足柄版【5月10日(土)号】
企画ガイドでも最乗寺は人気の案内スポットだ

南足柄市観ボラガイド 養成講座増やし需要対応 親しみやすい案内人気

 南足柄の見どころを案内・紹介する「NPO法人南足柄市観光ボランティアガイドの会」。地元住民ならではの親しみやすいガイドは、地域の観光振興を下支えしている。

 南足柄市観光ボランティアガイドの会(愛称は楽・歩・里 (ラブリー)金太郎)が行っているガイドは主に3種類。中心となるのは、大雄山最乗寺や大雄山駅周辺を案内する「フリーガイド」だ。ガイドが伊豆箱根バスのバス停『道了尊』と伊豆箱根鉄道の『大雄山駅』に、年間130日程度駐在し、無料で案内している。予約なしで気軽に依頼できる手軽さが受け、依頼は年々増加。昨年は320件の依頼を受けた。その他、日時やコースを設定して実施する「企画ガイド」、利用者の要望に応じた「リクエストガイド」など、多彩な活動を行っている。

 同会は、養成講座を2022年までは2〜3年ごとに開講していた。同会事務局は「近年ではインバウンド需要から、海外からの観光客も増加傾向にあり、2〜3割程度は増えている感じがあります」と話す。そうした需要に対応するため、ガイドに必要な知識やマナーを学ぶ講座を昨年から毎年開講している。

 今年も5月から7月まで全6回日程で、最乗寺での体験ガイドや座談会などをで行う。同会事務局は「南足柄市を訪れる観光客は、コロナ禍で一時減少したものの、徐々に回復傾向にあります。多種多様な要望に応えるためにも養成講座のほか、定期的に研修も行いガイドの量も質も充実させていきたい」と話している。

 2007年に発足した同会。11年にNPO法人になり、ガイドは黄緑色の上衣に緑色の帽子を身につけた姿で観光客を迎え、現在30歳から90歳まで(平均75・2歳)の46人が在籍する。

南足柄市 危険ブロック塀等撤去に補助 住民の要望増え判断

 公共空間の安全を確保するため南足柄市は4月から、倒壊の可能性がある危険ブロック塀等について撤去する場合の費用補助を開始した。

 南足柄市は、国土交通省が定める安全基準に沿ったチェック7項目を作成し、1つでも該当するものを「危険ブロック塀等」としている。

 市は2016年度から毎年1回、通学路と緊急輸送道路を対象に調査を行う。市建築営繕課の担当者は「明確な理由はわかりません」とするが、危険ブロック塀等は16年度の229カ所から、23年度は302カ所に増えていた。

 市は20年度から危険ブロック塀等の所有者に、安全確認を呼び掛けるチラシで注意喚起を行っている。ここ数年、費用補助に関する問い合わせがあったことにより、今年度より補助金(2分の1以内、上限20万円)の導入を決めた。

 これまで補助を行ってこなかった理由について市担当者は「個人が所有するブロック塀は原則として所有者の責任で適正に管理するものとの考えに基づく」と話す。

 補助対象は市内のコンクリートブロック塀、石積塀、組立式コンクリート塀等で、点検表でチェックを行い、危険であると判断されたもの。工事には事前の申請が必要となる。約1カ月余りで、3件の問い合わせがきているという。

 市によると、県内で補助を行っていないのは数自治体。足柄上地区1市5町では現在、開成町が補助を行っていない。開成町は、「13年度から3年間行い、申請が少なかったので補助を停止しました。昨年度に安全調査を行い、今後注意喚起を行い、その結果によって補助の導入も検討したい」と話した。

4月1日付で神奈川県県西地域県政総合センター所長に就任した 宮本 晋さん 厚木市在住 56歳

連携支え、地域に寄り添う

 ○…神奈川県と県西2市8町をつなぐ出先機関のトップに着任した。これまでは、県庁での勤務が続き、出向は20代後半の時以来2回目。それも前回は小田原県税事務所だった。県が取り組んでいる地域資源を生かした未病改善や移住、定住の促進強化などの方針について「行政を連携して進めていくために支援するのが県の役割。各市町が求めるものは違うが、声を聞きながらニーズに応えていきたい」と意気込む。

 ○…青山学院大学法学部を卒業後、県庁に入庁。公務員として働く父の姿を見ていたこともあり、自然と公務員を目指していた。入庁後、教育局では県が取り組む県立高校改革に携わり、100校以上を視察。環境農政局では土砂崩れの現場にも足を運んだ。「直接見るからこそわかることがあって、自分の言葉で意見を言ったり指示したりということができる」。現場での業務経験が今に生きているという。

 ○…愛犬と過ごす時間が癒しのひととき。「投げたボールをくわえて戻ってきても、また投げてと鳴いたり」と目を細める。10年ほど前からは、歴史好きの娘と一緒に全国の100名城を巡っている。これまで訪れた城の数はわからないといいつつも、姫路城、名古屋城、五稜郭など、次々と思い出の城の写真を見せて「趣がそれぞれ違って、歴史もあるので見ていて楽しい」と笑顔。

 ○…機関トップとして職員の働き方にも目を向ける。「自分の判断を待たせると仕事が進まないし、やり直しが増えると負担になる。だから正しく、なるべく早く結論を出したいと思っている」と職員との意見交換を重ねながら、業務の効率化や負担軽減にも力を注いでいく。

開成町議会 学生ら対象に就業体験

 開成町議会は学生・生徒を対象とした就業体験実習を始める。

 実習を通して学生らの就業意識を向上させるとともに、議会や町政に対する理解を深めることが目的。「主体的に地域社会や政治に関わる姿勢を身に付けてほしい」というねらいがある。

 実習期間中、学生らは議会事務局や議場ライブ中継のオペレーション、定例議会等の各事務に携わっていく。このほか、レポート発表や議員との意見交換の機会も用意されている。

 募集期間は5月19日(月)から2026年1月30日(金)まで。日程別に5種別あり、それぞれ若干名の募集となる。

 同議会では「学生等の新たな視点からの意見や疑問により、これまでの活動や取り組みを再考・改善する契機にしたいと考えています」と話している。

 申し込み期限や方法など詳細は同議会ホームページ。

大井町ひょうたん親善大使を募集

 大井町は年間を通して町のイベント参加や各種PR活動を行う「大井町ひょうたん親善大使」を募集している。

 選出者には旅行クーポン券10万円分と浴衣セットが贈られる。5月12日締切。詳細は町HP。

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