多摩版【5月29日(木)号】

都議選 定数2に5氏出馬へ 6月22日投開票

 任期満了に伴う東京都議会議員選挙が6月13日告示、22日投開票の日程で行われる。南多摩選挙区(多摩市・稲城市)では本紙の調べで現職2、新人3人の計5氏が立候補の意向を示し、定数の2議席を争う情勢となっている。(5月26日起稿)

 現職では小礒明氏(73・自由民主党)と遠藤千尋氏(49・都民ファーストの会)の2氏が立候補の意向を表明。新人では渡辺純平氏(40・再生の道)、岩佐行浩氏(43・無所属)、藤原正範氏(66・無所属)の3氏が名乗りを上げている。

 小磯氏は、1997年に都議会に初当選し、7期目に挑戦する。物価高騰に対する支援の充実、子ども子育て支援・高齢者福祉の充実、多摩ニュータウンの再生整備、地域医療体制の確保による命と暮らしを守る取り組みに力を入れる。

 前多摩市議の遠藤氏は、昨年の都議補選で初当選し2期目に挑む。日医大永山病院など拠点病院の経営を支え、住民の安心を守ることや保育料や給食の無償化などの子育て対策、稲城多摩の地域交通、住環境をリフォームすると訴える。

 前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」から出馬する渡辺氏は、あらゆる公職選挙における投票率の向上、市民の政治参加と政治を見張る目の醸成、そのための材料となる情報の積極発信を掲げる。

 稲城市議会議員を4期務めた岩佐氏は、都議会初当選をめざす。都議会裏金問題原因の解明と対策、多摩市・稲城市からの統一教会の完全な撤退、東京都6000ある事業のチェック機能の強化と徹底した無駄の削減を行っていくとする。

 多摩市議会議員を6期務めた藤原氏は、今回初めての都議選へ挑戦。中小企業の支援による若者の賃金アップ、医療と福祉の向上の実現、JR南武線3駅の駅前区画整理の仕上げと高架下の多角的利用など都市基盤整備の促進などを主張する。

 南多摩選挙区の選挙人名簿登録者数(2025年3月時点)は20万2212人。前回の都議選は定数2に対し4氏が立候補し、投票率は43・96%だった。

代表理事を務める宮田さん

ミチカフェ(関戸) 子ども食堂「るぴなす」開設 高校生が運営 来月から

 高校生が運営する子ども食堂「子どもの居場所るぴなす」が来月から、ミチカフェ(関戸)に開設される。昨年、一般社団法人を立ち上げた代表理事で高校3年生の宮田幸太さん=人物風土記で紹介=ら学生スタッフだけで運営。宮田さんは「若い世代だからできる、子ども食堂のやり方をしてみたい」と話している。

 宮田さんは2022年、中学2年生の時に任意団体を立ち上げ、子どもの居場所を作った。行政や地域団体と協働して様々な社会課題解決に取り組み、およそ70人の小中学生が参加した2泊3日の自然体験ができるキャンプを成功させるなど活動を行ってきた。

 高校2年生になり、活動の幅を広げようと、一般社団法人ハピプラを設立し、代表理事に就任。大阪府や高知県に支部を置きながら東京本部・関東地区統括エリアマネージャーを務める。設立以前から「子どもの貧困」などの課題に関心を持っていた宮田さんは子ども食堂を運営しようと考えていたところ、多摩市若者会議の高野義裕さん(合同会社ミチラボ代表社員)とつながりを持ち、高野さん所有のカフェを借りられることになり開設にいたった。

プレオープン

 運営は4人ほどのスタッフで行う。6月2日(月)にプレオープンし、毎週月曜日に開く(午後5時から9時まで)。小中学生を含む18歳未満は無料、18歳以上は300円となる。宮田さんは「最初は何人来るか分からないので、30〜50食分を用意する予定。場所もせまいので入れ替え制になると思いますが楽しみ」と話す。

 また、子ども食堂という役割だけではなく、勉強や遊び、交流、相談も行えるとし、学生という若い世代ができる、子どもとの接し方をしていきたいという。

厳しい運営

 多摩市内では週1回から月1回の運営という子ども食堂が多い。宮田さんは「高齢者の方が、ボランティアスタッフがいなくなって、ようやく運営しているという話を聞いたことがある。自分のお金でお米を買っている方もいた」と振り返り、「もっと補助金の申請などを簡素化すればいいと思う」と話す。

 市内で、子ども食堂を運営する男性は「多摩市は実施日数も場所も足りていない。子ども食堂の材料費には補助が付くが、人件費には使えないので人出不足が影響している。行政には手厚い補助をお願いしているが実現していない」と話している。宮田さんの活動に関心を示しながら「年齢は関係なく、運営する人が増えてほしい。ただ、子どもたちにとっては若い人と交流できるのがいいのではないか」と話していた。

A街区の外観イメージ(同社提供)

八王子IC北イオンモール 商業街区が着工 開業は2026年春予定

 イオンモール(株)とイオンネクスト(株)は8日、滝山町で進めている複合商業施設「(仮称)八王子インターチェンジ北」開発計画でB街区の建築工事に着手したと発表した。A街区は昨年5月に着工済み。2026年春の開業に向けて地域の期待も高まっている。

 計画では八王子インターチェンジに近接する広大な敷地を活かした複合商業施設を新たな都市スタイルを発信する「八王子北部の拠点」と位置付け。AとBの二つのエリアで構成され、A街区にはイオンネクストの顧客フルフィルメントセンター(CFC)と商業機能、B街区には商業施設を設置する。具体的な店舗構成は今後発表される見込みだがシネマコンプレックスやライフスタイル提案型店舗、飲食店などが計画されている。

初のCFC併設型

 CFCは、最新のAIとロボットを駆使した最先端の物流拠点。ネットスーパーのサービスを担い、幅広い品揃えの生鮮食品や日用品を迅速に顧客へと届けることができる。徹底した温度管理が可能なコールドチェーンや24時間稼働するロボットにより、最大5万品目の中からわずか6分間で50品目の商品のピッキングができるという。CFC自体は千葉県に続く2カ所目だが、商業施設との併設は同社初。

 今回着工したB街区は敷地面積約2万9千平方メートル、延床面積約1万8千平方メートルの地上3階建。300台の駐車場を備え、26年春の開業を目指す。一方のA街区は敷地面積約6万5千平方メートルのうち、CFC棟(地上4階建)の延床面積が約4万平方メートル、商業棟(地上6階建)は約1万6千平方メートル。駐車台数40台。商業棟は26年春、CFC棟は同年秋の稼働開始を予定している。

 オンラインとオフラインの融合による新たなライフスタイルの提案を掲げている同施設。「モノ・コト・トキ」の提供をキーワードにしており、B街区の中心に広場を設け、地元の行事や近隣の道の駅と連携したイベントなどを開催することで地域住民が集う公園としての機能も提供する。A街区の敷地内にはバスロータリーを整備し、八王子駅と施設を結ぶ路線バスの運行も計画されている。

建設費高騰が影響

 21年の計画発表当初は23年春に着工し、25年春に第1期開業、26年に第2期開業としていたが、資材費の高騰や建設業界の人手不足などの影響で時期がずれ込んだ。イオンモールの広報担当者は「B街区も着工し、A街区の工事も順調に進んでいる。地域の皆様には完成を楽しみにお待ちいただき、開業の際にはぜひお越しいただければ」と話している。

多摩市内で子ども食堂を開設する一般社団法人ハピプラの代表理事を務める 宮田 幸太さん 都内在学 17歳

子どもに頼られる場所に

 ○…関戸にある「ミチカフェ」に来月、子ども食堂をオープンさせる。「よくある子ども食堂というだけではなく、子どもたちが気軽に過ごせる場所にしたい」と意気込む。通信制で全国にキャンパスがある高校に通いながら、昨年11月に一般社団法人を立ち上げた。多摩市若者会議を運営する合同会社ミチラボの高野義裕代表と知り合ったことがきっかけで、多摩市での子ども食堂の開設が決まった。

 ○…中学2年生の時、高知県で任意団体を設立し、子どもの居場所づくりに携わった。きっかけは友人に誘われて行った子ども食堂だった。「居心地が良くて、皆勤賞をもらえるほどでした」と笑う。子ども食堂を運営していたNPO法人の代表理事による「自分のことは自分でやる」という方針に共感し、手伝いやスタッフリーダーを任せられるなどして過ごした。コロナ禍になり子ども食堂が閉鎖されると「自分でもできることをやってみたい」と勉強し、団体を立ち上げた。

 ○…「ジブリアニメのモデルになった場所にも行って、自然豊かなまちだなと思いました」と多摩市の印象を語る。旅行に行って写真撮影などをするのが息抜き。将来は看護師になることをめざし、大学進学のために勉強に励んでいる。医療ドラマを見たことがきっかけだという。「誰かの役に立つ仕事がしたいと思っています」

 ○…「自分たちの特色のある場所にしたい。何人ぐらいの子どもたちが来てくれるかな」と期待に胸をふくらませる。任意団体の時に実施した高知県の自然に触れる夏休みの宿泊体験イベントを、今年も160人規模の参加者で行う。「団体を運営し、子どもたちと過ごすノウハウは培った。交流する時間が楽しみですね」

諏訪・永山まつりに人出 両商店街が同日実施

 多摩諏訪名店会主催の「すわ新緑まつり」と永山団地名店会主催の「さつきまつり」が5月24日、それぞれの商店街で行われた。永山・諏訪地域で隣り合う商店街とあって、橋を渡ってそれぞれのイベントを楽しむ、地域住民であふれていた。

 先に始まった「さつきまつり」では、フリーマーケット会場に人だかりができてにぎわい、和太鼓のステージには地域住民や阿部裕行市長が参加する時間=写真上=もあるなど笑顔が見られた。また、街歩き探索ゲームやミニSL乗車、電動自動車の試乗など盛り上がりを見せていた。

 毎年7月に行われていた「サマーセール」が名前を変えた「すわ新緑まつり」では、メインステージに多くのアーティストが出演した。また、商店街各店での催し、屋台・飲食の販売、ミニ縁日のほか、福島応援販売会も行われた。

 地域で活動する団体が出店したブースでは=写真下=、子どもたちが3Dプリンターで作ったオリジナルロボットの展示やラジコン対決などを行い、大人も子どもも楽しむ姿が見られた。

住宅街を清掃する多摩市赤十字奉仕団のメンバー

住民と事業者が協働で清掃 まち美化キャンペーン

 多摩市は5月15日から19日にかけて、地域の清掃を行う「春のまち美化キャンペーン」を市内各地で行った。5月30日が「ごみゼロデー」ということもあり、市内ではその前後の期間に自治会や管理組合などで清掃活動が行わており、春のキャンペーンはその一環。

 同キャンペーンでは清潔なまちづくりをめざし、ポイ捨て防止などの環境美化とごみ減量啓発のため、市民や市民団体、地元事業者らが協働して、駅周辺の清掃活動を行う。春のキャンペーンのほか、11月にも秋のキャンペーンが開催されている。

 期間中は、唐木田駅周辺や多摩センター駅周辺、聖蹟桜ヶ丘駅周辺といった場所で行われ、それぞれの近くに事業所を構える民間企業やボランティア団体、住民らが参加。ごみ袋やトングを持って、ペットボトルや空き缶、たばこの吸い殻などを拾っていった。

 また、市の職員は駅利用者などに啓発物を配り、ごみの削減を訴えていた。市の担当者は「ごみゼロデーもまち美化キャンペーンも参加してくれる皆さまのおかげで、まちをきれいにしようという意識が浸透している。まちがきれいになると、地球環境を守ることはもとより、地域の防犯にもつながると思う」と話していた。

点滴の体験をする参加者(上)、呼吸音の違いを学ぶ講習

看護師めざし一日体験 山王下の専門学校で

 市内山王下にある都立南多摩看護専門学校(高橋幸恵校長)は5月10日、一日看護体験入学を行った。近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日である5月12日の「看護の日」に合わせて、例年この時期に実施しているもの。

高校生など参加

 この日は近隣自治体から高校生や社会人など約80人が参加した。「無菌操作と点滴の取り扱い」と題した講義では、感染予防について学んだ後、患者や看護師を感染から守り病原体を防ぐ無菌操作と点滴の仕組みなどについて、教員や現役の学生が実際にデモンストレーションを行いながら解説していた。

 その後は、教室に移動し、滅菌されたガーゼをピンセットで取り出し使用する人に渡す無菌操作や点滴を実践した。参加者は初めての体験に戸惑いながらも熱心に取り組んでいた。

 また、体の各種疾患を設定し、体験できるシミュレーションモデルを用いて、呼吸の違いを学ぶ講習も行われた。

 看護師をめざす高校2年生の参加者は「点滴などは難しそうなイメージがあったが、良い経験になった」「(実践は)少し難しかったけど、学校の雰囲気も知ることができて良かった」などと話していた。

 高橋校長は「最新の学習ツールがあることで、様々なことを学ぶことができる。皆さんまじめに話を聞いて一生懸命体験していた」と振り返った。

紙芝居を披露する岩佐さん(上)、小学3年生の凜さん

小学校で紙芝居シアター クプカシスターズが実演

 「紙芝居シアター レイチェルさんと仲間たち」が5月14日、西落合小学校の中休みの時間に行われた。

 レイチェルさんは、恵泉女学園大学人文学部客員教授の岩佐玲子さんで、大学の平和紙芝居研究会KPKA(クプカ)の顧問を務めている。「レイチェル」の名前で小学生や地域の大人たちを対象にワークショップを開き、紙芝居のコツを教えたり、市内の小学校や学童クラブで紙芝居を披露している。

児童も披露

 同小を訪れたレイチェルさんは、「ぼたもちさんと こぞうさん」を実演し、児童を喜ばせた。また、この日は同小3年生の凜さんが「みんなでぽん!」を披露した。凜さんは1年生のころから紙芝居を習い、堂々と落ち着いた様子で物語を話していた。凜さんは「みんなが集中して見てくれて、楽しんでくれるところが紙芝居の魅力です」と話していた。

 レイチェルさんは、大人を対象としたワークショップで学んだ人たちと「クプカシスターズ」「クプカダンディーズ」を組み、各小学校を訪問している。15日には東落合小学校学童クラブで、16日には多摩第二小学校で紙芝居を実演するなど精力的に活動している。

かるがも館でステージ

 レイチェルさんは6月21日(土)、大栗川かるがも館2階ホールで「大人のためのわくわく紙芝居シアター2025」を開催する。午後2時30分から。参加費は無料。

 出演するのはレイチェルさんが、同館でワークショップを行い紙芝居を学んだ「KPKAかるがもシスターズ&ダンディーズ」のメンバー12人。演目は『おかあさんのはなし』『二度と』、そのほか童話や落語を題材にしたもの、観客参加型のものなど、さまざまなジャンルのステージを披露する。

 レイチェルさんは「紙芝居は子どもたちのものと思われていましたが、大人が楽しめる良質な作品が多いです。全員が演じ手となって紙芝居の楽しさをお届けします」と話している。

 問合せはかるがも館【電話】042・372・7575。

過去に開かれた市民交流の様子

ワールドキャンパス ホストファミリー募集 海外から多摩市に来訪

 世界の若者と交流するイベント「ワールドキャンパスin多摩2025」が8月5日(火)から11日(月)まで開催される。8カ国から約15人の若者が多摩市を訪れ、ホームステイや市民との交流、学校・企業訪問などを予定している。

ボランティアも

 同実行委員会では現在、この企画に伴い、ホストファミリー(滞在1週間を来訪するメンバーと一緒に過ごす)、ボランティアスタッフ(企画を含めたボランティア)の募集を行っている。その事前説明会が来月に開催される。

 第1回が6月1日(日)、関戸公民館で、第2回は6月8日(日)、永山公民館で実施される。時間はともに午後1時30分から3時まで。事前予約は不要、直接会場へ。

 同実行委員会では「一緒にリアルな国際交流を体験しませんか。多摩市外にお住まいの方もご参加いただけます」と話している。問合せは多摩市国際交流センター【電話】042・355・2118(同実行委員会事務局)。

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使用エネルギーが再エネ100%に切り替わる高尾の森わくわくビレッジ

学習施設が再エネ100%に 京王グループ運営施設で初

 八王子市川町にある体験型学習施設「高尾の森わくわくビレッジ」が4月20日から、ビレッジで使用している全てのエネルギーを「実質再生可能エネルギー」に順次切り替えを始めた。京王グループで初の試みとなる。

 同施設は、京王電鉄(株)(多摩市/都村智史代表取締役社長)のグループ会社である京王ユース・プラザ(株)(同市/浅原瑞貴代表取締役社長)が運営している。一昨年から東京ガス(株)(港区/笹山晋一代表執行役社長)が提供するカーボンオフセット都市ガス地球環境貢献型を導入しており、ガス使用に伴うCO2排出量の実質ゼロに取り組んできた。

 今回さらに「電気」に着手し、高圧については東京電力エナジーパートナー(株)(中央区/長崎桃子代表取締役社長)が提供するグリーンベーシックプラン、低圧については東京ガス(株)が提供するさすてな電気ビジネスに切り替えを行った。

 これにより、削減される年間CO2排出量は高圧が332トン、低圧が3トンの削減になることが見込まれている(2023年度基準)。

自然の中の複合施設

 高尾の森わくわくビレッジは、自然豊かな西部地区に20年前に誕生した複合施設。テントサイトも兼ねそろえた宿泊施設や、スポーツができる体育室、ビジネス利用しやすい研修室のほか、大浴場などがある。キャンプなどで利用できる炊さん場やキャンプファイヤー場、屋外遊具のツリーハウスなども整備されている。

水資源の削減も

 同施設ではほかにも、環境負荷軽減に対する取り組みを行っている。

 一昨年11月から、大浴場や宿泊室内のシャワー合計47カ所に節水装置を装着。シャワーの使い心地は損なわず、水資源の削減を図った。その結果、毎分4〜16リットルを節水。年間2773立方メートルの水資源の削減に成功している。

 京王グループではCO2排出量の削減目標として2050年度に実質ゼロを設定し、中間地点となる2030年度には19年度比30%削減(連結)の目標を掲げている。

参加募集 戦争について学ぶ 座学と補給廠見学

 多摩市平和・人権課は6月に、高校生や大学生などを対象とした戦争について学ぶ催しを企画しており、現在参加者を募集している。

 「戦争とこども〜田奈補給廠の見学と勤労動員の記録から学ぶ〜」と題した催しでは、事前活動と見学を行う。勤労動員された子どもの日記などを学んだ後、戦争で使う弾薬を造っていた田奈補給廠(横浜市青葉区)を見学する。

 事前活動は6月21日(土)に関戸公民館で行い、28日(土)に見学に向かう。対象は15歳から23歳の市内在住・在学・在勤者。定員は12人(先着順)、参加費は800円(入園料・資料代)。申込みは市公式HPから。問合せは同課【電話】042・376・8311。

TAMA映画フォーラム 「コット、はじまりの夏」上映 6月14日、ベルブホール

 TAMA映画フォーラム実行委員会による特別上映会が6月14日(土)、永山公民館ベルブホールで開催される。今回の上映作品はコルム・バレード監督・脚本の『コット、はじまりの夏』。

 アイルランド語映画で初めてアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたほか、第72回ベルリン国際映画祭グランプリ受賞など世界の映画賞で42受賞、60を超えるノミネートがある評価の高い本作は、1981年夏のアイルランドを舞台に、9歳の少女コットの成長を描いている作品=画像。

 上映時間は【1】午前10時30分から【2】午後1時から【3】4時から【4】6時30分から。【2】の上映後には社会福祉法人こばと会の元井由隆理事長がゲスト登壇し、トークを行う(【2】鑑賞者が対象)。また、【3】の上映後には、映画評論家でジャーナリストの大森さわこ氏をゲストに迎え、トークを行う(【3】鑑賞者が対象)。

 料金は一般が前売1000円、当日1200円、TAMA映画フォーラム支援会員、子ども(小学生以下)、障害者と付添者1人は前売・当日とも800円。チケットはオンライン購入(クレジットカード決済):teket(テケト)https://teket.jp/10219/50477。窓口(永山公民館、関戸公民館)では一般チケットのみ販売。問合せは永山公民館内TAMA映画フォーラム実行委員会事務局【電話】080・5450・7204。

【作品の紹介】

 1981年、アイルランドの田舎町が舞台。大家族の中で暮らす9歳の少女コットは、赤ちゃんが生まれるまでの夏休みを遠い親戚夫婦のもとで過ごすことに。夫婦二人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごしていくうちに、始めは戸惑っていたコットの心境に変化が訪れる。緑豊かな農場での暮らしに、今まで経験したことのなかった生きる喜びに包まれ、自分の居場所を見出すコットの物語。
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