茅ヶ崎・寒川版【10月18日(金)号】
参加を呼びかける実行委員会のメンバー

子どもたちの夢 カタチに 20日、市役所前でマルシェ

 子どもたちが手作りした製品や企画したゲームなどを、実際のお金を使いながら販売・体験できる「ちがさきこどもマルシェ」が10月20日(日)、茅ヶ崎市役所前広場で開催される。実行委員会では「子どもはもちろん、大人もワクワクしながら楽しんでもらえるイベントにしたい」と話す。

 イベントには5歳から14歳までの67人が、個人やグループで参加する。当日は2部構成で午前の部(10時から正午)、午後の部(1時から4時)に合わせて32店が出店。手作りアクセサリーや髪飾り、フォトスタンド、サンキャッチャー、ステッカーなどが販売されるほか、ミサンガづくりや射的といったワークショップも行われる。また、自らプログラミングしたゲームが体験できたり、昆虫が好きな小学生3人による「昆虫になりきれる体験」ができるブースなど、ユニークな企画もあるという。

 子どもの出店を取り囲むように、大人のキッチンカーや物販の出店、ワークショップブースなども設けられる。実行委員会の金子有希さんは「子どもたちには、自分が考えたことを表現する喜びや難しさを知ってもらうとともに、プロとして活躍する大人の姿から『本物』を感じてもらえたら」と話す。

3年前にスタート

 こどもマルシェは、3年ほど前から金子さんが中心となり、店舗のガレージやギャラリーなどを会場に開催してきた。

 回を重ねるごとに参加する子どもが増え「次も出店したい」という声が大きくなっていったことから、市役所前広場での開催を企画した。

 その後、別のイベントで知り合った、市内で「未来のこども食堂」を運営するhachiさん、ヨガインストラクターの山下綾乃さんが実行委員会に加わり、今春から準備を進めてきた。

 今月初めには参加者による「こども会議」を開催。企画をほかの参加者や大人たちに「プレゼン」する機会もあった。hachiさんは「主役は子どもでも大人がしっかり関わることで、実現までの過程も大切にできたら」とし、山下さんは「人とのつながりを増やすことで、自分が暮らす地域をもっと好きになってほしい」と話す。

 金子さんは「自分がしたことで誰かに喜んでもらえる。お金だけでなくそうした価値についても考えてもらえたら」と話している。

 雨天の場合は11月30日(土)に延期となる(18日に決定)。詳細は実行委員会のインスタグラム(chigasaki_kodomo.marche)で確認を。

レーシングゲームを体験する参加者=寒川町提供

寒川町 eスポーツで認知症予防へ 高齢者の社会参加を促進

 高齢者の心身機能の衰えを防ごうと、寒川町は10月4日、電子機器を用いて行うエレクトロニック・スポーツ「eスポーツ」の体験会を町役場で初開催した。町シニアクラブ連合会の会員有志約10人が参加し、パズルゲームやレーシングゲームで対戦。「がんばれ」「上手」などの声掛けが自然に生まれ、町では「より良い関係の構築につながるのでは」と期待を寄せている。

 高齢者の社会参加の促進や健康、地域とのつながりを支援するさまざまな取り組みが盛んに行われている昨今。なかでも全国的に注目されているのが、eスポーツを取り入れたフレイル予防や健康維持だ。先月は、神奈川県主催のシニア向けeスポーツの全国大会が初開催されるなど、県内でも浸透してきている。

 寒川町では、「老若男女問わず行うことのできるeスポーツは、認知症予防や高齢者の引きこもり防止を支援し、生活の質の向上に寄与できる」と、体験会を開催。

 ゲーム機に初めて触れる人もおり、「緊張してしまう」「難しいことは分からない」といった声が聞こえてきた。体験中は笑顔があふれ、参加者は「ハマりそう」「難しい」「思ったより面白い」などさまざまな感想があがった。また、レーシングゲームに興味を示す男性が多く、「今度は友人を誘い対戦したい」などと話していた。

一般向け講座開催

 体験会を経て町では、一般向けのeスポーツ講座を企画。町内在住の65歳以上で、要支援・要介護認定を受けていない人を対象に、11月28日(木)・12月3日(火)・5日(木)・10日(火)の午前9時30分から11時30分に開催する。対象は4日間参加可能な15人(抽選)。

 希望者は、11月1日(金)から20日(水)に、町高齢介護課【電話】0467・74・1111へ申し込みを。

寒川町議会「ユーストークcafé」のファシリテーターを務める 高橋 一之さん 寒川町出身 33歳

政治をもっと身近に

 ○…中学生から25歳未満の若者を対象に寒川町議会が初開催する「ユーストークcafe」のファシリテーターを務める。カードゲームで政策決定のプロセスを疑似体験したり、議員と意見交換ができるイベントで、「両者が話しやすい雰囲気を作ることが大切。寒川町らしさを感じたり、寒川っていい町なんだと思ってもらえる会にしたい。若年層が政治を身近に感じる機会になれば」と意気込む。

 ○…寒川町で生まれ育つ。小学生の頃からニュースを見るのが好きで、家族と政治の話をするなど「大人びた子どもだった」と苦笑。一之宮小、寒川中、日大藤沢高と進学し、日大法学部では、法律学のほかに政治学や社会学などの幅広い分野を学び、「特に政治に興味を持った」。一度は就職したものの、「政治や選挙をもっと深く学びたい」と26歳で社会人大学院へ。同級生は公務員や議員が多く、「さまざまな学びがあり、人生のターニングポイントだった」と振り返る。卒業後は「全国唯一の地方自治専門紙」の自治日報社に入社。記者として全国を飛び回る。

 ○…仕事のかたわら、ボランティアとして、東京都を拠点に若者や子育て世代への選挙啓発を行う「NPO法人DAKKO」の事務局長を務める。この活動が縁となり、これまでにも寒川青年会議所とワークショップを行ったり、寒川町長選挙前に子育てサークルとコラボし「子どもむけ選挙体験」などを実施してきた。「議会と住民との関係をより近いものにするため、これからも伴走していきたい」

 ○…「長期休暇が取れたら、地方自治の母国といわれるイギリスの議会を見たい」と目を輝かせる。夢は「政治を語るのが普通の社会」。実現に向け、ひた走る。

労災や年金、相談無料 22日 茅ケ崎駅前で

 神奈川県社会保険労務士会藤沢支部(松尾亮一支部長)による「秋の街頭無料相談会」が10月22日(火)、茅ケ崎駅北口ペデストリアンデッキで開かれる。時間は正午から午後6時。荒天中止。

 県社労士会が社会保険労務士制度や労働・社会保険に関する法令のPR、市民サービス・社会福祉の一助になることを目的に、県内の支部ごとに毎年行っているもので好評を博している。

 当日は同支部会員(藤沢市・鎌倉市・茅ヶ崎市・寒川町)の社労士やかながわ労働センター職員が労災や雇用保険、健康保険、年金、労働問題全般について無料で相談に応じる。パンフレットや資料も多数用意。

 問い合わせは松尾支部長【電話】0466・54・7697へ。

グランプリ受賞を喜ぶ茅ヶ崎ビールのスタッフ

初代王者は茅ヶ崎ビール キッチンカーGPに1万3千人

 第1回キッチンカーNo.1グランプリinちがさきが10月13日、第一カッターきいろ公園(茅ヶ崎中央公園)で開催され、1万3000人が来場。総合グランプリは2部門で2位となった「茅ヶ崎ビール」が、初代チャンピオンに輝いた。

 県内から70超のキッチンカーが集結。「ちがさきプロレス」やステージなどがイベントを盛り上げた。来場者の投票などで決めるグランプリの結果は以下の通り。

茅ヶ崎飲食店組合長賞▽高久パン、演出部門3位優秀賞▽Dandy kitchen、2位優秀賞▽茅ヶ崎ビール、最優秀賞▽焼鳥トサカ、グルメ部門(投票)2位優秀賞(同票数▽なんどき牧場▽茅ヶ崎ビール、最優秀賞▽Homieキッチン。

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10月26日(土)茅ヶ崎市/ホノルル市・姉妹都市締結10周年記念イベント「ホノルルミーツ」
ハワイを身近に楽しもう
10月26日(土)茅ヶ崎市/ホノルル市・姉妹都市締結10周年記念イベント「ホノルルミーツ」
第一カッターきいろ公園で開催
茅ヶ崎市とハワイ州ホノルル市・郡との姉妹都市締結10周年を記念したイベント「ホノルルミーツ」が10月26日(土)、第一カッターきいろ公園(中央公園)で開催される... (続きを読む)
啓発物を配布し握手する山本昌さん

一日署長に山本昌さん 「故郷の大役 精一杯に」

 茅ケ崎警察署(奈良英俊署長)は10月11日、一日警察署長に、茅ヶ崎市名誉市民で元中日ドラゴンズの山本昌さんを任命し、JR茅ケ崎駅北口ペデストリアンデッキで、安全安心まちづくりキャンペーンを行った。

 同日から20日までの「安全・安心まちづくり旬間」に合わせて開催されたもの。奈良署長は「山本署長の指揮の元、一件でも詐欺等を減らせるよう呼び掛けてほしい」と話し、山本さんは「故郷の大役を精一杯務めさせていただく」と力を込めた。同署員や防犯協会、遊技場組合、暴力団排除推進協議会らとともに、山本さんは啓発物を精力的に配布。道行く人が集まり記念撮影を頼まれるなどし、あっという間に啓発物は配布完了となった。

児童に語る根本選手(左)

湘南ベルマーレ 選手が小学校で夢語る 小和田小で「ベルせん」

 茅ヶ崎市立小和田小学校で10月7日、湘南ベルマーレの選手が小学校で「夢」についての授業を行う「ベルせん」が6年生148人を対象に行われた。

 2012年から平塚市で行われているもので、茅ヶ崎市での開催は初。今回は、根本凌選手と高橋直也選手、松村晟怜選手の3人が来校した。根本選手は小学校3年生のときに小和田FCでサッカーを始め、ベルマーレの試合を観戦し、プロに憧れるようになったと話す。

 児童らは先輩の凱旋に喜び、選手と輪になってリフティングで交流した後、夢についての話が始まると耳を傾けた。

 根本選手は「小学生の頃は無我夢中でサッカーをしていた。けがで辛いときにも、どうするのがベストか考え行動した。苦しい状況にあっても頑張れるかが重要」と話し、最後に「僕たちも試合で勝てるよう頑張るから、みんなも夢に向かって突っ走ってほしい」とエールを送った。

寒川町北部公民館 簡単クッキング 10月30日 参加者募集中

 寒川町北部公民館(宮山2820の1)では、10月30日(水)に開催する「簡単クッキング」の参加者を募集している。

 当日は、JAさがみさわやかクラブの会員が講師となり、五目ちらし、けんちん汁、サバのあんかけを調理する。

 時間は午前10時から午後1時。対象は同町内在住・在勤の申し込み先着15人。参加費500円。持ち物はエプロン、三角巾、布巾。

 希望者は、同館窓口に費用を持参して申し込みを。問い合わせは、北部公民館【電話】0467・74・1515へ。

茅ヶ崎市が優良建設工事を表彰 2023年度の10工事8社

 茅ヶ崎市は10月11日、「優良建設工事表彰式」を開催した=写真。2023年度に完成した市発注の90工事のうち、10工事8社が表彰された。

 最優秀建設工事は亀井工業株式会社(亀井信幸代表取締役)が施工した「市道0121号線(鉄砲道)電線類地中化工事」が選ばれた。同社専務取締役の杉山利夫さんは「名誉ある賞をいただけてうれしい。この賞を励みにまい進したい」と話し、表彰式に参加した佐藤光市長は祝辞を述べ、「今後自然災害などが起こった際も協力してもらえたら」と話した。

 表彰された事業者と工事名は次の通り(順不同)。

▽最優秀建設工事=亀井工業(株)「市道0121号線(鉄砲道)電線類地中化工事」、▽優良建設工事=浅岡建設(株)「市営高田住宅簡易2階建解体工事」「市営高田住宅16・17号棟外壁他改修工事」「文化資料館解体工事」、(株)コウケン「河川浚渫及びフェンス設置工事」、(株)五常建設「萩園中学校グラウンド改修工事」、(株)勝龍建設「公共下水道本宿町地内(雨汚水)通常4-5工事」、大勝建設(株)「公共下水道富士見町地内(雨汚水)通常4-2工事」、磐梯建設(株)「公共下水道萩園地内(雨水)通常4-1工事」、(株)來創「駒寄川河川管理用通路整備工事」

ライブカメラ「波伝説スーパーライブ!」のスクリーンショット=午後2時17分

米軍ヘリ「パーク」に不時着 波情報カメラが現場とらえる

 茅ヶ崎市菱沼海岸の通称「Tバー」付近に10月10日午前11時過ぎ、米軍のヘリコプターが着陸した。人的被害や周辺被害はなかったが、現場では規制線が張られ、周辺道路でも交通規制が行われるなど、騒然とした雰囲気となった。近くに住むという20歳の女性は「ニュースを見てすぐにきた。普段散歩によく来る場所なので驚いた」と話した。

 午後3時、ヘリは再び離陸したものの、事態を受けて佐藤光市長は「誠に遺憾。地域住民には大きな不安を与えるもの。原因の解明と再発防止策をしっかりと求め、市民の皆様の安全を最優先に対応していく」とコメントした。

サーファーも驚き

 この一部始終を、ある意外な「メディア」が伝えていたことが話題を呼んでいる。

 海専門の気象情報を配信する気象予報会社(株)サーフレジェンド(藤沢市)が提供する波情報アプリ「波伝説」だ。

 アプリでは日本全国約80カ所のサーフィンスポットのリアルタイム映像を配信しており、Tバー東側の「パーク」と呼ばれるポイントに設置したライブカメラにヘリが着陸する様子が映っていた=写真。

 同社ではプッシュ通知でその模様を会員に知らせた。長年同社の波情報を利用しているというサーファーの男性は「通知を見てライブカメラを確認したら、波情報でなく事件の現場だった」と驚きを語る。

 担当者によると、アプリ自体は有料会員限定のサービスのため、アクセスの急増といったトラブルはなかったという。「これまで他のポイントで花火大会の様子や、沿岸に近づいたイルカやスナメリが映りこむことがあったが、カメラの目の前でこうした事態が起こったことは驚いた」とする。取材に対し、「当社としては引き続き海での安全安心を提供していきたい」と回答した。

賞状と楯を前に笑顔の右城さん

小谷パールクラブ 社会参加章を受章 福祉活動の推進に貢献

 寒川町小谷地区で活動するシルバー団体「小谷パールクラブ」がこのほど、主体的に社会とかかわりを持ち、福祉活動の推進に貢献したとして、「2024年度社会参加章」を受章した。内閣府から届いた賞状と楯を手にした同クラブの右城栄一会長(87)は、「全国で多数の団体があるなか選ばれ、大変うれしい。これからも人と人との交流を大切に活動していきたい」と話した。

 同クラブは、2011年に36人でスタート。趣味嗜好が同じ仲間が楽しく集える多種多様なサークル活動に力を入れ、当初4つだったサークルは現在11まで増加した。会員も100人を超え、昨年度は「健康吹矢サークル」が発足。また、身体的な制約がある人のため、その制約を仲間が互助活動として支援する「お助けマンサークル」など、福祉活動の推進に大きく貢献している。

 右城会長は、「メンバーの平均年齢は78・9歳。各々の健康を維持できる活動をこれからも展開できることが理想」と話した。

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教え子たちの数々のトロフィーを背に微笑む今井さん

「フラの魅力堪能して」 カロケメレメレ・フラ・スタジオ/今井裕子さん

 ホノルルミーツのフラステージでイベントを盛り上げるグループの一つが、茅ヶ崎市中海岸にハラウ(教室)を構えるカロケメレメレ・フラ・スタジオ。およそ25年前、主宰の今井さんのハワイアンネームだった「カロケメレメレ・オカヒキナ」の名称で自宅を使って指導を始めた。最初は30人ほどだったダンサーたちも今では茅ヶ崎、都内、横浜、秋田などで300人に上る。9月にはハワイで開催されたフラの国際大会「フラオニエ」に出場したほか、数々の大会で好成績を収めている。

 今井さんは元々ウインドサーフィンに取り組んでいたが、18歳で初めてハワイに行った際、ダンサーが身に付けていたアクセサリーなどのかわいらしさに魅力を感じ、フラの指導者とも出会ったことから20歳から踊るように。ダンサーとして活躍した後、周囲の声に応えてハラウを開いた。

 指導するのに当たり、大切にしていることは「現地の文化を教える責任」という。「曲の全てに意味があり、ストーリーがある。例えば吹く風にも名前が付いていたり。間違いないよう細かなことをしっかり教えている」とする。

心許せる「田舎」

 今井さんにとってハワイは「心を許せる『田舎』」。「友達もいるし、仕事としてもかかわっている。茅ヶ崎に居るのと変わらないところも好き。それと魚など食がおいしいのも大好き」と笑顔を見せる。

 ホノルルとの姉妹都市締結10周年の節目を迎えさらにフラに注目が集まることを期待する。「茅ヶ崎はレベルが高く、国内の大会で優勝するハラウも多いし茅ヶ崎市などサポートも厚い。その中で生まれた優秀なダンサーたちの踊りが見られる良い機会。ぜひ堪能して、フラファン、ハワイファンが増えてくれたらうれしい」

申し込みはこちらから

寒川町議会 若者と議員の交流会 11月9日 参加者募集

 寒川町議会事務局では、11月9日(土)にシンコースポーツ寒川アリーナ(寒川総合体育館)で初開催する「ユーストークcafe1号店」の参加者を募集している。時間は午後2時から4時。参加無料。

 当日は、若者や子育て世代への選挙啓発を行う「NPO法人DAKKO」の事務局長を務める高橋一之さん(33・寒川町出身=人物風土記で紹介=)がファシリテーターを務め、お茶や菓子を食べながら、政策決定のプロセスを疑似体験する「まちづくりカードゲーム」や、議員との意見交換会を実施する。

 対象は町内外問わず中学1年生から25歳未満の申し込み先着30人。申込締切は10月25日(金)午後5時15分。

 問い合わせは、同事務局【電話】︎0467・74・1111へ。

課題や解決策などについて発表する生徒

茅ケ崎高校 国・自治体の財政学ぶ 3機関が出前授業を実施

 藤沢税務署、横浜財務事務所、茅ヶ崎市(財政課)の3機関が合同で、県立茅ケ崎高校の選択必修授業「政治・経済・公共」を履修する3年生26人を対象に、「財政について」をテーマに出前授業を行った。

 同校の河合由加教諭が「生徒に地方行政について多角的に考えてほしい」と、7月上旬に同税務署に出前授業を依頼。各機関の協力を得て9月19日、20日に行われた。税務署は税の役割や日本の財政状況などについて、財務事務所は財政融資や実際の活用例など、市は歳入歳出の仕組みや市の取り組みなどについて説明した。

市財政の活性策提案

 その後生徒らは「市の財政活性化」をテーマに現状や課題、改善策や効果について研究。10月11日、3機関の関係者を前に発表を行った。

 生徒からは市の課題解決策として「SNSを利用して市の指名度を上げる」「手厚い子育て支援を行う」「スタンプラリーやフォトラリーを行う」「サザン通りに食べ歩きスポットをつくる」などの意見があがった。同財務事務所の松川章さんは「自分たちにはない発想で参考になった」と、同税務署の鈴木絵里さんは「どれもしっかり分析されていて実現の可能性があるアイデアだった」と講評した。

 発表を終えた鈴木翠乃さんは「今まで知らなかった地域の魅力に気付けた」と話し、田邉風雅さんは「もっと地域の課題に向き合うべきだと思った」と話した。また河合教諭は「財政の特性などを分析して考えることは生徒にとっていい経験だった」と述べた。

えぼし岩やダイヤモンドヘッドが描かれている

記念マンホール市役所に掲示中 友好協定10周年モデル

 茅ヶ崎市役所本庁舎東側出入口付近のコミュニケーションウォールに10月11日、特別デザインのマンホールが掲示された=写真。

 市とハワイ州ホノルル市・郡と10月25日に姉妹都市友好協定締結10周年を迎えるのを記念して作られたもの。同マンホールは耐久性が高いステンレス製で、直径50cm。一般的な60cmのマンホール蓋へのはめ込み式。

 両都市の象徴を配置し、ハワイの象徴の虹をアロハスピリットに見立て、虹色のような両都市の多様なつながりを表現した。

 今後は一定期間掲示されたのち、市内に設置される予定。

中央が茅ヶ崎出身のYONCEさん、右から2人目が茅ヶ崎在住のTAIHEIさん=事務所提供

茅ヶ崎ゆかり 「サチモス」再始動に地元歓喜

 2021年から活動を休止しているロックバンド「Suchmos(サチモス)」が10月7日、公式ホームページやSNSで、活動を再開することを発表した。同時に、来年6月21日に横浜アリーナにてワンマンライブ「The Blow Your Mind 2025」を開催することを発表。チケットのオフィシャル先行受付も開始された。

 同バンドのボーカル・YONCE(ヨンス)さんは茅ヶ崎出身、キーボードのTAIHEIさんは現在茅ヶ崎で暮らしており、地元からは「ずっと待っていた」「うれしい」など歓喜の声が上がっている。

 Suchmosは2013年1月結成。16年にはホンダのCMに起用された「STAY TUNE」がヒット、18年大みそかには「第69回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。その後、21年に「修行の時期を迎えるため」という理由で活動を一時休止。休止中は、ソロや別バンドを結成するなどメンバー各々で活動を続けてきた。

 再始動にあたりメンバーは「待っていてくれた皆さんに感謝を伝えたい。よかったら横浜アリーナで会いましょう」とコメントしている。

ハイテクメイト湘南の9月度例会で経営理念などについて講演する宮澤社長=9月17日、茅ヶ崎商工会議所

ハイテクメイト湘南 「選ばれる企業へまい進」 ミヤザワ・宮澤社長が講演

 湘南地域を拠点とする異業種企業による交流グループ・ハイテクメイト湘南の9月度例会が9月17日、茅ヶ崎商工会議所で開催された。今回はアウトソーシング事業と段ボール事業を手掛けるミヤザワの宮澤泰隆社長が「我が経営を語る」をテーマに講演した。

 アウトソーシング事業については、社員一人一人が知識・技術・マインドを高め、仕事の質を深めていくことを掲げた上で、宮澤社長は「品質管理の技術を構築し、特に安全性に配慮している」と強調。段ボール事業の説明では段ボールの構造や種類を紹介し、「さまざまなパッケージングを提案し、顧客のニーズにきめ細かく対応している」と話した。

 社長就任後、社名を変更し経営理念の浸透に力を注いできたという宮澤社長。現在は3カ年計画に基づき事業を進めているとし、「今後も依頼に真摯にこたえ、選ばれる企業を目指して頑張っていきたい」と話すと、大きな拍手が送られた。

天候にも恵まれ、思い思いに祭りを楽しんだ来場者ら=12日、茅ヶ崎市役所前広場

「茅ヶ崎フェス」が盛況 湘南信金100周年イベント

 湘南信用金庫が主催するイベント「茅ヶ崎フェスティバル」が12日、茅ヶ崎市役所前広場で開催され、多くの人出でにぎわいを見せた。

 今回のイベントは同社の100周年を記念し、地域への感謝を込めて行われた。

 会場では同社と連携する自治体の特産品の販売のほか、輪投げ、当てくじなどの子ども向けのレクリエーションブースが設けられた。加えて、香川小学校児童による「バイバイプラスチック」の展示ブースでは子どもたちが大きな声で来場者に呼び掛ける姿も。キッチンカーの前には人だかりができ、笑顔で舌鼓を打っていた。

 同社執行役員の菅野敦さんは「晴天にも恵まれ多くの人にご来場いただいた。各ブースも盛況で、来場者や出展者も満足できるイベントになったと思う。今後も地域に根差した活動をしていきたい」と話している。

手話で話そう

 簡単な手話を使って話す「しゅわのわのじかん」が10月21日(月)、ブランチ茅ヶ崎2の2階サンノイチで開催される。午後2時30分から4時30分まで。参加無料、出入り自由で当日参加可。「初めての人も大歓迎!」と主催者。(問)まちスポ茅ヶ崎【電話】0467・89・2501

男子優勝の一中A(上)と女子優勝の松浪Aのメンバー

男子は第一中、女子は松浪中がV 茅ヶ崎地区中学校総体駅伝の部

 茅ヶ崎地区中学校総合体育大会駅伝競走の部が10月12日、柳島スポーツ公園総合競技場とその周辺コースで開催され、男子は第一中Aが、女子は松浪中Aが優勝した。男女の上位2チームは11月2日に横浜市で行われる県大会に出場する。

第一中は大会新V

 男子を制した第一中は、1区で萩原善さん(3年)が「うまくペースを作れた」と2位でタスキをつなぐと2区・簑島颯佑さん(3年)がトップに立ち、3区・三科春太さん(2年)、4区・鶴味晋人さん(2年)、5区・黒田晴暉さん(3年)、6区・林蒼介さん(3年)と先頭を譲ることなく、大会新記録となる1時間0分39秒でゴールした。

 「チームの優勝はうれしいけれど、個人的な記録には納得していない」と林さんが話すなど、伸びしろも十分。力のある選手が揃い「県大会で4位以内に入って関東大会に出場する」目標に向けて練習を続けている。

全員が区間賞

 女子優勝の松浪中は1区の高木優羽さん(2年)が「最初のペースが遅かった」というものの1位で2区・池上涼さん(2年)にタスキをつなぎ、3区の平田きおかさん(2年)、4区の神保桃さん(3年)も「狙い通りの走り」を見せて先頭を快走。アンカー5区の亀島雪乃さん(1年)は「緊張感はあったけれど、いい走りができた」とそのままゴール。全員が区間賞に輝き、2位に4分近い差をつける圧勝だった。

 男女の上位3チームは以下の通り。男子/優勝:第一A(1時間00分39秒)、2位:中島A(1時間3分39秒)、3位:松浪A(1時間3分45秒)、女子/優勝:松浪A(42分33秒)、2位:円蔵A(46分15秒)、3位:西浜A(46分32秒)

2大会の優勝を喜ぶ加藤さん

茅ヶ崎柔心会・加藤千夏さん 柔道2大会で優勝

 茅ヶ崎柔心会(櫻井大介代表)所属の加藤千夏さん(13・藤沢市立滝の沢中学)が、9月15日開催の「寒川神社例祭奉納武道大会中学女子の部」と、翌16日に行われた「第39回湘南地区少年柔道大会中学1年女子の部」で優勝した。中学生になってから初の優勝に加え、2日連続でのVに加藤さんは、「うれしかった」と満面の笑みを浮かべた。

 寒川神社大会には、今回13人が出場。順調に勝ち進み、決勝戦では「学年も階級も上で、身長も10cm以上高い選手」と対戦。奥襟をつかまれた時の対策など、しっかりと準備してきたが投げられそうになる場面も。そこから相手を崩し、内股で見事一本勝ちした。

 湘南地区大会には、同地区の柔道連盟に所属する中学1年女子9人が出場。決勝で対戦したのは、これまでに何度も試合経験のある選手だった。加藤さんは相手の動きを冷静に見極め、一瞬の隙をついて内股で一本勝ちした。

代表「楽しみな選手」

 小学1年の夏、茅ヶ崎柔心会に所属する姉の友人の試合を応援に行ったことが柔道との出合い。優勝した姿を見て「すごくかっこよかった」と、すぐに同会の体験会に参加した。それから週3回、練習に励んでいる。「得意な内股で一本取れた時が楽しい。2年生なったら黒帯を取りたい」と意気込んでいる。

 同会の櫻井代表は、「瞬発力があり、得意の内股を軸に足技で組み立てていけばもっと伸びていく。試合経験を積んで勝ち癖をつけていくことで、今後が非常に楽しみな選手」と話している。

被災した現地で支援活動を行う茅ヶ崎YEGのメンバーら=石川県輪島市

茅ヶ崎商工会議所青年部 能登豪雨被災地で支援活動 汚泥除去など清掃作業に協力

 茅ヶ崎商工会議所青年部(以下YEG)は、9月に発生した能登豪雨で被災した石川県の輪島YEGからの要請を受け、3日から6日にかけて現地で支援活動を行った。

 茅ヶ崎YEGが輪島市で支援を行うのは3回目で、今回は水道や道路などの生活基盤を支える地元企業の事業再開を進めることで、早期の復興につなげることを目指した。

 現地では、輪島YEGメンバーの水道設備会社や自動車整備工場の汚泥除去や清掃作業を実施。雨天の中、スコップで泥をかき出したり、重い機材を数人で搬出したり、泥のついた部品を一つ一つ洗い流して元通りにする作業などを行った。

 土砂崩れや川の氾濫によって流れてきた大木とがれきのかたまりが依然として各所に残るなど、思うように復旧が進まない輪島。

 支援活動を受けて輪島YEGの茶花強志会長は「一人で清掃作業をしていると、心が折れそうになることがある」とし、「茅ヶ崎のメンバーが遠方から来てくれることで復興への気持ちを再び奮い立たせることができます」と感謝を口にした。

 茅ヶ崎YEGの瀬川政仁さんは「川沿いの家屋には頭の高さを超える冠水があり、そのため家の中にも大量の土砂が流れ込んでいました。こうした状況を自分事として茅ヶ崎の防災につなげていくとともに、今後は炊き出しなどで支援できれば」と話した。

流産や死産などで小さな赤ちゃんを亡くした人などへの支援を目的に行われているキャンドルライト=5日、ブランチ3しろやま広場まちスポ前

「LOVE」空に届け ライトアップイベント

 ピンク&ブルーリボン運動啓発イベント「WaveOf light 2024」が5日、ブランチ茅ヶ崎3周辺で開催された。主催は母親らの居場所づくりをする市民団体「ママほぐ」(高村えり子代表)、流産や死産、新生児死などを経験した人が集う場をつくる自助グループ「ANGEL 's HEART」(菅美紀代表)。

 ピンク&ブルーリボン運動とは、イギリスで始まった流産・死産や新生児死などで小さな赤ちゃんを亡くした人への支援の必要性を啓発する運動を指す。イベントでは亡くなった赤ちゃんやその家族の思いを灯すキャンドルライトを実施。茅ヶ崎市では初めてピンク&ブルーリボン運動の国際シンボルカラーで、ブランチの建物のライトアップも行った。

 菅代表は「赤ちゃんを亡くした深い悲しみや苦しみは、『愛しい』からこその思い。その思いを大切にして欲しいと願い、空にLOVEを届けた。必要な方に届けられるよう活動を今後も続けたい」と話している。

衆議院選挙10月27日 イベントの延期・中止も

 衆議院選挙が10月27日に決定したことを受けて、各種イベントが中止、延期となっている。

 茅ヶ崎市内では、香川公民館で24日に開催予定だった「大人のためのエンジョイリズム体操」が、期日前投票所となる関係で11月3日に延期となった。鶴嶺東コミュニティセンターでは、27日開催予定の鶴嶺高校吹奏楽部の演奏会が12月8日へと延期に。寒川町では総合体育館の空手大会が延期に、町民センターの町文化祭は規模を縮小する。

 市・町はイベント日程などの確認を呼び掛けている。

萩園の冬咲ひまわり開花 20日は鑑賞会

 萩園の田端南交差点近くの畑6カ所で「冬咲ひまわり」が見頃を迎えている=写真。このひまわりは、市民団体「花とともにくらす会」(金子孝一代表)が栽培しているもの。

 開花に伴い10月20日(日)には鑑賞会を開催する。午前10時から午後2時まで。切花やさつま芋、落花生などの販売を予定している。また、富士山や箱根連山、丹沢山系などの景色も楽しめる。入場無料。雨天中止。

 アクセスはコミュニティバスで「鶴嶺循環市立病院線・北コース」で、市立病院や茅ヶ崎駅北(元町)で乗車、萩園橋で下車徒歩5分。

(問)同会【携帯電話】090・8726・7644

ねんりんピック優勝と日本プロスポーツグランプリの盾を前に、笑顔を見せる青野さんと佐藤市長=8日、茅ヶ崎市役所本庁舎

92歳スイマー青野さん スポーツGP受賞で表敬 来年目標はねんりんピック

 92歳の現役スイマーの青野聖子さん(茅ヶ崎市柳島在住)がこのほど「日本スポーツグランプリ」の水泳の部に選ばれたのを受け8日、佐藤光市長を表敬訪問した。

 日本スポーツグランプリは長年にわたるスポーツの実践と顕著な功績を挙げた人に授与されるもので、青野さんは神奈川県で唯一選ばれた。主催者からは「多くの人に希望と感動を与え、他のスイマーの模範になっている」との評価を得ている。青野さんは他にも昨年、一昨年のねんりんピックに出場。85歳以上区分で、25m、50m自由形で2年連続優勝、最高齢者賞に輝いている。

 表敬訪問では、佐藤市長から「スポーツクラブでは週に何回練習するのか」と問われると、青野さんは「5回」と即答。続けて、「水曜日は泳がないで筋力トレーニングをして、1時間30分くらい汗を流すの」と聞いた佐藤市長は頭を下げて感服した様子だった。

 また、青野さんが通うスポーツクラブの関係者から、青野さんは60歳までプールで泳いだことがなかったのに加え、スタートの際、台の上から飛び込むといったエピソードが明かされると、出席者からは感嘆の声が上がった。高齢になるとスタート台から飛び込むのを敬遠する人が多いとされる中、青野さんは「だって飛ばないと損するから。あれぐらいは平気なの」と笑った。

「健康なまちの象徴」

 来年の目標は「ねんりんピック出場」と意気込む青野さん。「まずは11月の大会を頑張って、来年のねんりんピック選考会で良い成績を出して本戦に出場したい。頑張ります」と決意を示した。

 佐藤市長は「青野さんは茅ヶ崎が健康なまちである象徴。ぜひこれからも健康に気を付けて頑張っていただき、来年もまた結果をお聞きするのを楽しみにしたい」と期待を込めた。

けん玉プレイヤーの川名さん

一緒にやろうよ!けん玉 18日・30日、うみかぜテラスで

 今年の「けん玉ワールドカップ」で決勝に進出するなど、国内トップクラスのプレイヤーとして活躍している高校生・川名優佑さん(茅ヶ崎市東海岸南在住)による「けん玉教室」が10月18日(金)と30日(水)に茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラス(茅ヶ崎市中海岸3の3の9)で開催される。午後3時から5時まで。持ち物不要。

 当日はさまざまな種類のけん玉を体験できるほか、川名さんのパフォーマンスも楽しめる。「初心者もベテランも大歓迎。一緒に楽しみましょう」と主催者。

 参加費無料。事前予約不要で好きな時間に参加できる。

(問)同センター【電話】0467・85・0942

公開運転会を楽しむ来場者とクラブ会員=提供

集え!鉄道模型Oゲージファン 愛好家団体が存続危機に

 鉄道模型「O(オー)ゲージ」の製作を楽しんでいる「茅ヶ崎Oゲージクラブ」(横山恭之会長)は、会員の減少に伴う存続危機を受けて新規会員を募集している。

 Oゲージは、スケールが43分の1と比較的大きく、その分、細部まで作りこまれているのが特徴。同クラブは横山会長を中心に、鉄道愛好家ら10人で2018年に結成された。

 これまで県立茅ケ崎里山公園での公開運転会や親子向けの工作教室などを開催して好評を博してきた。横山会長は「Oゲージの完成車輌は1輌30万ほどと高額で、初心者はなかなか手が出ない。クラブとして活動することで魅力を知ってもらいたい」と話す。

高齢化で会員減少

 しかし、横山会長自身も88歳を迎えるなど、高齢化で会員は減少。現在は横山会長のほか、大学生1人と高校生1人の3人で活動しており、新たな会員を募ることが急務となっている。

 「運転会は毎回100人ほどの参加者で盛り上がる。こういう機会をこれからも継続させたい。興味がある人はぜひ連絡を」と横山会長。問い合わせは【FAX】0467・85・8587へ。

お産カーニバルのチラシ

お産カーニバル 11月3日 茅ヶ崎市芹沢で

 ひかりの子幼稚園(茅ヶ崎市芹沢913)で11月3日(日)、「第25回いいお産の日in湘南 お産カーニバル2024」が開催される。入場無料。午前10時(9時30分開場)から午後1時30分まで。

 当日は、産婦人科医や助産師などによる講演やダンスステージ、元劇団四季団員が教える親子体操、リサイクルバザー、軽食、こどもコーナー、ボディペイントコーナー、助産師相談・栄養相談コーナーなどを予定。詳細は「湘南助産師会」のホームページで確認を。(問)齋藤助産院【電話】0467・54・8841

紙芝居と朗読の会 20日、市民文化会館

 紙芝居と朗読の会が10月20日(日)、茅ヶ崎市民文化会館1階練習室1ミニホールで開催される。午後1時30分から4時30分まで。入場無料。

 茅ヶ崎市民文化祭の一環として行われるもの。シアターwitch、茅ヶ崎・宮澤賢治の会、こっこ和田屋、声音と音色湘南シレーネ、茅ヶ崎民話の会、語りの会「つる」、歌う会そよかぜが出演する。

 問い合わせは【携帯電話】080・6729・8008、【メール】yumihaseg@gmail.com長谷川さんへ。

作品イメージ。当日の持ち物はかぎ針2号4号、とじ針、はさみ

寒川町北部公民館 来年の干支「巳」を編む 参加者募集中

 寒川町北部公民館では、来年の干支「巳」を手編みする「あみぐるみ講習会」の参加者を募集している。

 11月4日(月)・6日(水)・8日(金)の午前9時から正午で、費用は材料費900円(2匹)。対象は町在住・在勤の申し込み先着10人。希望者は費用を同館まで持参して申し込む。(問)同館【電話】0467・74・1515

「耳の聞こえ」について学ぶ 参加募集、11月13日締切

 茅ヶ崎市が主催する「介護予防講演会(耳の聞こえ)」が11月20日(水)、地域医療センター等複合施設2階講堂(茅ヶ崎市茅ヶ崎3の4の23)で開催される。午前10時から11時30分まで。

 65歳以上の約半数の人が抱えていると言われる「耳の聞こえ」の問題。聞こえにくさにより、会話が少なくなることで、人とのつながりが減り、認知症の原因になることがあるという。同講演会では、茅ヶ崎リハビリテーション専門学校の言語聴覚士・遠藤朱美さんを講師に招き、難聴のしくみや正しい補聴器の選び方、使い方などについて学ぶ。

 対象は市内在住の65歳以上の人。持ち物は飲み物と筆記用具。先着40人で申し込み期間は11月13日まで。

 申し込み・問い合わせは市高齢福祉課【電話】0467・81・7163またはhttps://x.gd/ktY5Vへ。

衆院選神奈川15区 内海氏が出馬意向 4氏の争いに

 10月15日公示、27日投開票の日程で行われる衆議院議員選挙神奈川15区(茅ヶ崎、平塚、大磯)に、医師で作家の内海聡氏(49)=無所属=が新たに出馬の意向を表明した。東京都内で10月11日に記者会見した。市民がつくる政治の会推薦。

 内海氏は筑波大学医学専門学群卒業後、病院勤務を経て2013年に「Tokyo DD Clinic」を開院。今年7月に実施された東京都知事選に出馬していた。

 内海氏は出馬にあたり「(今選挙は)政党政治の崩壊と政治家の利権を象徴した選挙。日本の縮小や消失に対して強い危惧を抱き立候補を決意した」とコメント。ワクチンやマイナカードについての根本見直しなどを掲げている。

 神奈川15区では自民党の河野太郎氏(61)と社民党の佐々木克己氏(69)、参政党の藤田修一氏(58)が既に出馬の意向を示している。(10月11日起稿)

居村B遺跡で発見された江戸時代の足跡

学芸員のイチ推し! -連載 Vol.24-

第35回茅ヶ崎市遺跡調査発表展示会

 茅ヶ崎市教育委員会では、前年度に実施された発掘調査の成果を、いち早く市民のみなさまへお知らせするために、速報として遺跡調査発表会と展示会を開催します。

 今回は、令和5年度に実施した発掘調査24件と国指定史跡下寺尾官衙遺跡群・下寺尾西方遺跡確認調査の成果を御覧いただけます。発掘調査の担当者による発表会は11月30日(土)に市役所本庁舎4階会議室で実施し、展示会は茅ヶ崎市博物館で10月19日(土)から12月15日(日)まで開催されます。

 見どころは、浜之郷の本社B遺跡第9次調査で発見された市内4か所目の古墳があげられます。直径が10m以上の古墳と想定され、謎の多い古墳時代の茅ヶ崎を知る重要な手掛かりとなります。また、居村B遺跡第9次調査では江戸時代の人々の足跡が発見されました。約300年前に起きた富士山の噴火による火山灰で埋まったもので、当時生きた人々の息遣いを感じさせる発見です。

 このほかにも、最新の調査成果が一堂に会します。ぜひ、この機会に掘り出された「いにしえの茅ヶ崎」を体感しませんか。