青葉区版【3月27日(木)号】
贈呈式で本を受け取る平岡校長(右)

農の魅力、本で小学生に 次年度以降、教材に活用

 青葉区役所は区内の豊かな農業を次世代に伝えるため、小学生向けの学習教材「青葉区の農っていいねブック」をこのほど制作した。3月24日には区役所で同教材の贈呈式が行われ、中島隆雄区長や編集に関わった農家、学校関係者などが出席した。

区の「農」を網羅

 同教材は区で行われている農業の特徴(作物・歴史など)や旬の作物(約30品目)、農家の工夫(土づくり、病害虫対策など)、作物が食卓に届くまでの過程(米、麦、梨、枝豆)など、区の農業に関する情報を網羅している。制作にあたっては、区内の市立学校の栄養教諭・学校栄養職員研究会が協力し、小学校の授業等で使いやすいように工夫されている。2025年度以降、区内の各小学校にデータで提供され、授業や取り組みの中で活用される予定だ。

 式当日は、編集に関わった農家から、小学校側の代表として黒須田小学校の平岡仁樹校長に同教材が手渡された。

 平岡校長は「次年度以降、学校でしっかりと有効活用させていただければ」と展望を話した。同教材は全16ページで、同区役所のHPから閲覧できる。

料理コンクールの表彰も

 また、この日は区制30周年を記念して実施された「はま菜ちゃん料理コンクール青葉区長賞」の表彰式も併せて行われた。応募された247のメニューの内から、区長賞を受賞したメニューを考案した区内の小学生5人が出席(1人欠席)。それぞれの考案したメニューが紹介された後、中島区長から表彰状を受け取った児童は喜びの表情を見せていた。

アニメ「マッシュル」マッシュ・バーンデッド役など、人気作品で声優として活躍する 小林 千晃さん 横浜市出身 30歳

遠回りの経験も演技に

 ○…声優として人気アニメ「マッシュル」主人公のマッシュ・バーンデッド役をはじめ、「葬送のフリーレン」シュタルク役など話題作の出演が続く。それでも「自分の力は、作品が持つ力の何万分の一にも満たない」と語る。「製作にかかわる多くの人が良い作品にしたいと思いを込めている。そんな中で自分の演技を選んでもらえた光栄に報いたい」

 ○…子どもの頃は「目立ちたがり屋で先生によく注意されてました」。小中学生時代はバスケやボクシング、陸上競技と挑戦したが、どれも長くは続かなかった。唯一、のめり込んだのが「映画」。物語や映像美よりも、「ディカプリオのたたずまいや演技に魅了されて」。アルバイト代を貯めて、高2の時に俳優養成所の門を叩いた。

 ○…未経験だったこともあり、演技以前に発声や滑舌など基礎的なことでダメだしされる日々。さらに同世代は受験勉強を本格化し始める中での焦りも。「才能はないし、勉強もあんまり。だから自分には、もう根性しか残ってなかった」。悔しさをバネにレッスンに通い続けて技術を磨いた。その後、アニメへの興味から大学在学中に声優オーディションを受け、数千人の中から入賞に選ばれたのが転機に。「声でなら、やれるのかも」。大学を辞めて、声優養成所を経て現在の(株)大沢事務所に入所した。

 ○…昨年発表したフォトブック「CHEER」も地元横浜を舞台に選び、今も正月には毎年地元の神社へ足を運ぶ。また本牧エリアなど「海も山もあり、街はアメリカン。港町らしい異文化あふれる雰囲気がいい」と笑む。「横浜の人はフラット。親切を押し付けすぎず、誰とでも仲良くなれる人が多い」。自分も他人も大切に――。その思いで誠実に声を届ける。

商品を選ぶ店舗利用者=写真手前

すすき野とうきゅう 買い物にボラが付き添い 会話楽しみ、ゆっくりと

 すすき野とうきゅう(すすき野2の5の4/運営:(株)東急ストア)で3月18日、「ふれあいスローショッピング」が実施された。この取り組みは、ボランティア有志が店舗利用者に付き添い、会話や相談などをしながら「ゆっくりと買い物を楽しんでもらう」というもの。

 すすき野地区では行政、住民、地域企業が一体となり、「高齢になっても住み慣れた地で自分らしく安心して暮らすことができるまち」を目指している。今回の取り組みはその一環で、同店を運営する(株)東急ストアの協力のもと、青葉区役所、青葉区社協、すすき野地区社協、すすき野地域ケアプラザ、すすき野地区ボランティア有志が協働で実施。区内では他地区でも同様の取り組みが行われているが、すすき野エリアで行われるのは今回が初めて。

月1回開催

 実施当日は4人がスローショッピングを利用。ボランティアと献立の相談や日常会話などを楽しむ様子が見られた。すすき野在住の90代の女性は「一人で買い物するより、すごく楽しかった。また利用したい」と笑顔を見せた。区の担当者によると、期限は設けず、今後継続的に実施するという。

 開催は原則毎月第3火曜日の午後2時から4時まで。正面入り口横のイートインコーナーで受け付けている。年齢問わず誰でも無料で利用でき、事前申し込みは不要。
考案したパンの売れ行きを見守る児童ら

美しが丘西小 児童が「地域の名物」考案 地元ベーカリーとコラボ

 美しが丘西小学校6年2組(福下雄太郎教諭)の児童が、地元美しが丘西のベーカリー「パンステージ プロローグ」(山本敬三オーナーシェフ)と協同して新商品を初めて開発。3月14日には実際に店頭で販売している様子を見学した。

 昨年5月、修学旅行で栃木県の観光名所・日光を訪れた児童らは、数々の名産品に触れ、それらが地域の発展につながっていると学んだという。地元を盛り上げるため、名物となるパンを開発できないかと考え、地元ベーカリーに相談。2月には商品案を山本さんにプレゼンし、アドバイスを受けて完成させた。

4種のこだわりパン

 今回考案したのは「美西フルーツサンド」「美梨マリトッツォ」「横浜の恵みパン」「チョコバナナブレッド」の4種。いずれも見た目や味はもちろん、地元産の野菜を使用したり、アレルギー表記にも気を遣うなど細部まで工夫が凝らされている。

 2組のハンナ匠音(ショーン)さんは「魅力的なネーミングを考えるのに苦労した」と振り返り、中井柚季奈さんは「一つのことに向かってみんなで協力できて楽しかった。プロローグさんのことももっと好きになった」と思いを語った。

 4つのメニューが店頭に並んだのは3月10日から。すでに予約が殺到し、即完売。週末には急遽、店外に特設売り場を設けるほどの盛況ぶり。山本シェフは「子どもたちの企画力に驚いた。これらの商品も今後定番化する可能性もあるかも」と笑みを見せた。

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イベントのチラシ

訪問看護を知ろう 3月30日、横浜市役所で

 訪問看護について学ぶイベント「かながわ訪問看護の日」が3月30日(日)、横浜市役所1階アトリウムで行われる。午前10時30分から午後4時。参加無料。主催は、一般社団法人神奈川県訪問看護ステーション協議会。

 「どんなことをしてくれるの?」「どんな人が利用できるの?」「訪問看護師として働いてみたい」など、訪問看護師やケアマネージャー、医師が訪問看護に関する気になる情報を紹介。利用者やその家族の体験談も語られる。また、訪問看護師による相談ブース(11時から4時/当日、整理券配布)等も開設する。

 「重症者に限らず、介護予防など様々な使い方がある。訪問看護について知り、看護師と接する機会になれば」と同協議会顧問の横山郁子さん。

 事前申し込み不要。当日は直接会場へ。(問)同協議会【電話】045・671・9103

プロジェクトのイメージ

東急線 通学定期割引で家計応援 平均30%値下げ

 東急株式会社が3月15日から、東急線の通学定期旅客運賃を従来より平均30%値下げした。

 同取り組みは同社の地域貢献事業「子育て・学生応援 東急スクラムプロジェクト」の一環。対象はこどもの国線を除く東急線全線で、一例として1Kmから3Km区間の1カ月通学旅客運賃(大人)が従来は1870円だったところ、改定後は1200円となった。6歳以上12歳未満の小児運賃は大人運賃の半額(10円未満は10円単位に切り上げ)。15日以降に発売された通学定期券が適用となる。

 同社はこれまでもキッズパスの発行などの「交通利用」、小・中学校の授業支援などの「まなび」など、さまざまな分野で支援事業を行ってきた。

 プロジェクトの新規事業となる同取り組みでは学業を終えるまでの期間、経済的な負担が大きい子育て世帯の家計を支援することで、より住み続けたくなる沿線の実現を目指すとしている。

詐欺電話を体験する参加者たち

イッツコムと青葉警察署 詐欺電話体験で注意喚起 桜まつりに初出展

 放送事業などを行うイッツ・コミュニケーションズ(株)と青葉警察署が連携して、3月22日、23日に開催された「たまプラーザ桜まつり」で特殊詐欺防止を呼び掛けるブースを初出展した。

 ブースでは「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」「キャッシュカード切込み詐取」の3種類の特殊詐欺電話を模した音声データの試聴体験を実施。制作は同社が手掛け、青葉警察署が監修した。美しが丘西から家族で訪れた後藤良亜さん(14)は「本当にこんな電話があるのかと驚いた。身近な人にも注意するよう呼び掛けたい」と話した。

 同社の糸田純一さんは「昨今、闇バイトが関連した事件などが発生し、地域の方も不安に思っている。業務上、個人宅を訪問することの多い私たちも、地域の安心・安全に貢献できれば」と思いを語った。

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郵送されたチラシと受診券(写真左)。HPV検査の際に必要となる

横浜市 子宮頸がんに新検診 早期発見へ 支援体制強化

 横浜市では1月から、子宮頸がん検診に「HPV検査単独法」を導入した。負担軽減による受診率の向上や継続的な支援の強化、高リスク者に絞った検査を徹底することで、早期発見・治療を目指している。

 子宮頸がんの原因となる「HPV(ヒトパピローマウイルス)」は、性交経験のある人の多くが生涯に一度は感染。約90%は1〜2年で自然に排除されるが一部は感染が持続し、数年かけてがんへ進行する。そのため同検査ではまずHPV感染の有無を確認し、陰性の場合は5年後に再検査。陽性の場合はすぐに細胞を調べ、精密検査か1年後に再検査を行う。

 HPV検査の導入事例は既に他自治体でもあるが、市が個々の結果に応じて長期的に繰り返し追跡検査(HPV検査)の通知を送るなど、高リスク者へのフォロー体制を整えた上で実施するのは横浜が初めてだという。この体制強化が早期発見・治療の肝になる。

 対象は市内在住の30〜60歳女性。市によると、子宮がん検診の受診率は43・6%(国民生活基礎調査に基づく推計値)で、子宮頸がんにかかりやすいこの年代の未受診理由は「受ける時間がない」が最多だという。「従来の検査が2年に1回に対し、HPV検査は陰性なら次の検査は5年後。負担感を軽減し、受診率向上につなげたい」と市担当者。HPV検査の自己負担額は2千円で、検査方法は従来と同じ「医師の内診による細胞採取」。20〜29歳と61歳以上は引き続き、細胞診検査を2年に1回、1360円で受けられる。

市民へ正しい理解を

 一方、対応する産婦人科医からは「2年に1度の検診で他の疾患が見つかることも多く、間が空くと見逃される可能性がある」と危惧する声も。「心配な症状がある時はすぐに婦人科の受診を」と強く呼びかける。

 また、対象者へ案内書が届いたことから、市へ受診券=写真=の紛失や検査内容などについての問い合わせが増えているという。市は「新たに導入したばかりの検査。正しく理解してもらうため、普及啓発にも力を入れていきたい」と話す。

出席者みんなで卒業生を囲んで記念撮影

みどりの学校ひまわり 卒業式 皆で温かく 8人の門出を祝う

 学校生活に悩む児童生徒の居場所として、今年で開校14年目を迎えるボランティアスクール「横浜みどりの学校ひまわり」(しらとり台/渡辺正彦校長)の卒業式が、3月22日にしらとり台自治会館で行われた。

 同校は発達障害や不登校なども含め、通学できない悩みを持つ小学生から高校生程度までが在籍している。今回の卒業式には8人の卒業生のほかに在校生、保護者、ボランティアスタッフなどが出席。卒業生の在籍校の校長らも駆け付けた。渡辺校長が、児童、生徒一人ひとりの長所や頑張り、未来に向けたエールなどを語りながら、卒業証書を手渡した。

 「皆さんの個性を活かし、武器にして、前に進んでください」と卒業生に呼びかけた渡辺校長。卒業生からは、「ひまわりで学び、培ったことを活かしていきたい」と思いが告げられた。

会場では鏡開きも

國學院大學 陸上部の健闘称え祝賀会 関係者約550人が出席

 今年度、國學院大學の陸上競技部が出雲全日本大学選抜駅伝競走、全日本大学駅伝対校選手権大会で優勝するなど好成績を納めたことを祝し、同大學は3月19日に都内のホテルで祝賀会を行った。当日は佐栁正三理事長や同部OBなどの学校関係者をはじめ、長谷部健渋谷区長ら来賓など約550人が出席した。

 祝賀会でははじめに、佐栁理事長が「競技成績だけでなく、選手一人ひとりの言動に賞賛があることを誇りに思う。更なる活躍を期待している」とあいさつ。

 その後、今年度主将を務めた平林清澄さん(4年)も登壇し、「本気で作ったチームだからこそ、最後の駅伝大会だけは未練が残った。残した未練は後輩たちが果たしてくれると思う」と話した。来年度から主将を務める上原琉翔さん(3年)は「4年生が優勝を目指せるチームを作り上げてくれたことに感謝している。来年も力を合わせて頑張りたい」と意気込を語った。

 その後、鏡開きが行われた他、針本正行学長の「乾杯」後、参加者は食事や会話を楽しんだ。

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プレゼントを渡す児童

東市ヶ尾小4年 学援隊に感謝伝える 草木染め体験会に招待

 東市ヶ尾小学校4年1組の児童は3月11日、学援隊への感謝を込めて、「草木染め体験会」を開催した。学援隊からはメンバー9人が参加した。

 今年度、1年を通して総合学習で草木染めを学び、その楽しさを伝え、広げたいと考えた児童ら。毎日、通学路に立って登下校を見守ってくれている学援隊に楽しみ、癒されてもらおうと、同会を企画した。

 当日は、ブルーベリーやタマネギ、桜、笹など7種類の染料を用意。毛糸を染める傍ら、おすすめの色やきれいに染めるコツなど、学援隊のメンバーとの会話に花を咲かせていた。体験会の最後には、児童から学援隊へ、草木染めの毛糸で作ったコースターがプレゼントされた。学援隊のメンバーは「楽しい体験をありがとう。とてもワクワクした」など、児童に声をかけていた。

 4年2組・3組の児童も同様の学習を進めており、草木染めの栞や手紙など、想いを込めたプレゼントを贈った。

派遣された隊員ら。左から、吉田警防第一係長、鴨志田消防隊の伊東大祐隊長、久保田智哉さん、小野寺さん、岩澤陸さん

青葉消防署 大船渡火災に11人派遣 「被災者に少しでも安心を」

 岩手県大船渡市で2月26日に発生した林野火災に対し、横浜市は緊急消防援助隊を派遣。3月12日時点で、第一次派遣(活動期間:3月3日〜5日)、第二次派遣(7日〜9日)、第三次派遣(10日〜12日)の延べ77隊325人(3月12日時点)が現地に赴き、24時間体制で消火・延焼防止活動にあたった。青葉消防署からは第二次で警防第一係長と鴨志田消防隊5人、第三次で元石川消防隊5人の計11人が派遣された。

 「大きな火は消えていたが、あちらこちらに火種が残っている状態。消しても消しても、翌日にはまた燃えていた」と吉田雅史警防第一係長。人海戦術で山中をくまなく見回り、落ち葉の下や木の幹など、煙を頼りに残火を見つけて消火する地道な作業が続いた。放水ホースが使えず、海水を汲んで山に登り、消火して汲みに戻るの繰り返し。区内ではほぼ経験しない、山中での消火活動に苦労したという。父親の地元が大船渡市にほど近い宮城県気仙沼市だという鴨志田消防隊の小野寺駿介さんは「地道だが、消防隊にしかできないこと。現地の方々に少しでも安心を届けられていれば」と話していた。

 大船渡市では3月9日に「鎮圧」が宣言されたが、再び燃焼する危険がないと判断する「鎮火」宣言はまだ出ておらず、消火活動や現場調査が続いている(23日時点)。

4月12日 昼下がりのジャズコン すすき野地域ケアプラザ

 すすき野地域ケアプラザ(すすき野1の8の21)で4月12日(土)、春のジャズコンサートが行われる。午後2時30分開演(2時開場)。入場料500円。

 高橋明子さん(ボーカル)、竹内直さん(テナーサックス)、佐々木正治さん(ギター)が出演する。

 申し込み・問い合わせは同ケアプラザ窓口か、【電話】045・909・0071へ。

(左から)宇多範泰消防署長、飯田会長、中島隆雄区長

2年間無火災を達成 谷本連合自治会

 谷本連合自治会(飯田敬会長)が2年間の連続無火災を達成したとして、3月21日、消防局長表彰が行われた。

 横浜市の連続無火災表彰は世帯数ごとに達成期間の基準が設定されている。同連合が該当する5000世帯以上、1万世帯未満の区分では、1年間で区長表彰、2年間で消防局長表彰、3年間で市長表彰となる。

 防災訓練や毎月1回の街の見回りなど、安心・安全な街づくりに取り組んでいる同連合。飯田会長は「地域の運動会など、住民同士のコミュニケーションの機会を大事にしている。市長表彰を目指して頑張らないとね」と話していた。

※『生成AI』とは、テキスト、画像、音声などを自律的に生成できるAI技術の総称

県内市町村 生成AI 約6割が利用 本紙調査 「業務の時短に効果」

 人工知能(AI)を用いて文章や画像を作成する生成AIが世界的に普及する中、業務に導入する自治体も増えてきている。神奈川県内33市町村のうち、導入済が12市町村で実証実験中を合わせ6割近い19市町村が生成AIを利用していることが、タウンニュース社の独自アンケート調査で明らかになった。

 同調査では1月1日現在の生成AIの導入状況や活用事例、効果、課題などについて県内の33市町村に聞いた。導入済と回答したのは36・3%にあたる12市町村。実証実験中を合わせると19市町村(57・5%)が生成AIを利用していた。

議事録要約などに活用

 利用するすべての自治体が「効果があった」と回答。具体的には「業務の時間短縮」をほぼすべての自治体があげた。

 活用事例として多かったのは「あいさつ文案の作成」「議事録の要約」「企画文書の作成」「アイデア出し」「翻訳」など。さらに、「市長の動画・音声生成AIを使い『市長アバター』を作成し、英語で行政情報や観光情報を発信する」(横須賀市)、「Excel関数、VBAなどのコードの生成」(平塚市)などもあった。横浜市はそのほか、「議会想定問答文案の作成」や「数値予測や行動最適化」もあげた。「今後も研修や活用事例の発信を随時行うとともに、課題解決に向けた検討・調査を行い、より効果的な活用と利用の定着に向けた取組を進めたい」としている。

 課題は、セキュリティー面や生成AIが作成した内容の正確性などに対する懸念のほか、生成AIを使いこなす人材育成や技術習得など、「使う側」の問題が多くあがった。

 未導入の自治体で「検討中」と回答したのは8自治体で、うち3自治体は導入を予定していた。実証実験はしたものの導入には至らなかったのは2自治体。そのうちの1つ大磯町は、「有効なものだとは思っているが、一般的なリスクを鑑みた。事業者の提案をもらいつつ、検討は継続していく」とした。

4自治体「予定なし」

 残る4自治体が検討も導入予定もなかった。

 未導入の自治体はいずれも「業務効率があがる便利な技術」という認識はある一方で、「導入費用」「セキュリティー」「技術面」「利用規約の策定」「専門知識を持つ職員がいない」などをハードルと捉えていた。

タッチ決済が利用できる改札の端末=横浜市提供

横浜市営地下鉄 タッチ決済で乗車すると1日最大740円の新サービス

 横浜市交通局は市営地下鉄で3月12日から、クレジットカードなどのタッチ決済を利用すると1日に何回乗車しても請求額が1日最大740円となる新サービスを始めた。東日本・首都圏の鉄道では初導入となる。

 対象はブルーライン・グリーンラインの全40駅。同一のタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や同カードが設定されたスマートフォンなどを使ったタッチ決済を使うと、どれだけ乗車しても1日の請求額が1日乗車券と同額の最大740円となり、超過分が割引となる。小児運賃や障害者等割引運賃は適用外。

 市営地下鉄では、利便性向上のために昨年12月からクレジットカードなどでのタッチ決済で乗車できるサービスを開始。各駅の自動改札機に設置された専用端末にカードなどをタッチすることで、改札を通過して乗車することができる。

こどもの国 桜と羊のフェスティバル 3月26日から

 「桜と羊のフェスティバル」がこどもの国(青葉区奈良町700)で3月26日(水)から4月6日(日)まで開催される。

 桜の開花と羊の衣替えに併せて行われる同フェスティバル。キッチンカーの出店や羊の毛刈りショー(平日のみ)、スタンプビンゴ、羊毛を使ったワークショップ(5日(土)、6日のみで事前予約制)など、さまざまな催しが開催予定だ。それぞれ時間や会場が異なるため、詳細は下記リンクから確認を。

(問)こどもの国【電話】045・961・2111

横浜市役所(資料写真)

横浜市への請求書、オンラインで提出可能に 4月15日から新システム導入

 横浜市は事業者が市に請求書を送る際、オンラインで行えるシステムを4月15日に開始すると発表した。

 対象は市の一般競争入札有資格者名簿に登録された事業者。すでに入札や見積の提出はオンライン化されていたが、請求書は市に持参したり、郵送、Eメールで提出していた。

 システム導入により、市は事業者の事務作業にかかる時間や経費の削減、入金までの期間短縮などの効果が見込まれるとしている。

 詳細な操作方法などは今後、市のサイトで示される見通し。

2024年の啓発デーで活動した協会のメンバーと「スウィンギー」

「自閉スペクトラム症」を知って 横浜市自閉症協会が呼びかけ

4月2日「世界自閉症啓発デー」

 毎年4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」。横浜市内で自閉スペクトラム症の人や保護者の支援、啓発活動などを行っているのが一般社団法人横浜市自閉症協会(事務局・中区、平下和子会長)。当事者支援へ向け、行政に施策提言を行うほか、家族や保護者らが正しい知識を持てるような勉強会を開く。同会は「自閉スペクトラム症の人は珍しくなく、正しい知識を深めてほしい」としている。

 自閉スペクトラム症は、特定の行動に強いこだわりを持ったり、対人関係が苦手など、多様な障害特性がみられる発達障害の一つ。正確な原因は解明されていないが、約20〜40人に1人の割合で存在するというデータもある。外見では判断できず、特性が理解されづらい面もある。

 同会は1979年に県全体の組織から独立する形で「横浜市自閉症児親の会」として発足。2008年に「横浜市自閉症協会」となり、18年に一般社団法人となった。現在は当事者の保護者を中心に約500人の会員がいる。家族や支援者が自閉スペクトラム症について正しい知識を深めるために専門家を招いて勉強会を開くほか、毎年、会員の声をまとめて横浜市や市教育委員会、県などに要望を提出している。同会によると、要望によって市の支援制度が拡充されたこともあるという。

「温かく見守って」

 同会の平下会長は「支援者だけではなく、一般の方にも自閉スペクトラム症を知ってほしい」と話す。例えば、街中で独り言を発しながら歩き回るのは自閉スペクトラム症の特性の一つだが、それを見かけた時に注意したり、止めようとするのは避けてほしいという。森住京子副会長は「独り言を繰り返すことで安心している状態なので、離れた場所から温かく見守ってもらえればうれしい」という。平下会長も「彼らは独自の感覚やこだわりを持ち、得意なこともあれば、苦手なこともある。誤解や偏見がなければ、その個性をもっと活かせるはず。それは私たち全員が、自分らしく生きやすい社会につながることになる」と言葉に力を込める。

正しい情報を

 同会は発足から46年が経過。会員減少や高齢化の課題に直面している。平下会長は「自閉スペクトラム症について、最近はSNSやネットを通して情報を得ている人が多いが、その中には正しくない情報もある。会員には幅広い年代の人がいて、実際に顔を合わせて共通する悩みを語り合っており、関係のある方は一度、活動を見てほしい」と呼びかける。

4月2日、桜木町駅前で啓発活動

 世界自閉症啓発デーの4月2日、同会は午後2時から桜木町駅前広場で自閉スペクトラム症を解説したパンフレットを配布する。中区のマスコットキャラクター「スウィンギー」も参加。また、同日は市役所やよこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」などが自閉スペクトラム症のシンボルカラーであるブルーにライトアップされる予定。

 同会への問い合わせは【電話】045・663・0019(毎週木曜日午前10時30分〜午後1時30分)。

実行委員による会議

横浜市が「二十歳の市民を祝うつどい」実行委員を募集

 横浜市は2026年1月に横浜アリーナで行う「二十歳の市民を祝うつどい」の実行委員を募集している。

 「つどい」は20歳を迎えた市民を祝う成人式にあたるもので、実行委員は企画の立案や式典当日の司会進行などを担う。

 応募資格は2005年4月2日から2006年4月1日までに生まれ、横浜市に住民登録がある人。6月から月1、2回開かれる実行委員会の会議に積極的に出席できることなどが条件。応募は5月6日まで。募集は10人程度で、応募多数の場合は書類選考により決定する。

 今年1月に行われた「つどい」で実行委員を務めたメンバーからは「特別な思い出を作ることができた」「企画を立案し、実行する楽しさが分かった」「達成感が得られた」などの声が出ていた。

 問い合わせは市教育委員会生涯学習文化財課【電話】045・671・3282。

贈呈式に参加した建設業協会と横浜市の関係者

園芸博盛り上げへ 横浜建設業協会がマンホールふた寄贈 マスコット描く 鶴ケ峰駅、瀬谷駅付近に2基設置

 横浜市内の建設業者が加盟する一般社団法人横浜建設業協会(福嶋隆太郎会長)は2027年3月から旧上瀬谷通信施設(米軍施設跡地)で行われる「GREEN×EXPO 2027」(国際園芸博覧会)を盛り上げようと、マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」がデザインされたマンホールふた2基を横浜市に寄贈した。ふたは相鉄線鶴ケ峰駅北口=旭区=と瀬谷駅北口駅前広場=瀬谷区=に設置されている。

 3月24日に市役所で贈呈式があり、同協会から水村初男副会長、松本文明副会長、旭区会の頭山俊男会長、瀬谷区会の武田和親会長らが参加。水村副会長は「協会として、国際的な大イベントに向けて市や関係者と連携して全面的に協力していきたい」と話した。市脱炭素・GREEN×EXPO推進局の堀田和宏局長は「ふたが目立つところに置かれることで機運醸成につながる」と感謝した。

1日限りのテーマパーク 桜台春祭り、30日開催

 「桜台春祭り アオバ祭。」が3月30日(日)、桜台公園中央広場(青葉区桜台42)で開催される。午前11時から午後5時まで。入場無料。主催は、桜台春祭り実行委員会。

 子どもも大人も楽しめる、一日限りのテーマパーク。和菓子やソーセージ、から揚げなど、地元の飲食店が多数出店する他、射的、輪投げ、リラクゼーションなど盛りだくさん。ステージでは青葉区発のアイドルバンド「Bubbles(バブルズ)」をはじめ、ギターや歌、ウクレレなど多彩な出演者がパフォーマンスする。区制30周年を記念して結成した小中学生の合唱団「ココロシンフォニー」の卒業公演も行われる。

 コロナ禍の影響で中止が続き、2019年以来の開催。予約不要、当日は直接会場へ。小雨決行、荒天中止。出演アーティストなど続報は、イベント公式ホームページへ。

スマホのお悩み相談会 区民活動支援センターで

 スマートフォンの「聞きたいこと」「知りたいこと」が聞ける「スマホ相談会」が4月12日(土)、青葉区区民活動支援センター(区役所1階)で開催される。参加無料。

 午前10時から、10時30分からの2回開催で、各回30分。地域ボランティアの「青葉スマホ・サポーター」が、スマホの基本操作やアプリの使い方などの相談に応える。

 対象は区内在住・在勤・在学者で、定員10人。スマホまたはタブレットを持参。申し込みは同センター【電話】045・978・3327。

イベントのキービジュアル

たまプラーザ テラス 15周年に向け、催し続々 第1弾はいちごフェス

 (株)東急モールズデベロップメントが運営する商業施設「たまプラーザ テラス」(美しが丘1の1の2)は今年10月に開業15周年を迎える。これを記念し、3月29日から2026年3月31日までの約1年間をアニバーサリー期間とし、様々な企画を実施する。

 第一弾は「いちごフェスティバル」を3月29日(土)、30日(日)で予定。15周年の言葉にかけた「いちご(1、5)」をテーマに、旬のイチゴを使ったスイーツのマルシェやワークショップ、アトラクションなど盛りだくさん。時間は午前11時から午後4時まで。会場はゲートプラザ1階ステーションコート・フェスティバルコートなど。ワークショップなどで参加費が必要なものもあるため、詳細は同施設のホームページや下記リンクなどから確認を。

フラッグでPRも

 また同施設では、今年2月に「未来のたまプラーザはどんな街?〜あなたの願いが街を彩る〜」というテーマで一般からアイデアを募集。集まった約500件のアイデアをもとに、「未来のたまプラーザ」をテーマとしたフラッグ装飾を、街の玄関口であるステーションコートに掲出する。フラッグ装飾は4期に分けて掲出される予定だ。

地域貢献企業 新たに市内5社 10年表彰は54社

 地域貢献活動に取り組む企業を横浜市などが認定する「横浜型地域貢献企業」の2024年度後期の新規認定企業5社が3月21日に発表された。

 地域貢献企業制度は、企業の持続的な成長や発展を支援する目的で07年に始まったもの。

 後期の新規認定企業は、株式会社アウトソーシングトータルサポート=都筑区=、株式会社錦光園=都筑区=、株式会社新正園=神奈川区=、株式会社ホリプロジェクト=青葉区=、有限会社森田設備=旭区=の5社。各企業は子どもや高齢者の見守り活動、障害者支援、町内会行事への協力などを展開している。これにより、認定企業は481社になった。

 同時に取り組みを10年間継続する「10年表彰企業」の54社も発表された。

千葉修平氏

参院選 維新が千葉氏擁立へ 52歳、喫煙対策など訴える

 日本維新の会は夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に参議院議員秘書の千葉修平氏(52)を擁立することを決めた。

 千葉氏は八王子市議を1期務め、2003年から松沢成文知事(当時)の秘書となり、松沢氏が参議院議員に転身後も秘書を務める。本紙の取材に「首相公選制の実現や飲食店の禁煙化などの受動喫煙対策を訴えていきたい」としている。

教えて!職人さん vol.21 「外壁塗装」で毎日の暮らしを快適に!【2】

 Q...前回の当欄(2月27日号)で、暖房効率を高める「遮熱&断熱塗装」について教えて頂きました。今回はこの塗り替え工事について注意点をレクチャー願います。

 A...遮熱や断熱塗装に限らず、どんな塗り替え工事でも共通していえるのは「どんなに良い塗料でも、正しい手順で塗らなければ効果は半減する」ということです。特に遮熱や断熱の機能を備えた塗料は、塗り方やどれくらいの厚みで塗る(何度塗り重ねる)かといった基準が明確です。 それに沿って丁寧に作業を行わないと十分に性能を発揮できないのです。

 Q...単に塗ればいいという訳ではない、と?

 A...その通りです。各塗料の性質と塗り方を熟知しているような専門業者に頼まないと危険です。例えば、かの有名なJAXAのロケットにも使われた日本の断熱・遮熱塗料「GAINA(ガイナ)」は、その塗り方が厳しく決まっています。もちろん私たちも、このGAINAを始め断熱・遮熱塗料をきちんと指定通り塗ることができるので、この塗料を使うことができます。しかし残念ながら下請け、孫請けの会社などは、コスト削減のために三度塗るところを二度でごまかしたりするケースも散見され、この場合の効果は、半分も発揮できれば良い方です。再三お伝えしているプロのいる専門業者の利点は、こうした所にも表れてくるのです。