このほど大和警察署の第58代署長に就任した 松本 和彦さん 大和市中央在勤 58歳
市民の地元愛に応える
○…前の署長は1つ年上の先輩で「大和、綾瀬には協力的な市民の方たちが多いと伺った」。実際に地域をまわる中で、「お会いする皆さんから地元愛を感じた」といい、「だからこそ大和署管内の安心と安全を守り抜きたい」と力強く語る。着任当初の訓示では署員たちに「職場は明るく、仕事は妥協せず」を求めた。110番通報件数が県下一という地域での舵取りが始まった。
○…横須賀市に生まれた。父と伯父が警察官だったこともあり、小学生のころは親の背中を見ながら剣道の腕を磨いた。「おのずと警察官を志すようになっていた」と学生時代を懐古。交番勤務を経て、おもに知能犯らと対峙する刑事として多くの時間を過ごした。署長の任に就くのは今回が初めて。「伯父は大和署の第35代署長だった。多くの先輩たちから引き継いだタスキを次代につなぎたい」
○…趣味はツーリング。1200ccのオートバイが愛車だが、いつ、どこから呼び出しがあってもおかしくない立場ゆえ、遠ざかって久しい。その分、今は読書がリフレッシュの時間になっているそう。「活字を追いかけている時は、ほかのことを考えず、物語にだけ集中できる」。ジャンルは偏らず、歴史、文化、スポーツなど幅広く読んでいる。ただ、「定年後はふたたびバイクを走らせたい」と明かす。
○…大和署長に就任する少し前に、58歳の誕生日を迎えた。警察官として歩んできたこれまでを振り返ると、「やはり妻の支えがあったから続けられたと思う」と頭を下げる。これから先にある第二の人生にむけ「時間に余裕ができたらまずツーリングを再開したい」。それともう一つ。妻への恩返しとして、「新婚旅行以来のハワイを、二人で訪れたい」。
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