さがみはら南区版【9月25日(木)号】
現在建設が進められている金森調節池

境川洪水対策 3調節池の整備進む 木曽東で今秋取水開始

 相模原市と町田市の境を流れる二級河川「境川」。近年の記録的な規模の台風や豪雨から洪水を防ぐ河川整備が東京都や神奈川県で進められている。増水した河川の水を一時的に貯留する調節池の整備は東京都により行われ、そのうちのひとつ、境川木曽東調節池は今秋から取水を開始。相模原市を流れるエリアではその他2施設、合計3施設が計画されている。

 境川は城山湖付近を水源に神奈川県と東京都を流れ、相模湾に注ぐ。幹川流路延長は約52Kmに及ぶ。

 東京都が管理する鶴瀬橋上流(大和市)から根岸橋(中央区淵野辺本町)まで約10・5Kmの区間で現在、境川金森調節池(上鶴間本町対岸)、境川木曽東調節池(古淵4丁目対岸)、境川木曽西調節池(東淵野辺)と3つの調節池の整備計画が進められている。

 大雨で河川に大量の雨水が流れ込むと、氾濫などの可能性が生じる。調節池はそのような際、一時的に雨水をため込む施設となる。

 今年秋から取水を開始するのは、木曽東調節池。施工規模は延長115m、幅約60m、深さ約22mで貯留量は約4・9万㎥。25mプールの164杯分に相当する。

 さらに下流の金森調節池は旧西田スポーツ広場の地下に建設中で、施設規模は長さ約190m、幅約90m、深さ約20mで貯留量は約15万1000㎥。2026年度の取水開始を目指している。

 中里橋と新中里橋の間に建設予定の境川木曽西調節池は25年度中に工事着手を目指し、35年度の事業完了を予定している。

約76万貯留目指す

 東京都、神奈川県、横浜市は境川の流域の市街地率の高さや、近年の洪水被害から15年に「境川水系河川整備計画」を策定。これによると、概ね整備計画期間30年を目安に、時間雨量60mm規模の降雨に対応できることを目標に掲げている。

 東京都管理区間では時間雨量65mmの降雨に対応することを整備目標に掲げ、都は同区間内に総貯留量約76万㎥の調節池を建設する計画だという。

「早急」対策願う

 境川沿いに50年住む松本和壱さん(上鶴間本町在住)は「10年ほど前は気にしていなかったが、最近の気候変動でかなりの恐怖感に変わった」と危機感を募らせる。自宅すぐ裏に、境川本流とつながる旧河川が流れる。「ごごごごと音が鳴っているときはまだ大丈夫。音が止まると本流から水が逆流して危険」と、豪雨時の心構えを話す。

 松本さんによると、これまでに床上・床下浸水の経験はないが、年1、2回は豪雨や台風の際に避難所へ避難するという。「雨は今後も間違いなく降る。早急な対策をお願いしたい」と切実に訴えた。

テニスの国際大会に出場し35歳以上混合ダブルスで優勝した 山口 司紗(つかさ)さん 町田市在住

再びコートへ 楽しさ知る

 ○…昨年からミックスダブルス(男女ペア)に出場し、今年に入ってからは3大会連続で優勝。好調を維持し、7月に豪州での大会を制覇。その結果はネットを通じて広く配信された。「これまでも紹介されることはありましたが、自分のコメントまで掲載されたのは初めて。周囲の反応も大きかったです」。国際テニス連盟が発表する世界ランキングでは対象カテゴリー(35歳以上女子)で上位をキープ。「1位」が今の目標だ。

 ○…町田市で生まれ育ち、テニスは4歳の時に父の影響で始めた。ジュニア時代から活躍し、インターハイにも出場。専門学校でトレーナー技術を学び、大会に出場しながらコーチとしての活動も本格化させた。現在は市内の施設(ゼストテニススクール)やオンラインレッスンを含め100人程度を指導している。

 ○…移動は電車が中心。駅からスクールまで歩きながら「町田よりゆったりしている」相模原の雰囲気を楽しむ。趣味は語学で、海外遠征をするようになってから英語、スペイン語を学んでいる。これまで訪れた中ではメキシコがお気に入り。「アボカドを使った料理がとても美味しいんです。ただ、お酒が飲めないので『損してるね』とよく言われます」と笑う。

 ○…一度競技生活から離れたことがあった。勝ち負けにこだわりすぎ、次第にプレーへの喜びを失っていった。「もう気楽にできるかな」と思い立ち、35歳以上のベテラン枠に挑戦したところ次々と好成績を収め、一昨年審査を経てプロに。「復帰して良かったと思います。上を目指す気持ちは昔と変わりませんが、今は素直に楽しめています」。いつか海外で暮らし、現地でコーチ業を続けることを夢見ている。

SC相模原のジュニアユース、東海大相模高出身の「背番号10番」中山陸選手

SC相模原 ファミリーで楽しむ1日 10月4日 ガミティフェス

 相模原市をホームタウンとするサッカーJ3・SC相模原は10月4日(土)、クラブの「広報社員」である「ガミティ」にちなんだイベント「ガミティフェス」を開催する。会場は相模原ギオンスタジアム(下溝)。リーグ戦に加え、OB選手やYouTuberを招いての特別試合、限定Tシャツの配布などがあり、家族で楽しめる1日となる。試合後には花火の打ち上げも予定されている。

 ガミティはSC相模原の広報部ホームタウン担当社員として2016年に採用された。SNSを中心とした広報活動や地域に根ざすためのホームタウン活動、マスコット業務を担当。試合中は観客席前でサポーターとともに選手たちを応援。アウェイ試合に帯同することもある。

マスコット大集合

 ヴァンラーレ八戸と対戦するリーグ戦は午後6時から。チケットがなくても入れるスタジアム外周エリアは午後1時30分開場予定。定番スタジアムグルメやキッズパーク、ミニサッカーパーク(4時から)などが楽しめるほか、ガミティの「お友達」として、他ホームタウンチームや市内企業などのマスコットたちも多数登場する。来場予定のマスコットは▽ダイボ君(三菱重工相模原ダイナボアーズ)▽レディ・もも(ももちゃん/ノジマステラ神奈川相模原)▽やるぞうくん(朝日建設株式会社/淵野辺)▽ぶんちゃん(株式会社文盛堂/千代田)▽うさりん(明治安田 町田支社)▽はしろう君(株式会社橋本自動車学校/橋本台)ほか。

注目の特別試合

 「ガミティドリームマッチ」と題して行われる特別試合は午後3時キックオフ予定。昨年現役を引退した相模原市出身の瀬沼優司さんをはじめ、千明聖典さん、曽我部慶太さんらOB選手が大集合。さらにウンパルンパさん、けーごさんら人気YouTuberとホームタウン内の選抜中学生も出場。熱戦を盛り上げる。

声援を受け、1番ホールのティーイングエリアへ向かう原さん(中央)。18日撮影

日本シニアOPゴルフ 原さん、会場沸かす

決勝進出は叶わず

 南区大野台の相模原ゴルフクラブで9月18日から「第35回日本シニアオープンゴルフ選手権」が行われ、プロ野球・前巨人軍監督の原辰徳さんが出場した=19日起稿。相模原で中高時代を過ごした原さんにとっては特別な舞台だったが、決勝ラウンド進出は叶わなかった。

 大会初日、練習時から多くのギャラリーが詰めかけ、原さんの一挙手一投足に注目。巨人軍時代のグッズを手に声援を送るファンの姿も見られ、その周辺は盛り上がりを見せた。

ファンに笑顔

 原さんは今回、日本ゴルフ協会の特別承認を得ての出場でナショナルオープンは初。原さん自身、同クラブの会員であり、馴染みのあるコースで挑んだ真剣勝負だったが2日間のスコアは27オーバー。最下位に沈み予選落ちとなった。

 ラウンド中には「原さん、がんばって」との声に笑顔で応えたり、グータッチに応じるなど、サービス精神旺盛な「若大将」らしい一面を見せた。ゆかりのある場所、相模原での挑戦は思うような結果にはならなかったが、その姿は楽しみに訪れた人の心に強く残った。

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食と福祉のフェスタ 9月28日 気球の乗船体験も

 第3回相模のグルメ食散歩フェスタが9月28日(日)、午前10時から午後3時まで県立相模原公園(南区下溝3277)で開催される。

 キッチンカー、グルメテント、福祉ブースなどが50以上集まるイベント。ステージでは太鼓、よさこい、ダンス、オーケストラなどのパフォーマンスが披露される。さらに、気球の乗船体験=写真=も行われる(午前9時から整理券配布/大人2000円、3歳〜小学生1500円)。熱気球は風の強い場合など、中止の場合あり。出店者など、イベントの詳細はInstagram(https://www.instagram.com/syoku_fest._sagamihara/)で発信中。

賞状や盾などが飾られたゼストの「山口さんコーナー」

テニス ゼスト山口さん 人物風土記関連 混合ダブルスで優勝

 オーストラリアで7月にで開かれたテニスの国際大会で、中央区中央のゼストテニススクール所属・山口司紗さん=人物風土記で紹介=が、35歳以上混合ダブルスで優勝を果たした。

 大会はITF(国際テニス連盟)ワールドテニスマスターズツアーのシニア・クイーンズランド選手権。山口さんは景山裕己さんとペアを組み、3試合全勝で頂点に立った。山口さんは「昨年の同大会ではシングルス決勝で足が痙攣し棄権した。今回は決勝で勝てて本当にうれしい」と喜びを語った。男子選手のサーブは時速200キロ近くに達することもあるといい、「男子のレベルが高く、勝つのは簡単ではなかった」と振り返った。

 山口さんはITFの世界ランキングで常に上位を維持し、今年4月には「2位」にまで上り詰めた実力者。関係者は「コロナ禍の自粛期間中も海外での挑戦を見据え語学を学んでいた。努力が結果につながっている」とし、「プロとなってからは、テニスの楽しさを次世代に伝えようと励んでいる。本当に素晴らしい選手」と称賛した。

1998年(平成10)に完成した現校舎

八王子実践 来年、創立100周年

大正15年開校卒業生3万人

 「八王子実践」で知られる学校法人矢野学園(八王子市台町)が来年、創立100周年を迎える。

 1926(大正15)年に「八王子和洋裁縫塾」として開校して以来、女子教育の充実を礎に、調理科の設置、共学化など、時代の要請に応じて教育活動を展開。61年(昭和36)に男子部を設置し、八王子実践高等学校と改称。これまでに3万人を超える人材を輩出し、都内有数の実業学校として歩みを重ねてきた。特に女子バレーボール部は全国屈指の強豪として広く認識されている。

 同法人は幼稚園、中学校も運営している。

募金を受付

 節目となる100周年に向け、学園は記念事業委員会を設置し、現在募金活動を行っている。記念事業では新体育館の建設をはじめ、来年5月の記念式典や記念誌の発行などが計画されている。

 募金は個人が1口5000円、法人は1口50000円。受付は来年8月末までで、申込方法は「矢野学園100周年記念サイト」(https://hac

hioji-jissen.ac.jp/100t

h/)に案内がある。

 問い合わせは事務局【電話】042・624・5959まで。

タブレット純さん(左)の歌を楽しむ利用者と家族

みんなで敬老祝う タブ純さんも登場

 グループホームなどを経営する一般社団法人東林間輝(東林間)で9月13日、敬老会が行われ相模原市の名誉観光親善大使で歌手のタブレット純さんが歌謡ショーを行った。敬老会は利用者とその家族に楽しんでもらうため、毎年同所で開催されている。

 タブレットさんは同所の代表理事である若林芳己さんと30年以上の親交があり、同会に度々参加している。タブレットさんは千昌夫の「北国の春」や藤山一郎の「青い山脈」などを熱唱。利用者とその家族は手拍子をしながら楽しんでいた。

 タブレットさんは「東林間は10年くらい住んでいたので懐かしい。介護の仕事は自分の原点でもあるので、皆さんが真剣に聴いてくれて嬉しかった」と話した。

 ほかにもフラダンスや東林間で活動する阿波おどりの団体、阿呍連の公演もあり会を盛り上げた。

トークショーに登場する小橋建太さん

入場無料 健康フェスタに小橋建太さんが登場 10月11日 ほかほかふれあいフェスタ、パラスポーツ体験会と合同開催

 相模原市内で10月11日(土)、「健活!さがみはら健康フェスタ」「ほかほかふれあいフェスタ」「パラスポーツ体験会」の3つのイベントが合同開催される。市民の健康づくりと共生社会の実現を目指し、相模原市が主催するもの。

スタンプラリーも開催

 健康フェスタでは、元プロレスラーの小橋建太さんによるトークショー(午後1時30分から)、医師による講演会、医療・健康相談会などが実施される。参加団体によるブースも多数あり「血管年齢測定」や「野菜350gの量を知る体験」、気軽に看護師の白衣を着て記念撮影ができる企画も用意されている。スタンプラリー参加者には先着で景品がプレゼントされる。

体験で理解深める

 ほかほかふれあいフェスタとパラスポーツ体験会では、障害に関する理解を深めることを目的とした催しが行われる。バンド演奏やダンス、模擬店のほか、車いすバスケットボールやフライングディスクといったパラスポーツの体験会、補助輪付きオートバイの乗車体験もできる。

 入場無料。午前10時から午後3時30分まで。会場はウェルネスさがみはら、けやき会館、あじさい会館、けやき体育館、市役所本館前など。

 詳細は市ホームページ(下記にリンクあり)から確認できる。問い合わせは市健康増進課【電話】042-769-8274、または高齢・障害者福祉課【電話】042-707-7055。

実行委員会のメンバー(前列右から2番目が里見さん)

ワンコインでクラシック 10月19日、南市民ホールで

 「第18回大野南クラシックコンサート」が10月19日(日)、南市民ホール(相模大野)で開催される。主催は同実行委員会。

 同ホールに隣接する大野南公民館で「地域に音楽と文化を広げよう」と約20年前に実行委員会が設立。初回の公演を終え、第2回の模索をしていたところ、大野南地区在住でベルギー帰りのピアニスト、矢澤一彦さんが公民館を訪問したという情報を得る。矢澤さんは「無料で良いので、ピアノを弾かせて欲しい」と訪れたそうで、同実行委員会は「第2回」の出演を依頼した。矢澤さんの出演はホールが満員になるほどの人気ぶり。以後、矢澤さんと矢澤さんの妻でピアニストの大原亜子さん夫婦と地元の音楽サークルや楽団が出演。チケット500円ながら、「本格的なクラシックが聴ける」と好評で、年1回のペースで開催し、長く続く公演となっている。

 同会設立当初のメンバーで現在委員長を務める里見やす枝さんは「人とのつながりで続けられてきた。みんな良い音楽を届けたい気持ちが一緒」と話す。最初は「クラシックは難しい」という声もあったが、今では「この演奏がワンコインで聴けるなんて」と評判も広がり、里見さんは地域にクラシックが浸透していることを実感している。

 コロナ禍で開催できなかった年もあったが、「絶対に続けていこう」と意気込んできた。長年使っていた同ホールが来年の3月末で閉館になってしまうが、今後もその思いは変わらないそう。

 今回は矢澤さん夫婦のピアノやオーボエとファゴットの三重奏を楽しめる。午後1時30分開演。チケットは500円。同公民館で販売している。

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政治の村Students 高校生の政治との関わり調査
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大学生を中心とする若者が政治や地域を取材する「政治の村Students編集室」(運営:タウンニュース社)が9月3日、最新記事「高校生の生の声から政治への関心を考... (続きを読む)

川柳募集

 タウンニュース相模原支社では毎月月末号に掲載される「タケシの万能川柳」の川柳を募集しています。投句いただいた作品は毎日新聞「仲畑流万能川柳」などでおなじみの水野タケシさんが選句します。応募方法は左記枠内に。

国勢調査をかたる不審な電話やメールに注意 クオカードや商品券をちらつかせる手口も

 相模原市は、国勢調査を装い個人情報を詐取する「かたり調査」への注意を呼びかけている。

 「かたり調査」とは、国勢調査などの行政統計調査をかたり、紛らわしい表示や説明で個人情報を騙し取る行為。統計調査の妨害だけでなく、詐欺などの犯罪にもつながる危険性がある。

既に怪しい報告も

 市が9月19日に公表した事例では、「回答するとクオカードがもらえるので対面で話したい」という勧誘やウェブサイトへ誘導する不審な電子メールの送付などの事案報告があったという。

 調査書は必ず対面で受け取る必要はなく、郵便受けに入れてもらうこともでき、調査員は「国勢調査員証」を携帯している。国勢調査では謝礼として金券などを渡したり、金銭を要求したりすることは一切ない。銀行口座やクレジットカード番号を聞くこともない。

回答期限は10月8日

 国勢調査は日本に住む全ての人と世帯を対象とした国の最も基本的かつ重要な統計調査。国内の人口や世帯の実態を明らかにするため5年ごとに実施されていて、今回が22回目。国勢調査で得られた統計は国や地方自治体の行政運営の基礎資料として活用されるほか、よりよい暮らしやまちづくりに生かされる。

 調査員は9月中旬以降各世帯を訪問し、調査書類を配布しており、回答はインターネット(9月20日(土)から10月8日(水)まで受付)または郵送(10月1日(水)から10月8日(水)まで受付)で行う。

 市の担当者は「不審な点がある場合は、相模原市国勢調査事務センター(電話:0570-07-2025、午前8時30分から午後7時まで)に連絡してほしい」と呼びかけている。

アップサイクルに挑戦 9月23日、麻溝公園

 「アップサイクル布フラワーづくり」が9月23日(火)、相模原麻溝公園(麻溝台2317の1)管理事務所多目的室で開催される。

 廃棄される洋服の端切れを使い、布リースやウサギの置物などにアップサイクルする。色や素材もさまざまな布地を使い、自分なりにアレンジした作品を作ることができる。講師はハンドメイド作家の浅倉恵美さん。

 時間は午前10時から午後3時。事前申し込みは不要。小学生以下は保護者同伴が必要。各種料金がかかる。問い合わせは同所【電話】042・777・3451。

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参加者募集のチラシ

「ミライスケーターCUP」開催へ 小中学生の出場者募集中 11月9日 江東区の夢の島スケートボードパークで

 相模原市と東京都江東区は11月9日(日)、夢の島スケートボードパーク(江東区)で小中学生を対象としたスケートボード大会「江東×相模原ミライスケーターCUP」を開催する。

 この大会は、パリ2024オリンピックのスケートボード競技で金メダルを獲得した堀米雄斗選手(江東区出身)と吉沢恋選手(相模原市出身)の功績を記念するもので、両自治体にとって初めての共催イベントとなる。

参加費無料

 募集対象はスケートボード中級者以上の小中学生で、男女各30人。参加費は無料で、応募者多数の場合は抽選となる。相模原市在住または在学者には優先枠が設けられている。

 参加申し込みは9月30日(火)まで受付中で、相模原市のHP(下記にリンクあり)から申し込む。抽選結果は10月中旬頃にメールで通知される。

 大会には、スペシャルゲストとして堀米選手と吉沢選手が参加する予定。ただし、両選手によるデモンストレーション等は行われない。観戦は事前申し込み不要で、無料で自由に行える。来場者にステッカーの配布も予定されている。詳しくは市スポーツ推進課【電話】042-769-9245。

地元クリニックの院長が解説 医学の迷信「常識と非常識」

◆「フケ」が多い人は、不潔なのでしょうか?

 もちろん間違いです。「フケ」は頭皮の乾燥、あるいは汗の刺激などで皮膚表面に炎症を起こし、回復時にフケとなって剥がれ落ち、新しい皮膚に入れ替わるのです。フケを減らそうと指先で強く洗髪すると炎症がさらにひどくなり、フケは益々多くなります。治療は簡単です。ステロイドのローションを使って治療し、炎症を止めればすぐに良くなります。服にフケが目立つ人をみて、不潔と決めつけるのは早計です。ご注意を。

◆円形脱毛症の原因は「ストレス」ですか?

 これは迷信です。ストレスで頭は禿げません。もし、ストレスで髪が抜けていたら、コロナの影響でお客さんが激減した当時、飲食店の店長さんなどの頭髪は大変なことになっていたはずです。また毎年、受験シーズンになると禿げた受験生が散見されることもありますが、この原因はストレスではなく、自己免疫によるものです(詳細は省略します)。

 相模原市南区松が枝町にある「相模皮膚科」の院長・栄枝 隆成氏(日本専門医機構認定/皮膚科専門医)が、自身の見識を基に健康に関する様々な情報を本紙読者に分かりやすく教えてくれるコーナーです(不定期連載)