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旭区・瀬谷区 社会

公開日:2024.10.24

瀬谷署員 田川さん聴覚障害者らに呼びかけ
手話で防犯講和

  • 特殊詐欺への注意を呼びかける田川さん(左)

 瀬谷区の二ツ橋地域ケアプラザでこのほど、瀬谷警察署の署員が「瀬谷区手話サークル さかいの会」(和田裕子代表)のメンバー23人を対象に、手話を用いた防犯講和を実施した。

 講師を務めたのは、同署北新駐在所の駐在員で、手話通訳士の資格を持つ田川孝詞(たかふみ)さん。2014年から、特殊技能で地域に貢献する「スーパー駐在」に県警から指定されており、県内各地で手話を用いた講和を行ってきた。

 当日は、新紙幣発行に便乗したものや、SNSを悪用した投資やロマンス詐欺など、さまざまな手口を紹介。また、音声通話が困難な人のために開発された、「110番アプリ」の利用方法について田川さんが解説していった。

 聴覚に障害を持つ参加者から、「パソコンがウイルスに感染してしまった場合、どうすればいいのか」など手話で問われ、田川さんが手話で返答する場面もあった。

 田川さんは「自分は騙されないと思うのが一番危ない。留守番電話や録音機器を活用し、詐欺に気をつけて欲しい」と呼びかけた。

 和田代表は、「手話を活用する人にも分かりやすく解説してもらい、ありがたい」と話した。

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