平塚・大磯・二宮・中井版【4月4日(金)号】
六所神社大神輿による渡り初めの様子

大磯町 町民念願 国府橋新たに 川幅や車線を拡幅

 大磯町月京にある国府橋の架替工事が完了し、3月29日に完成式典が開催された。六所神社の宮司による安全祈願のほか、六所神社大神輿の渡り初め、国府中学校吹奏楽部による演奏などが披露され、雨模様にも関わらず多くの地域住民が足を運び、橋の完成を祝った。式典終了後から通行可能となった。

 国府橋は、町中央部を流れ河口付近で葛川と合流し相模湾に注ぐ二級河川「不動川」にかかる橋。付近は川幅が狭まるボトルネック箇所になっており、水害の危険性が高まっていることから改修が求められていた。

 今回、大雨などの際のスムーズな川の流れを確保するため、橋の周辺を約100mに渡り護岸工事。合わせて川幅を10mから16mに拡幅した。

 国府橋も延伸し、橋長18・9m、幅員も幅4mの車道と2mの歩道から、幅3・25mの車道2車線と2・2mの歩道2本に架け替えられた。長年の課題だった、橋の上では対向車がすれ違えず譲り合いせざるを得ない状況などの解決が期待される。

銘板は校歌から

 完成式典は、2024年に国府町が大磯町と合併して70年を迎えたこともあり、「地域のみんなで橋の完成を祝いたい」と地元の区長たちが発案。式典参加者全員で国府小学校校歌を斉唱するなど、地域ゆかりの企画を盛り込んだ。橋に設置された銘板には、国府小校歌にも出てくる「鷹取山」と鷹があしらわれている。

 中丸地区の区長で同実行委員長の山口修さんは「30年に及ぶ地域の念願だった。皆さんに感謝したい」と感無量の様子だった。

平塚駅周辺地区 将来構想を策定 アクションプランも示す

 平塚市は3月26日、平塚駅周辺地区のおおむね20年後の将来像を示し、持続可能なまちづくりを実現するための将来構想と、民間建物の建て替えなどに使える補助金制度や規制緩和などをアクションプランとして、合わせて策定したと発表した。

 * * * * *

 将来構想は、市と市民や事業者が将来像を共有し、民間の投資意欲を高めるもの。敷地の共同化など、再開発を推進するため、ハード整備や公共空間の活用方法などを含めたまちづくりの方向性や、実現手法を示している。

 アクションプランでは、将来構想で明確となったまちの将来像の実現に向け、店舗の誘導施策や再開発等の機運を醸成するために必要な支援策をとりまとめている。

 まちづくりのコンセプトは「平塚駅周辺地区をみんなのリビングに」。住む人、働く人、遊びに来る人、事業を始める人など、誰もがそれぞれお気に入りの空間や体験を見つけることができるよう、駅周辺地区を「家の中で家族が集まり、くつろぎ、様々な目的に合わせて過ごすリビング」に見立てている。

 4月1日から新設された市都市整備部駅周辺地区整備担当の青木繁部長は、「充実した日々の中にときめきを感じられる、居心地の良い『リビング』のようなまちを目指していきたい」と意気込む。

幅広く建て替え支援市有地は4つに分け推進

 平塚駅周辺地区アクションプランでは、大規模建て替えとなる「市街地再開発事業に係る補助金」や「優良建築物等整備事業に係る補助金(都市再構築型)」が新設されるほか、小規模建て替えの「まちなかリニューアル応援補助金」を新設。地域経済活性化を図るため、「フェスタロードオフィス開設支援補助金」も新設される。4月1日から運用が始まっている。

 アクションプランの対象エリアは、将来構想の対象地域を基本とし、各支援メニューに応じて設定されている。

 市駅周辺地区整備担当の青木繁部長は、「大規模建て替え、小規模建て替え、既存ストックなど幅広く対応できるよう、支援プランを用意している」と話す。

フラッグシッププロジェクト

 また、将来構想の対象地域にある市有地に関しては、「フラッグシッププロジェクト」を採用。平塚駅北口駅前広場周辺、西口駅前広場周辺、南口駅前広場周辺、紅谷町駐車場周辺の4エリアは、短期、中期、長期に分けまちづくりの進め方を整理している。

 同課によると、今後まちづくりを進めるための体制の一つとして、官民連携で地域・関係者の協力のもと、継続的なまちづくり活動の実施や空間の運用、管理を行うエリアマネジメント協議会を組織し、空間のデザインマネジメントの運用・管理を行っていくという。

 平塚商工会議所会頭で市商店街連合会会長、湘南スターモール商店街振興組合の理事長を務める常盤卓嗣さんは「駅周辺の商店街は後継者不足などもあり急速に衰えてきた。市にとって1つしかない駅は大切。民間の投資を呼び込むため、改めて駅周辺の魅力を再確認していただきたい。手遅れにならないよう、スピード感をもって対応してもらえれば」とした。

平塚商工会議所青年部第35代会長の 木村 塁さん 平塚市代官町在住 36歳

描くのは新しい地域経済

 ○…掲げたスローガンは「YEG DESIGN〜人と人との繋がりを大切に、地域を牽引し、魅力あふれる未来へ〜」。平塚商工会議所青年部(YEG)に長く在籍してきた先輩たちが卒業し、若い世代の入会が増えているといい、「会員たちの経験が浅い分、柔軟に変革していけると思う。先輩たちが築いてきた歴史をしっかりと学んだ上で、平塚YEGらしい、新しい価値を創造していきたい」と思いを込める。

 ○…小田原市出身。当時まだ男子校だった法政大学第二高校に進学し、バドミントンに打ち込んだ。成績はシングルスで県1位、全国32位。物腰柔らかな口調とは裏腹に、「気合と根性で乗り越えてきた、根っからの体育会系なんです」。現代の感覚だと理不尽に思えることもあったというが、「そんな経験をしたからこそ、上に物を言えなくなってしまうのは違うと思う」ときっぱり。相手の話をしっかり聞き、対話に重きを置くことで、リーダーシップを培ってきた。

 ○…曾祖父が創業したという100年企業「木村運送株式会社」の取締役を務める。人材不足に直面している業界なだけに倒産件数も少なくないが、そんな状況も「追い風」と捉え、「運んでほしいというニーズがなくなることはない」と、次の事業展開も構想中だ。

 ○…2019年に同業の先輩の誘いで入会。知り合いすらいなかった平塚のまちに、今では事業を応援し合える仲間がたくさんいる。「僕たちに課せられたミッションは、地域経済を上向きにすること。このまちで事業をする人にとって、YEGに入れば上手くいく、やっていけると思えるような『平塚YEG経済圏』を作りたい。それができたら強いですよね」と将来を描く。

※『生成AI』とは、テキスト、画像、音声などを自律的に生成できるAI技術の総称

県内市町村 生成AI 約6割が利用 本紙調査 「業務の時短に効果」

 人工知能(AI)を用いて文章や画像を作成する生成AIが世界的に普及する中、業務に導入する自治体も増えてきている。神奈川県内33市町村のうち、導入済が12市町村で実証実験中を合わせ6割近い19市町村が生成AIを利用していることが、タウンニュース社の独自アンケート調査で明らかになった。

 同調査では1月1日現在の生成AIの導入状況や活用事例、効果、課題などについて県内の33市町村に聞いた。導入済と回答したのは36・3%にあたる12市町村。実証実験中を合わせると19市町村(57・5%)が生成AIを利用していた。

議事録要約などに活用

 利用するすべての自治体が「効果があった」と回答。具体的には「業務の時間短縮」をほぼすべての自治体があげた。

 活用事例として多かったのは「あいさつ文案の作成」「議事録の要約」「企画文書の作成」「アイデア出し」など。さらに、「市長の動画・音声生成AIを使い『市長アバター』を作成し、英語で行政情報や観光情報を発信する」(横須賀市)、「ビッグデータを使った数値予測や行動最適化」(横浜市)、「Excel関数、VBAなどのコードの生成」(平塚市)などもあった。

 課題は、セキュリティー面や生成AIが作成した内容の正確性などに対する懸念のほか、生成AIを使いこなす人材育成や技術習得など、「使う側」の問題が多くあがった。

二宮・中井町は導入予定

 未導入の自治体で「検討中」と回答したのは8自治体で、うち3自治体は導入を予定していた。二宮町は2025年10月に、中井町は25年度中の導入または実証実験を予定しているという。

 実証実験はしたものの導入に至らなかったのは2自治体。そのうちの1つ大磯町は、「有効なものだとは思っているが、一般的なリスクを鑑みた。事業者の提案をもらいつつ、検討は継続していく」とした。

4自治体「予定なし」

 残る4自治体が検討も導入予定もなかった。

 未導入の自治体はいずれも「業務効率があがる便利な技術」という認識はある一方で、「導入費用」「セキュリティー」「技術面」「利用規約の策定」「専門知識を持つ職員がいない」などをハードルと捉えていた。

林業研修の様子(提供写真)

「大磯らしさ」林業にも 先駆的な好事例を紹介

 大磯町では、町の面積の3分の1を占める森林の整備を、「林業」として有志の町民たちが担っていく仕組み「自伐型林業」に取り組んでいる。県内では先駆的な事例だといい、町産業観光課の弘重穣さんは、「厄介者だった森を資源として活用する好事例だと思う。今後は森の所有者と整備の担い手とをマッチングする仕組みを作っていきたい」と話す。

 大磯町内の森林は、ナラやクヌギ、シイなどの高度経済成長前まで薪や炭に使われていた広葉樹が9割を占める。人の手が加わることで適度な里山環境を保っていたが、近年では整備の担い手も不足し、放置状態が続いていた。倒木や、農地の日照不足、イノシシなどの獣害が課題となっていたという。

 そこで大磯町が2018年にスタートさせたのが、兼業や副業を前提とした規模の小さな「自伐型林業」だ。補助金など行政に依存しがちなボランティアではなく、薪の販売などで収益を上げながら活動できるのが特徴。「都心からも近い別荘地でもあり、薪を使った暮らしをしている人がいる大磯町の特色を生かせる」と弘重さんは話す。現在、林業研修を受けたメンバーが活動する「薪屋大磯」が、まちの資源を守りながら整備を担っている。

 弘重さんは、森林所有者を明らかにするなど行政の介入が必要な面も多々あるといい、「まちの課題解決に届くように、自伐型林業をもっと広げたい」と意気込んだ。大磯町役場1階ロビーで4月30日(水)まで、町内の森づくりを紹介する「森のある暮らしを楽しめる町へ」を展示中。

平塚市 人事異動を発表 駅周辺地区整備担当部長を設置

 平塚市が3月14日、新年度の人事異動を発表した。

 「あったかひらつか」のスローガンのもと、「住みたい」「住み続けたい」「住んでいてよかった」と思えるまちづくりの実現に向け、駅周辺地区整備担当部長を設置したほか、公立保育園での医療的ケア児受け入れに向け、市民病院の看護師を保育課に増員。新たに部長級1人、課長級2人、課長代理級5人、計8人の女性職員を管理職に登用し、女性管理職の割合が20%を超えた。

 市民病院医療職を含む課長級の異動、昇格、退職等の対象者は以下の通り(敬称略、かっこ内は前所属)。

【異動】▽産業振興部長/草山和彦(企画政策部デジタル推進担当部長)▽公営事業部長/小泉一郎(環境部長)▽環境部長/古田勝明(防災・危機管理監)▽監査委員事務局長/小峰直子(市民部長)▽市長室危機管理課長/野上正志(市民病院病院総務課長)▽市長室災害対策課長/岡崎肇(企画政策部デジタル推進課長)▽企画政策部企画政策課長/柴崎恵子(市民部文化・交流課長)▽産業振興部産業振興課長/小嶋賢司(健康・こども部青少年課長)▽福祉部地域包括ケア推進課長/五島秀和(総務部職員課付課長(まちづくり財団派遣)▽環境部環境保全課長/高梨里志(学校教育部学務課長)▽都市整備部都市整備課長/小長井大作(土木部道路整備課長)▽都市整備部都市整備課駅周辺地区整備担当課長/森川芳章(都市整備部都市整備課中心市街地活性化担当課長)▽都市整備部総合公園課長/寺島拓哉(産業振興部産業振興課長)▽会計管理者兼会計課長/飯田健一(土木部下水道経営課長)▽農業委員会事務局長/佐野公宣(市長室危機管理課長)▽学校教育部学務課長/西山弥生(市民部市民課長)▽社会教育部美術館長/小澤雄一(都市整備部総合公園課長)▽市民病院病院総務課長/石井広明(市長室秘書課長)▽消防次長兼情報指令課長/安居院豊(消防署長)▽消防署長/鈴木健弘(消防次長兼予防課長)▽消防本部予防課長/山中孝嘉(消防署警備第三課長)▽消防署警備第三課長/原田浩二(消防本部情報指令課長)▽副病院長兼形成外科部長兼医療安全管理部長兼患者総合支援部長/杉木正(副病院長兼形成外科部長兼麻酔科部長兼医療安全管理部長兼患者総合支援部長)▽診療部長兼救急科部長兼栄養科部長/葉季久雄(診療部長兼救急科部長)▽副看護部長/西島由美(看護科長)▽放射線技術科長/河並昭彦(放射線技術科科長代理)

【昇格】▽防災・危機管理監/鎌野達雄(市長室災害対策課長)▽企画政策部デジタル推進担当部長/加藤雅士(企画政策部企画政策課長)▽市民部長/齊藤和子(総務部行政総務課長)▽まちづくり政策部長/小澤勲(都市整備部建築住宅課長)▽都市整備部駅周辺地区整備担当部長/青木繁(都市整備部みどり公園・水辺課長)▽土木部長/渋谷直樹(都市整備部都市整備課長)▽市長室秘書課長/樹本定芳(産業振興部農水産課課長代理)▽企画政策部デジタル推進課長/越山貴志(企画政策部デジタル推進課課長代理)▽総務部行政総務課長/岩田浩二(総務部行政総務課課長代理)▽総務部職員課付課長(まちづくり財団派遣)/横尾美穂(総務部職員課付課長代理(社会福祉協議会派遣))▽市民部市民課長/小林まゆみ(市民部市民課課長代理)▽市民部市民課マイナンバーカード交付担当課長/小島信久(企画政策部マイナンバー推進課課長代理)▽市民部市民情報・相談課長/石橋久和(総務部納税課課長代理)▽市民部文化・交流課長/武井幹夫(市民部文化・交流課課長代理)▽福祉部福祉総務課長/脇田篤史(福祉部福祉総務課課長代理)▽健康・こども部青少年課長/島津恵一(総務部固定資産税課課長代理)▽環境部環境施設課施設管理担当課長/近藤洋一(総務部庁舎管理課課長代理)▽都市整備部みどり公園・水辺課長/阿部智孝(産業振興部農水産課課長代理)▽都市整備部建築住宅課長/小越充(都市整備部建築住宅課課長代理)▽土木部道路管理課長/谷田部栄司(土木部下水道整備課課長代理)▽土木部道路整備課長/古部永二郎(まちづくり政策部まちづくり政策課課長代理)▽土木部下水道経営課長/川嶋隆史(企画政策部企画政策課課長代理)▽医療技術部長兼臨床工学科長/熊澤義雄(臨床工学科長)▽放射線技術科長/河並昭彦(放射線技術科科長代理)

【退職等】▽脇孝行(産業振興部長)▽木川大成(公営事業部長)▽武井敬(まちづくり政策部長)▽田中信行(土木部長)▽森直毅(監査委員事務局長)▽下田宏(企画政策部マイナンバー推進課長)▽木村知広(市民部市民情報・相談課長)▽柳川喜男(福祉部福祉総務課長)▽久保利秋(福祉部地域包括ケア推進課長)▽二宮悟之(環境部環境保全課長)▽吉田明弘(環境部環境施設課施設管理担当課長)▽勝俣範康(土木部道路管理課長)▽熊川泰成(会計管理者兼会計課長)▽西山靖朗(農業委員会事務局長)▽若杉真由美(学校教育部教育指導課長)▽戸塚清(社会教育部美術館長)▽石川修二(医療技術部長兼放射線技術科長)

会見で意気込む眞壁取締役会長(中央)と選手ら

湘南ベルマーレ 女子トップチーム始動 U18主体 県1部に参入

 湘南ベルマーレは3月16日、女子のトップチームを設立し、4月から活動を開始することを発表した。

 地域の女子サッカーの普及や、振興を目的に茅ヶ崎市や寒川町、藤沢市、鎌倉市を中心に活動する。平塚市ではホームゲームの開催などが検討されている。

 新チームは下部組織チームのU18ガールズをベースに、19歳以上の選手や海外選手の加入も検討している。4月から始まる神奈川県リーグ1部から参入する。プロリーグであるWEリーグへの昇格を目指す。

 眞壁潔取締役会長は「湘南エリアの女性活躍の刺激にもなれば」と話した。

平塚市 ハイリスク妊婦支援 交通費や宿泊費補助

 平塚市は4月1日、遠方の分娩取扱施設で出産する必要があるハイリスク妊婦等に対し、妊婦健診受診時の交通費助成を開始した。あわせて、出産時の交通費と出産予定日前から施設付近で待機するための宿泊費の助成も行う。神奈川県では初の取り組み。

 同取り組みは、妊婦の経済的負担の軽減を図るとともに、妊産婦の居住地にかかわらず、安全・安心に妊娠・出産ができ、適切な医療や保健サービスが受けられる環境の整備を目指す。

 補助対象人数は25人(交通費支援20人、宿泊費支援5人)を見込む。

電車やバスの往復交通費を8割補助(上限あり)するほか、宿泊費は11000円を上限(2000円は自己負担)に補助。市健康課によると、分娩取扱施設は周産期母子医療センターの県立こども医療センターなどを想定しているという。

妊婦健診補助を増額

 また、妊婦健診にかかる公費負担を65000円から10万円(35000円分の補助券追加)に増額。さらに多胎児には、25000円分の補助券が追加配布される。神奈川県の平均公費負担は全国最下位の80432円(2024年7月時点)で、平塚市はそれを下回っていた。

 補助券の配布は4月1日から実施されており、市では、安心して妊娠・出産ができる体制を確保していく。(問)同課【電話】0463・55・2111

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フリースペースいろえんぴつ 学校生活の悩み相談 4月5日 おしゃべり会

 子どもの学校生活で悩みや不安を抱える人に向けた「おとなのおしゃべり会」が4月5日(土)、フリースペースいろえんぴつ(平塚市西八幡1の1の27)で開催される。午後1時30分〜3時30分。

 対象は保護者、家族、関心のある人。参加費大人1人500円。6月7日(土)、8月2日(土)、10月4日(土)にも開催予定。希望者には、子どもが過ごせるスペースも用意する。

 申し込み・問い合わせは【携帯電話】080・5923・1127(平日午前10時〜午後3時)。

七夕飾り体験の様子

七夕ボランティアを知る 地元中高生9人が参加

 平塚市勤労会館で3月20日、「七夕まつりボランティアのキモチとカタチ〜学生・大人が共に学ぶ講演会〜」が開催された。

 主催は20歳から40歳までの平塚市、大磯町、二宮町の若手経済人が活動する平塚青年会議所(平塚JC/安藤慶理事長)で、ボランティアとしてまちづくりに関わることへの思いや楽しさなどを若者に知ってもらうことを目的としている。

 この日は、地元の中高生9人が参加。講演の講師を務めた(株)湘南平塚コミュニティ放送の鈴木弘之相談役は、「まつりは人と人が直接関われるイベント。地域貢献は仲間との一体感を感じられる貴重な機会なので若いうちに輪を大きくして」と呼び掛けた。

 昨年度まで大学生として同会議所の七夕事業に参加してきた下山田凛太朗さんも講演し、「多くの人に喜ばれるにはどうしたらいいかを考え続けた結果、想像力と創造力を得た。お陰で就活では内定が67社から出た」と熱く語った。

 七夕まつりに関わる飾りの制作体験も実施。(株)金子電機空調(平塚市立野町)は、竹の廃材を生かした竹あかりの作り方を指導した。(株)甲興産(同中原)は、七夕市民飾りの花や灯篭を参加者と一緒に制作した。

 平塚江南高校3年生で生徒会長の鈴木彩那さんは「飾りに手間がかかっているのが分かった。学校で飾り作りをしたら活気づくと思った」と感想を話し、安藤理事長は「七夕まつりが色んな人の支えがあって成り立っているということを改めて実感した」と話した。

落合市長に優勝報告した小宮さん

平塚市の小宮さん 空中演技で世界一 ウォールトランポリンで

 ウォールトランポリン世界大会(2月5日、アメリカ)のビッグトリックの部で優勝した平塚市立横内中学校2年生の小宮海翔さんが3月26日、落合克宏平塚市長に喜びの報告をした。小宮さんは初出場で最年少優勝だった。

 ウォールトランポリンとは、2〜4mの高さがある壁の上からトランポリンに背中から落ち、跳ね返った勢いと壁を利用して技を披露するサーカスの演目。カナダやアメリカではスポーツとして親しまれている。

 アメリカ合衆国で2月に開催された同大会は、予選に約40人、本戦に約10人が出場。技の巧みさを1回勝負で競う「ビッグトリックの部」の予選を突破した小宮さんは、本戦で空中で2回半ひねりと後方宙返りを披露し優勝を果たした。

 小宮さんは約1年半前からウォールトランポリンを始めた。魅力は「技が成功すると楽しいこと」だといい、「日本でも大会があれば出場して優勝したい」と目を輝かせた。

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渋田川の桜(3月30日撮影)

渋田川で桜まつり ライトアップも

 「渋田川桜まつり」が4月6日(日)、西真土の鷹匠橋上流で開催される。午前10時から午後3時。小雨決行。主催は21渋田川プロムナードプラン推進協議会。

 約400メートルにわたる桜並木周辺を会場に実施。各種模擬店が並ぶほか、平塚江南高校、大野、中原、横内の各中学校吹奏楽部による演奏や、前鳥神社の「前鳥囃子と里神楽」、湘南和太鼓「絆」などによるステージもある。午後6時から8時までは、ライトアップによる夜桜が楽しめる。5日まで。

 同まつりは渋田川の環境を守り育て、次世代につないでいる同協議会の活動を地域住民に理解してもらうことを目的に毎年開催されている。(問)事務局の岸さん【電話】0463・53・2181。

桜と花火を同時に楽しむ観覧客

中井町商工振興会 花見も花火も 5千人が夜空見上げ

 中井町商工振興会が3月30日、打ち上げ花火と夜桜を観賞できる「花見で花火」を中井中央公園内里都まち交流拠点施設で開催した。当日は町内外から5千人が来場し、約20分間の打ち上げ花火を楽しんだ。

 今年は新企画「熱気球フライト体験」が行われ、公園から大パノラマを満喫した人も。釜焼きピザやキッチンカーなどが出店した飲食エリアをはじめ、ジャズ演奏も盛り上がりを見せた。

 秦野市から来た長畑碧さん(15)は、「色んな色の花火できれいだった。特にクライマックスが良かった」と笑顔で話した。イベントは29日開催予定だったが、雨天延期となった。

平塚市 定住意向が8割強 意識調査の結果公表

 平塚市は3月18日、2024年10月に実施した市民意識調査の結果を公表した。同調査は、市民の居住意向をはじめ、まちづくりに対する重要度や満足度、生活の満足度を調査するとともに、市総合計画に基づくまちづくりに対する評価を把握し、今後の基礎資料として活用するため、2年に1度実施されている。

 今回は、24年度からスタートした「平塚市総合計画〜ひらつかVISION〜」に基づく初めての調査。市企画政策課によると、今後、総合計画の達成状況を測っていくという。

20代の定住意向が増

 調査結果を見てみると、定住意向が84・2%で高い水準を維持しているほか、20代の定住意向も67・8%で、22年の前回調査53・4%から14・4ポイント増加。一方、移転意向は20・2%で前回調査の31・5%から11・3ポイント減少した。また同市の魅力と感じているものは、「総合公園などの施設の充実した大きな規模の公園」が36・1%で最も多く、次いで「大型商業施設など、買い物がしやすい環境」が32・4%だった。

 同課では「湘南で子育てするなら平塚市というスローガンを掲げ、18歳まで小児医療費の助成やパパ育休取得応援交付金、中学校給食の実施など若い世代の定住を目指し、継続的に行ってきた子育て施策が実を結んだのでは」と分析する。

 調査は24年10月4日〜31日までの約1カ月間、住民基本台帳より無作為に抽出された満16歳以上の市民3000人を対象に行われた。3000人のうち有効回収は1202件、回収率は40・2%だった。

 なお、調査報告書は市ホームページで閲覧できるほか、各公民館や図書館、駅前市民窓口センターなどでも順次閲覧できるという。

 問い合わせは同課【電話】0463・21・8760。

賞状を持つ望月さん(左)と田中さん(右)

遊漁船が人命救助 消防署から表彰

 第二優神丸の船長・田中雅人さん(66・平塚市)、第二十二庄三郎の船長・望月幸雄さん(52・茅ヶ崎市)、第五庄治郎丸の船長・世古勇次郎さん(47・平塚市)が人命救助を行ったことに対し、3月26日、平塚市消防署(田中一雄消防長)から表彰状が贈られた。この日は田中さんと望月さんが出席した。

 田中さんは2月22日午後1時20分ごろ、平塚市千石河岸地先南方沖合約900m付近で救命胴衣を着た要救助者3人を発見。無線で望月さんと世古さんに協力を求め、3隻それぞれの船に一人ずつを乗せ救助した。

 同署によると、救助した時の気温が4度だったため、時間を要すれば命の危険があったという。田中さんは「救命胴衣が大事だということをみなさんに伝えたい」と話し、望月さんは「天候が悪い時は無理して海に出ないで」と訴えた。

講習を聞く参加者ら

高層住宅の防災学ぶ 近隣住民ら約30人が参加

 平塚市紅谷町にあるマンション「セレストタワー湘南平塚」の自主防災組織は3月22日、防災意識を高めるための講習会をひらしん平塚文化芸術ホールで開催した。

 市消防本部予防課職員が講師となり、23階建てで約100世帯が居住する同マンションおよび近隣住民約30人が参加した。

 講習では、高層マンションにおける火災発生時の行動や注意点に加え、災害時に避難用として機能するエレベーター、消火栓といった消防設備の設置場所や使用方法などを確認した。

 同組織長の山田剛弘さんは「改めて気づく点が多々あり、有意義だった」と話した。

大磯運動公園の大磯小桜=3月29日撮影

大磯小桜 ささやかに 春届け 運動公園で見頃

 大磯運動公園内の「大磯小桜」が、昨年より1週間ほど早く見頃を迎えている。

 この桜は同町在住の齊藤廣昭さんが20年以上前から育成し、地域に広めてきたもの。小さく可憐な花が特徴で、2020年に公益財団法人 日本花の会により新たな園芸品種に認定された。24年には、活動を共にしてきた仲間と共に「大磯小桜会」を発足させ、冬の時期に苗木を配布するなど精力的に活動している。

 大磯運動公園に植栽された大磯小桜は約40本。3月29日時点で、南駐車場から多目的広場方面へと向かう園路沿いの大磯小桜は満開、南駐車場付近は5部咲きだという。見頃は4月上旬まで。

 齊藤さんは「苗木を無料配布することで大磯小桜に関わってくれる人との縁ができた。今後も活動を続けていきたい」と話していた。

50歳からの金銭学講座

 ゲンコミ生涯学習部会主催の連続講座「50歳からの金銭学」が、4月13日(日)に二宮団地(百合が丘)内の「県営二宮なのはなハイツ(旧県営テラスハウス)」で開催される。午後1時30分〜3時30分。参加費500円。

 ファイナンシャルプランナーの石橋正道さんが講師を務め、最適な年金受給時期、相続税と贈与税の正しい理解などについて話す。

 申し込み問い合わせは、露木さん【携帯電話】080・8445・6947。

協働事業の相談会 平塚市民活動センターで4月10・19日、5月8日

 ひらつか市民活動センター(見附町1の8)は、市民活動団体と行政との協働事業を支援するため、「平塚市市民提案型協働事業」の相談会を4月10日(木)、19日(土)、5月8日(木)に同センターで開催する。参加無料。

 相談会では、NPOや市民活動団体を対象に、同センターの坂田美保子センター長のほか、平塚市協働推進課の職員が相談にのる。

 4月10日と19日は午前10時からと11時から、5月8日は午後2時からと3時からで、それぞれ55分間。

 相談会は予約制で、希望日の2日前までに電話またはメール✉info@hiratsuka-shimin.netで申し込む。

 問い合わせは同センター【電話】0463・31・7571。

相模国府祭を訪ねる  5月5日 大磯ガイド協会ツアー

 大磯ガイド協会は「相模国府祭を訪ねる〜千年の歴史を今に伝える県指定無形民俗文化財のお祭りにご案内〜」を5月5日(月)に開催する。小雨決行。午前9時〜午後3時。

 コースは大磯町郷土資料館を出発し、切通し、麦振舞、神揃山、見合いの松、逢親場にて各種神事の見学(解散)。 約6時間・約2Kmのコース。

 受付は大磯町郷土資料館前午前8時45分〜9時。先着50人。参加費500円(保険代、資料代含む)。弁当持参。ホームページから申込。4月20日(日)締め切り。(問)大磯ガイド協会【携帯電話】070・3855・8341(平日午前9時〜午後5時)

200枚の写真ずらり 4月29日から平塚市美術館で

 「平塚写真連盟展」が4月29日(火)から5月6日(火)まで、平塚市美術館市民アートギャラリー(西八幡1の3の3)で開催される。午前9時30分から午後4時50分(29日は正午から。6日は午後4時まで)。入場無料。

 平塚写真連盟主催。同連盟の会員が撮影した約200点の作品が展示される。

 問い合わせは同連盟の里見さん【電話】0463・22・1382。

平塚市西八幡フリースペースいろえんぴつ 学校生活の悩み相談 保護者など対象に4月5日

 子どもの学校生活で悩みや不安を抱える人に向けた「おとなのおしゃべり会」が4月5日(土)、フリースペースいろえんぴつ(平塚市西八幡1の1の27)で開催される。午後1時30分〜3時30分。

 対象は保護者、家族、関心のある人。参加費大人1人500円。6月7日(土)、8月2日(土)、10月4日(土)にも開催予定。希望者には、子どもが過ごせるスペースも用意する。

 申し込み・問い合わせは【携帯電話】080・5923・1127(平日午前10時〜午後3時)。

加入後、即スタメン出場を果たした奥埜博亮選手。自信を持ち、相手を見て考えたプレーをしたいとコメント

ベルマガ通信 3月29日アウェー湘南0-3清水 この敗戦できっかけを掴む 清水相手に3失点で敗戦

 先週の湘南は、激動の一週間だった。好調を支えた平岡大陽選手をはじめ3名が負傷し、昨季のチーム得点王ルキアン選手が横浜FCに完全移籍した。その抜けた穴を埋めるかのようにFW小田裕太郎選手、MF奥埜博亮選手、GK糸原紘史郎選手が加入した。

 この試合を含め2週間で5試合をこなす日程の中で、練習だけでなく試合も含め連携を深める選択をしたのであれば、この試合を起点にして良くなっていくことだろう。

 山口智監督は、試合を総括して「勘違いしているところが出た」とコメントした。攻撃をするために、選択したプレーが良くなかったと指揮官は課題を捉えており、チームにフィードバックすると記者会見で明言した。試合も練習も勝利も敗戦も、全てを活用して最終的な目標につながるのであれば、今日の敗戦も糧にできる。湘南は、まだまだ強くなれる。

(ベルマガ・浜地隆史)