旭区・瀬谷区版【10月24日(木)号】
アニメーションでセルフケアを呼びかける

瀬谷区役所 「適切な歯磨き」動画に 働き世代向けに啓発

 瀬谷区福祉保健課が10月16日、歯周病などの予防を呼びかけるアニメーション動画「歯のセルフケアにプラスαを!」をYouTubeの横浜市公式チャンネルで公開した。歯周病の罹患率が高くなる20代〜50代の働いている世代向けのセルフケア啓発動画で、市内18区でも初という取り組みだ。

セルフケアが課題

 2020年度の健康に関する市民意識調査によると、瀬谷区内で「歯磨きに時間をかける」という人は62%。市平均(58・2%)を上回り、18区中2位だった。その一方、歯の隙間を掃除する歯間ブラシやデンタルフロスを使用している人は、市平均(49・4%)を下回る43・6%。歯間ブラシなどでセルフケアしている人の割合が、18区中2番目に少ない実態が明らかになった。

 こうした背景を受けて企画された啓発事業。区役所の健康行事などに参加する機会の少ない現役世代に働きかけるため、家などでも視聴できる動画を公開することになった。同課は、市民が適切な歯磨き習慣を身に付けることで歯周病や虫歯を予防するとともに、歯科医院での定期健診や全身の健康づくりにもつなげていきたい狙いだ。

構成や脚本にこだわり

 約2分20秒の動画では口の中で「悪さを働く」細菌の様子から始まり、セルフケアのポイントを解説。歯ブラシによる歯間の歯垢(しこう)除去率は6割程度とされていることや、毛先が開いた状態で使用すると歯磨きの効果が低くなる点などを紹介した上で、歯間ブラシやデンタルフロスなど追加のケアを促している。

 構成や脚本は、歯科衛生士の職員らが中心となって進めた。動画内の登場人物や細菌の声も職員が演じるなど手づくりにこだわったという。同課ではYouTubeのほか、ホームページやSNS、各種講演会、区庁舎のデジタルサイネージなどで動画を発信し、啓発していく考えだ。

 「忙しくて歯医者に通えなかったり、歯磨きがおろそかになりがちな若い世代に観てもらえれば」と職員。「人生100年時代、いつまでも美味しく自分の歯で食べられるように、適切な歯磨き習慣を身に付けてください」と呼びかける。

昨年(写真左=2023年10月21日撮影)は一面に咲いていたが、今年=10月17日撮影=はほとんど花がみられない

追分市民の森 猛暑でコスモス咲かず 愛護会「20年で初めて」

 菜の花やヒマワリなど四季折々の花を楽しめる追分市民の森=旭区矢指(やさし)町=。毎年10月下旬頃は、一角にある畑でコスモスが一面に咲くが、今年は記録的な猛暑などが原因でほとんど見ることができない。

 同所は追分・矢指市民の森愛護会(関水金作会長)が管理しており、コスモスは毎年10月下旬から11月頃に見頃を迎えるよう、7月中旬に種をまいているという。

 しかし、種まき後に雨が降らず、猛暑と強い日差しにより土の水分が蒸発したため、水分不足でほとんどが発芽しなかった。1週間後に再度種をまくも、結果は同じだった。

 関水会長は「20年ほどコスモス畑を管理しているが、他の花を含めてこんなことは初めて」と驚きを隠せない。

観測史上最多

 今年の7月から8月は、旭区内で猛暑日を27日記録(南本宿小学校の観測所における)。これは2004年の観測開始以来最多の日数だ。

 同愛護会は普段20人弱で畑を管理しているが、猛暑により普段通りの作業は不可能に。水をまくことで発芽を促進することもできたが、コスモス畑は約3000平方メートルと広く、「人手や暑さを考えると、全体にまくのは難しかった」と関水会長は話す。

 今後は種まきの時期を変えたり、作付けする面積を減らして水まきできるようにするなどの方策が検討されているという。関水会長は「今年のような異常な暑さが続くのであれば、工夫が必要だと思う」と語る。

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの 石塚 英彦さん 保土ケ谷区出身 62歳

横浜はホッとする場所

 ○…「まいう〜」の決め台詞とにこやかな笑顔のグルメリポートが人気。県から観光親善大使に任命され「神奈川は山あり海あり、名産も多い場所。全国の人にもっと神奈川の魅力や美味しいものを伝えられたら」と意気込む。畑や漁港などロケで生産者を訪れた経験から、子どもの食育にも関心を持ち「収穫ツアーや地元産の食材を使ったイベントなどもあれば、ぜひお手伝いしたい」と目を細める。

 ○…保土ケ谷区出身。小学生の頃から食べるのが大好き。給食に揚げパンが出る日は何があっても休まなかった。中学では「授業より1カ月早くプールに入れるから」と水泳部に。その頃から共通してあったのは「笑いの中心でいたい」という思いだ。先生の物まねやダジャレなど、クラスで笑いを取る快感が、後のお笑い芸人の仕事へつながった。劇団時代を経てお笑いグループ「ホンジャマカ」でデビュー。たちまちテレビの人気者となった。

 ○…還暦を過ぎた今も、好きを極めたグルメリポートは健在。「食レポ」で意識するのは、味付けや食材選びなど、どんな苦労を経て今このひと皿が出来上がってるのかを伝えること。その根底には料理人や生産者への感謝の気持ちが常にある。「それを考えると全て『まいう〜』ですよ」

 ○…結婚までの29年間過ごした横浜は「帰ってくるとホッとする」場所。「乗組員(具)が昔と全然変わらない」と、ブレない中身を愛するシウマイ弁当は「子どもの頃に親が買ってくると兄と一緒に大喜びした」という思い出の味だ。先日はプライベートで娘と崎陽軒の工場見学にも訪れた。横浜生まれのナポリタンも大好物。「好きな食べ物は、味の濃いもの。苦手な食べ物?味の薄いもの」とにっこり。

多くの人が来場した

暴力団のいない街づくり推進へ 横浜市旭区で大会 区民に詐欺への注意呼びかけ

 「第28回 旭区暴力追放総ぐるみ大会」が10月10日、横浜市旭区民文化センターサンハートで行われ、「明るく住み良い旭区」の実現を宣言した。

 旭区暴力団排除対策推進協議会が主催し、同会の松本榮次会長や旭警察署の吉田善成署長らが参加した同大会。松本会長は「詐欺が多発していて、暴力団の資金源になっている。警察、区役所、区民が一致団結して排除に努めてほしい」と呼びかけた。

 また、10年以上同会の会長を務め、暴力団のいない街づくりのために活動したとして、吉田署長から松本会長に感謝状が手渡された。

 大会の後半はアトラクションと題し、落語家や演歌歌手などが出演。来場者らを楽しませた。

誰でも参加できるストラックアウト

多彩なスポーツを体験 27日にフェス

 瀬谷スポーツセンター=瀬谷区南台2の4の65=と近くの南台公園グラウンドで10月27日(日)、「YOKOHAMA スポーツ・レクリエーションフェスティバル2024」と「瀬谷区スポーツ協会 第15回瀬谷区スポーツフェスタ」が開催される。午前8時30分〜午後5時。

 子どもからシニアまで幅広い世代に運動を楽しんでもらおうと、同センターと同協会が共同する事業。同センターでは、鉄棒や跳び箱で運動の基礎を身に付ける「ジュニアチャレンジ特別編」(事前申込のため要確認/500円)、身体の状態を調べる60歳以上向けの「かんたんフレイルチェック・体力測定」(事前申込のため要確認/100円)を実施。「わくわくエアロビクス」(500円)や「eスポーツ体験」(無料)など当日受付のプログラムも行われる。

 グラウンドではゲートボールやサッカー、太極拳、陸上、ストラックアウトなど様々なスポーツを無料体験できるほか、スピードガンによる球速測定にも挑戦できる。

 屋内スポーツは室内履きが必要。各プログラムのタイムスケジュールや対象など詳細は同センターのホームページで確認を。(問)同センター【電話】045・302・3301

多くの人が来場したミニ説明会

二俣川看護福祉高校 25年度に学科改編 授業や学校見学に140人超

 2025年度の学科改編で普通科が始まる県立二俣川看護福祉高等学校(鈴木恭子校長)のオープンスクールが9月末にあり、中学生や家族など約140人が来場した。

 同校は1964年の開校で、現在は看護科と福祉科で構成されている。25年度4月に看護科から普通科に学科改編され、普通科3クラスと福祉科1クラスに移行。校名も開校時と同じ二俣川高等学校に変更される。

 オープンスクールは全授業や校内の様子を多くの人に見てもらおうと、初めて行われた。ミニ説明会で鈴木校長や職員は「特色ある普通科を目指します」と強調。共通教科や科目を中心に、看護や医療、保健などの専用分野を学ぶことができるとして、「特色ある学びを通じて、多様な進路に進むことができます」と来場者に呼びかけた。また、福祉科についても1クラス編制となることで、より手厚い指導が可能になるとした。

レモネードを販売する生徒ら

横浜隼人中学・高校 文化祭に多くの人出 コラボ商品の販売も

 瀬谷区阿久和南の横浜隼人中学・高等学校で9月28日と29日に、文化祭「隼輝(しゅんき)祭」が開かれ、約6600人が来校した。

 当日は、飲食物の販売やゲームなど、各教室でさまざまな企画が用意され、中庭ステージや講堂では、同校の部活がダンスや演奏などを披露した。

 同祭の実行委員長を務めた若林蔵月(くらき)さんは、「より多くの人に楽しんでもらうため、準備に奔走した甲斐があった」と語った。

海外の活動参考に

 今回の隼輝祭では、実行委員会による食品販売が初めて行われ、区内の(一社)セヤミツラボとコラボしたレモネードが販売された。実行委員会の販売企画を担当した坂本渉(わたる)さんは、「震災やワクチン不足など、世界的に多くの問題が発生しています。私たちとして、社会貢献できることはないかと考えたことがきっかけです」と話す。

 チャリティーの手段として、アメリカで活用されているレモネードスタンドを参考に、地域でハチミツを育てているセヤミツラボに協力を依頼したところ、今回の企画が実現したという。

 用意された800杯は文化祭期間中に完売となり、売上金から材料費を差し引いた約3万円は、日本赤十字社に寄付される予定だという。

瀬谷区(左)と旭区それぞれで募金活動を実施した

赤い羽根共同募金 瀬谷・旭で街頭活動 地域で福祉を支援

 瀬谷区と旭区の県共同募金会支会はこのほど、「赤い羽根共同募金」の街頭キャンペーンを実施した。

 瀬谷区では10月1日に三ツ境駅と瀬谷駅で実施され、瀬谷区支会の上田三郎支会長や、植木八千代区長など各団体の代表やメンバーらが参加。駅の利用者に募金を呼びかけた。

 寄付者には感謝の証として赤い羽根が渡されたほか、500円以上寄付した人には瀬谷区役所と瀬谷区社会福祉協議会が連携して作成した、区のマスコットキャラクター「せやまる」のピンバッジが渡された。

 担当者は「多くの人に寄付をしていただき、ありがたい」と述べた。

子どもも参加

 旭区では、10月5日に鶴ケ峰駅や二俣川駅、区内各施設で募金活動が実施され、県共同募金会旭区支会の中野保弘支会長や権藤由紀子区長らが募金を呼びかけた。

 活動に参加した小学生は、「集まったお金が、困っている人たちのもとで役立ってくれたら嬉しい」と願った。

 集まった寄付金は、地域のボランティアの活動費や社会福祉施設の改修など、さまざまな用途に使われる。

文化祭を盛り上げるパフォーマンス※過去の様子

瀬谷区文化祭 区民主役の祭典 26日、27日に公会堂で

 毎年恒例の「瀬谷区文化祭」が10月26日(土)と27日(日)に瀬谷公会堂で開かれる。入場無料。

 文化祭は瀬谷区文化協会(小川肇会長)の主催。区民が活動成果を発表する場として1970年から行われており、今年で53回目を数える。

 講堂では民謡や詩吟、拳法、相撲甚句、落語など様々なジャンルのステージが繰り広げられるほか、瀬谷区にある横浜さがみ幼稚園の園児たちが合唱する(26日)。また、フィナーレでは歌手・悠木真湖さんの「2027 横浜花博 花だより」も披露される。

 2階ホワイエには生け花やガラス工芸作品が展示される。小川会長は「瀬谷区の文化の振興・発展を目指します」と話す。また、3年後の国際園芸博覧会に触れ、「文化祭のなかでアピールし、機運醸成につなげたい」と意気込んでいた。

 26日は正午〜午後5時、27日は午前10時〜午後3時。(問)同協会の高橋トミさん【携帯電話】080・1099・4040

特殊詐欺への注意を呼びかける田川さん(左)

瀬谷署員 田川さん聴覚障害者らに呼びかけ 手話で防犯講和

 瀬谷区の二ツ橋地域ケアプラザでこのほど、瀬谷警察署の署員が「瀬谷区手話サークル さかいの会」(和田裕子代表)のメンバー23人を対象に、手話を用いた防犯講和を実施した。

 講師を務めたのは、同署北新駐在所の駐在員で、手話通訳士の資格を持つ田川孝詞(たかふみ)さん。2014年から、特殊技能で地域に貢献する「スーパー駐在」に県警から指定されており、県内各地で手話を用いた講和を行ってきた。

 当日は、新紙幣発行に便乗したものや、SNSを悪用した投資やロマンス詐欺など、さまざまな手口を紹介。また、音声通話が困難な人のために開発された、「110番アプリ」の利用方法について田川さんが解説していった。

 聴覚に障害を持つ参加者から、「パソコンがウイルスに感染してしまった場合、どうすればいいのか」など手話で問われ、田川さんが手話で返答する場面もあった。

 田川さんは「自分は騙されないと思うのが一番危ない。留守番電話や録音機器を活用し、詐欺に気をつけて欲しい」と呼びかけた。

 和田代表は、「手話を活用する人にも分かりやすく解説してもらい、ありがたい」と話した。

初回研修での採血の演習

横浜市 看護師復職を本格支援 離職者向け研修を初開催

 横浜市が10月から市として初めて「看護師復職支援研修」を実施している。市の人口10万人あたりの看護職員就業者数が全国水準より低く、少子化の進展などにより新卒の看護職員採用が厳しくなると見込まれることから、離職した看護師の復職支援に本格的に乗り出した。採血など実技の不安解消や働く姿をイメージできる機会を通し、復職につなげるねらい。

 横浜市内の看護師数は3万3747人(2022年)。人口10万人あたりの看護職員就業者数が821・6人で、全国の1049・8人を下回っている。07年から毎年市内の病院を対象に行っている「看護職員等の確保に関するアンケート調査」では、22年度は対象131病院のうち、回答があった88病院の看護職員の採用数の総数は2118人で、年度当初の採用目標数2165人を47人下回るなど「人手不足」の状態が続く。

 今後も少子化が進むことから市医療局は「離職した看護師の復職への期待が高い」とする。市は離職した看護師、いわゆる潜在看護師は「採血などの技術や最新の知識に対応できるか」「家事や子育てと両立できるか」に不安を持つことが多いと過去の調査結果から分析。それらの不安を軽減するため、技術の感覚を取り戻したり、働く姿をイメージできる機会を設けようと復職支援研修を実施することに決めた。市医療局は「今後高齢者がさらに増え、医療需要が増す中、医療体制を整備する上でも看護師の確保は必須」と話す。

人手不足の解消に

 10月5日には横浜市医師会聖灯看護専門学校=鶴見区=で初回の研修が行われた。研修には24人が参加。シミュレーターを用いた採血の演習や、頭痛や腹痛などを訴える患者の症状観察のポイントなどを学んだ。

 参加した40代の女性は「7年間総合病院で働き、育児で離れた後は福祉施設などで働いてきたが医療か福祉か見極めようと参加した」。同校の望月紀子副学校長は「看護師の人手不足はコロナが明けてから深刻。離職者が現場復帰する一助となれば」と話していた。

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居室を周りながら入居者の安否を調べる職員

瀬谷区の高齢者施設 ブラインド型で対応確認 出火場所知らせず訓練

 瀬谷区阿久和東にある軽費老人ホーム睦荘(相原友宏施設長)がこのほど、入居者に出火場所を知らせないブラインド型の防災訓練を実施した。

 50人の高齢者が暮らす同施設では、阿久和消防出張所などの協力を得ながら定期的に防災訓練を開いている。今回は夜間に3階の居室から出火があったという想定で行われた。

 受信盤で火災を確認した職員は館内放送で、出火した居室がある棟の入居者には非常階段への避難を、別の棟の入居者にはベランダ待機を呼びかけ。指示通りに行動する人もいれば、誤った場所に避難する人もいた。

 同出張所の職員は講評で、「失敗を改善していくことが大事。夜間火災は職員一人で複数役をこなす必要もあるため、日頃からイメージ訓練を」と強調した。相原施設長は「ブラインド型のため、普段では分からない粗が出ました。職員や入居者が正しく行動できるよう、これからも訓練を繰り返していきます」と意気込んでいた。

過去のクラフト会の様子(提供写真)

自然物でクラフト作り カーリットの森で

 保土ケ谷区と旭区にまたがる火薬工場跡地の緑地「カーリットの森」の広場で11月10日(日)、自然物を材料にしてオリジナル作品を制作するイベント「里山のクラフト会」が行われる。雨天中止。

 当日は森の中にある小枝やドングリを使ったオブジェをはじめ、秋色に染まった葉のしおり、つるを使ったリースやかごなどを制作することができる。午前9時に相鉄バス「新桜ヶ丘団地」バス停(ハンズゴルフクラブ近く)に集合。正午頃に解散となる。参加費は300円(保険料含む)。完成した持ち物を入れる袋、帽子、軍手、タオル、水分補給の飲み物、スケッチ希望者は絵具類を持参。

 主催するカーリットの森を守る市民の会によると、秋の里山写生大会も予定しているほか、はがきサイズに合わせた額縁(100円)を用意するので作品を額装することもできるという。

 申し込みは同会中村代表【携帯電話】080・3488・6697へ。

保土ケ谷法人会 3B体操で健康促進 セミナーの参加者募集

 (公社)保土ケ谷法人会は11月15日(金)、岩間市民プラザ(保土ケ谷区岩間町1の7の15/天王町駅徒歩2分)で「健康セミナー」を開催する。午前10時から11時40分。参加費無料、定員40人。

 セミナーのテーマは「3B体操〜誰でも参加できる簡単エクササイズ〜」。日本3B体操協会の吉川久美子さんが講師となり、3つの用具(ボール、ベル、ベルター)を運動の補助として使用し、音楽に合わせて身体を動かすことで肩こりや腰痛などを予防する内容となる。

 担当者は「身体を動かして心身ともにリフレッシュしませんか」と参加を呼び掛ける。

 セミナーの申し込みは保土ケ谷法人会【電話】045・332・4360へ(10月31日(木)締切)。

横浜市 瀬谷区民文化センター「あじさいプラザ」 10月31日まで応募受付 11月23日から全8回 小学校4〜6年生対象 コンサートの企画・運営・広報を体験しよう!

 横浜市の瀬谷区民文化センターあじさいプラザ(瀬谷駅南口直結)は、クラシックコンサートの運営を体験できる「プラザ・キッズプロデューサー2024」の参加者を募集している。10月31日(木)締め切り。

 小学4年生から6年生を対象に、同施設で初めて企画された催し。参加者はコンサートのタイトルや演奏曲を決める「企画」、当日使う備品の準備や照明の操作を担当する「運営」、集客チラシ作成などに取り組む「広報」のいずれかのグループに所属し、11月23日(祝)から来年3月16日(日)のコンサート実施日まで全8回の取り組みを通してコンサートの計画を立てていく。当日も、場内アナウンスや、参加者へのプログラム配布などに携われる。

 参加費1000円。希望者は同施設受付か、応募フォーム=https://ajisai-plaza.hall-info.jp/kidsproducer.html=、氏名(フリガナ)、生年月日、学校名(学年)、希望のグループ(第一希望から順番に)、保護者氏名、住所、電話番号、メールアドレス、趣味や得意なこと、参加志望理由などを記載の上、応募を。

 各グループ3人まで。定員を超えた場合は抽選。結果は11月5日(火)までに申込書に記載されたメールアドレスあてに連絡される。

 問い合わせは同施設【電話】045・301・3500。

横浜DeNAベイスターズが日本シリーズへ 1998年以来の日本一へ、26日横浜スタジアムで開幕

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが10月21日、セ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージで読売ジャイアンツを4勝3敗で破り、日本シリーズ進出を決めた。

 ファイナルステージは、ベイスターズが3連勝で王手をかけた後、ジャイアンツが連勝し、アドバンテージの1勝を含めて3勝として第6戦を迎えた。ベイスターズは2対2の9回表、牧秀悟選手のタイムリーヒットで勝ち越し、その裏を森原康平投手が3人で抑えてペナントレースの覇者のジャイアンツを下した。

 セ・リーグ3位のベイスターズの日本シリーズ進出は、同じく3位から勝ち進んだ2017年以来。26日から始まる日本シリーズの相手は、17年と同じ福岡ソフトバンクホークス。1、2、6、7戦が横浜スタジアムで行われる予定。ベイスターズは1998年以来、26年ぶりの日本一に挑む。

山中市長が祝福コメント

 ベイスターズの日本シリーズ進出を受けて横浜市の山中竹春市長が以下のコメントを発表した。

 「このたびは日本シリーズ出場、誠におめでとうございます。横浜市民の皆様とともに心よりお祝い申し上げます。『横浜進化』をスローガンに、三浦監督のもと、選手、スタッフが一丸となり、クライマックスシリーズを勝ち上がり、掴み取った日本シリーズ出場。横浜市民の悲願である26年ぶりの日本一を目指した熱い戦いを期待しています。市民の皆様とともに、全力で応援してまいります」

衆院選の期日前投票 前回比3割減 開始から5日間の状況

 横浜市選挙管理委員会が10月21日、衆議院議員選挙の16日から20日までの5日間の期日前投票の状況を発表した。

 5日間で期日前投票を済ませたのは9万3,845人。2021年10月の前回選では、期日前投票開始から5日間で13万6,314人が投票しており、前回に比べて3割以上少ない。

 区別では、瀬谷区は前回選より増えたが、残りの17区では減少。減少幅が最も大きかったのは港北区で、6割近く減っている。

 早期解散によって、市選管からの投票案内の郵送が遅れており、それが期日前投票の少なさに影響している可能性がある。投票の案内が手元になくても期日前投票は可能。

横浜市旭区 左近山ショッピングセンター 恒例の秋まつり 音楽フェスや飲食を楽しもう 10月27日 午前11時から午後3時

 左近山ショッピングセンター=横浜市旭区左近山16の1=で10月27日(日)、「秋まつり」が行われる。午前11時から午後3時。

 左近山ショッピングセンター=青木栄一会長=主催。左近山連合自治会の後援。同ショッピングセンターでは毎月第4日曜日に祭りイベントを開催しており、今回もその一環だ。

 当日は「秋の音楽フェス」が企画され、左近山中学校音楽部やT-image、The SKY、すなふきんズ、H3が出演する。

 また恒例企画の「コーラ早飲み&ブタメン早食い」も実施。他には護身術やエクササイズにも用いることができるブラジリアン柔術の紹介(午後1時から)、ハロウィーンのフォトスポット開設(午前11時から午後2時30分)、飲食の模擬店出店などが行われる。

 雨天中止。イベントに関する問い合わせは青木会長【電話】045・351・7488。
植木 眞理子氏

共産・植木氏が立候補 衆院選 神奈川6区

 10月27日(日)に投開票される衆議院議員総選挙の神奈川6区(保土ケ谷区、旭区)に、共産党の新人・植木眞理子氏(73)が立候補した。

 看護師として神奈川県立精神医療センターに勤務していた植木氏。神奈川県医療労働組合連合会の副委員長や神奈川県職労連病院労組執行委員長などを歴任し、現在は自治体退職者連絡会事務局次長を務める。

 「命を大切にする政治の実現。平和を守り、戦争を無くす。医療・福祉にきちんとお金を使うようにしたい」と植木氏。また、「最低賃金を1500円以上に持ちあげるよう要求を続ける」と話す。

 神奈川6区では、いずれも前職で自民党の古川直季氏(56)と立憲民主党の青柳陽一郎氏(55)、新人で日本維新の会の塩坂源一郎氏(61)も立候補している。    10月18日起稿

吹き抜けの店内を彩るステンドグラス

横浜ほっこり純喫茶【2】 赤レンガの洋館「馬車道十番館」で文明開化気分に浸る 本紙記者のひと息時間

 どこか懐かしい雰囲気やメニューで、若い世代の注目も集める純喫茶。純喫茶とはアルコールの提供がなく、純粋にコーヒーや軽食を楽しむための空間だ。日々地域を回るタウンニュース記者が、取材の合間に立ち寄り、ほっとひと息ついている純喫茶を紹介する。

開港当時の西洋建築を再現した洋館

 今回訪れたのは、JR関内駅北口、市営地下鉄ブルーライン関内駅、みなとみらい線馬車道駅からほど近い「馬車道十番館」。店の入口前にはレトロな電話ボックスや馬車道のシンボル的存在であるガス灯が並び、ここだけ165年前の開港当時にタイムスリップしたかのようだ。

 でも、実は馬車道十番館の開館は1970(昭和45)年と、印象よりも新しい。地元の老舗とんかつ店「勝烈庵(かつれつあん)」の10番目の系列店として1967年に洋食の「山手十番館」がオープンし、その3年後に開業したのが馬車道十番館。開港当時の建築様式を参考に、明治の西洋館を再現した。場所はガス事業の創始者、高島嘉右衛門家の跡地で、店のロゴマークにはガス灯が使われている。

ステンドグラスの柔らかな光が降り注ぐ

 店内は1階が喫茶室で、2階に英国風酒場、3階はフランス料理店、4・5階には宴会場があり、利用目的ごとに分かれている。喫茶室は、なんといってもアーチ形のステンドグラスが目を引く。3色のガラスを通した光は柔らかく、どこかノスタルジックな気持ちに。ファンが回る吹き抜け天井の下、アンティークな調度品、横浜の風景の絵画や写真が配され、地元愛が感じられる。

 他にも大きな柱時計やグラスコレクション、日露戦争当時の欧州航路船「信濃丸」で使用されていた椅子、旧帝蚕倉庫の赤レンガなど、館内には歴史を感じさせる品々がさりげなく配されていて、博物館に来たかのような気分に浸れる。 

レンガをイメージしたプリンをアラモードで

 ここでのお目当ては「十番館プディング ロワイヤル」と「メロンクリームソーダ」。前者はレンガ型のプリンと色とりどりの季節のフルーツ、2色のアイスクリームがのった、いわゆるプリンアラモードだ。主役のプリンは適度なかたさがあるタイプで、卵の味と上品な甘味が心の疲れをほどいてくれる。添えられたバニラとチョコのアイスクリームと複数のフルーツがプリンのおいしさを際立たせる。

 純喫茶の定番、メロンソーダには本物のメロンの果肉を使用。ソーダは自然で程よい甘さのため、バニラアイスクリームとの相性もいい。味の違いが分かる大人にも味わってほしいクリームソーダだ。

■中区常盤町5-67 【電話】045-651-2621(メニュー、価格は取材時のものです)