足柄版【12月14日(土)号】
改修工事中の開成町民センター

開成町民センター 来年1月5日に再稼働 老朽化対策工事が完了へ

 開成町はこのほど、改修工事により閉館していた開成町民センター(開成町役場隣)を来年1月5日(日)から再稼働すると発表した。

 1986年10月に開館した同センターは鉄筋コンクリート造3階建、延べ床面積3269平方メートル。1階に保健センター、2階に中小会議室と集会室、3階に大会議室と図書室が整備されている。

 開館から40年近くが経ち、老朽化が激しいことから、外壁落下防止、雨漏り対策、全トイレの洋式化、照明のLED化などの補修工事を実施、23年11月から閉館していた。12月で最後の補修工事が終了する見通しとなったことから、来年1月5日から利用できることになった。施設の構造に大幅な変化はない。町生涯学習課は「特に照明のLED化により、かなり明るくなるので多くの人に快適に利用いただけるのでは」と話す。

図書室は17日から

 3階の図書室は来年1月17日(金)から開室される。これに伴い、開成町役場庁舎1階プラザ内に臨時で開設されていた「臨時図書室」は12月27日(金)で廃止となる。

 なお、1月6日(月)から役場庁舎正面玄関付近に設置する予定の「返却ポスト」での図書の返却は可能。

丁寧に作業を進める塗装協会青年部のメンバーら

最乗寺 高下駄ピカピカに 塗装協会青年部が塗り替え

 公益社団法人神奈川県塗装協会小田原支部青年部(五十嵐貴久部長)が12月8日、ボランティアで大雄山最乗寺(南足柄市大雄町)の和合下駄と大下駄を塗り替えた。

 同青年部は、塗装協会員の後継者や青年経営者育成の一環で組織された団体。県西地域で活動し、8人が在籍している。「次世代につながる活動」を意識し10年以上にわたり、地域の幼稚園や名所などのボランティア塗装を行っている同青年部。今年度は、南足柄市にある大雄山最乗寺の世界一大きな和合下駄(高さ約2メートル)と、初代大下駄を塗装することになった。

 使用した塗料は、南足柄市の中戸川塗料店が無償提供。事前に下見をして作業手順等を確認し、当日を迎えた。五十嵐部長によると、赤色を塗るのは非常に難しく、下地をうまく整えないと、きれいな色にはならないという。

 この日は汚れやさびを落とすケレン作業を行ったのち、丁寧に赤色に塗装し、仕上げていった。五十嵐部長は「最乗寺には毎年多くの参拝者が訪れます。気持ち良く新年を迎えて頂ければ」とコメント。最乗寺の橘泰弘副寺は「想像以上に素晴らしい色に仕上がり感謝しています。生まれ変わった最乗寺のシンボルを見に来て下さい」と話した。

2024年秋の叙勲「瑞宝単光章」を受章した 桜井 正春さん 開成町中之名在住 71歳

地域のまとまりで防災を

 ○…32年間の開成町消防団員としての活動が認められ、秋の叙勲において「瑞宝単光章」を受章した。2024年秋の同章は、県内で14人、足柄上地域では唯一の受章となった。11月13日の伝達式では皇居で天皇陛下に拝謁した。「こうした章をいただけるのは大変光栄なことです。まして、陛下に拝謁できるなんて喜びです」

 ○…1987年に、当時の自治会長に勧められ入団した。「当初は1年間の約束だった」と笑うが、一つのことに集中する性分からか、気づけば団の中心に。2015年から4年間は消防団長も務めた。地域の見守りや点検活動、防災に対する普及活動のほか、実際の火災現場で消火活動にもあたってきた。「30年位前になりますか、放火が相次いだ時期がありました。毎日出動することになり大変でしたね」と振り返る。

 ○…南足柄市生まれ。結婚と同時に開成町に移った。定年までは富士フイルムに勤務した。現在は妻と娘、高1と中1の孫の5人暮らしで、趣味の日曜大工に精をだす日々を過ごしている。「身の周りのものはたいてい自分で作っています」と誇らしげに話すように、自宅庭のフェンスや階段、実家の畑にある小屋なども全て手作りだという。

 ○…団退団後も、OBで構成する「開成町消防友の会」に在籍。「今でも町を歩いていると、『この家の防災への備えは大丈夫なのか』と、ふと見てしまいます」と話す。開成町消防団も団員不足に悩まされ、定数の108人に対し、1割程度少ないのが現状だ。「防災は地域の団結がとても大切です。開成町は住民のまとまりがあり、防災意識が高いので、若い人もこの良い風土を引き継いでもらいたいですね」と力強く話した。

寒空の中、元気にスタートする参加者

285人が師走を疾走 南足柄市でマラソン大会

 ジョギングを通して、健康・体力の保持増進と習慣化を図り、人や地域交流の促進を目的とした「南足柄市にこにこ走ろう大会」(主催/南足柄市、主管/南足柄市スポーツ推進委員協議会)が12月1日に開催された。46回目。

 大会は、南足柄小学校をスタート。狩川沿いの景色を楽しみながら走り、同日に開催された健康フェスタ会場の保健医療福祉センターでゴールする約1・5キロのコースで開催。小学生とその保護者ら総勢285人が参加した。

 参加した小野龍斗さん(南足柄小6年)は「ひとりで走ると寂しくてつまらないけれど、みんなで一緒に走るマラソンは楽しかったです」、池谷龍生さん(同)は「小学校最後のマラソン大会に参加し、完走できたことがうれしかった」、澁谷直希さん(同3年)は「ゴールが早く感じるくらい楽しかった」などと話した。

山北町に巨大「円」

 山北町で工事が進む新東名高速道路の河内川橋。橋梁本体は高さ約120m、最大支間長(橋脚と橋脚の間)が約220mの巨大橋だ=写真(12月10日撮影)。

 夕暮れ時になると、山の中にそびえる橋が陽を浴びて輝き、存在感が際立つ。川面に浮かぶ橋も迫力満点だ。

 バランスドアーチという形式で日本最大級の河内川橋。水鏡で生まれる「大きな円」も日本最大級ということになるのかもしれない。

みかんをもぐ参加者

182人が農業体験 大井町 みかんまつり

 みかんの収穫体験イベント「みかんまつり」が12月1日、大井町柳にある農業験施設「四季の里」で開催された。

 当日は、多数の模擬店やキッチンカーの出店のほか、吉本芸人などによるステージショーなども行われ、大勢の来場者で賑わった。

 みかんもぎ体験とピザ作り体験には総勢182人が参加。みかんもぎに参加した人は「もぎ方を初めて知りました」「収穫を通して、傷がつかないように工夫されていることがわかりました」などと話していた。

山北中生のレポ公開中

 山北町立山北中学校の生徒によるレポート記事が神奈川・東京多摩のご近所情報サイト「レアリア」(https://rarea.events/event/257507)で紹介されている。

 「総合的な学習の時間」の中で2学年の生徒が「インターネット上の記事作成と注意点」について株式会社タウンニュース社の社員からアドバイスを受け、「山北中学校のよいところ」をテーマに完成させたもの。

 サイト上には、49人のレポートの中からスクールバス、給食、制服、自然、放送設備など5点が紹介されている。

市役所に献血バス

 南足柄市役所庁舎玄関前で12月26日(木)、神奈川県赤十字血液センターによる献血とドナー登録会が実施される。午前10時から正午、午後1時半から4時まで。

 当日は400ミリリットル全血献血。献血できるのは男性17歳から69歳、女性18歳から69歳まで(65歳以上は60歳から64歳の間に献血経験がある人のみ)。

 服薬中、発熱等、一定期間内に予防接種を受けた、外傷がある、妊娠中、授乳中等の人は不可。詳細は、日本赤十字社のホームページ(https://www.jrc.or.jp/donation/)。

健康増進計画で意見を募集

 大井町は「大井町健康増進計画・食育推進計画(第2次)」が、2024年度で計画期間終了となることに伴い、このほど3次計画の素案をまとめ、意見募集を実施している。

 募集期間は12月27日(金)までで、資料は大井町保健福祉センターの子育て健康課窓口、町HPほかで閲覧できる。

 意見提出は、郵送、ファクス、電子メール、直接持参のほか、町HP回答フォーム(https://www.town.oi.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=78&check)から。

新年を迎える準備をする大掃除

瀬戸屋敷ですすはらい

 開成町のあしがり郷瀬戸屋敷で12月22日(日)、「すすはらい」を行うにあたりボランティアを募集している。午前10時から正午まで。

 建物にたまった1年分のほこりや汚れを取り払う大掃除。同館は「屋敷の伝統にふれながら楽しくお掃除しませんか」と参加を呼び掛ける。

 事前申込制で募集は10人程度。詳細・申し込みは同館HP(https://setoyashiki.stores.jp/items/67485f70a399070b5c96fbcd)。

青空の下、元気に走る小学生参加者

下島・PG(パレットガーデン)自治会3連覇 開成町内駅伝競走大会

 開成町伝統の「第59回町内駅伝競走大会」(主催/開成町スポーツ協会)が12月8日、開成水辺スポーツ公園を発着とした町内コースで開催された。

 自治会対抗で行われる同大会には、12チームが参加。小学生から一般の男女ら13区間で健脚を競った。

 優勝は下島・パレットガーデン自治会(56分38秒)で3連覇。準優勝にはみなみ自治会(56分56秒)、第3位には中家村自治会(1時間1分9秒)だった。また、昨年度の11位から8位に順位を上げた上島自治会が敢闘賞を受賞した。

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一般職平均72万円 松田町で期末勤勉手当

 松田町は12月10日、民間企業のボーナスにあたる期末勤勉手当を支給した。支給総額は9742万6520円(前年比652万8066円増)。一般職の平均(41歳7カ月)は72万2926円(前年比3万7905円増)だった。

 特別職・議員の支給額は次の通り。

▼町長/161万3520円▼副町長/132万4080円▼教育長/125万7120円

▼議会議長/80万5千円▼副議長/62万1千円▼議員/57万5千円(委員長職は6900円加算)

ポスターに使用された「ハイエナの女王」と作家の奥津大希さん

神奈川県 障がい者作品展に約6千人 横浜・赤レンガ倉庫

 神奈川県が主催して11月15日から24日まで、横浜赤レンガ倉庫で「第1回かながわともいきアート展〜生きること、表現すること〜」が行われ県内外より約6000人が来場した。障がい者アートを「ともいきアート」と称し、県内各地で展示を行ってきた県が、その魅力をもっと多くの人に伝えたいと開催した今回の大型展示には県内在住、在勤、在学、通所する障がい者より募集した作品123点と県内の障害福祉サービス事業所6団体の招待作品77点、合わせて200点を展示。作家らがワークショップを開くなど、来場者は作者の個性と魅力が表現された作品ひとつひとつに足を止め、感嘆の声を上げていた。

 受賞作品、受賞者は以下の通り。敬称略。■大賞「不滅の国」萌木さく■準大賞「TUKI」川戸由紀■神奈川県知事賞 「冬の空」ベイ■審査委員特別賞□中津川浩章委員=「乱暴にやさしく。」助六□加藤弘子委員=「無題」MAKI□小林涼子委員=「顏」RUKA□セインカミュ委員=「LOVE COLLEAGUES(あいするなかまたち)」ミモ・ザ・シータ■オーディエンス賞「猫のパズル コアラ」ねもとおさむ■かながわ地方創生SDGs賞「ちから」渡邉真理■ともいき賞「元気」佐野仁美、「まきしまきしまきし」川又悠生、「縫う」田中努・「大好き」川村遼亮・「歯医者さん」小山翔平

今年のメインビジュアル「城熱の日。」

プレゼント 横浜で「城」の祭典 12月21日・22日開催

 「城」をテーマにした日本最大級のイベント「お城EXPO2024」が、12月21日(土)と22日(日)、パシフィコ横浜ノース他で開催される。

 今年も国宝五城(姫路城・松本城・彦根城・犬山城・松江城)をはじめ、日本全国の城が集結。城めぐりに役立つ観光情報ゾーンや城グッズの販売など、過去最大の114団体が出展。そのほか城にまつわる模型や展示、ご当地キャラクターや武将隊のステージ、忍者体験など「お城ファン」必見の内容だ。

 入城料は高校生以上2200円、小中学生1千円。前売有。厳選プログラムは1講演につき別途1300円。イベント詳細はHPで確認を。

 招待券を5組10人に。件名に「入城券希望」、本文に〒住所、氏名、年齢、電話番号、好きな城と理由を記入の上【メール】yok

o-d@townnews.co.jpへ。12月15日必着。

ポスターに使用された「ハイエナの女王」と作家の奥津大希さん

神奈川県 障がい者作品展に約6千人 横浜・赤レンガ倉庫

 神奈川県が主催して11月15日から24日まで、横浜赤レンガ倉庫で「第1回かながわともいきアート展〜生きること、表現すること〜」が行われ県内外より約6000人が来場した。障がい者アートを「ともいきアート」と称し、県内各地で展示を行ってきた県が、その魅力をもっと多くの人に伝えたいと開催した今回の大型展示には県内在住、在勤、在学、通所する障がい者より募集した作品123点と県内の障害福祉サービス事業所6団体の招待作品77点、合わせて200点を展示。作家らがワークショップを開くなど、来場者は作者の個性と魅力が表現された作品ひとつひとつに足を止め、感嘆の声を上げていた。

 受賞作品、受賞者は以下の通り。敬称略。■大賞「 不滅の国」 萌木さく■準大賞「TUKI 」川戸由紀■神奈川県知事賞 「冬の空」ベイ■審査委員特別賞□中津川浩章委員=「乱暴にやさしく。」 助六□加藤弘子委員=「 無題 」MAKI□小林涼子委員=「顏」 RUKA□セインカミュ委員=「LOVE COLLEAGUES(あいするなかまたち)」 ミモ・ザ・シータ■オーディエンス賞「猫のパズル コアラ」ねもとおさむ■かながわ地方創生SDGs賞 「ちから」 渡邉真理■ともいき賞 「元気」 佐野仁美、「まきしまきしまきし」 川又悠生、「縫う」 田中努・「大好き」 川村遼亮・「歯医者さん」 小山翔平

南足柄市立図書館 おはなし会

 南足柄市立図書館は12月15日(日)、クリスマス特別おはなし会を同図書館3階視聴覚室で開催する。午後1時半から2時半まで。

 演じ手はボランティアサークル「おはなしぽけっと」。内容はエプロンシアター「マジョリーナのマジョマジョ」、大型絵本「わんぱくだんのはしれ!いちばんぼし」、ブラックパネル「マッチ売りの少女」、紙芝居「かさじぞう」が行われる。対象は幼児と児童。直接会場へ。

 問合せは、南足柄市立図書館【電話】0465・73・1251。

 

地元高校生ライブ開催

 地元高校生によるライブコンサート「ライブ・イン・山北2024」が12月15日(日)、山北町立生涯学習センター多目的ホールで開催される。時間は午後1時から4時10分まで。28回目。

 学校や地域を超え、高校生が一丸となって作り上げるライブ。足柄高校、大井高校、立花学園高校、山北高校、吉田島高校の5校のアマチュアバンドが出演する。定員は約400人。入場は無料。申込不要、希望者は直接会場へ。 

 問合せは、山北町生涯学習課【電話】0465・75・3649。