海老名・座間・綾瀬版【4月18日(金)号】
「ロープ滑り」を設置する予定の坂と澁谷代表

綾瀬市深谷中 「遊びの森」未来へ 7月にもリニューアル

 綾瀬市のドリームプレイウッズ(深谷中7の3071)で工事が行われ、7月にもリニューアルオープンする。地元有志が整備した子どもの遊び場で、恒久的な施設として受け継がれるよう市が土地を取得。4月1日からは、管理運営委員会が指定管理者として活動している。

 ドリームプレイウッズは約2500平方メートルの森と、道路をはさんだ向かいにある広場(630平方メートル)からなり、太く高い竹に包まれている。2002年に森を開いた一人が「おやぶん」と慕われる澁谷敏夫さん(78)だ。

 90年代、テレビゲームの影響なのか外で遊ぶ子どもを見かけなくなった。建築業界で働いた経験もあり「子どもが自由に遊べる秘密基地のような場をつくろう」と土地を探していたところ、貸与してくれる地権者が現れた。ゴミが捨てられていた竹藪を4人の仲間と清掃し、少しずつ遊び場の森へ変えていった。

遊びを創る子どもたち

 整備をしていると通りがかりの子どもが一人二人と遊ぶようになり、ちゃんばらごっこや隠れ家づくりを始めた。「遊具がなくても次々に遊びを考えてしまう」と澁谷さん。

 園内に掲示されるスローガンは「ケガと弁当は自分持ち」。管理運営委員会を立ち上げ、遊具の修理や見守りなどを続け、季節イベントも企画。やがて遠方から遊びに来る子も交じり、かつてここで遊んだ子が親になり、子どもを連れてくるようになった。

 これまでの取り組みが評価され、8年前には内閣総理大臣表彰も受けている。

 市ではこの森を恒久的な遊び場にするため、森の敷地を取得。さらに隣接する広場を土地所有者が市に寄付した。

 1年ほど前からの工事で、園内には管理棟を建てて管理人を常駐にしたほか、敷地内の崖を補強した。7月オープンの目玉は、公園にはない手作り遊具の数々。木の枝でぶら下がり、ロープを滑り降りるスリル満点の遊具や、竹林に浮かぶ大型ハンモックなどを整備している。入園はこれまで通り無料。駐車場あり。

問い合わせはドリームプレイウッズ【携帯電話】080・7346・4650、綾瀬市こども未来課【電話】0467・70・5655へ。

金メダルと賞状を手にする馬場さん

Squash Magic所属馬場律英さん スカッシュで全国制覇 U11に続き2年ぶり

 海老名市の「Squash Magic」に所属する馬場律英(おとひで)さん(12・町田市)がこのほど、新横浜で行われた全日本ジュニアスカッシュ選手権大会「13歳以下部門」で優勝。2年前の「11歳以下の部門」に続く全国制覇となった。

 スカッシュはイギリスで生まれた室内ラケットスポーツ。4面の壁で囲まれたコートの中で、小さいゴムボールを交互に打ち合い得点を競う。

 「第29回全日本ジュニアスカッシュ選手権大会」は、スカッシュのジュニア選手が目指す最高峰の大会。3月28日から30日にかけて、新横浜で開催された。馬場さんが出場したのは「13歳以下の部門」。初戦、2回戦は相手を寄せ付けず、順調に勝ち上がった。

 準決勝、決勝では相手にポイントを許す場面もあったが、要所でしっかりと勝ち切り優勝を果たした。「昨年12月に出場した大会ではミスショットが多く4位に終わった。今回は冷静に試合を運ぶことを心掛け、優勝することができた」と馬場さんは話す。

「海外で戦える選手に」

 馬場さんがスカッシュを始めたのは小学2年生の時。3歳の頃からテニスを習っていたが、小柄な体格なこともあり、母から「小さい体を生かせるのでは」というアドバイスがスカッシュとの出合いとなった。

 「後ろから来るボールを打つなど、テニスにはない跳ね返りを考えるのが楽しい」と話す馬場さん。すぐに頭角を現し、2年前の全日本ジュニアスカッシュ選手権大会「11歳以下の部門」で優勝、昨年の「13歳以下の部門」では準優勝を果たしている。

 現在、所属クラブで週7回の練習に励んでいる馬場さん。今後の目標は「U15(15歳以下の部門)での優勝です。シニアでも優勝し、海外でも戦える選手になりたい」と思いを話す。

このほど大和警察署の第58代署長に就任した 松本 和彦さん 大和市中央在勤 58歳

市民の地元愛に応える

 ○…前の署長は1つ年上の先輩で「大和、綾瀬には協力的な市民の方たちが多いと伺った」。実際に地域をまわる中で、「お会いする皆さんから地元愛を感じた」といい、「だからこそ大和署管内の安心と安全を守り抜きたい」と力強く語る。着任当初の訓示では署員たちに「職場は明るく、仕事は妥協せず」を求めた。110番通報件数が県下一という地域での舵取りが始まった。

 ○…横須賀市に生まれた。父と伯父が警察官だったこともあり、小学生のころは親の背中を見ながら剣道の腕を磨いた。「おのずと警察官を志すようになっていた」と学生時代を懐古。交番勤務を経て、おもに知能犯らと対峙する刑事として多くの時間を過ごした。署長の任に就くのは今回が初めて。「伯父は大和署の第35代署長だった。多くの先輩たちから引き継いだタスキを次代につなぎたい」

 ○…趣味はツーリング。1200ccのオートバイが愛車だが、いつ、どこから呼び出しがあってもおかしくない立場ゆえ、遠ざかって久しい。その分、今は読書がリフレッシュの時間になっているそう。「活字を追いかけている時は、ほかのことを考えず、物語にだけ集中できる」。ジャンルは偏らず、歴史、文化、スポーツなど幅広く読んでいる。ただ、「定年後はふたたびバイクを走らせたい」と明かす。

 ○…大和署長に就任する少し前に、58歳の誕生日を迎えた。警察官として歩んできたこれまでを振り返ると、「やはり妻の支えがあったから続けられたと思う」と頭を下げる。これから先にある第二の人生にむけ「時間に余裕ができたらまずツーリングを再開したい」。それともう一つ。妻への恩返しとして、「新婚旅行以来のハワイを、二人で訪れたい」。

古地図で巡る大山道 企画ガイドの参加募集

 NPO法人海老名ガイド協会(古賀純子会長)が現在、5月18日(日)に行う企画ガイド「古地図でめぐる柏尾通り大山道と門沢橋村」の参加者を募集している。

 門沢橋は海老名市の最南西に位置し、相模川越しに富士山や大山を見ることができる場所。かつてあった「戸田の渡し」は、江戸時代の浮世絵師・安藤広重の作品『相州大山道中戸田川之渡』にも描かれている。

 当日はJR相模線門沢橋駅に集合。受付時間は午前8時45分から9時。天満宮、世継橋のほか、正覚寺・渋谷神社、戸田の渡し碑などを巡り、門沢橋自治会館で午後0時30分ごろ解散となる。参加費500円(資料、保険代など・中学生以下無料)。小雨決行。申し込み締め切りは5月15日(木)。先着30人。(問)NPO法人海老名ガイド協会・竹山さん【携帯電話】080・7995・1970(午前9時から午後7時)、またはメールteruteru_1724@yahoo.co.jp

「史跡の中で遊ぼう」 26日、相模国分寺跡

 相模国分寺跡(海老名市国分南1の19)で4月26日(土)、「あそびのひろば」が開催される。海老名市教育委員会主催。

 当日は広い史跡の中でトランポリンやバランスボールを使った遊びができるほか、昔ながらの遊具の貸し出しもある。申し込み不要。午前10時から午後1時まで(雨天中止)。対象は1歳児から小学生(小学2年生以下は保護者同伴)。参加費無料。駐車場はないため、自転車や公共交通機関の利用を。

 (問)海老名市教育総務課【電話】046・235・4925、海老名市温故館【電話】046・233・4028(当日)

10基の太鼓が並んだ屋台 雨の中懸命に叩く

海老名 3団体、息をあわせて 弥生神社の例大祭

 海老名市国分北の弥生神社で4月12日と13日に例大祭が開かれ、境内にお囃子の音が響いた。13日は雨だったが、神輿が海老名駅周辺まで練り歩き、境内の屋台には10基ほどの締太鼓が並び、上今泉と柏ケ谷、国分の囃子が曲の「岡崎」などを息を合わせて披露した。

 3つの団体が並んで叩くのは年内でも同神社の例大祭だけ。柏ケ谷中学校3年生の若林泰芽さん(柏ケ谷はやし保存会)は「様々な神社で叩けるのがお囃子の面白さ。3つの団体が集まる機会は珍しく楽しい」と話した。向田正好さん(77)はお囃子の活動について「地域の横のつながり作りにも情報交換にもなる」と話し、国分囃子保存会の飯田英榮さん(83)は「少子化の影響もあるが、お囃子に入れば得られるものも大きい。今日は雨は降ったが練習の成果を見てもらういい舞台だ」と晴れやかに語った。

綾瀬市立図書館 29日に書庫開放

 綾瀬市立図書館で4月29日(火)、「としょかんフェスタ」が行われる。「いきなりおはなし会」や「書庫開放」など。

(問)同図書館【電話】0467・77・8191

開所を控える建物(=15日撮影)

ひばりが丘交番 一新 座間市の東側 18日開所

 座間市の「ひばりが丘交番」が4月18日に開所式を迎える。

 老朽化による建て替えで、昨年7月から工事が行われていた。市内に5カ所ある交番のうちのひとつで、最も東側に位置している。

 新しい交番には、これまでなかった女性用の休憩室が設置された。基本的に警察官3人体制で運用される予定で、管轄エリアは小松原2丁目とひばりが丘1〜5丁目、東原1・2・4・5丁目、さがみ野2丁目、栗原の一部(市道38号東側と日産自動車座間事業所)。

 エリア内には国道246号やコストコ、ビバホームなどの商業施設や住宅街が広がる。座間警察署では「市民の皆様が訪れやすく、親しみを持っていただける交番にしたい」と話している。

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2025年度、1回目の小規模事業者持続化補助金の情報(暫定)公開にあわせ、川崎中小企業診断士会では小規模事業者や個人事業主らを対象に4月25日(金)、溝の口にあ... (続きを読む)

おはよう市場開催 国分寺台で27日

 海老名市の国分寺台中央商店会(関野和彦会長)は、4月27日(日)に朝市の「国分寺台おはよう市場」を開く。午前8時から売り切れ次第終了。

 当日は、野菜や鮮魚、たまご、総菜などを販売する。ポップコーンの振る舞いやキッチンカーもある。8時30分から、参加無料のエクササイズやズンバの体験イベントも。大道芸人見習いのしんさくさんが来場し、大道芸を披露する。

 (問)関野会長【電話】046・231・6745

交配機でなでるように花粉をつける二見さん(4月14日撮影)

「おいしい梨になれ」 海老名市内で受粉作業

 今月上旬、ソメイヨシノの開花に重なるように梨の花が開花した。海老名市門沢橋の二見農園では1週間かけて受粉を行い、二見昌実さん(53)が柔らかな毛がついた交配機で、なでるように花粉をつけていった。

 花粉は異なる樹木に咲いた花のおしべを集めて採取したもの。赤い色の粉を混ぜており、花粉をつけた花は印をつけたように分かる。

 受粉作業と同時に余計な花を摘む作業もある。実をつける部分を選んで育ちやすくするためで、木をいたわり、葉を伸ばす目的もある。7月下旬には「香麗」が収穫を迎え、8月に「幸水」や「豊水」などが順次食べごろになる。二見さんの農園はすべて直売。「たった一度の収穫のために1年間世話を続けます。お客様の笑顔が励み」と話していた。

持ち寄った花を生ける参加者

海源寺で「花供養」 海老名市華道協会

 海老名市華道協会(飯島綾香会長)は、釈迦の生誕を祝う「花まつり」に合わせ、4月8日に海老名市中新田の海源寺で「花供養」を行った。

 この行事は、市内の華道団体の会員が、日々の活動の中で用いた花きの命を弔おうと始めた。毎年同日に行っており、今年で48回目。

 当日は、華道協会会員や地域住民約50人が参加。各参加者は数輪ずつ花を持ち寄り、同寺の竹本明生住職による読経に合わせて花瓶に生け、手を合わせた。

 会場では、華道の流派「草月流」部会長の今西文翠さんによる代表献花も実施。大作を生け、花々を供養した。

 今西さんは「お稽古をするためにはお花が必要。お花への感謝の思いを込めて生けた。今日の思いを忘れずに、精進していきたい」と抱負を語った。

 飯島会長は「多くの方にお越しいただき、とてもありがたい。この行事をきっかけに、お花に親しみを持ってもらえたら嬉しい」と話した。

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以前の開催時の取組

わんぱく相撲参加者募集 20日締切 座間青年会議所

 座間青年会議所では5月4日の大凧まつりの会場(相模川グラウンド)で開かれる「第39回わんぱく相撲座間場所」の出場者を募集中。

 対象は座間市内または市近郊在住・在学の小学生の男子。希望者は4月20日(日)の締切までに座間青年会議所ホームページの申込フォームもしくは申し込み書に記入し【FAX】046・254・2828に送信を。当日の開催時間は午前10時から午後4時。雨天時は座間小学校体育館で開催。

(問)中村さん【携帯電話】080・3316・2599 

河の手ギャラリー 春季展 19日から27日まで

 海老名市河原口の「河の手ギャラリー」で、4月19日(土)から27日(日)まで「春季展」を開催する。午前10時から午後4時まで。入場無料。24日(木)は休館日。

 会場では、絵画や陶器を中心に、写真や竹細工、書など様々なジャンルの作品が約50点展示される。期間中に並ぶ作品は、同ギャラリー代表の飯島廣さんが長年の活動を通じて知り合った人々が手掛けた。

 飯島さんは「面白いと思える作品がきっとあるはずです。興味のある方はぜひお越しください」と話している。

 同ギャラリーは、小田急線とJR相模線の厚木駅から相模川方向に徒歩1分。レトロな駅名看板が目印。

 (問)飯島さん【携帯電話】090・7282・8984

綾瀬市役所で4月17日から21日まで、書道協会展

 綾瀬市役所7階市民展示ホールで4月17日(木)から21日(月)まで、綾瀬市書道協会展が開催される。

 あやせ市民芸術鑑賞事業の一環として行われる同展。期間中、同会会員の力作が展示される。開催時間は午前10時から午後4時30分まで(初日は午後1時から、最終日は3時まで)。

 (問)綾瀬市生涯学習課【電話】0467・70・5670

詐欺を防いだ茂木さん(左)と熊崎署長

JAさがみ海老名支店 特殊詐欺を阻止 海老名署から感謝状

 海老名警察署(熊崎豊署長)は4月14日、特殊詐欺の被害を未然に阻止したとして、さがみ農業協同組合海老名支店(中山さよ支店長)に感謝状を贈呈した。

 同支店は、4月2日に送金方法を尋ねてきた高齢女性に対して、積極的に声をかけた。送金理由を確認したところ、「警察を名乗るものから指定された口座に振り込めと言われた」と話したことから詐欺だと判断。警察に通報し、被害を未然に防いだ。

 窓口で被害者を対応した茂木共さん(23)は「普段からお客様と親身な関係性を築くことを心掛けている。詐欺に気づき、被害を防ぐことができて本当に良かった」と話した。

 熊崎署長は「金融機関の窓口の方は詐欺を防ぐ最後の砦。日ごろからの防犯意識が高かったからこそ被害を防げたのだと思う。本当にありがたい」と感謝を述べた。

海老名市の永池川で5月6日に「観察会」、参加者を募集中

 永池川川歩きの会が、5月6日(火)に行う「水生動物の観察会」の参加者を募集している。

 永池川は海老名市内を流れる川で唯一市内に水源がある川。当日は同会メンバーと川に入り調査を行う。対象は4歳以上(低学年まで保護者同伴)。定員30人。午前9時30分から正午。海老名市美化センター集合。参加費100円(保険料)。5月2日(金)締切。

 (問)同会【電話】080・3396・7657(樋渡さん)

80人による詩吟の「温習会」 4月27日 海老名市文化会館

 海老名市吟詠連盟(井澤國清会長)による「令和七年度温習会」が4月27日(日)に海老名市文化会館小ホールで開催される。

 連盟に加盟する11団体の約80人が参加し、季節感に満ちた漢詩の吟詠や剣詩舞などを披露する。開演は午前10時、終演は午後4時ごろ。入場無料、全席自由。(問)同連盟・井澤会長【携帯電話】090・7233・6731

国際ソロプチミスト海老名が5月2日、文化会館でチャリティコンサート

 女性と女児の地位向上に取り組む奉仕団体「国際ソロプチミスト海老名」(難波光子会長)が5月2日(金)、海老名市文化会館小ホールで「〜風薫る〜チャリティーコンサート」を開催する。

 毎年恒例の同コンサート。地元の若手アーティストらによる演奏は、毎回大きな注目を集めている。演奏曲は歌劇「椿姫」より『乾杯』、歌劇「トゥーランドット」より『誰も寝てはならぬ』など。午後1時開演(開場30分前)。全席自由3500円。(問)八木さん【携帯電話】090・2320・3176