高津区版【10月24日(金)号】

川崎北工業会オープンファクトリー 10回記念し、内容(プログラム)拡充 工場見学、仕事体験なども

 (一社)川崎北工業会(五十嵐崇会長)が11月8日(土)に「オープンファクトリー」を実施。現在、参加者を広く募っている。主催は同会および川崎市経済労働局、高津区役所で構成される「高津区久地・宇奈根地区住工共生推奨事業部実行委員会」。

 この催しは高津区久地および宇奈根にある、さまざまな工場を無料で見学できる、というもの。それぞれの工場で行われている仕事の様子や作られている製品についても学ぶことができ、毎回多くの参加者で賑わう地元屈指の人気イベントとして広く親しまれている。

久地梅林公園も会場に

 特に10回目を迎えた今年は、同会が大切にしてきた「住宅と工場が混在する地域において、両者が調和して共存できるまちづくりを目指す『住工共生』の取り組み」を、より多くの人に知ってもらおうとプログラムを拡充。久地・宇奈根地区の「ファクトリーエリア」では普段入ることのできない工場を特別開放し、見学や職人によるものづくり体験を通して、製造の現場を楽しく学ぶことができる。同エリアでの見学は、各工場への事前申込みが必要となっており、基本的に雨天決行だが一部中止となるプログラムもある。申込み受付は始まっていることから、工場によっては現時点で既に定員に達している可能性もあるという。

 また、久地梅林公園に設けられる「パークエリア」では子どもから大人まで楽しめるワークショップや体験型アクティビティなどを多数用意し、新たな発見や気付きの機会を提供する(同エリア内のプログラムは当日参加可)。

 さらに当日は、パークエリア内に飲食ブースやキッチンカーも並び、地元のグルメや食事も味わえるほか、ものづくりだけではない多種多様な企業が加盟している川崎北工業会の特性を生かした楽しい企画も。「パターゴルフ体験」(久地ゴルフガーデン)や「スピードガンで目指せ164キロ」(城南信用金庫)などのほか地元の警察や消防署による協力の下、パトカーや消防車の乗車コーナーも設けられる。

「街と工場、繋がる1日に」

 今回のオープンファクトリーの開催に際し、企画などを担当した川崎北工業会青年部長の齊藤倫平さんは「10回目を迎え『街と工場が繋がる1日』になるよう充実したラインナップを目指した。お子様も大人も『学び・遊び・食』を、笑顔で楽しんでもらえるような時間にしてもらえれば」と話し、広く参加・来場を呼び掛けている。

川崎市 持続可能な部活動へ 生徒の代表者会議も開催

 部員減で学校の部活動が存続できない地域があることから、国は地方自治体に対して部活動の「外部化」などの対策を講じるよう求めている。川崎市でも、将来的に少子化に転じる可能性があるとして準備を進めている。

 今年8月、部活動の当事者である生徒たちの意見を集めるため、川崎市教育委員会が「部活動生徒代表者会議」を開催した。市内52校の中学2年生ら計95人が市役所の本庁舎(川崎区)に集合。「将来の後輩たちに向けて」という前提で「持続可能な部活動にするために必要な工夫」をテーマに議論し、生徒からは「部への参加スタイルを自分で決める」「自分たちでメニューを決める」といった意見やアイデアが出た。市教委ではこれを受けて2018年策定の「川崎市立学校の部活動に係る方針」を今年度内に改定する予定だ。

 市が「方針」の改定を進める背景には国の意向がある。文化庁とスポーツ庁は22年12月、少子化の影響で部活動が存続できないケースが増えているため、生徒がスポーツや文化・芸術活動に継続的に親しめる環境整備を目指す「総合的なガイドライン」を策定し、地方自治体に通知。23年度から25年度までを部活動に関する「改革推進期間」に指定し、状況に応じた取り組みを求めている。

部活動に充足感

 川崎市内の市立中学校の部活動の状況としては(24年5月時点)、52校で計749の部活動があり、内訳は運動部が520、文化部は229。全生徒2万9922人のうち約82%にあたる2万4659人が部活動に参加しており、市教委によれば、これまでのところ人員減で部を廃止したケースはないという。

 生徒にとっての部活の位置づけは、23年11月〜12月に実施した「中学校の部活動に関するアンケート」で、生徒が学校生活で「充実している」と感じる時間のトップは「休み時間」だったが、「部活動」が2位にランクインした。一方で部活動に関連した心配事や悩みを尋ねる設問では(複数回答可)、生徒の50・3%が「勉強との両立」、51・4%の保護者が「部活動と学業の両立」と回答。教員に負担感を尋ねた設問では「感じる」と「どちらかと言えば感じる」が合計で8割近かった。市の担当者は、「市も将来的に少子化となり、部活動の機能を地域で担う必要が生じるかもしれない。将来的な課題として準備を進めていく」と話している。

ブレイキンの聖地・ミゾノクチに巨大なミューラルアートを制作した Dragon76さん 米国・ニューヨーク在住 49歳

川崎の街を感じて描いた

 ○…「ブレイキンの聖地」として知られるJR武蔵溝ノ口駅の自由通路の壁面に、ブレイキンをモチーフにした巨大なミューラルアートを制作した。約80種類のスプレーを手に、「ニューヨーク生まれのブレイキンが日本に渡って独自の発展を遂げ、ダンサーの活躍で世界に広がるイメージ」の壁画を完成させた。「ミューラルアートというストリートカルチャーを公共の場で、しかも公的な形で描けたことは意味深い。感銘を受けた」と語る。

 ○…2016年からニューヨークでアーティスト活動を続ける。川崎でミューラルアートを手掛けるのは3度目で、19年と20年、市役所本庁舎の改装工事現場の仮囲いに、全長20mと56mの作品を制作した。今回は友人でダンサーの石川勝之さんの依頼を快諾。「日本のブレイキン界のプロジェクトに参加できるのは光栄なこと。絶対、来ると決めていた」。

 ○…滋賀県出身。大阪の美術専門学校で学ぶ傍ら、スプレーアートやライブペインティングを中心にアーティスト活動を続けた。少年時代から「いつかはニューヨークへ」という野望を抱き、39歳の時に実現。ストリートカルチャーの本場で実力だけを武器に腕を磨き、18年と23年にはワールドトレードセンターから壁画を任された。世界で手掛けた作品は60以上になる。

 ○…外壁に描かれるミューラルアートは経年劣化が避けられない。しかし「時間と共に作品が変化するところも好きだし、描きながら街の人の反応を感じられるのが最大の魅力」という。今回の現場でも、小さな子どもから高齢者まで、たくさんの人が声をかけてくれた。「街の人が気軽に声をかけてくれて、人との距離感が近い。川崎は何度来ても面白い街」

文化祭の内容を伝えるチラシ

高津区文化祭 楽しいイベントを堪能 市民館で10月31日から

 高津区文化協会主催のイベント「高津区文化祭」が、10月31日(金)から11月5日(水)まで高津市民館で開催される。

 会期中は、絵画・書・写真・工芸の達人たちの作品が披露される「高津区美術公募展」や、特別展示会、生け花・俳句・川柳・絵画の展示、お茶席も用意。また、美術工芸の体験講習会では参加者を募集中だ。

 ホールではコーラスグループが続々と登場し、舞踊・津軽三味線・詩吟・民謡や、華やかな着付けショーも楽しめる。

山田太一の特別企画

 今年は数々の名作ドラマを生み出した山田太一氏の没後3周忌。その人物と作品を解説する特別企画も11月2日(日)に開催。ドラマ作品も上映する。詳しくは、ネットで「高津区文化協会」のキーワードで検索を。(問)田村さん【携帯電話】090・9314・1430

パレードを行わない坂戸住宅自治会のハロィンイベント

ハロウィン、準備着々と 「練り歩かない様式」話題に

 ここ数年来、すっかり国民的イベントとして定着した感のある「ハロウィン」。今年も当日となる10月31日や、その前後の日程でさまざまな企画が予定されており、各所で着々と準備が進められている。

 元々は「悪霊から身を守るために仮装して街を歩いた」という海外の説の下、年々広まりつつあるハロィンの風習。国内では仮装した人々が街中を練り歩くイベントを指す事が多く、子ども達が「トリック・オア・トリート」と言いながら家や店舗を回ってお菓子をもらったりする場面は、秋の風物詩として浸透。高津区内でも商店街などが主催するイベントとして、今年も各所で開催が予定されている。

「ステージ、楽しんで」

 また、こうした「練り歩きスタイル」とは一線を画し、ステージイベントを中心とした構成で人気を博しているのが、坂戸住宅自治会(林明宏会長)が主催する「ハロウィンフェスティバル」。今年は11月2日(日)に坂戸公園(高津区坂戸3の10の8)で開催が予定されているこの企画は、盆踊りに代わる地域イベントとして同自治会が2023年から本格的に実施しているもの。地域の子どもから大人まで、皆で楽しみながら交流できるのが特長となっており、メインとなるステージでは「頑張っている子どもたちに発表の場を増やしたい」と多岐にわたるプログラムを用意。また今年は、これまで行ってきたフリーマーケットの代わりに、飲食の出店ブースを拡充し、イートインスペースも設置。今回、催しのプロデュースなどを担当した副会長の香川征次郎さんは「ステージで繰り広げられる楽しいプログラムをぜひ飲食しながら楽しんで」と話している。

 イベント内容についての詳しい問合せは会長の林さん【携帯電話】090・6509・5866。

対象設備と補助単価表

たいせつ補助金 締切まで3カ月 申請受付は12月26日まで

 川崎市が太陽光発電設備などの設置費用を一部補助する「太陽光発電設備等設置費補助金(愛称たいせつ補助金)」がこのほど、申請受付終了の12月26日まで3カ月を切った。市は「予算状況で早期終了の可能性がある。早めの申請を」と呼び掛ける。

 補助金の対象者は、川崎市内の新築・既築住宅(延床面積2千平方メートル未満)に、太陽光発電設備等を設置する人。対象となる設備は太陽光発電設備(非FIT・FIT)、蓄電池、ZEHで全7項目。9月30日現在、蓄電池(単独)やZEHは、予算執行額の7割を超えた。

 同補助金は、持続可能な脱炭素社会の構築に向けて、市域の再生可能エネルギーの普及と地産地消の促進を目指すもの。予算額は昨年度の4倍となる8億円を計上している。

 予算状況は原則毎週水曜に更新。補助金の条件、申請の流れ等は、市ポータルサイト「かわさき太陽光広場」へ。

当日出演する富田さん

講談くらぶ のくち亭 「柳沢昇進録」テーマに公演 高津市民館で26日に

 古き良き時代の寄席の雰囲気と、本格的な講談の醍醐味を味わってほしいと、社会人講談師らが出演する「講談くらぶ のくち亭」。10月26日(日)にその第18回公演が、高津市民館(溝口1の4の1)の和室で開かれる。午後2時開演(30分前開場)。

 今回のテーマは、「柳沢昇進録」。この作品は、一介の御家人から出世を果たした元禄時代の柳沢吉保の伝記で、当日は、作品の中から抜き出した逸話を、3人の社会人講談師でリレー形式で披露していく。

 出演は冨田はま松さん、桜木華子さん、下神田克紫さん。

 定員30人。参加費無料(寄付歓迎)。(問)小櫃さん(携帯電話)090・6497・2422

過去に開かれた発表会の様子

高津区在住歌手紫村さん 29曲を市民館で披露 10月29日 恒例コンサート

 高津区在住のシャンソン歌手、紫村千惠子さん主宰の恒例コンサート「シャンソン・ド・アルカンシェル」が、10月29日(水)に高津市民館(溝口1の4の1)で開かれる。午後1時30分開演(30分前開場)。

 当日は、紫村さんと教え子らが出演するほか、児島昌子さん(ピアノ)、啼鵬さん(バンドネオン)、石井有子さん(バイオリン)が演奏を担当。「恋心」「ある愛の歌」「王様の牢屋」など全29曲を披露していく。

 また、会場ではユニセフを通じて世界の子ども達への募金も予定。柴村さんは「ぜひご協力をお願いします」と呼び掛けている。

 入場無料。イベントに関する問合せは紫村さん【携帯電話】090・7011・5415。

 

 

「境界のない交流」目指して 11月3日 瀬田でフェス

 年齢・性別や、障害の有無などに関わらず、誰もが参加できるコミュニケーションイベント「ボーダーレスリズムフェスinTAKATSU」が、11月3日(祝)に多摩川緑地 瀬田ピクニック広場(瀬田9の7)で開かれる。午前9時30分から午後2時30分。

 高津区役所とリズムフェス実行委員会が協働で実施する催し。アフリカンドラムなどの打楽器を参加者全員で演奏し、一体感を味わいながらさまざまな世代、立場の人が交流することを目的としている。

ダンス ワークショップも

 当日、午前10時30分と午後2時からは、ドラム演奏を体験できる「ドラムサークル」が実施されるほか、午前11時30分からは「ダンサンブル」と題し、誰でも参加できる踊りの時間も設けられる。

 また、飲食物の販売も行われるほか、手形・足形アートやアフリカの楽器「カリンバ」づくりなどが体験できる、有料ワークショップも予定されている。

 担当者は「催しを通して地域の輪が広がってくれたら」と話している。

 入場無料。小雨決行。雨天・荒天時は高津区役所の1階で開催予定となっている。

 イベントに関する問合せは高津区役所【電話】044・861・3136。

川崎市長選立候補者アンケート〈2〉 川崎市の最も大きな課題と、それに対する施策は

 任期満了に伴う川崎市長選が10月12日に告示され、現職と新人計6人が出馬した。投票は26日に即日開票され、25日まで期日前投票が行われる。

 立候補したのは届出順に、無所属で会社員の國谷涼太氏(25)、無所属で社会福祉法人理事の野末明美氏(60)、出版社CEOで事務事業評価で税金の使い道を正す党の宮部龍彦氏(46)、無所属で現職の福田紀彦氏(53)、無所属で前市議会議員の山田瑛理氏(42)、無所属で清掃員の関口実氏(67)

 タウンニュースは最重点の政策や個人・家庭向けの経済対策、子育て支援・福祉政策、災害対策など全10問のアンケートを実施した(商会は届出順、原則として候補者の回答に基づいて掲載)。アンケートはタウンニュース社が運営する政治情報サイト「政治の村」で公開している。

◆質問 「あなたが考える川崎市の最も大きな課題と、それに対する施策を教えてください」

【國谷涼太氏】川崎市は進学や就職を機に、10代や20代で転入してくる人が多い一方、小学校入学前の子どもや、その親である 30 代、40 代については他の世代と比較して転出が多くなっています。若者や子育て世代の定着につながっていない現状を最大の課題と捉え、子育て見守り・赤ちゃん用品定期便、「アフォーダブル住宅」の供給、プッシュ型の子育てサービス等により、若者・子育て世代から選ばれるまちを目指します。

【野末明美氏】財政力指数が政令市トップの豊かな財源を持っている川崎市ですが、大規模開発優先で市民生活を支える支援策は遅れています。不要不急の大規模開発はやめ、豊かな財源は、市民の子育て・くらし・福祉優先の予算にまわします。

【宮部龍彦氏】等々力緑地や鷺沼駅の再整備事業。短期的には、物価高で事業費が増大することは避けられないので、速やかに事業を実施する。

その上で、今後の大型開発事業には、中間段階での情報公開と軌道修正の仕組みを取り入れたい。

【福田紀彦氏】高度成長期に集中して開発された市内の都市インフラや建築物が老朽化していく中、10年後には川崎も人口減少に転じます。将来に渡って地域を維持するために、先送りをせず必要なインフラ整備や市民ニーズに沿った施設の機能更新を行います。また、生活を支える交通環境を守ること、教育をはじめとした人への投資に責任を果たします。臨海部の炭素に支えられてきた産業からカーボンニュートラルなものづくりへの転換を誘導します。

【山田瑛理氏】川崎市の最も大きな課題は、後手に回ったインフラ整備です。大型開発が進む一方で、道路渋滞や鉄道混雑など、市民の暮らしを支える基盤整備が追いついていません。南武線の混雑緩和や道路の渋滞対策は喫緊の課題です。通勤・通学・物流など、都市としての機能を支えるインフラに重点投資し、「暮らしの安心と都市の力が両立する川崎」を実現します。

【関口実氏】川崎市の課題はいろいろあるだろうが、「国政問題」「国際問題」ときりはなして川崎だけの問題が存在するとは考えない。不勉強な部分も多く存在するだろうが、市民と市民、市民運動・住民運動・労働運動などの話し合いで、施策を前にすすめていきたい。

川崎市長選立候補者アンケート〈1〉 有権者に訴える最重点政策は

 任期満了に伴う川崎市長選が10月12日に告示され、現職と新人計6人が出馬した。投票は26日に即日開票され、25日まで期日前投票が行われる。

 立候補したのは届出順に、無所属で会社員の國谷涼太氏(25)、無所属で社会福祉法人理事の野末明美氏(60)、出版社CEOで事務事業評価で税金の使い道を正す党の宮部龍彦氏(46)、無所属で現職の福田紀彦氏(53)、無所属で前市議会議員の山田瑛理氏(42)、無所属で清掃員の関口実氏(67)

 タウンニュースは最重点の政策や個人・家庭向けの経済対策、子育て支援・福祉政策、災害対策など全10問のアンケートを実施した(商会は届出順、原則として候補者の回答に基づいて掲載)。アンケートはタウンニュース社が運営する政治情報サイト「政治の村」で公開している。

◆質問 「市長選に立候補した最大の理由と、あなたが有権者に訴える最重点政策を教えてください」

【國谷涼太氏】私は、「若者・子育て世代から選ばれるまち」、「ビジネスのまち」、「いつでも、いつまでも安全・安心のまち」を目指し、それらを最短距離で着実に実行するための組織づくりとして「市民のために働く市役所」に取り組みます。今後は川崎においても人口減少が進むことが予測されている中、30年後も現役世代の私だからこそ、強い責任と覚悟を持ってさまざまな課題に挑戦するため、立候補を決意しました。

【野末明美氏】川崎市をいつまでも住みたいまちに変えるために立候補を決意しました。物価高騰などで暮らしが大変です。さらに川崎市民にとっては、川崎市政の子育て・市民のくらし・中小事業者への支援策の遅れは深刻で、東京との『多摩川格差』は広がる一方です。私は、市民の声を聞き、市民生活に寄りそう市政の実現を目指しています。税金のムダづかい、不要不急の大規模開発をやめ、市民の子育て・くらし・福祉優先の政策を提案します。

【宮部龍彦氏】最重点政策としては、事務事業評価を活用して税金の使い道を正します。例えばSDGs、男女共同参画関連の理念先行で実績が伴わない啓発事業は、大小問わず整理の対象として、確固たる意思を示します。最大の理由という点では、最終的にはヘイトスピーチ禁止条例の廃止が目的です。まずはふれあい館の社会教育事業の中立化を行います。市が主体となり、在日コリアンの方々に謂れのない非難が向かない環境を作ります。

【福田紀彦氏】この10年で川崎は着実に発展をしてきました。市内中小企業の黒字法人数は倍増し、女性の就業率は約3割増加、税収も3割以上増えました。この成長を市民・企業の皆さまと共に、更なる安心と魅力的な都市へと取り組みを進めるべく挑戦を続けます。子育てや高齢者・障がい者福祉、制度の狭間で生きづらさを感じている方に支援が届くようしっかり取り組みます。これからも様々な分野で前例に捉われない好循環を生み出していきます。

【山田瑛理氏】市長選に立候補した最大の理由は、「川崎の今に応えたい」と思ったからです。市民の暮らしには「今、どうにかしてほしい」ことがたくさんあります。市議として2期6年、市民の声を現場で聞く中で、多選による市政の硬直と、市民の声が届きにくくなっている現実を感じました。私の最重点政策は、子どもも大人も挑戦をあきらめない環境づくり。新しい風で、川崎の今に応えます。

【関口実氏】イスラエルによるパレスチナ人の大量虐殺、ロシアによるウクライナ侵略、ミャンマーの軍事政権による民衆の殺りく。沖縄における繰り返される米兵による女性に対する性暴力。在日の女性に防刃チョッキを着させて生活させる。最後は川崎の話だ。一方で、戦後安保政策の右翼的大転換が進む。これらを他人事とすることは人間としてどうなのか。川崎市民として何が出来るか。ともに考えていきたい。

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生田緑地ばら苑 再整備前の最後の公開 26年度から一時閉園へ

 秋バラが出迎える「生田緑地ばら苑」(多摩区)で、施設の再整備前としては最後となる一般公開が10月16日から始まった。11月3日(祝)まで。

 「生田緑地ばら苑」は1958年に小田急向ヶ丘遊園内の施設として開園され、2002年3月末に遊園地が閉園した後は川崎市が整備・運営を引き継いだ。約1・2haの敷地に800品種3300株が植栽されており、秋は620品種2900株が開花する。

 多くの株が開園から残るため希少な種類が多い一方で、病気や老化で衰えが目立つ株も少なくない。そのため市では市民ミュージアムの移転計画と合わせ、ばら苑全体の再整備を含む管理運営方針を策定中だ。今年度内に方針をまとめ、26年度から整備事業が始まるため、現状のバラ園の公開は今回が最後となる。

 公開初日は雨模様だったが、翌17日は汗ばむほどの晴天に恵まれ、開園直後から多くの来場者が訪れた。相模原市から来た70代の男性は、昨年秋と今年春に続き、夫婦で3度目の来場という。妻の誕生日にバラの花束を贈るほどの「バラ好き」という男性は、「お目当ての株があったのに今日は見つけられなかった。最終日までにもう一度来たい」と話していた。

 杉本秀男園長によると、全体的な見ごろは会期後半の見通しという。園長は「今回の公開後はしばらくの間、バラをご覧いただけなくなる。ぜひお越しいただきたい」と話している。

 開園時間は平日は午前10時、土日祝日は午前9時で、閉園時間は午後3時半(最終入園時間は2時半)。問い合わせは「ばら苑」【電話】044・978・5270。

川崎市職員の給与勧告 4年連続で引き上げ 人材・管理職不足にも対応

 川崎市人事委員会は10月6日、月給とボーナスのいずれも4年連続の増額となる市職員の給与勧告を、市長と市議会に対して行った。民間給与との月給の較差1万2694円を解消し、ボーナスについても、民間支給額に近づくよう引き上げを求めている。

 人事委員会では毎年、市職員と民間の4月分の月例給(給与)や期末・勤勉手当(ボーナス)を調査し、較差を埋めるための勧告を行う。

 今年4月時点で、市職員の月例給は民間給与43万9511円に対して42万6817円(平均年齢42・3歳)で、勧告では較差分の1万2694円の引き上げを求めている。またボーナスにあたる期末・勤勉手当は、民間支給割合の4・66月分に対し、市職員の支給月数は4・60月分。公的な引き上げ単位として定められている0・05月分引き上げ、計4・65月分にするよう求めた。

管理職への意欲を

 勧告が目指すものは大枠で3つある。民間との差額是正のほか、管理職の「なり手不足」の解消、そして人材確保だ。

 管理職の「なり手不足」回避策として、係長級から課長級の給与体系を見直し、若手社員が昇格する際の給与の「上がり幅」を増額するしくみを提案。また部長級や局長級については、いま最大70段階以上ある昇給ランクを15段階まで圧縮して昇給幅を増やす一方、昇給は「成績優秀者」のみとするなど、年功序列型からの脱却を図る。

 人事委員会事務局の担当者は「若手職員は『係長級』でも遠慮したいという傾向が強い。処遇をセットにして意欲につなげたい」とした。

東京と横浜の間で

 公務員の人材確保は全国的な課題であり、今夏の人事院勧告では国家公務員の初任給を5%超引き上げるよう求めている。市の勧告でも人事管理に関する「意見」として、多様な人材確保に向けた初任給引き上げを提言している。担当者は「横浜市と東京都に挟まれ、人材の争奪戦が激化している。川崎市という組織の魅力が伝わるよう、ブランディングに力を入れる必要がある」と話している。

同会HPとアクセス用二次元コード

久本「あやめ会」 「こころの健康相談」無料受付 精神疾患 家族の「拠り所」に

 区内久本にある「地域福祉施設ちどり」に本部を構え、市内各区の精神疾患の人を抱える家族会をまとめる「NPO法人川崎市精神保健福祉家族会連合会あやめ会」(長加部賢一理事長)。同じ境遇の家族が悩みを分かち合いながら交流し、当事者との接し方などを学んでいる。

 寄せられる悩みで多いのは「周囲に相談できる人がいない」「病院に連れて行きたいが本人が拒否する」など。長加部理事長は「家族会に入って一緒に学び、考えてみませんか」と呼び掛ける。

 同会では市からの委託で、研修を受けた会員が「こころの健康相談」として電話相談を受け付けている。相談料無料。【電話】044・813・4555(祝日を除く月・金曜午前10時から午後4時)

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この秋も盛況高津区久地「美唄フェア」

 北海道の美唄(びばい)市から届いた物産や名物の食が楽しめる「北海道・美唄フェア」が10月11日、高津区久地でチョーク等の製造販売を手掛ける日本理化学工業(大山隆久社長)の敷地内で行われた。これは同市の魅力を発信する「コンテナショップ」が取り扱う美唄直送の品々を高津区界隈の人たちに広く知ってもらおうと定期的に開かれているもの。今回は小雨交じりの曇天にも関わらず、多くの人が来場。会場ではマジックショーなど子どもが楽しめるプログラムも多数用意され皆、楽しい秋のひと時を満喫していた。

不定期連載コーナー SELFフレンドシップ(船)へようこそ! Vol.40「川崎市総合型スポーツクラブネットワーク」について

 第40回目は、「川崎市総合型スポーツクラブネットワーク」についてご紹介いたします。

 総合型スポーツクラブは、まだまだ世間では浸透していませんが、全国で約3500のクラブが活動しています。平成7年度に文部科学省が提唱し、地域の人々に年齢、興味・関心、技術・技能レベル等に応じたさまざまなスポーツ機会を提供する、多種目、多世代、多志向のスポーツクラブです(SELFもそのうちの1クラブです!)。

 同じ地域の住民が会員となって自主的に運営する地域のスポーツクラブで、ボランティア精神と会費制による自主運営が基本となっており、スポーツだけでなく社会・文化活動も含めて、地域のコミュニティ活性化につながるクラブを理想としています。川崎市には、各区に1クラブはあり、現在12の総合型地域スポーツクラブがあります(2024年4月現在)。 高齢者の健康づくり、こどもたちの体力づくり、小中学生の放課後や休日の過ごし方を豊かにすること、世代間の交流など、12クラブそれぞれの強みを活かし、活動しています。

12のクラブが結束し、他団体とも精力的に交流

 川崎市総合型スポーツネットワークは、12のクラブが結束し、市全体でスポーツを通じて地域コミュニティの活性化など、他団体とも連携し積極的に交流をしています。

 地域生活を豊かにするための仕組みとして、エリアごとにイベントを行い、地域で活動している方々、スポーツ団体の指導者、町会、PTA、青少年指導員、スポーツ推進委員、老人クラブなどの方々と協力し、諸団体の力を合わせ活動をささえていくことがとても大切です。

 これからもSELFは、地域とともに歩んでいきます!

不定期連載 市民健康の森だより 第204回 今年の「菜園体験教室」最終回を迎えました

 5月から始めた今年の菜園体験教室、10月16日に最終回を迎えました。当日は朝から小雨模様、天気予報も芳しくなく開催できるか不安がありましたが、受講生は全員参加、無事に実施出来ました。最終回なので終了式やアンケート依頼という特有の内容がありましたが、教室自体は通常通り、畑作業の講習を行いました。最初のテーマはサツマイモ試し堀りです。「試し堀り」としたのは2日後に予定している「親子サツマイモ堀り体験」での芋ほりを本堀りと意識した為です。今年は猛暑の為か苗植え後に枯れる株があり再度、苗の植付を行うなど苦労しましたので生育状況が少し心配でしたが掘ってみると小ぶりですが中々に形がそろったサツマイモが育っていました。

 その他にも前月に種まきをした大根の間引きやノラボウナ種蒔きの作業をしてもらいました。最後に修了式を行い、地域振興課担当者による修了書の授与を行いました。地域振興課さんには教室開始前の参加者募集を区報と区役所ホームページで実施して頂き、最終回には「修了証」を作成して参加者全員へ手交して頂きました。感謝に堪えません。

参加者アンケート「全員が満点評価」に感激

 アンケートはGoogleのフォームを使っていますので参加者の皆さんからはスマホで回答頂けます。全員から当日中に回答がありました。アンケートでは最後に「教室の評点」をお聞きしました。嬉しいことに教室内容に関しては全員から満点評価を頂けました。

 実は菜園体験教室の各月の作業内容はここ数年同じです。但し教え方や進め方は年毎に改良され、特に今年は講師が事前に丁寧な資料を作って作業内容や作業の意味を受講生に説明したのでとてもわかり易く理解が進んだと思います。満点評価はこのような努力の積み重ねが受講者へも伝わったのだろうと考えています。来年も菜園体験教室はアンケート結果なども踏まえて計画する事になるでしょう。区民の皆様の応募を期待しています。