金沢区・磯子区版【10月23日(木)号】
六一神輿保存会の神輿と菅谷さん

神輿で金沢区に活気を 11月9日、9基でパレード

 金沢区内の神輿9基が集まる「金沢八景みこしパレード」が、11月9日(日)に金沢八景駅周辺で開催される。各地の神輿が集まるイベントは、2019年以来6年ぶり。「神輿で金沢区を盛り上げたい」という思いのもとで9基の神輿が練り歩き、地元の飲食店など約40店が模擬店を出店する。

 パレードは、六一神輿保存会の会長を務める菅谷翔さん=人物風土記で紹介=が中心になって企画。各地の神輿会などの協力を得て実行委員会を立ち上げ、今年4月頃から準備を進めてきた。

 「パレードで神輿を継承しながら、地元を元気にしたい」と、約15年前から構想を温めてきた菅谷さん。2019年の金沢八景駅再整備時などにも検討するも、準備の関係やその後のコロナ禍もあって断念していた。区内では2019年に区制70周年を記念した「みこしパレード」が行われたが、今回は来年以降も継続するイベントとして新たに計画。菅谷さんたちの思いに多くの人が賛同し、地域からも100を超える協賛者が集まって実現にこぎつけた。

約40店の出店も

 当日は金沢八景公園=柳町=を起点に金沢八景駅方面への平潟湾沿いの道路沿いを通行止めとし、午後0時20分頃から3時30分にかけてパレードを行う。9基の神輿や木遣、囃子が順番に登場し、一部の神輿は飛び込みで担ぐことも可能だという。

 また、八景シーサイドひろばやシーサイドライン高架下の道路沿い、金沢八景公園に、午前10時から午後6時まで地元の飲食店など約40店が出店。それぞれの自慢の味も堪能することができる。菅谷さんは「地元のお店や商店街も元気になり、多くの人に金沢区へ来てもらいたい。神輿を担がなくても楽しめるので、気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
22年度に発生したリチウムイオン電池による収集車の火災=消防局提供

リチウムイオン電池 12月から分別収集 市、車両発火などを受け

 横浜市では市内各地の専用ボックスで回収しているリチウムイオン電池などについて、集積場所での分別収集を12月から始める。通常のごみに混入したリチウムイオン電池などにより、収集車や廃棄物処理施設の火災が、市や全国で発生していることを受けたもの。

 モバイルバッテリーやスマートフォンに使われているリチウムイオン電池。12月からは週2回の燃やすごみの日に、モバイルバッテリーはそのまま、その他の機器は本体から取り外した状態で、乾電池などと同じ「電池類」として袋にまとめて出すことができる。膨張・破損したものやポータブル電源については、各区の資源循環局収集事務所に持ち込む。

 リチウムイオン電池などは現在、区役所や家電量販店にある専用ボックス(市内168カ所)で回収されている。同局によると、公共施設(59カ所)での回収量は年間およそ17t(2024年度)。年々増える一方で、市民から「回収ボックスがあることを知らない」という声も上がるなど認知度が課題だった。

 近年は集積場のごみに混ざったリチウムイオン電池などにより、収集車内で発火する事例が市内でも発生。大きな火災にならなかったが、22年度から24年度までに28件、今年度も4件発生している(10月1日時点)。

 市ではこうした背景を受けて、昨年度から分別収集の導入を検討しており、12月の開始を決めた。専用ボックスは引き続き設置される。

 分別収集の徹底にあたっては、市民への周知が必要になる。同局では地域の掲示板や集積場所、ホームページや広報などで発信する考えで、職員は「出し方に注意しながら分別収集に協力を」と話している。

電気火災も増加

 住宅などで発生しているリチウムイオン電池関連の電気火災も、市内で増加傾向にある。市消防局によると、25年度は9月30日までに50件(速報値)発生しており、21年度以降の年間件数を既に超えている。

 消防局では対策として関連製品を夏場など高温の車内に放置しない、本体に強い衝撃を与えないなどを挙げる。膨張や熱を持っている場合の使用中止も呼びかける。

「金沢八景みこしパレード」の実行委員長を務める 菅谷 翔さん 金沢区六浦南在住 40歳

まちを神輿で盛り上げる 

 ○...金沢区六浦地区南川の「六一神輿保存会」で会長を務め、地元を盛り上げようと「金沢八景みこしパレード」を企画。区内各地の神輿会をはじめ多くの人の協力を得て、長年温めてきた企画の開催へ向け準備に奔走する。「金沢区が盛り上がり、住民や商売をする人が増えてほしい。神輿がある風景が、皆の思い出の一つになれば」と故郷への思いを語る。

 ○...六浦南小学校、大道中学校の卒業生。山車の上で太鼓や笛を演奏する年上の子たちに憧れ、6歳で南川町内会祭礼などで活動する「南福囃子保存会」に入会した。初めて神輿を担いだのは、中学時代に横浜・八景島シーパラダイスでのイベントで。16歳で六一神輿保存会に入ると、「周りが若者の声を聞いて立ててくれた」ため、20代から副会長、会長を歴任した。「年の差や職種も関係なく、さまざまな人とつながれる」のが神輿で感じた魅力の一つ。神輿を担ぐ「特別な時間」を共有することで、つながりが広がっていった。

 ○...仕事では有限会社大樹の2代目として、空調設備工事などに従事する。南川商店会で副会長も務め、5年ほど前から「六浦さくら祭り」を企画。「自分が子どもの頃は、親から500円くらいもらって夏祭りを楽しんだ。今の子どもたちにも、同じように祭りを楽しんでほしい」。さまざまな形で、自身の体験を地域に還元してきた。

 ○...南福囃子保存会でも会長となり、今では毎週土曜日に太鼓を教える立場になった。まちや各団体の高齢化や衰退を感じる中、どの活動でも胸にあるのは「まちを元気にする」という思い。「支えてくれる人たちにも恵まれているので、最前線で頑張りたい」。神輿や囃子を未来へつなぎながら、先頭に立ってまちを盛り上げていく。

磯子区 100周年ロゴマーク投票開始 11月21日まで、3案で募集

 磯子区は10月17日から、2027年の区制100周年に向けたロゴマークの投票を開始した。11月21日(金)まで受け付けている。

 1927年に誕生した横浜市で最も歴史のある区の一つである磯子区。区制100周年記念事業実行委員会では「未来にはばたく磯子 100周年ありがとう」をキャッチフレーズに記念事業の取り組みを進めており、ロゴマークは取り組みのシンボルとなる。

 デザインは、実行委員会の広報部会が考えた3案=写真。それぞれ【1】磯子の「海」と区の木「梅」のモチーフを取り入れて海と豊かな自然を表現したもの、【2】水色で海と空、緑色で自然を表し、波形のラインで未来への一歩を表現したもの、【3】「ISOGO」の「I・O・O」を際立たせて100周年を表し、波のモチーフで未来へ勢いよく進む姿を表現したものとなっている。

 区内在住・在学・在勤者が、1人1票投票できる。方法は市電子申請システム、区役所1階総合案内での直接投票、郵送で受け付ける。

 ロゴマークの決定・発表は来年1月頃を予定している。詳細は区ウェブサイトで確認できる。問い合わせは磯子区区政推進課【電話】045・750・2335。

声優・青山吉能さん 一日金沢警察署長に

アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公・後藤ひとりを演じる声優の青山吉能さんが10月11日、金沢警察署の一日警察署長に就任。パトカーに乗り、特殊詐欺被害などへの注意を呼び掛けた=写真は同署提供。

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参加を呼び掛ける柿木会長

磯子区 商店街でスピードくじ 11月2日まで配布

 磯子区商店街連合会(柿木稔会長)は、10月20日から「いそご商店街宝くじ」の配布を始めた。参加61店舗で500円以上の買い物をすると1回宝くじを引くことができる。期間は11月2日(日)までだが、なくなり次第終了。

 今年はスピードくじの形式。その場で各店舗からの景品や、11月15日(土)に区役所で開催される「商店街朝市・福引きまつり」で使える商品券が当たる。また、はずれくじ2枚を朝市・福引きまつりに持参すると、福引きに1回参加できる。

 17日には区内で情報交換会を開き、会員や来賓に商店街宝くじの解説や事業報告を行った。柿木会長は「商店街が地域のにぎわいを作り出すことが重要。多くの方に、商店街宝くじや朝市・福引きまつりに参加してもらえたら」と話した。

富岡地区 商店街でハロウィーン

 金沢区の富岡地区で、ハロウィーンにあわせたイベントが開催される。

 富岡商和会は10月26日(日)、「ハロウィーン抽選会」を行う。会場は富岡商和会事務所で、午前11時から午後2時まで。富岡中央商店会の協賛。13日から26日までに商店街店舗を利用したレシート・領収証2千円分で、1回抽選に参加が可能(レシート合算可)。一人3回まで参加でき、旅行券やこども商品券などが当たる。抽選に参加しなくても、仮装をして訪れた小学生以下先着300人には、菓子のプレゼントもある。

 富岡みどり会商店街は、10月30日(木)に子ども向けの仮装イベントを企画。午後6時からスタートで、会場ははまと脳神経クリニック駐車場。仮装した子どもに、先着で菓子を配布する。いずれも数に限りがあるため、なくなり次第終了。

委嘱状を手にする田村園長(左)と中島常務理事

赤い羽根共同募金 14代目PR大使就任 ミナミコアリクイの「ムム」

 10月1日から始まった第79回赤い羽根共同募金運動のPR大使に、野毛山動物園=西区=のミナミコアリクイ「ムム」が就任した。10日に委嘱状伝達式が行われ、神奈川県共同募金会の中島孝夫常務理事から、同園の田村理恵園長に委嘱状が手渡された。

 2012年から同園の動物たちがPR大使を務め14代目。任期は来年3月末まで。23年6月6日に同園で生まれたムムは2歳のメス。ミナミコアリクイは、木の上から周囲を見渡す習性があることから、地域の小さな声も聞き逃さず支援の輪を広げていきたいという思いで選ばれた。

 田村園長は「動物たちが長くPR大使を続けてこられ光栄に思う。発見や学びの場でもある動物園にぜひ足を運んでもらえれば」と話した。

 期間中は、同園の管理事務所で、1回500円以上の寄付でコラボピンバッジがもらえる。なくなり次第終了。

地域とつながるマルシェ 11月2日、3日

 ハッピーマリーナマルシェが11月2日(日)・3日(月)、三井アウトレットパーク横浜ベイサイド=金沢区白帆=で開催される。午前11時から午後4時。入場無料。

 ステージでは、フラダンスや和太鼓、ダンス、ライブなど。キッチンカーの出店やワークショップ、雑貨の販売も。(問)info@watashitachi.co.jp

若宮正子氏が講演 11月に磯子区社福大会

 磯子公会堂で11月27日(木)、磯子区社会福祉大会が開催される。午後1時30分から4時。磯子区社会福祉協議会の主催。

 2部制で、第1部では社会福祉功労者表彰を実施。2部では58歳からパソコンを独学で習得し、81歳でゲームアプリを開発した若宮正子氏が「人生100年時代を楽しみ尽くす!〜学び・挑戦・生きがいのヒント〜」と題して講演する。

 また、会場受付では家庭で余っている食べ物を寄付する「フードドライブ」や、区役所1階で障害者施設自主製品販売「コスモスショップ」が同時開催される。

 参加費無料で、事前申し込みは不要。定員先着600人。悪天候等で中止の場合は、当日午前10時までに磯子区社協HPで知らせる。

 問い合わせは磯子区社協【電話】045・751・0739。

古典舞踊や民謡など 金沢芸術連盟が公演

 金沢芸術連盟の公演が10月26日(日)、金沢公会堂で開催される。午前10時30分開演。主催は金沢芸術連盟実行委員会(花柳徳蓮実行委員長)。入場無料。

 古典舞踊、新舞踊、能(羽衣)、津軽民謡、邦楽演奏、ベリーダンス、パントマイム、楽器演奏、ディスコ、メドレーダンス、カラオケなどが披露される。問い合わせは花柳さん【電話】045・783・3008。

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木製の棒を投げ得点を競う

モルックで交流深める 約20人で練習会

 金沢区モルック交流会が10月11日、金沢地区センター=金沢区泥亀=で行われた。横浜金沢モルック愛好会の会員ら約20人が参加した。

 モルックは木製の棒を投げ、ピンを倒して先に50点ちょうどに達したチームが勝ちとなるフィンランド発祥のスポーツ。当日は交流大会が開かれる予定だったが、雨のため中止になり、希望者が参加し交流を深めた。

 主催団体の一つ、横浜市立大学モルックサークルlöwkeyに所属する伊藤呼春さん(4年)は「ルールが簡単で、女の子でもコツをつかめば勝負できる。戦略が大切で、奥が深いところが面白い」と話していた。次回は来年3月に大会が開かれる予定。

俳優・森次晃嗣さんに聞く 「ウルトラセブンは分身」 シニアに熱いメッセージ

 ウルトラマンシリーズは来年、放送開始から60周年の節目を迎える。数ある名作の中でも誉れ高いのが「ウルトラセブン」だ。主役のモロボシ・ダンを演じた俳優、森次晃嗣さん(82)=藤沢市在住=に、当時の思い出や年齢を重ねても元気に過ごす秘訣を聞いた。

 --「セブン」撮影当時の思い出は。

 「高校卒業と同時に、文字通りかばん一つで北海道から上京し、ジャズ喫茶などで住み込みで働いた。オーディションを勝ち抜いてモロボシ・ダン役を射止めたのは24歳の時。撮影には毎日始発で藤沢の自宅を出て、成城学園前のスタジオまで通った。40度の熱があっても撮影したことも。過酷なスケジュールで、よく1年やれたと思う。特に心に残っているのは、海底人が人間の海底開発に抗議して攻撃してくる『ノンマルトの使者』。実はもともと地球に住んでいたのは海底人の方で、ダンも地球人がしたことに苦悩する。ウルトラセブンは戦争もテーマに置く、社会派ドラマだった。怪獣もエレキングやキングジョーなど魅力があったから、人気があるんじゃないかな」

 --ウルトラセブン=モロボシ・ダンは、森次さんにとってどのような存在ですか。

 「もはや分身と言える存在だと思う。色んな役を演じてきたけれど、やっぱりモロボシ・ダンなんだ」

 --他のウルトラマン役を演じた俳優とも交流があるとか。

 「昨年、同じ藤沢に住む、つるの剛士さん(ウルトラマンダイナ役)から『今日暇ですか』と電話があってね。彼の自宅に行ったら高野八誠さん(『ウルトラマンガイア』ウルトラマンアグル=藤宮博也役)とか若いウルトラマンも何人かいて。お酒を飲んで、話をして、元気をもらったよ」

 --「セブン」の後も、時代劇から現代劇までさまざまな役を演じてきました。長く活躍できた秘訣は。

 「60代に入ってからは、若くはないけれどおじいちゃんでもない、難しい役どころが多くなった。でも挑戦することを大事にしていたので、もらった役は全力で取り組んできた。70代に入り、流石に体力の衰えを感じるようになって、海までの散歩を日課にしていた。振り返ると好きなことをやってこられたと思う。でも、まだまだファンのみんなに元気な所を見せていかないとね」

 --現在は藤沢で飲食店「ジョリー・シャポー」を経営されています。

 「以前は店でシャンソンを歌ったりもしていた。今はほとんど娘に任せているけれど、今も年に数回はファンミーティングを開いている。ファンの皆さんが、こんなに長くセブンを大切に思ってくれてありがたい」

 --ファンからサインを求められた際、色紙には必ず「正義」「勇気」「希望」と書くとか。

 「正義を貫くには勇気がいる。勇気があれば希望が生まれる。この言葉を生涯大事にしている」

 --最後に読者にメッセージをお願いします。

 「いつ何が起きるか分からないからね。若い人に力をもらって、一緒に楽しくいきいきと生きていきましょう」

山中市長、高市内閣に物価高対策や子育て支援策を期待 新政権発足でコメント

 横浜市の山中竹春市長は10月21日、高市内閣の発足を受けてコメントを発表した。

 山中市長は、日本が直面する課題の解決に迅速に取り組むという高市首相の決意が打ち出された内閣だと評価し、期待感を示した。また、自民党と連立を組むことになった日本維新の会が主張する「副首都構想」に関連し、「多様な大都市制度に関する国民的議論の推進を期待している」とした。

 山中市長のコメントは次の通り。

 「日本が直面する課題の解決に迅速に取り組むという、高市総理の決意が打ち出された内閣だと期待しています。高市総理におかれましては、「暮らしの安全安心の確保」と「強い経済の実現」に向けて、物価高対策やさらなる子育て支援施策の充実など、地方の声を踏まえた実効性ある取組を進めていただくことを期待しています。また、副首都構想を含む多様な大都市制度に関する国民的議論の推進を期待しています。横浜市では、1年半後に「GREEN×EXPO 2027」の開催を控えています。大阪・関西万博に続く我が国の万博の成功に向け、国とホストシティの横浜市との一層強固な連携をお願いいたします。

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横浜市役所(資料写真)

元水道局職員 工事で撤去の廃材を転売 在職時の行為で退職金不支給

 横浜市水道局は在職中に窃盗行為を行った元職員を免職相当として、退職手当を全額不支給にしたことを10月17日に発表した。

 元職員は技能職員として三ツ境水道事務所=瀬谷区=に在籍していたが、昨年10月から今年3月の定年退職までの間に計6回、水道工事で撤去した廃材を無断で持ち出した。知人を通じて廃材をリサイクル業者に転売し、合計8万1650円を得ていたという。

 4月に同事務所から瀬谷警察署に被害届が提出され、元職員は7月25日に送検された。転売で得た金額は全額、水道局に返納されている。

 市は元職員について、免職相当と判断し、退職手当を全額不支給とした。

 水道局は17日付で、居酒屋に職員を呼び出し、暴言などのパワハラを行った50代の職員を停職3カ月、職場の女性トイレに侵入し、スマートフォンで動画を撮影した20代の職員を停職6カ月の懲戒処分にしたことを同時に発表した。

 これらの不祥事に水道局は「公務員としてあるまじき行為であり、市民の信頼回復に向けて再発防止に取り組む」とコメントしている。

今年も「金沢八景まつり」開催 10月26日、金沢八景駅前で

 「金沢八景まつり2025」が10月26日(日)、金沢八景駅前の八景シーサイドひろばで開催される。正午から午後7時まで。入場無料。小雨決行、荒天中止。主催は事業協同組合金沢八景共栄会。

 ステージでは音楽ライブ、キッズダンスなど行われ、志賀純平さん、JUNKY'S BAND LIVE SHOWCACEなどが演奏を披露。地元飲食店の出店も。わたあめ、輪投げ、菓子釣りなどのこども縁日もあり、老若男女が楽しめる。問い合わせは同会【電話】045・350・4840(水・木以外は留守電)。

金沢区の旧川合玉堂別邸で竹細工教室 10月24日まで参加者募集中

 旧川合玉堂別邸二松庵庭園=金沢区富岡東=で11月1日(土)の開園日に合わせ、竹細工教室が行われる。「GREEN×EXPO 2027」開催500日前イベントの一環。午前10時から11時30分と午後1時から2時30分の2回。竹でオリジナルのけん玉や竹とんぼを作って遊ぶ。

 対象は小学生以上、定員各回15人(抽選)。小学生は保護者同伴必須。10月24日(金)までに専用フォームから申し込みを。抽選結果は29日(水)までに申請したメールに知らされる。

 庭園の開園は午前10時から午後3時(入場は2時30分まで)。

 問い合わせは金沢区役所区政推進課企画調整係【電話】045・788・7729。

横浜市役所(資料写真)

横浜市職員 月給1.3万円引き上げへ 人事委員会が勧告

 横浜市人事委員会は10月15日、2025年度の市職員給与について、月例給を平均1万3469円引き上げる勧告を行った。

 今年4月時点で規模100人以上の民間企業の給与は41万8549円で市職員は40万5080円だった。差額の1万3469円(3.33%)を埋めるために引き上げを勧告した。差額が3%を超えたのは、1991年以来34年ぶり。

 30歳代までの職員を中心に、全体を引き上げる。特別給(ボーナス)は0.05カ月分引き上げ、4.65カ月とする。

 勧告通りに改定されると、職員の平均年収(平均41.1歳)は現行の665万7千円から690万1千円へ24万4千円増加する。行政、消防、教育、医療職員を合わせた影響額は約80億3千万円に上る見込みだ。