高齢者の心身機能の衰えを防ごうと、寒川町は10月4日、電子機器を用いて行うエレクトロニック・スポーツ「eスポーツ」の体験会を町役場で初開催した。町シニアクラブ連合会の会員有志約10人が参加し、パズルゲームやレーシングゲームで対戦。「がんばれ」「上手」などの声掛けが自然に生まれ、町では「より良い関係の構築につながるのでは」と期待を寄せている。
高齢者の社会参加の促進や健康、地域とのつながりを支援するさまざまな取り組みが盛んに行われている昨今。なかでも全国的に注目されているのが、eスポーツを取り入れたフレイル予防や健康維持だ。先月は、神奈川県主催のシニア向けeスポーツの全国大会が初開催されるなど、県内でも浸透してきている。
寒川町では、「老若男女問わず行うことのできるeスポーツは、認知症予防や高齢者の引きこもり防止を支援し、生活の質の向上に寄与できる」と、体験会を開催。
ゲーム機に初めて触れる人もおり、「緊張してしまう」「難しいことは分からない」といった声が聞こえてきた。体験中は笑顔があふれ、参加者は「ハマりそう」「難しい」「思ったより面白い」などさまざまな感想があがった。また、レーシングゲームに興味を示す男性が多く、「今度は友人を誘い対戦したい」などと話していた。
一般向け講座開催
体験会を経て町では、一般向けのeスポーツ講座を企画。町内在住の65歳以上で、要支援・要介護認定を受けていない人を対象に、11月28日(木)・12月3日(火)・5日(木)・10日(火)の午前9時30分から11時30分に開催する。対象は4日間参加可能な15人(抽選)。
希望者は、11月1日(金)から20日(水)に、町高齢介護課【電話】0467・74・1111へ申し込みを。
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