川崎市は７月１日から、妊婦健康診査を受診する際に使用していた補助券から受診券に変更し、助成額を合計８万９千円から13万５千円へと大幅に引き上げた。この新制度では、病院等と妊婦の健診結果を共有できるようになり、妊娠期からの相談、健康支援につなげることがねらい。神奈川県内で受診券方式を導入するのは初。

　今回の取り組みの目的は、妊娠時の異常の早期発見や母子の健康管理向上に加え、健診結果に基づいた妊婦一人ひとりへの切れ目のない支援を提供することにある。

　これまでの補助券は、健診を金銭的に補助する形だった。新しい受診券方式では、金銭的な補助だけでなく、医療機関が健診結果を記入し、その内容が市へ共有されるように。これにより、市はこれまで把握することが難しかった個々の妊婦の健康状態を専門職が正確に把握し、相談支援や生活習慣の改善サポートといった、より充実した支援に活用することができるという。

　また、助成額は市内医療機関での費用などを考慮し、従来よりも４万６千円を増額。14回分で合計13万５千円相当の受診券となった。

　新制度の対象は、７月１日以降に妊娠届を提出した人で、母子健康手帳と共に区役所の窓口で交付される。６月末までに妊娠届を提出し補助券を受け取った人には経過措置が設けられており、今年４月以降に受診した健診費用の自己負担分について、増額分である４万６千円を上限に助成が受けられる（別途申請が必要）。

県内では初

　妊婦健診の受診券化は、全国的に導入が進んでおり、市によると全国の自治体で92％が取り入れているという。神奈川県内では、川崎市が初となる。市の担当者によると、受診券方式の場合、妊婦個々の健診結果を記載し行政に送る手間がかかるため、医師の負担が大きいことから進んでいなかったという。「川崎市医師会の協力によって実現することができた」と話す。

　市は今後、国が推進する健診結果をデータで管理するデジタル化を進めていく方針。「里帰り出産した場合も健診結果を共有できるようになる。川崎市で妊娠・出産をするすべての妊産婦の皆さまの安心感につなげていきたい」と市の担当者は話している。

　季節の風物詩として多くの区民らに親しまれていた「ＫＳＰふれあい夏まつり〜近隣町内会交流デー」が７月26日（土）、かながわサイエンスパーク（ＫＳＰ／高津区坂戸３の２の１）で開かれる。開催は２０１９年以来、６年ぶり。

　「ＫＳＰふれあい夏まつり」は、日頃の施設利用者への感謝と、近隣住民との交流などが目的。

　入居テナントで構成される「ＫＳＰ商店会」および「ふれあい夏まつり実行委員会」が主催し、「ＫＳＰ環境保全等住民委員会」が共催する。会場はＫＳＰ施設内、西棟・都市ロビーとなるため雨天でも開催される。

コロナ禍経て「復活」

　30年以上の歴史があり２０１９年までは毎年ほぼ、この時期に定期開催され地域に親しまれてきたこの催し。コロナ禍の影響などもあり６年ぶりの「復活」となる。

　２日間の開催日程のうち、初日となる７月25日（金）は、入居テナントと、それらの関係者などを主な対象とした「感謝デー」。翌26日（土）に、近隣住民などを対象とした「近隣町内会交流デー」が行われる。交流デーの当日は、子どもが楽しめる「縁日コーナー」やバラエティーに富んだステージプログラムなどが用意される。またＫＳＰテナント飲食店が腕をふるう料理メニューが堪能できるほか、生ビールの販売なども実施される。

正午から午後７時

　２日目（近隣町内会交流デー）の開催時間は正午から午後７時。会場での飲食、買い物は、当日受付で販売される利用券を使用する。問い合わせは、ＫＳＰ商店会（【電話】０４４・８１９・２２００）。関係者は多くの来場を呼び掛けている。

堅実な経験、企画に輝く

　○…地域住民の文化活動、学習、交流の拠点として幅広く活用されている高津市民館。会議室などの年間利用率も70％を超える人気施設の館長に今年４月に就任した。「身が引き締まる思い。これまでの運営をしっかりと継続し、引き続き多くの人に利用してもらえれば」と抱負を述べる。

　○…父親や親戚が海外で仕事をしていたため、幼いころから外国に憧れを持っていた。大学卒業後は旅行会社に就職。空港スタッフ、旅行客を案内するコンダクター（添乗員）からキャリアをスタートさせ、宣伝・広報や商品の企画を担当していた。「前例を踏まえて堅実に仕事をし、培ったノウハウを新しい企画に活かすことが大切だと学びました」。築いた知識を礎に、バリ島ツアープランや、ホテルと公共交通機関の予約が同時にできる「じゃらんパック」の企画立ち上げにも携わった。

　○…これまで東京都の施設でも館長を務めており、高津市民館は３施設目。長年の経験と企画力を生かし、新たな息吹を吹き込みたいと意気込む。催しの「企画委員」として、中高年の利用者から広くアイデアを募るほか、自然やものづくりに親しめる「木育」イベント実施など、さまざまな世代の人が楽しめる企画や制度づくりに着手している。「新たな発見や出会いを楽しめるような、そんな温かい居場所であり続けたい」。その目には、地域とともに歩む未来が広がっている。

　○…市内在住。家族は妻と２人の娘、４人の孫。昔からテニスが趣味で、溝口にあるスクールに長年通っており、仲間とともにボールを追いかけ、汗を流す日々を送っていた。そのため「ゆかりのある土地で働くことになって、縁とは不思議なものだと感じています」と語る。

　「川崎めぐみ幼稚園（鈴木健之 理事長・園長）」と「諏訪幼稚園（對馬剛 理事長）」の園児たちが、７月３日に高津警察署（今中隆洋署長）を訪問し、署員らと協力して七夕の飾りつけを行った。

　この取り組みは両幼稚園の恒例行事で、交通安全の願いが込められているもの。当日は園児らが警察官に七夕の歌をプレゼント。また、園児や保育士、警察官らが、交通安全や「足が速くなりたい」など、願い事が書かれた短冊や七夕飾りを笹に飾っていった。

　園児らに向けて今中署長は「今日は来てくれてありがとう。皆さんのプレゼント、とても嬉しいです」とコメントした。また、鈴木園長は「普段は接点の少ない警察官と接する機会を作り、身近な存在だと子どもたちに認識してもらえれば」と語った。

　還付金詐欺の被害を未然に防いだとして、高津警察署（今中隆洋署長）は７月３日、菊地龍人さん、美紗樹さん夫婦に感謝状を贈呈した。

　同署によると、事件が発生したのは４月29日。区役所の職員を名乗る人物から「還付金の給付がある」と連絡を受けた区内在住の高齢者男性が、津田山のコンビニでＡＴＭを操作し、手続きをしていた。

　その際、同店に来訪していた菊地さん夫妻は、男性の様子から特殊詐欺の可能性を察知して声をかけたという。金融機関での勤務経験がある美紗樹さんは「男性は口座番号や振込方法などの話をしており、これまでの経験から詐欺かもしれない、と感じました」と振り返る。

　龍人さんは男性から話を聞くうちに詐欺だと確信し、男性から電話を代わり応対。「その人物は所属名を二転三転させ、最後には向こうから電話を切ってしまいました」と龍人さん。その後、最寄りの交番まで男性を連れて行き、事情を警察官に説明したという。

手口が巧妙化

　高津署は、詐欺の手口が巧妙化しているとして、注意を呼びかけている。今中署長は２人に向けて「勇気ある行動で高齢者の財産を守ってくれて感謝している」などとコメントした。

　川崎市教育委員会事務局文化財課「地名資料室」（溝口１の６の10・てくのかわさき４階）は、７月23日（水）から８月24日（日）まで「夏休み学習相談」を実施する。

　「自由研究 お助け隊」として続けられているこの取り組み。自分の住む街を中心に、地名のいわれや新しい地名について学ぶことができ、依頼者それぞれのテーマに合わせ、調べ方やまとめ方を担当者がアドバイスしてくれる。

　参加費無料。相談時間は各日午前10時から午前11時、または午後１時30分から午後２時30分で、各回１組のみ受付。７月28日（月）、８月４日（月）、６日（水）、11日（月）、18日（月）は相談できないので注意。対象は、小・中・高校生で、小学生は保護者の同伴が必要となる。

　相談は先着順で受付。予約は、希望する相談日の２日前の午後４時30分までに地名資料室【電話】０４４・８１２・１１０２、またはウェブの申込みフォームから。

　相談前の事前準備について担当者は「自分の学習テーマや調べたいこと・興味関心のあることを決めておき、連絡または記入すると相談がスムーズに進みます」と話す。

　地名資料室からの折り返しの電話、または返信のメールをもって申込の確定となるため「日中連絡可能な電話番号又はメールアドレスを必ず連絡か入力を」と、担当者は呼びかけている。

　川崎市の一般社団法人「Ｍｉｒａｉａｌｌかわさき（平松あずさ代表）」が先ごろ、中原区のグランツリー武蔵小杉で「未来の私に贈るビューティー＆ヘルスフェス〜10年後も元気で美しく〜」を開催した。

「Ｍｉｒａｉａｌｌかわさき」は設立以来「子どもたちの未来がよりよくあるために今できること」を目的に掲げ、様々な社会問題について「知ること」「伝えること」を女性たちの声に乗せて発信している。

　今回のフェスは、女性のライフステージに焦点を当てた内容。当日は、月経前症候群（ＰＭＳ）や更年期障害といった女性特有の課題に対し、企業と連携した専門的な情報提供が行われた。

　また、健康チェックコーナーや腸活、整体など、美容や健康に関するさまざまなブースが設けられ、専門家による相談会や体験コーナーも実施されたほか、最新のスキンケア情報や食生活に関するアドバイス、手軽にできる運動の紹介など、日常生活に取り入れやすい情報も提供。来場者は役立つ情報の数々に、熱心に耳を傾けていた。

トークショーも

　幅広い世代に楽しんでもらおうと、会場の一画には子ども達も楽しめる「まほうのステッキづくり」や「レモネードスタンド」なども用意され賑わいをみせていた。さらにスペシャルトークショーとしてモデルの畑野ひろ子さんや昭和医科大学の有馬牧子さん、元プロサッカー選手の鈴木啓太さんが登壇し、女性のライフステージにおける健康に関するトークショーも開催され、大きな盛り上がりを見せた。

　平松代表は「多くの人に来場をいただき感謝でいっぱい。今後はもっと仲間を集め、さまざまな取り組みを実施していきたい」と語っていた。

　昨年から相次いで発生している震災。「地域防災」を担う自治会や町内会などでは現在、非常用備蓄や防災体制の見直しを図っている。

売れ筋サンプルも

　タウンニュース社では、注目の防災グッズを満載したカタログを制作した。自治会や町内会の代表者、または防災担当者など、これを希望する団体に進呈する。

　カタログに掲載したグッズは、防災ボトルや非常用簡易トイレ、ランタン、アルミブランケット、給水バッグのほか、安否確認タオルなど。注文は電話対応で可能。また、それぞれの団体１回限定で、売れ筋品のサンプルもプレゼントする。

　申し込みは、タウンニュース営業推進部【電話】０４５・９１３・４１４１（土日除く、午前９時〜午後６時）。

　シニア世代を対象に、パソコン（ＰＣ）とスマホの使い方が学べる教室が開かれる。主催は、川崎市とＮＰＯ法人かわさき創造プロジェクト。

　ＰＣ入門コースは【1】てくのかわさき（高津区溝口１の６の10）９月２日〜11月25日の毎週火曜【2】下平間幸会館（幸区下平間68の１）９月１日〜12月15日の祝日除く毎週月曜。各全12回、６千円。

　スマホコースはてくのかわさきで【3】ｉＰｈｏｎｅが９月５日〜26日の毎週金曜【4】Ａｎｄｒｏｉｄが10月10日〜11月７日の毎週金曜【5】下平間幸会館でＡｎｄｒｏｉｄが11月10日〜12月25日の毎週月曜。各全４回、２千円。

　時間は【1】〜【4】が午前10時〜正午、【5】は午後１時〜３時。対象は市内在住在勤在学の40歳以上。申込は住所・氏名・年齢・【電話】・希望コース（【1】〜【5】）、ＰＣ・スマホ歴、ＰＣ貸出希望有無を記入の上、往復はがき（〒２１０-８５７７川崎区宮本町１番地健康福祉局高齢者在宅サービス課）かファクス（【FAX】０４４・２００・３９２６）。二次元コードでも受付。８月15日（金）（スマホのＡｎｄｒｏｉｄは９月12日（金））必着。応募多数は抽選。（問）【電話】０４４・２００・２６３８

　14歳の夏、人生は一変した。１９４５年８月９日、長崎。旧制長崎中学校の２年生だった松本さんは、爆心地から２・８Km離れた自宅で被爆した。

　その日は、朝から空襲警報が鳴り響き、空爆の恐れのある勤労奉仕先の工場から自宅に戻っていた矢先だった。午前11時２分。突如、目の前が「太陽が爆発したかと思った」ほどの巨大な白い閃光（せんこう）で真っ白になった。夢中で庭先の防空壕へ駆け込もうとした瞬間、すさまじい爆風で家屋が倒壊。下敷きになったが這い出し、九死に一生を得た。

　被爆から２日後、体調を崩し療養のため離れて暮らしていた姉と母のもとへ向かった。市外の駅を目指したが、道に迷い、爆心地近くに足を踏み入れてしまう。そこで目の当たりにしたのは、想像を絶する地獄絵図だった。

　「『水、水を』とうめく人々、『助けて』と訴える声。何もできず、ただ『ごめんね』と心の中で繰り返しながら通り抜けるしかなかった」。

　数日後、家族との再会を果たし無事を喜び合った。それもつかの間、助かった人々が放射線の影響で次々と亡くなっていった。松本さんの友人や大切な人々も即死か、助かっても程なくして命を落とした。自身も髪の毛が抜け、下痢が続き、「死ぬのだろうか」と見えない恐怖におびえ続けた。「原子爆弾は、未曽有の破壊力と放射能の危険を伴う殺りく兵器。長期間にわたり人間の体をむしばみ、未来の命までを奪う」

　当時の無力感に、今でもさいなまれている松本さんは、五行歌という表現方法に、被爆体験と原爆の恐ろしさを託すようになった。

︽白熱の閃光と　凄まじい爆風　瞬時にして港街は　阿鼻叫喚の　灼熱地獄となった︾

︽水 水 水　熱か 熱か　学生さん　小便でもよか　かけてくれんね︾

︽化け物だ　幽霊だ　人間の姿を失った　異様な物体だ　少年が見た原爆地獄︾

　「人は２度死ぬのだと思う」と松本さんはいう。「この悲劇を二度と繰り返さぬよう語り続ける限り、友は私の中で生きている。私が死ぬときが、彼らの２度目の死なのです。生きている限り機会があれば語り続けたい」。94歳の今でも、強い思いを持ち続ける。

-　-　-　-　-

今年で戦後80年。体験者が年々減少し、戦争の記憶が風化しつつある。当事者の記憶を後世に残すとともに平和の意義について考える。不定期で連載。

　２０２６年の改定を目指す「区役所改革の基本方針」に関し、川崎市は市民から声を聴く「区役所ミライプロジェクト」地域ワークショップを８月５日（火）に中原区役所で開催する。７月15日（火）まで参加者を募集中だ。

　市は２０１６年、10年後の地域社会を見据えた区役所の在り方を示す「区役所改革の基本方針」を策定し、取り組みを進めてきた。しかし少子高齢化や全領域でのデジタル化といった社会環境の変化が著しいことから、新たな区役所像を示すため、策定10年を迎えるタイミングで基本方針を改定する。

　改定に向け、昨年度は市民アンケートや有識者ヒアリングを実施。アンケートでは、オンライン手続サービスを利用したいというニーズが高く、複数の手続きを一つの窓口で完結できる「ワンストップ窓口」を求める声が多かったことに加え、窓口での「親身な応対」や「専門的な相談」など、担当職員の丁寧な対応を望む声も多かった。

　「プロジェクト」は、区役所の望ましい未来像を市民と共に考える「場」づくりを目指すもので、今後は多くの市民が参加できるフォーラムも予定する。今回のワークショップでは、市民と区役所職員がグループワーク形式で意見交換を行う。市内に在住か在勤、市内の在校生・在学生の参加希望者を募集している。定員は10人で、これまでに募集した20人と６グループに分かれて自由に議論する。

　当日は午後６時から８時半まで。申し込みと問い合わせは市の区政推進課【電話】０４４・２００・２２５８。

　川崎市青少年科学館「かわさき宙と緑の科学館」（多摩区）では日本に避難しているウクライナ人女性を講師に招き、７月19日（土）に特別投影企画「ウクライナの星空の下で」を開催する。母国でプラネタリウム解説員を務めていたオレナ・ゼムリヤチェンコさんが、ウクライナの星と文化について解説する。

　オレナさんは、ウクライナ北東部のハルキウのプラネタリウムで解説員として働いていた。しかし２０２２年２月にロシアによる軍事侵攻が始まり、オレナさんが暮らすアパートも砲撃の被害を受けた。同年４月に日本へ避難。国内の同業者たちの協力を得て避難生活を送りながら、関東を中心に全国各地でプラネタリウム解説を続けている。

　「かわさき宙と緑の科学館」での特別投影企画は24年２月以来、２度目。今回はウクライナの夏の星空を投影し、オレナさんが夏のお祭り「イワナ・クバラ」など自国の文化を紹介する。

　「ウクライナの星空の下で」は午後４時30分から約１時間。先着２００人で、当日午前９時30分から観覧券を発売する。当日は会場内に「ウクライナ人道危機救援金」の募金箱も設置する。問い合わせは科学館【電話】０４４・９２２・４７３１。

　川崎市は「全国都市緑化かわさきフェア」で実施した子どもと地域を花でつなげるプロジェクト「花づくり・花かざり」を、今年度も続けるべく、プロジェクトを支援するクラウドファンディングを開始した。

　昨年度に開催されたフェアは「みどりで、つなげる。みんなが、つながる。」をテーマに掲げ、事業の一環として、子どもたちが花を育てながら地域と交流を深めるプロジェクト「花づくり・花かざり」を実施。花苗を育て、水やりをし、頃合いを見て地域の花壇に届ける過程を通じ、子どもたちが街の緑化の大切さなどを体感し、地域と交流する機会を創出する狙いだった。

　フェアでは市内の公立小中学校と特別支援学校、計１７０校の児童・生徒が育てた計約７万株の花々が会場を彩った。そのレガシー（遺産）として、市は今年度もプロジェクトを継続。６月から各校で花苗を育て始め、７月３日からはプロジェクトを寄付で応援してもらうクラウドファンディングが始まった。

　クラウドファンディングは９月30日（火）までで、詳細は「ふるさとチョイス」か「ふるさと納税　for Good!」から。プロジェクトの詳細は市グリーンコミュニティ推進室【電話】０４４・２００・１７３７。

スタジアムで腕競うグラウンド・ゴルフ大会

　富士通スタジアム川崎で７月25日（金）、「第１１２回 富士通スタジアム川崎グラウンド・ゴルフ大会」が開催。小雨決行。

　50歳以上なら誰でも参加でき、緑の人工芝の上でプレーを楽しむことができる。試合は計32ホールの個人戦。参加賞が用意されているほか、男女別の上位５位までの入賞者には賞品を謹呈。ホールインワン賞や、誰でもチャンスがあるお楽しみ抽選会も。

　時間は午前９時〜午後３時（予定）。参加費は保険料込みで１６００円。定員は先着１００人、申込みは氏名、郵便番号、住所、電話番号、生年月日、グラウンド・ゴルフ歴を記載の上、電話、ＦＡＸ、メールのほか、同スタジアムへの直接持参でも受け付ける。７月20日（日）締切。担当者は「広いスタジアムで一緒に楽しみましょう」と参加を呼びかける。

　（問）富士通スタジアム川崎【電話】０４４・２７６・９１３３、【FAX】０４４・２７６・９１４４、メール：fujimi-info@frontale.co.jp。

　近畿地方以西では6月27日に梅雨明けが宣言されました。史上最も早い梅雨明けだったようです。関東地方では7月4日現在、まだ梅雨明け宣言は出ていませんが梅雨明け同様の猛烈に暑い日々が続いています。

　それでも私たちの活動は活発です。7月3日活動日には暑さの中、会員22名に加えて団体会員の大和生研さんからも4名の参加者を迎え、文字通り汗を流して頂きました。作業内容は春日台では親子ジャガイモ堀体験が終わった畑を耕し、次の親子大根抜き体験に向けて準備を始めました。ふれあいの森では7月末の炭焼きに向けて竹の切り出しです。

今年は「真夏の炭焼き」も

　真夏の炭焼きは今までは避けていましたが、今年は新しく始める「竹利用教室」で大学生向けの炭焼き教室を実施するのでその準備としての炭焼きです。8月24日が初回の教室です。その日は炭を取り出す「窯出し」と別の窯に竹材を詰め込む「窯詰」を予定しています。2週間後の2回目の教室で「炭焼き」と竹切を体験してもらう企画です。これで竹炭焼きの主要4工程「竹切」「窯詰」「炭焼き」「窯出し」をすべて体験してもらえます。

　初回の「窯出し」を体験してもらうには事前に炭焼きが必要となり、今回の竹切となりました。竹切には会員から4名、大和生研さんからの4名が参加です。会員の4名は全員が私たちの「炭焼き体験教室」「菜園体験教室」への参加を機に会員になってくれました。皆さん、熱心に活動してくれて炭焼き関連に留まらず、竹細工へも取り組んでくれています。お陰で、竹林整備で発生する竹材の有効活用が進んでいます。制作する会員側も趣味として楽しんで頂けているように見えます。制作は竹材を持ち帰って主に自宅で仕上げてくれます。会員の制作意欲を喚起してくれる孟宗竹、会に取っては色々な意味で貴重な資源です。