港南区・栄区版【1月23日(木)号】
東急東横線改札内に掲示されたポスター

栄区移住促進事業 横浜駅に巨大ポスター 首都圏や新幹線客狙う

 栄区役所は移住促進事業の一環で1月13日から19日まで、東急東横線と市営地下鉄ブルーラインの横浜駅に巨大ポスターを掲出した。東京、埼玉まで直通運転を行う東横線と新幹線客が多く利用するブルーラインに掲出し、広い地域からの移住を狙った。

 掲出されたポスターは縦約2m、横約6m。「さ」「か」「え」「く」の大きな文字や「ゆっくりできるまち」「便利で充実した生活」などのキャッチフレーズ、いたち川、昇龍橋、GRAND SHIPなど区内各所の写真があしらわれた。

 1月13日からの7日間、東横線の改札内とブルーラインの「JR相鉄連絡改札口」の券売機付近に掲出された。東横線は東京メトロ副都心線に直通し、東京、埼玉方面につながり、東京都は神奈川県を除くと最も横浜市への移住者が多く、埼玉県も3位に位置する。こうした近隣都県に住む乗客の目に止まることを期待した。また、ブルーラインは新横浜駅で新幹線を下車した客が横浜に移動する際に使われるため、「首都圏以外から横浜に来た人にもPRできるように」との狙いで掲出されたという。

 区担当課によると掲出には印刷費込みで計81万370円がかかった。

 同事業は区と株式会社三春情報センター(本社・港南区日野)の連携によるもの。これまでも両者は2021年にWEBサイト「栄区くらしプロジェクト」を公開するなど地域の魅力を発信してきた。今回の掲出に際しサイトはリニューアルされ、ポスター内にも遷移する二次元コードを表示。今後、同サイト閲覧数の増減から広告効果を検証するという。

年間6千人が転入

 市が昨年公表した2070年時点での人口推計で、栄区は20年に比べ半減するとされた。特に高齢化率が市平均に比べ高く、今後死亡による自然減が大きくなることも考えられる。

 そこで、注目されるのが移住者だ。市公表の人口動態(2005年から2023年)を見ると栄区への年間転入者数は2005年から08年まで、毎年7千人以上あった。しかし、09年からは6千人台、14年から20年までは5千人台まで落ち込む。それでも、21年から23年は6千人台に回復し、近年は移住先として考える人がやや増えていることが伺える。担当者は「数値目標は設定していないが、ポスターが移住を検討するきっかけになればよいと考えている」と話した。

横浜市 地域交通拡充へ積極支援 導入検討期間の短縮図る

 横浜市は市民の公共交通空白地帯での移動環境整備を目的に、地域交通の新たな制度を今年4月から導入する。いわゆる「プッシュ型」で積極的な支援を行うほか、高齢者の外出促進を目的に敬老パスの補助対象拡大などが予定されている。

 横浜市は2007年から「地域交通サポート事業」として、既存バス停から自宅までが遠い地域などで、生活に密着した地域交通導入に向けた地域の主体的な取り組み(移動手段の確保や持続可能な運行)への支援を行ってきた。

 これまで市内17地区で本格運行に結び付いたが、あくまでも地域の主体的な取り組みを前提としたもののため、機運の高まりから運行まで4年ほどかかったケースや担い手不足による活動停滞、また採算確保が見込めず本格運行に至らないなどの課題があった。

 そこで今回、従来の事業に代わるものとして4月以降に制度の一新を決定した。

行政プッシュ型

 新制度のキーワードは「プッシュ型」。地域への意向確認や運行計画の提案などを地域主体から行政発信で地域に行うようにする。

 具体的には鉄道駅から800m、バス停から300m以上離れた地域を公共交通圏域外と定義し、そのうち面積の大きい50地区程度を優先的に取り組みを進めるエリアとし、地域の自治会町内会などに地域交通導入の意向を確認していく。市ではこれにより導入検討期間を従来より1〜2年短縮することを見込む。

敬老パスと連携も

 また本格運行に至った際の運行経費を年間600万円を上限に補助するほか、ボランティアへの謝礼も支援内容に加える。そのほか、タクシー業者等が運行する地域交通でも敬老パスによる運賃割引ができるよう検討している。

 市では本格運行経費の市費負担を最大年間3億円と想定。所管する都市整備局では「補助に頼らない継続運行のために、利用啓発の周知などは行っていきたい」としている。

第74代(一社)横浜青年会議所の理事長に就任した 佐藤 直樹さん 鶴見区出身 40歳

横浜の発展へ意見交わす

 ○...論語の「和而不同(わじふどう)」をテーマに、市内の若手経済人からなる横浜青年会議所(横浜JC・会員数311人)の2025年度の理事長を務める。「当事者意識を持ち、慣れ合いではなく意見を交わして横浜の街を良くする」との思いでこの言葉を選んだ。18年に入会後、日本JCに出向し、他地区の理事長や会頭と関わる機会も多かった。「リーダーとしての景色を見てみたい」と名乗り出た。「やった分だけ得られるものがある」と活動の魅力を語る。

 ○...薬剤師として父が代表を務める薬局に新卒で入社。関東を中心に約70ある店舗に携わり、多忙な日々を過ごす。「JCの活動と仕事には垣根がない。JCでの経験は仕事に持ち帰れるし、その逆もある」。会議の仕方などの運営面や、出会った人から吸収した考えや姿勢を双方に生かしている。

 ○...時間ができるとサウナで「ととのう」のがリラックスのひと時。大学まで暮らした鶴見区の温泉施設には家族を連れてよく行くという。「外からの情報を遮断して脈と自律神経と向き合う時間」と話す。妻とは高校から大学まで打ち込んだインディアカの大会で出会った。現在は小6と小4の息子の父親。「男子だけのLINEグループでゲームの話をしたり、早く帰れる日は回転寿司からのゲームセンターが定番」と家族との時間を大切にしている。

 ○...今年度のJCの重要課題は「国際」。「循環経済の潮流を横浜から世界へ」を方針に、横浜から他国の課題解決に取り組む企業やリーダーを育成。長期的な国外資本を確保し、市内経済として循環させることを目指す。広報にも力を注ぐ。「横浜が好きで、本気で街の未来を考えているJCのことを知ってもらい、仲間を増やしたい」
当日のチラシ

第3回栄区ボッチャ大会 参加チームを募集中 2月22日にスポセンで

 栄区スポーツ協会は栄スポーツセンターで2月22日(土)に開催する第3回栄区ボッチャ大会の参加チームを募集している。

 ボッチャとは赤と青のボールを投げたり、転がしたりして、白いボール(目標球)に、いかに近づけるかを競う競技。同大会はマイボールの使用は不可となっている。

 時間は午前10時から午後4時頃まで(9時30分から受付開始)。応募対象者は区内在住、在学、在勤及び関係者。小学3年生以下は保護者同伴、介助が必要な人は介助者も同伴で参加が可能だ。定員は30チーム(1チームあたり3から5人)で申し込み多数の場合は抽選となる。参加費は1人300円。

 申し込み方法は下記の二次元コードから。もしくはスポーツセンター、区内のケアプラ、地区センにある参加申し込み書に必要情報を記入のうえ、【FAX】045・896・4208ヘ送信(2月8日(土)到着分まで)。問い合わせ先は栄区スポーツ協会【電話】090・1701・7555。
表彰状を手にする受賞者(前列)と関係者

第74回 社会を明るくする運動 港南区社会を明るくする運動 作文コンテスト表彰式

 港南保護司会は1月18日、「港南区社会を明るくする運動 作文コンテスト」の表彰式を区役所で行い、犯罪や非行などについて自分の考えを書いた、小学生3人、中学生4人を表彰した。

 「社会を明るくする運動」は犯罪や非行について考え、それらのない明るい社会を築こうという全国的運動。港南保護司会は毎年、運動の一環として作文コンテストを開催しており、今回で32回目となった。149人の応募から港南保護司会最優秀会長賞に選ばれたのは小学校の部で下永谷小学校6年の山下真央さん、中学校の部で日野南中学校3年の高橋一生さん。山下さんはオリンピック選手への誹謗中傷からコミュニケーションの大切さを訴えた。また、高橋さんは「マンガの悪役にも背景があった」というエピソードを用い、相手を知ることの重要性を説いた。

 その他、受賞者は以下の通り。港南保護司会優秀会長賞小学校の部/杉江有主さん(南台小6年)、同中学校の部/河田陽菜子さん(日野南中3年)、港南区連合町内会長連絡協議会会長賞/亀田遥希さん(日野南中3年)、港南区長賞/丸田楓夏さん(永谷小6年)、港南区更生保護女性会会長賞/松尾香音さん(南高附属中2年)

港南消防署副署長の細井さん

阪神・淡路大震災から30年 「1月17日、忘れられない」 港南消防署の細井副署長

 兵庫県南部を震源とするマグニチュード7・3の直下型地震が発生した「阪神・淡路大震災」から1月17日で30年。横浜市消防局から被災地支援の陸上部隊に参加した港南消防署副署長の細井久雄さん(59)に、当時の話を聞いた。

◇  ◇  ◇

 1995年1月17日。当時、金沢消防署の消防士長だった細井さんは、当直明けで自宅にいた。早朝、横浜でも揺れは感じた(震度2)が、大きな地震ではなかった。しかし、程なくして朝のテレビニュースで、ヘリコプターが上空から黒煙のあがる神戸の街を映し出した。「『大変なことになった』というのが率直な感想」。この後、自身が現地へ向かうとは想像もしていなかった。

景色一変

 横浜市消防局は、消防庁長官の出場要請を受け、航空隊が17日当日から、陸上部隊が翌18日から応援出場した。

 陸上部隊は、市内で比較的新しい消防車10台(水槽車5台、普通車5台)を選び、隊長、機関士(運転士)、副機関士、隊員2人の5人1グループで編成された。人選は急を要するため、各区の国際消防救助隊(IRT)の登録署員を中心に選抜。細井さんもその一人だった。第一陣は52人。局員は午前中に消防訓練センター(戸塚区)に集合し、午後1時に神戸市に向けて出発した。

 機関士を務めた細井さんは、休憩と給油を挟みながら東名高速道路を走行。阪神高速道路が全面通行止めだったことから、途中で下道へ降り、神戸へ。しかし上下線ともに大渋滞。一般車両も含め、多くが被災地支援に向かっていた。三宮駅近くの神戸市役所に到着したのは深夜0時過ぎ。それでも「救援活動をする気満々だった」という。ただこの時は活動場所が決まらず、一旦、三宮を離れ、神戸市消防学校で午前3時過ぎから2時間ほど仮眠を取った。

 翌19日の朝6時頃、地元の生田消防署に集まり活動を開始。一夜明けた神戸の街並みは、地震と火災の影響で「景色が一変していた」(細井さん)。

 この日、活動範囲の場所で新たな火災が発生。街の中の防火水槽は空で、消火栓も破壊されていたことから、「消防車を5台つなぎ、500mほど先の海から海水を放水して消火にあたった」という。

 層階が平たく潰される「パンケーキクラッシュ」の被害にあった建物では、潰された下の階に取り残された可能性のある行方不明者を捜索するため機械で床に穴をあけたが、「穴を開けた床のすぐ下も床だった」と想像を絶した体験を振り返った。

 細井さんら第1陣は21日まで活動。22日に第2陣と交替し、横浜へ戻った。「待機の時間も長く、やり切ったという気持ちは全然なかった。後ろ髪をひかれる思いで帰った」と当時の無念さを振り返った。

 市消防の陸上部隊は第3陣(〜1月28日)まで派遣された(航空隊は2月4日まで)。

経験、教訓つなぐ

 阪神淡路大震災当時は、現在のように全国の消防機関による「緊急消防援助隊」の仕組みが整備されていない時代。細井さんは2004年の中越地震、11年の東日本大震災、18年の北海道東部胆振地震、昨年の能登半島地震にも出場している。技術の進歩や後方支援部隊の充実などもあり、年々「活動に集中できる」体制が整っているという。「温かい食事が提供されるだけでエネルギーが全然違う」と感謝する。

 一方で市民には「在宅避難」できる備えを促す。「水や食料、そしてトイレの備蓄を。また地域防災拠点で必要な情報を得て欲しい」と呼びかけた。

港南区の表彰式

港南区、栄区の出初式 消防功労者等を表彰

 港南区(港南公会堂)と栄区(県立地球市民かながわプラザ)で11日、2025年消防出初式がそれぞれ行われた。その中で消防功労者や永年勤続団員を表彰する式典も行われ、表彰者らは感謝状を受け取った。

 表彰者、表彰団体は以下のとおり(順不同、敬称略)。

◇  ◇  ◇

 港南区【一般消防功労者】▽消防局長表彰/上大岡連合町内会、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 戸塚セールスセンター、横浜刑務所自衛消防隊▽消防署長表彰「地域・企業」/笹下台団地自治会、吉原東町内会、上永谷富士見台自治会、港南ガーデン自治会、日下地区社会福祉協議会、横浜女子短期大学自衛消防隊、横浜市立吉原小学校▽同「家庭防災員」/日野住宅地自治会 尾形孝子、浩南台町内会 佐藤六朗【永年勤続消防団員】▽神奈川県知事・横浜市長勤続20年表彰/笠原秀貴、三橋裕司、田中寛、中村秀雄、内田健、織茂祐次郎、臼居真樹、皆川信代▽横浜市長勤続30年表彰/臼井浩行、郷間広利▽消防局長・消防団長勤続10年表彰/森裕司、竹内智洋、伊澤信吾、鈴木宏樹、金子礼奈【優良消防団員】▽横浜市長表彰/金子准、渡辺照子、佐久間勉、渡邉誠、荒井浩明、坂井正俊▽消防局長表彰/渡辺照子、佐久間勉、渡邉誠、内田浩康、金子礼奈▽消防団長表彰/榊健二、北見由奈、田口睦、鈴木康世、清水裕之、小野崎信夫【消防団員家族表彰】鶴田好幸家族、荻久保源一家族、山本延江家族、柳淳家族、木村賢史家族、金子礼奈家族

◇  ◇  ◇

 栄区【神奈川県知事表彰】▽優良消防団員永年勤続20年/畝見恒次、安藤継輔、長瀬輝雄、田村新一、浦島宏冶、片山聡、内田竜太、森浩一、内田数馬【横浜市長表彰】▽優良消防団員/橋口和真、的場昌弘、田口雄一朗、八ッ橋恒男、高橋あけみ▽優良消防団員永年勤続30年/?野宏▽優良消防団員永年勤続20年/畝見恒次、安藤継輔、長瀬輝雄、田村新一、浦島宏冶、片山聡、内田竜太、森浩一、内田数馬【横浜市消防局長表彰】▽一般功労者/笠間連合町内会自治会、学校法人柳下学園 やまゆり幼稚園、住友電気工業株式会社 横浜製作所▽優良消防団員/安藤継輔、谷脇力、長瀬輝雄、渡辺和二、菅野正文▽優良消防団員永年勤続10年/半田喜範【栄消防署長表彰】▽一般功労者/富士シティオ株式会社、陽のあたる丘MISONO、株式会社タツノ 横浜工場、湯快爽快たや、株式会社ニコン 横浜製作所、神奈川県立地球市民かながわプラザ、日信サファイア株式会社、長倉町自治会、湘南桂台自治会【栄消防団長表彰】▽優良消防団員/西村和之、宮田祐士、星野雄一郎、木下耕佑、秋本保浩、町田登、若林裕二、飯島隆史▽優良消防団員永年勤続10年/半田喜範【栄火災予防協会長表彰】芝浦メカトロニクス株式会社 横浜事業所、神奈川中央交通株式会社 横浜営業所、横浜市上郷・森の家

柔道高点試合で技をかける署員

港南警察署 武道始めに熱入る

 警察官が柔道、剣道など武道の試合を行い、安心安全への決意を新たにする武道始め。港南警察署は1月16日、横浜市港南スポーツセンターで「港南警察署武道始式」を行い、集まった関係者らの前で熱のこもった試合を展開した。

 式の冒頭、徳原太朗署長は「警察官はあらゆる不正に対峙するために気力、体力を武道の修練によって培う必要がある。港南区を守る決意。その士気を感じ取って頂けるような気迫にあふれた試合を期待します」と訓示を述べた。

 その後、署員同士による柔道、剣道の高点試合や署員が県警特別訓練員に胸を借りる五人掛けが行われた。また、5年前から空手を習っているという角田徹交通課長による空手道演武では板割り、瓦割りが披露され会場は盛り上がりを見せた。

 来賓として全ての試合を見守った栗原敏也区長は「区民意識調査では80%以上が『今後も住み続けたい』と答えた。警察、区、消防が連携して住みやすい街を作りたい」と話した。

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実車両を使用した訓練=栄消防署提供

横浜と鎌倉の消防 列車事故想定し合同訓練

 JR大船駅を管轄する栄消防署の豊田特別救助隊と鎌倉市消防本部の特別救助隊がこのほど、合同で列車事故を想定した対応訓練を東日本旅客鉄道(株)鎌倉車両センター(鎌倉市)で実施した。同駅周辺は横浜市栄区と鎌倉市の両市にまたがっており、災害発生時には両機関の連携が必要不可欠となることから合同訓練を行った。

 昨年12月の10日、19日に訓練が行われ、各日ともに消防職員とJR職員併せて約30人が参加。車両センターでは、実際の車両を使用した訓練が行われ、JR職員からの車両構造説明後に、救助隊員が充電式油圧救助器具やマット型空気ジャッキなどの資機材を使い、車両を持ち上げた。

 その後、列車事故を想定し、持ち上げた車両からの傷病者救出方法などを確認した。

 実車両を使用した訓練が初めてだという救助隊員は「新たに配置された資機材で、実際に車両を持ち上げることができて、有意義な合同訓練になった」と振り返った。

インタビュー 「横浜を知って 良さ広める」 アットヨコハマナビゲーター小田えりなさん

 横浜市出身のタレント・小田えりなさん(27)が昨年11月、横浜や神奈川の観光に特化した情報を発信するサイト「アットヨコハマ」のナビゲーターに就任した。横浜のおすすめの場所や10年間活動したアイドルグループ「AKB48」の思い出などを聞いた。



 ――「アットヨコハマ」のナビゲーターに就任しました。

 「横浜市出身なので、ゆかりのある横浜で活動することをずっと目指していました。横浜の良さを伝えられたらいいなって思っていたので、この話をいただいて、すごく嬉しかったです。もっと横浜のことを知り、良さを広めていきたいと思っています」

横浜のラーメン推し

 ――今後の活動で行ってみたい場所は。

 「横浜はみなとみらい付近しか遊びに行かないので、横浜に住んでいる人も知らないような場所に行ってみたいです。私はラーメンが大好きなので、家系の有名店だけではなく、近所の人だけが知っているようなおいしいラーメン屋さんを紹介できたらいいなと思っています。ラーメン博物館もよく訪れていましたし、カップヌードルミュージアムも好きです。横浜は『ラーメン王国』だと思うので、これからも横浜のラーメンを推していきたいです」

エアキャビンで案内

 ――横浜でおすすめの場所はありますか。

 「県外から来た友達には、必ず、桜木町で集合してエアキャビンに乗って、赤レンガ倉庫まで行くというルートで案内しています。こうして一緒に横浜を歩いていると、『横浜ってすごいね』と言われて嬉しいです」

AKBで得た忍耐力

 ――2014年からAKB48で活動し、昨年4月に卒業しました。振り返ってみて、自分の中で何が得られたと感じていますか。

 「忍耐力と精神力です。ちょっとやそっとのことでは落ち込まないし、本当に強くなったなと思います。強過ぎて逆に大丈夫かなと思うくらいです。AKB48の活動の中でプロレスをやることがあって、半年くらいトレーニングを積みました。辞めたいと思うこともありましたが、その中で一生懸命やるって素晴らしいなと気付けました。やり遂げた後の達成感が大きかったです。歌の振り付けや歌詞もたくさん覚えたし、多くのステージに立って、ファンの方と会う機会をいただき、いろいろな経験をさせていただいて、強くなれたのはAKB48のおかげだと思っています」

 ――この先、どんな仕事をしたいですか。

 「今までいただいたお仕事は必ずやってきたので、これからもそうやっていきたいです。そして、それにきちんと応えられる自分でいたいなという思いは常にあります」

ギターで曲作り

 ――歌手としての思いも強いですね。

 「やっぱり、ライブをしたいという思いは強いです。今年は自分のオリジナル曲も披露したいと思っています。そのために、ギターを弾いて曲を作るなどしています。AKB48卒業直後は、どうやって曲を作ればいいんだろう、歌詞はどうすればいいのかと悩んでいたのですが、一度作曲家の方と作ったら、その後は次はこういう曲がやりたいというのがどんどん湧いてきました。まずは弾き語りをやって、1人でステージを完結させられる曲を作りたいです」

 ――影響を受けた歌手はいますか。

 「AKB48卒業後にaikoさんのライブを前から2列目で観ました。歌手だけど、キラキラしていてアイドルみたいな輝きがあって、ステージにいるaikoさんと目が合うだけで『ハッ』となることが客席にいて分かりました。AKB48の時は『どうして目が合うだけで喜んでくれるのだろう』と思っていましたが、やっと気が付きました(笑)」

 ――最後にメッセージをお願いします。

 「『アットヨコハマ』を見るだけで、どこを回ればいいかなど、プランも立てられます。横浜に来たらとりあえずこれを開けば楽しめるので、たくさん使ってほしいです。私もイベントを行いファンを横浜に呼んで、利用してもらえるように頑張ります」

犬種別に開催されるドッグラン

横浜・臨港パークで愛犬と楽しむイベント 2月22日から24日

 愛犬と一緒に楽しめる催し「YOKOHAMA GOGO DOG PARTY 2025」が2月22日(土)、23日(日)、24日(月)(祝)の3日間、西区みなとみらいの臨港パークで開催される。主催はYOKOHAMA GOGO FES実行委員会。

 ベイブリッジを臨む広大な天然芝のドッグランでは、愛犬を自由に遊ばせることができるほか、さまざまな種類の犬種別ドッグランも用意されており、同じ犬種の飼い主同士の交流の場としても楽しめる。

 会場内には、愛犬グッズやフード、ウェア、ペットカーなどが揃う多彩なマルシェが出店。イベント限定の割引があり、レアアイテムも手に入る。

愛犬と一緒に乗れる気球が初登場

 パシフィコ横浜では初めてとなる気球「GOGO Balloon」では、愛犬と一緒に気球体験ができる(犬は20kg以下の体重制限あり)。ドッグレースや保護犬の飼い主探しなど、盛りだくさんのイベント。キッチンカーも多数出店し、1日中楽しめる。主催者側は3日間で3万人と9千頭の犬の来場を見込んでいる。

 入場無料(一部有料コンテンツあり)。午前10時から午後5時(最終日は午後4時まで)。イベントの詳細は公式サイトやInstagram(「GOGO DOG PARTY 2025」で検索)で確認できる。問い合わせは、ぴあ株式会社【電話】03-5774-5257 (平日午前11時〜午後5時)。

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あいさつする工藤委員長

「子どもたちのための教育を」 県私学団体連合会が「新春のつどい」

 神奈川県内の私立学校や幼稚園、専修学校などによって構成される神奈川県私学団体連合会による「神奈川私学新春のつどい」が1月20日、中区のローズホテル横浜で行われた。

 各校の関係者ら400人以上が集まり、来賓として黒岩祐治知事や山中竹春市長らを迎えた。

 同連合会の工藤誠一委員長(聖光学院中学高校校長)は少子化による学校経営の厳しさに触れた上で「道は平坦ではないが、子どもたちは私たちの背中を見ている。日々、前進していきたい」と述べ、子どもたちのための教育を進めていきたいとした。

会場に展示された横浜ゆかりの作品『めぐり会い』の直筆原画と手塚眞さん(1月15日プレス内覧会で)

手塚治虫 ブラック・ジャック展が横浜・そごう美術館で開催中 1月16日から2月25日まで

 手塚治虫の名作マンガ「ブラック・ジャック」の大規模展覧会が1月16日から、そごう横浜店6階のそごう美術館=西区=で開催されている。2月25日(火)まで。

 ブラック・ジャックは、顔に傷のある黒ずくめの天才外科医が様々な患者と出会う物語で、命の尊さや医療のあり方を描いている。1973年から『週刊少年チャンピオン』で5年間、ほぼ毎週1話完結で連載された手塚治虫の代表作の一つ。連載230話と読み切り13話があり、今も多くの人に愛されている。

 同展は2023年に東京でスタートし、全国を巡回。横浜は6会場目。500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や単行本の200以上のエピソードの直筆原稿を展示する史上最大規模の展覧会となっている。また会場では、作品の誕生秘話や個性豊かなキャラクターたち、印象的なエピソードなどを、貴重な資料や証言映像とともに紹介。医学博士であり、医師免許を持っていた手塚治虫自らの理想の姿を描いた「医療マンガ」としての魅力や、現代に通じる社会性にも迫る。

横浜ゆかりの地が登場

 ブラック・ジャックの初恋を描いた第50話『めぐり会い』は、横浜の「港の見える丘公園」が舞台となっており、ファンの聖地として有名だ。プレス内覧会に来場した手塚治虫の長男でヴィジュアリストの手塚眞さん(63)によると「手塚作品の中で場所が特定できる話は珍しい」という。「兵庫県宝塚市で育ったため、神戸と同じ港町への思いがあったと思う。外国文化を意識したり、ハイカラやモダンを好んでいたので、横浜に憧れがあったのでは」と推測する。同作は中学生の頃にリアルタイムで読んでいたといい、「家族が一番厳しい読者なのですが、第1話を読んだ時に『うまいな』と衝撃を受けた。医療だけでなく、様々なテーマが盛り込まれている」と話す。

 横浜会場限定で、名作『おばあちゃん』を全ページ展示する。ブラック・ジャックが高額報酬を請求する理由など、深いテーマを描いた感動の物語をじっくりと楽しめる。「圧倒的な展示量。2度3度と足を運んでもらえたら」と手塚さん。

 入館は午前10時〜午後7時30分。一般1600円、大学・高校生1400円、中学生以下無料。

 みなとみらい線各駅では、同展とコラボした1日乗車券を2千枚限定で販売している。

賞状を手にする関係者

「横浜環境活動賞」に15者 メダカの保存など評価

 環境活動に取り組んでいる市民や企業を称える「横浜環境活動賞」の表彰式が1月14日、横浜市庁舎で行われた。

 同賞は1993年度から開始し、今年度で31回目。市民の部、企業の部、児童・生徒・学生の部の部門ごとに大賞や実践賞の表彰を授与する。

 今年度は15者を表彰。市民の部では横浜メダカの会、企業の部ではハーチ株式会社 Circular Yokohama=保土ケ谷区=が大賞にそれぞれ選出された。同会は市内全域を活動拠点に横浜固有の黒メダカで絶滅危惧種に指定されている「横浜メダカ」の保存活動など、同社はオンライン講座などを通じ、循環経済について学ぶ機会を提供したことなどが評価された。このほかに表彰を受けた団体・企業は次の通り(順不同)。

▽市民の部実践賞…磯子区3R応援隊、磯子区猫の飼育ガイドライン推進協議会、スパイスアップSOZAi循環Lab、名瀬谷戸の会

▽企業の部実践賞…AGC株式会社 AGC横浜テクニカルセンター(生物多様性特別賞も受賞)、株式会社カツマタ、株式会社kitafuku、株式会社春秋商事、伸光写真サービス株式会社、ストラパック株式会社横浜事業所、三菱電機株式会社神奈川支社、株式会社ヨコレイ

▽児童・生徒・学生の部…林龍平

大会イメージビジュアル ©一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ

横浜市民を女子バスケWリーグファイナルステージに無料招待 受付中、先着合計800組1,600人

 横浜武道館=中区=で2月7日(金)から9日(日)に行われる日本女子バスケットボールリーグ(Wリーグ)の優勝チームを決める「大樹生命 Wリーグ ユナイテッドカップ2024-25 ファイナルステージ」に、横浜市が市民合計800組1,600人を無料招待する。

 大会には日本代表選手の所属チームも出場予定。初日の7日は、午後7時からGAME1(シャンソン化粧品シャンソンVマジック対ENEOSサンフラワーズ)が行われ、1階指定席コートサイドベンチ向50組100人、1階自由席コートエンド50組100人、2階自由席200組400人を招待。

 8日(土)は、午後2時からGAME2(デンソーアイリス対トヨタ紡織サンシャインラビッツ)、午後4時30分からGAME3(富士通レッドウェーブ対GAME1の勝者)が行われ、2階自由席250組500人を招待(2試合観戦できる共通チケット)。

 最終日の9日は、午後2時からGAME3の勝者対GAME2の勝者によるファイナルが行われ、2階自由席250組500人を招待する。

 無料招待の申し込みは、横浜市の電子申請システムで、1月31日(金)午後11時59分まで受け付ける。無料招待は、横浜市民が対象で先着順(予定数に達し次第終了)。

 詳細は市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleagueunitedcup.html)で確認を。

4駅のスタンプデザイン=市交通局提供

横浜市営地下鉄が「エキタグ」を導入 センター北、関内、上大岡、踊場の4駅から

 横浜市交通局は1月21日(火)から、駅スタンプアプリ「エキタグ」を4駅で導入する。

 エキタグは、(株)ジェイアール東日本企画が提供するアプリ。駅に設置されるNFCタグ(エキタグ)をスマートフォンなどで読み込むことで、設置駅のスタンプをアプリ内のスタンプ帳に集めることができる。今年1月14日時点で全国のJR線や私鉄などの191路線、1214駅、4施設で導入されており、市交通局は地下鉄に乗って横浜の街を楽しんでもらう目的で導入を決めた。

 設置は市営地下鉄のセンター北、関内、上大岡、踊場の4駅。各駅でかつて実際の駅スタンプとして使われていた絵柄が復刻デザインとして登場する。同局担当者によると設置駅は順次増やしていく予定で、「市営地下鉄の全40駅で楽しめることを目指したい」と話した。

冊子の表紙

横浜市が自治会町内会向けデジタルサービスの紹介冊子作成

 横浜市は市内に約2800団体がある自治会町内会のデジタル化を支援しようと、活動に役立つアプリやサービスなどのツールを紹介する冊子を作った。

 冊子には、デジタル化支援のために市と協定を結ぶ15事業者・団体によるサイト作成や電子回覧板の機能があるアプリ、デジタル化のアドバイスのほか、大手事業者のSNSサービスなど、合計で22のツール・事業者が紹介されている。

全町内会に配布、サイトからダウンロードも

 冊子は2月に市内の全自治会町内会に配布するほか、市のサイトからダウンロードできるようにした。サイトは「横浜市 自治会町内会DX」で検索。問い合わせは市市民局地域活動推進課【電話】045・671・2317。