中区・西区・南区版【1月23日(木)号】

横浜市 地域交通拡充へ積極支援 導入検討期間の短縮図る

 横浜市は市民の公共交通空白地帯での移動環境整備を目的に、地域交通の新たな制度を今年4月から導入する。いわゆる「プッシュ型」で積極的な支援を行うほか、高齢者の外出促進を目的に敬老パスの補助対象拡大などが予定されている。

 横浜市は2007年から「地域交通サポート事業」として、既存バス停から自宅までが遠い地域などで、生活に密着した地域交通導入に向けた地域の主体的な取り組み(移動手段の確保や持続可能な運行)への支援を行ってきた。

 これまで市内17地区で本格運行に結び付いたが、あくまでも地域の主体的な取り組みを前提としたもののため、機運の高まりから運行まで4年ほどかかったケースや担い手不足による活動停滞、また採算確保が見込めず本格運行に至らないなどの課題があった。

 そこで今回、従来の事業に代わるものとして4月以降に制度の一新を決定した。

行政プッシュ型

 新制度のキーワードは「プッシュ型」。地域への意向確認や運行計画の提案などを地域主体から行政発信で地域に行うようにする。

 具体的には鉄道駅から800m、バス停から300m以上離れた地域を公共交通圏域外と定義し、そのうち面積の大きい50地区程度を優先的に取り組みを進めるエリアとし、地域の自治会町内会などに地域交通導入の意向を確認していく。市ではこれにより導入検討期間を従来より1〜2年短縮することを見込む。

敬老パスと連携も

 また本格運行に至った際の運行経費を年間600万円を上限に補助するほか、ボランティアへの謝礼も支援内容に加える。そのほか、タクシー業者等が運行する地域交通でも敬老パスによる運賃割引ができるよう検討している。

 市では本格運行経費の市費負担を最大年間3億円と想定。所管する都市整備局では「補助に頼らない継続運行のために、利用啓発の周知などは行っていきたい」としている。

市担当者とマリンFMのパーソナリティーが放送

横浜市臨時災害放送局 初の運用訓練 マリンFMと連携

 横浜市は中区本牧町のコミュニティラジオ局「横浜マリンFM」と連携した臨時災害放送局の運用訓練を1月15日、初めて実施した。発災時に迅速かつ確実に災害情報局を運用するための訓練で、市内各区役所でも放送が聞こえるかなどの確認がなされた。

 臨時災害放送局とは、大規模災害が発生した際に設置される臨時的なラジオ放送局のこと。テレビや緊急速報メール、Webサイトの防災速報などが使用できない場合でも、被災地の住民に対して避難情報や生活支援情報などを迅速に提供する役割を担う。横浜市では、市役所屋上にアンテナを設置し、77・1MHzで市内全域に向け放送される。

 当日はマリンFMのパーソナリティーと市担当者が災害時の情報収集方法や日ごろからの備え、役立つ情報を話したほか、試験放送アナウンスを機械翻訳で多言語化し、放送した。

 市担当者は一番の課題に「市民への周知」をあげ、「大規模災害発災時に市が77・1MHzで情報を流しているということを広めていきたい」としている。今後も、年に1回を目安に運用訓練及び市民周知を行っていくという。

 通常、ラジオ放送を開始するためには多くの手続きが必要だが、臨時災害放送局は緊急性を要するという理由で、総務省に電話1本で開設できるようになっている。その際、資格保持者や機材の操作など技術的なノウハウが必要となるため、市は2023年、マリンFMを運営する横浜マリンエフエム(笹原延介代表)と災害放送局の開設・運用の支援に関する協定を締結した。訓練は協定締結後初となる。

 臨時災害放送局は阪神・淡路大震災の経験から1995年に制度化。2011年の東日本大震災では約30の市町村が開設し、運用した。

プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ「神奈川フューチャードリームス」新監督 武藤 孝司さん 横浜商業高校出身 51歳

チーム、地域のため全力で

 ○…2025年シーズンからチームの指揮官を務める。24年シーズンはヘッドコーチとして、チームを鼓舞。リーグ優勝に貢献した。「無我夢中でやった一年だった」と振り返る。コーチ就任1年目でもあり、感慨もひとしおだ。その功績もあった今回の抜擢。「川村丈夫前監督のもとで学んだことを糧に連覇を目指す。投手を中心とした守りの野球でしっかり固めていきたい」と抱負を語る。

 ○…主力選手の退団もあったが、今月4日に行われた新入団選手のお披露目では「来季に向けて、いい補強ができた。戦力は整った」と手応えを感じている。来年2月の合同練習を前に、昨季からいる選手も含め「レギュラーは白紙。実力でポジションを勝ち取ってほしい」と伝えた。早くも緊張感のあるチームづくりが始まっている。

 ○…川崎市出身。横浜商業高校=南区南太田=2年の夏に甲子園に出場し、大学を経て1995年、ドラフト3位で近鉄バファローズ(現オリックス・バファローズ)に入団。ショートとして活躍し、オールスターゲームにも出場した。肩の故障で2003年に現役を引退。その後、NPBや米メジャーリーグチームのスカウト、独立リーグと社会人チームのコーチを務めた。40歳の頃一度は会社員を務めたが野球への情熱が忘れられず再び野球の世界に。「地元神奈川で野球に携われることはうれしい」と笑顔を見せた。

 ○…監督としてチームづくりに努める一方、野球人として同リーグからNPBへ一人でも多くの選手を送り出すことが使命と胸に刻む。加えて地元で子どもたちの野球教室を開くなど普及・発展にも尽力。チーム名の通り、選手や子どもたちに未来の夢づくりを掲げるニューリーダーだ。

前半35分、トライを決めるイーグルスの石田選手

ラグビー 「神奈川ダービー」鷲猪激突 リーグワン発足以降三ツ沢では初対決

 ラグビーリーグワンの第5節が1月18日に行われ、ともに神奈川県を本拠とする横浜キヤノンイーグルスと三菱重工相模原ダイナボアーズの「神奈川ダービー」がニッパツ三ツ沢球技場を舞台に繰り広げられた。

 リーグワン発足後これまで3度対戦した両者だが、三ツ沢での対決はこれが初めて。県民3千人の招待企画などもあり、8402人の観客が見守った試合は、元日本代表アマナキ・レレイ・マフィ選手の2本を含む7トライを奪ったイーグルスが47対21で勝利。リーグ戦3連勝を飾った。ダイナボアーズはスクラムでの劣勢が続き、苦しい展開となった。

スクラムで圧倒

 イーグルスの沢木敬介監督は「スクラムは絶対ドミネート(圧倒)すると発破をかけていた。これをどんな相手にもやっていきたい」と話した。

 梶村祐介キャプテンは「ダイナボアーズさんとの試合では、毎回『ザ・神奈川ダービー』っていうのを結構選手は感じていて、毎回ハードな試合になると予想していた中で、今日は自分たちの準備が勝ったかなという風に感じます」と振り返った。

 7人制ラグビー日本代表としてもプレーした石田吉平選手は、この日もトライを挙げるなど15人制でも好調。8000人を超える観客が訪れたことについて「たくさんの人が応援してくれるおかげで僕たちもラグビーができているので、すごく感謝している。ラグビー人気がもっと上がるように、自分たちも頑張っていきたいなと思います」と語った。

 イーグルスの次回ホストゲームは2月8日(土)、ニッパツ三ツ沢球技場でクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦する。午後2時10分試合開始。

会見で発言する山中竹春市長

中居さん女性トラブル フジテレビと連携協定結ぶ横浜市の山中市長「状況を注視したい」 消防局がドラマ撮影に協力

 タレントの中居正広さんの女性トラブルにフジテレビ社員が関与していた疑いが報じられた件に関連し、フジテレビと連携協定を結んでいる横浜市の山中竹春市長は1月22日の定例会見で「今後の状況を注視していきたい」と述べた。

 市とフジテレビは2024年11月に連携協定を締結。協定に基づき、市消防局が撮影に協力している消防司令センターを舞台にしたドラマ「119エマージェンシーコール」が1月13日から放送されている。

 会見の中で山中市長はフジテレビへの対応について聞かれ、「市として特段のアクションを起こしたことはない。今後、状況を注視していきたい」と述べた。さらに、「(ドラマが)市消防局の業務の理解につながるものとして、SNSなどの発信を続けてきた。しかし、それがあまり許容されない状況になるのなら、対応を考えたい」と語った。

飛躍願い集う 各団体の新年会 vol.2

横浜駅西口振興協議会

 横浜駅西口周辺の企業や団体関係者ら約200人が参加。あいさつ立った林英一会長は、政治や社会情勢に触れつつ、今後、ますます価値創造が大事になると強調。「街の魅力や賑わいの創出や回遊性の向上を、関係各所の連携の中で進めていく」と述べた。(1月9日、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ)

元町SS会

 元町ショッピングストリートの関係者や知事、市長らが参加。協同組合元町SS会の宝田博士理事長は、周辺の回遊性向上や地域密着の取組を説明。「専門店ならではの接客が根付いているのが元町。若い人にこそ最初のファッションを元町で揃えてほしい」と熱く語った。(1月9日、ホテルニューグランド)

横浜建設業協会

 神奈川県建設業協会横浜支部との共催で、会員企業や来賓ら約310人が参加した。福嶋隆太郎会長は業界の様々な課題に言及しつつ、「担い手不足が最大の課題」と指摘。DXなどを取り入れ生産性や現場力高め、「我々自身が変わる努力をしていかないと」と述べた。(1月10日、ロイヤルホールヨコハマ)

県司法書士会

 関連5団体の共催。来賓として横浜地方法務局局長や県知事、県議会議長らが出席した。坂根隆志会長は昨年4月から義務化された相続登記で登記件数が増えたことに感謝を示したほか、各種相談会など「様々な事業をやっているので周知に努めたい」と意欲を示した。(1月10日、ロイヤルホールヨコハマ)

イセザキの商店街

 3商店街4団体が合同で開催。主催者を代表しあいさつにたった協同組合伊勢佐木町商店街の牛山裕子理事長は、記念事業として協同組合会館の建て替えに意欲を示すと共に、「回遊性を考えながら、稼げる、だから後継者も育つ商店街を目指していく」と話した。(1月14日、ブリーズベイホテル)

横浜繊維振興会

 シルクや繊維業界の関係者らが参加。松村俊幸会長は「昨年は多くのイベントに横浜スカーフ親善大使を参加させて頂き、活躍の場が広がった」と感謝。「大使と共にスカーフのPRや防災アイテムの一つとしての利用促進を進め、会員企業の発展につなげたい」と話した。(1月15日、KKRポートヒル横浜)

横浜駅東口

 横浜駅東口振興協議会、ルミネ横浜店、スカイビル商店会、横浜ポルタ、市民フロア会が合同で開催し、約310人が出席した。同協議会の原田一之会長は経済が回復傾向にあるとし、「国際都市横浜の玄関口として、にぎわい創出や来街者に快適なまちづくりを続けたい」と述べた。(1月16日、新都市ホール)

県空調衛生工業会

 県内の空調工事業者などが出席。有井清会長は業界として若者の入職を促す取り組みが進んでいることなどを評価した。週休2日制の徹底や時間外労働の削減について「絶対に実現しなければならないこと」と呼び掛け、「さらなる連携強化を図りたい」と話した。(1月17日、ホテルニューグランド)

優勝チームの選手と横浜中央LCのメンバーら

横浜中央LC 大会優勝カップを寄贈 女子ラグビーの普及目指し

 横浜中央ライオンズクラブ(LC)が1月12、13日にニッパツ三ツ沢球技場で行われた7人制女子ラグビー「第17回横浜市女子セブンズ大会」(横浜市ラグビーフットボール協会主催)に、大会用の優勝カップを寄贈した。

 同クラブでは資金面で苦慮する女子ラグビーのため、大会用の優勝カップや電光掲示板の使用費を支援している。

 13日の決勝戦は、関東学院六浦高校の3年生チームと1・2年生チームの戦いに。優勝を制した3年生チームで主将の山本梨月さんは「3年生全員で出る最後の試合に勝てて嬉しい。後輩も自分たちらしく頑張ってほしい」とコメント。優勝カップを手渡した横浜中央LCの島崎政晴会長(54)は「パワー溢れる女子ラグビーの魅力をもっと多くの人に知ってもらえたら」と話した。

横尾室長(右)と深澤研究員

資生堂 MM21の研究施設を刷新 肌・身体・心つなげるラボ

 資生堂は、2019年に開設したみなとみらい21地区の研究開発拠点を刷新し1月22日、「Shiseido Beauty Park」をオープンした。コロナ禍で心身の健康に注目が集まり、「見た目の美しさと健康は一体」との意識が広がりを見せた。こうしたニーズを受けた同社は、肌・身体・心のつながりに着目し、先進サイエンスが体験できる施設へと進化させた。

 新施設は5つのラボから構成。肌だけでなく身体の内側や心に対する13種の測定を行い、3年後やその先の未来の顔を予測するラボでは、美容・生活習慣のアドバイスが受けられる(事前予約制、3万円)。そのほか、心と身体に良い影響を与えるとされる「AWE(畏敬の念)体験」に着目した映像を壁一面に上映するラボやスタートアップ企業のテクノロジーや生活者のユニークな発想を融合させ開発した商品を試したり購入できるラボなども。

 カフェでは、肉・魚のプレートやカレー、スイーツや薬膳茶など「薬膳」をベースに各季節に出やすい美容の悩みに合わせたメニューを提供する。メニューを開発する深澤彩子研究員は「取り入れてもらいやすい組み合わせや見た目の美しさにこだわった」と話す。一部メニューを除き、テイクアウトも可能。

 同パーク価値共創室の横尾美星室長は、「美や健康に強い興味を持たない方も楽しんでもらえる。近隣にお住まいの方、働いている方にも来てもらいたい」と話す。

<PR>
【読者プレゼント】横浜ビー・コルセアーズ vs 川崎ブレイブサンダース<1月29日(水)>@横浜国際プール
【読者プレゼント】横浜ビー・コルセアーズ vs 川崎ブレイブサンダース<1月29日(水)>@横浜国際プール
2024年10月3日に開幕したBリーグで、横浜ビー・コルセアーズでは、2025年の横浜開催・神奈川ダービーを記念して、抽選でタウンニュース(レアリア)読者10組... (続きを読む)
コンサートの様子=提供

開港記念会館 南米民族音楽の演奏会 1月25日 入場無料

 南米の民族音楽を演奏する「ブランカ・ロサ」の20周年を記念したコンサートが1月25日(土)、横浜市開港記念会館=中区本町=で開催される。午後3時開演(2時30分開場)、入場無料。

 同グループは昨年度、「みなとみらいストリートミュージック」のアーティストに選ばれ、施設などで演奏してきた。(問)【メール】blancarosarosa04@gmail.com(山越さん)

湯本巡査による五人掛け

伊勢佐木署 日頃の鍛錬を披露 武道始めに約200人

 伊勢佐木警察署(加藤雅道署長)は1月16日、横浜武道館=中区翁町=で恒例の武道始式を行った。署員のほか関係団体や家族ら約200人が来場。柔道や剣道などで日ごろの鍛錬の成果を披露した。加藤署長は警察職員には強い職務執行力が求められるとした上で、「日頃から培ってきた成果を発揮し、『治安を安心して任せられる』ことを示してほしい」と訓示を述べた。

 柔道・剣道・逮捕術・羽子板で署員同士が競う「六部対抗試合」では、気迫あふれる試合が行われた。また港北警察署の湯本祥真巡査(柔道4段)に署員が挑む五人掛けも。投げ技を連発し、会場を沸かせた。さらに特別試合として、高校時代に柔道をやっていた中区の小林英二区長が登場。加藤署長と柔道で試合をし汗を流した。

当日のライブ配信の視聴は上記から

まち普請事業 公開で最終審査 市内10団体が整備提案

 施設整備を伴う地域の課題解決や魅力向上のための提案に横浜市が助成する「ヨコハマ市民まち普請事業」。1月26日(日)には、今年度の最終審査となる2次コンテストが市役所1階のアトリウムで行われる。時間は午前10時15分から午後5時45分まで。会場は入場無料、申込不要で観覧できる。

 当日は、1次コンテストを通過した10団体が整備提案を発表する。南区からは「弘明寺チームNECTA COLLECT」がエントリー。様々な課題を抱える青少年の居場所を作るため、就労支援施設の使用外の時間帯を開放する。またスイーツなどの製造体験を通じて、将来的な就業や自立を目指すという。

 他にも、シェアキッチンを備えた多世代交流拠点の整備(保土ケ谷区)や小学校の裏山に多世代が集まる活動拠点広場の整備(金沢区)、商店街の空き店舗を活用したコミュニティカフェの整備(港南区)などの提案がある。

 会場では質疑応答や審査員による投票、観覧者も参加可能な交流会も。当日の様子はまち普請のユーチューブチャンネルでライブ配信される。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

南区市議補選 立民が佐藤啓治氏、維新が小西大貴氏を擁立へ

 南区選出の遊佐大輔氏(自民党)の辞職に伴う市会議員補欠選挙(1月31日告示、2月9日投開票)に立憲民主党が新人の佐藤啓治氏(42)、日本維新の会が新人の小西大貴(ひろたか)氏(31)をそれぞれ擁立すると発表した。

 立憲民主党の佐藤氏は群馬県出身。父は現職の下仁田町議会議員。過去に通信サービスの販売代理店、現在は営業代行会社を経営している。20代のころに南区で生活していたという。

 1月21日に記者会見を開き、「3つの約束」として「物価」「子育て」「福祉」の政策を掲げた。物価高対策では、最低賃金1500円を目指すとし、子育てについては「7歳の娘を育てる子育て当事者として、給食の無償化を訴えていきたい」とした。

 日本維新の会の小西氏は熊本市出身。銀行員を経て、公認会計士と税理士の資格を取得。2023年に公認会計士・税理士事務所を開所。同年に個人事業主のサポート事業を行う会社も立ち上げた。

 21日の会見で、「財務のプロとして、市の支出をチェックし、カットできる部分はカットし、必要なところに予算を付けていく」と述べた。その上で、安心して子育てできる環境づくり、防犯対策としての住宅への防犯カメラ設置補助などを掲げた。

 すでに補選には共産党元職の荒木由美子氏(65)と国民民主党新人の熊本千尋氏(30)が立候補の意思を表明している。自民党は21日までに候補予定者を発表していない。

犬種別に開催されるドッグラン

横浜・臨港パークで愛犬と楽しむイベント 2月22日から24日

 愛犬と一緒に楽しめる催し「YOKOHAMA GOGO DOG PARTY 2025」が2月22日(土)、23日(日)、24日(月)(祝)の3日間、西区みなとみらいの臨港パークで開催される。主催はYOKOHAMA GOGO FES実行委員会。

 ベイブリッジを臨む広大な天然芝のドッグランでは、愛犬を自由に遊ばせることができるほか、さまざまな種類の犬種別ドッグランも用意されており、同じ犬種の飼い主同士の交流の場としても楽しめる。

 会場内には、愛犬グッズやフード、ウェア、ペットカーなどが揃う多彩なマルシェが出店。イベント限定の割引があり、レアアイテムも手に入る。

愛犬と一緒に乗れる気球が初登場

 パシフィコ横浜では初めてとなる気球「GOGO Balloon」では、愛犬と一緒に気球体験ができる(犬は20kg以下の体重制限あり)。ドッグレースや保護犬の飼い主探しなど、盛りだくさんのイベント。キッチンカーも多数出店し、1日中楽しめる。主催者側は3日間で3万人と9千頭の犬の来場を見込んでいる。

 入場無料(一部有料コンテンツあり)。午前10時から午後5時(最終日は午後4時まで)。イベントの詳細は公式サイトやInstagram(「GOGO DOG PARTY 2025」で検索)で確認できる。問い合わせは、ぴあ株式会社【電話】03-5774-5257 (平日午前11時〜午後5時)。

白モツ煮込み定食

町中華へGO!【15】 西区浅間町の「一文無」で「白モツ煮込み定食」 本紙記者がランチ紹介

 どの町にもある、古くから地元に愛される中華料理店。「町中華」が注目を集める中、地域を回るタウンニュース記者が中区、西区、南区にある中華料理店で食べるランチを紹介。さあ、町中華へGO!

 当欄の読者の方から「横浜で一番うまい店なので、ぜひここへ行ってほしい」というリクエストをいただいた。岡野公園から川を渡って少しの場所にある「一文無」。店名の大胆さとは裏腹に、店舗外観は中華というより、落ち着いたそば店や和食の店を思わせる。京都の町家をイメージしたそうだ。

 午後1時20分に訪れると、約30席が満席だったが、待ち時間数分で着席できてラッキー。客層はスーツ姿のサラリーマンから若者、女性グループなど幅広い。

 ラーメンも多くあるが、読者の方がおすすめしていた「白モツ煮込み定食」(950円)を注文。プリプリのモツは柔らかく、ジュワ〜っと味がしみ出てくる。これはもっと早く知っておけば良かったという逸品。メニューも多数で何度も通いたくなる。

■西区浅間町2-98-5【電話】045-316-8517(メニュー、価格は取材時のものです)

あいさつする工藤委員長

「子どもたちのための教育を」 県私学団体連合会が「新春のつどい」

 神奈川県内の私立学校や幼稚園、専修学校などによって構成される神奈川県私学団体連合会による「神奈川私学新春のつどい」が1月20日、中区のローズホテル横浜で行われた。

 各校の関係者ら400人以上が集まり、来賓として黒岩祐治知事や山中竹春市長らを迎えた。

 同連合会の工藤誠一委員長(聖光学院中学高校校長)は少子化による学校経営の厳しさに触れた上で「道は平坦ではないが、子どもたちは私たちの背中を見ている。日々、前進していきたい」と述べ、子どもたちのための教育を進めていきたいとした。

会場に展示された横浜ゆかりの作品『めぐり会い』の直筆原画と手塚眞さん(1月15日プレス内覧会で)

手塚治虫 ブラック・ジャック展が横浜・そごう美術館で開催中 1月16日から2月25日まで

 手塚治虫の名作マンガ「ブラック・ジャック」の大規模展覧会が1月16日から、そごう横浜店6階のそごう美術館=西区=で開催されている。2月25日(火)まで。

 ブラック・ジャックは、顔に傷のある黒ずくめの天才外科医が様々な患者と出会う物語で、命の尊さや医療のあり方を描いている。1973年から『週刊少年チャンピオン』で5年間、ほぼ毎週1話完結で連載された手塚治虫の代表作の一つ。連載230話と読み切り13話があり、今も多くの人に愛されている。

 同展は2023年に東京でスタートし、全国を巡回。横浜は6会場目。500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や単行本の200以上のエピソードの直筆原稿を展示する史上最大規模の展覧会となっている。また会場では、作品の誕生秘話や個性豊かなキャラクターたち、印象的なエピソードなどを、貴重な資料や証言映像とともに紹介。医学博士であり、医師免許を持っていた手塚治虫自らの理想の姿を描いた「医療マンガ」としての魅力や、現代に通じる社会性にも迫る。

横浜ゆかりの地が登場

 ブラック・ジャックの初恋を描いた第50話『めぐり会い』は、横浜の「港の見える丘公園」が舞台となっており、ファンの聖地として有名だ。プレス内覧会に来場した手塚治虫の長男でヴィジュアリストの手塚眞さん(63)によると「手塚作品の中で場所が特定できる話は珍しい」という。「兵庫県宝塚市で育ったため、神戸と同じ港町への思いがあったと思う。外国文化を意識したり、ハイカラやモダンを好んでいたので、横浜に憧れがあったのでは」と推測する。同作は中学生の頃にリアルタイムで読んでいたといい、「家族が一番厳しい読者なのですが、第1話を読んだ時に『うまいな』と衝撃を受けた。医療だけでなく、様々なテーマが盛り込まれている」と話す。

 横浜会場限定で、名作『おばあちゃん』を全ページ展示する。ブラック・ジャックが高額報酬を請求する理由など、深いテーマを描いた感動の物語をじっくりと楽しめる。「圧倒的な展示量。2度3度と足を運んでもらえたら」と手塚さん。

 入館は午前10時〜午後7時30分。一般1600円、大学・高校生1400円、中学生以下無料。

 みなとみらい線各駅では、同展とコラボした1日乗車券を2千枚限定で販売している。

賞状を手にする関係者

「横浜環境活動賞」に15者 メダカの保存など評価

 環境活動に取り組んでいる市民や企業を称える「横浜環境活動賞」の表彰式が1月14日、横浜市庁舎で行われた。

 同賞は1993年度から開始し、今年度で31回目。市民の部、企業の部、児童・生徒・学生の部の部門ごとに大賞や実践賞の表彰を授与する。

 今年度は15者を表彰。市民の部では横浜メダカの会、企業の部ではハーチ株式会社 Circular Yokohama=保土ケ谷区=が大賞にそれぞれ選出された。同会は市内全域を活動拠点に横浜固有の黒メダカで絶滅危惧種に指定されている「横浜メダカ」の保存活動など、同社はオンライン講座などを通じ、循環経済について学ぶ機会を提供したことなどが評価された。このほかに表彰を受けた団体・企業は次の通り(順不同)。

▽市民の部実践賞…磯子区3R応援隊、磯子区猫の飼育ガイドライン推進協議会、スパイスアップSOZAi循環Lab、名瀬谷戸の会

▽企業の部実践賞…AGC株式会社 AGC横浜テクニカルセンター(生物多様性特別賞も受賞)、株式会社カツマタ、株式会社kitafuku、株式会社春秋商事、伸光写真サービス株式会社、ストラパック株式会社横浜事業所、三菱電機株式会社神奈川支社、株式会社ヨコレイ

▽児童・生徒・学生の部…林龍平

大会イメージビジュアル ©一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ

横浜市民を女子バスケWリーグファイナルステージに無料招待 受付中、先着合計800組1,600人

 横浜武道館=中区=で2月7日(金)から9日(日)に行われる日本女子バスケットボールリーグ(Wリーグ)の優勝チームを決める「大樹生命 Wリーグ ユナイテッドカップ2024-25 ファイナルステージ」に、横浜市が市民合計800組1,600人を無料招待する。

 大会には日本代表選手の所属チームも出場予定。初日の7日は、午後7時からGAME1(シャンソン化粧品シャンソンVマジック対ENEOSサンフラワーズ)が行われ、1階指定席コートサイドベンチ向50組100人、1階自由席コートエンド50組100人、2階自由席200組400人を招待。

 8日(土)は、午後2時からGAME2(デンソーアイリス対トヨタ紡織サンシャインラビッツ)、午後4時30分からGAME3(富士通レッドウェーブ対GAME1の勝者)が行われ、2階自由席250組500人を招待(2試合観戦できる共通チケット)。

 最終日の9日は、午後2時からGAME3の勝者対GAME2の勝者によるファイナルが行われ、2階自由席250組500人を招待する。

 無料招待の申し込みは、横浜市の電子申請システムで、1月31日(金)午後11時59分まで受け付ける。無料招待は、横浜市民が対象で先着順(予定数に達し次第終了)。

 詳細は市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleagueunitedcup.html)で確認を。

4駅のスタンプデザイン=市交通局提供

横浜市営地下鉄が「エキタグ」を導入 センター北、関内、上大岡、踊場の4駅から

 横浜市交通局は1月21日(火)から、駅スタンプアプリ「エキタグ」を4駅で導入する。

 エキタグは、(株)ジェイアール東日本企画が提供するアプリ。駅に設置されるNFCタグ(エキタグ)をスマートフォンなどで読み込むことで、設置駅のスタンプをアプリ内のスタンプ帳に集めることができる。今年1月14日時点で全国のJR線や私鉄などの191路線、1214駅、4施設で導入されており、市交通局は地下鉄に乗って横浜の街を楽しんでもらう目的で導入を決めた。

 設置は市営地下鉄のセンター北、関内、上大岡、踊場の4駅。各駅でかつて実際の駅スタンプとして使われていた絵柄が復刻デザインとして登場する。同局担当者によると設置駅は順次増やしていく予定で、「市営地下鉄の全40駅で楽しめることを目指したい」と話した。

冊子の表紙

横浜市が自治会町内会向けデジタルサービスの紹介冊子作成

 横浜市は市内に約2800団体がある自治会町内会のデジタル化を支援しようと、活動に役立つアプリやサービスなどのツールを紹介する冊子を作った。

 冊子には、デジタル化支援のために市と協定を結ぶ15事業者・団体によるサイト作成や電子回覧板の機能があるアプリ、デジタル化のアドバイスのほか、大手事業者のSNSサービスなど、合計で22のツール・事業者が紹介されている。

全町内会に配布、サイトからダウンロードも

 冊子は2月に市内の全自治会町内会に配布するほか、市のサイトからダウンロードできるようにした。サイトは「横浜市 自治会町内会DX」で検索。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・2317。

市選管の説明を聞く参加者

南区市議補選 説明会に9陣営

 南区選出の遊佐大輔氏の辞職に伴う市会議員補欠選挙(1月31日告示、2月9日投開票)の立候補予定者説明会が1月17日に南区役所で行われ、9陣営が参加した。

 参加者は市選挙管理委員会から立候補に必要な書類や選挙運動の注意点などに関する説明を受けた。

 参加したのは、すでに立候補を表明している共産党・荒木由美子氏、国民民主党・熊本千尋氏の陣営のほか、自民党、立憲民主党、日本維新の会と無所属(2陣営)の7陣営に加え、氏名などを非公表とした2陣営の計9陣営。無所属のうちの1人は、2023年の市議選で西区から立候補していた浅田侑吾氏。

 説明会に出席しなくても立候補は可能。出席した陣営が立候補を見送ることもある。

白球を追う児童

Y校硬式野球部OB会 小学生に楽しさ伝える 教室で約180人を指導

 横浜商業高校(Y校)硬式野球部OB会(長谷部淳一会長)が主催する少年野球教室が1月11日、同校のグラウンドで行われた。南区所属の少年野球チームを中心に小学4年生から6年生まで、約180人が汗を流した。少子化で野球人口が減る中、神奈川の野球を盛り上げ、子どもたちに楽しさを知ってもらいたいと始まった教室は今年で9回目。開会式で長谷部会長は「半日ですが、みんなで元気よく練習しましょう」とあいさつした。 

 OB38人がピッチングや打撃、守備指導などの基礎練習を中心に指導した。今シーズンからプロ野球独立リーグ「神奈川フューチャードリームス」の指揮をとる武藤孝司監督、北海道日本ハムファイターズのチームスタッフの惠健透さんも参加した。武藤監督は「他のチームとの交流も良い機会。子どもたちの思い出になれば」、惠さんは「いろんな思い出があるグラウンドで地域に貢献できて嬉しい」と話した。

地区連合町内会インタビューvol.12 私のまちの連合会長 石川打越地区連合町内会会長 織茂 圭賛さん

――地域の特徴と主な取り組みを教えてください。

 駅が近く商店街が広がる石川と坂が多く住宅地の多い打越で違った雰囲気を持つ地区です。昨年初めて8つの町内会合同で夏祭りを行いました。単体の町内会ではできないことを連合でやることで、住民が地域とつながるきっかけになると良いですね。商店街のイベントには協賛や後援という形で関わり一緒になって街を盛り上げています。

――抱える課題は。

 担い手不足が課題です。健康会食会やふれあいサロン、スイーツの会など、年間通して多くの行事を行っています。運営する人の負担を減らすためにも住民の意見を聞きながら、行事を統合するなどの改革も必要だと感じています。バス旅行やラジオ体操などは若い方も参加してくれていますが、さらに子どもたちと地域をつなぐきっかけづくりもしていきたい。また、住宅街では外国籍の方も増え、町内会に加入していない人も多いです。ごみ出しのルールなど、地区の良い環境づくりのためにもコミュニケーションを大切にしたいですね。

連載コーナー46 横浜とシュウマイと私 「シュウマイ好き著名人募集」

令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?

 横浜、神奈川の皆様を中心に、2025年もシュウマイをどうぞよろしくお願いいたします。

 ここ数年、新年を迎えると正月休みボケに浸る間もなく、協会で制定した2月26日の「シュウマイの日」に向けた準備に追われ始めております。その一つとして、今年はインターネット上でシュウマイを盛り上げるべく、SNSでのフォロー&コメントキャンペーンを計画中です。お題は「シュウマイ好きな著名人」。というのも、ある筋からシュウマイ好きの著名人に、ただただシュウマイ愛を語ってもらうインタビュー企画をいただき、人選とキャンペーンを合体させ、著名人たちを通してシュウマイの知名度向上を図ろうという戦略です(人選を楽しようとしている訳ではありません)。

 とはいえ、実は前から私なりにリサーチはしているのですが、そのほとんどがシュウマイ好きというよりも崎陽軒好き。協会としては崎陽軒を含むシュウマイ全体を愛していることのほうが重要で、残念かな、それを公言している著名人はなかなか見つかりません。

 ただ、著名人に限らず、私が接したシュウマイ愛が強い方の共通点は、出身地がシュウマイと馴染みが深い=名店が多い地域であること。それは東京、大阪、佐賀などいろいろあるのですが......やはり一番多いのは神奈川・横浜。崎陽軒以外にも中華街、町中華などの名シュウマイの愛を語れそうな方、心当たりがあればぜひ編集部までご一報を!