保土ケ谷区版【12月19日(木)号】
ファイティングポーズをとる斉藤さん(左)と長田代表

西谷中出身・斉藤健心さん(16)がRIZIN甲子園決勝へ 大晦日のRIZINオープニングファイトで決戦

 西谷中学校出身の斉藤健心さん(16)が、11月に開催された総合格闘技の「RIZIN甲子園」で決勝進出を決めた。決勝戦は、RIZIN大みそか大会のオープニングで開催される。憧れの舞台へ「多くの観客の前で自分の名前を轟かせたい」と意気込む。

150人が参加

 同大会は15〜18歳の男子を対象にした、総合格闘技の未来のスター選手発掘のためのプロジェクト。決勝戦は、大晦日にさいたまスーパーアリーナで行われるRIZINのオープニングファイトで開催される。優勝者には、RIZINとのマネジメント契約や奨学金・遠征費(300万円)が特典として贈られる。

 大会には、日本全国から書類審査を突破した約150人が参加。8月に行われた2回のトライアウトを勝ち上がった8人で、11月に準々決勝・準決勝が行われた。

 空手とブラジリアン柔術で戦う斉藤さんは、8人の中で最年少ながら決勝戦へのチケットを掴んだ。準決勝の対戦相手は優勝候補と目された強敵。「試合前から相手は『勝って当然』という雰囲気だった。やってやるぞという強い気持ちで挑めた」と奮起し、得意の打撃を生かして試合を優位に進めた。結果は3―0の判定勝ち。「自分らしさを出せた。応援してくれた仲間や家族が喜ぶ顔を見ることができて嬉しい」と振り返った。

 斉藤さんが通うブラジリアン柔術道場カルペディエム横浜=都筑区=の長田雅仁代表は、「日本中から精鋭が集まった中でここまで勝ち上がったのはすごい」と愛弟子の活躍を称賛。大会を通じて成長していったといい、「技術はもちろん、精神力や粘り強さが勝利につながった」と話す。

応援を力に

 今まで家族と一緒にテレビで見てきたRIZIN。昨年は会場で観戦し、「まさか自分がリングに立つ日が来るとは」と笑顔を見せる。決勝進出が決まると、スマホにはたくさんの祝福や激励のメッセージが。「応援してくれる周囲の存在がいるからこそ頑張れる」とエールを力に変えてリングに向かう。

 日本中の格闘技ファンが注目する大イベントの開幕カードとなる決勝戦。RIZINには、同道場からは斉藤さんを含む3人が出場する。長田代表は、「力を出し切れば十分勝機はある。道場の先陣を切っていい流れを作ってほしい」と期待を込める。

 対戦相手は、柔道出身の横内三旺さん(18)。斉藤さんは「打撃も寝技もしっかり準備して、相手を圧倒したい」と気合をみなぎらせる。「大人数が見る大会で優勝して、自分の名前を轟かせたい」。大舞台で自らの力を証明する。

空手と柔道の二刀流

 兄と姉の影響で物心ついたころから、極真空手を習い始めた。めきめきと頭角を現し、2017と18年には世界大会を連覇した。「両方やるのは珍しい」というなか、中学からは伝統空手にも取り組んでいる。スピードや駆け引きがより重要になる伝統空手も始めたことが、「自分だけの武器になっている」と話す。

 中学では、空手部に入部するため西谷中=保土ケ谷区=へ越境。3年時には主将を務めた。技術はもちろん「礼儀や精神面など、人間力が一番成長した」と3年間を振り返る。

 現在は、横浜創学館高=金沢区=の空手部に所属。週6日の厳しい鍛錬の日々を過ごす。「高校では周りのレベルも格段に高くなった。もっと自分も強くなりたい」と、武の道を極める。

 カルペディエム横浜には2年前から通う。ブラジリアン柔術では寝技のほか、空手とは違った思考力も求められ、「両方を鍛えることで、総合格闘技で戦う力が身についた」と話す。

 夜遅い練習時の送迎など、成長を支えてきたのが家族の存在だ。戦いに欠かせない身体づくりでは、父・宏明さんが手料理で”食トレ”をサポート。一番のお気に入りは唐揚げだ。「試合は家族みんなで、いつもドキドキしながら応援している。決勝戦も怪我なくやり切ってほしい」と母・洋子さんは話す。

 将来の目標は、アメリカを拠点とする世界最高峰の格闘技団体UFCの舞台。「活躍して誰もが認めるような選手になりたい」と力強く語る。

ちゃんちゃんこ姿の大嶋校長

横浜市立仏向小 創立60年の節目祝う おめでとうの会を開催

 市立仏向小学校(大嶋智子校長)が12月10日に学校創立60周年を祝う「おめでとうの会」を開催し、節目を祝った。大嶋校長は「仏向小が元気で生き生きしていることを、これまでの卒業生や歴代の先生、保護者、地域の方々もきっと喜んでくれると思う」とあいさつした。

 仏向小では、「60周年記念行事実行委員会(根本稔委員長)を立ち上げ、準備を進めてきた。60にちなみ、これまで「記念植樹記念式典」「周年横断幕設置」「ソーラン法被贈呈式」「たかの子オリンピック」「地域たかの子祭り」「全校たてわり遠足」などが行われてきた。

 おめでとうの会では、児童運営委員の子どもたちによる進行でスタート。あいさつに立った大嶋校長は還暦にちなんだ赤いちゃんちゃんこを着て登場し、「人は60歳を迎えると赤いちゃんちゃんこを着てお祝いする。十干十二支が60年で一回りし、赤ちゃんになって出直すという意味がある」と説明し、「50周年からの10年間の歴史を整理することと、子どもたちが中心の思い出に残る楽しい行事の1年間にしようと実行委員会のみなさんと相談を進めてきた。今の6年生が1年生だった頃、コロナで学校が休校になったり、これまで経験したことのない生活を送ってきた。これから先、色々なことがもっとすごいスピードで変わっていくかもしれない」と語り掛けた。

たかの子の秘密とは

 また、校歌の歌詞や行事名などに登場する「たかの子」についての秘密を明かした。校長室に保管されている資料から校歌の作曲を担当した小瀬由紀さんの連絡先を発見した大嶋校長は小瀬さんに連絡を取ったという。

 その結果、以前仏向地域に鷹が多く飛んでいたということではなく、作詞を担当した山田今次さんが個人的に鷹が好きだったことから鷹の子と仏向小の子を重ね合わせて願いを込めて歌詞に入れたことが判明。最後に大嶋校長は「たかの子の秘密や由来を、ぜひ後世に語り継いでいってほしい」と話した。

 その後は、教員による寸劇を取り入れた「バック・トゥ・ザ・ブッコウ」とスライドショーで、仏向小の歴史を振り返った。後半では、コメディマジックコンビ「キャラメルマシーン」によるスーパーマジックサイエンスショーを実施。コップに入れ、頭の上でひっくり返しても水がこぼれないマジックでは、びっくりしている児童に対して事前にコップの中に凝固剤を入れていたことが明かされた。また、輪になった風船に下から風を送ると、クルクルと回りながら宙に浮くマジックが披露された。

学校教員、プロボクサー、お笑い芸人として多彩に活動する 吉田 武蔵さん 保土ケ谷区在住 35歳

「三刀流」 挑戦の道しるべに

 ○…ある時は中学校で教鞭を執り、戦い、人々を笑顔にする―。「日本一面白い先生になる」を原動力に己の道を突き進む。今年8月22日、日本ボクシングコミッション主催のプロボクサー新人テストに合格。年齢制限の35歳で手にした勲章となった。「まだ試合は経験していないが、いずれは挑戦したいと思っている」と意欲を見せる。

 ○…北海道出身。子どもの頃、お笑い芸人の岡村隆史さんがテレビで活躍する姿を見て「芸能人になりたい」という夢を抱いていたが、周囲の目を気にして諦めた。転機は30歳。「人生の分岐点。生活をもっと面白くしたい」という思いが込み上げてきた。教員生活の傍ら、お笑い養成所に通って笑いの基礎を一から学んだ。「誰も傷付けない笑い」をモットーに「先生MUSASHI」の芸名で活動。社会人のお笑いライブなどで教育現場を面白おかしくいじるネタを披露し、会場を笑いに包み込む。

 ○…2年前に両親を交通事故で亡くし、学生時代の恩師がよく口にしていた、「いつ何が起こるか分からないぞ」という言葉が頭をよぎった。コロナ禍でお笑いライブが中止となり、生活に物足りなさを感じて過ごす中、格闘家が少年院で夢を語る動画を視聴。その姿に感動し、プロボクサーを目指すことに決めた。仕事を言い訳にすることなく約8カ月間、週4回の猛練習を行い、また一つ夢を叶えた。

 ○…「あくまでも本業は教師。教師が務まらなければ、ボクシングもお笑いも辞める」ときっぱり。市内の私立中学で保健体育を教え、2年生のクラス担任やバスケットボール部の顧問も任されている。「いつ何が起こるか分からないぞ」―。そう生徒に呼び掛け、好きなことに挑戦する道しるべを示していく。

商店街を走るオープンカー

「交通事故に気を付けて」 林佑香さんらが呼び掛け

 年末の交通事故防止運動に関連したキャンペーンが12月11日に天王町周辺で行われた。

 年末にかけて交通事故の増加が見込まれる中、保土ケ谷交通安全協会(板橋悟会長)らが住民に交通安全への意識を高めてもらおうと企画。フジテレビ系「めざましテレビ」でお天気キャスターを務める林佑香さん(22)を一日警察署長に迎え入れた。

 キャンペーンは、林さん、板橋会長、保土ケ谷警察署の本田悦二郎署長、保土ケ谷区の神部浩区長を乗せたオープンカーが天王北公園を出発して開始。4人は車内から通行人に手を振り、YCVテレミン商店街やアクティ天王町商店会をゆっくり走行した。林さんのファンと見られる人々がカメラを構え、オープンカーの周りは人で埋め尽くされていた。

 オープンカーの前方では、天王町のスカイハイツ幼稚園の園児が「年末の交通事故防止運動」と書かれた横断幕を持ちながら交通事故に対して注意喚起。寒空の下、一生懸命練り歩いていた。

 その後、イオン天王町ショッピングセンターでイベントを実施。宮田中学校吹奏楽部による演奏のほか、同幼稚園の園児が「交通安全のお約束」の3項目を唱和した。林さんのトークショーも行われ、子どもたちからさまざまな質問が飛び交っていた。

 保土ケ谷警察署は「夜間は反射材を身に着けるなどして外出してほしい」と呼び掛ける。

商店の従業員に啓発物を手渡す堀会長(右)

詐欺撲滅へ一手 保土ケ谷防犯協会 松原商店街で啓発

 保土ケ谷防犯協会(堀功生会長)が12月12日、オレオレ詐欺などの特殊詐欺への注意を呼び掛ける「年末防犯キャンペーン」を洪福寺松原商店街で行った。

 保土ケ谷警察署や保土ケ谷区役所と共に実施。堀会長らは「ハマのアメ横」と呼ばれている松原商店街を練り歩き、商店の従業員や買い物客らに啓発物約300部を配布。保土ケ谷区内の特殊詐欺の発生状況などを伝えて注意喚起した。

 同署によると、今年10月末時点で区内で発生した特殊詐欺は44件で被害額は約7千万円(暫定値)。昨年同時期に比べて被害額は減少したが、被害件数は11件増えた。

 特殊詐欺の手口はオレオレ詐欺のほか、警察官や金融機関の職員などを装ってキャッシュカードを騙し取る「預貯金詐欺」や有料サイトなどの未払いの料金を理由にした「架空料金請求詐欺」など。近年手口が巧妙化しており、より注意が必要だという。

 堀会長は「年末になると詐欺の電話などが増える印象。自分の身を自分で守れるように意識することが大切」と話した。

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活動に参加したメンバー

瀬戸ケ谷町 高齢者に火災予防啓発 消防職員と自宅訪問

 瀬戸ケ谷町自治会は12月11日、保土ケ谷消防署の職員と共に瀬戸ケ谷町の高齢者宅を訪れて火災予防や予防救急などについて話した。

 これは「瀬戸ケ谷町自治会家庭防災員見守り訪問」と銘打つ取り組み。同自治会の民生委員(家庭防災員)が消防職員と共に高齢者宅を訪問し、日常の困り事などについて相談に乗る。不在や応需を拒む宅には住宅用火災予防警報器の啓発用チラシなどを投函し、相手の意思を尊重する。

 この日は民生委員と消防職員を合わせた12人が参加。65戸を訪問し、一人ひとりとコミュニケーションを図った。同消防署は「年末年始は火災が増加傾向にある。空気も乾燥する時期でもあるので、火の近くに燃えやすいものを置かないように気を付けてほしい」と注意を呼び掛ける。

表彰状を持つ中村さん(左から2人目)と田岡さん(4人目)

割タイトル 中村さん、田岡さんを表彰 税の知識普及啓発で

 「令和6年度横浜市納税奨励表彰」の保土ケ谷区長表彰式が12月11日に区役所で行われた。

 これは納税奨励その他納税に関し、他の規範となる功績があったと認められる人を市内18区ごとに表彰するもの。保土ケ谷区からは、株式会社中村鋼業取締役の中村節代さん、マルキアフーズ株式会社社長の田岡慎司さんが表彰を受けた。

 中村さんは保土ケ谷・旭納税貯蓄組合連合会から、田岡さんは公益社団法人保土ケ谷法人会からの推薦。2人は会員内における納税意識の高揚のみならず、租税教室や税の作文コンクールを通じて子どもたちが税金の使い道などについて学ぶ機会を創出した。

 保土ケ谷区民まつりでは「税金クイズ」を行い、区民の税に対する関心を高めるとともに納税の大切さについてきめ細かに働きかけ、地域社会貢献に尽力したことが評価された。神部浩区長は「納税意識の向上に向けた啓発活動に取り組まれており、大変ありがたく思う」と話した。

提灯設置作業の様子

提灯で交通安全呼びかけ 警察署前に20日まで設置

 保土ケ谷警察署に12月8日、交通安全への願いが込められた提灯が設置された。

 この提灯は「年末の交通事故防止運動」(11日〜20日)など年3回行われる運動に合わせて、交通指導員、交通安全協会、同署署員らが15年以上前から飾っているもの。保土ケ谷交通安全協会によると、20日に取り外される予定だという。

特別警戒も

 また、神奈川県警では現在、年末年始特別警戒を実施している(2025年1月3日まで)。年末年始を安全で安心して過ごせるよう、特殊詐欺や住宅や店舗を狙った強盗などの抑止・検挙活動を協力に推進する。

家庭系可燃ごみ 有料化導入は21% 県内自治体アンケート

 家庭系可燃ごみの有料収集(※1)を行う神奈川県内の自治体は2024年11月14日現在、6市1町あり、県内33自治体に占める割合は21%であることが、タウンニュース社のアンケート調査で分かった。国は有料化を推進しており、22年時点で全国の実施率は62%(※2)。

 アンケート調査は、11月1日から11月14日までの期間で実施。家庭系可燃ごみの有料収集の実施状況や開始時期などを問い、全ての自治体から回答を得た。

 全33自治体のうち、有料回収しているのは11月14日現在で7自治体で、全体の21%だった。

「排出量減少した」

 県内で最も早く有料化に踏み切ったのは、二宮町で1997年。2006年以降は有料化を始める自治体が増え、近年では、茅ヶ崎市が22年に有料収集を開始した。7自治体はいずれも指定のごみ袋を使い、有料化で得られた収入を指定ごみ袋の製造や処理施設の運営費などに活用している。

 また、今回のアンケート調査では有料化導入後のごみ排出量は、全自治体が「減少した」と回答した。

「予定ない」48%

 有料化していない26自治体のうち、10自治体が「有料化を検討中」と回答。検討理由について「ごみの減量化・資源化を進めるための効果的な施策の1つ」(相模原市)、「ごみ減量が想定通りに進まない場合の対応策の1つ」(松田町)などが上がった。

 一方、「導入予定はない」と回答したのは16自治体で、全体のほぼ半数の48%だった。「ごみの排出量が計画どおり、減少しているため」(厚木市)、「ごみ減量対策の最終手段と捉えているため」(綾瀬市)などを主な理由としている。

 横浜市は「家庭ごみの有料化については、ごみの発生抑制、市民負担の公平化や財源確保に伴う施策の充実などの観点から、有効な施策であると考えている。一方で、本市では、市民の皆さまの多大な協力により、大幅なごみ量減を達成し、現在も減少傾向は続いている。このため、有料化の導入にあたっては、現時点で予定していないが、実施による効果や社会情勢の変化などを見極めながら、継続的に検討を進めていく」とした。

 ごみ問題に詳しい東洋大学の山谷修作名誉教授(経済学)は神奈川県内の状況を「総排出量が減っている模範的な例」とした。その上で有料収集については「近年開始した自治体も多いが、導入前の審議や調整に壁を感じている場合もあるのでは」と分析している。

(※1)ごみの有料収集とは、自治体へ処理手数料を支払っていることを指す。単に自治体がごみ袋を指定している場合とは異なる。

(※2)全国の家庭系可燃ごみの有料収集率は「一部有料」としている自治体を除く。

【アンケート調査の詳細は次のURLまたは二次元コードからご確認ください】

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1gd4m5mdaf-S6BLZP49HHxgtiRkhd_ZCi74mhenRhBK8/edit?gid=516651857#gid=516651857

花壇に堆肥を撒き、花を植える参加者(区提供)

生ごみ堆肥 花壇に 区民、パンジーなど植える

 保土ケ谷区役所前の花壇に堆肥を撒き、花を植える事業「保土ケ谷ゼロカーボンプロジェクト」が12月12日に行われた。

 同事業は保土ケ谷区が取り組んでいる生ごみ削減活動の一環で今年初めて実施。事業に興味のある区民を募集し、生ごみを微生物の力で分解するバック型コンポストを配布していた。

 参加者はコンポストで作った堆肥を花壇に投入。パンジーやビオラの花苗を植え付けた。「楽しみながら生ごみを削減することができた」「個人でもいかにごみを減らすことが可能かを実体験として理解できた」などの感想が聞かれた。

 区は来年度も同事業を継続する予定だといい、環境保全に取り組む。

対象となる保土ケ谷駅前の公衆トイレ

横浜市 公衆トイレに命名権 環境向上へ、年40万円から

 横浜市は市内76カ所の公衆トイレのうち、駅周辺の7区15カ所で企業や団体が愛称を付けられるネーミングライツ(命名権)制度を導入し、12月27日まで公募を受け付けている。契約金額は年間40万円からで、得られた財源でトイレの清掃回数を増やすなどし、快適な環境を整えていきたい意向だ。

 現在、市資源循環局が管理する公衆トイレは泉区を除く17区の駅前を中心に76カ所ある。同局によると、今年度は光熱水費や修繕費を含めて約8500万円を計上。1カ所あたり約110万円の予算が投じられている。

 日常清掃は利用者が多い場所では毎日、少ない場所でも週4日行っている。建物や設備が老朽化していたり、周辺で再開発が行われているトイレは建て替えや改修を行う一方、地元の意見などから継続の必要がないと判断した野毛山プール前公衆トイレと洪福寺公衆トイレ(いずれも西区)は今年度末までに解体される予定だ。ただ、同局は公衆トイレを「市民や横浜を訪れる人の移動を支える重要なインフラ」と考えており、必要に応じて維持していく方針だ。

壁面に企業名

 ネーミングライツの対象は視認性が良く、多数の往来がある等の条件を満たし、地域の関係者と調整が済んだ15カ所。契約金額は近隣駅の乗降者数を参考に年間40万円以上、60万円以上、80万円以上の3ランクにした。契約期間は3年間で、一定の条件内で企業名や商品名、ロゴマークなどを建物壁面に表示することができる。また、トイレ内部にポスターなどの掲出も可能だ。公募には、トイレや周辺地域の美化につながる提案も含まれており、快適な環境づくりにつなげていく。公募は12月5日に開始し、27日まで受け付け。同局によると、興味を示している企業はあるとし、審査を経て契約が結ばれれば、来年4月から愛称の使用が始まる予定だ。

 同局は「契約を結べたトイレは現状のメンテナンスに加えて清掃回数を増やしたり、設備の更新を行って、より快適な環境を整えたい。地元に愛されるトイレとして地域の団体や企業に参加してもらえたら」と話す。

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行政書士による無料相談会 12月27日

 県行政書士会横浜中央支部(海原比呂志支部長)では相続・遺言や離婚、空き家対策などに応じる無料相談会を毎月開催している。

 12月の開催日は27日(金)。保土ケ谷区役所本館2階の特別相談室で椙村良夫氏と阿佐美浩嗣氏が相談に応じる。時間は午後1時〜4時。

 問い合わせは県行政書士会横浜中央支部【電話】050・3803・8480(予約不可)。

周辺のイルミネーションと共に幻想的な空間が広がる

横浜美術館前にルイ・ヴィトンのメリーゴーランドが登場

 横浜美術館前の広場に11月29日、メリーゴーランドが登場した。主催はルイ・ヴィトンと横浜美術館。

 これはルイ・ヴィトンのホリデーシーズンの広告キャンペーンと連動して実施されたもの。同社によると、現在パリやマカオなど世界各国の厳選された都市で展開しているといい、日本では唯一横浜に設置されている。

 メリーゴーランドは「魔法の世界への冒険」をテーマに制作され、ヒョウやシマウマ、キリンなど様々な動物を配置。屋根の部分や鞍、柵など至るところにお馴染みのロゴが使われている。突如街中に現れたメリーゴーランドを前に、子どもから大人まで多くの人が足を止めていた。

 料金は無料。12月25日までの11時〜20時(21日は〜15時)。運行状況は同美術館公式Xで配信。

ポスターに使用された「ハイエナの女王」と作家の奥津大希さん

 神奈川県が主催して11月15日から24日まで、横浜赤レンガ倉庫で「第1回かながわともいきアート展〜生きること、表現すること〜」が行われ県内外より約6000人が来場した。障がい者アートを「ともいきアート」と称し、県内各地で展示を行ってきた県が、その魅力をもっと多くの人に伝えたいと開催した今回の大型展示には県内在住、在勤、在学、通所する障がい者より募集した作品123点と県内の障害福祉サービス事業所6団体の招待作品77点、合わせて200点を展示。作家らがワークショップを開くなど、来場者は作者の個性と魅力が表現された作品ひとつひとつに足を止め、感嘆の声を上げていた。

 受賞作品、受賞者は以下の通り。敬称略。■大賞「 不滅の国」 萌木さく■準大賞「TUKI 」川戸由紀■神奈川県知事賞 「冬の空」ベイ■審査委員特別賞□中津川浩章委員=「乱暴にやさしく。」 助六□加藤弘子委員=「 無題 」MAKI□小林涼子委員=「顏」 RUKA□セインカミュ委員=「LOVE COLLEAGUES(あいするなかまたち)」 ミモ・ザ・シータ■オーディエンス賞「猫のパズル コアラ」ねもとおさむ■かながわ地方創生SDGs賞 「ちから」 渡邉真理■ともいき賞 「元気」 佐野仁美、「まきしまきしまきし」 川又悠生、「縫う」 田中努・「大好き」 川村遼亮・「歯医者さん」 小山翔平

出演する横浜市消防音楽隊

横浜みなとみらいホールで「避難訓練コンサート」 2月17日に5年ぶりに復活

 観客を実際に招いた形でコンサート中に行う避難訓練が横浜みなとみらいホール=西区=で2025年2月17日(月)に行われる。コンサート中に地震が発生したことを想定した訓練で、来場者、演奏者、ホールスタッフが協働して行う。

 訓練は同ホールが「避難訓練をもっとリアルに、観客を入れて行う」という趣旨で2007年に横浜市消防音楽隊の協力のもと始まった。今回はホールの大規模改修工事による休館期間を経て、5年ぶりの開催。

演奏中に地震が発生

 当日、同音楽隊によるコンサートの途中に地震が発生する想定だが、来場者は何曲目で起きるかは知らされない。地震発生後はホールスタッフの誘導によって避難を行う。実際のコンサートで地震が起こった場合と同様に、来場者だけではなく、出演者の避難誘導も行う。訓練終了後は、再びコンサートを楽しむことができる。

 コンサートは無料だが、公演チラシを入場口で提示する必要がある(スマートフォン等の画面提示も可)。定員は先着500人程度で、未就学児は入場不可。車いすを利用する場合は、横浜みなとみらいホールチケットセンター(【電話】045-682-2000)に電話で申し込む必要がある。

 午前10時開場、10時30分開演、正午終了予定。 問い合わせは同ホール【電話】045-682-2020。

ユニフォームを着用した子どもと度会選手(中)、山崎選手(右)(球団提供)

ベイスターズ山﨑選手・度会選手 みなと赤十字病院で子どもと交流 球団が39カ所にキッズユニフォーム寄贈

 横浜DeNAベイスターズの山崎康晃選手と度会隆輝選手が12月12日、市立みなと赤十字病院=中区=を訪問し、小児病棟に入院する子どもたち約10人にユニフォームを手渡し、リハビリテーション室で交流を行った。

 ベイスターズは、球場に足を運ぶのが難しい子どもに野球を身近に感じてもらおうと、同病院のほか、福祉施設や病院計39カ所にキッズユニフォームを寄贈した。

 同病院を訪れた山崎選手は「応援してくれている人たちに勇気とエネルギーを与えられるよう頑張りたい」と語り、度会選手は「子どもたちが頑張る姿を見て、自分ももっと頑張らないといけないと思った」とコメントした。

 ユニフォームを受け取った10歳の男子小学生は「選手はいい人たちでうれしかった」と笑顔を見せ、12歳の女子小学生は「山崎選手に応援してもらったので、退院後はバスケットボールを頑張りたい」と語った。

 同日、京山将弥選手、東妻純平選手、蓮選手が障害福祉施設「みどりの家」=緑区=を訪問。施設利用者約30人と野球体験や写真撮影などで交流した。

 京山選手は「野球を通してふれあうことができて良い経験になった。活躍する姿を見せたい」と述べ、利用者の男性は「選手が来てくれてとても楽しかった。来年も頑張ってください」と日本一に輝いた選手たちにエールを送った。

子ども向けの動画(市提供)

地震火災のリスク 横浜市が動画で啓発 子ども向けも製作

 横浜市はこのほど、地震に伴う火災の被害やリスク、対策を伝える動画を製作し、市の公式You Tubeチャンネルなどで公開を始めた。

 大地震が発生した場合、市では木造密集地域を中心に、地震に伴う火災被害が最も大きいと想定されている。動画は地震火災を自分事として捉えてもらうことを目的に、子ども向けと大人向けの2種類を作った。

 子ども向けは、キャラクターとクイズを楽しみながら防災を知ることができる内容。大人向けは、躍動感あるドキュメント調で、過去の災害事例や個人でできる対策を紹介している。

 動画は市の公式YouTubeチャンネルや市民防災センターで公開されている。今後、製作した都市整備局は防災イベントや民間企業と連携した広報活動の場、学校の出前授業などで放映していく予定。キャラクターを使ったグッズ作成も検討している。

 同局防災まちづくり推進課の米森勝行課長は「大地震の直後は市民の関心も高いが、それが継続できていないと感じている。今回の動画やキャラクターによって、若い世代や多くの方が地震火災に関心を持ってもらえれば」としている。

神奈川県青少年交響楽団

神奈川県青少年交響楽団が12月22日に県立音楽堂で演奏会

 公益財団法人神奈川県青少年交響楽団による演奏会が12月22日(日)午後1時30分から県立音楽堂で行われる。

 同楽団は音楽を愛する青少年を育てようと、1957年に「朝日ジュニアオーケストラ横浜教室」の名で誕生。72年に財団法人となり、現在の名称に。2013年に公益財団法人になった。演奏会を年2回行う。

 今回はベートーベンの「交響曲第7番」やザイツの「バイオリン協奏曲5番」などを演奏する。公募で集まった児童による演奏もあり。指揮は戸塚克郎さん、松本博樹さん。

 入場無料。問い合わせは同楽団【電話】045・324・1840。

あなたの街の歯医者さんが教えます― 休日・夜間診療のご案内

 今年もあとわずかになりました。年末年始は多くの歯科医院が休診になります。急な歯の痛み、歯ぐきが腫れた、スポーツや転倒などで口の中を怪我してしまった、そんな緊急の場合には…。

 横浜市歯科医師会では、年末年始も横浜市歯科保健医療センターで休日・夜間の救急歯科診療を行っています。詳細は横浜市歯科医師会または横浜市歯科保健医療センターのウェブサイトからご覧ください。受診の際、院内では感染予防対策のためマスクの着用をお願いします。状況により診療制限や、待合室での待機人数の制限が行われる可能性がありますので、付き添い等は最小限の人数で御来院ください。発熱など感染症の疑いがある方は診察できないこともあります。

 例年、年末年始は大変混雑するため、当日の状況についてはお問い合わせください。

 どうぞ心身も歯も健やかに、良いお年をお迎えください。

日蓮宗樹源寺 権住職 日比(ヒビ)宣仁(センジン) 連載44 法話箋 ~鹿苑~ 「如来蔵思想」

 釈迦(前四世紀頃)以前のウパニシャッド哲学では既に自性清浄心思想(じしょうしょうじょうしんしそう)が説かれます。生まれつき、人の心には清浄(しょうじょう)なる性質があるとする思想です。これは仏教に導入され、三世紀頃には如来蔵(にょらいぞう)思想(しそう)と呼ばれるに至りました。如来蔵とは、人は心の中に如来(つまり仏)の性質を蔵(ぞう)しているという意味です。それでは、自性清浄とか、仏の性質とは何かというに、これは周囲との調和を楽(のぞ)む心です。私たちは日々、人間関係の中に生きていますが、良くも悪くも、相手にどう思われているか、相手に自分の意思が正確に伝わっているか、相手との関係をより良くしたい等(など)と悩んでいます。こういった悩みがあることは、逆に言えば周囲との調和を願っている証拠です。人間関係で悩んでいる時こそ、心の中の仏の性(さが)が活動し、心が成長していると見るべきでしょう。そういった悩みに向き合うことは心の中に隠れている仏の性質を引き出し、成仏に至る為(ため)の修行になっているのでしょう。



日本ナポリタン学会会長 田中健介さん【プロフィール】1976年戸塚区生まれ。その後、南区や中区で育つ。2009年から「日本ナポリタン学会」の会長としてナポリタンの面白さを発信。ライターとしても活動し、著書に「麺食力―めんくいりょく」(ビズ・アップロード)。「はま太郎」(星羊社)、Yahoo!ニュースエキスパートなどへの寄稿も多数。大のベイスターズファン。

横浜「注目の人」インタビュー 日本ナポリタン学会会長・田中健介さん「横浜からナポリタンを通して洋食文化が広がった」

 横浜が発祥の地と言われる「ナポリタン」。横浜のソウルフードを愛する市民団体「日本ナポリタン学会」の会長を務める田中健介さんが2024年7月、ナポリタンの歴史や地域的な広がり方などをまとめた著書「ナポリタンの不思議」(マイナビ新書)を発行した。会の活動やナポリタンと横浜の関係などについて話を聞いた。

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――まず日本ナポリタン学会の活動について教えてください。

「横浜発祥のナポリタンを食文化として再認識し、横浜から元気な日本をつくっていくことを目指して2009年に設立したものです。現在の会員は約40人で、ナポリタンが好きなことはもちろん、横浜が好きという人が多いです。愛着を持ってナポリタンを提供している洋食店や喫茶店などを認定する取り組みも行っています」

――今回、ナポリタンに関する本を書こうと思ったきっかけは。

「2023年11月に出版社の方から学術的なものを書かないかと話がありました。それを受けて、ナポリタンにまつわる自分の見解を示せればと思い、取材を始めました」

――ホテルや洋食店、喫茶店などを取材し、どんなことが分かりましたか。

「ナポリタンはホテルニューグランドで誕生しましたが、そこで修業を積んだ人が独立して店を開き、ナポリタンがアレンジされていることが分かりました。ナポリタンの広がりは洋食文化の広がりとも重なります」

――ナポリタンを取り巻く今の状況をどう見ていますか。

「バブル期のグルメブームで本格的なイタリア料理を求める流れがあり、日本式のスパゲティ料理が影を潜めました。その中で2013年にカゴメが『日本一のナポリタン決定戦』として『ナポリタンスタジアム』というイベントを始めました。それ以降、ナポリタンをメインにして勝負する飲食店が増え、ナポリタン専門のチェーン店『パンチョ』(スパゲッティーのパンチョ)が全国的な存在になりました。一方、いわゆる『街の喫茶店』が大きく減り、いいナポリタンを出す店が少なくなったとも感じています。古くからあるナポリタンが消えつつある状況は寂しいです」

――飲食店が後継者不足で閉店する話をよく聞きます。

「後継者不足は深刻です。それでも『地元に愛された喫茶店を残したい』と20代の方が立ち上がって受け継いだ京急鶴見駅そばの『山百合』のような例もあり、いろいろな形で店が残り続けています」

――田中さんが好きなナポリタンはどのようなものですか。

「やはり、よく炒めたものですね。少し焦げ付いた感じでケチャップの旨味が出た感じが良いです」

――横浜全体に対して、どのような印象を持っていますか。

「以前は『ランドマークが見えないと、横浜じゃない』と思っていましたが、今では横浜全体が好きです。南区の中村橋から磯子区の八幡橋あたりの風景は何とも言えない魅力があります」

――今後の目標を教えてください。

「横浜の全区から認定店を出せるようにしたいです。また、全国各地にナポリタンがあり、その一部しか探っていませんが、その土地の魅力をナポリタンを通じて知る面白さを含めて提案していきたいです」