港南区・栄区版【4月24日(木)号】
金井公園でのアクティブ交番

栄警察署 移動型交番を初導入 金井公園など3カ所回る

 栄警察署は4月から専用車両を決まった地点に置き、交番業務を行う「アクティブ交番」(移動型交番)を初めて開設した。田谷交番が統合されたことに伴う措置。通常の交番と同様の業務を金井公園など3カ所で行う。

 栄署が導入したのはアクティブ交番「タッチー号」と名付けられた専用車両一台。この車両を平日の午前中(午前8時から10時)は千秀センター(田谷町)、午後(正午から午後2時)は月曜、水曜、金曜日に金井公園(金井町)、火曜、木曜日に長尾台けやき公園(長尾台町)に配置し、交番業務を行う。

 これまで、田谷町、長尾台町、金井町周辺には田谷交番があり、遺失物・取得物の届け出や各種相談の受理、防犯啓発などを担っていた。しかし、昨年度末に笠間交番、豊田交番と統合。実質的な田谷交番の閉鎖で、アクティブ交番には地域住民が統合によって交番サービスを受けにくくなることを解消する役割がある。

 交番の統合は「神奈川県警察交番等整備基本計画」に基づくもの。治安状況などを鑑みながら、人材を効率的に再配置するために行われている。

 県内の他警察ではすでに導入事例があるが栄署では初。車両には日除け用のひさし、机、椅子、AEDなどが装備されており、警察官1人と退職警察官である交番相談員1人が常駐。住民は通常の交番同様に利用することができる。

 アクティブ交番導入を受け、長尾台町に住む男性は「警察官がいてくれるだけで安心できる」と好意的に話した。

 なお旧田谷交番の建物は栄署直通電話が置かれ「田谷連絡所」として今後も利用される。

園芸用プランターを手に持つ杉本所長

日野中央公園 不要な園芸用品を初回収 無償提供し、環境に配慮

 港南区の日野中央公園(杉本三香所長)を管理する横浜緑地・アライグリーンパートナーズは現在、家庭等で不要になった鉢植えなどの園芸用品を回収する取り組みを初めて実施している。4月29日からのイベントで、新たな持ち主へ無償提供し、環境に優しいリユースの輪を広げる狙いだ。

 横浜緑地・アライグリーンパートナーズが日野中央公園の指定管理を開始したのが2014年4月から。環境への配慮や地球に優しいSDGsへの取り組みを模索する中、園芸用品を新たな持ち主へ渡す「リユース・マルシェ」を発案した。

 3月上旬からプラスチック製品を除く園芸用プランターや鉢、スコップ、移植ごてなどを募集し、4月16日付けで約200点が近隣住民から寄付された。肥料や土は引き取り対象外。4月27日(日)まで同公園レストハウスで受け付けている。時間は9時から17時。

29日から配布

 同公園で4月29日(火)から5月11日(日)まで開催される手づくりバラ園フェスティバルでブースを設け、回収した園芸用品を欲しい人へ無償で提供する。杉本所長は「不要品をリサイクルする環境に優しい初めての取り組みです。是非、ご参加を」と地域に呼びかける。

バラ園フェスも

 3回目となるバラ園フェスティバルは昨年より参加団体が増え、規模が大きくなる。「素敵なバラのフォトスポットにしたい」との思いからバラの種類を増やし約80種150株のバラを楽しむことが可能。期間中の土・日・祝には押し花アートや公園の花でハーバリウムなどのワークショップ(有料)やマルシェ(軽食、焼き菓子など)が登場する。イベントの詳細は同公園のホームページで確認することが可能。リユース・マルシェやイベント情報などの問合せは日野中央公園【電話】045・846・4489へ。

横浜市消費生活総合センターのセンター長に就任した 小川 信也さん 上大岡西在勤 60歳

契約トラブルの相談役に

 ○…昨年度までは横浜市の職員として働き、今年度から契約トラブルなどを対象に市民からの相談対応などに取り組む市消費生活総合センターの責任者に就任した。直近の課題は「センターの知名度向上」だ。「悪質な訪問販売や不当な高額請求などをされた時、センターに相談してもらえるようにしたい」と市民の相談役として、役割を全うする姿勢を見せた。

 ○…大卒後、民間企業で2年間勤め、横浜市役所に入職。「当時の会社は利益を求める上でさまざまな無理をしているように感じた」と自治体職員へ。選挙管理委員会事務局などでの勤務を経て、東日本大震災の翌年から放射線対策担当課長に着任。当時、保護者などから寄せられた不安に応えるため、給食の野菜に対してはセシウムが検出されたら使用しないという独自基準の設定に関わった。「市民の不安を和らげるために必死だった」と振り返る。

 ○…日課は健康のために始めた散歩。15年以上、愛犬と歩いている。「最近だと桜の開花状況など、季節の移り変わりを感じながら歩くと気分転換できる」と表情を緩める。「毎日最低8000歩」というルールを設け、多い時は1万5000歩になることも。また、近年は筋トレに励むなど健康維持には抜かりがない。

 ○…「相談員がやりがいを持って働けるような職場にしたい」とセンター長としての目標を示す。そして「役職が上がると、周囲との会話が不足しがちだった。なので、積極的に声をかけている」とこれまでの経験から、職員との情報共有に力を注ぐ。また市民に対しては「今後も消費者が不安を感じた時、力になれる施設でありたい」と市役所時代と変わらない市民目線の姿勢で業務に取り組む。

総会の参加者=同会提供

港南区内神大卒業生 上大岡に集い総会

 港南区内の卒業生らで構成される「神奈川大学港南区宮陵会」は4月12日、「第16回定時総会」を上大岡オフィスタワーで開催し、21人が参加した。

 瀬谷区・泉区宮陵会との合同総会。役員改選の年にあたり、3期6年に渡り会長を務めた平能孝一さんに代わり、和知親裕さんが新会長として選出された。

 また、事務局長も柴崎孝志さんから金井保憲さんに交代となった。

 区内には同校卒業生が約1800人存在。同会は卒業生らが集い16年前に結成された。毎年、同校創立者である故・米田吉盛の墓参りを日野公園墓地で実施するなどの活動を行っている。

 また、近年では他県の卒業生とも交流を行うなど活動の幅を広げている最中だ。

 吉盛は戦中から戦後にかけて衆議院議員を計4期務めた政治家。1928年に同校の前身である横浜学院を創立し、学長などを歴任した。

栄区 森果樹園 授粉作業が完了 「浜なし」夏の収穫へ

 横浜市内で生産されているナシのブランド「浜なし」の花が満開を迎えている。

 栄区上郷町にある森果樹園(森正己園主)では浜なしを実らせるため、授粉作業が行われた(=写真)。「浜なしの特徴は実が大きく育つところ」と語る森園主。花はすぐに散って、今後は実を大きくするため、一部の花を間引く摘花作業に移行する。8月上旬からは自宅内の直売所でナシを販売する予定だ。

<PR>
南向きフルリニューアル居室が残り1室
東急不動産HDグループのシニア向け住宅「グランクレールあざみ野」
南向きフルリニューアル居室が残り1室
ランチ付きの見学会開催中
東急不動産HDグループが運営する「グランクレールあざみ野」は、桜並木が美しいあざみ野の閑静な低層住宅地に佇む、自立したシニア向けの住宅だ。同住宅は見晴らしの... (続きを読む)
焼きそばを作るボーイスカウトのメンバー

上大岡コミハ 年に1度の祭りが大盛況 10団体以上が参加

 上大岡コミュニティハウスで4月19日、毎年恒例の「上大岡コミュニティハウスまつり2025」が開催された。

 主催は同施設を管理するNPO法人港南区レクリエーション協会。同イベントは今年で16回目を迎え、例年500人以上が訪れるという。

 当日は港南区と南区を対象地域とするボーイスカウト横浜第11団をはじめ、区内に拠点を置く団体による飲食の販売。さらにフラダンス教室の「フラ ヘレ マ―リエ」などによる発表会が行われ、人々を楽しませた。

 会場を訪れていた小学3年生の児童は「去年も来たけど、今年も来られてよかった」と満足気に語る。館長の穂永進さんは「お祭りに参加してくれる団体は普段から施設を利用してくれる人たち。今年も皆さんと祭りを開催できたことに感謝申し上げたい」と笑顔を見せた。

社会福祉チャリティー 「新日」が八王子で大会 5月18日、読者20人を招待

 「新日本プロレス 八王子市スポーツ振興社会福祉チャリティー」が5月18日(日)午後5時から、エスフォルタアリーナ八王子で開催される。主催は(株)創。高橋ヒロム選手など新日本プロレス所属の人気選手が出場予定。

 本紙では読者20人に招待券をプレゼント。チケットは1人1枚。希望者はハガキに八王子大会観覧希望・住所・名前・年齢・職業を明記し、〒250-0034神奈川県小田原市板橋881の26(株)創 TN八王子大会読者プレゼント係へ。5月8日(木)当日消印有効。

 問い合せは(株)創【電話】0465・23・0905。

大久保橋付近を泳ぐこいのぼり=4月19日撮影

大久保東子ども会 大岡川にこいのぼり掲揚

 上大岡駅付近を流れる大岡川の大久保橋と久保橋付近で4月19日、大久保東子ども会(田野井一雄会長)の役員らが約40本の色とりどりのこいのぼりを掲揚した。

 こいのぼりの掲揚は20年以上続く同エリアの風物詩。コロナ禍の時は密をさけるために実施しなかったこともある。

 当日は同会役員らが大久保橋と久保橋付近の両岸にロープを渡し、そのロープに青色や黒色、赤色など鮮やかな色のこいのぼりを通し、大岡川を泳ぐように演出した。掲揚が終わると通行人らはスマートフォンを片手に写真を撮影したり、護岸に降りてこいのぼりを下から眺めるなど楽しんでいた。

 同子ども会の田野井会長は「地域住民の方に見てもらえれば嬉しい」と話した。こいのぼりの掲揚は5月9日(金)までの予定となっている。

<PR>
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
『Amazonギフト券1,000円分』など読者プレゼントはこちら
メール版タウンニュース、タウンニュース for LINEの読者それぞれ毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼントします。ギフト券の進... (続きを読む)
プレーオフを控える選手ら

バスケB3横浜EX 初の首位でプレーオフへ 悲願のB2昇格めざす

28日から横浜武道館で

 プロバスケットB3の横浜エクセレンス(EX)は今季(2024-25シーズン)、45勝7敗という強さでレギュラーシーズンを1位で終えた。4月28日(月)からは悲願のB2昇格をかけたプレーオフのトーナメント戦が始まる。初戦の相手はシーズン8位の山口パッツファイブ。

 8チームで争い、上位2チームに入ること(決勝まで進むこと)が昇格の条件だ。今季からヘッドコーチを務める河合竜児さんは「短期決戦のプレーオフではレギュラーシーズンの成績は関係ない。『絶対に負けられない』という思いの強いチームに勢いがつく」と気を引き締める。また「ファンのみなさまには、圧倒的なホームを作ってほしい。選手たちも力以上のものが出せるはず」と呼びかける。

本拠地移転4年目

 エクセレンスは元々、「東京エクセレンス」として12年にプロクラブ化。当初は東京都板橋区を本拠地としていた。18-19年シーズンにもB3のレギュラーシーズンで1位となってB2昇格を果たしたが、本拠地要件(3000席以上のホームアリーナでホームゲームを60%以上開催)を満たせずに降格を余儀なくされるという悔しい思いも経験している。

 そんな経緯もあり、21年に横浜市へ本拠地を移転。横浜武道館をホームとすることで、本拠地要件もクリアしている。22-23シーズンにはプレーオフで3位に。昇格まであと一歩届かなかった。それだけに、シーズンを首位で終えた今季には期待がかかる。

個性派集団「ひとつに」

 今季、B1の島根スサノオマジックから移籍し、主将を務める大橋大空(ひろたか)選手(26歳・PG)は「タレントの多いチーム。それがうまくまとまって今季の結果になっている」と振り返る。プレーオフへ「チームとしての悲願なので重圧はある。けれど楽しみながら、昇格の瞬間をファンのみなさまと分かち合いたい」と笑顔を見せる。

 横浜市泉区出身の西山達哉選手(36歳・PG)はエクセレンスで3年目。ベテランとして冷静に「首位ではあっても、レギュラーシーズンにも課題はあった。それを練習で払拭して臨みたい」と力を込める。また「ホームでの声援は本当に力になる。プレーオフをホームで戦っていけるのは大きなアドバンテージになる」と話す。

燃料高騰で苦境の中小運送業を支援 横浜市が10万円交付へ 申請受付中

 ガソリン価格の高騰などを受け、横浜市は市内の中小貨物運送事業者を対象に、支援金10万円を交付する事業を始め、4月15日から受付を行っている。

インフラ支える

 地域経済を支える社会インフラである物流業界は、燃料費高騰や人手不足の影響を受けており、市は新制度で支援する。

 支援金の交付対象は、資本金3億円以下か従業員300人以下で、一般貨物自動車運送事業か特定貨物自動車運送事業の許可を受けた法人・個人。市内に営業所があることなどが条件。

 支援金額は1事業者あたり10万円で、申請受付は7月31日までだが、予算の範囲を超えた場合は期間内でも受付が終了する。申請には、交付申請書、自動車検査証記録事項の写し、市が進める「脱炭素取組宣言」の確認書などが必要。申請後2〜3週間で交付決定通知が届き、その後、請求書の提出から約30日で指定口座に支援金が振り込まれる仕組み。

 問い合わせは、受付事務局コールセンター【電話】045・912・2560(午前9時から午後5時、土日祝日除く)。

横浜市栄区 上郷地区センター 親子でホタル観賞 参加者募集 5月23日

 今年はどれくらいみつけられるかな?

 横浜市栄区の上郷地区センターで5月23日(金)、親子でホタル観賞を楽しめるイベントが開かれる。先着15組(未就学児〜小学生と保護者)。参加無料。19時15分〜20時。

 同地区センターのまわりに毎年現れるホタルを観賞するイベント。周辺の環境やホタルの生態などを学べる。汚れてもよい服装で参加を。

 大雨中止(開催状況は当日14時にHPで通知)。

 申し込みは直接来館か【電話】045・892・8000。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
<PR>
【母の日】地域の逸品を贈ろう「ご当地ギフト特集」
【母の日】地域の逸品を贈ろう「ご当地ギフト特集」
神奈川・東京多摩で長年愛され続けている・注目、トレンドの「手土産」「お取り寄せ」「名産品」とは?お世話になった方や自分へのご褒美に贈りたい、「もらっても・あげて... (続きを読む)
山中市長(中央)に公演をPRする松永選手(右)と小林選手(左)

フィギュアスケートのイベント主催者に感謝状 児童福祉施設の子ども400人をリハ招待で

 フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド横浜公演」が4月26日(土)から30日(水)まで、KOSE新横浜スケートセンターで開催される。同公演を主催する株式会社テレビ神奈川などが25日に行われる前日リハーサルに横浜市内の児童福祉施設の子ども約400人を招待することから、山中竹春市長から関係者に感謝状などが手渡された。

 プリンスアイスワールドは1978年に誕生した日本初のアイスショーで、毎年全国各地で開催。フィギュアスケートとミュージカルを組み合わせたもので、プロフィギュアスケーターが華麗で力強く繊細なスケーティングを披露する。主催者は例年、前日リハーサルに児童福祉施設の子どもを招待している。

 18日、同公演の主催関係者のほか、出演する松永幸貴恵選手と小林宏一選手が横浜市庁舎を訪問し、山中市長から感謝状などを受け取った。松永選手は「横浜から公演が始まり、良い意味で緊張感がある。子どもたちに『明日から頑張ろう』と思ってもらえるような非日常空間を届けたい」と抱負を語り、小林選手は「今からわくわくしている。芝居で子どもたちを笑わせることができたらうれしい」と話した。

蔦屋重三郎について語る安藤さん

栄区テレビセミナー 大河に学ぶ江戸文化 定員越える人気ぶり

 大河ドラマを楽しく観賞するための講座を主催する栄区テレビセミナー運営委員会(村田利昭運営委員長)は、2025年1月から放送されている「べらぼう」に関連する人物や歴史について学ぶ講座を全5回で企画。初回が4月9日、地球市民かながわプラザホールにて行われた。

 「江戸文化と蔦屋重三郎」と題して開催された同企画。初回はドラマの主人公である蔦屋重三郎の栄光と苦難をテーマに歴史家の安藤優一郎さんが講師を務めた。講演の中では、当時の出版文化や蔦屋重三郎の生涯について語られた。

 その年の大河ドラマをテーマに毎年行ってきた講座は、今年で37回目。ドラマを多角的に楽しむため、歴史のみならず、その時代の暮らしなどについても学べるようにテーマを設定しているという。今回は定員を上回る約300人の応募があった。 

 参加した70代の女性は「数年前から毎年受講している。今年も参加できてよかった」と笑顔。村田委員長は「約40年続けてきた講座を開催できたことは大変喜ばしい。今後も継続していきたい」と満足げに話した。

世界大会のコースの一部を走る© Shinji KAWATA Japan Triathlon Media

トライアスロン世界大会のコースを親子で走る 5月17日、横浜市が参加者募集

 横浜市は「世界トライアスロン横浜大会」の第15回記念企画として、5月17日(土)に親子向けの「ファミリーFUNラン」を行う。

 横浜大会は2009年に始まり、5月17日、18日に行われる2025年大会で15回目を迎える。15回を記念し、未来を担う子どもに世界大会を身近に感じてもらおうと、初めてランニング企画を行う。

 コースは横浜大会の一部である、ホテルニューグランド前から赤レンガ倉庫までの約1.25Km。対象は小学生とその保護者。定員は100組200人。参加費1組4000円(オリジナルTシャツ付き)。5月6日まで専用申込サイト(Peatix)で受け付け。大会情報は公式サイトで。