多摩版【4月17日(木)号】

多摩市 「こども誰でも」利用園増加 昨年度4から13に

 多摩市は、就労の有無に関わらず、保育所などに通っていない子どもを幼稚園や保育園などに預けられる制度「多摩市こども誰でも通園事業」=画像を今年度も試行実施している。昨年度、東京都26市では初めて市内の民間実施園4園で始めた制度で、今年度は13施設に増加した。受入開始時期は園によって異なる。

 昨年度からは始まった同制度の対象者は、幼稚園や保育所などに通っていない、または在籍していない乳幼児(市内在住の6カ月から3歳未満)。受け入れ月齢は各園で異なるが、保育の必要性の有無に関わらず、一定期間の受け入れをしてもらえるとあって、昨年度から利用者には好評だった。

 今年度はすでに、昨年度から継続する4園と「多摩市子ども家庭支援センターたまっこ」が継続実施し、すでに受け入れを開始した。そのうち1園は昨年秋に受け入れを休止していたが、今年度から再度実施する。利用者の増加を受けて事業を開始したたまっこも継続する。市が当初計画していたとおり、今年度は8園が追加され12園と、たまっこを加えた13施設で実施される。受入開始時期は準備ができ次第、始まるという。

 今回の事業では、国の制度は1カ月10時間までとなっているが、多摩市は東京都の「多様な他者との関わりの機会の創出事業」と合わせたハイブリッド方式を導入しており、国の10時間を過ぎた人は都の制限(最大160時間)に移行し、1日8時間、月160時間利用することができる。

 利用者からは「双子を育てるのは大変で預けると楽になる」「心に余裕ができて家事や掃除に専念できる」「2人目が生まれると、下の子にばかり手がかかってしまうが、下の子を預けることで上の子と向き合うことができる」などの声があがっており、多様な働き方やライフスタイルを送る家庭への支援につながっている。また、子どもがさまざまな経験をしたり同世代の子どもと関わる機会を創出するねらいもある。

 利用には、保護者が市に申請する必要がある(原則公式HPからの手続き)。市から保護者に資格者証が発行された後、園との面談などを経て利用開始となる。

 今年度の実施施設、対象月例、時間、受け入れ開始時期、住所、電話番号、料金などは市の公式ホームページで公開されている。

協定式に臨む(左から)阿部市長、坂口弘基多摩郵便局長、持田玄久多摩貝取北郵便局長

市内郵便局 地域発展推進へ 市と連携 114個のポスト活用も

 多摩市はこのほど、これまで以上の連携を強めようと市内15カ所の郵便局と「地域発展の推進に関する包括連携協定」を締結した。締結式には阿部裕行市長や各局の郵便局長らが参加し協定を結んだ。地域住民の安全対策や情報発信などについて連携しながら取り組んでいく。

 日本郵便株式会社(市内15カ所にある郵便局)はこれまで個別に、子ども110番の取り組みや児童・生徒の郵便局見学・職場体験の受け入れ、道路・公園などの損傷カ所の報告、広報物の掲出などについて、市への協力を行ってきた。市は今回の協定により、市内15カ所の郵便局との連携を強め、地域活性化と市民サービスの向上をめざすねらいがある。

猛暑対策も

 連携事項は、地域の安全・安心、防災に関すること、未来を担う子どもたちの育成、高齢者・障害者支援に関すること、市政情報の発信・PR、環境、産業及び観光に関すること、相互が必要と求める事項に関することなど多岐にわたる。

 具体的には、高齢化が進む中、各郵便局がクールシェルターのような役割を担い、猛暑の際には駆け込むことができるようになっている。また、市内に114あるポストは、公益な情報を発信するツールとしてステッカーなどを貼り協力していくという。

 連携強化と地域の持続的な発展に貢献をしていくことが目的で、今後は定例会議を実施し、毎年度、進行具合を管理しながら連携事業の推進を図っていく。阿部市長は「市内の郵便局は身近で、日常には欠かせない場所になっている。郵便局長をはじめ、それぞれの郵便局が地域に関わっている存在だと思っている。各連携のほか、ポストを活用した取り組みを進める」と話した。

 多摩センター郵便局の前局長で、多摩東部地区連絡会の前統括局長だった高木淳光さんは「われわれ郵便局は150年以上にわたって培ってきたお客様や地域の信頼のもとにさまざまな事業やサービスを行っている。地域を支える会社であり続けることを使命として、みなさまに気軽に足を運んでいただき、より親しみを感じてもらえる存在としてこれからも取り組んでいく。私たち郵便局が有する人的、物的資源を活用しながら、市民のみなさまが安心安全に暮らせる地域づくりをめざす」と協定に対する思いを語った。

4月19日にパルテノン多摩でリサイタルを開催するピアニストの 西尾 結子さん 鶴牧在住

演奏通し地域を幸せに

 ○…誰もが耳にしたことがあるような曲を集めたピアノリサイタルのステージを控え、準備に余念がない。2020年はコロナ禍で中止に。昨年に再企画するも家族の病により延期になっていた舞台は6年ぶりの開催となる。「ようやく名曲物語の続きのページがめくれるとあって感慨深いです」と目を輝かせる。「クラシックの美味しいとこ取りをしたコンサート。一緒に楽しんでほしいですね」

 ○…5歳の時にピアノを始めてからはピアノ漬けの日々に。大学の音楽科卒業後はフランスに短期留学してピアノを学んだ。「幸いにも先生に恵まれ、偉大なピアニストたちに教えてもらうことができた」。2002年にプロ演奏家団体「多摩市音楽家協会」を設立し代表に就任。親しみやすさをモットーにホールや公民館、学校などで演奏会を開いてきた。また音楽事務所に所属し、演奏の仕事を続けている。

 ○…都立高校の国語教師をしていた父の影響で多摩地域の転居が多かった。高校生の時、鶴牧に住み自然に包まれる中、多摩センター駅まで自転車で通った。「駅前には何も無かったのに急に発展していった。住みやすいまちになりましたよね」。今は夫と二人で暮らし、鉱物鑑賞が楽しみの一つ。「山梨県まで水晶の掘削にいったこともあるんですよ」と笑う。

 ○…今回のおすすめの曲は『ラプソディ・イン・ブルー』だ。「どの曲も大好きですが、自由な雰囲気の中に緻密な計算があって、演奏していて毎回わくわくするんです。今回も演奏します」と声を弾ませる。これまでの音楽活動を支えてくれた地元の人への恩返しがしたいとの思いが強い。「私の演奏を通して、少しでも元気になったり、幸せな気持ちになっていただけたら」

参加募集 認知症について考える 5月20日、中央図書館で

 人生100年講座「認知症ってなぁに?」=画像=が5月20日(火)、多摩市立中央図書館活動室1で開催される。午後2時30分から3時30分まで(2時開場)。唐木田エリアで認知症カフェを運営している社会医療法人河北医療財団と多摩市多摩センター地域包括支援センターの共催による特別編。現在、参加者を募集している。「受診をためらう方へ。ひとりで悩まず、正しい知識で安心と希望を。」をテーマとした講座。

 講師は天本病院の院長で医学博士の及能克宏氏が務める。及能氏は外来から入院診療、在宅医療まで日々多くのシニア世代の地域住民と向き合っている。

 内容は「認知症と単なる加齢との見分け方」「早期受診・早期診断はなぜ重要?」「診断後も自分らしく生きるために」などとなっている。

 参加費無料。定員は40人(予約制)。申込み・問合せは同財団広報課【電話】042・310・0323(平日9時〜17時)。

各地で桜まつり

 3月下旬頃から開花し始めた市内の桜。4月6日には聖蹟桜ヶ丘駅周辺=写真上、多摩センター駅近く乞田川周辺=写真下=で恒例の桜まつりが開かれ、多くの催しや企画が行われるなど、たくさんの地域住民でにぎわっていた。

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ホールに歌声を響かせた沢木さん

舞台俳優 沢木さん 老人ホームで力強い歌唱

 セコムグループが運営する有料老人ホーム「コンフォートロイヤルライフ多摩」(町田市)で先ごろ、東宝・劇団四季を経て現在フリーの俳優として活躍中の沢木順さんによるコンサートが開催された。

 東宝ミュージカル『ファンタスティックス』で主演デビューし、『マイフェアレディ』ほか、劇団四季では『オペラ座の怪人』等数多くの舞台に出演してきた沢木さん。コンサートでは、昭和歌謡や父で作曲家の八洲秀章さんの楽曲『さくら貝の歌』、『あざみの歌』などを披露。会場を巻き込むトークと響き渡る力強い歌声に、観客は盛り上がりを見せた。

 沢木さんは「温かく迎えてくださり、まるで劇場のように歌うことができた」と微笑み「演劇の楽しさをすべての人に伝えたいと思い活動している。劇場になかなか足を運べない人たちの力になれていればと思う」と話した。観覧した入居者の1人は、「思いもしない素敵な歌を聴くことができた」と笑顔を見せた。

 同施設では、館内で生演奏を楽しんでもらおうと不定期でコンサートを開催。地域に根ざした施設として地元アーティストの発表の場にもなっている。

多摩中央公園が開園 多くの人出でにぎわう

 多摩センターエリアにある多摩中央公園が4月5日、全面開園した。約2年間にわたる改修工事が完了し、公園内の歩道が開放されたほか、建設やリニューアル工事が進められていたグリーンライブセンター、旧富澤家、レストラン、インクルーシブ遊具など各施設がオープンした。

 開園に先立ち行われた記念式典には、阿部裕行市長や千葉正法教育長など来賓や関係者などが参加した。

 鶴牧中学校吹奏楽部による記念演奏が行われた後、阿部市長は「リニューアルオープンに感激して胸がいっぱいです。パークライフショーなどを盛り上げてきた市民のみなさま、Park―PFI制度(公募した民間事業を選定する公募型管理制度)で公園を作ってきた企業のみなさまに感謝を申しあげます」とあいさつした。

 その後、南鶴牧小学校の児童による記念合唱=写真、テープカットが行われると、公園が開放され、待ちわびた多くの利用者が公園内を散策したり、遊具で遊んだりしている姿が見られた。

姉妹で紙芝居を披露(上)、大勢の鑑賞者の前で実演する児童(下)

児童12人が紙芝居に挑戦 恵泉女学園 岩佐さんが講師

 レイチェルさんのわくわく紙芝居シアター連続講座が3月22日と29日、市立中央図書館で行われた。講師のレイチェルさんは恵泉女学園大学客員教授で平和紙芝居研究会KPKA(クプカ)の顧問を務めている岩佐玲子さん。

 クプカは同大学の学生が研究会として紙芝居を披露し始めたが、今回は小学生を対象とした「小学生のためのワークショップ」を実施。西落合小学校学童クラブの児童を中心に定員を上回る12人が参加した。

 初日は、参加者が好きな紙芝居を選んで実演の基本を学び、練習を行った。

 練習は紙芝居のコツである「はっきりゆっくり読むこと」「始めと終わりにお辞儀をゆっくり丁寧にすること」「紙芝居を大切に扱うこと」などを中心に行われた。岩佐さんは「どの児童もすぐにその大切さを理解してくれました」と話す。

 そして、2回目にはリハーサルをした後、順番に紙芝居を発表していった。岩佐さんは「参加者はほとんど初心者でしたが、思い思いの表現で会場をわかしてくれました。紙芝居を鑑賞した方たちからは、子どもたちの堂々とした紙芝居アクター振りに称賛していただき和やかな雰囲気の中でワークショップをすることができました」と振り返った。

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五十嵐監督作品を上映 5月3日、ベルブホール

 TAMA映画フォーラム実行委員会による特別上映会が5月3日(土)、永山公民館ベルブホールで開催される。今回の上映作品は五十嵐耕平監督の「SUPER HAPPY FOREVER」。

 五十嵐監督は、第67回ロカルノ国際映画祭新鋭監督コンペティション部門正式出品作「息を殺して」や第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門に正式出品されたダミアン・マニヴェル監督との共同作「泳ぎすぎた夜」などの代表作がある。

 上映時間は【1】午前10時30分から【2】午後1時から【3】4時から【4】6時から。【2】の上映後には五十嵐監督がゲスト登壇し、トークを行う(【2】鑑賞者が対象)。料金は一般が前売1000円、当日1200円、TAMA映画フォーラム支援会員、子ども(小学生以下)障害者と付添者1人は前売・当日800円。チケットはオンライン購入(クレジット決済):teket(テケト)https://teket.jp/10219/48623。窓口(永山公民館、関戸公民館)では一般チケットのみ販売。

 問合せは永山公民館内TAMA映画フォーラム実行委員会【電話】080・5450・7204。

【作品の紹介】

 2023年8月19日、伊豆にある海辺のリゾートホテルを訪れた幼馴染の佐野と宮田。まもなく閉館を迎えるこのホテルではベトナム人の従業員たちが、ひと足早く退職日を迎えようとしている。5年前にここで出会い恋に落ちた妻・凪を亡くしたばかりの佐野は、妻との思い出に固執し自暴自棄になっていた。そんな姿を見かねて宮田は友人として助言するものの、あるセミナーに傾倒している宮田の言葉は佐野には届かない。二人は少ない言葉を交わしながら、閉店した思い出のレストランや遊覧船をめぐり、かつて失くした赤い帽子を探し始める。

来場を呼びかける西尾さん

ピアノリサイタル パルテノン多摩で「名曲物語」 市内在住、西尾さん出演

 市内鶴牧在住のピアニスト西尾結子さん=人物風土記で紹介=による「名曲物語10 西尾結子ピアノリサイタル」が4月19日(土)、パルテノン多摩小ホールで開催される。午後2時開演(1時30分開場)。

 「名曲物語」は誰もが知っているであろう、耳になじんだクラシックの名曲を披露するシリーズ。今回で9回目となるが、コロナ禍や家族の病気で突然の中止、延期が続いたことから、改めて「Vol.10」として開催することにしたという。

 曲目はベートヴェン「ピアノソナタ熱情」、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」、ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」、ショパン「ピアノ協奏曲第2番より第2楽章ラルゲット」ほか。西尾さんは「バロックからロマン派、印象派、そして最後はジャズのエッセンスも加わるので、時代を超える音楽の旅のようなステージです」と話す。

 西尾さんは「地元の方に支えられて活動することができている。今後はすべてのコンサートを無料で開催していきたいと思っています」と感謝の気持ちを表す。今回も入場は無料(全席自由・予約不要)。未就学児及び小学生の入場は不可。

 問合せはヴィヴァヴォーチェ【電話】070・6637・1288。

入園式で笑顔

 緑ケ丘幼稚園(有馬篤樹園長)で4月5日、入園式が行われた。式には141人の入園児が家族と参加していた。終了後は桜の木の下で、同園のマスコットキャラクター「きらりん」「ここちゃん」と笑顔で記念撮影する姿が見られた=写真。

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永山で上映会「花束」 5月30日、ベルブホール

 エグゼクティブプロデューサー岩井俊二、音楽SUGIZO、監督サヘル・ローズの組み合わせで製作された映画「花束」上映会が5月30日(金)、永山公民館ベルブホールで開催される。午後6時30分から(10分前開場)。参加費は1000円。主催はハーモニークラブ。

 様々な感情や思いを抱きながら児童養護施設で育った8人の若者たち。傷つきながらも笑顔を絶やさない彼らが抱える孤独。一人ひとりが記憶を紡ぎ、心のかけらを彼ら自身が全身全霊で表現するドキュメンタリーでもフィクションでもない実験映画「花束」。

サヘル・ローズさん講演

 監督のサヘル・ローズさんは「今、施設にいる子どもたち、家族がいてもいなくても苦しんでいる全ての大人へ、彼らの表現『花束』を受け取っていただけたら幸いです」とつづっている。

 上映会終了後にはサヘル・ローズさんの講演会(午後7時30分)も行われる。定員は120人。問合せは子どもの居場所リバティ【電話】042・400・0855(平日9時〜13時)。参加希望者はは申込みフォームから。

真剣そのものの稽古風景=3月22日・北野市民センター

社会人劇団ヨロコンデ 10周年公演 稽古に熱 観客参加型劇 7月より公開

 八王子を拠点に活動する社会人劇団「パフォーマンス集団ヨロコンデ」(倉上由香代表)が旗揚げから10周年の節目を迎え、7月から始まる記念公演に向けて熱の入った稽古に励んでいる。3月22日には北野市民センターで公開稽古を披露した。

 ヨロコンデは2015年に市民劇団から独立した3人を中心としたメンバーで「自分たちでオリジナルの作品をやろう」と発足。観客を喜ばせ、自分たちも喜んで活動する団体を目指して命名したという。以来、市内で舞台公演や演劇ワークショップを開催するなど精力的に活動し、19年に初めて体験型演劇「銀河鉄道の夜」を公演。観客が物語の登場人物の一人としてセリフを読み上げることで、より深い没入感を感じられるというユニークな朗読劇を生み出した。コロナ禍で集まっての稽古や公演が難しくなった際も、ビデオ通話アプリで戯曲の読み合わせを行うなどオンライン稽古を取り入れて演劇の種火を守り続けてきた。

 10周年を迎えた今年、記念に大きな会場で公演を催すことも考えたが、「これまで地域密着で活動してきた志を変えず、小さくてもできる範囲で地域を巡って公演をしよう」と7月から10月にかけて、市内の市民センターなどを会場に6公演を実施することを決めたという。

ホームズが事件解決

 記念公演は、観客参加型ミステリー劇「ミス・シャーロック・ホームズの憂鬱」。いずれも女性の名探偵ホームズと助手のワトソンが殺人事件の謎を解いていく物語で、希望した観客がセリフを読める登場人物も用意されている。またホームズファンならニヤリとできるような要素も散りばめられているという。脚本・演出も担当する倉上代表は「演劇を観るだけでなく、体験する楽しさを気軽に味わってもらえれば。おかげさまで10年の節目を迎えることができた。これからもできる限り長くお客様と一緒に喜びながら活動していきたい」と話した。

 公演の詳細は劇団HP(「八王子 ヨロコンデ」で検索)で確認を。

過去にも演じてきた「白雪姫と7人の小人たち」

多摩FS 7度目の「白雪姫」 27日、ヴィータホール

 多摩市を中心に活動する児童合唱団「多摩ファミリーシンガーズ(FS)」による演奏会「白雪姫と7人の小人たち」が4月27日(日)、関戸公民館8階ヴィータホールで開催される。指揮・構成は代表の高山佳子さんが務める。

 第1部ではオープニング曲、言葉の歌、シュトラウス生誕200年「美しく青きドナウ」を披露する。第2部に合唱ファンタジーとして「白雪姫と7人の小人たち」を演じる。同作品はグリム童話をもとに作られた美しい音楽劇。多摩ファミリシンガーズでは7回目の上演となる。「メルヘンの世界をお楽しみください」と高山代表。

 開演は午後2時(開場30分前)。入場料は大人1500円、高校生以下500円(全席自由)。問合せ・チケット申し込みは多摩ファミリーシンガーズ事務局【電話】042・375・8558。

相続・終活セミナー 唐木田駅前郵便局

 人生100年時代に家族で考えたい相続や終活。そんな人のために定期的にセミナーを開いている郵便局がある。

 無料終活セミナーが4月24日(木)に唐木田駅前郵便局(小野勝局長)で開催される。社会福祉士で終活カウンセラーでもある小野局長が講師を務め、「家族に笑顔がのこる終活を」をテーマに行う。午前10時から正午まで。介護や相続、葬式など多岐にわたる終活についてエンディングノートを活用しながら説明してくれる。

相続の現状について

 無料相続セミナーも4月26日(土)、同局(小野勝局長)で開催される。相続対策の一般的な概要を、講師を務める相続診断士でファイナンシャルプランナーの小野局長が解説する。午前10時から正午まで。

 税制改正のポイント、相続の現状や手続きのポイントなどを話す。

 定員は各セミナー申込み先着9人。定員になり次第終了。問合せ・申込みは同局【電話】042・389・4816へ。