鎌倉版【3月21日(金)号】
名所掲示板(写真左)が設置された御成町の諏訪神社

鎌倉市 諏訪神社に説明板 住民要望、逃げ若追い風に

 春の観光シーズンへ、市内に新たな名所掲示板が加わった。鎌倉市役所そば、商工会議所の隣にある諏訪神社(御成町)。漫画やアニメ化で話題を呼ぶ『逃げ上手の若君』に登場する主要人物・諏訪頼重ゆかりの場所だ。近隣住民からの要望もあり、鎌倉市が2月下旬に説明板を設置した。

 名所掲示板が設けられた場所には、1年ほど前まで神社を説明するものが何もなかった。

 2021年に週刊少年ジャンプで逃げ上手の若君の連載がスタート。作品は人気を博し、24年7月にはアニメ化。同年11月から1カ月間、作品ゆかりの地を巡るスタンプラリーが行われ、その1カ所の諏訪神社にも2700人ほどが訪れた。

 神社を管理する地元の体制も変化。23年11月に住民らで「諏訪神社世話人会・末広地区」を設立。メンバーで独自に制作した案内チラシを初めて境内に掲示後、24年春から市へ名所掲示板設置に向けた要望を始めた。

市内53カ所目

 住民からの要望と「逃げ若」人気を背景に、市観光課は53カ所目となる名所掲示板の導入を決めた。設置費は45万円。市によると、前回の新規掲示板設置は昭和時代まで遡る可能性があると言い、「新たな魅力発信になれば」と話す。世話人会の佐藤信一さん(77)も「もっと広く知ってほしい」と期待を寄せる。

 神社は、諏訪大社の祭神の分霊を鎌倉へ移して祀ったのが始まりとされる。諏訪頼重は鎌倉幕府滅亡後、北条時行を擁立して「中先代(なかせんだい)の乱」を起こし鎌倉奪還を果たす。市観光協会の大津定博専務理事(62)は名所掲示板の内容に触れ、「北条時行や中先代の乱も明記された案内は希少で意義がある」と話す。

 同作の漫画連載は続いており、アニメも第2期が今後放映される予定。

今年度、鎌倉市内で実施された市民らによる推進企画【1】フェアトレードコーヒー【2】壁画【3】ハロウィーンイベント

フェアトレードタウン認定 鎌倉市、国内で7番目

 街ぐるみでフェアトレード(立場の弱い生産者の労働環境等に配慮された商品取引)を推進する「フェアトレードタウン」に鎌倉市が3月4日付で認定された。市民等による推進活動や、それを支援する市の取り組みなどが評価された。認定は国内7都市目。

 鎌倉市内では、2023年5月に推進組織「鎌倉エシカルラボ」が設立され、フェアトレードの普及・啓発を図る市民活動が活発に行われてきた。昨年8月には、同団体と地元メーカーらがコラボし、途上国支援と鎌倉のPRを兼ねた商品「鎌倉焙煎珈琲 フェアトレードかまくらブレンド」を発売。10月には、「一人の100歩より、100人の一歩が世界を変える」をキーワードに松尾崇市長が「鎌倉市フェアトレード宣言」を行った。

 市では推進活動に補助金を出しており、今年度はフェアトレードをイメージした壁画制作や、放課後かまくらっ子と地域によるハロウィーン企画でのフェアトレードのチョコレート菓子配布など、5件で活用された。

「長く続けて、より良い未来に」

 認定を受け、松尾市長やエシカルラボ共同代表の末吉里花さん、稲葉哲治さん、平野祥子さんは「ここからがスタート」とし、「いざ!フェアトレード‼」と呼びかける。「市民の皆さんのおかげ。長く活動を続け、より良い未来につなげていけたら」と稲葉さん。

 タウン認定は、鎌倉、逗子など国内7都市、世界2200超にのぼる。

多職種交流を展開する「ともに生きよう鎌倉」の代表を務める 鎌田 有一朗さん 大船在住 40歳

人が好きだから

 ○…福祉や医療関係者、行政職員、教職員など、立場や世代を超えたメンバー10人で構成する「ともに生きよう鎌倉(通称・かまとも)」の代表を務める。「鎌倉を良くしよう」と6年ほど前に会を立ち上げ、多職種との交流機会を積極的に企画する。昨年の大船まつりでは、子どもや高齢者、障害者たちとともに物販ブースを初めて出店し、地域活動にも本腰を入れ始めた。「横のつながりを求めている人が多い。それぞれの得意分野を活かしたい」と精力的だ。

 ○…親戚が歯科医だったことで、高校の時に同じ道を志す。14年前に歯科医になり2017年に独立し、大船のカマタ歯科診療所で院長を務める。「歯科のジャンルで明らかにニーズが高く、誰かがやらないといけない」と、開院当初は市内にほとんどなかった訪問診療や障害者診療にも着手。訪問診療では終末期ケアに携わり、「最期まで自分の口で食べることができました」と家族が泣いて喜んでくれた。「最後まで寄り添い続ける」。誰かのためにという思いは揺るがない。

 ○…大船小出身。市外の中学に進学したが、小学校時代の友人とは今でも10〜20人規模で集まる仲で、友人の家族が来院することもある。2児の父としての顔も持ち、「子どもが遊びたいこと、行きたいところへ行く」と休日は家族ファーストだ。

 ○…湘南鎌倉医療大学で3月23日に開催する避難所設置訓練では、少量の水と限られた物品でできる口腔ケアを歯科医としてレクチャーする。訓練は今後、鎌倉市全体でも実施したい考えで、「マニアックだけど知っていると便利なことを伝えていきたい」と今までにない訓練を構想。「面白そうから始める」が、かまとものモットーだ。

清泉小 本場で学ぶ昔遊び

 清泉小学校4年生が3月12日、介護付き有料老人ホームのサニーステージ北鎌倉を訪問し、入居者とともに昔遊びを楽しんだ=写真。

 総合学習で「電気を使わない遊び」を学び、めんこやお手玉、けん玉などの昔遊びにたどり着いた児童たち。遊び方を本格的に学びたいと思っていた矢先、清泉小卒でサニーステージを運営する(株)小俣組の小俣順一代表(45)の提案で、入居者との交流が実現した。

 「けん玉が上達した」「めんこは横から投げるとよく音が鳴る」とうれしそうな児童たち。小学生と関わるのは数十年ぶりという80代女性は、「最初は参加をためらっていたが、子どもたちが親切でパワーをもらった」と笑みを浮かべた。

 小俣代表は、「双方にメリットがある地域交流を今後も続けていきたい」と話した。

「鎌倉カーニバル」のパレードが進む若宮大路〈昭和26年〉

なつかしの昭和時代 鎌倉・逗子・葉山の写真集

 全国各地のなつかしの風景を振り返る写真集を手掛けている「いき出版」(新潟県長岡市)は3月30日(日)、昭和元年から100年の節目を記念した『写真が語る 鎌倉・逗子・葉山の100年』を発売する。

 2014年の『鎌倉・逗子・葉山の昭和』の続編。新たに写真の提供を呼びかけ、110人から寄せられた数千枚の中から600枚を厳選収録した。昭和30年前後のカラー写真は貴重であり、女性の服装や屋外看板などから時代の空気と息吹を感じることができる。

 A4判上製本264頁で税込9990円。限定1500部。各地の書店で受付中。(問)同社【電話】0258・89・6555

自宅からタクシーでサッカー場へ。練習後は再びタクシーで帰宅=10日

習い事送迎はタクシー

 子育て層の負担軽減へ、印刷大手TOPPAN(株)が鎌倉で送迎付き習い事体験サービスの実証実験を行っている。

 同社は市内台に拠点を置くサッカーチーム・鎌倉インターナショナルFCと連携。利用者はアプリで予約すると、自宅や学童とサッカー場間の子どもの往復をタクシーが送迎する。3月10日のサッカー教室には、相乗りも含めタクシー4台で5人が利用。小学生が夕方2時間ほどの習い事を体験した。

 息子を参加させた母親は、「平日は仕事があるので、送迎してくれるとありがたい」。鎌倉での実証実験は4月上旬も予定。同社は、マンションが開発されるエリアでまちづくり事業の一環として、習い事送迎サービスの導入を模索する。

5年ぶりにチームへ復帰した高橋勇太選手

社会人サッカー神奈川県1部 鎌倉インテル、3位以上を 新本拠地で23日開幕戦

 神奈川県社会人サッカー1部リーグの鎌倉インターナショナルFC(鎌倉インテル)が、3月23日(日)、ゴールドクレストスタジアム鎌倉(市内台3丁目)で神奈川大学SCとのシーズン開幕戦を迎える。本拠地をみんなの鳩サブレースタジアム(梶原)から移転し、今年1月にオープンした新スタジアムでの初の公式戦となる。

*   *   *

 10チームが属する県1部リーグで、3シーズン目の鎌倉インテル。昇格初年度は4位、2年目の昨年も4位と、上位3チームが進出できる関東リーグ昇格トーナメントをあと一歩のところで2年連続逃している。今季のチーム目標にも「3位以内」を掲げ、ホーム&アウェーでの総当たり全18試合に臨む。

 攻撃力の底上げを図るる同チームには、ドリブルを得意とするミッドフィルダー高橋勇太選手(27・藤沢市出身)が5年ぶりに復帰。海外リーグや福井ユナイテッドFC(北信越リーグ1部)を経て、「いつか戻って来ると決めていたチーム。観ていてワクワクするようなプレーをしたい」と目を輝かせる。

 23日は午前9時50分キックオフ。入場無料。(問)【電話】0467・55・9081

入居者と和やかに会話=13日・グループホーム華花

連載 コレ 気になってます! 介護業 正社員は平均31歳 人材不足で独自路線

 介護が必要な高齢者を支える職員が不足している。国が昨年発表した推計によると、26年度の介護職員は約240万人。必要数に対して、25万人不足する。

 介護労働安定センターの調査では、国内で働く介護職員の平均年齢は48歳。そんな中、市内上町屋のグループホーム華花(はなばな)では正社員の平均年齢が31歳で、職員採用の問い合わせも後を絶たない。

「働きたい」後押し

 グループホーム華花は2004年に開所し、18年から染谷恵さん(52)と哲央さん(46)が夫婦で経営する。月1回開催されていた近隣住民との交流カフェで、精神疾患や知的障害がある人の働き先が少ない現状を目の当たりにした。

 「働きたいけれど、働く自信がない子が多い」と実感した恵さん。すぐ行動に移し、児童養護施設を対象に小学生は社会科見学、中学生は職業体験、高校生はアルバイトと介護の仕事に関わる機会を提供した。

 哲央さんは、「過去に傷を受けた子は、人を責めることができない。お年寄りをいたわってくれるのでとても良い人材」とスタッフを称える。今では入居者18人に対して、正社員5人とパート職19人、アルバイトが1日2〜3人の構成で、引きこもりや不登校、生活保護の経験者などさまざまな背景を持つ職員を受け入れる。

同世代に「心強い」

 華花に勤める友人の紹介で、4カ月前からスタッフとして働くのが鈴木規嗣さん(26)。携帯販売や飲食業に従事したが上下関係に悩み、自暴自棄にも陥った。鈴木さんは、「同世代が多く心強い。なんでも聞きやすい環境で、こんなに働きやすい職場は初めて」と目を輝かす。アルバイトの根ヶ山健太さん(23)は、湘南鎌倉医療大の4年生。卒業を目前に控え、「将来携わる仕事を体感でき、楽しく仕事ができた」と振り返る。

 昨年12月にはソーシャルワーカーの村山利絵さん(63)をスタッフに迎え、フォロー体制の充実と事業拡大を見据えている。染谷さん夫婦は、「仕事をして給料をもらい、納税できるようになるまでが理想。困っている子たちの背中を押し続けたい」と話す。

記者が鎌倉で気になったことを調べる連載「コレ気になってます!」。不定期で掲載しています。

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市民参加で避難所設営 23日 湘南鎌倉医療大

 湘南鎌倉医療大学で3月23日(日)、市民が参加できる避難所設置訓練が開催される。午後1時から3時まで。事前申し込み不要、参加無料。

 医療や福祉、行政職員、教職員などのメンバーで構成する「ともに生きよう鎌倉(かまとも)」が企画運営する訓練。当日は、南海トラフ地震の発生で水道やガスが停止し、余震が続く中で近隣住民が同大学に避難してきたと想定する。かまともの鎌田有一朗代表=人物風土記で紹介=による避難所での口腔ケアや段ボールベッド製作、非常用トイレの組み立てなどを実施する。

 持ち物はスリッパ、履物入れ、懐中電灯。詳細はメール(kamakuradetomoni@gmail.com)。

鎌倉市 災害時、庁舎を応急措置 三浦半島工事業協会と協定

 鎌倉市は3月10日、大規模地震や風水害で公共施設が被害を受けた場合に応急処置や復旧改修を行う協定を、(一社)三浦半島建物改修工事業協会(横須賀市)と締結した。

 同会は建設業や修繕業を営む20社で構成。対象は市役所と行政センター4カ所で、市の要請に応じて人員や重機などを派遣する。工事費用は市が負担。これまで横須賀、三浦、逗子、葉山とも同様の協定を締結しており、三浦半島の4市1町との協定が完了した。

 締結式で、松尾崇市長は「本庁舎や支所は整備から50年以上が経過しており、大規模災害時の業務継続が課題だった。支援は大変心強い」と謝辞を述べた。

高校生に向け仕事について語るクラブ会員

鎌倉ロータリークラブ 会員たちが先生に 北鎌倉女子で職業講話

 市内企業の経営者らで構成する奉仕団体鎌倉ロータリークラブは3月13日、北鎌倉女子学園の高校1・2年生へ職業講話を実施した。クラブ会員が教壇に立ち、仕事への思いを伝えた。

 多様な職種の会員が在籍する同クラブは、高校生に将来のヒントを見つけてもらおうと、職業講話を初めて企画。8人の会員が各教室に分かれ、約230人の生徒たちは関心のある仕事をそれぞれ選んで受講した。講師の一人、鎌倉プリンスホテルの薄井茜支配人は「訪れる人を幸せにできるホテルは私にとって最高の仕事」とやりがいを語った。

 ホテルとコンサルティング業の2職種を受講した飯田佳音(よしの)さん(2年)は、「仕事を具体的に思い描くことができ、将来の職業を考えるきっかけになった」。企画したロータリークラブの林雅巳会長(59)も、「今後の進路に生かしてもらえればうれしい」と振り返った。

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23日 笛田で古着市

 笛田リサイクルセンターで3月23日(日)、古着市が開催される。午前10時から午後1時まで。

 事前に鎌倉市民から集めた「まだまだ使える古着」を1kg200円で販売。雨天開催。公共交通機関の利用を。(問)【電話】0467・32・9094

「桐ケ谷」桜マップ公開 同人会が10年で17本植樹

 鎌倉生まれの桜「桐ケ谷」の植樹活動を2016年から市内で続ける鎌倉同人会が、10年間の植樹活動の1つの区切りとして、植樹マップを作成。このほどウェブサイトで公開を始めた。

 「桐ケ谷」は、材木座の谷戸・桐ケ谷にあったという鎌倉古来の桜。同人会では16年に創立100年を記念し、鎌倉駅を中心としたエリアの寺社や学校などに植え続けてきた。今年は2月に御成中学校と源氏山公園に植樹し、計17本になった。

 同会では「開花時期はソメイヨシノと同じ頃。花めぐりなどにご利用ください」と呼びかける。

少年合唱団が定期演奏会 29日 きらら鎌倉

 カトリック雪ノ下教会を拠点とし、2歳〜高校生が所属するグロリア少年合唱団が3月29日(土)、第61回定期演奏会をきらら鎌倉で開催する。午後3時半開場、4時開演。

 演奏会では、アメリカ民謡『線路は続くよどこまでも』と『幸せなら手をたたこう』、シャーマン『チキ・チキ・バン・バン』、フォスターメドレーなどを披露する。一般1500円、中学生以下500円。全席自由。予約は松村さん【電話】045・825・0522。

ガイド協会ツアー 桜と浮世絵 4月初旬に開催

 鎌倉ガイド協会は、桜と浮世絵を楽しむ藤沢ツアーを4月1日(火)〜4日(金)の4回、開催する。

 桜の名所・大庭城址公園や遊行寺、藤澤浮世絵館をめぐる(約8・5Km、やや高低差あり)。定員各日90人。参加費800円(別途交通費480円)。午前10時から辻堂駅北口改札前で受付。午後3時30分ごろ藤沢駅解散予定。申し込みは、ガイド協会ホームページから。(問)【電話】0467・24・6548

建長寺の紅葉

鎌倉のとっておき 〈第180回〉 かまくら花めぐり(建長寺:夏から)

 雨の季節には紫陽花。三門(山門)前や半僧坊(はんそうぼう)への参道など境内の其処此処(そこここ)で、姫紫陽花や額紫陽花が薄紅色や青紫色へと染まっていく。盛夏の頃には、唐門周辺などに並んだ蓮鉢で、凛とした立ち姿の紅白の蓮が照り輝く。かたや法堂(はっとう)横では、桔梗(ききょう)が青紫色の清楚な花を咲かせてくれる。

 初秋の頃は萩。特に妙高院前などでは、大きな枝垂れの塊となって咲き、見ごたえも十分である。季節が進み、三門横の金木犀(きんもくせい)から秋の甘い香りが漂い始めると、法堂横などで白や薄紅色の山茶花(さざんか)もほころび始める。さらに天源院(てんげんいん)周辺などでは、黄色い石蕗(つわぶき)の花々が境内に彩を添える。

 初冬の頃は銀杏(いちょう)。半僧坊へと続く参道の木々が黄色く染まっていく。そして紅葉(もみじ)。全山の紅葉が赤や黄色に色づく。特に高低差のある半僧坊周辺では、斜面地特有の紅葉(こうよう)のグラデーションを楽しむことができる。また虫塚周辺では、竹林の緑と紅葉の赤とが鮮やかなコントラストを見せてくれる。やがて銀杏や紅葉(もみじ)の数多(あまた)の落ち葉は、半僧坊周辺の参道を赤と黄が織りなす錦の絨毯へと染め上げていく。

 またこの時期、半僧坊から鎌倉アルプスへと続く天園ハイキングコースを辿れば、眼下には錦秋に染まる鎌倉の山々と、光り輝く相模灘との絶景を目にすることができる。

 けんちん汁(建長汁)などの精進料理をはじめ、日本の禅宗文化発祥の地ともいわれる建長寺。日本が世界に誇る鎌倉の名刹(めいさつ)である。

 

石塚裕之