多摩区・麻生区版【11月8日(金)号】
記念植樹に臨まれる佳子さま

佳子さま、緑化祭で川崎に 地元中学生と記念植樹

 国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化かわさきフェア」の中心的行事「全国都市緑化祭」の記念式典が11月1日、カルッツかわさき(川崎区富士見)で開催された。式典には秋篠宮家の次女佳子さまが出席され、緑化推進への思いを述べられた。

 川崎市でボランティアによる活動や子どものための自然体験教室、事業所の緑化などが行われてきた点についてふれた佳子さまは「都市でみどりを育むことの意義を改めて感じました」とあいさつされ、「このフェアをきっかけに長年にわたって築かれてきた都市の貴重なみどりを大切にする活動が次の世代に引き継がれ、みどりあふれる街で、人と人とがつながっていく姿を思い描いております」と述べられた。

 式典には約600人が出席。福田紀彦市長が「川崎の地から緑豊かな潤いのあるまちづくりを誓う」と開会宣言し、堂故茂国交副大臣や黒岩祐治県知事があいさつに立った。緑化宣言には宮前小学校(川崎区)に通う児童7人が登壇。「緑化活動に携わってきた川崎市の先人たちの思いを大切にし、かけがえのない花や緑を守り、育て、次の100年につなげていく」と誓いを込めた。

 富士見公園では記念植樹が行われ、桜の品種の一つ「舞姫」の苗木を用意。佳子さまはスコップを手に富士見中学校(川崎区)2年生の生徒2人と一緒に土と水をかけられた。生徒は「佳子さまから水は何回かけますかなどと声をかけてもらい、緊張がほぐれた」と振り返った。

 佳子さまは緑化宣言を行った児童たちにもねぎらいの言葉をかけられた。児童は「私たちのことを心配してくれる心の優しい方」と話した。

 式典を終えた佳子さまはこのあと、多摩区の生田緑地ばら苑、日本民家園、かわさき宙と緑の科学館、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムを訪問された。

狛江市に向かって川を渡る乗船者たち

「登戸の渡し」復活に沸く 約70年ぶり 一日限定で

 かつて多摩川に多くあった渡し場の一つ「登戸の渡し」が10月26日、市制100周年を記念し、約70年ぶりに一日限定で復活した。河岸では地域住民の協力のもとイベントが行われるなど、盛り上がりを見せた。

 多摩川に橋が架かる以前は、対岸への移動手段として各地で「渡し船」が行われていた。その一つで、川崎市と狛江市を結び、人々の生活や物流を支えていた「登戸の渡し」は、1925年に二子橋、27年に小田急線が開通すると利用者数は減少。53年の多摩水道橋の開通を前に廃止されたとされている。

 今回は「節目の年に文化継承を」と、市制100周年を記念して約70年ぶりに復活。河岸にある二ヶ領せせらぎ館(多摩区宿河原)付近と狛江市側の2カ所に渡し場を設け、動力船でそれぞれの対岸へ渡る企画を行った。運営には多摩区観光協会(末吉一夫会長)やNPO法人多摩川エコミュージアム、田園調布学園大学(麻生区東百合丘)の学生らが携わり、川崎市側の河川敷ではステージイベントや飲食物販などが行われ、渡し船の復活を盛り上げた。

「歴史知る機会に」

 当日は午前、午後各19便が出航。約150人が渡し船を体験した。午前のチケット販売時点で午後の分も売り切れるほど、盛況を見せた。

 10時発の第1便には川崎側から4人が乗船。スマートフォンを構えながら笑顔で河岸に手を振り、対岸へと向かっていった。狛江市側から乗船したという紀野遥香さん(生田小3年)は「乗ったのは5分くらい。揺れて少し怖かったけれど船頭さんが多摩川にはウナギやアユがいることを優しく教えてくれた」と笑顔を見せた。

 運航を担ったのは川崎河川漁業協働組合。同組合は普段、中原区で行われている「丸子の渡し」などにも協力している。同組合の渡邊善之さん(64)は「登戸は丸子に比べて水深もあり、波も落ち着いていてやりやすかった。これを機に年々きれいになっている多摩川を多くの人に知ってほしい」と期待を寄せた。

 会場を訪れた藤倉茂起川崎市副市長は「地元の人や狛江市とも連携しながら、まちの歴史を知り、多摩川に親しみを持ってもらう機会になれば」と思いを語った。

元JUDY AND MARYのドラマーで、溝口駅前でのステージ設置プロジェクトに奔走する 五十嵐 公太さん 高津区在住 61歳

誰もが音楽、楽しめる場へ

 ○…「仮にたった5cmの高さでも、上がればそこは特別な場所。ものすごい興奮やドキドキ、楽しさ、責任を体験できる」。”ステージ”という場所が生み出す特別な体験を皆にしてもらい音楽や自分の存在を肌で感じてほしいと熱く語る。約1年前から溝口駅前のステージ設置を地元関係者らと構想。準備会会長として奔走し完成イベントは目前に。「色んな人が発信する場になれば」

 ○…『そばかす』などの名曲を生み、絶頂の人気で解散まで駆け抜けたJUDY AND MARYのドラマー。東高津小、高津中を卒業し、高校生活で憧れたバンド活動はまさかの校内禁止だったが「ダメと言われたらやりたくなる」。学外バンドでドラムと出合い熱中した。プロのバンドの厳しさも経験しジュディマリは自身3度目のメジャーデビュー。人気の中も実力を上げるためバンドは「少しずつ」舞台を広げる道を選び次第にその勢い、実力は最高潮に。「毎日が楽しみでしょうがなかった」。武道館やスタジアムいっぱいに人が広がる光景も「広さを感じない」。ステージは培った自信を反映した。

 ○…地域活動の契機は5年前の台風。高津区内での浸水被害で黙々と片付ける人々に「手伝いたいのに繋がりがなく声をかけられなかった」。もどかしさを感じていた頃、社会奉仕団体の川崎西RC(ロータリークラブ)への加入が分岐点に。地域と繋がりが広がり「すごく面白い。自分が何に満足するか見つけるきっかけにもなった」

 ○…現在はドラムとバイオリンのデュオにも邁進し、能登の被災地へのチャリティーライブも開催。音楽を通じ社会や誰かに貢献することが今の活動であり目標だ。「川崎は人と人が近くエネルギーがある。音楽のまち・かわさきを溝口から盛り上げていけたら」

コスモス色とりどりに 東百合丘の畑で

 「ヒサマツ自然農法の会」の畑(麻生区東百合丘2の20の28)で、コスモスが見頃を迎えた。

 敷地内で多様な作物を育てている同園。約150坪の斜面に広がるコスモスは、約10年ほど前から自然に咲き始めた。花から落ちた種から芽を出し毎年繰り返し育っているという。白やピンク、橙色の花びらをもつキバナコスモスも同じ敷地内に咲いている=写真、10月31日撮影。11月半ば頃まで楽しめるという。管理する島貫松江さんは「多摩区、麻生区、どちらの方もお気軽に」と話す。(問)島貫さん【携帯電話】080・7848・3731

記念誌を持つ小松会長(右)と森沢さん=ばら苑内

『ばら苑物語』が完成 ボランティア会が記念誌

 「生田緑地ばら苑ボランティア会」(小松愛会長)はこのほど、記念誌『ばら苑物語』を完成させた。

 同苑は2002年に向ヶ丘遊園が閉園した後、川崎市が維持管理を引き継いだ。当時から多くのボランティアが苑を支えた。現在も約170人の会員がバラの育成管理などを行っている。

 初期メンバーが減少していることもあり、今までの歩みをまとめようと記念誌を制作。費用はCF(クラウドファンディング)などで集め、約700部を用意した。

 記念誌は苑やボランティアの歴史、活動を伝えているほか、約850品種のバラを写真付きで紹介している。

 編集を担当した森沢万里子さんは「間違いがないか、何度も確認しながら完成までこぎつけた」と笑顔を見せる。小松会長は「記念誌を通じて、多くの人に苑のことを知ってもらえればうれしい」と思いを話した。

 秋の一般公開(11月17日まで)が行われている同苑。11月12日(火)には、同会PRブースで午前10時から先着75人に記念誌を配布する。

川崎市役所

市立小・中学校の調査 「不登校」初の3千人台 いじめも5千件超え

 川崎市内の市立小学校と中学校で2023年度に不登校だった児童生徒数が初めて3千人を超え、いじめの件数も初めて5千件を超えたことが分かった。神奈川県が実施した23年度「児童・生徒の問題行動・不登校等調査」から、市教委が市内の状況をまとめ、10月31日に発表した。

 調査によれば、23年度の市立学校でのいじめの件数は、小学校で5192件(前年度比578件増)、中学校で280件(同38件減)で、小学校の増加が際立つ。そのうえで、今年7月までに被害者が「いじめられている」と感じなくなった状態が続き、いじめが「解消された」と認められた割合は、小学校で97・6%、中学校で88・9%だった。

 「暴力行為」は小学校が194件、中学校で145件で、いずれも減少した。

 市が「喫緊の課題」と位置付ける不登校の児童・生徒数は、小学生が前年度より291人多い1435人、中学生は154人多い1826人だった。いずれも増加傾向は続き、小学生は19年度の700人の2倍以上、中学生は19年度の1・3倍だった。

 不登校の理由としては、「不安・抑うつの相談があった」が小・中学生いずれも最多で、「学校生活に対してやる気がない等の相談をうけた」「生活リズムの不調に関する相談があった」などと続く。

 一方で23年度内に教員の家庭訪問やスクールカウンセラーの対応などにより、再び登校した小学生は542人、中学生は435人いたという。

 不登校の児童・生徒数は全国的に増加しており、市でも同様の傾向が止まらないことから、今年7月には「不登校対策の充実に向けた指針」を策定した。市の担当課は「これまでの取り組みを見直し、当事者に丁寧に向き合い、課題に取り組んでいく」としている。

体験教室参加者募る 11月15日まで受付

 二ヶ領せせらぎ館(多摩区宿河原)で12月1日(日)から22日(日)まで、小学生以上を対象とした冬期体験教室が開催される。NPO法人多摩川エコミュージアムが主催、川崎市と市教育委員会が後援している。

 プログラミング講座や野鳥の観察会、クリスマスツリー作りなど、10種類の教室を開講。参加費は教室により500円〜1500円(当日持参)。11月15日(金)正午まで同館サイトから申し込みを受付。(問)【電話】同館044・900・8386

(左から)佐川署長、猊倉正樹校長、高橋さん、銀賞を受賞した堀遥奏さん、川原さん、岸井会長

多摩区 防火ポスター 金賞に東生田小 川原さん

 火災予防をテーマに多摩区内の小学生が描いた防火ポスター全96点の作品の中から東生田小学校の川原千和さん(5年)が金賞、高橋優奈さん(6年)が署長賞を受賞した。多摩防火協会の岸井洋一会長と多摩消防署の佐川勉署長が10月21日に同校を訪れ、表彰状を手渡した。川原さんはガスコンロやコンセント、放火による火災に注意することの大切さを伝えようと取り組んだ。初の金賞受賞に「とてもうれしい。火災に気をつけてほしい」と述べた。

 11月9日(土)午前9時30分から15日(金)午後4時30分まで生田緑地中央広場客車内で全作品を展示、同署ウェブサイトでも見ることができる。

青玄まつり川崎F応援 11月10日 麻生区片平で

 川崎フロンターレを応援して選手とふれあえるイベント「あさお青(せい)玄(げん)まつり」が11月10日(日)、同チーム麻生グラウンド(麻生区片平1517の10)などで開催される。

 地域でチームを盛り上げようと麻生区役所や区内企業、個人有志で結成された応援組織「川崎フロンターレ麻生アシストクラブ」が主催する。アトラクションやステージ、屋台やキッチンカーの出店、選手サイン会(先着)など企画多数。午前11時から午後3時。入場無料。小雨決行。

 詳細はチーム公式ウェブサイト(【URL】https://www.frontale.co.jp/)で確認を。

長念寺に100人の笑い声 落語会にぎわう

 多摩区登戸にある浄土真宗本願寺派寺院・長念寺(小林泰善住職)の落語会が10月26日、同寺本堂で行われ、地域住民ら約100人が訪れた。

 「開けたお寺にしたい」と企画され、今回で24回目。コロナ禍で中止していたが、昨年再開した。

 運営には寄席芸能の普及のため活動する「グループ噺道楽」が協力。約3時間にわたり落語、講談などが披露され=写真、本堂は笑い声で包まれた。小林住職は「楽しみにしてくれる人が多い。寺に親しむ機会になれば」と思いを語った。

枡形中で防災訓練 多摩区主催 11月17日

 多摩区役所が主催する第2回総合防災訓練が11月17日(日)、枡形中学校(多摩区枡形)で実施される。小雨決行、荒天中止。午前9時(受付8時30分)から正午。軍手など手袋持参。汚れてもいい服装で参加を。

 地震が発生したとき、どのように避難所を開設するのか、受付から仮設トイレの設置など、一連の流れを確認する。

 9時30分から11時30分には防災体験・展示コーナーが設置される。応急給水や消火器、地震VR(仮想現実)などの体験ができる。女性目線の防災やペットとの同行避難などを学ぶブースも。(問)区危機管理担当【電話】044・935・3146

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平均80歳人生の秋を歌う 20周年記念し演奏会

 平均年齢80歳の男声カルテット「グルービー・グランパーズ」が11月30日(土)、昭和音楽大学ユリホール(新百合ヶ丘駅南口から徒歩4分)で20周年記念コンサートを開催する。午後1時開演。

 麻生区、宮前区を中心に、年間15回ほどのコンサートを行う同団体。今回は『少年時代』『ちいさい秋見つけた』などを披露する。

 入場料1千円。当日券あり。希望者は直接会場へ。(問)田中さん【携帯電話】090・3096・3105

マイクを持つにじつばきちゃん

千代ヶ丘小 50周年記念し運動会 ゲスト登場に会場沸く

 今年度創立50周年を迎える市立千代ヶ丘小学校(麻生区/柴田雅之校長)で10月26日、記念の運動会が行われた。

 開会式では柴田校長や創立50周年記念実行委員長の海老原正人さん、児童ら10人ほどでくす玉割りを実施。紐が取れてしまうハプニングもあったが、子どもたちの「50周年おめでとう」の声に合わせてくす玉が開くと、拍手や歓声があがった。

 各種競技を終え、閉会式では、勝敗を聞き手をあげて喜ぶ姿や、涙を流し悔しがる様子が見られた。最後は同校で40年以上にもわたって咲き誇る「五色八重咲散椿」を模した50周年記念シンボルキャラクターの「にじつばきちゃん」が、「動く姿」で初登場。「皆よく頑張ったね」と労いの言葉をかけると会場には温かな笑い声が広がった。

 柴田校長は「50回目の運動会。子どもたちもお祝いする気持ちをもって、全力で楽しめた」と語った。

多摩区菅エリアの人たちの前で演じるフランスの学生

菅で日仏の芸術交わる 学生と住民が演技を披露

 多摩区菅地区周辺に住む人たちと、フランスで芸術を学ぶ学生らによる文化交流の催しが10月25日、JAセレサ川崎菅支店を会場に開かれた。

 「フランスと日本の友好芸術発表会」と題し、菅を拠点に留学生の支援や日本文化の伝承を続けるNPO法人SAGA国際交流協会と芸術海外交流会が共催。学習のため日本に短期滞在していた仏ノルマンディー地方にあるルーアン市立コンセルヴァトワール(芸術学院)の学生らが会場を訪れ、近隣町会や老人会の会員ら約70人が迎えた。

 同法人の原島小賀子理事長は冒頭、「日本の人にはフランスの若い芸術家たちの優れた舞台を、フランスの人には日本の伝統文化を堪能していただけたら」と思いを述べた。クレモン・ロンデ副学長は同校教員の本多まきさんを通じ、「日本の伝統文化や生活習慣を体験できるのがとてもうれしい」と話した。

 学生は楽器演奏も交えてグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』の現代版ミュージカルや仏の文化歴史を題材にしたオリジナルの戯曲を公演。会場からは温かい拍手が送られた。一方、日本伝統芸能として地域で活動する菅お囃子和会や浜声会、生瑛会、多摩つくし会らが獅子舞、民謡、踊り、歌などを披露した。本多さんは「学生は日本文化を知らないので楽しみにしてきた。貴重な機会をいただきとてもありがたい」と話した。発表会後には交流会も催された。

ワイン作りに携わった学生ら

「川崎ワイン」ボトル初販売 市ゆかりの3大学が協働

 川崎市のブドウで作った地産のワインが10月12日、新百合ヶ丘駅で行われた「しんゆりフェスティバル・マルシェ」で、ボトル詰めの状態で初めて販売された。

 限定100本で販売されたのは「岡上ヌーボー2024ロゼ」。麻生区岡上にある(株)カルナエスト(山田貢代表取締役)蔵邸ワイナリーが製造した。当日は販売開始前から長蛇の列ができ、約30分で完売するほどの盛況ぶりを見せた。

 今回は山田代表の呼びかけのもと、川崎市に関連する3大学の学生がワインを通じて協働した。

 明治大学農学部の有志による「明治大学かわさきワインプロジェクト」はブドウ栽培を担当。3年生の井上摘生さんは「普通は農場の中でデータをとって終わり。お客さんの笑顔を直接見ることができ、貴重な機会になった」と目を細めた。

 ボトルのデザインを担当したのは和光大学で「地域デザイン」の授業を履修する8人だ。岡上の地形や自然豊かな風景を盛り込み、8人8様のラベルを披露した。

 田園調布学園大学で農福連携に取り組む和研究室の学生は、ワインを作る際に出るブドウの搾りかすを使ったパン作りを実施。今後、袋詰め、シール貼りなど障害者らの労働の幅を広げる方法も模索していくという。

 山田代表は「学生を含め人が集まってくるのはワインの強み。農業を残していく方法でもあると思う」と思いを語った。

今年3月に規制緩和

 地元の特産物で果実酒を醸造するため2020年に認定された「かわさきそだちワイン特区」。当初は生産者自身が経営する飲食店や農家民宿での飲用に限定されていた。今年3月に規制が緩和され、ボトル詰め販売が可能になったことを受け、今回実施に至った。

口腔がんの早期発見へ 市歯科医師会が無料検診

 川崎市歯科医師会は来年2月2日(日)、早期発見へ向け、専門医による口腔がん無料検診を行う。中原歯科保健センター(中原区小杉町2の288の4)で午前9時から。30歳以上の市民45人が対象。

 希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日、年齢、電話番号を記入し、〒211-0063中原区小杉町2の288の4「川崎市歯科医師会口腔がん検診係」へ。12月10日(火)必着。

 記入漏れがある場合、選考外となることもあり。応募者多数の場合は選考し、郵送通知。(問)川崎市歯科医師会【電話】044・819・4494

柿生郷土史料館 小島氏の功績 次代へ 没後10年シンポジウム

 市立柿生中学校(麻生区)の1階にある「柿生郷土史料館」の初代支援委員長として、同館の誕生に尽力した小島一也氏の没後10年を記念したシンポジウムが11月17日(日)、同校2階の視聴覚室で行われる。午後1時30分から4時。

 問い合わせは小林さん【携帯電話】080・5513・5154、同館【携帯電話】070・1503・6401。

「重成」の謎を解こう 多摩区まち歩きゲーム

 多摩区まち歩きイベント「緑のまちと重成の謎〜多摩区を巡る、2匹とあなたの物語」が11月24日(日)まで開催されている。主催は多摩区役所。

 区内を巡って謎を解き、多摩区ゆかりの鎌倉武将「稲毛三郎重成」の遺した宝を探し出すというゲーム。緑あふれる多摩区のまち歩きを楽しみながら、枡形城(現在の生田緑地付近)の城主で源平合戦などで活躍した重成について学ぶことができる。対象は小学校高学年以上、参加無料。

 多摩区役所や登戸と菅の行政サービスコーナーなどで台紙を手に入れ、「菅稲田堤エリア」(午前9時〜午後5時)か「登戸・宿河原エリア」(午前10時〜午後5時)を選択。選んだエリアに移動して2つの謎を解くと、宝の手がかりのありかがわかる。手がかりを手に入れて宝箱を見つけ、その中にある正しい合言葉を「発見報告所」で伝えるとエリアクリア。謎が難しい場合はヒントスポットもある。先着2千人に参加賞が、クリアした人の中から抽選で豪華賞品が贈られる。

 詳細は多摩区ウェブサイト。問い合わせは多摩区地域振興課【電話】044・935・3148。

踊りや歌、勢ぞろい 11月14日 麻生市民館で

 麻生区内で活動する団体が日頃の練習の成果を披露する第7回演芸会が11月14日(木)、麻生市民館大ホールで開催される。

 正午(午前11時30分開場)から午後4時ごろ。入場無料。すこやかコスモスの会(重田惠美子会長)が主催している。

 フラダンスや踊り、合唱など幅広い演目が楽しめる。(問)重田会長【電話】044・988・1090

注目は日本代表の工藤選手(上)と坂本選手=リーグ提供

ソフトボールJDリーグ 世界最高峰の戦いを 11月9日、10日 等々力で

 国内トップの日本女子ソフトボール「JDリーグ」のプレーオフが11月9日(土)、10日(日)、等々力球場(中原区)で開催される。

 全16チームが東西に分かれ、頂点を競う同リーグは、今季も最終節まで熾烈(しれつ)な順位争いが行われた。プレーオフに進んだのは東地区2位のビックカメラ高崎ビークイーン、同3位の戸田中央メディックス埼玉、同4位のホンダリヴェルタ、西地区2位のSGホールディングスギャラクシースターズ、同3位のシオノギレインボーストークス兵庫の5チーム。9日に、ホンダとシオノギ、10日にビックカメラ高崎と戸田中央、SGホールディングスと9日の勝者が対戦する。負けたら終わり、両地区の1位チームが待つダイヤモンドシリーズ進出をかけた、激しい戦いが期待される。

 同リーグ事務局は「世界各国の代表選手が集結する世界最高峰のリーグ。フィールドが短く、野球とは異なるスピードと躍動感がある競技」と女子ソフトボールリーグの見どころを語る。試合時間やチケット販売などは公式ウェブサイト。

ハンドメイド作品並ぶ 新百合ヶ丘で2日間

 ハンドメイド作家によるマルシェ「ボックスマルシェ」が11月16日(土)、17日(日)、しんゆり交流空間リリオス(麻生区万福寺)で開催される。午前10時から午後4時。

 出店するのは、同施設内カフェ壁面のギャラリースペース「リリオスボックス」で、作品を展示している作家たち。ステンドグラス、アクセサリーなどの作品が日替わりで販売される。

 予約優先でワークショップも実施。空き状況により当日も参加可能。(問)同施設【電話】044・281・5036

GO!GO!!フロンターレ

専門学生考案! コラボメニュー

 川崎フロンターレのクラブパートナーである学校法人三幸学園が運営する「横浜スイーツ&カフェ専門学校」の学生が考案したメニューが、11月17日(日)までの期間限定でFRO CAFEにて販売されている。

 秋の野菜を使用したバターライスに濃厚な2種類のソースをたっぷりかけていただく「バターライスonハンバーグ〜たっぷりFROソース〜(1200円)」や、生姜焼きをバルサミコ酢を使ったソースでさっぱりとした味わいに仕上げたワンプレート「NY☆ポークジンジャー」(1000円)など学生ならではアイデアが光るものばかり。ほかにも、パストラミビーフを使った「ELPサンド&さくっと!オニオンリング!」(1100円)やチョコレートがアクセントになった「コーヒーミルクFRO.っぺ」(800円)もある。

 若い感性が散りばめられたオリジナルメニュー。ぜひお試しを。詳細はフロカフェ公式ウェブサイトへ。