川崎区・幸区版【8月8日(金)号】
記念写真に納まるメンバーら=流山市で 提供

若者有志 政治体験の場を提供 小中学生対象に 模擬投票など

 中高生9人で活動する「ぽりーず」が小中学生向け政治体験イベント「せいじのひろばin川崎」を8月31日(土)ミューザ川崎研修室(幸区大宮町)で開催する。議会のような話し合いや模擬投票の体験などを企画。政治を身近に感じてもらいながら「主体的に社会へ関わるきっかけになれば」と願いを込める。

 ぽりーずは「政治は身近で、面白い」をキャッチフレーズに、今年3月には千葉県流山市でイベントを開催。関東から全国での開催を目指す。

 共同代表の谷春香さんによると、メンバーの中には陳情などを通じて社会に声を届けてきた経験者もいるという。「不満や違和感を心の中にしまっておくだけでなく、言葉にして届けることで、大人や議員の方々が真剣に向き合ってくれる」と実感。こうした経験や思いをもとに、政治を「楽しく・やわらかく」触れてもらうことを目指し、イベントを企画。谷さんが川崎市在住であることから川崎での開催を決めた。

 イベントは、小学生にも身近な「教育」などをテーマに、少人数で意見を出し合う話し合いの場や実際の投票箱を使用しての模擬選挙体験を行う。架空の町を舞台に、参加者と議員がより良いまちについて考えるワークショップも予定。現在、議員の参加交渉を行っているという。午前10時開場で、10時30分から正午、午後1時30分から4時の2部制で行われる。会場には3つのブースが設けられ各ブース20分で回る。参加費は無料、事前申し込み制。

 7月20日に行われた参議院議員選挙について谷さんは、「政治不信や偏った意見、さまざまな情報が飛び交う中、人によっては冷静に判断するのが難しい選挙だったのでは」と推察。インターネット上には誤情報も多く、何を信じるかを見極める力の大切さを改めて実感したといい、「すべての当選者を、政治についてしっかり学んだ市民が冷静に見守っていくことが必要だ」と語った。

友達と喋りながら勉強に励む利用者

幸社協 夏の居場所「自由に利用を」 高校生年代に部屋開放

 高校生年代に、夏休み期間中の自習や休憩の場所を提供しようと、「夏のよりみち(仮)」と題した催しがさいわい健康福祉プラザ(幸区戸手本町)で開催されている。利用者はWi─Fiを完備し、冷たい飲み物やお菓子も用意されている同所の一室で、涼しいひとときを過ごしている。

「勉強できる場所欲しい」

 この取り組みは、川崎市から委託された「地域見守り体制強化事業」の一環で、幸区社会福祉協議会が主催するもの。同区役所企画課が昨年度、高校生を対象に行ったアンケートで、「勉強できる場所が欲しい」という声が多かったことから企画された。市内の社協では初めての試みになる。同協議会の担当者は「たしかに近隣には自習できるような場所がない。アンケートの結果を受けて、社協として何かやれることはないかと考えた」と企画の意図を語る。

 部屋にはパソコンやスマートフォンの利用を想定し、Wi─Fiを完備。お茶やジュースなどの冷たい飲み物のほか、ケトルを利用してカフェオレなどの温かい飲み物を飲むこともできる。またトースターと電子レンジも設置されているので、昼食や夜食を取ることも可能。

 使い方は自由で、これまでに一人で黙々と勉強したり、友達と一緒に来て喋って帰ったりする利用者が見受けられるという。同協議会の担当者は「今までのところ、お菓子だけ食べて帰る子も多い」と笑う。利用には登録が必要で、学校名や学年等を記入し、利用証を受け取る。8月1日現在では16人が登録済みで、近隣の幸高校の生徒が多いという。

 対象は同区在住・在学のおおむね16〜18歳。期間は8月30日(土)まで(日曜・祝日を除く)。時間は月・水・木・土が午前9時〜午後5時、火・金が午前9時〜午後8時45分。

いずれは地域交流の場に

 同協議会には、地域のボランティアが多く出入りすることから、部屋にあるホワイトボードには、同協議会で募集しているアルバイトや、11月29日(土)にとどろきアリーナ(中原区等々力)で開催される「第9回 手をつなぐフェスティバル」のボランティア募集のチラシなどを掲示。高校生年代の利用者に、自分が住んでいる地域でどんなことが行われているか、知ってもらうことが目的だ。「ボランティアに参加してくれるのは、どうしても同じ人になりがち。高校生年代の人が参加してくれれば、地域にもっと活気が生まれるはず」と担当者は思いを込める。部屋には地域の人から寄付を受けたボールペンや蛍光ペン、折り紙でできた手作りの装飾などを設置。地域とのつながりが感じられる、温かい空間になっている。「いつかここが新たな地域交流の場になってくれたら嬉しい」と担当者は青写真を描いている。

サッカークラブ運営を通し、体育学生と企業を繋ぐキャリア支援を展開する 堀田 一樹さん 高津区在住 26歳

学生と企業をリンクする

 ○…県の社会人サッカーリーグに所属している「FC GRANSUMA」。チームの特徴は、所属メンバーが全員大学生で、競技と並行してスポンサー営業や広報を担当していること。最近では、選手がクラブのスポンサー企業の職場に出向いて仕事を体験することで、選手たちがサッカー以外の社会経験を積み、将来の道を探る機会も創出している。「学生と企業がお互いを知り、円滑な就職を進めるための流れを作っていきたい」と力強く語る。

 ○…静岡県出身。生粋のサッカー少年で、さまざまなチームに所属し、活躍した。体育教師を目指して大学に進学するも、入学直前に病を発症し、スポーツが長くできない身体になった。「サッカーができなくなり、一時は抜け殻のようになっていました」。そんな中、同じ境遇の学生と話す機会があり、自分の人生を考え直した。「自分と同じように、アスリートの道を断たれる人がこれから大勢でてくるはず。そんな人を支援したい」と、大学1年生の時に「FC GRANSUMA」を設立した。

 ○…Jリーグのファンで、さまざまなチームの試合を観戦することが癒しの時間。また、付き合って6年になる彼女とのひと時も大切にしている。「自分の仕事を理解し、支えてくれる最高の人」と笑顔で語る。

 ○…大学卒業後は一度クラブの運営から離れるも、社会人経験を経て復帰。その際、学生時代から土地勘があり、馴染み深かった高津区への移住を決めた。昨年11月にはクラブを運営する(株)Pivonを立ち上げ、メンバーたちを束ねる一方、体育会系の学生を対象にした就活イベントの開催に向け準備を進めている。「学生と企業をリンクする」を合言葉に、歩みを進めていく。

腹話術を披露するしろたにさん

腹話術の会きずな 20周年記念の公演会 横浜にぎわい座で

 幸区に本拠地を置く「腹話術の会 きずな」が9月20日(土)、20周年記念公演を開催する。場所は横浜にぎわい座(中区野毛町)。

 同会代表で、8月に合計上演回数5000回を達成した、しろたにまもるさんを筆頭に、29人の演者が出演。今年が戦後80年にあたることから、しろたにさんは戦争や平和をテーマにした腹話術を披露。ゲストとして、紙切り芸人の三遊亭絵馬さん、幸区で活動する「IEG一輪車クラブ」も出演。ブレイクダンスも予定しており、公演に花を添える。しろたにさんは「笑いの中にも、平和への切なる願いを込めて、腹話術を披露したい」と思いを込める。

 午後2時30分〜6時。入場料1000円(障がい者・学生500円)。チケットの申し込みは電話・ファクス044・544・3737。

防災訓練、大規模に 総合科学高校などで

 川崎市総合防災訓練が8月31日(日)、川崎総合科学高校と近隣の多摩川緑地(小向仲野町地区)で開催。午前9時〜正午。

 市内7区の持ち回りで実施しているもので、幸区で行われるのは7年振り。避難所の開設・運営の訓練から、消防・警察・自衛隊などが参加する救出救護訓練、災害に関する啓発ブースの出展などを予定。普段目にすることのない、ヘリコプターでの訓練を間近で見たり、降雨体験車で大雨の過酷さを肌で感じたりすることもできる。

 持ち物は、室内履き、飲み物など。担当者は公共交通機関での来場を呼び掛けている。

 参加無料。降雨の場合は縮小、荒天は中止。当日の開催可否などの詳細は【フリーダイヤル】0120・910・174。

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2人の歌唱に酔いしれるひとときを

絶品料理とものまねショー 川崎日航ホテルで

 毎年恒例の「ものまねライブ&ディナーショー」が9月23日(火・祝)、川崎日航ホテルで開催される。

 有名ものまね番組で3度の優勝経験を持つ、ものまね界の貴公子「ビューティーこくぶ」と、DREAMS COME TRUEの吉田美和さんのものまねで有名な、歌まねシンガー「ななみなな」が出演。同ホテルシェフが腕を振るう自慢の料理とともに、2人の歌声と軽妙なトークを楽しめる。

 開催は2部制で、1部は正午、2部は午後5時から受付。料金は1万9000円。担当者は「今年も美味しい料理とともに、そっくりなものまねを楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 予約・問い合わせは同ホテル【電話】044・244・4441

右奥から時計回りに、片桐代表、ゲストの大原さん、清水さん、須山さん

FM大師で新番組 FM大師オリジナル番組紹介【3】 「Active Life,Happy Life」

 川崎区中心のコミュニティーFM放送局・FM大師で7月3日、「Active Life,Happy Life」がスタート。

 多摩区の葬儀社である「株式会社 貴方の側で」の提供で、同社の片桐真樹代表とナビゲーターの清水暁さん、須山成美さんがトークをお届け。葬儀社の枠を超えて、介護や福祉などとも連携を深めている同社の取り組みを中心に、終活が身近になる話題を紹介します。

 毎週木曜日午後2時〜3時の放送。片桐代表は「番組を聴いて自分も当てはまると思ったら、気軽に相談してほしい」と話します。

川崎東口で行われるラタジャトラ

当事者に学ぶ市民活動 全3回 教育文化会館で

 市民活動に取り組む当事者から体験談を聞く講座「生の声から市民活動を学ぶ3日間」が8月19日(火)・21日(木)・27日(水)、教育文化会館(川崎区富士見)で開催される。主催は川崎区役所と一般社団法人グローバル文化協働支援センター。

 第1回は東田公園コミュニティーハウスさくらの管理運営を担う「NPO法人姿勢教育の孝心会 まちびらき隊」の溝井直孝氏が、活動の成り立ちや今後のビジョンを語る。第2回は「もったいない市」の島村艶子氏が講師を務め、「捨てられる運命だったものに新たな命を吹き込む」活動を紹介する。第3回は8月、川崎で2012年から開催されているインドの祭り「ラタジャトラ」を長年ボランティアで支えてきた、元川崎市副市長の三浦淳氏とベヘラプリティマ氏が登壇。これからの共生社会のあり方について考える。

 開催時間はいずれも午後7時から9時。ファシリテーターは、同センター代表理事の黒江乃理子さんが務める。対面とZoomによるオンラインで行われ、いずれも事前申し込みが必要となる。定員は対面、オンラインともに各10人。参加費は無料。

 申し込みは、川崎市教育文化会館ウェブサイトから。

日ごろの練習の成果を発表=ウェブサイトより

8月23日まで 体操フェス、参加者募集 「愛好家なら誰でも」

 川崎市体操協会は10月25日(土)にカルッツかわさき大体育室で開催する「第34回体操フェスティバルかわさき2025」(主管=川崎市一般体操連盟)の参加団体を募集している。

 同フェスは、世代を超えた体操愛好家たちが日頃の練習の成果を披露する場。競技やコンテストとは一線を画した、健康と楽しさを目的とする。

 開催当日は、老若男女によるさまざまなパフォーマンスが繰り広げられる予定。時間は午前9時20分から午後3時30分まで。

 演技は1団体6分以内で2作品まで出演可能。参加費用は1人800円、親子体操は子ども1人につき50円追加。参加には川崎市一般体操連盟への登録が条件となる。申し込みは、川崎市一般体操連盟のウェブサイトから。締め切りは8月23日(土)必着。問い合わせは実行委員会事務局・禰津さん【電話】080・3389・2624。

県選抜YAMAYURIでプレーする涌井さん

女子学童野球 幸区 涌井さんが意気込み  全国大会に向けて

 女子学童野球の神奈川県選抜チーム「YAMAYURI」に、幸区の涌井咲瑠(えみる)さん(古川小6年)が選ばれた。8月14日(木)から岡山県倉敷市で開催される「NPBガールズトーナメント2025全日本女子学童軟式野球大会」を前に、意気込みを語った。

 涌井さんは保育園年長の時、1つ上の兄・昴瑠(すばる)さんの影響で野球を始めた。右投げ左打ちで現在は幸スターガールズでプレーし、ショートを守る。父の崇尚さんによると、守備では堅実さ、打撃では出塁率の高さが持ち味。こつこつと頑張るタイプで、父親と自宅近くの公園などでバッティングやスローイング練習に励む。憧れるのは、プロ野球巨人の坂本勇人選手だ。

 選抜チームの練習に参加し、仲間から刺激を受ける日々を過ごす。「元気な子がたくさんいてチームの雰囲気も明るい」。一方で、声出しをもっと頑張りたいという。選抜チームは16日(土)の2回戦から出場する。大会に向けては、目下、守備練習に力を注ぐ。涌井さんは「全国大会は緊張するし、勝てるか不安もあるが、みんなと力を合わせて頑張りたい」と抱負を語る。

 野球以外では、小学3年生からダンス教室に通い、ヒップホップやジャズダンス、ガールズヒップホップの練習に熱を入れる。

総勢100人が参加するショー

エンタメとSDGsの祭典 8月16日・17日 小杉で

 エンターテイメントとSDGsを融合したイベント「アップサイクルフェス2025」が8月16日(土)、17日(日)の2日間、川崎市コンベンションホール(JR武蔵小杉駅そば)で開催される。

午前10時から午後6時。入場無料。

 主催するのは、イベント企画やダンス等のレッスン、アーティストのマネジメントを行う「川満アート・テイメント(株)」(麻生区)。同社は、4人組兄妹ユニット「bless4」、アニメ主題歌『創聖のアクエリオン』を歌う同ユニットのAKINOさんのマネジメントや、男女混合コーラスダンスグループ・AMWのプロデュースも行っている。

 今回のイベントは、「『作らない』『買わない』より『大切にしたい』」がテーマ。服の大量廃棄問題やごみ問題に対し、価値を高めるような加工や工夫を凝らし、エンターテイメントを通してSDGsに関心を持ってもらえるようさまざまな企画を実施する。

 メインとなるのは「アップサイクルファッションショー」。捨てられるはずだった服などをリメイク、リユースすることで新しい価値を与えて再生。その服を着て、総勢100人のモデルがランウェイを歩く。また、bless4、AMW、川崎純情小町☆らのステージが披露されるほか、写真や手芸などのワークショップ、服の交換会なども実施。複数のキッチンカー、物販ブースも設けられる。

 イベントの詳細は、公式サイト「あぷ祭」で検索。問い合わせは、同社【電話】044・543・9197。

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市トライアスロン協会 屋上プールで練習会 橘高校で

 川崎市トライアスロン協会は8月10日(日)、橘高校の屋上プールでトライアスロンスイムの練習会を開催する。午前10時から正午。

 幅広い年齢層に向けて、トライアスロンの普及や競技理解度の向上を目指す同協会。今回は今年2回目の屋外長水路プールでの練習会で、レベルに合わせたドリルとサークル練習により、効率的な泳ぎを習得する。

 定員30人(最少催行人数10人)。初心者から上級者が対象。参加費は高校生以上が3000円、中学生が2000円。8月8日(金)締切。申し込みは同協会ウェブサイト。

宮部龍彦氏

市長選 宮部氏が出馬表明 出版社CEO、無所属で

 任期満了に伴い10月26日に投開票される川崎市長選挙に、宮部龍彦氏=座間市在住=が無所属で立候補する意向を示した。

 宮部氏は鳥取県生まれの46歳。信州大学工学部を卒業後、プログラマーやジャーナリストとして活動。ソフトウェア開発会社の代表や、多摩区に所在地を置く出版社「示現舎合同会社」の最高経営責任者(CEO)を務める。

 宮部氏は「川崎区池上町の密集住宅地改良に手を付けたい」とし、さらに「これに象徴される長年放置された川崎市の懸案に対して妥当かつ透明な手法で向き合う」と説明。またIT技術者の経験を生かし「業務の効率化を進め、得た余力を市民サービスの充実、福祉現場などの職員待遇改善、将来の減税へと分配し、まち全体に還元する」と述べた。

 市長選をめぐっては、これまでに新人の國谷涼太氏と現職の福田紀彦氏、新人の野末明美氏が出馬を表明している。(7月31日起稿)

映画の案内チラシ

平和のつどい 映画上映と被爆者の話 9月6日 市平和館

 川崎市民平和のつどいが9月6日(土)、川崎市平和館(中原区木月住吉町33の1)で行われる。午後1時から3時30分。主催は同実行委員会。

 13歳で被爆し、その後の人生の大半をカナダで暮らしながら核兵器廃絶のために立ち上がったサーロー節子さんの原点を探る長編ドキュメンタリー映画『ヒロシマへの誓い―サーロー節子とともに―』を上映。その後、神奈川県原爆被災者の会で活動する被爆者の陣川幸子さんが体験談を語る。主催者は「今こそ平和の大切さを考え、語り継ぐ必要がある」と参加を呼び掛ける。

 先着100人。参加費無料。申込みは8月29日(金)までで、定員になり次第締め切り。申し込みは同事務局(川崎市教職員組合)【電話】044・433・9101(平日午前9時から午後5時)。

映画の案内チラシ

平和のつどい 映画上映と被爆者の話 9月6日 市平和館

 川崎市民平和のつどいが9月6日(土)、川崎市平和館(中原区木月住吉町33の1)で行われる。午後1時から3時30分。主催は同実行委員会。

 13歳で被爆し、その後の人生の大半をカナダで暮らしながら核兵器廃絶のために立ち上がったサーロー節子さんの原点を探る長編ドキュメンタリー映画『ヒロシマへの誓い―サーロー節子とともに―』を上映。その後、神奈川県原爆被災者の会で活動する被爆者の陣川幸子さんが体験談を語る。主催者は「今こそ平和の大切さを考え、語り継ぐ必要がある」と参加を呼び掛ける。

 先着100人。参加費無料。申込みは8月29日(金)までで、定員になり次第締め切り。申し込みは同事務局(川崎市教職員組合)【電話】044・433・9101(平日午前9時から午後5時)。

あやめ会 若者支える家族のつどい 8月16日 総合自治会館で

 NPO法人川崎市精神保健福祉家族会連合会あやめ会(長加部賢一理事長)主催の「精神疾患を持つ若者を支える家族のつどい」が8月16日(土)、川崎市総合自治会館(JR南武線武蔵小杉駅近く)で開催される。午後1時30分から4時30分。

 対象は10代、20代の精神疾患の当事者を支えている家族。「親としてどう対応したらよいのか」「病院に行かないと言われ、不安」などの悩みに寄り添う。1部は思春期専門の精神科医・石井美緒氏の講演と質疑応答を行う。2部では家族会の紹介や、グループに分かれて交流会を実施。長加部理事長は「若者特有の精神疾患を発症した同じ世代の当事者を支える家族と交流し、思いを話してみませんか」と参加を呼び掛ける。

 定員15人。参加費無料。申込み締め切りは8月14日(木)。問い合わせは同会【電話】044・813・4555(火・木曜、午前10時から午後4時)。

笑吉さん主催 「えりぬき寄席」 8月16日 川崎区本町で

 川崎区役所職員で社会人落語家の喜楽亭笑吉(本名依田耕一)さん=写真=が実力派の社会人落語家を集めた落語会『第7回えりぬき寄席」を8月16日(土)、東海道かわさき宿交流館で開催する。午後1時開演、0時30分から整理券を配布する。定員は先着100人、木戸銭は無料。

 中入り後、江戸落語の長講「三軒長屋」をリレー形式で行うのは見どころ。出演者と演目は次の通り。夏過ぎ亭あきの助=「祇園祭」▽高円寺亭寅彫太=「湯屋番」▽俺亭きらり=当日のお楽しみ▽かたばみ亭安芸=「三軒長屋(上)」、喜楽亭笑吉=「三軒長屋(下)」。

 

「カワサキをカイセキ!」の表紙

「カワサキをカイセキ!」 川崎の「若さ」健在 平均年齢の低さなど1位

 政令指定都市や東京都区部の21の自治体の基礎的な統計情報を分かりやすくまとめた「大都市データランキング カワサキをカイセキ!」の2023年度版が7月30日に刊行された。自然増加数や自然増加比率で1位となるなど、前年度に続き「若い川崎」を印象付けるデータが並ぶ。

 「カワサキをカイセキ!」は、大都市統計協議会が毎年発行する「大都市比較統計年表」をもとに、川崎市が主な統計情報をグラフや順位表記などで分かりやすくまとめてリリースしている。

 まず「人口」関連の統計では、自治体の「若さ」を証拠づけるデータが多い。出生数から死亡数を引いた「自然増加数」と、全人口に占める「自然増加数」の割合である「自然増加比率」が21の自治体で1位。20年の国勢調査に基づく「平均年齢」では43・7歳で最も若く、23年度の「死亡率」は最下位だった。

外国人住民は8位

 人口に占める外国人住民の割合は3・32%で8位。1位は大阪市の6・14%、2位は東京都区部の5・63%だった。

 「土地」関連では、市域面積1キロ平方メートルあたりの都市公園数が8・3カ所と最も多く、都市計画法に基づく用途地域における工業専用地域の割合は北九州市、堺市に次いで多かった。

 「商業・農業・貿易」関連では、「入港船舶隻総数」が港湾のある16自治体中10位と、約30年の間に3分の1になった入港船舶の減少傾向をそのまま反映した結果に。一方で、船舶の大型化や機能性の向上などにより、1隻当たりの総トン数は30年で約3倍に増えており、総量では横ばいの可能性もある。

 「経済・財政」では、市内総生産に占める家計最終消費支出(家計が生活に必要とする支出)の項目別割合で、「住宅・電気・ガス・水道」の割合が全体の3分の1を占めて大都市平均を大きく上回った一方で、「保険・金融サービス」が大幅に下回った。家賃の高さや平均年齢の若さが影響したとみられる。

ごみ収集量は最小

 「生活」関連では、人口10万人あたりの生活習慣病による死亡者数が福岡市に次いで少ない。また人口当たりのごみ収集量が最も少なく、世帯当たりのごみ収集量も過去30年で半減するなど、ごみ減量化の取り組みの成果が見られた。

 「カワサキをカイセキ!」は市のウェブサイトに掲載するほか、市の統計情報課や各区役所などで配布している。

リバーFC 高井選手「海外」に歓喜 後輩「自分もいつか世界に」

 サッカーJ1・川崎フロンターレから、7月にイングランド・プレミアリーグのトッテナムに完全移籍した高井幸大選手(20)。クラブのアジア遠征では足のケガでメンバー外となったが、同選手が小学4年まで所属したジュニアチーム「リバーFC」(幸区)の後輩たちは、先輩の移籍に歓喜している。

 猛暑となった7月下旬の土曜日。リバーFCのメンバーは、川崎市立古川小学校(幸区)のグラウンドで練習に励んでいた。現在、リバーFCには約100人の児童が所属する。今年は小学4年のチームに女子8人が入り、男子と共に練習に打ち込んでいる。女子メンバーに高井選手の移籍の感想を尋ねると、口々に「うれしい!」。メンバーの一人は「私も練習を頑張って、高井選手みたいに世界で活躍したい」と元気に話した。

 小学4年と3年の指導に当たる山田昌弘さんは、元教え子の快進撃に「正直、驚いた」と語る。高井選手は5歳からリバーFCに所属し、小学5年でフロンターレの育成組織へと進んだ。山田さんは「当時から才能も実力もずば抜けていたけれど、まさかこのチームから世界で活躍する選手が出るなんて。後輩たちも勇気をもらえる」と手放しで喜ぶ。

 今年3月には、クラブ内の試合の「特別賞」用に高井選手にフロンターレのマフラーにサインを依頼したところ、快諾してくれたという。

 クラブの中心的な存在である小泉勇さん(小学6年)は「世界でもめいっぱい活躍してほしいし、自分もいつか世界のピッチに立ちたい」と意気込みを語った。

チネチッタのポート

電動モビリティ200台 市内でシェアリング開始 東京や横浜も移動可能

 川崎市内で電動キックボードや電動アシスト自転車など「マイクロモビリティ」と呼ばれる小型の乗り物のシェアリングサービスが、7月14日から始まった。まずは約70カ所の「ポート」に計200台を配備し、状況に応じて車両台数やポートを増やしていくという。

 電動キックボードなどマイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を展開する(株)Luup(本社・東京都)が運営する。同社は2020年5月に東京都でサービス提供を開始し、現在は大阪府や京都府、横浜市など主要都市で約1万4千カ所のポートを設置。今回、先行してサービスが展開されている東京都や横浜市の利用状況やユーザーの要望などから、新たに川崎市でもサービスを展開することになった。

 14日の時点で、チネチッタ(川崎区小川町)の立体駐輪場入り口横や京急川崎駅前ビル(川崎区砂子)、ローソン武蔵中原駅前店(中原区上小田中)といったコンビニエンスストアの店舗など約70カ所に、モビリティの停留拠点であるポートが開設された。

 利用時には、あらかじめスマートフォンに専用アプリ「LUUP」をインスト―ルのうえ年齢確認書類を登録し、複数の交通ルールテストすべてに満点で合格する必要がある。移動できる範囲は川崎市内に限らず、川崎市内から横浜市内や東京都内のポートでモビリティの発着ができる。

 同社の担当者は「住民のみなさんを始め、観光やビジネスで川崎を訪れる方々の移動をより便利にし、街の活性化に寄与したい」と話している。

 (株)Luupでは、駐車場の空き区画などのデッドスペースにポート開設が可能なオーナーを募集中だ。詳細と問い合わせはウェブサイト(https://lp.luup.sc/port-owner)から。

昨年度の秋教室

マリエンで秋のテニス教室

 川崎港振興協会(川崎区東扇島)が初心者から中級者向けのテニス教室を開催する。

 期間は9月4日から10月2日までの毎週月曜日と木曜日(祝日除く)。時間は午後6時30分から8時、日程は全8回。場所は川崎マリエンのテニスコート。

 講師は川崎市スポーツ協会が推薦する者が務める。対象は15歳以上の初心者・初級者から中級者まで(中学生は保護者の送迎が必要)。募集人数は20人で、応募多数の場合は抽選。参加費1万円(ラケット貸与なし)。

 申し込みはメールの件名に「川崎マリエンテニス教室2025秋 申込み」と入力し、氏名(フリガナ)、年齢、住所、電話番号(携帯電話等)、自己判断のレベルを記載の上、jigyou.kakari@kawasakiport.or.jpへ。8月18日(月)締め切り。詳細・問い合わせは同協会 会館事業係【電話】044・287・6009。

押し花アートを体験 8月9、10日 北野書店で

 北野書店は8月9日(土)と10日(日)、押し花アートのワークショップを同書店(幸区新塚越)で開催する。時間は両日とも午前10時〜正午と午後1時〜4時。

  押し花アーティストの石渡美彌子氏をはじめ、同氏が主宰する「押し花サロン シンフォニー」の講師らが指導。額アート、定規、万華鏡、ボールペン、缶バッジ、木製オーナメントに挑戦。費用は各500円。別途、特別講座「色の変わらない押し花額」(5000円)も実施。夏休みの工作にもおすすめ。

 当日参加も可能で、申し込みは店舗レジまたは電話044・276・9100。

 
「FC東京交流戦」の開催チラシ

GO!GO!!フロンターレ

女性限定!FC東京と交流戦

 川崎フロンターレは9月20日(土)、フロンタウンさぎぬまで18歳以上の女性を対象とした「FC東京交流戦」を開催する。現在、参加者を募集している。

 多摩川を挟んで熱い戦いが繰り広げられている「多摩川クラシコ」。同日に行われる第30節 FC東京戦の前哨戦として、FC東京が集めたメンバーと試合を行う。当日はフロンターレのスクール・普及コーチが指導にあたるため、誰でも楽しむことができる。

 午前9時から11時まで。定員24人(最少催行人数5人)。参加費は保険料込みで2500円。参加には、同クラブ公式ウェブサイト内の専用フォームから申し込みが必要で、9月3日(水)締切。応募者多数の場合は抽選となり、結果は9月5日(金)にメールで通知される。持ち物は、運動のできる格好、トレーニングシューズ(スパイク不可)、すねあて、飲み物、タオル、着替え等。試合のチケットは付帯されない。

 担当者は「リーグ戦前に汗を流し、トップチームの戦いに勢いをつけましょう」と参加を呼びかける。問い合わせは同クラブ メール:kids@frontale.co.jp。

画像は川崎フロンターレ