藤沢版【4月11日(金)号】
国内コンテストでパフォーマンスする岸間さん(提供)

本町から英バレエ名門校へ 中2岸間杏さん、夢への一歩

 藤沢本町のバレエ教室「レイナバレエスクール」に通う岸間杏(きょう)さん(13・横浜市戸塚区在住)が先月、世界3大バレエ団の一つとして知られる英国「ロイヤル・バレエ団」の付属校「ロイヤル・バレエ学校」の入学試験に合格した。同校は、日本を代表するバレエダンサーの熊川哲也さんや、吉田都さんなども輩出してきた名門だ。

 「杏ちゃん、入学が決まったよ」。先月下旬、レッスン後の自主練習をしていたところ、講師の甘糟玲奈さんからそっと告げられた。「信じられなかった」と岸間さん。友人たちが歓声を上げる中、驚きのあまり動けなくなってしまったそう。現在は「9月までにロイヤル式に体を慣らしたい」と一層力を入れて練習に取り組んでいる。

 バレエを始めたのは5歳の時。すぐに夢中になり、小学生の時には週4回、中学生になってからは週6回の練習に励んだ。これまで多くの時間を費やしてきたが、「バレエが何より好き。練習がつらいと思ったことはない」と明るく語る。「バレエの魅力は普段の生活ではできないような美しい動きや、体全体での感情表現ができること」

 指導に当たってきた甘糟さんは、岸間さんの踊りについて「豊かな感性を持っていて、表現に華がある」とし、「安心して送り出せる」と太鼓判を押す。

校長に招かれ

 入学のきっかけは昨年8月、同校のクリストファー・パウニー校長(当時)が来日して講師を務めるワークショップに参加したこと。あくまで勉強のつもりでレッスンを受けていた岸間さんだったが、才能に目を留めた校長から呼び出され、入学試験の受験資格を受け取ったという。「最初は何をいただいたのかも分からなかった。まさかと思った」と当時を振り返る。その後、現地オーディションを経て正式に入学が決定した。

 9月から単身渡英し、現地で3年間学ぶ予定の岸間さん。「ロイヤルの踊りは人間らしい感情が生身で伝わるし、上品。レッスンも常にオーディションだと思って、気を引き締めて臨みたい」と意気込む。

 「憧れはマリアネラ・ヌニェスさん」。現在のロイヤル・バレエ団のプリンシパル(最高位のダンサー)の一人だ。「将来はロイヤルのプリンシパルになりたい」と夢への一歩を踏み出した。

広大な自然が広がるSFC敷地内(提供)

慶應SFC 世界的な自然保護地域認定へ 希少種59種 生物多様性育む

 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC・遠藤)と周辺の自然環境が先月11日、生物多様性が保全されていれる環境省の「自然共生サイト」に市内で初めて認定された。同大の保全に向けた取り組みが実を結んだ。

 「自然共生サイト」は、世界153の国や地域などが参加した生物多様性条約第15回締約国会議に基づき、2030年までに世界の陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する目標(30by30)達成に向けた国の取り組みの一つ。23年度から始まり、国内ではこれまで328区域が認定されている。

 認定されると国から保全の支援が受けられるほか、国際データベースに登録される。SFCは現在、データベースの登録審査中だ。

 認定されたのは、キャンパスと隣接する遠藤笹窪谷戸や、藤沢市少年の森、農地などだ。

 キャンパス内には、ビオトープ(生物生息空間)や樹林地、芝地、調整池など豊かな自然環境が広がっている。

 動植物の生息場所としての高い機能が育んだ生物多様性が認められた。一昨年には474の生物種が確認される中、オオタカなど国や県が指定する59の希少種も確認。そのほかホンドキツネが市内で30年ぶりに確認された。

オールSFCで保全へ

 自然環境の再生、保全に尽力した環境情報学部の学部長で「一ノ瀬友博研究会」を率いる一ノ瀬友博教授(56)は「認定を通して民間事業者が後に続いてくれたら嬉しい」と期待を口にする。

 同研究会はキャンパス内で発生するバイオマス資源の有効活用の研究のほか、谷戸内に位置する看護医療学部棟裏の湿地性ビオトープの維持管理を行っている。

 生物保全の中心である同ビオトープは2001年に作られた。「当時谷戸は公園でなく、大学と市とのバッファ(緩衝地帯)の役割もあったのではないか」と一ノ瀬教授。だが、着任した08年には同地は荒れており「どう管理をしたものかと、少し持て余しているようだった」と当時を振り返る。

 生態系の空間配置やプロセスを研究する景観生態学が専門の一ノ瀬教授は、学生とともに維持管理に着手。セイタカアワダチソウやオオブタクサなどの外来種植物の抜き取りを手作業で行い、生物の種類や関連の調査に取り組んだ。

 22年からはキャンパス全体の生物の把握を実施。同年、SFCの教職員や中高等部を含めた学生らが連携し持続可能な遠藤・御所見地区の実現を目指す「SFCサステナブルキャンパスプログラム」を開始。地域の農家や自然保護団体と協力し、里山環境への保全に努めている。

 現在は発見された動植物をまとめた図鑑を学生たちと作成しているという一ノ瀬教授。「藤沢市を含め近隣の都市化が進むなか、ここで生物多様性を守っていくことで、これからも少しでも貢献していきたい」と話した。

4月1日付けで東京地方税理士会藤沢支部の支部長に就任した 森田 恵理子さん 茅ヶ崎市在住 67歳

恵まれた環境に恩返しを

 ○…「税に関する唯一の専門家」ともいわれる税理士。茅ヶ崎市、藤沢市、寒川町の2市1町からなる藤沢支部では確定申告や相続の相談会、小学校での租税教室の実施などを通して地域に貢献してきた。支部長への選出は「まさか自分が」と驚きも大きかったが、「周りに恵まれてここまで来られた。恩返しができたら」と引き受けた。

 ○…税理士の父が多くの人と話し合いながら仕事をこなす姿を見て、人見知りの自分には向いていないと感じていた。しかし当時は女性の働く場も限られており、両親からの勧めで税理士に。キャリア40年、これまでやめたいと思ったことはない。「税法の変更に合わせて勉強し続ける仕事。新しい知識を吸収しながら、世の中の動きを目の当たりにできるのが楽しかった」と振り返る。

 ○…着物の着付けは休日の楽しみの一つ。「気軽にお茶会に行けるようになりたい」と始めたが、気づけば当初の目的よりも夢中になり歴は20年を越えた。「続けないと腕が落ちる」と資格を取得している今でも毎月練習を欠かさないのは、年に一度の大仕事、成人式での振袖の着付けのためだ。毎年、夜明け前から昼ごろまで、10人ほどの新成人を担当。ハードスケジュールだが「お嬢さんたちにきれいに着せてあげられると、こちらもうれしい」と柔和な笑みを浮かべる。

 ○…コロナ禍をきっかけに、支部の活動でもオンラインでの会議や研修が増えた。便利だが、会員同士のコミュニケーション不足に危機感を持つ。また、デジタル化やペーパーレス化への対応も支部の課題だ。「なるべく対面で会える機会を増やしたい。若い会員にもどんどん声をかけて活動への参加を促すのが私の役目」と前を向いた。

コンサートのチラシ

3本のフルートで奏でる 湘南台駅そば 無料コンサート20日に

 無料で上質な音楽を聞かせてくれるステラコートコンサートが4月20日(日)、星谷歯科医院(湘南台4の1の19)の中庭を会場に開催される。

 21回目を数える今コンサートでは3人のフルート奏者による優雅な調べを堪能できる。

 登場するのは、音楽界の第一線で活躍する3人。北九州国際音楽祭や小澤征爾音楽塾など様々な音楽イベントで演奏するほか、公演制作などにも携わる河野彬さんと昭和音楽大学講師のほか、全国各地のコンクールの審査員も務める金野紗綾香さん、新日本フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者の野津雄太さんとなっている。

 曲目はJ・カステレードの『笛吹きの休日』、F・クーラウの『フルート三重奏曲集より』ほかを予定している。

 公演は2回。午前11時からと午後2時から。

 主催する星谷けい子さんは「プロの生演奏を身近に聞ける機会。気軽にご来場を」と呼び掛けている。問い合わせは同歯科医院【電話】0120・648・174。

完成したばかりの防災冊子と防災ハザードマップ、非常用トイレを手にする櫻井さん

中学生向け防災冊子の第2弾 官民協働で完成、今月から順次配布

 藤沢市と(株)櫻井興業(辻堂元町)、(株)ペガサス(横浜市)が手掛けた中学生向け防災冊子「ふじさわ防災ナビJr.」が1日に完成した。昨年に続く第2弾で、今月から市内全中学生に順次配布される。

 3者は一昨年、関東大震災から100年の節目を機に「防災啓発事業の推進に関する協定」を締結。中学生に防災意識を高めてもらおうと冊子制作を企画し、昨春初版を発行した。授業で活用する学校もあったという。

 新たな冊子はA4判全54頁で、約2万部発行。情報や写真を更新し、読者の書き込み欄やイラストも多く散りばめ、親しみやすい作りに。「地震」「風水害」「共助」の大きく3章に分け、1923年9月に発生した「大正関東地震」を踏まえた市内の被害想定や地震発生時にするべき命を守る行動、風水害の仕組み、避難所での注意点、今からできる防災への取り組みなどを紹介した。

 防災冊子のほか、1年生には市の防災ハザードマップ、防災アニメ、非常用トイレをまとめたBOXも配られる。

 櫻井興業社長の櫻井貴裕さんは「企業が主体となって子どもを守る活動ができる冊子」とした上で、「より多くの企業の皆さまにも協力を仰ぎ、今後も継続的に発行していきたい」と話した。

今イベントの実行委メンバー

湘南工科大学生が考案 食、歴史、藤沢の魅力訪ねよう 20日 参加者受付中

 地域特産の食材や食文化、歴史に触れながら散策する「ONSENガストロノミーウォーキングin藤沢」が4月20日(日)に開催される。「善行から辻堂へ、春風感じる藤沢縦断の旅」をテーマにした今回は、湘南工科大学の学生がコースをプロデュース。その一人、青木尚彦さん(20)は「歩いて発見した魅力いっぱいの藤沢市をぜひ楽しんで」と呼び掛けている。

 今イベントは同大学の地域連携センター長で総合デザイン学科長の禹在勇(ウザイユウ)教授を委員長に、学生、地元事業者、有志らによる実行委が運営。学生は授業の一環として地域を実際に歩き、コースを設定したほか、パンフレット制作や当日の案内役としても活躍する。青木さんは「名所や美味しい名物、そして人との出会いが楽しめるコースを設定した」と自信を見せる。

 今回設定されたのは3コース。▷「心と身体の健康コース」では善行駅から現存する日本最古のゴルフコースのクラブハウス「グリーンハウス」を訪ねる▷「由緒と歴史ある神社と自然を巡るコース」では、源義経を祀っていることでも知られる白旗神社から植生豊かな長久保公園までを歩く▷「近未来とノスタルジーコース」では持続可能なまちづくりに取り組むFujisawaSSTから藤沢育ちなら誰もが知る辻堂海浜公園まで。いずれもコースならではの美味が堪能できる。参加費は食事、飲み物など含め4500円。

 詳細、申込みは公式サイトから。締切は先着順で4月13日(日)。

児童対象 スマホを置いて海岸清掃

 藤沢青年会議所(藤沢JC・藤田優輝理事長)は19日(土)、小学4〜6年生を対象にビーチクリーンとサンドアートの事業「デジタルデトックス・スクール」を片瀬西浜、鵠沼海水浴場で行う。

 デジタルデトックスは一定期間、スマートフォンやパソコンといったデジタルデバイスと距離を置くことで、ストレス軽減や現実世界でのコミュニケーション、自然とのつながりにフォーカスする取り組み。子どもたち同士の共同作業を通じ、共感する力を育み、利他精神の醸成を目指す。

 午後1時から3時(受付開始は0時30分)。定員100人。雨天決行、荒天延期。予備日は27日(日)、時間同様。延期の場合は当日午前7時にメールなどで発信する。

 参加希望者はイベントチラシや藤沢JC各種SNSにある二次元コードから申し込む。きょう11日(金)締め切り。

 問い合わせは藤沢JC地域青少年向上委員会の委員長を務める菅井さん【携帯電話】090・7712・7796。

ミラーボールが幻想的な光景を織りなすインスタレーション(提供)

湘南の空に心で描く あすから江の島アートフェス

 江の島と片瀬海岸周辺で芸術を楽しむ「江の島アートフェスティバル」が、あす4月12日(土)から始まる。湘南藤沢活性化コンソーシアムの主催。会期中は浮世絵や空間演出、光、影絵、写真、音楽といったユニークな企画が予定されており、関係者は来場を呼び掛けている。6月1日(日)まで。

 風光明媚な景観と東海道五十三次の宿場町の一つとして発展してきた市内を舞台に、歴史や文化、現代アートに触れながら一帯を周遊してもらおうと、同コンソーシアムが2022年に「江の島国際芸術祭」をスタート。近年、期間中に15万人以上が来場する。4回目を迎える今年度はイベント名を改め、これまで以上に魅力満載のコンテンツがそろう。

 テーマは「湘南の空に心で描く芸術祭」。江の島サムエル・コッキング苑では光と影の空間作品を創り出すアート集団「ミラーボーラー」による日本最大級のインスタレーション「MIRROR BOWLER 光ART〜春の宵〜」(19日(土)〜)、同苑や江の島エスカー、島内飲食店などに大学生の作品を展示する産学連携企画もある。

 同コンソーシアム事務局では「街並みがアート。人の感情や感性を呼び起こすあらゆるジャンルの芸術文化をご体感下さい」とPRしている。

 各イベントの詳細は同フェスホームページへ。

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細胞培養食品を使用したレストランメニュー(提供)

アヒルの肝臓で培養肉開発 市場進出へ協議会設立

 食料資源のひっ迫が懸念される中、新たな選択肢として国内外から注目を集める細胞培養食品。村岡東の湘南アイパークに入居するインテグリカルチャー(株)と協賛企業は先ごろ、アヒル肝臓由来の細胞培養食品、いわゆる培養肉の市場進出を目指す「クラフトエッセン協議会」を設立した。昨夏整備した生産ラインでレストランメニューや加工食品を開発。官能評価会も催し、約30人の関係者が試作品の味や香り、舌触り、後味などを評価し、今後の参考にした。

 レストランメニューでは柑橘を切り抜き、原料全体の30%ほど使用した細胞培養食品に、豆乳クリームを合わせた甘酸っぱい料理など4品、加工食品では細胞培養食品を約80%使い、味を調えたレバーペースト風のものなど3品を開発。官能評価会の参加者からは「独特なクリーミー感は濃厚でワインと共に食したい」「デザートやお菓子の中に旨味を感じるような今までにない感覚を楽しめる」といったコメントが寄せられた。メニューを手掛けたシェフと評価者との交流もあり、今後の方向性などについて活発に意見を交わした。

 同協議会の設立総会で、会長に就任した東京女子医科大学先端生命医科学研究所教授の清水達也さんは「日本でもようやく細胞培養食品の開発が進み、社会受容を検討するフェイズにきた。普及に向け、関係団体らと協力していきたい」と抱負を語った。

訂正とお詫び

 4月4日号藤沢版に掲載した「歩いて健康 てくてくてっく」の記事に誤りがありました。イベント内容は昨年のものでした。読者ならびに、関係者の皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしました。この記事をもって、お詫び申し上げます。

メルトツムリ(上)、布にマーカーで着色した作品(左下)、メディウム剥がし刷り作品(右下)

浅倉伸さん 「人間は滅びない」 くじら館で個展

 現代美術家の浅倉伸さんによる個展「滅びない2025」が、Art&Cafe湘南くじら館(片瀬目白山1の3)で開かれている。

 岩手県盛岡市在住の浅倉さん。2011年3月に発生した東日本大震災以降は生命の意義を問い続け、「どんな環境にあっても人間の精神は滅びないのではないか」という考えに基づき、創作活動に取り組んでいる。

 会場には、ホットボンドと廃材を用いた立体作品「メルトツムリ」のほか、布にマーカーで着色した作品や、クラフトテープを貼った紙にボールペンでくぼみをつけた後、アクリル絵具を詰め、メディウム(溶剤)を塗って剥がし取る版画技法「メディウム剝がし刷り」などの作品約150点が並ぶ。震災当日まで宮城県気仙沼向洋高校の校舎として利用されていた建物に、震災を今に伝える館を加えた施設「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」などがモチーフとなっている。

 会期は20日(日)まで。開館は木・金・土曜の正午から午後5時。入場無料。詳細は同館【電話】0466・21・9262。

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公的年金制度現状と問題 20日 善行雑学大学

 善行雑学大学の第311回目の講座が20日(日)、善行市民センター(善行公民館)3階多目的ホールで開かれる。午後2時から4時(受付開始は1時30分)。

 テーマは「公的年金制度の現状と問題点」。社会保険労務士で(株)服部年金企画社長の伊東勝己氏が講師を務め、これまでの業務経験のほか、失敗談も交えながら同制度の基底にある考え方という「共助の精神」、ライフプランに合わせた留意点などを詳しく解説する。

 定員100人。参加費500円(会員無料)。参加希望者は同大ホームページ内にある専用フォーム、またはメール(kataoka9@gmail.com)から申し込む。

 問い合わせは【携帯電話】090・7251・3232(片岡さん)。

湘南大庭市民図書館 25周年記念し多彩な行事

 湘南大庭市民図書館(大庭5406の4)が今月29日(火)で開館25周年を迎えるのに合わせ、記念行事が開かれる。

 約4半世紀の歴史を有する同館は大庭や石川、遠藤、御所見、茅ヶ崎市堤地区を対象とした藤沢市総合市民図書館の分館。蔵書数は約33万冊を誇り、緑豊かな場に立地していることもあり、植物や園芸、ガーデニング、自然保護などにまつわる「みどりの本コーナー」が設けられている。

 記念行事は以下の通り。▷現在開催中/【記念展示25年前あの頃は...】開館した2000年当時の事柄や小説、音楽、ファッションにまつわる本、CDを展示。YAコーナーで6月1日(日)まで。【図書館へのメッセージ】誕生日を迎える同館へのメッセージを来館者らから募集。エントランスで5月11日(日)まで。▷26日(土)/【にんぎょうげきのつどい】人形劇ピッコロが物語の世界へ誘う。第1会議室で午前10時〜、11時〜。定員各回24人。▷29日(火)/【あそぼう湘南大庭ふるさとかるた】大庭地区の子どもが作成したかるたで対戦。第1会議室で午前10時〜、午後2時〜。定員各回16人。【Meetふじキュン♡】藤沢市公式マスコットキャラクター、ふじキュン♡との握手会。午前9時30分〜、11時〜、午後1時〜、3時〜。エントランスで当日チケット配布(9時と12時30分の2回)。定員各回10組。【図書館deカフェ】リエゾンカフェでコーヒー販売など。

 にんぎょうげきのつどい、あそぼう湘南大庭ふるさとかるたは12日(土)から受付開始。来館、または電話、FAXで申し込む。そのほか、25周年を記念した同館オリジナルブックカバーのプレゼントもある。

 問い合わせは同館【電話】0466・86・1666、または【FAX】0466・86・1441。
有馬署長(左)にアイデアを手渡す村上副会長

藤沢暴力追放推進協議会 詐欺防止アイデア藤沢署に

 藤沢暴力追放推進協議会(増田隆之会長)は先月30日、「暴力追放藤沢市民総ぐるみ大会」を開き、藤沢警察署に市民から募った特殊詐欺防止アイデアを手渡した。

 同団体は暴力団追放、暴力行為排除を掲げ活動している。市民アイデアは今年5回目となるオレオレ詐欺などの特殊詐欺防止に効果的とされる電話に取り付ける自動録音機のプレゼントに合わせ募集。51のアイデアが寄せられた。

 当日は関係者とアイデアを寄せた当選者含め60人が来場。あいさつに立った村上進副会長は応募者に感謝の意を示すとともに「小さな活動を一つ一つ積み重ねて藤沢市を安全安心のまちにしていきたい」などと決意を語った。

 寄せられたアイデアの中からグランプリには近年の治安の脅威として挙げられる匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の強盗事件の発生などを背景に戸締り強化を含んだ「昼間でも戸締り強化で二重鍵、チェーン。知らない電話には出ない。玄関先にも知らない人(モニターで)は居留守を使い出ないこと!」が選ばれた。

 アイデアを受け取った今年度、藤沢警察署署長に就任した有馬美奈子氏は「安全安心に向けた意識の高い活動。感謝したい」と取り組みに賛辞を寄せた。

「みなさまの善意、今年も」 あす藤沢場所献血キャンペーン

 大相撲藤沢場所の開催にあわせて行われる献血キャンペーンが今年も4月12日(土)、藤沢市秋葉台文化体育館で実施される。午前9時から午後3時。同場所勧進元で、日本赤十字社理事も務めている最上重夫さんは「一人でも多くのご協力をお願いします」と呼び掛けている=写真。

 神奈川県赤十字血液センターによると、神奈川県内では毎日950人の血液を必要としている。

 当日はバス7台が同施設前に集結。最上さんが代表を務める(株)湘南営繕協会と関連企業も協力し、キャンペーンを展開する。7日まではジェイコム湘南・神奈川湘南鎌倉局とテラスモール湘南、3月10日から4月9日まではクロスウェーブ湘南藤沢献血ルームなどが協力した。

 この献血キャンペーンは2006年から始まった。コロナ禍で巡業中止が続いた時も献血者減少の歯止めのため継続。前回まででのべ8500人を超える協力を得た。

鬼気迫る表情でゴールを守る内田選手。先月22日、立川ダイス戦(チーム提供)

湘南ユナイテッドBC プレーオフ進出なるか 負けられない残り4試合

 藤沢・茅ヶ崎・寒川の2市1町を拠点に活動する男子プロバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」が、シーズン終了まで残すところあと4試合に迫った。昨季はプレーオフに初進出し、8強入りを果たしたものの、現時点で順位は17チーム中10位。混戦模様が続く今季のB3リーグ。他チームの勝敗状況もあるが、少なくともあすからの試合で全勝しなければプレーオフのコートには立てない。

 「レッツゴー湘南、パンパンパパパン」――。

 6日、辻堂新町の湘南モールフィルでパブリックビューイングが行われた。約70人がハリセンを手にし、大型スクリーンに映る香川ファイブアローズ戦を固唾をのんで見守った。

 前日は70対71で惜しくも1点差で負けを喫した湘南BC。「きょうは絶対勝てる」と熱のこもったブースターの願いも叶わず、この日は61対81と大差で敗北した。

気持ちで勝利へ

 チームの手綱をにぎる堀田剛司ヘッドコーチは「シーズン前半は外国人選手のけがが相次ぎ波に乗れず、どうしたら勝てるのかを試行錯誤する日々だった。年明けから選手を入れ替えたことで徐々にチームのペースを取り戻した。決して悪い状態ではなかったが、香川戦は2連敗」と振り返り、「戦術も大事だが、強い気持ちもつことが勝利への鍵」と強調する。

 キャプテンを務める内田旦人選手は「ディフェンスはもちろん、得点確率を上げるためイージーショットを落とさないなど、オフェンスも意識的に丁寧なプレーを心掛けてきた。ただ"遂行力"が足りず、やりきれない場面も多い」と課題を挙げる。"負けられない試合"を前に「カッコいい姿も、泥臭い場面も含め、子どもたちに夢を与えられるプレーをしたい」と気合十分だ。

ホーム戦は無料招待

 試合スケジュールは▽ヴィアティン三重戦/東員町総合体育館(アウェイ)12日(土)午後5時〜、13日(日)午後1時〜▽さいたまブロンコス戦/茅ヶ崎市総合体育館(ホーム)18日(金)午後7時〜、19日(土)午後3時〜。ホーム最終戦の2日間、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町に在住・在学者は2階自由席へ無料招待される。詳細はチーム公式ホームページ(https://shonan-united.com)から。

 問い合わせは【電話】0466・23・6001。

刻む魂 太鼓の響き

 関東を拠点に活動する14の太鼓団体が集結し、その腕前を披露する「太鼓春まつり」が13日(日)、辻堂駅北口の神台公園で行われる。開演は午前10時30分から。日本太鼓協会公認指導員会東日本支部の主催で、県内では初開催。藤沢市内から出演する「美晴太鼓」「太鼓集団ふじ」も本番に向けて稽古に余念がない。両団体に迫った。

楽しげに、軽快に

 「ハッ」という掛け声とともに、地響きのような音が響く。腕を高く突き上げたり、左右に体を揺らしたり。静かにバチを置き、「どうでした?」と物腰柔らかな口調で語るのは美晴太鼓の代表、菊地真理さん(稲荷在住)。現在8人の打ち手で大庭市民センターで稽古に励んでいる。

 ママ友から誘われ、当時小学生の我が子と太鼓団体に入ったのが2010年。高校ではブラスバンド部だったこともあり、和太鼓に憧れはあった。「地域貢献したい」と新たな挑戦のため、18年に自ら団体を旗揚げ。「晴れ渡る空のような明るい演奏をしたい」という思いを名に込めた。

 自身を含め介護関係者が多く、高齢者施設を巡業。笑顔で太鼓を叩く。「エクササイズにもなるし、溜まっているものも発散できる。皆の楽しげな姿を見てほしい」

伝統と革新の融合

 ドンドドドン――。明治市民センターからパワフルなリズムが聴こえてくる。音を頼りに歩を進めると、太鼓集団ふじの稽古場があった。

 2009年、市観光協会がまちのPRと活性化のために発足。世界的奏者のヒダノ修一さんをプロデューサーに、江の島春まつりや湘南台ファンタジアなどで演奏し、観衆を魅了してきた。23年から協会から独立し、現在メンバー13人で月1回ほど公演する。

 「地域に恩返しがしたい」と、11年に加入した池浩一さんが代表を務める。囃子など地域の伝統から離れた舞台での演奏を前提とする創作太鼓。長胴や桶、締、大太鼓を巧みに操り、人の心を震わせる。サンバの要素を取り入れるなど伝統と新しい音楽性の融合が"ふじスタイル"だ。「やっぱり生で体感してほしい」と汗をぬぐった。

茶道を披露する児童ら

湘南学園小アフタースクール 10周年記念し価値ひもとく

 湘南学園小学校アフタースクール開校10周年を記念したイベントが先月15日、同校小ホールで開かれた。学校や地域住民らとともに、放課後の居場所を提供してきた同スクール。過去に利用した子どもたちはその後、どのような人生を歩んできたのか。関係者がその価値をひもとき、放課後のこれからを考えた。

 同スクールでは放課後の空き教室を有効活用し、英語や音楽、スポーツ、料理、アート、ITなど通常の授業よりも専門性が高いプログラムを実践。また「市民先生」として地域住民や保護者、トップアスリート、芸術家といったさまざまな分野のスペシャリストが児童と交流してきた。

 記念イベント当日は「子どもの育ちとこれからとは」をテーマに、同校の岩渕和信校長、(一社)そっか共同代表の小野寺愛さん、放課後NPOアフタースクール代表理事の平岩国泰さんが対談した。岩渕校長は「受ノ心」をキーワードに掲げ、「子どもに教えるのではなく、子どもが考えていることを受け取るのが大人の仕事。そうすることで子どもは主体的な人間になれる」などと持論を展開。保護者らから共感を呼んだ。また空手や茶道、チアの発表会も行われ、最後は同スクールに関わる人々へのインタビューをまとめた動画の上映で幕を閉じた。

 美術大学に進学した同スクール卒業生の一人は「茶道や華道などを通し”誰かに喜んでもらった”ことを強く覚えている。今の活動の中でも実際に使えるお茶碗を作るなど、制作に落とし込んでいる」と語った。

「大庭ふるさとかるた」完成 子どもの目線で地域題材に

 「そら似合う 大庭城址は 坂が急」「願い事 滝の沢不動 夢かなう」「ラーメンの 名店多し 大庭地区」――。大庭地区内7つの小中学校に通う児童生徒らが詠んだ5・7・5の読み札と絵札からなるかるたが先月完成した。

 湘南大庭地区郷土づくり推進会議の会員による「ふるさとかるたを創る会」が制作した。テーマに盛り込まれたのは「地元の魅力を再発見」。大庭地区の名所や穴場、特徴などを子どもの目線から取り上げ、かるたとして遊びながら郷土について学んでもらう目的だ。

 地区内の小中学校に作品募集をかけ、300を超える作品の中から44作品を選んだ。「大庭城址公園や引地川親水公園など、特定の地域に固まらないように選んだ」と同会は話す。春夏秋冬の情景が伝わる各地区の行事や「ついんばす」、「ポイすてなくし隊」など、この地ならではの風景が織り交ぜられた。

 2001年に「ふるさと歌留多」が地域住民によって作られていた。「立派なものだったが、あまり浸透しなかった」と同会は振り返る。20年以上が経過し、新型コロナ禍で行事が次々に中止されるなか、地域を活気づけるべく子どもの目線に立ったかるた作りを企画。23年に同会を立ち上げた。

 「地域学習の授業でも、教材として役立ててほしい」と同会。かるたは700部完成し、作品を寄せた各学校の全クラスと、作成を啓発するポスターを制作した藤沢西高校に寄贈された。現在は湘南大庭市民センターでも1部700円で販売されている。また、屋外で遊べるA3サイズのジャンボかるたも制作し、各種イベントでも通常のサイズとともに活用する予定だという。

受賞を喜ぶ出演者たちと鈴木恒夫市長(後列中央)

ふじさわ市民ミュージカル 2作連続の県入賞

 市内を拠点に活動する「ふじさわ市民ミュージカル」(伊藤弥生実行委員長)がこのほど、県主催の「かながわミュージカルアワード」で2位に輝いた。

 受賞したのは、昨年8月に第11回公演として披露されたオリジナル作品「Dear my friends」。「人の気持ち」が分からない主人公が友人との出会いや冒険を通じて成長していくストーリーだ。2022年には前作「ウィステリアのドラゴン」が同1位を獲得しており、2作連続の快挙となった。

 4日には出演者18人と関係者が鈴木恒夫市長に表敬訪問し、受賞を報告した。普段の練習場所についてなど市長からの質問に答えた。

 出演者たちは一人ずつ自己紹介をした後、劇中歌をメドレー形式で披露。身振りを交えながら、元気な歌声を響かせた。

 鈴木市長はパフォーマンスに「見ると元気になれる」と笑顔を見せ、「素晴らしい成績を連続で収められていることをうれしく思う。これからものびのびと成長し、やりたいことをやって周りに元気を与えてほしい」と激励した。

災害水洗トイレを設置する生徒

先輩の災害トイレで学びを 藤沢工科高校で防災教育

 県立藤沢工科高校で先月14日、昨年卒業した3年生が地元事業者とともに設置した災害用水洗トイレを活用した防災教育が行われた。

 当日は当時1年生の170人が参加。市内遠藤の三和工業(株)、茅ヶ崎市芹沢の(株)井戸屋が寄付した災害用水洗トイレを実際に組み立てた。また、工科高校らしく仕組みや機能に対する質問も盛んに飛んでいた。

 参加した生徒は「昔ながらの井戸の仕組みを使ったシンプルながらすごいモデル」と話した。

 同トイレは昨年度の3年生と両社が協力して設置。井戸水ではなくプールの水を利用して水洗化する仕様。担当した黒須智紀教諭は寄付への感謝を口にするとともに「学びはもちろん、避難所として地域の皆さんに貢献できる内容となった」と述べた。

“安全安心なまち”を築くには 警察署長に聞く

 県警は先月末、警察署長らの定期人事異動を発表した。同21日付で、藤沢署と藤沢北署にも新たな署長が就任。未だ被害が後を絶たない特殊詐欺や交通事故など市内の治安対策では課題が山積する中、”安全安心なまち”を築く道しるべは。トップ2人の仕事観や意気込みなどを聞いた。(聞き手は下井田実梨、舩橋岬)

広い視野で治安維持を

 ――これまで携わった部署を教えてください。

 「さまざまな部署を経験しましたが、おおむね刑事部でした。前任では横浜市中区にある県警本部で組織犯罪分析をしていました。署長は2年前に栄区で務めて以来、2度目です」

 ――警察官を目指したきっかけは。

 「進路を決めたのは高校生の時です。警察官は正義感がなければできない仕事であると認識していました。人の役に立つことが好きな自分の性格に合っているのではないかと思い、志望しました。今振り返ってみると適職だったと思います」

 ――苦労した点は。

 「基本的に仕事が好きなので、苦労を感じたことはあまりありません。ただ、今では成人した息子たちが小さいころ、刑事担当で現場に出ていましたので、急な招集で出かける約束を守れなかったことはつらかったですかね」

 ――休日はどのように過ごしていますか。

 「吹きガラスは、8年ほど続けている趣味です。コップやペーパーウェイト、皿、花瓶などを月に2〜3度作っています。制作中は手を動かし続けていなければ、溶けたガラスが下に垂れてしまいます。なかなか自分の思い通りにならないところに、しみじみと魅力を感じます」

 ――藤沢市の課題は。

 「増加する特殊詐欺の被害防止や交通事故防止などは他のエリアとも共通した課題として挙げられます。地域ならではのものですと、特に夏季の湘南エリアは海岸の人出が多いので、訪れる全ての人が安全で楽しく過ごせるような治安維持は大事だと感じます。覚悟をもって解決していかなければなりません」

 ――県内の新署長で唯一の女性です。意気込みを教えてください。

 「仕事をする上で女性だということは、例えば活発な人がいれば穏やかな人もいるというように、個人それぞれが持つ個性の一つに過ぎないと思っています。生活安全や刑事などいろいろな部署を経験してきたことを生かし、広い視野をもって取り組みたいです」

住みやすさの実感支える

 ――藤沢市との関わりや印象は。

 「5年ほど前まで藤沢市役所の防災安全部に出向し、海に面したまちの藤沢で重要な課題である津波対策を行いました。2020年東京オリンピックのセーリング競技の会場だった江の島の警備にも携わりました。藤沢は魅力のある良いまちであるという印象を持っています」

 ――これまでの職歴を教えてください。

 「警察官として今年で38年目を迎えます。前半の計10年間は機動隊員として勤めました。横浜で開催されたAPEC首脳会議や、日韓ワールドカップなどの大規模警備を経験しました。後半は厚生課で新型コロナウイルス禍の中、全県警署員のワクチン接種を担当しました。相模原署では副署長を務め、署長は藤沢署で初めて就任します。警察官として今年が最後の年でもあるので、集大成として頑張ります」

 ――警察人生38年間で特に印象深い出来事はありますか。

 「阪神淡路大震災の際に、兵庫県芦屋市での支援活動では、避難のため空き家になった住宅のパトロール活動を行いました。また川崎市の宮前署で警備課長として勤めていた際に東日本大震災が発生し、帰宅困難や計画停電による混乱から、初動対応の必要性も学びました」

 ――非常時の迅速な初動対応には、平時からどのような備えが必要となりますか。

 「災害が起こる可能性はこれからもあります。的確かつ迅速に動けるよう、関係機関との連携が常日頃から必要だと思います。また災害のみならず治安維持の側面でも、特殊詐欺などは金融機関や小売店に通報や警戒をしていただくよう協力を要請し、予防に力を入れていくことを心がけていきます」

 ――改めて新署長としての抱負をお聞かせください。

 「藤沢は他の地域から見ても人気の高いまちです。その魅力である住みやすさを住民の方がより実感できるよう、治安維持の面から支えていきたいと思います」

記者会見で抱負を語る南さん

ウスイ親会社「イエリスタHD」 イメージキャラに南明奈さん

 神奈川県下で不動産事業を手掛けるウスイホームホールディングス株式会社の親会社である株式会社イエリスタホールディングス(木部浩一代表)は4月3日に横浜市内で記者会見を開き、同HDのイメージキャラクターにタレントの南明奈さんが就任したことを発表した。南さんは横浜市出身で現在は子育て真っ最中。ファミリー層へのアピール力もあるとされ、起用された。南さんは「地元企業のキャラになれてうれしい。神奈川県の良さや住み心地を伝えていければ」と抱負を話した。

 同HDはウスイグループと県西エリアで事業展開しているハートグループ(茅ヶ崎市・島崎亮代表)の持ち株会社として昨年設立。ウスイが県東部を得意としていることから、両社で県内全体をカバーし総合不動産として県内ナンバーワンを目指している。

 業務効率や認知度向上を目的に今年5月中下旬を目途に、みなとみらいにオフィスを開設する予定。主に富裕層や国内投資家を対象にした「ウェルスマネジメント部」を新設し、収益物件やリゾート地などの紹介を手掛けていくという。

新社会人の門出祝う 商議所 合同入社式に31人

 地元16社が参加した藤沢商工会議所(増田隆之会頭)の合同入社式が3日、藤沢商工会館で行われ、新社会人31人の門出を祝った=写真。

 当日は同商議所正副会頭に加え、来賓として鈴木恒夫市長も参加。主催者代表としてあいさつに立った増田会頭は「将来のイメージ、夢を忘れないよう書き留めて思い出しながら頑張ってほしい」などとエールを送った。

 新社会人代表を務めた湘南グリーンサービスの村越隼人さん(20)は「わからないことも多いけど、これから自分のものにして、率先してできるようになりたい」と意欲を語り、湘南ユナイテッド藤沢の宮代寿々さん(20)は「バスケが好きで入った。早く皆さんの力になりたい」と決意を述べた。