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公開日:2025.08.08

幸社協
夏の居場所「自由に利用を」
高校生年代に部屋開放

  • 友達と喋りながら勉強に励む利用者

    友達と喋りながら勉強に励む利用者

 高校生年代に、夏休み期間中の自習や休憩の場所を提供しようと、「夏のよりみち(仮)」と題した催しがさいわい健康福祉プラザ(幸区戸手本町)で開催されている。利用者はWi─Fiを完備し、冷たい飲み物やお菓子も用意されている同所の一室で、涼しいひとときを過ごしている。

「勉強できる場所欲しい」

 この取り組みは、川崎市から委託された「地域見守り体制強化事業」の一環で、幸区社会福祉協議会が主催するもの。同区役所企画課が昨年度、高校生を対象に行ったアンケートで、「勉強できる場所が欲しい」という声が多かったことから企画された。市内の社協では初めての試みになる。同協議会の担当者は「たしかに近隣には自習できるような場所がない。アンケートの結果を受けて、社協として何かやれることはないかと考えた」と企画の意図を語る。

 部屋にはパソコンやスマートフォンの利用を想定し、Wi─Fiを完備。お茶やジュースなどの冷たい飲み物のほか、ケトルを利用してカフェオレなどの温かい飲み物を飲むこともできる。またトースターと電子レンジも設置されているので、昼食や夜食を取ることも可能。

 使い方は自由で、これまでに一人で黙々と勉強したり、友達と一緒に来て喋って帰ったりする利用者が見受けられるという。同協議会の担当者は「今までのところ、お菓子だけ食べて帰る子も多い」と笑う。利用には登録が必要で、学校名や学年等を記入し、利用証を受け取る。8月1日現在では16人が登録済みで、近隣の幸高校の生徒が多いという。

 対象は同区在住・在学のおおむね16〜18歳。期間は8月30日(土)まで(日曜・祝日を除く)。時間は月・水・木・土が午前9時〜午後5時、火・金が午前9時〜午後8時45分。

いずれは地域交流の場に

 同協議会には、地域のボランティアが多く出入りすることから、部屋にあるホワイトボードには、同協議会で募集しているアルバイトや、11月29日(土)にとどろきアリーナ(中原区等々力)で開催される「第9回 手をつなぐフェスティバル」のボランティア募集のチラシなどを掲示。高校生年代の利用者に、自分が住んでいる地域でどんなことが行われているか、知ってもらうことが目的だ。「ボランティアに参加してくれるのは、どうしても同じ人になりがち。高校生年代の人が参加してくれれば、地域にもっと活気が生まれるはず」と担当者は思いを込める。部屋には地域の人から寄付を受けたボールペンや蛍光ペン、折り紙でできた手作りの装飾などを設置。地域とのつながりが感じられる、温かい空間になっている。「いつかここが新たな地域交流の場になってくれたら嬉しい」と担当者は青写真を描いている。

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