中区・西区・南区版【10月16日(木)号】

「関西村の歴史知って」 南区ガイドボラがマップ作成

 関東大震災で壊滅的な被害を受けた横浜の復興のため、現在の南区中村町3・4丁目一帯に大規模な救援施設が建てられた。のちに「関西村」と呼ばれる施設援助を行ったのは、大阪府を中心とした「震災救護関西府県連合」。この歴史を広く知ってもらおうと、「横浜みなみガイドボランティアの会」がガイドマップを作成した。11月に配布予定だ。

 ガイドマップはB4判の三つ折り。写真を交えて記載された現在の地図には、関西村があった場所や建物の内容が記されている。また、かつての様子がわかる写真も多く使われている。

 マップ制作の中心的な役割を担った一人、同会の木村高久さん(83)=高根町在住=は、10年ほど前に「関西村」の存在を知った。だが当時の歴史を示す資料の多くは戦時下の空襲などで消失し、痕跡は地域に何一つ残されていない。地元の人でも知っている人はごくわずかだったという。「ガイドをする時に、関西村の話をしても、説得力がない。何か形が欲しいとずっと思っていた」と話す。

 関東大震災から100年の節目となった2023年から関西村の存在を知ってもらうため、街歩きやパネル展を実施。さらに認知を広げようと今年、中村地区センターの岡泉副館長がガイドマップ制作を提案し地域のデザイナーの協力を得て、作成した。木村さんは「関西村や大変な時に助けてもらった事実を広く知っていただくための一つの道具として活用していきたい」と話した。

 ガイドマップは11月上旬から中村地区センターや横浜八聖殿などで配布される予定だ。

貴重な地域の復興史

 関西村には、52棟のバラックと13棟の病院のほか、役場や小学校、警察署、消防署、食堂、公会堂などが建てられ、約2000人の市民が避難生活を送ったという。通りには支援した府県の名がつけられた。10年以上前から関西村を調べている横浜市八聖殿郷土資料館の相澤竜次館長よると、神奈川県の要望でバラック内は一世帯ごとに間仕切りと入り口を設け、約6畳だった。「1棟に16室程度あったと思われる」という。相澤館長は「こうしたプライベートに配慮する考え方は、今の社会の災害対応にも繋がるもの。復興史としても地域の貴重な宝」と関西村を位置付け、認知を広げたいとしている。
専用のテレビカメラを使用した調査=市提供

横浜市下水道管路 腐食やひび割れ確認 調査で対策必要0.8Km

 横浜市は、1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて実施した下水道管路の調査結果を9月17日に発表した。優先的に調査した約50Kmのうち、約35Kmの判定、評価が完了し、約0・8Kmで対策が必要だとした。

 調査は下水道管の破損が起因とされる八潮市の事故を受け、国が全国の自治体に要請した。

 市内には約1万2千Kmの下水道管がある。このうち、陥没現場と下水道管の地盤が類似していたり、構造的に腐食しやすい場所にある約50Kmを優先して3月26日から調査を開始。専用のテレビカメラを用いた調査と調査員がマンホールから管路に入って行う潜行目視調査を併用した。

 結果、陥没事故につながるような劣化は確認されなかったものの、腐食やひび割れが確認された箇所があった。

 対策が必要と見込まれる約0・8Kmのうち、速やかな対策が必要とされる0・7Kmでは原則1年以内に、残りの0・1Kmでは、応急措置を実施した上で5年以内に対策の実施を進める。劣化の状況に応じた状態の監視の継続と修繕、改築を行っていく。

 また、優先実施の対象の残りの15Kmの評価の取りまとめと、内径2m以上かつ設置後30年経過した約350Kmについても2025年度内を目途に調査を実施する予定だ。

 調査にかかる13億1160万円の事業費のうち、国庫補助事業で半額の6億5580万円が国から補助される。

進む老朽化

 市は、1960年代以降、短期的で膨大な下水道整備を行ってきた。コンクリートの標準耐用年数の50年を超える下水道管は、23年度末で約1500Km(市内に布設の約13%)で、20年後の43年度末には約1万Km(同84%)になる。

 急激な老朽化を見据え、市は22年度から、臨海部など古くから下水道が整備された区域を対象としてきた下水道管の再整備を全市域に拡大した。また、再整備のスピードアップやコストの縮減のため、道路を掘削せず既設管の中に新たな管を作る管更生工法を主体に工事を進めている。

全国商工会議所女性会連合会の「女性起業家大賞」で最優秀賞を受賞した 長橋 知世さん 中区長者町在住 54歳

子育ては「キャリア」

 ○…次男が高校に入学した後、「もうあなたたちの面倒は見ません。やりたいことをやります」と家族に宣言した。「子育てを一生懸命にやり過ぎた。やればやるほどうまくいかなくて。ウツになる寸前だった」。だが、40代半ばで正社員のキャリアに乏しい女性は、採用面接すら受けさせてもらえない現実に直面。他に選択肢もなく、取得した社会保険労務士の資格を生かし、46歳で事務所を設立した。

 ○…顧問先の紹介などで、独立して約4年で顧問先は100社に。余裕が生まれ、かねてから抱いていた「子育てをキャリアとして認める、すべての女性が輝ける社会が作りたい」という思いを実現するため、行動を開始した。女性起業家のストーリーを紹介するウェブコミュニティ「ララ・コンシェルジュ」を2022年に立ち上げ。「活躍する女性の人生を紹介することで、『私もできるかも』と一歩を踏み出す人を増やしたかった」と振り返る。

 ○…「50歳で夫と役割を交換したんです」とにっこり。自身の年収が夫を超えたのを機に、同い年の夫は早期退職し”主夫”になった。今や家事や食事作りは夫の仕事だ。「お互いの立場が分かるからこそ共感できる」。40〜50代の女性が当たり前のように社会に戻れる時代を夢見る。「子育て自体の価値も上がるし、若い女性の選択肢も広がるはず」

 ○…ウェブの会員は約140人、紹介した女性起業家は90人を超えた。40代以上の女性が正社員で働くための職業紹介「ララワーク」も運営する。現在、取り組むのは、多くの女性が一歩を踏み出しやすい、スキマ時間に働くことができる職業紹介の仕組みづくり。女性の多様な活躍を後押しするため、持ち前の行動力を発揮する。

グランプリを受賞した内田さん(左から5人目)をはじめとするスカーフコンテストの受賞者と審査員たち

スカーフのアレンジコンテストで南区出身の内田真澄美さんがグランプリ

 絹文化の啓発や横浜のスカーフ産業の活性化などを目的としたイベント「横濱コクーン・スクウェア2025」が10月3、4日に市役所アトリウムで行われた。

 昨年に引き続き開催されたスカーフのアレンジコンテスト「横浜スカーフAWARD」では、予選を勝ち抜いた7人が登壇し、スカーフへの情熱と独自のアイデアを披露。審査員には30年来のスカーフ愛好家である瞳みのるさん(ザ・タイガース)や丸加ランドマーク店店長の鳥山千鶴子さんらが参加したほか、生産者やスカーフコンシェルジュなども加わり、多角的な視点から審査が行われた。

 グランプリを受賞したのは、「スカーフで簡単ボディバッグ」をテーマにパフォーマンスを披露した、南区出身の内田真澄美さん=都筑区在住=。「おしゃれと実用を兼ね備えた、これからのトレンドにしたい」と語り、日常を彩るツールとしてのスカーフの魅力を伝えた。

 審査員からは「スカーフアレンジの多様性やパフォーマンスの質がレベルアップしていた」という声が聞かれ、愛好家たちからスカーフ文化が広がる可能性を強く感じさせるイベントになった。

今年で開催10周年

 同イベントは、横浜が明治時代に生糸の輸出港として発展した歴史を踏まえ、絹文化の魅力発信や地域経済への貢献を目的として行われているもの。今年で10周年を迎えた。当日は「横浜の生糸貿易と歴史的建造物」をテーマにしたシンポジウムやシルクファッションコンサートなど、多彩なシルクイベントを実施。会場には不用になったシルク製品にデザインや工夫を施して新たに生まれ変わらせる「アップサイクル」のシルク作品コーナーが設けられ、日本シルクを守り育てる会が横浜DeNAベイスターズとコラボレーションしたオリジナルのシルクスカーフの販売なども行われた。

 

横浜ビブレ前で行われた軽音部のライブでは音楽に合わせて観客が体を揺らすなど一体感が生まれていた

横浜西口に若者の熱気 高校生主体でイベント

 横浜駅西口の活性化イベントとして、「ヨコハマ西口 TEENS PARTY(ティーンズ パーティー) 2025」が10月5日、横浜ビブレ周辺の公共空間で開催された。地元の高校生による多彩なパフォーマンスと展示が行われ、多くの人が足を止めた。

 同イベントは、(一社)横浜西口エリアマネジメントがサポートする市内の高校生団体「FP TEENS」が主体となり、2019年からスタート。学生の表現の場の創出や地域や人との連携を深めることを目的に行われている。

 5回目の今回は「異文化多世代交流」をテーマに、アジア、アフリカ、ヨーロッパなどの大陸をイメージして7つのエリアを装飾。ステージでは横浜平沼高校や横浜翠嵐高校の生徒を中心とした軽音部のライブ、ダンスなどが行われ、若者の熱気に包まれた。会場では美術部の作品や生物部などの展示も行われ、来場者がまち歩きをしながら楽しんだ。

 実行委員の一人で司会を務めた柘植美月さん(横浜平沼高2年)は「準備や当日の運営は大変だったけれど、みんなが楽しんでくれたのでよかった。来年も参加したい」と語った。
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「大鳥ポーズ」で優勝を喜ぶ部員

大鳥中陸上部 女子総合で市内1位 創部10年で初の快挙

 大鳥中学校=中区本牧原=の陸上部が、9月27日に日産スタジアムで行われた横浜市中学校秋季陸上競技大会の女子総合で優勝した。同部が市の大会で優勝するのは創部10年目にして初めて。

 大会には1・2年生が出場した。総合は、9種目の個人成績により点数が加算されて順位が決まる。出場する種目が多いほど有利ともいえる中で、同部は9種目中の6種目にエントリーし、4人が入賞する好成績を残した。

 部員数は男女合わせて23人と、入賞した他の学校に比べると決して多くはない。4年前から顧問を務める安藤龍成教諭は、「部員同士の競り合いも少ない中、一生懸命練習してきた成果だと思う」と喜びを口にした。

 8月に行われた市中学校総合体育大会では総合で8位入賞し、今大会では6位を目指していた。

 部長の今野凛花さん(2年)は「優勝できるとは思っていなかった。応援してくれる周りの人のおかげ」と感謝の言葉を口に。走高跳で優勝した王子莉乃さん(同)は、「次は全員が1位をとって、みんなで賞状を持って帰りたい」と話した。

 今野さんは日頃の練習から「声を出して盛り上げる」ことを意識していると話す。強みである「元気の良さ」を武器に、春の大会を見据えて練習に励んでいる。

 同部の入賞者は下記の通り(敬称略)。王子莉乃(走高跳)1位、今野凛花(200m)2位、渡邉花奈(100mH)5位、山口愛未(走幅跳)6位。

横浜彫刻家具を前に山本さん(右)と伊藤さん

横浜ユーラシア文化館 企画展 実業家・山本さんの逸品200点 文化融合の横浜史を紹介

 企画展「横濱 東西文化のランデブー」が横浜ユーラシア文化館=中区日本大通=で1月12日(月・祝)まで開催されている。中区で生まれ育ち、横浜の歴史と文化に深い愛情を持つ(株)三陽物産=中区長者町=の代表取締役・山本博士さんの1000点を超えるコレクションの中から約200点が紹介される。

 開港以降、横浜には西洋の文化が伝わり、日本の伝統や技術と融合して新たな文化が育まれた。

 精緻に作り込まれた立体的な細工が施され、海外からも高い評価を受けた眞葛焼(まくずやき)約50点や、西洋人の東洋趣味にあわせて花鳥風月などが立体的に彫りこまれた横浜彫刻家具などが展示される。

 これらの多くは海外に輸出され、日本に残る品は少ない。今回紹介される品々は、山本さんがアンティークショップやインターネットで国内外から集めてきた貴重なコレクションだ。山本さんは「幕末から明治にかけての横浜の華やかな雰囲気を感じたくて集めてきた『宝物』」と話す。

 ほかに、西洋の写真技術と日本の絵付けや蒔絵が融合して生まれた横浜写真や、横浜の洋楽器、神奈川台場の古写真や設計した勝海舟の書状などが紹介されている。

「当時を感じて」

 展示を担当した伊藤泉美さんは、「テーマを絞った展示はこれまでもあったが、山本さんのコレクションを1つの空間に集めたのは初めて。当時の横浜の空気感を肌で感じてほしい」と語る。

 今回の企画展は「見た人が自由に楽しんで発信してほしい」と写真撮影が可能で、SNSに自由に投稿できる。会期中には、山本さんによる講座や講演会も開催される。

 開館時間は午前9時30分から午後5時まで。一般800円、市内65歳以上と小中学生400円。(問)同館【電話】045・663・2424

横浜市 新中期計画へ意見募集 10月21日まで

 横浜市はこのほど、2026年度から29年度までの新たな中期計画の基本的な方向を発表した。10月21日(火)まで意見募集を行っている。

 同計画は、4年ごとに策定。市の市政運営の指針になるものだ。26年5月頃の原案策定を予定する。市は2040年の横浜のありたい姿として「共にめざす都市像『明日をひらく都市』」を掲げており、前計画と同様に指針とした。

 今回は「市民生活の安全・安心×横浜の持続的な成長・発展 人にやさしいまち・世界を魅了するまち」を戦略に位置づけた。具体的には総合的な取組として「毎日の安心・安全」「防災・減災」など14の政策群を示した。また、横断的な取組として横浜の成長・発展に向けた「明日をひらく都市プロジェクト」と題し、「循環型都市への移行」「観光・経済の活性化」などを掲げた。

 意見募集は、14の政策群に関して関心が高いものを選ぶ設問と、共に目指す都市像と戦略についての意見を記述する設問を用意。提出は【FAX】045・663・4613や横浜市電子申請・届出システムなどで行う。(問)横浜市政策経営局【電話】045・671・2010

賞状を持つ沼宮内さん

南区六ツ川沼宮内さん 全国俳句大会で特選 富士登山の思い出を詠む

 南区六ツ川在住の沼宮内(ぬまくない)薫さん(74)が9月23日に表彰式が行われた「第60回子規顕彰全国俳句大会」で特選に選ばれた。全国から投句された8314句の中から、5人の選者が各5句を選んだ25句の中に入った。

 沼宮内さんが同大会に投句するのは6回目。過去に2回、入選したことはあったが、今回が初めての特選となった。

 選ばれた『何一つ過不足なくて登山の荷』は、20代の頃の思い出を詠んだ句だ。看護師時代に救護班として富士登山に挑んだ沼宮内さん。登山用と救護に備えた荷物を背負って山頂を目指した。「荷物は多くても少なくても大変」という当時の思いを句にした。

日々の生活大切に

 俳句を始めたのは定年退職を意識した60歳の頃。人生100年時代といわれる中、趣味を探していた時に思い出したのが、小学3年生の授業で学んだ『雪の朝二の字二の字の下駄のあと』という俳句だった。たった17字で情景が浮かんでくる俳句の奥深さに惹かれ、テレビ番組などで勉強を始めた。

 今の話題と自分の経験を思い巡らせて句を考える。「散歩するにしてもただ歩くだけでなく、生き物や植物をしげしげと見たり、生活を大事にしている」。小学生の時に知り、何十年経っても忘れなかった句のように「1回で覚える、名句を詠むのが目標」と話す。

 今年は9月に発表された秦野たばこ祭俳句大会で1位に選ばれたり、読売新聞のコーナーで秀逸句として紹介されるなど数々の賞に入った。

 現在は3つの句会で活動するほか、神奈川県俳句連盟では役員を務める。「俳句に興味を持って、続けていく人のお手伝いがしたい」と次世代へつなぐ活動にも尽力している。

新旧の水道管の説明をする同社社員

南区太田小 水道工事を見学 栄企業社員らが講師役に

 太田小学校=南区三春台=の4年生約50人が9月22日、学校前で実施している水道工事の見学会に参加した。水道工事を行う(株)栄企業=同永田北=と横浜市の職員が講師を務めた。

 今回の水道工事は老朽化した水道管を、地震に強い耐震菅に取り替えるもの。同社と市は、見学会を開くことで、日常で使用されている水がどのように家庭に届けられるのかを子どもたちに知ってもらおうと企画した。

 児童らは、水道工事の現場に設けられた4つのブースで、水道工事の概要や、新旧の水道管の説明を受けた。また、重機試乗体験や記念として埋める水道管に絵を描いた。参加した児童は「古い水道管をみてびっくりした。新しく地震に強い水道管になってよかった」と感想を話した。

表彰状を持つ島田さん

南区蒔田町の島田秀世さん 総務大臣表彰を受賞

 長年にわたり行政相談委員として尽力してきた功績が評価され、島田秀世さん(72)=南区蒔田町在住=がこのほど、総務大臣表彰を受賞した。

 今回表彰を受けたのは全国で99人。県内で4人、横浜市内では島田さんが唯一だった。

 行政相談委員は、総務大臣から委嘱された民間有識者で、多様な行政分野に関する苦情や意見、要望を受け付ける。相談者に助言したり、苦情の対象となった関係行政機関に対して改善を働きかけるなどの役割を無償で担う。県内は計164人、南区3人、中区1人、西区2人が配置されている。

 島田さんは2005年、当時の連合町内会長から依頼され委員を務め始めた。相談内容は生活苦や相続に関するもの、近隣トラブル、道路の不備など多岐にわたる。「最近は、特に生活苦に関わることが増えてきている印象」。一人一人の相談に丁寧に対応し、行政につなげるなど献身的に活動する。問題が大きすぎて解決できないこともあるが、「人の役に立つことは喜びで、嬉しいこと」と苦労を微塵も感じさせない。「あっという間の20年。大変なことも多いですが、いい仕事です」と笑顔で話した。

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ポレポレまつり 25日、本牧いずみ公園で

 中区障害者団体連絡会は10月25日(土)、本牧いずみ公園=中区本牧宮原=で「第27回ポレポレまつり」を開催する。午前10時から午後3時まで。共催は中区社会福祉協議会。荒天中止(開催の有無は同団体のⅩアカウントで確認できる)。

 約30団体が参加。ステージパフォーマンスや飲食・雑貨の模擬店、子ども広場、抽選会など多彩な催しが行われる。

 豪華景品が当たるスタンプラリーも(台紙は会場内で配布)。スタンプラリーのゴールは12月12日(金)に関内ホールで行われる区障連30周年のイベントで。

ソプラノやピアノなど多彩な音楽家たちが出演

プレゼント コンサート5組10人招待 11月27日、関内ホールで

 関内ホール(JR関内駅北口6分)で恒例の「馬車道 陽だまりコンサート〜秋を彩る音模様〜」が11月27日(木)に開催される。この観覧券を抽選でタウンニュース読者5組10人にプレゼント。

 クラシックから童謡唱歌、映画音楽まで様々な曲や、毎回好評の会場全員で歌うコーナー(全6曲)も。今回は横浜国大附属鎌倉小5年1組の児童がゲストに登場し、『サウンド・オブ・ミュージック』などの歌を披露する。「音楽を通した多世代交流をお楽しみください」と同館。

 午後2時開演(90分予定)。全席指定で1000円、4歳以上入場可。チケット購入は【電話】045・662・8411。

 ハガキに〒住所、氏名、年齢、感想を明記の上、〒231―0033横浜市中区長者町2の5の14タウンニュース「関内ホールコンサート」係へ。11月5日(水)必着。

オリジナルのキャラを動かす児童

東小4年生 人形劇に挑戦 劇団ひとみ座の公演で

 東小学校=西区東ケ丘=の4年生の児童57人は、10月7日に同校で行われた人形劇団ひとみ座の学校巡回公演『9月0日大冒険』で人形劇に挑戦した。

 今年120周年を迎える同校は、記念した特別な行事ができないかと公演を依頼。劇団からの提案で9月にワークショップを受けた4年生は、鑑賞する全校児童に楽しんでもらおうと、オリジナルキャラ「おこりんぼザウルス」を作った。

 公演では劇団員に交じって劇の途中で出演。大きな段ボールで作られたオリジナルキャラやその他の恐竜の人形を協力しながら動かした。

 田口実希さんは「緊張したけど楽しんで芝居ができた。また一緒にできたらいいな」と話した。

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柳亭市馬さん

関内ホールに柳亭市馬さん、柳家権太楼さんら 11月14日、「濱っ子寄席」

 柳亭市馬さんら人気落語家が出演する「爆笑!濱っ子寄席」が11月14日(金)午後6時から関内ホールで開催される。主催は公益財団法人よこはまユースと公益社団法人横浜中法人会。

 同寄席は、青少年育成を目的に1968年に始まった「JC寄席 古典落語を聞く会」が前身。収益や会場で集められる寄付金は、横浜の青少年が体験活動に参加したり、他者と交流する機会を充実させるための資金として活用されている。昨年は個別支援学級に通う児童生徒にレクリエーション体験の機会を提供するキャンプに活用された。

 今回は市馬さんのほか、柳家権太楼さん、桂文治さん、「唄うアコーディオン弾き」の遠峰あこさんらが出演。

 全席指定で料金はS席4千円、A席3500円。問い合わせはよこはまユース【電話】045・662・3716。

約80人が参加した講座

薬物乱用防止教育の担い手養成 ライオンズクラブ国際協会330-B地区が講座

 神奈川県や山梨県などで奉仕活動を行うライオンズクラブ(LC)で構成されるライオンズクラブ国際協会330―B地区は10月8日、中区で「薬物乱用防止教育認定講師養成講座」を開いた。

 LCは各地の小中学校などで薬物乱用防止教室を実施しており、講座は教室で指導する講師を養成するため毎年開かれている。今回は、新たに講師を目指す人や資格更新の時期を迎えた講師ら約80人が参加した。

 参加者は、公益財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」や神奈川県警の担当者から、薬物乱用が心身に与える影響や取り締まりの現状について説明を受けた。

 同地区薬物乱用防止委員会の立山和也委員長は「薬物使用の低年齢化が進んでおり、小中学生のうちに薬物の恐ろしさをしっかり教えたい」と強調。県内の一部地域で教室が開催できていない現状にも触れ、「活動をさらに広げていきたい」と抱負を語った。

三橋さんが見た幻視のイラスト

認知症を楽しく生きる 三橋昭さん講演・幻視画展

 「認知症とともにポジティブに生きる 三橋昭 講演会+幻視画展」が10月27日(月)、横浜美術館 レクチャーホール=西区みなとみらい=で開催される。午後2時から3時15分まで。入場無料。

 レビー小体型認知症の当事者である三橋昭さんが講師を務める。三橋さんは、2019年に認知症と診断された。ほぼ毎日見る幻視を「せっかく見えた幻視」と捉え、イラストとともに日記に書き留めてきた。

 講演会では、認知症との向き合い方について語る。また、ホワイエでは幻視画約30点が展示される。

 対象は西区在住・在勤の200人(先着順)。要予約。申込は主催の西区高齢・障害支援課【電話】045・320・8410まで。

児童盗撮で逮捕・起訴の市立小学校教諭を懲戒免職

 横浜市教育委員会は10月10日、児童の盗撮動画をSNSで共有したり、わいせつな行為をしていたとして逮捕・起訴されている市立小学校の30代男性教諭を9日付で懲戒免職処分としたことを発表した。

 市教委によると、教諭は昨年10月に県内の施設で児童にわいせつな行為をした。さらに、今年1月には、児童の下着を撮影し、その動画をSNSで共有したほか、4月にも着替え中の児童を盗撮していた。

 市教委は今回の事件を受け、懲戒処分に関する指針を一部改正。法律や条例に違反するわいせつな行為は、被害者の年齢に関わらず、原則として懲戒免職とすることを明示した。

 下田康晴教育長は「極めて重大な不祥事。教育への信頼を著しく損なうもので深くお詫びする」とし、「性暴力は絶対に許さない。児童生徒のケアと再発防止に全力で取り組む」とコメントした。

男児盗撮の市児童相談所職員を懲戒免職

 横浜市は10月7日、市児童相談所の一時保護所で保護中の10代男児を盗撮した20代の会計年度任用職員を懲戒免職処分にしたことを発表した。

 市によると、職員は今年6月、就寝中の男児の尻をスマートフォンで撮影。被害児童からの申し出で発覚し、児童相談所が警察へ通報。その後、職員は横浜地方検察庁に書類送検されていた。

朝井リョウさん(撮影:川口宗道)

直木賞作家・朝井リョウさん招き読書イベント 12月に市中央図書館 高校生〜25歳以下の参加者募集

 横浜市教育委員会などは、直木賞作家の朝井リョウさんを招き、市内の高校生から25歳までの若者を対象にしたイベントを12月19日(金)に市中央図書館=西区=で開催する。

 朝井さんは2009年に『桐島、部活やめるってよ』でデビューし、13年に『何者』で直木賞、21年に『正欲』で柴田錬三郎賞を受賞している。

 イベントは、市が「二十歳の市民を祝うつどい」(旧成人式)で配布している冊子「はたちの20冊」の特別企画 。事前に寄せられた進路や就職などの悩みに、朝井さんがおすすめの本を紹介しながら答えるほか、20歳の公募市民による「つどい」の実行委員との対談も行われる 。

 参加無料。午後7時から8時15分。定員は50人で、応募多数の場合は抽選。申し込みは市のサイトから10月31日(金)まで。

 問い合わせは市教委生涯学習文化財課【電話】045・671・3282。

朝倉隆文さん

大通り公園 芸術展でにぎわいを 10月10日、午後4時から

 大通り公園の活用による地域活性化を目指す市民団体・横浜東部活性会が主催する芸術展「そして生きる。」が10月10日(金)〜14日(火)まで大通り公園の7区、8区(南区)で開催される。各日午後4時から午後8時まで(最終日は7時)。横浜市都市整備局などが後援。

 芸術展では、現代日本画家で国内外で公募展などを開き、活躍する南区出身の朝倉隆文さんと脳性麻痺による運動障害がありながら、多くの日本画や油画を描く磯子区出身の塚田麻美さんの作品を展示。夜はライトアップされ、幻想的で迫力ある作品が楽しめる。

 作品展示のほかに、勝海舟が通ったとされる梅本のうなぎや礼文島から仕入れたほっけなど、飲食も楽しめるイベントとなっている。同会の高橋一成さんは「芸術展を通じて、大通り公園ににぎわいが生まれ、活性化につながれば嬉しい」と期待を話す。

定例会見に臨む山中市長

日産、マリノス筆頭株主継続に山中市長「市民の安心につながった」 スタジアム命名権は協議中

 横浜市の山中竹春市長は10月9日の定例記者会見で、サッカーJリーグの横浜F・マリノスを運営する日産自動車が筆頭株主を続ける意向を示したことについて「力強いメッセージ。市民の安心につながった」との認識を示した。

 日産がマリノス株の売却を検討しているという報道を受け、10月3日、市と横浜商工会議所、横浜市スポーツ協会が連名で日産に市内での活動継続を要望。日産は同日にホームページなどで「横浜F・マリノスの筆頭株主であり続けます」と発表していた。

 山中市長は会見で「(要望した)その日のうちに力強いメッセージがあった。市民の安心につながったのではないかと思う」と日産に感謝の意を示した。マリノスについては、「市民の愛着と誇りである大切なプロスポーツチームであり、Jリーグ発足時から横浜の象徴として活躍してきた」と述べ、今後も「市としてできることを行いたい」とした。

 一方、再検討を指示した日産スタジアムの命名権については、「日産とすでに協議を開始している」としたが、内容などについては回答を控えた。

1時間弱の清掃で多くのごみが集まった

大通り公園で清掃 24回目、石井商事社員らが

 世界ライオンズ奉仕デーに合わせ、横浜BayCityライオンズクラブと石井商事=南区井土ケ谷下町=が10月4日、大通り公園で清掃活動を実施した。計約20人が参加し、関内から阪東橋までの同公園のごみを拾った。

 石井商事はこの清掃活動を年1回継続して行っており、24回目。同ライオンズクラブとは20年前から共に活動する。「一見きれいでも、植え込みなどにごみが結構あった」と参加者。同社の足立和夫会長は「昔に比べてずいぶん減ったが、まだタバコの吸い殻やペットボトルなどが多かった」と振り返った。