大和版【5月30日(金)号】
つきみ野の選手たち

つきみ野中軟式野球部 ベイスターズ杯で準優勝 晴れ舞台が選手を後押し

 つきみ野中学校の軟式野球部(益田洋介顧問/部員数38人)が18日、横浜スタジアムで決勝戦が行われた第1回「横浜DeNAベイスターズカップ〜2025年県中学軟式野球選手権大会」で準優勝した。県下の中学校野球部やクラブチームなどおよそ400チームを対象に初開催となった今大会。つきみ野の選手たちは、あこがれのグラウンドで躍動した。

 県下8ブロックに分かれて行われた昨年の秋季大会で優勝したチームと軟式クラブの代表チームなど、10チームで予選会を行った。つきみ野は2月23日に綾瀬市内で行われた初戦で横須賀市の岩戸中に勝利し5月18日、横浜スタジアムの準決勝に臨んだ。

 同球場は夏の甲子園をかけた神奈川大会の決勝戦が行われることもあり、県内の球児にとって「聖地」。さらに当日は同校の吹奏楽部が応援で選手を盛り上げ、保護者や学校関係者ら両チーム合わせて4千人以上がスタンドを埋め尽くす晴れ舞台となった。

 準決勝の相手は汐見台中(横浜市)。全国大会の常連校を相手につきみ野は、捕手で四番の福田琥汰朗主将(3年)の適時打で2点を先制。6対3で迎えた最終回には無死満塁のピンチを招いたが、福田主将の技あり牽制でしのぐなど、6対5で接戦をものにした。

 決勝戦では平塚市の浜岳中に3対6で敗れたものの、「中学生では経験できないような最高の舞台で選手一人ひとりがいつも以上の力を発揮できた」と福田主将。益田顧問は「多くの方たちが応援に来てくださった。選手たちの部活動がいかに多くのご協力に支えられているかを再認識できた」と謝意を述べた。

ふたたび"聖地"へ

 中学校軟式野球部員の減少に歯止めをかけ、横浜スタジアムでプレーする楽しさを感じてもらおうと企画された同大会。すでに2年生以下の選手たちは、今年の秋季大会で優勝し「再びハマスタのグラウンドに」と意気込んでいるという。

 昨年秋に福田主将の代となって以降、ベイスターズカップの決勝で敗れるまでつきみ野は公式戦無敗だった。現在は、7月下旬から始まる夏季県大会に照準を合わせ、練習に取り組んでいる。

 福田主将は「現在のメンバーで1試合でも多く試合をしたいと思っている。県大会で勝ち、その後の関東大会、全国大会へと進んでいきたい」と抱負を語った。

 つきみ野は過去に全国大会に出場したこともある強豪。益田顧問によると大和市内で唯一、夏季県大会で優勝している。OBにはオリックス・バファローズの本田仁海選手がいる。

5月8日付で大和市議会議長に就任した 山田 己智恵さん つきみ野在住 67歳

「信頼」を背負い、前へ

 ○…大和市議会の第65代議長に選出された。就任のあいさつで「市民の幸福につながる信頼される議会を目指す」と決意を述べ、市民の悩みや地域の課題が多様化するなか「議会に求められる役割は大きくなっている」と強調した。議長として迎えた最初の公務は、市民まつりのテープカットだった。初めての経験で緊張もあったが「大勢の市民の皆さんが集まる中で、喜びを感じた」

 ○…広島県で生まれ育った。厳格な母のもと「お姉ちゃんでしょ」と頼られることが多い「長女」を自覚して育った。学生時代は、部活動の立ち上げや生徒会の副会長を務めるなど持ち前の行動力を発揮した。大学進学を機に上京。「地域に貢献したい」という思いから社会教育を学んだ。マイホームの購入を機に移り住んだ大和市では子どもの一輪車クラブの創設に携わり、およそ10年間会長として活動した。クラブ運営では、競技の普及だけでなく地域貢献も重視してきた。

 ○…市議を志したのは、教育委員として発達障がいのある子どもたちの支援課題を痛感し、その解決に取り組みたいと考えたから。2011年に当選して着手したのは、市民からの要望が多かった防犯灯のLED化だった。医療用ウィッグ購入助成や、学校給食のアレルギー対応強化にも尽力。「市民の皆さんから頂く感謝の声が活動の原動力」と語る。

 ○…自宅に帰ると、入浴とお気に入りのドラマ鑑賞でリフレッシュし、翌日に向けて英気を養う。今後、議会運営に関しては、行政の監視機関としての役割と並行し、市民から寄せられた課題の解決に取り組む。より市民の声を市政に反映させるために「団体との意見交換会の開催促進にも力を入れていきたい」と意気込んでいる。

就任のあいさつで登壇する谷口氏(下)

県議会 谷口氏が副議長に就任 大和市選出では益田氏以来

 神奈川県議会の正副議長選挙が22日に行われ、大和市選出の谷口和史氏(63)=公明党・4期=が、第119代副議長に選出された。本市選出の県議では、2010年の益田駿氏以来、15年ぶり。任期は慣例により1年。

 この日の選挙の投票総数は100(定数105)で、谷口氏の得票は95票、無効票5票だった。この前に行われた議長選挙では、海老名市選出の長田進治氏(59)=自民党・5期=が議長に選出され、県央地域から正副議長が選出された。

 谷口氏は就任のあいさつで、収束の兆しが見えない食料品や日用品の物価高騰、「闇バイト」など多様化する犯罪により、県民の抱えている不安が増していると指摘。

 その上で「喫緊の諸課題の解決にむけて、県民の皆様に寄り添いながら必要な施策を展開していく必要がある」とし、「長田議長のもと先輩・同僚議員や県当局の支援・指導を賜りながら、県民の期待に応えることができるよう精一杯努めていく」と述べた。

藤代氏、野内氏

 26日の県議会本会議では、常任委員会などの新たな顔ぶれも決まった。

 本市選出の議員では、藤代優也氏(53)=自民党・4期=が厚生常任委員会に所属した。野内光枝氏(57)=立憲民主党・1期=は、産業労働常任委員会に入り、共生社会特別委員会の副委員長に就いた。谷口氏は、産業労働常任委員会に所属した。任期はいずれも1年。

 第2回定例会は7月11日(金)まで開催される。

無料ジュニアレッスン会 名門程ヶ谷CCが会場

 公益社団法人程ヶ谷基金が7月24日(木)と25日(金)、ゴルフ初心者・未経験の小学生を対象としたレッスン会を程ヶ谷カントリー倶楽部で開く。青少年育成のための公益事業で、参加費は無料。

 当日はプロコーチとして著名な井上透プロ、ツアープレーヤー田島創志プロ、同倶楽部所属プロらによる実技レッスン、3ホール程度のラウンドを体験する。雨天中止。定員各日30人(応募多数の場合は抽選)で、応募は程ヶ谷基金ホームぺージから応募用紙をダウンロードし郵送する。6月29日必着。

 問い合わせは程ヶ谷カントリー倶楽部【電話】045・921・0115。

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「福祉は、他人事じゃない」テレビやニュースで見るような高齢者の孤独、子育ての悩み、障がいのある人の困りごとなどは、決して遠い世界の話ではありません。大和市に... (続きを読む)
多くの来場者でにぎわう園内

モミヤマ幼稚園 2千人が周年祝う 創立50年を記念

 モミヤマ幼稚園(籾山健園長)は5月24日、同園内で創立50年を記念したイベントを開催した。当日は、2千人を超える卒園児や地域住民らが来場し、節目を祝った。

 同園は1976年、4代目となる現園長の曾祖母にあたる籾山サク初代園長によって創立された。今年で50期目を数え、これまでに6300人以上の園児を送り出してきた。先日行われた「大和市民まつり」にも鼓笛隊として第1回からパレードに参加するなど、長らく地域に親しまれてきた学び舎だ。

 イベント当日は、卒園生も所属する引地台中学校吹奏楽部による演奏や職員によるアンパンマンショーなど、多彩な催しで盛り上がった。

 籾山園長は「少子化が進み、幼稚園が統廃合されるなかで、子どもたちが幼稚園という居場所を持ち続けられるよう、100周年を目指して歴史を積み重ねていきたい」と話していた。

新たなクラブを設立した思いを語った北嶋会長=26日・K―sax Music Supportで

「大和アートLC」が誕生 文化・芸術で地域貢献を

 世界規模の社会奉仕団体「ライオンズクラブ」(LC)の一つとして「大和アートライオンズクラブ」が15日、発足した。市内では3団体目となる。初代会長には、音楽ホール・音楽教室「K―sax Music Support」(大和東)代表の北嶋恭子さん(44・下鶴間在住)が就任した。

 北嶋会長は約10年前、大和中央シティLCに入会。同クラブの「大和artisticクラブ支部」の会長として、障がいのある人向けの「家族みんなで音楽会」(偶数月開催)や、能登半島地震などの被災地支援チャリティコンサート(毎年8月開催)などを手がけてきた。

 北嶋会長がクラブ独立を考え始めたのは、昨年の夏ごろだった。「もっと活動の幅を広げたい」との思いから、新たなクラブ設立に向けた準備を進めてきた。

 現在、会員は25人。サックス奏者として活躍する北嶋会長をはじめ、ピアニストやピアノ調律師、声楽家など、文化・芸術分野で活躍する人々が北嶋会長の思いに賛同し、集まった。今後も「アートで社会に貢献したい」という、同じ志を持つ仲間を増やしていきたい考えだ。

重圧を力に

 6月23日(月)には市内で「認証状伝達式」が予定されており、大和アートLCの船出を関係者らが見届ける。

 今後の活動については、これまで支部として行ってきたチャリティコンサートなどを継続していく方針だ。

 「営利目的ではなく、地域が活性化して社会奉仕につながるようなイベントやコンサートを開催していきたい」と北嶋会長。新たな企画にも意欲を示しながら「プレッシャーは感じているが、『大和市に住んでいてよかった』と思ってもらえるような活動を通じて、社会貢献ができれば」と抱負を語った。

 大和アートLCのほか、市内では大和中央シティLC、大和リバティLCが活動している。

話題の演奏会 「2つの四季」の饗宴

 世界最高峰の音楽家たちが奏でる「四季」を堪能--。東京都交響楽団の弦楽セクションの精鋭たちが、現代の最も優れたヴァイオリニストのひとりとして活躍するシュロモ・ミンツとともに、ヴィヴァルディとピアソラ、2つの「四季」を全楽章演奏する=写真。

 長きにわたり聴衆を魅了してきたミンツの円熟した音色と、愛弟子である及川博史を中心とした都響弦楽メンバーの洗練されたアンサンブルが織りなす至高の音楽体験が可能だ。公演会場は小田原三の丸ホール(小田原駅徒歩13分)。8月11日(月・祝)、午後3時開演(午後2時開場)。全席指定4000円、18歳以下1000円、未就学児入場不可。同ホールHP、イープラス他で発売中。問合せは小田原三の丸ホール【電話】0465・20・4152(午前9時から午後8時)へ。

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余った食品を支援へ フードドライブを実施

 大和市社会福祉協議会(石井敏英会長)は、6月17日(火)にイオンモール大和1階のライトコートで「フードドライブ」を開催する。午前10時〜午後4時。

 フードドライブとは、家庭などで未開封の食品を集め、支援を必要としている人や子ども食堂へ届ける取り組み。募集する食品は米、缶詰、レトルト食品、調味料、粉ミルク、カップ麺、菓子など。賞味期限が1カ月以上あり、常温保存できるもの。生鮮食品や開封済みのもの、常温保存ができないものなどは不可。

 (問)同会総務課【電話】046・260・5633

(左から)栗城会長、長谷川実行委員長、藤岡副実行委員長

神奈川大和阿波おどり 記念大会へ心一つに 関係者ら思い明かす

 新橋通り商店街「新橋会」(藤岡博会長)の総会が20日に行われ、同日、市内で懇親会が開かれた。来年50周年を迎える「神奈川大和阿波おどり」の発祥の地が新橋通りとされていることから、懇親会では新橋会の藤岡会長や阿波おどりの関係者らが「心一つに、大和の阿波おどりを盛り上げていきましょう」と呼びかけた。

 懇親会であいさつに立った「神奈川大和阿波おどり振興協会」の栗城健会長は、今夏の第49回大会にふれ「今年の阿波おどりも無事に成功させながら、来年の50回記念大会(の準備)も並行して進めたい」と考えを明かした。長谷川雄一実行委員長も関係者やボランティアの尽力に謝意を示しながら、引き続きの協力を呼びかけた。

 神奈川大和阿波おどり実行委員会の副実行委員長で、「第50回記念大会特別委員会」の委員長も務める藤岡会長は、取材に対し「一生懸命やる。阿波おどりの発祥の地として、楽しい阿波おどりを次世代につないでいけるよう、微力ながら貢献していきたい」と抱負を語った。

 新橋会では、阿波おどりで使用する鳴り物の太鼓2基を、新橋連に寄贈することを同日の総会で承認した。藤岡会長は「新橋会としても阿波おどりを盛り上げることができれば」と語った。

本大会は7月26・27日

 第49回神奈川大和阿波おどりは、7月26日(土)・27日(日)に本大会が開催される予定。華麗なステージ演舞を披露する「ぞめき大和2025」は本大会に先がけ7月13日(日)、シリウスで行われる。

ホールに歌声響く 心つながるコンサート

 カモの会と大和童謡の会が主催する第2弾「やまと愛 心つながるコンサート」が22日、シリウス1階メインホールで開催された=写真。

 コンサートでは「歌うピアニスト」として活躍する嶋村益代さんが登場。観客と一緒に「大和市歌」などを歌った。歌手の佐々木秀実さんも出演し、会場に美声を響かせた。市内で活動するフラダンス教室の「マカナ アロハ」によるダンスも披露され、ほぼ満席となった客席からは出演者に大きな拍手が送られていた。

 主催者は「皆様のおかげで素晴らしいコンサートを開催することが出来ました。感謝申し上げます」と話していた。

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三遊亭好志朗さん登場 5月31日「夢現寄席」

 「夢現スタジオ」(上草柳162の5/相模大塚駅北口徒歩3分)で5月31日(土)、恒例イベントとして人気を博している「夢現寄席」が開かれる。午後2時開演、1時30分開場。 

 三遊亭好志朗さん(=写真)の「独演会」と銘打って行われ、ゲストも予定されている。チケットは2千円。

 問い合わせは夢現スタジオ【電話】046・261・0613。

大和の安全、私たちの手で 「学生ボラ」32人に委嘱

 安心・安全にむけ啓発活動などに協力する学生ボランティアの委嘱式が26日、深見東にある「学校法人柏木学園 大和商業高等専修学校」(窪田正仁校長/生徒数249人)で行われた=写真。

 委嘱式には、学生ボランティアを希望した生徒32人が出席し、大和警察署の向井瑞樹生活安全担当次長から委嘱状が手渡された。

 向井次長は、今年4月末までに発生した刑法犯の状況にふれ、「空き巣やバイク盗などの窃盗が増加傾向にあり、社会問題でもある特殊詐欺は若年層にまで被害が広がっている」と指摘。その上で「学生の皆さんには街頭啓発キャンペーンなどに参加していただき、力を発揮してもらいたい」と呼びかけた。

 真剣な面持ちで委嘱状を受け取った生徒たちに対し、窪田校長は「地域や警察署からの期待を誇りに、一人ひとりが責任ある行動をとり、(学生ボランティアを通じて)人間形成、成長に努めてほしい」と激励した。

5回の活動を予定

 大和署では、ボランティア団体の支援強化や若年層の取り込みを見据え、2012年から同校と連携し学生ボランティアを委嘱してきた。任期は1年間で、今年度は啓発キャンペーンなど5回の活動を予定する。

 この日、委嘱状を受け取った田中翔太さん(3年)は「前から関心があった。地域の人たちと一緒に大和の治安を守っていきたい」と意気込みを語った。