金沢区・磯子区版【10月30日(木)号】

横浜市立大学高木ゼミ ピザで金沢区の魅力発信 11月1・2日の浜大祭で販売

大好きな金沢区の食材を使い、ピザを通して区の魅力を伝えたい――。横浜市立大学の学生たちの熱い思いが込められたピザが11月1日(土)、2日(日)の学祭「浜大祭」で販売される。食材には金沢漁港や柴漁港で採れた金沢区産のタチウオやノリを使用。2日間、800食限定で販売される。

きっかけは、各地で採れた食材をその地域の人々と届ける宅配ピザチェーン「ピザーラ」の地産地消プロジェクト。同大学国際商学部の高木俊雄教授がピザーラとつながりがあり、「神奈川県の食材を使ったピザの提案をしてほしい」と依頼を受けたことをきっかけにゼミの学生15人が3つのチームに分かれ、食材探しが始まった。

チームの一つ、倉部夏帆さん、西村美央さん、高橋茉優さん、塩田瑛音さん、桑原翔太さんの5人は現在住んでいる金沢区の地域の課題解決にもつながればと、区役所や観光協会、金沢漁港などを訪問。その結果、以前は金沢区の名物として知られた穴子にかわり、漁獲量が増加しているタチウオに着目。漁港を訪問後、5人とも人生で初めて食べたタチウオの美味しさに感動し、食材の一つとして決めた。

温暖化の啓発にも

また、金沢漁港では磯焼けや地球温暖化が課題となっていることから、「ブルーカーボン」の取り組みの一環として、のりやコンブなどの海藻を養殖している。学生たちはそうした環境問題についても考えてもらうきっかけになればと、のりも取り入れることにした。

2月に他の2グループとともにピザーラに提案し、倉部さんらのグループの「タチウオ de のりのり」が採用された。8月に試食し「おいしさはもちろん、アイデアが実際に形になったことに感動した」と倉部さん。ふわふわした食感を生かすためにフリット状に加工されたタチウオと、ピザーラで人気の照り焼きソースがマッチし、老若男女が楽しめるピザが完成した。

今回のプロジェクトを通し倉部さんは「多くの方にご尽力いただき感謝の気持ちでいっぱい。ピザを通して金沢区の魅力を存分にお伝えするという熱い気持ちを胸に皆様にピザをお届けします」。ピザは1日、2日の午前10時〜午後4時、金沢八景キャンパスで1ピース600円で販売。5人が接客も担当する。
調査票入力画面のイメージ=市教委提供

横浜市立学校 調査票提出をデジタル化 「すぐーる」に新機能開発

横浜市は家庭と学校の連絡システム「すぐーる」で、保護者の緊急連絡先などを記載する「家庭環境調査票(児童調査票)」を提出できる機能を新たに追加する。保護者へのアンケート結果を踏まえた機能で、来年度からの利用に向けて事業者と共同で開発を進めている。

すぐーるは主にスマートフォンのアプリを活用した連絡システム。全国各地の自治体などで利用され、横浜市では保護者や教職員の利便性向上・負担軽減などを目的に2024年4月から市立の小・中・義務教育学校、高校、特別支援学校全505校で導入された。

欠席・遅刻連絡や学校からの連絡の配信、アンケートといった機能があり、各校が状況に応じた機能を活用している。教職員からは配布物の印刷や準備の手間が省略できたり、電話連絡が減ったことで負担軽減につながっているという。

リスクや不安軽減へ

市は昨年6月、試験運用(23年末〜24年3月)で利用した105校の児童約6万2千人の保護者に使用感を聞くアンケートを実施。約1万3千人が回答し、新システムにより「便利になった」という声が95・7%に上った。また、今後の利用法として「提出書類のデジタル化」を望む回答が約6割あり、さらなる利便性向上のために新機能の開発に乗り出した。

新機能「調査票チャネル」では、年度ごとに更新や追記などのために児童生徒を通して返却・提出している家庭環境調査票の記入・提出をすぐーる内で完結させる。アプリを通して直接保護者とやりとりすることで、紛失などによる個人情報漏えいのリスクを軽減。保護者にとっては、前年度からの変更点のみ回答すればよくなり、利便性向上も期待できる。今までにない機能のため、全国に先駆けた開発となる。

市教育委員会の担当者は「個人情報を扱うので技術的に難しい部分もあるが、リスクや紛失の不安解消につながる」と話し、学校側では職員室での操作時のみ同チャネルにアクセスできるようにするなどセキュリティ面も強化するという。来年4月から利用できるように準備を進め、各校の判断で順次導入する予定だ。

フリーアナウンサーで横浜市の広報番組「ハマナビ」のナビゲーターを務めている 太田 晶子さん 戸塚区出身 30歳

横浜の魅力を言葉で案内

 ○…2月からtvkで放送されている「ハマナビ」の案内役に加わり、月1回程度、市内のスポットを紹介している。大学生まで暮らしていた横浜を巡り、「通っていた駅などが出てきて、思い出が蘇る」と笑顔。アートがテーマで、寄木彫刻作家を取材した際は、細かい技を目の当たりにし、「思わず写真を撮る手が止まらなかった」と好奇心いっぱい。

 ○…戸塚区で生まれ、小学2年生の時に泉区へ移り住む。中学校ではジャージ登校ばかりの生徒の中、「デザインが好きだから」と制服を貫き通す意思の強さも。大学生の時、キャリア教育の一環で出会ったアナウンサーから「あなたも頑張ればアナウンサーになれる」と言われた。「刺激的な世界に引っ張ってくれた一言。今思えば、みんなに言っていたのかも」と笑うが、数十社を受けた中でNHK徳島放送局に合格した。

 ○…徳島では、取材の企画から撮影・編集まで担当。放送後に取材先から反響を聞くたびに、「私が行動することで喜んでくれる人がいると実感した」と充実の日々を過ごした。3年後に水戸放送局へ。夕方のニュースを担当し、街で多くの人から声を掛けられ、「責任で背筋が伸びた」。2023年に現在の事務所に入り、ボートレース番組やラジオ日本の競馬中継などを担当。未経験の分野で「最初は専門用語が呪文に聞こえた」というが、「フリーは自分しか頼れない」と強い決意で臨んでいる。

 ○…母方の実家は市内で100年続く提灯店で、今は父が店主。自身もものづくりに関心があり、ミニチュアハウス作りが趣味。ハマナビを「長く住む人も知らない、新しい横浜を知ることができる番組」と評し、生まれ育った場所をナビゲートしていく。

横浜市 インフルエンザの流行注意報発令 15歳未満が約8割

 横浜市は10月29日、インフルエンザ流行注意報を発令した。

 市の感染症発生動向調査によると、10月20日から26日までの1週間で、市内の定点医療機関あたりの患者報告数が11・07人となり、注意報発令の目安となる10・00人を超えた。13日から19日の週は5・44人で1週間で倍以上に増えた。昨シーズンの市内の注意報発令は12月19日だった。

 年齢別では10歳未満が全体の51・5%、15歳未満が79・1%を占めており、子どもを中心に感染が拡大している。学級閉鎖は小学校を中心に47施設、患者数は625人に達している。

 区別では、栄区が37・00人で最多。瀬谷区の25・33人、鶴見区の20・14人と続く。最少は中区の2・50人。

 市は、咳エチケットやこまめな手洗い、十分な休養とバランスの良い食事、室内の適切な湿度(50〜60%)管理と換気を呼びかけている。重症化予防のためのワクチン接種も推奨し、高齢者向けの予防接種は10月から始まっている。
宅建市民セミナーのチラシ

参加無料 大ヒットドラマ『地面師たち』の監修者に聞く「不動産取引詐欺の実態と対策」講演会 横浜で11月13日(木)に開催

 宅建協会の市民セミナー「ドラマ『地面師たち』の世界から学ぶ〜不動産取引詐欺の実態と対策〜」が11月13日(木)、関東学院大学関内キャンパス「テンネー記念ホール」 (JR「関内駅」南口正面)で行われる。公益社団法人 神奈川県宅地建物取引業協会横浜4支部(横浜中央支部、横浜南部支部、横浜西部支部、横浜北支部)の共催。

 2024年7月のリリース以降、Netflixで大ヒットしたドラマ「地面師たち」。売主になりすました地面師グループが、大企業から約100億円を騙し取ろうとする不動産取引の現場がドラマチックに描かれたストーリーだ。今回のセミナーでは、このドラマの監修者である司法書士の長田修和さんが講演 。そのドラマ製作の舞台裏や、不動産取引詐欺の実態と対策について学ぶことができる。

申込は11月5日(水)まで

 時間は午後6時から7時40分(開場5時30分)。参加無料。定員は650人(先着順)で事前申し込み制。参加希望者は、11月5日(水)までにメール(info@takken-yokohama.jp)またはFAX(045・662・3004)、LINE、ハガキ(〒231-0028横浜市中区翁町1の6の11神奈川県宅地建物取引業協会横浜中央支部)で、【1】氏名【2】郵便番号【3】住所【4】電話番号【5】人数(最大2人)【6】メールアドレス(メール申込みの場合のみ)を記載して申込を。当選者には入場券(はがき)が送付される。問い合わせは【電話】045・662・3003まで「タウンニュース見た」と電話を。
ぼたんちゃんと身長を計れるパネル

金沢区役所 ぼたんちゃんと背比べ 健康チェックエリアを改装

 金沢区役所5階の健診フロアにある健康チェックエリアがこのほど、リニューアルされた。これまでも体組成計、血圧計が設置されていたが、働きながら子育てをしている人たちにも自分自身の健康を振り返るきっかけになればとリニューアルを計画。乳幼児健診で5階を訪れる人が多いことから、子どもにも親しみやすいよう区の広報キャラクター「ぼたんちゃん」と一緒に身長を計れるパネルを設置した。

 さらに、全身の筋肉の目安になるとされる握力計を新たに導入。忙しい人に向け、子どもを抱っこしながら・食器を洗いながら、筋力アップする方法や、骨粗しょう症に関するグラフや骨の健康のポイント、減塩のポイントなどを紹介したパネルも掲示している。

 3歳児健診で子ども3人と訪れた30代の女性は「明るい感じになった。待ち時間が楽しくなりそう」。区の担当者は「日々の健康づくりのきっかけになれば」と話していた。

「自由闊達」な平潟祭 関東学院大、11月1日・2日

 関東学院大学は11月1日(土)・2日(日)、横浜・金沢八景キャンパスで「第76回平潟祭」を開催する。両日とも午前10時から午後5時まで。

 今年のテーマは「自由闊達」で、ゼミやサークルなど32団体が模擬店を出店するほか、部活・サークル団体による企画も予定。両日開催のコンテスト「KGU Collection」では、エントリーした学生の中からグランプリを決定する。2日目には声優の柿原徹也さんを招いたトークショーも開催(事前申し込み制)。(問)同大学生生活課【電話】045・786・7012

磯子でスポGOMI 12月6日、参加者募集中

 磯子区は新杉田駅周辺で開催する「スポGOMI大会in磯子」の参加チームを募集している。開催日時は12月6日(土)午前10時から正午まで。参加費は無料。

 スポGOMIは、ごみ拾いにスポーツの要素を加えた日本発祥の競技。チームで制限時間内に定められたエリアでごみを拾い、その質と量をポイントで競い合う。今回は新杉田公園レストハウス前に集合し、新杉田駅周辺約1Km圏内が会場となる。大会には横浜ビー・コルセアーズが協力し、上位入賞チームには選手サイン入りグッズやエコグッズがプレゼントされるほか、参加者全員に記念品が贈られる。

 対象は区内在住・在勤・在学者で1チーム5人以内。小学生以下は高校生以上の同伴が必要となる。定員は70人(約20組)、応募多数の場合は抽選。申し込みは電子申請システムで11月16日(日)まで受付。問い合わせは磯子区地域振興課【電話】045・750・2397。

産業団地で「PIAフェスタ」 11月7日・8日、模擬店など

 金沢産業団地の秋まつり「PIAフェスタ2025」が11月7日(金)と8日(土)に横浜市金沢産業振興センター=金沢区福浦=で開催される。

 7日は午前10時から午後9時まで。7日は安全祈願祭、神楽、ゲームトーナメント(8日も)などを開催。

 8日は午前10時から午後4時まで。ポニー乗馬や小動物へのえさやり体験などができるふれあい動物園(3時まで)のほか、フリーマーケットやダンス・コーラス・囃子などのステージ、防災フェスティバル、ダーツ体験イベント、書道ワークショップなど。

 両日とも金沢産業団地企業の製品販売、模擬店、物販、キッチンカーが出店予定。

 問い合わせはPIAフェスタ実行委員会(一般社団法人横浜金沢産業連絡協議会内)【電話】045・781・1131。
清掃をする参加者たち=厚済会提供

清掃で地域に貢献 医療法人が初企画

 金沢区などでクニリックを運営する医療法人社団厚済会は10月19日、地域貢献イベント「Good Earth Keeping in Kanagawa! クリーンアップ&BBQ」を初開催。金沢八景駅から海の公園まで清掃活動を行った後、バーベキューで交流した。

 この取り組みは、職員間の交流や透析治療中の患者・家族との親睦を深め、地域社会への貢献を目的とするもの。清掃には46人が参加し、たばこの吸い殻から車のホイールまで大小さまざまなごみを拾って歩いた。その後のバーベキューには75人が集まった。同法人の担当者は「清掃を通じて地域社会に直接貢献する機会になった。定期的なイベントとして継続していきたい」と話した。
清さん、小林さん、桜田さん(前列左から)、学生指揮者の原夕紀子さん、飯野里菜さん(後列左から)

横浜創学館高 吹奏楽部が全国大会へ 11月3日に東京で開催

 横浜創学館高校=金沢区六浦東=の吹奏楽部が、11月3日(月)に東京都内で開催される「第31回日本管楽合奏コンテスト」の高校生A部門(16人以上35人まで)に出場する。

 予選は9月に音源審査で実施。同部は8月に行われた神奈川県吹奏楽コンクールで銀賞を受賞したジャズテイストの「キャッツ・テイルズ」を提出し、予選を通過した。

 同部には現在1年から3年まで45人が在籍。9月に代替わりし、現在は2年が部を率いる。「少ない人数だからこそ、縦のつながりが強く、コミュニケーションを取りやすい」と副部長の清恭典さん。同じく副部長の桜田未来さんも「自分がしたい音楽を共有しやすい。今回の全国大会は、県大会の悔いを晴らせる場。リベンジできたら」と話す。部長の小林奈祈さんは全国の舞台を前に「全国大会に恥じない演奏をし、最後は笑って終わりたい」と意気込んでいる。

 顧問の景山孝昭教諭は今の代について、「短期間での成長の仕方がすさまじい。集中したら急激に一つになる。ボルテージが上がれば最高の演奏になるのでは」と評す。

 高校生A部門には、全国から選ばれた35校が進出する。
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南共済病院でフェスタ 看護・医療器材の体験など

 横浜南共済病院=金沢区六浦東=で11月8日(土)、今年で4回目になる「みなみフェスタ」が開催される。午前10時から午後3時。入場無料。雨天決行。

 内容は、講堂棟で、高橋健一病院長率いる「けんちゃんバンド」の演奏会が午前10時15分から11時15分、市民公開講座「ひざ関節の健康を守る」が11時30分から午後0時15分。外来棟3階では、AED体験や看護補助者や臨床工学技士の仕事の紹介や、高齢者体験、内視鏡手術体験、足の筋力測定などの体験学習を実施。外来棟4階では、薬剤師体験や栄養バランスチェック、尿検査体験・顕微鏡体験など。

 スーパーボールすくいやおもちゃつり、輪投げ、ふわふわスライム作りなどのキッズイベントコーナーも。コラボ企画として、救急車・救助工作車の車内を見るコーナーや、追浜の未来をデザインする企画も行われる。問い合わせは同院みなみフェスタ事務局【電話】045・782・2101(平日午前8時30分から午後5時15分)。
昨年度の試食会の様子

ブランチ横浜南部市場 武州和牛を無料で試食 11月3日に肉まつり

 市場選りすぐりの埼玉県のブランド牛「武州和牛」の試食や、新鮮なもつなどを楽しめる「横浜肉まつり」が11月3日(月・祝)、ブランチ横浜南部市場=金沢区鳥浜町=で開かれる。

 このイベントは市中央卸売市場食肉市場=鶴見区=が、市場で取り扱うブランド牛・豚のPRで行うもの。ブランド牛を使った焼肉、市場発の新鮮な「ハマモツ」を使ったもつ焼きやもつ煮、骨付きフランクなどの調理販売のほか、冷凍もつの販売も。

 入場無料。午前11時から午後3時まで。武州和牛の試食は11時、1時、2時の3回(各回450食限定・試食10分前から引換券を配布)。雨天開催、荒天中止。問い合わせは市経済局中央卸売市場食肉市場運営課【電話】045・511・0446。

ベートーヴェン『運命』を熱演 シンフォニカがコンサート

 第37回金沢区民文化祭「金沢シンフォニカプロムナードコンサート2025」が11月16日(日)、横浜市金沢公会堂で開催される。午後1時15分開場、2時開演。

 今回は、佐藤秀義氏の指揮でベートヴェン交響曲第5番ハ短調『運命』をはじめ、 エルガーのエニグマ変奏曲、ウォルトンの戴冠行進曲『王冠』を演奏。

 入場料900円(当日券あり)。自由席。前売券は金沢八景イオン3階「バンダレコード」、能見台駅前「レオカメラ」、並木1丁目商店会「ワダ・シーサイド」、チケットぴあPコード308087で販売。問い合わせは長谷川さん【メール】knht8823@yahoo.co.jp。
装飾が施されにぎわった会場

ハロウィーンで多世代交流 磯子区滝頭地区で初企画

 磯子区の滝頭第一自治会館・滝頭連合町内会館で10月25日、「ハッピーハロウィンたきがしら」が初開催された。

 多世代交流を目的に、スイッチON磯子滝頭地区推進員会が子どもたち向けの新たなイベントとして初めて企画した。隣接する滝頭公園での開催を予定していたが、雨天で両会館を会場に実施。仮装をした大人たちに迎えられた子どもたちは、ストラックアウトや輪投げ、ごみ分別を学ぶ釣りゲームなどを楽しみながら会場を巡り、菓子などをもらって笑顔を見せていた。運営を担った同地区民生委員・児童委員協議会の関孝子会長は「多くの子どもたちが来てくれて一安心。楽しい思い出を作り、世代を問わずあいさつができる関係ができれば」と話した。

45周年記念で吟道大会 11月1日、金沢公会堂

 横浜市内を中心に活動する詩吟の団体「横浜岳風会」は11月1日(土)、創立45周年記念吟道大会を金沢公会堂で開催する。午前11時30分開場、正午開演。入場無料。

 「先人が築いた吟道に感謝し、次の時代に繋げよう」と、各地で活動する会員らが日頃の練習成果を発表する。当日直接会場へ。

 問い合わせは同会(田中岳蘭さん)【電話】045・751・2167。

八景島で遊んで学ぼう 小学生親子25組を招待

 小学生を対象にした「ディスカバリーチャンネル・アニマルプラネットPresents 横浜・八景島シーパラダイス 1日限りのスペシャル体験」が11月29日(土)に開催される。ディスカバリー・ジャパン(株)主催、湘南ケーブルネットワーク(株)と横浜・八景島シーパラダイスの協力のもと、小学生と保護者25組50人を招待する。

 当日は八景島を周遊する「Paradise CruiseII」乗船(午後2時〜2時30分)、海の環境を体感する「東京湾ワンダーウォッチャーズ」(2時50分〜3時30分)を予定。ワンデーパス付きで自由時間は島内で過ごす。

 参加対象は小学1〜6年生とその保護者(1組2人)。希望者は湘南ケーブルネットワーク(株)のホームページ内の専用バナーからイベント特設サイトにアクセスし応募する。11月9日(日)締切。当選者には11月中旬までに当選メールが届く。

(問)横浜・八景島シーパラダイス「ディスカバリーキッズデー」事務局【電話】090・3044・2575(10時〜18時受付)
1グループ貸切でゆったり過ごせる

快適な空間で競馬を楽しもう ウインズ横浜 プライベートエリアに招待 11月〜12月の応募受付中

 ウインズ横浜内に12月までの期間限定で「プライベートエリア」がオープン。「UMACA会員」限定で1日1組を招待する。UMACA会員(当日入会OK※入会金・年会費永年無料)が対象。現在11月15・16・22・23・24日(GI開催週)全5日間の応募を11月2日まで受け付けている。

 広々としたプライベート空間で、レース実況とオッズ用モニター、馬券購入機を完備。アルコールなど飲食の持ち込みも自由で、グループみんなでわいわい楽しめる。冷蔵庫や電子レンジ、ポットも完備。競馬専門紙、スポーツ紙も数部用意されており、至れり尽くせりの内容だ。

 4〜6人のグループ(参加者全員20歳以上)で参加。応募は専用サイトで。希望者多数の場合、月ごとに抽選。

作家・あさのあつこさんと語る 金沢図書館45周年記念事業

 金沢図書館45周年記念金沢区読書活動推進事業として「作家 あさのあつこ先生と語る!トークセッション」が11月29日(土)に金沢公会堂で行われる。午後1時30分から3時30分。

 「バッテリー」などで知られる作家・あさのあつこさんを招き、区内の高校生や金沢区ゆかりの登壇者が読者や本について語り合う。

 先着570人。対象は1人で話を聞ける子どもから大人まで(市内外在住問わず)。11月24日(月)までに横浜市電子申請システムから申し込む。問い合わせは金沢図書館【電話】045・784・5861。

金沢文庫でふれあいマルシェ 11月1日、子どもたちの出店も

 「中部でつながるふれあいマルシェ」が11月1日(土)、金沢文庫駅東口の高架下にある金沢文庫ふれあい広場で開催される。午前10時から午後2時。「地域で実現!金沢子どもの夢プロジェクト」で助成対象に選ばれた「子どもマルシェ」や手作り作品などが販売される。

 当日はハロウィーンイベントとして先着100人の子どもにお菓子のプレゼントも。

 第75回金沢中部地区 社明大会も同時開催。問い合わせは阿久津さん【電話】090・1779・4453。
会見で共同メッセージを発表する黒岩知事(中央)と右から山口会長、吉田会長、(1人おいて)鈴木会長(10月27日、県庁)

病院経営危機で神奈川県と医療関係団体が共同メッセージ 「このままでは立ちゆかない」

 神奈川県と県内の医療関係3団体は10月27日、県内の病院が深刻な経営危機に直面していることを訴える共同メッセージを発表した。

 メッセージは「『いのち』を守る病院を、地域のみんなで支えるために〜『Save Our Hospital!』」と題したもので、県と県病院協会、県医師会、県精神科病院協会の4者が連名で出した。

 同日、県庁で記者会見があり、黒岩祐治知事は「病院の約7割が赤字経営で病院の経営は苦しい状況」と現状を説明。県病院協会の吉田勝明会長は「病院は内部留保が少なく、銀行からの融資で経営がつながっている状態。最新の医療機器を買えず、県民に迷惑がかかってしまう」と苦しい状況を訴えた。県医師会の鈴木紳一郎会長は「診療報酬が上がらず、このままでは地域の病院も診療所も立ちゆかなくなる」、県精神科病院協会の山口哲顕会長は「物価高で経営危機が加速している」とそれぞれ危機感を示した。

 高市首相は24日の所信表明演説で診療報酬の改定に賃上げや物価高を反映させるのと同時に、改定を待たずに医療機関へ補助金を出す方針を明らかにしている。

 黒岩知事は「診療報酬改定の議論が大詰めということもあり、メッセージを出した」と意義を説明。県民に▽病院は経営危機に直面し、医療資源には限りがあることへの理解▽救急医療の適正利用とかながわ救急相談センター(♯7119)の活用▽医療事務職や看護補助者としての勤務――への協力を求めた。
「ケルヒャー」の高圧洗浄機

横浜市のふるさと納税返礼品に「ケルヒャー」追加

 横浜市は、ふるさと納税の返礼品として、市内に本社や開発拠点を持つ企業の家電製品を新たに追加した。

 日本法人の本社が港北区にある「ケルヒャー」の収納一体型の高圧洗浄機「K Mini」(寄付金額9万円)や家庭用ハンディクリーナー「CVH 3 Plus」(同4万7千円)、神奈川区に本社を構えるJVCケンウッドが展開する「Victor」ブランドのワイヤレスイヤホン「HA-NP1T」(同5万円)などが追加された。

 市は「最先端の技術と洗練されたデザインが融合した高品質な製品をふるさと納税で手にしませんか」と呼びかけている。

退任する大久保副市長

横浜市 大久保副市長が退任へ 後任に鈴木都市整備局長

 横浜市の大久保智子副市長が10月31日付で退任し、後任に都市整備局長の鈴木和宏氏が11月1日付で就任することになった。10月23日の市会本会議でいずれの人事案も同意された。

 大久保氏は西区長、総務局長、水道局長を経て2022年4月に副市長に就任。任期は来年3月末までだったが、本人からの申し出によって退任となる。

 11月以降の副市長は、平原敏英氏、伊地知英弘氏、佐藤広毅氏に鈴木氏を加えた体制となる。

4人全員男性に

 4人の副市長が全員男性となることに関し、23日の本会議で共産党の白井正子議員=港北区=から「なぜ女性副市長にしなかったのか」との質問が出た。山中竹春市長は「適材適所となるよう、ふさわしい人材を選出した」と答弁。続けて白井氏は、山中市長就任時の22年に10人いた女性区長・局長が現在は9人である点に触れ、市が中期計画で掲げている女性管理職登用の加速をどう実現させるかを聞いた。山中市長は、区長・局長の候補となる部長級の女性職員が就任時の39人から80人に倍増しているとし、「経営責任職への女性の登用は大きく進んでいる」との認識を示した。

会見に臨む山中市長

山中市長、高市内閣誕生で大都市制度の議論推進に期待

 横浜市の山中竹春市長は10月23日の定例会見で、高市内閣の誕生によって「副首都構想」が今後の国会で議論される見通しであることに関し、「硬直的な地方自治を今後も続けるのかを議論してほしい」と述べ、横浜市などの政令市が導入を訴える「特別市」を含む大都市制度に関する議論を進める契機との認識を示した。

 副首都構想は、自民党と連立を組んだ日本維新の会が主張している。山中市長は新内閣が発足した21日に「副首都構想を含む大都市制度に関する国民的議論の推進を期待する」とのコメントを発表していた。

 会見で山中市長は、「東京一極集中の是正に向け、多極分散社会と力強い地方都市を実現することが必要」と従来の考えを述べた。続けて「そのための方法として、副首都構想や特別市、その他の方法がある」とし、「硬直的な地方自治を今後も続けるのか。それが日本の成長を妨げることにならないか。国会などを通じて国民の中で議論してほしい」と語った。

日産スタジアム命名権問題 日産が10月中に回答へ

 港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の命名権(ネーミングライツ)契約に関し、横浜市の山中竹春市長は10月23日の定例会見で、交渉を続ける日産自動車から10月中に回答があるとの見通しを示した。

 命名権契約を巡っては、日産が契約が切れる来年3月以降、年間5千万円の1年契約を市に求め、一度は市が応じる方針を示した。しかし、9月26日の会見で山中市長が「手続きに問題があった。見通しが甘かった」と担当局に再検討を命じたことを明らかにしていた。

 市と日産の協議は続いており、23日の会見で山中市長は「今月中に日産から正式回答をいただけることになっている。まずはその回答を待ちたい」と述べた。

仲間に担がれて一緒に喜ぶ奥村さん

プロ野球ドラフト会議 横浜高校の奥村頼人さんが千葉ロッテマリーンズから3位指名

 プロ野球ドラフト会議が10月23日に東京都内で行われ、横浜高校=金沢区能見台通=の奥村頼人さん(3年)が千葉ロッテマリーンズから3位指名を受けた。同校からの指名は、2023年に埼玉西武ライオンズから3位指名を受けた杉山遙希選手以来2年ぶり。

 奥村さんは滋賀県出身の左腕投手で、同校では1年秋から公式戦に出場。2年時からエースナンバーをつけて投打でチームをけん引し、昨秋の明治神宮大会や今春の選抜大会優勝、今夏の甲子園出場に貢献した。

 当日は同校小講堂で、野球部員や村田浩明監督、家族らと中継を見届けた。午後6時15分頃に名前が読み上げられると、会場から歓声と拍手が沸き起こった。直後に行われた会見で、「素直にうれしい気持ちでいっぱい」と心境を明かした奥村さん。「横浜に来る時は不安もあったけど、指導者の方だったり、仲間のみんなが受け入れてくれて、個性を伸ばしてくれたことが自分の成長につながった」と話し、同校での日々を「寮生活や仲間に恵まれて、すごく人間的にも成長できた。その人間的な成長が、野球の成長にも直結すると3年間で感じた」と振り返った。

 球団からは「将来は先発ローテーション入りが期待できる伸び代十分な素材」と評価されての指名となった。プロ生活に向けて奥村さんは「好きでやってきた野球が、これからは仕事になる。どんどん結果を求めて、自分自身に厳しくやっていきたい」と語った。

蝶野さんを起用したポスター

詐欺被害防げ 蝶野正洋さんがポスターで啓発 横浜市、市内に8千枚掲出

 横浜市は悪質商法や特殊詐欺の被害を防ぐため、プロレスラーの蝶野正洋さんを起用した啓発ポスターを制作し、市内に約8千枚掲出する。

 この取り組みは神奈川県警と連携したもの。ポスターは高齢者向け、若年層向け、全年齢向けの3種類を用意。世代別に多い被害事例を紹介している。いずれも、蝶野さんの写真が大きく使われ、「恥ずかしがらずにすぐに相談を」などと注意を呼びかけている。

 ポスターは商店街や薬局、学校、福祉施設、公共施設など、約2200カ所に約8千枚が掲出される予定。市のサイトからダウンロードも可能。

 蝶野さんはこれまでも、認知症啓発や防犯、防災に関する市や県警のイベントに数多く参加している。ポスターを作った市経済局は「親しみやすい蝶野さんのポスターで消費者トラブルを防げれば」としている。

チームをけん引する安藤誓哉選手©B-CORSAIRS

横浜ビー・コルセアーズ 11月のホーム戦に招待

 横浜市を拠点とするプロバスケットボールB1リーグの横浜ビー・コルセアーズは、11月に開催するホームゲームに抽選で読者を招待する。

 対象は横浜国際プール=都筑区=で行う4試合で、相手は富山グラウジーズと滋賀レイクス。席種は各試合2階自由席で、各日20組40人を招待する。抽選に外れた場合も、優待価格で観戦が可能。申し込み締め切りは試合によって異なる。詳細や申し込みは、専用フォームから。

ホーム初勝利へ

 開幕節では琉球ゴールデンキングスに連勝したが、チームはその後は5連敗。本日10月25日からの2連戦は、茨城ロボッツを相手にホーム初勝利を目指す。

コース沿道のごみを拾う参加者たち

磯子区内の横浜マラソンコース沿道を111人が清掃 磯子事業会と磯子区が協働

 10月26日(日)に開催される「横浜マラソン2025」を前に、磯子事業会(長谷川浩正会長)や磯子区環境事業推進委員、区役所などが23日、磯子区内のコース沿道で清掃活動を行った。

 これは大会参加ランナーや応援する人たちが快適に過ごせるように、2015年度から毎年行われている取り組み。同会と区が結ぶ地域包括連携協定に基づき、協働で実施されている。

 区内に事業所がある93の法人・事業主が会員となる同会から、今年は27事業所が参加。同委員や区役所職員などもあわせて総勢111人が協力事業所の一つである日清オイリオグループ(株)横浜磯子事業場グリーンゾーンに集合した後、根岸と杉田の2方面に分かれてそれぞれ約2.5kmにわたって沿道を歩きながら清掃を行った。区役所によると総量約110kgのごみが集まった。

 長谷川会長は「まちをきれいにする習慣がついてきて、以前より沿道がきれいになっている。大会当日は雨かもしれないが、ランナーや応援する人に少しでも気持ちよく過ごしてもらえたら」と話した。

通行人へ注意を呼び掛ける防犯応援大使ら

金融機関の防犯応援大使らが磯子区の杉田駅周辺で防犯啓発 「安全・安心まちづくり旬間」にあわせて

 磯子警察署(古山秀和署長)は10月17日、杉田駅周辺で「安全・安心まちづくり旬間」にあわせた防犯キャンペーンを実施した。

 10月11日から20日までの同旬間は、防犯活動の活性化と防犯意識の向上を図るためにさまざまな活動が行われている。同署はプララ杉田1階パティオ広場で防犯功労者表彰を行った後、かながわ信用金庫杉田支店、湘南信用金庫杉田支店、横浜農業協同組合杉田支店のスタッフを防犯応援大使に委嘱。防犯指導員や署員らとともに、通行人へチラシや啓発物品を配布して特殊詐欺などへの注意を呼び掛けた。古山署長は「特殊詐欺や自転車盗難が増えている。犯罪が1件でも減らせるように今後とも協力をお願いしたい」と話した。