緑区版【2月20日(木)号】
祝う会終了後に参加者全員で記念撮影(同チーム提供)

鴨居ファイターズ 50年の節目 盛大に祝う 「地域に応援されるチームに」

 鴨居地区を中心に活動する少年野球チーム「鴨居ファイターズ」が50周年を迎えた。2月9日には鴨居小学校で、現役選手、卒業生や保護者、チーム関係者など160人が集い、盛大に祝う会が行われた。

 鴨居ファイターズは、「チャレンジャースピリッツ(挑戦者魂)」を基本理念として、「少年野球を通じて礼儀作法を中心に心身とも健全な少年の育成を図る」ことを目的に、1975年に発足。これまでに400人以上の卒業生を輩出し、各大会でも輝かしい成績を上げてきた。

歴代監督も登場

 当日は湯浅紀生代表の開会挨拶に続き、鴨居連合自治会の木村赳会長が祝辞を述べた。続いて柳下剛特別顧問があいさつ。「鴨居の名が付く唯一の少年野球チーム。地域に応援されるチームになってほしい」とエールを送った。

 乾杯の音頭は前代表で、チームの4代目監督でもある越久田健さん。その後は歴代の写真で作成したスライドショーを放映。懐かしい映像の数々に会場は大いに盛り上がった。また、歴代監督19人のうち15人が出席し、それぞれ当時の思い出などを交えながらあいさつを行った。

 現役選手の紹介では、3代目の新ユニフォームに身を包んだ23人の選手が登場。現監督の西村昌也さんから紹介を受けた。その後はお楽しみの時間。最初はTボールに興じる姿を観戦する予定だったが、血が騒いだのかいつしか卒業生も参加。当時を懐かしみながら、子どもたちと一緒に白球を追いかけていた。

 閉会のあいさつに立った同チームの4期生で鴨居商栄会会長でもある串田賢司さんは「チームができたおかげで、野球ができるようになった。50年続けてきてくれた関係者の皆さまには感謝しかない」と述べた。

地域と一緒に

 現在は鶴見川鴨居河川敷の環境保全を行っている「みどり・川と風の会」と共に清掃活動に取り組んでいるほか、河川敷の草刈りにも従事している同チーム。湯浅代表は「50年の節目を迎えられたことに感謝すると共に、100年続くチームにしていきたい。そのためにも地域と密接につながり、共に歩みを進めるチームを目指したい。入団希望者も募集しています」と話している。

チーム学年経営のイメージ

横浜市 全市立小で教科分担制 児童と教員の交流機会増

 横浜市は2025年度から、全市立小学校(義務教育学校含む)で教科分担制の「チーム学年経営」を実施する。全国に先駆け18年度に8校で試験的に始まった取り組み。児童の学校生活への支援の充実や、教材研究の効率化による教育の質の向上が期待される。

 チーム学年経営は、学校生活における「児童の心の安定」を主題に18年度にスタートした。従来の体制では児童が学級担任以外の教員と関わる機会が少なく、「担任には言いづらい不安や悩みを抱えたまま通学するケースもあった」と市教育委員会の担当者は話す。そこで、思春期に入り他者意識も大きくなる5・6学年で、児童が複数の教員と関わる機会を増やし心の安定を図ろうと生まれたのが教科分担制だ。

 この仕組みでは、学級を持たず当該学年を統括する「チーム・マネジャー」という役職を新設し、各担任がこれまで個々で担当していた教科を分担して受け持つ。チーム・マネジャーは主にこれまで教務主任や学年主任などを担当していた教員が務める。

 18年度に市内8校で開始し、これまで286校で実施。来年度には全339校で導入される。市教委によると、22年の調査では、学級担任とうまく関われない児童の半数以上が、他の教員との関わりで学校生活に安心感や楽しさを持てていることが分かった。また分担制による教員の負担軽減から、教材研究に充てる時間も増え、教育の質も向上。教員同士の意見交換もより活発になり、児童理解も深まったという。チーム学年経営を実施している神奈川区の小学校の教諭は「教員同士でも相談がしやすく、児童のこともより見守りやすくなった。チームとして方向性をしっかり定めることが大切」と話す。

 一方で若手教員が、担当外の教科を経験する機会が減るなどの課題も挙がったが、学期や単元ごとに教科担当を入れ替えるなど、各校の状況に応じて柔軟な役割分担を導入している。細かい分担などは現場での判断となるが、市教育委員会では「各校の好事例などを随時共有しながらサポートしていきたい」とする。

東本郷地域ケアプラザで開催されたタイ料理体験会で講師を務めた 泉 ノンヤウさん 霧が丘在住 54歳

料理で届ける笑顔の花

 ○…手作りのグリーンカレーや、タイの家庭料理として愛されているスープの食欲をそそる良い香り。2月9日に東本郷で開催されたタイ料理体験会には多世代の参加者が集い、美味しい手料理を味わいながら交流を深めた。「みんなでかまぼこをハート型に切ったり、野菜を切ったり。最初は緊張したけど楽しかった。『美味しい』って言う人も、おかわりしてくれる人もいて、うれしいです」。講師冥利に尽きる体験会になった。

 ○…タイの自然豊かな環境で育ち、「家の周りにはたくさんのバナナが実っていた。ジャックフルーツやタマリンドなどもよく食べました」と懐古する。就職後、日本人との結婚を機に22歳で東京に移住。いまでこそ流ちょうな日本語で話しているが、当時は「テレビを観ても分からないし、買い物に行っても、どのお金を出せば良いのか分からなかった。ホームシックになったこともありました」。専門学校に通うなどして懸命に日本語力を磨き続けた。

 ○…夫の仕事の関係などで幾度かタイと日本を行き来し、13年ほど前からは霧が丘に暮らし始めた。「自然が豊かで、空気も桜並木もきれい。人も優しくて大好きです」と、笑顔で霧が丘への思いを語る。以前は県内の大学の食堂やカフェで働き、現在は高齢者福祉施設の厨房で勤務。調理や盛り付けなどで腕を振るっている。

 ○…「私はこの言葉が好きです」と言って挙げたのは「笑顔は、人間が咲かせることのできる花である」というフレーズ。「これからは、家ごとに違うという日本の家庭料理をもっと勉強したい」と語る胸の内にはきっと、料理を通じて一層多くの人に笑顔という花を咲かせてほしい、との願いが宿っているのだろう。

表彰状を手にする受賞者。後列は左から今辻会長、臼井孝一緑区社会福祉協議会会長、木村会長、宮嶋センター長

社会を明るく 作文で 受賞者を表彰

 緑区「社会を明るくする運動」作文コンテストの表彰式が2月13日、ハーモニーみどりで行われた。

 これは法務省が主唱する「犯罪のない明るい社会をみんなで目指す」運動の一環で、緑区では小中学生を対象に作文コンテストを実施している。今回は区内の小中学校に募集をかけ、62点の応募が寄せられた。選考の結果、優秀賞5点、特別賞1点が選ばれた。

 表彰式には受賞者のうち5人が出席。緑区社会を明るくする運動推進委員会の委員長を務める佐藤康博区長は公務のため出席できなかったが、代理で緑福祉保健センターの宮嶋真理子センター長が出席し、作品の感想、感動した点などを受賞者一人ひとりに述べていた。その後、同委員会の副委員長を務める緑区連合自治会長会の木村赳会長、同じく副委員長の緑保護司会の今辻千佳也会長から受賞者に表彰状が手渡された。

 受賞者は以下の通り(敬称略)。【優秀賞】大野璃華(霧が丘学園小学部5年)、西田野乃子(同=当日欠席)、宮本陽向(同)、アンナ マリア ビヌ(同)、藤井真子(鴨居中学校1年)【特別賞】松本遙香(霧が丘学園小学部5年)

完成したパンを試食する児童たち

中山小3年1組 感謝の気持ち パンに込め コラボパンを限定発売

 中山小学校3年1組の児童が考案したパンが、緑区中山にあるパン屋「pain NEAR」で、2月22日(土)・3月1日(土)の2日間、数量限定で販売される。

 これは、同クラスが総合的な学習の時間で行った「地域のみなさんに感謝を伝える」取組の一環。感謝を形にするために児童が考案したのが、オリジナルのパンを作って販売し、その売り上げを地域に寄付することだった。そこで、以前にもパン作りの際にアドバイスを受けた同店の大宗智成さんに協力を依頼。快諾をもらい、コラボ企画が進み始めた。

 児童が考案したパンは名前が「31(さんいち)パン」。緑が多い中山の地域を表すため、生地は緑色に。表面にはクラスのマーク「31」をクッキー生地で乗せ、中には優しく温かいイメージを表すイチゴクリームを入れた。児童のアイデアを大宗さんが商品として完成に導いた。

 2月10日には同店で試食会が行われ、完成したコラボパンに児童は感激した様子。口々に「美味しい」と喜んでいた。

整理券を配布

 販売は各日とも午前9時半からと午後0時半から、各31個(1日62個)限定。15分前から整理券を配布する。各回1組につき1個まで。価格は250円(税込)。

緑警察署の署長室で金成署長(左)から感謝状を受け取った竹山さん

緑警察署 竹山容子さんに感謝状 自殺企図者保護の功労で

 緑警察署(金成賢一署長)は2月12日、区内で自殺を図ろうとした人を保護したとして、区内在住の竹山容子さんに感謝状を贈った。

 竹山さんと同署によると、竹山さんは1月19日、鴨居駅側から「ららぽーと横浜」側に通じる鴨池橋の上で、荷物やスマートフォンを地面に置いて座っている20代の女性を発見。様子が気になった竹山さんは5分ほどの間、近くでその女性を見ていたという。

 すると立ち上がった女性が橋の下をのぞき込み、右足を欄干に掛けて跨いで飛び降りようとしたため、ほかの通行人の女性1人も駆け付け、2人で「何やってんの!」と急いで女性の上着をつかんだ。女性の転落を阻止し、安全を確保した後、竹山さんが緑警察署に通報。女性は駆け付けた警察官に保護された。

 区内の小学校で放課後児童支援員として活動しているほか、長年にわたりフラダンスサークルで指導しているという竹山さん。同署内で金成署長から感謝状を受け取り、「命は一つしかないので、大切にしてほしい。そこに自分がいて、救うことができて良かった」と話した。

 金成署長は「誰かが自殺を図ろうとしている場面に遭遇することはなかなか無い。見て見ぬふりをする人が多い中、よく対応していただけて有難い。緑警察署としてだけでなく『社会全体からの感謝状』という感じがする」とした。

授与式に出席した区内の果樹農家。右端は佐藤康博緑区長

区内農家が上位に 果樹部褒賞授与式

 2024年度の横浜農協果樹部品評会褒賞授与式が、2月13日に西区のホテルで開催された。

 同年度に行われた「横浜夏季果樹持寄品評会」「浜なし・浜ぶどう持寄品評会」「横浜農協秋季果樹持寄品評会」「横浜農協果樹部立毛品評会」で優秀な成績を収めた果樹農家を表彰するもので、当日はそれぞれの品評会の講評が行われた後、入賞者に表彰状が手渡された。

 緑区では夏季で吉濱環さん(中里北八朔)が梨の幸水で横浜市長賞、浜なし・浜ぶどうで吉濱真さん(同)が梨の豊水で神奈川県知事賞、立毛ではウメで岸充信さん(新治)、ナシで宮田吉秀さん(中里)、カキで菅沼三雄さん(同)が1位に輝き、表彰を受けた。

出演する澤田智恵さん

入場無料 ウクライナの孤児支援 24日 チャリティー演奏会

 ウクライナの孤児を支援するチャリティーコンサートが2月24日(月・祝)、田園江田教会(青葉区荏田町474の1)で開かれる。

 当日は青葉区在住のバイオリニストで日本ウクライナ芸術協会の代表を務める澤田智恵さんをはじめ、武松洋子さん(朗読)、杉本沙織さん(ピアノ)、ウクライナからの避難者たちで構成される合唱団が出演。マスネ『タイスの瞑想曲』、ジャゾット『アルビノーニのアダージョ』などを披露する。

 入場無料。コンサートは2部制で、第1公演が午後1時30分から2時30分、第2公演が4時から5時(ともに開場30分前)。幼児入場可。

 会場では募金の協力を。振込でも対応可。集められた寄付は孤児たちの支援を続けているウクライナ・キーウの慈善団体「子供達の友人達」に全額寄付される。

 申し込み・問い合わせは同協会【携帯電話】080・5410・9639へ。

「本の楽しみ知って」 鴨居小でおはなし会

 鴨居小学校に通う児童の保護者有志によって結成された読み聞かせボランティア「マザーグースの会」(上枝舞代表)が、2月12日・13日の2日間、同小で「おはなし会」を実施した=写真。

 マザーグースの会は2007年に結成。以降、毎月1回、絵本の読み聞かせボランティアを行っている。おはなし会は年1回開催するスペシャルバージョン。多目的室を劇場に見立て、小道具や音響、照明などにも工夫を凝らす。使用するパペットや紙芝居、背景などは全てメンバーが手作り。子どもたちに本の楽しみを知ってもらいたいと活動を続けている。

 今回は1日目を高学年、2日目を低学年に分け、内容も変更。低学年を対象にした回では、「右耳にミニニキビ」「ぼく、ボブ」といった早口言葉を、メンバーと児童が一緒に楽しんだ。紙芝居『まんまるまんま たんたかたん』では劇中のたんたかたんの部分に合わせて児童が手拍子。『カラスのパンやさん』ではたくさんの種類のパンの絵に「おいしそう」と歓声を上げていた。

 上枝代表は「自分たちが楽しんでいるから活動が続いている。メンバーも募集しています」と話している。

3連覇のゴールテープを切る横浜市のアンカー・服部選手

かながわ駅伝 横浜市が3連覇

 市町村対抗「かながわ駅伝」競争大会が2月9日、丹沢湖周回コースで行われ、横浜市が大会3連覇を果たした。

 大会は郡市対抗駅伝の名で始まり、今年が79回目。神奈川県内の30市町村が出場。7区間全長42・236Kmで争われた。

 レースは、1区で樋村銀河選手(日本体育大)がトップに立った川崎市が引っ張る展開。序盤で出遅れた横浜市だが、4区の小出暖人選手(明治学院大)がトップに躍り出ると、6区の山田晃央選手(早稲田実業高)は区間1位の快走を見せ、他を突き放し、優勝を飾った。

参加者を前に、調理方法を指導する泉ノンヤウさん(左手前、提供写真)

地域で「美味しく」国際交流 東本郷でタイ料理体験会

 地域住民の国際理解促進のため、みどり国際交流ラウンジは2月9日、東本郷地域ケアプラザで「タイ料理体験会」を開催した(共催・同地域ケアプラザ)。

 同ラウンジによると、東本郷地区の住民を中心に、子どもから大人まで23人が参加した。講師として招かれたのは、タイ出身で区内在住の泉ノンヤウさん=人物風土記で紹介=。グリーンカレーの作り方を指導し、参加者たちは野菜を切るなどして調理に加わった。

 レモングラスティーも用意したほか、タイで家庭料理として親しまれているというスープも作ったノンヤウさん。参加者と共に味わいながら交流を深め、後日「楽しかった。いろいろな年齢の人が参加していたので、どうすればみんなの口に合う味にできるか考えながら作った」と流ちょうな日本語で話した。

 会場ではタイ人の男性がプロジェクターを使い、タイについて紹介する場面もあった。首都バンコクの正式名称が非常に長いことや、女性と男性とで使う言葉が違うことなども伝えた。

 同ラウンジの飯田信子さんは「参加者の皆さんが喜んでくれてうれしい。体験会を通じ、参加した皆さんが外国に大変関心を持っていることが分かった。今後も、さらに国際交流が進むように活動していきたい」と語った。

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模擬店もいっぱい るるる*フェスタ 3月2日 十日市場で

 福祉クラブ生協 るるる*みどり館(十日市場町840の3)で3月2日(日)、春のおまつり「るるる*フェスタ」が開催される。午前10時30分から午後0時30分まで。

 当日は「顔の見える!生産者コーナー」と題し、(株)ミサワ食品提供による菓子の試食・販売、(株)新生わたらい茶提供の緑茶の試飲・販売が行われる。また、魚つりや輪投げ、バルーンアートなどが楽しめるほか、ちらし寿司やおしるこ、たこ焼きなどの模擬店も並ぶ。ケアマネジャーによる介護相談、自助具の展示販売もあり。雨天時は規模を縮小して開催の予定。問合せは同館【電話】045・511・8631へ。

関数・表計算など学ぶ 3月に「エクセル応用講座」

 NPO法人「みどりITコミュニティサポーターズ」(MICS)による「エクセル応用講座」が3月19日(水)から21日(金)の3日間、十日市場地区センター(十日市場町808の3)で開催される。いずれも午後0時30分から2時30分まで。

 講座内容は「関数と表計算、データ項目ごとの集計など」。MICSの担当者は「自治会やサークルの会計に便利なノウハウも満載です」としている。

 希望者は、はがきに講座名、郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記し、「〒226―0019 横浜市緑区中山4の36の20 みどりーむ内 NPO法人MICS」宛に郵送する。電話での申し込みは【電話】045・932・3272(火・木・土曜の午後1時から4時まで)。メールでの申し込みは【メール】kousyuu@mics-npo.comへ。応募締切は3月4日(火)。受講料は3000円。問い合わせも右記の電話番号へ。

歌や踊り緑公会堂で披露 緑区シルバーフェスティバル

 「緑区シルバーフェスティバル」が3月7日(金)、緑公会堂で開催される。午前10時から開演。今回で38回目の開催となる。

 緑区と緑区老人クラブ連合会の共催で行われる同フェスティバル。地域の高齢者らが、日頃練習を重ねている歌や踊りなどを披露する。終了後、花鉢のプレゼント抽選会も予定されている。

 入場無料。定員は当日先着450人。予約不要。希望者は当日直接来場を。

 同イベントに関する問い合わせは、区高齢・障害運営係【電話】045・930・2317。

 老人クラブに関する問い合わせは、緑区老人クラブ連合会【電話】045・933・1133(水・木曜)。

緑ほのぼの荘 趣味の教室 受講者募集 3月3日、申込受付開始

 緑ほのぼの荘(十日市場町825の1)は3月3日(月)、2025年度前期(4〜9月)の「趣味の教室」の受講生の募集を開始する。申込期間は3月16日(日)まで。

 太極拳や英会話、鉛筆デッサン、あたまの体操、俳句などさまざまな教室を開講する(保険料やテキスト代が必要な教室も有り)。対象は市内在住で60歳以上の初心者。無地の85円官製はがき1枚と、本人確認できるもの(免許証・保険証など)を緑ほのぼの荘に持参して直接申し込む。定員を超えた場合は抽選。(問)緑ほのぼの荘【電話】045・985・6323

自己流の墨絵。楽しむが基本スタンス

俳優の石丸さん「ネバー・トゥー・レイト」の精神 好奇心に駆られるままに

 ウインドサーフィン、登山、スキー、自転車、ピアノ、墨絵…と多趣味で知られる俳優の石丸謙二郎さん。中にはプロ並みの腕前を誇るものもあり、多才ぶりに驚かされる。そんな石丸さんを突き動かすのは好奇心。「興味が湧いたらまずやってみる」のスタンスが人生をより豊かに、楽しくしてくれるのだとか。”石丸流”の人生100年時代を生きるヒントを聞いた。

 ――熱中できる楽しみをたくさんお持ちです。

 「ベースとなるのは『海と山』。風が吹いたらウインドサーフィンを楽しんでいるが、毎回コンディションが整うとは限らない。のんびり風待ちをして過ごす人もいるが、性格的にぼーっとできないのでそんな時は自転車を漕いだり、山に出向いてクライミングをしたり。欲張ってあれもこれも楽しんでいる。よく動いて、よく食べて、よく寝る。遊びが心身の健康維持に欠かせない」

 ――37歳まで趣味を封印していたそうですね。

 「役者という仕事柄、怪我をすることができない。日焼けもご法度。自分の立ち位置を確立しなければならないという思いもあり、あえて遠ざけていた。余裕を持てるようになって、一人で楽しめるものはと考えてウインドサーフィンにチャレンジしたが、簡単にはいかない。その悔しさがのめり込むきっかけとなった。上達の早道は実戦だと教えられ、レースにも参加。10年でアマチュアのトップレベルになり、61歳の時に73・71Kmという当時の日本第2位のスピード記録を出すことができた」

 ――スキーも60歳になってからです。

 「スノーシューを履いて雪山を歩いていた時、スキーならもっと楽に動けることに気付いて。これも夢中になって練習して1日にリフト80本乗った日もあった。上達すると世界が広がって、もっと楽しくなる。今シーズンはスノーボードにも初挑戦する。5年周期くらいで自分を突き動かす何かとの出会いがある。いつも心を開いているからこそ、新たな価値観を受け入れられる」

 ――ピアノもその一つですか?

 「ウインド仲間にジャズピアニストがいて、教えてもらった。1曲だけに絞って練習を重ね、駅にあるストリートピアノをこっそり弾いたことも。指先を通して身体と音が一体化する感覚が新鮮で、ピアノの魅力を理解できた。自分とは無縁の世界だと思っていたが、やってみることが大切。年齢は関係ない。『ネバー・トゥー・レイト』の言葉通りだ」

 ――登山家なら誰もが憧れるマッターホルン登(とう)攀(はん)に成功しました。

 「成功率は五分五分と言われていて、体力的にも厳しいものがあったが、挑戦してよかった。実は登山から派生した趣味に墨絵がある。訪れた先で感じたことを揮毫する野筆セットをアウトドアメーカーから渡されたが使い方を勘違いし、スケッチブックを山に持ち込んで絵を描いていた。恥ずかしい思いをしたが、それが今では個展を開くまでに。うん、これはこれで楽しい」

《石丸謙二郎(71)/俳優でナレーター。登山をテーマにしたラジオ番組『山カフェ』が人気》

自己流の墨絵。楽しむが基本スタンス

俳優の石丸さん「ネバー・トゥー・レイト」の精神 好奇心に駆られるままに

 ウインドサーフィン、登山、スキー、自転車、ピアノ、墨絵…と多趣味で知られる俳優の石丸謙二郎さん。中にはプロ並みの腕前を誇るものもあり、多才ぶりに驚かされる。そんな石丸さんを突き動かすのは好奇心。「興味が湧いたらまずやってみる」のスタンスが人生をより豊かに、楽しくしてくれるのだとか。”石丸流”の人生100年時代を生きるヒントを聞いた。

 ――熱中できる楽しみをたくさんお持ちです。

 「ベースとなるのは『海と山』。風が吹いたらウインドサーフィンを楽しんでいるが、毎回コンディションが整うとは限らない。のんびり風待ちをして過ごす人もいるが、性格的にぼーっとできないのでそんな時は自転車を漕いだり、山に出向いてクライミングをしたり。欲張ってあれもこれも楽しんでいる。よく動いて、よく食べて、よく寝る。遊びが心身の健康維持に欠かせない」

 ――37歳まで趣味を封印していたそうですね。

 「役者という仕事柄、怪我をすることができない。日焼けもご法度。自分の立ち位置を確立しなければならないという思いもあり、あえて遠ざけていた。余裕を持てるようになって、一人で楽しめるものはと考えてウインドサーフィンにチャレンジしたが、簡単にはいかない。その悔しさがのめり込むきっかけとなった。上達の早道は実戦だと教えられ、レースにも参加。10年でアマチュアのトップレベルになり、61歳の時に73・71Kmという当時の日本第2位のスピード記録を出すことができた」

 ――スキーも60歳になってからです。

 「スノーシューを履いて雪山を歩いていた時、スキーならもっと楽に動けることに気付いて。これも夢中になって練習して1日にリフト80本乗った日もあった。上達すると世界が広がって、もっと楽しくなる。今シーズンはスノーボードにも初挑戦する。5年周期くらいで自分を突き動かす何かとの出会いがある。いつも心を開いているからこそ、新たな価値観を受け入れられる」

 ――ピアノもその一つですか?

 「ウインド仲間にジャズピアニストがいて、教えてもらった。1曲だけに絞って練習を重ね、駅にあるストリートピアノをこっそり弾いたことも。指先を通して身体と音が一体化する感覚が新鮮で、ピアノの魅力を理解できた。自分とは無縁の世界だと思っていたが、やってみることが大切。年齢は関係ない。『ネバー・トゥー・レイト』の言葉通りだ」

 ――登山家なら誰もが憧れるマッターホルン登(とう)攀(はん)に成功しました。

 「成功率は五分五分と言われていて、体力的にも厳しいものがあったが、挑戦してよかった。実は登山から派生した趣味に墨絵がある。訪れた先で感じたことを揮毫する野筆セットをアウトドアメーカーから渡されたが使い方を勘違いし、スケッチブックを山に持ち込んで絵を描いていた。恥ずかしい思いをしたが、それが今では個展を開くまでに。うん、これはこれで楽しい」

《石丸謙二郎(71)/俳優でナレーター。登山をテーマにしたラジオ番組『山カフェ』が人気》

公式アンバサダーの二階堂ふみさん(2月6日の記者発表会)

フランス映画祭 オープニングイベントと上映会に市民招待 3月20日、二階堂ふみさんら参加

 国内最大級のフランス映画の祭典、「横浜フランス映画祭 2025」が3月20日(祝)から23日(日)まで横浜みなとみらい21地区で行われるのにあたり、横浜市が初日のオープニング・レッドカーペットイベントとオープニング上映会にそれぞれ、抽選で市民を招待する。

 レッドカーペットイベントは、横浜市役所アトリウムで午後3時30分から5時頃まで開催。フランス人の監督や俳優のほか、公式アンバサダーを務める二階堂ふみさんがレッドカーペットに登場。二階堂さんが開幕宣言を行う予定。

 上映会は横浜ブルク13で午後6時10分から。 オープニング作品「The Count of Monte-Cristo」の上映に先立ち、二階堂さんらによる舞台あいさつがある。

 両イベントとも横浜市在住・在勤・在学者が対象。定員はレッドカーペットイベントが60人、上映会は20人。応募は市電子申請システムで3月5日(水)まで。応募多数の場合は抽選。問い合わせは、市にぎわいスポーツ文化局文化振興課【電話】045・671・3714。

横山だいすけさん

横浜開港記念式典・記念コンサート 「歌のお兄さん」横山だいすけさん出演 6月2日、市が1千人招待

 横浜市は6月2日(月)に横浜みなとみらいホールで行う開港記念式典・記念コンサートに市内在住者ら1千人を抽選で招待することを発表した。

「おかあさんといっしょ」歴代最長の9年間

 式典の後に行われる記念コンサートには、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で番組歴代最長となる9年間「歌のお兄さん」を務めた横山だいすけさんと、横浜少年少女合唱団が出演する。横山さんは、国立音楽大学を卒業後、劇団四季で活躍し、現在はドラマや声優など、幅広く活動している。横浜少年少女合唱団は1965年に創立され、日本郵船氷川丸船内を拠点に活動を続けており、2017年にはNHK地域放送文化賞と横浜文化賞を受賞している。

 開式は午後2時、終了予定は4時。応募は電子申請・届出システム、FAX、往復はがきなどで4月1日(火)まで。問い合わせは式典受付窓口(平日午前10時から午後6時)【電話】045・263・6926。

横浜市会の議会棟(資料写真)

横浜市会 国民民主が交渉会派に 「民主フォーラム」、補選当選で5人に

 2月9日に投開票された南区の市会議員補欠選挙で国民民主党の熊本千尋氏が当選し、10日付で同党の市会会派「民主フォーラム」に入った。これにより、民主フォーラムは所属議員が5人となり、「交渉会派」になった。交渉会派になると、市会運営委員会に委員を出せるほか、予算代表質疑を行えるようになる。

 現在の会派などの人数は次の通り。▽自由民主党34▽公明党15▽立憲民主党12▽日本維新の会・無所属の会8▽日本共産党5▽民主フォーラム5▽無所属7

フォトグラファー小松由佳さん 中東シリアについて語る 2月24日、横浜市緑区中山の「みどりーむ」で

 フォトグラファーの小松由佳さんが中東シリアについて語るイベント「シリアから遠く離れて」が2月24日(月)、みどりーむ(横浜市緑区中山4の36の20)で開催される。午後2時から3時30分まで。主催はみどり国際交流ラウンジ。

 小松さんは2006年、世界で2番目に高い山・K2(パキスタン北部、標高8611m)に日本人女性として初めて登頂。08年からシリアを撮影し始め、12年からシリア内戦・難民をテーマに撮影・取材を行なっているという。

 参加無料。要予約。定員は先着30人(満席の場合有り)。

 問い合わせは、みどり国際交流ラウンジ【電話】045・532・3548、【メール】event@midori-lounge.com。