大和版【10月17日(金)号】
昨年の様子=提供

南林間文化祭 節目の20回迎える 26日、駅前西口広場で

 秋の風物詩として恒例となっている「南林間文化祭」が10月26日(日)、南林間駅前西口広場を中心に開催される。今年は節目の20回目を迎え、前年の約70を大きく上回る90以上の企業や団体が協賛する。

 南林間文化祭は「南林間地区まちづくり協議会」(森園廣子会長)が主催で、2006年に「南林間市民自治区文化祭」として始まった。地域団体の親睦や連携強化を目的に行われ、南林間自治会連合会を含む7自治会や商工会議所南林間支部、市社会福祉協議会、南林間地区たすけあい協議会などが協力して開催されてきた。

 コロナ禍に入り、20年と21年は中止を余儀なくされた。22年には飲食店の出店を見送る形で再開。昨年は2万人以上の来場者があった。

 実行委員会の副委員長を務める草野宏司さんは「20回開催できてこられたのは、近隣住民や参加してくれた企業や団体のおかげです」と感謝を述べる。

8mの神輿も

 今年の文化祭は「子どもの未来につなぐ笑顔花咲く南林間」がテーマ。20回を記念して、開会式では文化祭の開催に尽力してきた個人と団体を功労者として表彰する。全長約8メートルの万灯神輿や響ファミリー一座の記念公演も見どころ。

 メイン会場では、南林間中学校の吹奏楽部や県警音楽隊の演奏などが披露される。阿波おどりや和太鼓、ダンス発表などもイベントに花を添える。駅西口からの道は歩行者天国となり、模擬店や地元店舗の出店など約40のブースが並ぶ。飲食やゲーム、手作り品の販売などの催しが盛りだくさんとなっている。

 問い合わせは大和綜備(有)【電話】046・274・1029(草野さん)へ。
古谷田市長(左)、藤井教育長(右)らに受賞を報告する青蔭元教育委員長(中央)=10月9日・大和市役所

地方教育行政功労者表彰 青蔭文雄氏が受賞 読書推進、いじめ対策に尽力

 大和市教育委員会で教育委員長を務めた青蔭文雄氏(75)が10月9日、令和7年度地方教育行政功労者表彰を受賞した。青蔭氏は、同日に文部科学省で行われた表彰式に出席し、同日夕方に大和市役所を訪れて古谷田力市長に受賞を報告した。

 この表彰は、地方教育行政において特に顕著な功労のあった教育委員会の委員を文部科学大臣が表彰するもの。青蔭氏は今年5月に全国市町村教育委員会連合会表彰も受賞している。

在職16年

 青蔭氏は、2005年6月から社会教育委員を務め、08年から24年まで教育委員、10年から12年、14年から15年までの2度にわたり教育委員会委員長を務め、昨年12月に4期目の任期満了で退任した。

 市によると教育委員としての在任期間は同市で過去最長という。

 在任中は、05年に策定した「大和市子ども読書活動推進計画」の策定に尽力。12年の「こども読書力向上プラン」策定時には教育委員長として深く関与し、市内小学校5校、中学校2校が文部科学大臣表彰を受賞する成果につなげるなど、読書活動の推進に大きく尽力した。

 二度目の教育委員長を務めた15年には、「大和市いじめ防止基本方針」の策定に携わり、いじめ問題の解決に向けた教育フォーラム開催や匿名報告・相談アプリの導入を後押しした。

 さらに、放課後寺子屋やまと事業を全市立小学校で実施する際には、基礎学力の向上と学習習慣の習得を支援し、子どもの学習意欲を高める独自の取り組みに貢献した。

 教育上の配慮が必要な児童や生徒には、きめ細やかな支援の実現のために特別支援教育センター「アンダンテ」の開館に尽力。「はぐくみの教室」や相談センターを設置し、教職員への専門的な研修を進めるなど、機能の充実にもつなげた。

 不登校の児童や生徒の社会的自立をめざしてもらう引地台中学校分教室の開室にも携わり、個々のニーズに応じた教育環境の整備に貢献するなど、大和市の教育行政の進化に深く関与した。

皇室とのご縁も

 青蔭氏は、「花のお寺」や「五百羅漢」で名高い曹洞宗、常泉寺(大和市福田)で住職を務める。

 市の人権擁護委員や青少年問題協議会委員のほか、県行政では大和警察署協議会の会長も歴任し、県警察行政にも深く尽力してきた。

 本紙タウンニュース大和版では、随筆「徒然想」を97年9月から現在まで331回にわたり連載している。

 文化活動では、18年から一般社団法人「日本盆栽協会」の理事長を務め、昨年2月の第98回「国風盆栽展」(東京都美術館)では、ご鑑賞に訪れた天皇、皇后両陛下と長女愛子さまの案内役を担った。

  ※  ※  ※

 地方教育行政功労者表彰を受賞した青蔭元教育委員長の話。

 ――今後の学校教育のあるべき姿について。

 「(学校が)子どもも先生も、朝起きて、『早く行きたい』と思えるような場であるといい。先生方には、子どもを見るだけではなく、見つめてあげてほしい。子どもにとって学校がどんな場所なのか、そこをもう一度見つめ直してみてみるといいのではないか」。

戦前に製造されたピアノ2台を復元した調律・修理技師 杉本 由紀(よしのり)さん 福田在住 67歳

手先で命吹き込む

 ○…音楽仲間からの依頼を受け、戦前に製造されたピアノ「カワイレトログランドピアノ」と「FUKUSHIMAPIANO」を復元した。「演奏できる状態じゃなかった」が、販売されていないパーツは自ら作るなど、数カ月の時間をかけて命を吹き込んだ。先月には市内の音楽ホールにて2台のピアノの展示会や特別演奏会も実施。「本当に珍しいピアノ。今後も色々な方に愛されてほしい」と語る。

 ○…岡山県新見市で生まれた。隣の家がピアノ教室だったため、6歳の頃から中学3年生まで通った。この頃からものづくりが好きで、プラモデルに夢中になっていた。「飛行機や戦車、船などを作っていた。塗装もして仕上げていたので、友人から『売ってほしい』と言われこともある」と振り返る。こうした経験から「今もピアノのパーツを作るのが楽しい」と笑顔を浮かべる。

 ○…大学卒業後、教授の紹介で大和市にいる調律師のもとへ。最初はアルバイトだったが、「狂った音がきれいな音になっていくのがとても面白かった」とのめり込み、そのまま弟子入り。一から技術を学び、独立した。1993年にピアノの調律、修復なども行う音楽教室「大和楽器」の代表となった。これまで調律したピアノの台数は1万台を超えるという。「ピアニストの方が弾いている姿を見たり、お客様に喜んでもらえるとやりがいを感じる」

 ○…多忙な日々の癒しは「猫とのふれあい」とにこり。「猫好きピアノ調律師」と名乗るほどで、現在は10匹の愛猫と暮らしているという。すべて保護猫で、「近所の方から相談を受けて、保護活動のようなことをしている」。今後もかわいい猫に心を和ませながら、人々の心を安らげるピアノを調律していく。

作品を手にする藤さん

ドライフラワーで 参加者募集 手づくりワークショップ 11月3日

 「大和からおしゃれとアートを発信しよう」をコンセプトにした手作りワークショップが11月3日(祝)、中央林間のイタリアンレストラン「タクバル」で開かれる。午後3時〜5時。

 2023年に続き2回目となる同イベント。前回はチョークアートを題材に行われ盛況となった。今回のテーマは「ドライフラワーアレンジメント」。ドライフラワーアーティストの藤菜花さん(=写真)が講師を務め、クリスマスらしい作品を制作していく。一人ひとりのペースに合わせて指導してくれるので、誰でも参加可能だ。

 完成した作品は持ち帰ることができる。定員は6人。参加費は材料費、お茶、ケーキ代として1千円。

 申し込みはタクバル【電話】046・206・5273へ。

参加したメンバーら

親睦深める 大和市倫理法人会

 大和市や近隣の経営者が集う「大和市倫理法人会」(橋本奈義会長)の「キックオフミーティング」がこのほど、Kーsax Music Supportで開催された。

 当日は、会員ら50人以上が参加。橋本会長からの挨拶のほか、会員による出し物なども披露され盛り上がりをみせた。

 会場には食べ物や飲み物も用意され、食事や会話を楽しみながら親睦を深めていた。

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健康測定会 11月5日

 南林間地区たすけあいセンター(沓掛大乗センター長)が主催する「たすけあい健康測定コーナー」が11月5日(水)、同センター(大和市南林間1の7の19)で開設する。 午前10時〜午後2時。

 血管年齢や体重のほか、体内水分量や基礎代謝など細かくチェックできるので、自身の健康に役立ててみては。

 問い合わせは同センター【電話】046・206・5310へ。

会場が笑いに包まれる 大和演芸会

 大和東にある葬儀社「大和式礼」で10月3日、「大和演芸会」が開催された=写真。

 同会は「笑いと笑顔でこころをつなぐ」をテーマに開かれた恒例のイベント。今回は、ふじ健介さんが司会を務め、あご勇さんや歌手の森京子さん、紙切り芸人の三遊亭絵馬さんなどが出演した。観客とコミュニケーションを取りながら漫談やバラエティショーなど様々な芸が披露され、会場は笑いで包まれた。

 「皆様が笑顔になる姿をみることができ、とてもうれしいです」と同社の担当者。「来年も春に人形供養祭、秋には演芸会を開催する予定ですので、またご参加いただけたら」と話していた。

「歌の偉大さ実感」 大和童謡の会

 市内を中心に活動している大和童謡の会(飯田末子会長)がこのほど、西鶴間にある高齢者介護福祉施設「サンホーム鶴間」(天野宏一施設長)で「歌の会」を開催した=写真。

 会の発足以来、同施設とは30年以上も交流を深めてきたという。当日は、施設の入居者やデイサービスの利用者、職員、会員も含め70人ほどが参加。敬老の日にちなみ、童謡や懐かしい歌謡曲などを歌った。飯田会長は「涙を流される方もいて、歌の偉大さを実感しました」と話した。

アマチュア公演 10月26日

 「やまとアマチュア・クラシック・コンサート」の第33回つきみ野公演が10月26日(日)、つきみ野学習センター(大和市つきみ野5の3の5)で開かれる。午後1時30分開演(1時開場)。入場無料。

 大和市や近隣に暮らすアマチュア演奏家による音楽会。「荒城の月」、「ボヘミアン・ラプソディ」などおよそ20曲を予定している。

 問い合わせは同センター【電話】046・275・0088へ。

募金運動呼び掛け セレモニーを開催

 神奈川県共同募金会大和市支会(濱田和博支会長)は10月1日、イオンモール大和1階ライトコートで赤い羽根共同募金運動オープニングセレモニーを開いた=提供写真。

 これは地域住民への共同募金運動の啓発と理解促進を目的とし、赤い羽根共同募金運動の開始日に合わせて行われた。セレモニーでは長年にわたり、職場や学校で募金活動に参加している団体を表彰する、神奈川県共同募金会大和市支会表彰などが実施された。

 セレモニー後の街頭募金活動などで1万4160円の善意が集まった。

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