 両日とも、午後6時に本部詰所前で審査発表が行われる。各部門とも、大賞受賞者には千葉県の有名テーマパークのペアチケットが贈られる。入賞者には、協力する綱島商店街連合会加盟の5店舗が提供する、選りすぐりの賞品が贈呈される。

 問い合わせは主催者【携帯電話】090・8347・9201へ。

贈呈式に参加した(左から)市スポーツ協会の山口宏会長、山中市長、岡選手、村尾選手、藤波選手、鈴木太郎市会議長

オリンピック・パラリンピックメダリスト6人に横浜市がスポーツ栄誉賞 体操・岡慎之助選手ら

 パリオリンピックとパラリンピックでメダルを獲得した横浜市ゆかりの選手6人が「横浜市スポーツ栄誉賞」を受賞し、10月10日に市役所で贈呈式が行われた。

 受賞者は、体操で3個の金メダルを獲得した岡慎之助選手、フェンシング男子フルーレ団体金メダルの飯村一輝選手、柔道男子90kg級銀メダルの村尾三四郎選手、レスリング女子68kg級銅メダルの尾崎野乃香選手、同53kg級金メダルの藤波朱理選手、パラ陸上男子400m銀メダルの福永凌太選手の6人。

 岡選手は都筑区の星槎国際高校横浜出身、飯村選手と尾崎選手は港北区の慶應義塾大学に在学中、村尾選手は青葉区の桐蔭学園高校出身、藤波選手は青葉区の日本体育大学に在学中、福永選手は日体大大学院在学中。

 贈呈式には、岡選手、村尾選手、藤波選手の3人が出席した。

 岡選手は「メダルを獲得できて、見ている皆さんに少しでも元気や勇気を与えられたと感じている」、村尾選手は「たくさんの方に応援していただき、力になった。これで終わるわけはいかないので、(2028年の)ロス五輪へ向けて全力でやっていきたい」、藤波選手は「初めてのオリンピックだったが、応援のおかげで皆さんの力と一緒になって戦えた感覚だった」とそれぞれ語った。

 出席した山中竹春市長は「子どもたちをはじめ、多くの人に夢と希望を与えてくれた」と選手に感謝の言葉を述べた。

外国文化にふれる 10月27日 ワクワクまつり 

 大豆戸地域ケアプラザと横浜市港北国際交流ラウンジ共催の第22回「ワクワクまつり」が10月27日(日)に行われる。午前10時から午後2時。

 イベントホールでは日本語学習者によるスピーチや特技披露、各国の学習者とボランティアによるトークショー、世界のファッションショーなどが行われる。研修室ではミニ外国語体験コーナーや甲冑着用体験が出来る「SAMURAIになろう」(事前予約が優先で外国人ファミリー・カップルが対象、10月20日までラウンジ窓口にて受付)が企画されている。

 ボランティアルームの外国人スタッフによるワークショップではゲームやクラフトづくりが楽しめるほか、「ニューカマー子どもの教室」の生徒たちの絵日記がロビー展示される。ケアプラザ屋外には地域出店の屋台も並ぶ。

 問合せは、大豆戸地域ケアプラザ【電話】045・432・4911、国際交流ラウンジ【電話】045・430・5670へ。

 

 

 

女子バスケットボールWリーグの試合に市民400人招待 11月16、17日の富士通対シャンソン戦

 横浜市は11月16日(土)、17日(日)に横浜武道館で行われる女子バスケットボールトップリーグの「Wリーグ」の富士通レッドウェーブ対シャンソン化粧品シャンソンVマジックの試合に各日100組200人の市民を無料招待する。

 市民にトップレベルのバスケットボールを身近に感じてもらう機会を提供する狙いがある。

横浜出身の宮澤選手も

 Wリーグの2024―25シーズンは10月11日に開幕。富士通レッドウェーブは川崎市を拠点に活動。昨シーズンの覇者で連覇を目指す。泉区で生まれ育ち、県立金沢総合高校=金沢区=出身の宮澤夕貴選手がキャプテンを務める。

 試合は両日とも午後3時開始。招待席は1階エリア指定席でエリア内は自由席。応募は10月31日(木)まで、横浜市の特設サイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleague.html)で受け付けている。申込多数の場合は抽選。

 当選者には11月7日(木)午後5時までにメールで連絡があり、当日は当選メール画面または印刷した紙の提示が必要となる。

展示作品の一つ

写真家・瀬尾拓慶さん 「美しい光」捉えた作品展 横浜高島屋で15日まで

 日吉で常設ギャラリーを開設している写真家、瀬尾拓慶さんの作品展「美しき光の世界」が10月15日(火)まで横浜高島屋で開催されている。

 同展示は横浜高島屋開店65周年記念企画の一つ。瀬尾さんが撮影した、横浜高島屋を中心とした横浜の街並みや日本の森など、さまざまなシチュエーションから描き出す光の作品を展示している。繊細にプリントされた作品を、こだわりの空間装飾と共に楽しむことができる。

 展示場所は、1階正面エスカレーター横特設会場と7階「暮らしステージ」。午前10時から午後8時まで(最終日は7階のみ午後5時まで)。

子どもが体験できる企画も

横浜の職人技を体験できる「よこはま技能まつり」 11月3日、関内駅そばで

 さまざまな職人による実演や作品の展示販売などがある「よこはま技能まつり」が11月3日(日・祝)午前10時から午後3時30分まで、関内駅そばの横浜市技能文化会館などで行われる。主催は横浜市技能職団体連絡協議会(ハマ技連)、横浜市が共催。

 同まつりは、衣・食・住に関わる横浜の技能職の魅力を広く伝える目的で行われており、今年で43回目を迎える。

 畳職人の指導を受けながら畳表の素材を使ったストラップ作りやワイシャツのアイロンがけ体験などが行われる。国産杉を使ったコースター作りなど、事前予約優先のプログラム(一部有料)もある。

 ステージでは、鳶木遣りや着付けの実演などが披露される。ほかに、ホテル特製のビーフカレーや畳製品、組子製品などの販売も行われる。

 一部のプログラムは大通り公園で実施。会場近くにキャンパスがある関東学院大学が11月2、3日に行うイベント「関キャン fes.2024」と連携する。

 事前予約優先プログラムは10月11日(金)午後8時から専用サイト(https://hamagiren2024.peatix.com/)で受け付け。問い合わせはハマ技連【電話】045・650・5811(月、水、金曜日午後1時〜5時)。