平塚・大磯・二宮・中井版【12月20日(金)号】
賞状を持つ幸代さんと裕一さん

大磯町高野茶園 紅茶GP(グランプリ)で3年連続金賞 夫婦二人三脚で生産

 大磯町在住の高野幸代さん(48)・裕一さん(42)夫妻が運営する高野茶園が生産した紅茶が、愛知県尾張旭市でこのほど開催された「国産紅茶グランプリ2024」のチャレンジ部門で金賞を受賞した。金賞を受賞するのは22年以来、3年連続。

 国内の紅茶日本一を決めようと、一般社団法人尾張旭市観光協会が年1回開催している同グランプリ。商品化されている紅茶を出品するプロダクツ部門と、商品化されていない紅茶も含むチャレンジ部門があり、今回は15都府県からプロダクツ部門に76点、16都府県からチャレンジ部門に68点の出品があった。専門家10人のほか、尾張旭市長などが参加した一般の審査員14人が採点し、それぞれの部門でグランプリなど10点の入賞茶が選出された。

 2008年に南足柄の耕作放棄地となっていた茶畑で兼業農家として新規就農した裕一さん。紅茶好きが高じて北海道札幌市でカフェを営んでいたこともある幸代さんと共に、お茶の生産から摘み取り、酸化発酵などの加工、製品化までを行い、おいしい紅茶づくりを二人三脚で追求してきた。21年には大磯にも茶畑を広げ、紅茶の品種としてポピュラーな「べにふうき」や「べにひかり」など8品種を育てている。

 今回、同茶園が出品したのは、「手摘み手揉みやぶきた紅茶2nd」。6月中旬から7月初旬にかけて収穫した夏摘みの茶葉を使用し、緑茶用の品種「やぶきた」でありながら、甘くこくのある香り「蜜香」を最大限に引き出した。

 お茶の文化を広めたいと、大磯の鴫立庵でお茶の講座も開いている幸代さん。「3年連続の金賞受賞はうれしい。これからも夫婦でおいしい紅茶をつくり、お茶の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と笑顔を見せていた。

 問い合わせは運営するネットショップ「お茶の店 ニルマーネル」へ。

楽しそうに給食を食べる園児と児童

ひばり幼稚園 小1ギャップ解消へ 中原小と給食で交流

 平塚市立中原小学校の5年生と市立ひばり幼稚園の年長児が12月10日、同小で給食交流を行った。この取り組みは、小学校生活に向けて幼児や保護者が抱えている不安など、「小1ギャップ」の解消を目的としている。

 中原小とひばり幼稚園では、10年以上前から生活科や総合学習の授業を通して交流を行ってきた。10月には園児に小学校を紹介しようと、校庭や体育館で鬼ごっこやボール遊びなどを楽しんだという。5年生と年長児は今回2回目の交流となり、児童が同小のピンク門で園児を迎えると、両者ともに笑顔があふれた。

 園児11人と5年生81人がそれぞれグループに分かれ、5年生の3クラスで給食を食べた。同園では普段は弁当のため、皆と同じメニューで配膳された給食は新鮮という。5年生に囲まれながら給食を食べた男子園児は、「お魚がおいしかった」と笑顔を見せた。同園の卒園生という女子児童は、「自分も就学前に学校に遊びに来たことを覚えている。そのとき楽しかったので、進学への不安がなくなった。上手に園児の補助もできたと思う」と話した。

 同園では、幼小交流のねらいを明確にし、交流前には活動計画案を作成。幼小それぞれの活動のねらいを共有することで、園児・児童の成長につながるという。

 西浜馨園長は「日頃から小学校と交流を持つことで、不安が解消される。園児にとって給食は珍しいもの。皆と同じメニューを食べることで給食のイメージをつかめたのでは」と話した。

1月から女性囲碁入門教室の講師を務める 木谷 正道さん 平塚市桃浜町在住 67歳

「囲碁やらなきゃ損」

 ○…平塚市桃浜町の自宅に囲碁道場を開き、多くのプロ棋士を育てた木谷實(1909─75年)九段を父に持つ。「正直、囲碁を楽しいと思えたのは最近。今は人生になくてはならないほどのめり込んでいる。魅力を大勢に伝えたい」と目を輝かせる。平塚市まちづくり財団が主催する「女性囲碁入門教室」の講師就任は「初心者向けの講座があまりないと感じていたから良い機会だった」。


 ○…中学以降、囲碁から距離を置いていたが、勤め先の東京都庁や地域貢献事業で防災や福祉に関わり始めると、囲碁を用いて人々の関心やにぎわいを創出したいと思うようになった。東日本大震災の被災者からの依頼をきっかけに三陸鉄道を支援しようと、2014年には碁石海岸(大船渡市)にちなんだ「囲碁列車」を実施。碁石を固定できる視覚障害者用の碁盤「アイゴ」を使い、揺れている電車内でも楽しむことができるイベントを開催した。

 ○…木谷實九段の功績を称えるため、市内で毎年開催されている「湘南ひらつか囲碁まつり」にも関わるほか、20年に設立した「日本棋院平塚支部」では支部長を務め、囲碁の普及に取り組む。県立平塚盲学校で囲碁体験会やシンポジウムを開き、様々な人が楽しめる形も模索してきた。「囲碁を知っていると、どんな人でも社会との関わりを持てる。認知症予防にもなるんですよ」

 ○…女性囲碁入門教室では「最初は小さい碁盤を使って慣れることから始める。通常の碁盤だと難しく見えてしまうから」と受講者に寄り添う。「父や囲碁道場の物語も話そうと思っている」と当日のイメージを膨らませつつ、「こんなに面白い囲碁をやらないのは人生損ですよ」と笑顔で訴えた。

意見出しの様子

大磯町こどもサミット 児童・生徒らが企画も 12月21日にウガンダと交流

 大磯町こども計画と万博国際交流プログラムの一環で開催される「大磯こどもサミット」が12月21日(土)、大磯プリンスホテルで開催される。こどもの権利に関する基調講演やパネルディスカッション、交流するウガンダ共和国の文化体験やファッションショーなどを実施する。大磯町町民福祉部子育て支援課主催。

 12月7日には当日の運営などを担う「こども協力員」の打ち合わせ会を実施し、15人が参加。小学4年生から大学生までが、司会者のサポート役やパネリスト役、ファッションショー出演者などの役割分担を決めたほか、「大磯をこんなまちにしたい」という思いを集約した「大磯こどもサミット行動宣言」を決めるためのワークショップなどを行った。

 行動宣言を決める中で、参加した子どもたちは大磯町の良いところと改善してほしいところを出し合った。「高い建物が少なく、空が広い」「地域の祭りなどの行事がたくさんあり、交流がある」「人がやさしい」などの良いところがあがった反面、「街灯が少なく夜は暗くて怖い時がある」「本屋さんがない」「学校のみんなが一斉に遊べるような広い公園が少ない」などの意見が出た。行動宣言は、こどもサミット当日に発表される。

 当日の主なスケジュールは以下の通り。▽オープニング(午後1時〜)、ウガンダ共和国の現状・アフリカンファッションショー(午後2時〜)、パネルディスカッション・大磯こどもサミット行動宣言(午後3時〜)、アフリカンダンス・クロージング(午後4時〜)。誰でも参加可能。

清掃の様子

駅伝コースを清掃 建設業者が社会貢献

 (一社)神奈川県建設業協会平塚支部(浅沼平支部長)の会員34社の57人が12月13日、国道134号茅ヶ崎市境〜平塚市唐ケ原方面の歩道およそ6・5Kmの清掃を実施した。

 場所は、1月2・3日に行われる駅伝のコースにあたるため、「選手や沿道で応援する観客に清々しい気持ちになってもらいたい」と毎年行われている。参加者は竹ぼうきやごみ袋を手に、落ち葉や雑草などを拾っていった。

 浅沼支部長は「やった分だけきれいになるのでうれしい。一社ではできない活動。この機会に建設業協会のことも知ってもらえたら」と話した。

 参加事業者は以下の通り。▽(株)エス・ケイ・ディ▽(株)片倉土木▽近藤建設(株)▽匠建設(株)▽(株)田中工務店▽(株)露木工務店▽(株)中澤組▽(株)西尾興産▽(株)日東建設▽(株)ベルデコマツ▽(株)三上工務店▽(株)浅沼建設▽(株)尾崎建設▽(株)オラシオン▽(株)甲斐組▽(株)柏木組土木▽加藤興業(株)▽(株)勝工務店▽(株)共栄建設▽全建産業(株)▽(株)伊達建設▽成瀬産業(株)▽(有)神田組▽三喜建設(株)▽東旺工業(株)▽(株)原兼工務店▽(有)横坂建設▽相原建設(株)▽(株)相原設備▽(株)関東建築施工▽(株)久保田建設▽(株)新田工務店▽(有)野島組▽増田工業(株)

12月22日は平塚で朝市

 新鮮野菜や和菓子などが並ぶ毎月1度の朝市「湘南ひらつかふれあいマーケット」が、12月22日(日)に平果地方卸売市場(平塚市四之宮1の7の1)で開かれる。午前7時〜8時。駐車場あり。

 5店舗で買い物をすると、抽選で朝市の詰め合わせがもらえる。今月のゲスト出店では、パンやシフォンケーキ、ベルギーワッフル、焼ドーナツなどが販売される。

(問)市産業振興課【電話】0463・21・9758

原会長(左)と山田代表

ひらつか防災まちづくりの会 ボランティア賞に輝く 女性の奉仕団体が主催

 公益財団法人ソロプチミスト日本財団の令和6年度顕彰事業で、「ひらつか防災まちづくりの会」が社会ボランティア賞を受賞した。11月18日、推薦した国際ソロプチミスト平塚から、同会へ賞状・賞金が贈呈された。

 同会の20年以上に及ぶ防災啓発活動が認められたかたち。同会の山田美智子代表は「栄誉ある賞を受賞できてうれしい。10人以上のメンバーが一生懸命活動している。災害が起きた時、自分が住む地域の地形を知らないといけない。街歩きをすることで危険な場所を知ってもらいたい」と呼びかけた。

 国際ソロプチミスト平塚の原扶美子会長は「平塚のために活動してくださっている。ありがたい」と感謝した。

満開時の大磯小桜

大磯小桜 苗木を無料配布 20年認定の園芸品種

 大磯町の桜「大磯小桜」の苗木を、大磯小桜会が無料で進呈している。大磯小桜の移植は1月下旬まで可能。無くなり次第終了。

 大磯小桜は、大磯在住の齊藤廣昭さんが福島県福島市瀬上町の実家の桜を大磯でも咲かせようと苗木を育てたもの。2020年に公益財団法人 日本花の会により新たな園芸品種に認定された。

 例年、苗木を無料配布しており、管理などは町内で造園業を営む同会の辻丸宜邦さんが協力している。

 苗木の配布希望者は、大磯小桜会事務局の辻丸さん【携帯電話】0463・73・4919。

近藤会長(左)と池端会長=提供写真

西RCが被災地に寄付 輪島視察も「復興遠い」

 平塚西ロータリークラブ(近藤直樹会長)の有志が12月3日、能登半島地震で被災した石川県輪島市を訪問し、輪島ロータリークラブ(池端速雄会長)に50万円を寄付した。

 11月に開催されたひらつか市民活動センターまつりで募った募金や前年度の余剰金を合わせた支援金。近藤会長は「ライフラインは最低限復旧していたが、まだ完全復興とは程遠い。支援金を活用してお金の流れを生み出し、復興の一助にしてもらえれば」と思いを語った。

受賞した澤田さん

料理人惚れ込む「包丁」製造 (株)子の日(中井町) 澤田さん

 東京の台所・築地に販売店を構え、ミシュラン星付きなど国内外の名だたる料理人に愛される包丁を製造する企業の本社が中井町久所にある。

 第42回神奈川県優良産業人表彰を受賞した株式会社子の日の代表取締役社長・澤田裕介さん(53)は、包丁販売会社を営んでいた父から事業継承後、より良い製品作りを求めて完全自社生産を実現。料理人の細かな要望に応えるオーダーメイドの包丁は、現在3年待ちという人気ぶりだ。

 「広く土地がとれ、静かで環境がいいところに惚れ込んだ」と、20年ほど前に中井町に工場を構えた。職人も含む30人ほどの社員が勤務し、「機械化できない技術も多い」と若手の人材育成にも力を入れる。

 事業拡大の裏にあるのは、妥協を許さない確かな品質と提案力。料理人から包丁製造の依頼があれば、澤田さん自ら実際に調理している現場に出向き、依頼者の使い勝手を考え、提案する。

 澤田さんは「なるべく手元に重心を置いてほしいなどの希望を入れ込みつつ、職人の視点から『もっとこうしたらいいのでは』と提案してきた。包丁は毎日使う、仕上がりの誤魔化しが効かないもの。コミュニケーションを取りながら、より良いものを生産していきたい」と話していた。

湘南ダンスフェス 12月21日 ひらしんホール

 「第14回湘南ダンスフェスティバル2024」が12月21日(土)、ひらしん平塚文化芸術ホール大ホールで開催される。午後1時〜6時30分。入場無料。主催は同フェス実行委員会。

 テーマは「出会い・ふれあい・美しく!」。当日はダンスをメインに、湘南エリアで健康づくりに留意しトレーニングに励んでいる体操教室やダンスサークルなどが、日頃の練習の成果を披露する。

 (問)ヨネザワ楽器の米澤松文さん【携帯電話】090・1542・2160

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前鳥神社で「巳」の献灯

 相模国四之宮前鳥神社(平塚市四之宮4の14の26/神代春彦宮司)の賽銭箱の上に、12月23日(月)から来年の干支「巳」にちなんだ献灯が掲出される=写真(提供)。

 この献灯は、同神社職員の宮内富美雄さんが、素戔嗚尊が八岐大蛇を退治するまでの物語を描いたものという。この取り組みは昨年から実施されており、今回で2回目となる。

 同神社では「献灯は臨場感あふれる出来栄えになっています。日没からライトアップも行うので、どうぞお楽しみにしてください」と呼びかけている。

 問い合わせは前鳥神社【電話】0463・55・1195。

萩原さん(左)と鈴木さん=本人提供

全国対抗中学バレー 県代表に平塚市から2人 浜岳中 鈴木さん、江陽中 萩原さん

 平塚市立浜岳中学校3年の鈴木悠さんと江陽中学校3年の萩原りい子さんが、12月25日(水)から大阪府で開かれるJOCジュニアオリンピックカップ第38回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の神奈川県代表チームに選ばれた。15日に壮行会が開かれ、関係者が2人の活躍を祈念した。

 県代表のメンバー選考には、約270人が参加。8月から計6回の選考を経て男女各12人が選出された。

笑顔でチーム牽引

 鈴木さんのポジションはサーブやレシーブを引き受ける「ライト」。代表ではキャプテンを任され、「自分の強みはコートの中で最後まで笑顔でプレーすること」とムードメーカーな一面も。

 浜岳中に男子バレー部はなく、現在はクラブチーム・藤沢クラブで日々研鑽に励む。「全国では絶対に優勝して、これまでお世話になった人たちにメダルをかけてあげたい」と話した。

攻守の要

 萩原さんのポジションはセンターでブロックに入ったり、速攻で得点に絡む攻守の要「ミドル」。鋭いブロックは萩原さん一番の持ち味だ。

 代表チームの練習では、「周りのレベルの高さに刺激を受けている」と成長を実感している。全国に向けて「自分の役割をしっかりと果たし、一つでも多く勝ち上がりたい」と意気込んだ。

 全国大会は12月25日から28日(土)まで大阪府で開催。県代表は女子が福岡、広島と、男子が三重、富山とグループ戦を行う。

来年の織り姫募集 2025年 1月15日締め切り

 平塚市は第73回湘南ひらつか七夕まつりの「湘南ひらつか織り姫」3人を、12月16日(月)〜2025年1月15日(水)まで募集する。

 織り姫は、七夕まつりのほか、年間を通して様々な観光行事や公的行事、キャンペーンなどに参加するほか、SNS等で情報を発信し、平塚市の魅力を全国に発信する。

 審査は、エントリー、1次審査、2次審査で行い、織り姫3人が発表される表彰式は5月下旬を予定している。

 応募資格、方法などの詳細、問い合わせは湘南ひらつか七夕まつり実行委員会事務局【電話】0463・35・8107。

温かみのあるタッチと色使いの作品が並ぶ

小酒井基紘さん個展 平塚駅北口で1月7日から

 知的障害をともなう自閉症がある小酒井基紘(もとひろ)さん(秦野市在住)の個展が1月7日(火)〜12日(日)、Gallery1045(東横イン湘南平塚駅北口1/1F)で開かれる。午前11時から午後5時(最終日3時)、入場無料。

 県美術展工芸部門で11回連続入選している小酒井さん。会場には今年度入選した綴れ織り作品のほか、油彩画のアニマルシリーズなど40点が並ぶ。綴れ織りの製作過程をまとめた資料や道具も展示する。問い合わせは同ギャラリー【電話】0463・22・7625。

感謝状を渡される受賞者

大磯警察署管内 功労者ら10人を表彰 交通安全・模範運転を推進

 多年にわたり地域の交通安全活動に功績があった人と優良ドライバーを称える表彰式が、大磯警察署講堂で12月7日に行われた。大磯地区交通安全協会が主催し、今年度は同署管内の10人が受賞した。

 受賞者は次のとおり。※敬称略

【神奈川県警察本部長表彰(伝達)】◎交通安全協力者=▽小川芳明(大磯町)▽大谷元宏(同)

【大磯警察署長・大磯地区交通安全協会長連名表彰】◎交通安全功労者=▽多賀谷一夫 (二宮町)

【大磯地区交通安全協会長表彰】◎交通安全功労者=▽神保英也 (二宮町)◎優良運転者=▽村村上榮二(二宮町)▽小野寺正紀(大磯町)▽小川利夫(二宮町)◎感謝状=▽濱勝彦(大磯警察署)▽内藤英幸(同)▽石原治(同)

訓練の様子(提供写真)

梅沢海岸で水難救助訓練 二宮町・大磯町の消防本部と横浜市消防局航空消防隊が合同で

 二宮町消防本部が12月12日、横浜市消防局航空消防隊、大磯町消防本部とのヘリコプター及び水上バイクを使用した水難救助合同訓練を梅沢海岸(二宮町)で実施した。海での事故を想定した横浜市消防局航空消防隊との合同訓練は初。

 救助活動の対応力強化と警防体制の確立を目的に行われたもの。

 二宮町消防本部が指揮活動、救助活動を行い、横浜市消防局航空消防隊がヘリコプターによる要救助者の搬送、大磯町消防本部が水上バイクによる要救助者の搬送を担当。海上にいる要救助者2人をヘリコプターで吊り上げて付近の突堤に降下させ救出したほか、水上バイクで海岸まで搬送した。

ウォーキングの様子

地域活動の担い手不足解消に 学生らがイベント企画

 平塚市浅間町のUR賃貸住宅「コンフォール平塚」で12月13日、住民同士や多世代とのつながりをつくる「コンフォール平塚きらきらクリスマス」が開催された。同住民のほか東海大学生など約20人が参加し、ウォーキングやクリスマスドーナツリースづくりなどを楽しんだ。

 同事業は、平塚市社会福祉協議会、平塚市高齢者よろず相談センターゆりのき、株式会社URコミュニティ、東海大学健康学部ソーシャルワーク演習4授業を履修する学生らが企画し、昨年に続き2回目。

 コンフォール平塚では、住民の高齢化で地域活動の担い手がいなくなってしまったことや、コロナ禍をきっかけに自治会活動が休止状態となっており、地域住民から高齢者よろず相談センターゆりのきに、暮らしに関する相談が増えた時期があったという。世代を超えたつながりの機会を創出しようと、昨年から平塚市社会福祉協議会ら4団体が主催するかたちで、交流イベントを実施している。
賞状を手に喜ぶ臼井理事長(右から2人目)

湘南いきもの楽校 長年の自然保護に表彰 馬入水辺の楽校運営で

 市内に残る環境資源を生かした自然遊びなどを通じて環境保全活動に取り組む「NPO法人暮らし・つながる森里川海」(湘南いきもの楽校/臼井勝之理事長)が10月17日に「日本自然保護大賞2024」で特別賞を受賞した。12月7日には同法人が運営する「馬入水辺の楽校・リバーセンター」で受賞式が行われた。

 同賞は日本自然保護協会が地域性、継続性、先進性、協働性の観点から、全国の優れた自然保護活動・生物多様性保全活動に取り組む団体を表彰するもの。

 同法人は2001年に馬入水辺の楽校を開校し、不法投棄などで荒れていた自然環境を復元。その後も子どもたちの自然体験や、多様な環境学習活動を行っている。地域に根ざした活動と子どもから高齢者まで参加できる活動の幅広さなどが評価された。

 授賞式では活動に参加する児童がスピーチし、「特別な場所だからずっとこの自然を守っていきたい」と話した。

 臼井理事長は「表彰してもらえてとてもうれしい。これからもみなさんと楽しく水辺の楽校づくりができるように頑張っていきたい」と感謝を述べた。

タマネギの苗を植える児童

山西小一色小 「おいしくなーれ」 農業体験でタマネギ定植

 二宮町立一色小学校(中西美保校長)と山西小学校(北川慶太校長)の児童が12月6日と9日に農業体験を行なった。

 町園芸協会主催で畑、樹園地等での体験を通じて、農業に関する興味関心を育むことを目的として毎年行われている。

 両校の3年生の児童は、みかんの収穫や原木椎茸の講義、タマネギの定植体験を行なった。山西小の生徒らは同校が管理する畑で 20センチほどの苗を手に、「美味しくなーれ」と言葉をかけながら丁寧に植えていった。

 タマネギは5月に収穫予定で、生徒らは「スープにして飲みたい」と来年を心待ちにしていた。

聖夜に賛美歌を歌おう 聖ステパノ学園で12月22日

 聖ステパノ学園(大磯町大磯868)のレリーフ広場で12月22日(日)、「大磯クリスマスキャロリング」が開催される。午後3時から。主催は大磯クリスマスキャロリング委員会。

 日本キリスト教団大磯教会、カトリック大磯教会、日本福音キリスト教会連合大磯キリスト教会が参加し、クリスマスの賛美歌を歌う。

 15日(日)にはカトリック大磯教会で午後3時から公開リハーサルが行われる。「賛美歌を歌ったことがある方もない方も大歓迎です」と同委員会。

 参加無料。予約不要。(問)日本キリスト教団大磯教会の鈴木さん【携帯電話】0463・61・0748