青葉区版【11月20日(木)号】

たまプラーザ駅前 3年ぶりにツリー点灯式 開業15年、開通60年を記念

 たまプラーザ テラス開業15周年とたまプラーザ駅開通60周年に合わせ、(株)東急モールズデベロップメントはさまざまな企画を実施している。

 11月14日には、同駅前(ステーションコート)に設置されたクリスマスツリーの点灯式が3年ぶりに行われ、多くの見物人が訪れた=写真。

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 当日は鷺沼駅の西澤正隆駅長が開会のあいさつを務めた。同テラスの大木さゆみ総支配人も「地域と関係者の方々のおかげで15周年を迎えられた」と感謝を述べた。また、東急電鉄のマスコットキャラクター「のるるん」、イッツ・コミュニケーションズ(株)の「コムゾー」、(株)東急パワーサプライの「てるまる」も登場し、会場を盛り上げた。

 ツリーの点灯では来場者とともにカウントダウンを実施。「ゼロ!」の掛け声に合わせて光が灯ると、会場からは感嘆の声が上がった。

 家族で訪れていた30代女性は「3年ぶりと聞いて、見るのが楽しみだった。のるるんにも会えて満足」と笑顔で話した。

 たまプラーザ駅は1966年の田園都市線開通と同時に開業。当時、東京急行電鉄(現:東急電鉄)の社長であった五島昇氏によって名称が発案された。今では1日の乗降客数は78000人に及ぶ(2024年度)。

 ツリーの点灯は12月25日(木)まで。時間は午後4時から10時。期間中は同テラス内各所で15種類ののるるんが登場する。

いじめ認知件数が大幅増 市教委「早期対応の結果」

 横浜市教育委員会は10月29日、2024年度の「いじめ・暴力」等の状況調査結果を公表した。いじめの認知件数は2万件超で過去最多を更新。市教委は「これまでの反省を踏まえ、『疑い』の段階から積極的にいじめと認知し、深刻化しないよう取り組んだ結果」と分析した。

 市立学校509校を対象にした24年度のいじめ認知件数は、2万1955件で、前年度(1万6263件)から約5700件増加、20年度と比べると約4倍に増えた。また、いじめが原因で命や心身、財産に被害を及ぼしたり長期欠席を余儀なくされたりするような「重大事態」の発生件数も前年度の2件から59件と大幅に増加した。

 件数の大幅増について市教委事務局不登校支援・いじめ対策担当課は「これまでの反省を踏まえ、『疑い』の段階でいじめと認知したことが件数増につながった」と対応の強化による結果と捉えている。

 横浜市では昨年3月、20年にいじめが原因で自殺した中学生の事案について、学校が基本調査の段階でいじめを認知していなかったことなどを公表。これを受け市教委では「いじめ防止対策推進法」に則った対応を徹底すべく、いじめの未然防止から要調査までを速やかに振り分け、再発防止に取り組むよう各学校に指示。同年8月にはこれまでの対応を強化する再発防止策を策定した。

 いじめの未然防止のため、例えば「ふざけあい」などから発展した「けんか」など、「いじめ」かは疑わしい初期段階の事案であっても積極的に「いじめ」と認知する方針を学校現場で徹底。今回の調査結果では、いじめ発見のきっかけは「当該児童生徒の保護者」および「本人から」の訴えが全体の6割以上を占めており、認知件数の増加は、これらの訴えを「いじめ」と捉え、より深刻化しないよう早期対応を強化した結果とみている。

横浜市内で小学生から大学生まで過ごし、フリーアナウンサーとして活躍する 羽鳥 慎一さん 横浜平沼高校出身 54歳

野球部の経験が今に

 ○…司会を務めるテレビ朝日の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』は10月で放送開始10年。自らの名が付く番組は「責任とやりがいが隣り合わせ」という。意識するのは、アナウンサーの大先輩である徳光和夫さんから教えられた「出過ぎず、引き過ぎず」。文字通り、番組を司る役割として、視聴者との距離感を大切にしている。

 ○…埼玉県で生まれ、小学校の頃、保土ケ谷区に移り住む。権太坂小に通い、授業が終わると友達と空き地で野球をする日々。境木中、平沼高と野球部で、エースとしてチームを引っ張った。試合後に学校隣の岡野公園で「終わり」と言われるまで走り続ける”無制限ランニング”を命じられ「監督に忘れられたみたいで。みんなが練習を終わった後も1人で1時間半走り続けた」ことも。夏の大会の応援に駆け付け、11月7日に行われた平沼高125周年式典の司会を務めるなど、母校愛も強い。

 ○…早稲田大で学び、進路を考えた時に頭に浮かんだのは没頭していた野球の存在。テレビも好きだったことから、野球の実況アナウンサーを夢見て日本テレビへ入社。思春期だった中学時代は「笑ったところを見たことがない」と言われたほどで「しゃべる仕事で大丈夫?と同級生から心配された」と笑う。「岸恵子さんや草笛光子さんは平沼の大先輩。草笛さんは番組でも『後輩』って言っていただいて。同窓生の絆を感じます」

 ○…そこで服を買うと誰かと被ったという「ビブレ」や「横浜のザ・ごちそう」と断言する「ハングリータイガー」の思い出は横浜を離れた今も忘れられない。「学生時代に出会った人たちは、その後の人生で長く助けてくれる存在になっている。これからも出会いを大切にしていきたい」
日々の成果を発揮する消防団員

区代表が訓練の成果発揮 市消防操法技術訓練会

 「令和7年度横浜市消防操法技術訓練会」が11月6日と8日、山下ふ頭=中区=で行われた。

 自衛消防隊や消防団の消防技術向上と士気の高揚を目的とする同訓練会。市内18区の事業所、消防団の代表が、日ごろの訓練の成果を競った。青葉区からの出場者は以下の通り。【屋内消火栓操法I(女性)】たまプラーザ テラス【屋内消火栓操法II(男性又は男女混成)】日本体育大学 横浜・健志台キャンパス【小型ポンプ操法】三菱ケミカル(株)【消防団】青葉消防団第3分団第5班

 日体大から出場した澤田武さんは、「レベルの高い選手が集まっており、自分たちももっとできることがあると感じさせられた。大学内の別部署や、他の事業所との交流の機会にもなって良かった」と語った。将来は消防士を目指しているという、消防団から出場した男子大学生は「約半年間の練習の成果を発揮し、いつも通りの動きができた。さまざまなチームのスピードや所作の美しさなど、今後の活動や自分の将来にも活かしていきたい」と大会を振り返った。
互いの活動について語り合う、(左から)朝倉さん、奥山さん、神長さん、駒田さん

乾杯が呼ぶ、笑顔と活気 本紙企画 あおば地ビール座談会

 青葉台郵便局の屋上では「青葉台ハニービープロジェクト」と題し、2021年から養蜂が行われている。採取したハチミツ「ぽすみつ」は瓶詰や焼菓子、ゼリー等の加工品として販売。毎年人気を博している。

 そんな「ぽすみつ」商品にこの度、クラフトビール『ぽすみつ れもん』が仲間入り(11月22日リリース予定)。青葉の新たな地ビール誕生を記念して、ビールで地域を盛り上げる3団体に熱い思いを語ってもらった。

 「青葉台ハニービープロジェクト」からは、青葉台郵便局の神長義博局長、『ぽすみつ れもん』の製造・販売を担うYellow(イエロー) Monkey(モンキー) Brewing(ブリューイング)(株)=都筑区=の駒田博紀CEOが参加。

 さらに、「横浜あおば小麦プロジェクト」から奥山誠代表、昨年立ち上がった「あおばホップガーデン」から発起人の一人、朝倉亜矢子さんが参加した。

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――活動のきっかけは。

神長 「青葉台の花と緑を増やしたい」という思いから始まりました。地域の食との連携、子どもたちの養蜂見学など、面白い街づくりができるんじゃないかと思って。

奥山 横浜市の生産量の約9割を占める青葉区産の小麦を知って、食べてほしくて。鴨志田町の支援事業所で育てた「あおば小麦」を使った商品開発や、地域の企業との橋渡しをしています。

朝倉 私たちの子どもが支援学級に通っていて、畑を通した子どもの居場所づくりが始まり。たまプラーザで活動しています。ホップを選んだのは、珍しくて人が集まってくれるかと(笑)。

――それぞれの地ビールについて教えて下さい。

駒田 採蜜体験で食べたかき氷のはちみつレモンがけから、ひらめいたレシピです。ニュージーランドで修業を積んだ職人肌のヘッドブルワーが、珍しく「悪くない」と褒めた最高の出来ですよ。

奥山 僕は元パン屋で、あおば小麦で作ったパンが予想以上に喜ばれて。うどんにピザに…と広げた一つが『あおばビール』。毎年、小麦やブルワリーによって味が違うので、その年限定の味を楽しめるのが魅力かな。

朝倉 実は、ホップも種類や収穫時期で香りが違います。初心者なので、育て方やホップの配合、加工方法までいろいろ試して、やっと今年、『ホップのはなし』が完成しました。あおば小麦とのコラボです。

――地域や活動への思いを一言。

神長 ハチミツもビールも同じで、人を笑顔にするものです。笑顔や面白いことを地域に広げていければと思います。新しい特産品として、お世話になっている街に還元できればうれしいです。

奥山 たくさんの人に、小麦を楽しんでほしいです。何にでもなるんですよ、小麦の歌も制作中ですし。地域を盛り上がればいいなと思います。

朝倉 地域の交流の場として、たくさん知って、愛してもらえる活動にしたいと思います。地域をつなぐ、一つにする力があると思うので。
中央の2人が受賞者

民生委員児童委員協議会 川柳で魅力を発信 3作品の受賞決まる

 青葉区民生委員児童委員協議会主催の「川柳大会」の表彰式が11月12日に行われた。

 同大会は民生委員活動の魅力ややりがいなどを伝え、活動への関心を持ってもらおうと実施。また、今年12月は委員の一斉改選があるため、新しく加入するメンバーに向けたメッセージがテーマになっている。

 今回審査対象となったのは、今年6月23日〜8月15日までに応募された44作品。区長賞、区民生委員児童委員協議会会長賞、区民まつり賞が選ばれた。

 受賞者(PN(ペンネーム))と作品は以下の通り。

 【区長賞/PNあおばのミモザ】『寄り添って つなげてほしい 地域の輪』/【区民生委員児童委員協議会会長賞/PNふみくママ】『やれるとき やれることだけ やればいい』/【区民まつり賞/PNくみんちゅ】『ありがとう 笑顔返され こちらこそ』

スクリーンで見る浮世絵 12月、みすずが丘で講座

 連続講座「スクリーンで見る浮世絵‼」が12月10日(水)と17日(水)、大場みすずが丘地区センター(青葉区みすずが丘23の2)で行われる。各日午後0時半から2時半。参加費1000円(2回分)。

 今年は空前の「浮世絵ブーム」。浮世絵を題材にした映像作品が話題を呼んでいる。そんな日本が誇る文化・浮世絵の歴史をひも解き、魅力を深掘る。講師は、横浜歴史研究会会員で、浮世友の会講師の中村康男さん。

 先着40人。申込、問合せは同地区センター【電話】045・974・0861

インフルエンザ感染拡大で横浜市内に警報

 横浜市は11月12日、インフルエンザ流行警報を発令した。

 市の感染症発生動向調査によると、11月3日から9日までの1週間で、市内の定点医療機関あたりの患者報告数が35・99人となり、警報発令の目安となる30人を超えた。10月13日から19日の週は5・38人で、3週間で約7倍に急増している。

 年齢別では15歳未満が全体の75・6%を占めており、子どもを中心に感染が拡大している。小学校を中心に学級閉鎖は78施設となり、患者数は2068人に達している。区別では、都筑区が72・00人で最多。保土ケ谷区の54・00人、鶴見区の42・00人と続く。最少は中区の9・50人。

 市は咳エチケットや手洗い、十分な休養とバランスの良い食事などを呼びかけている。重症化予防のためのワクチン接種も推奨し、高齢者向けの予防接種を12月末まで行っている。

スマホの困りごと解決 12月13日 相談会

 スマートフォンの「聞きたいこと」「知りたいこと」が聞ける「スマホ相談会」が12月13日(土)、青葉区区民活動支援センター(区役所1階)で開催される。参加無料。

 午前10時から、10時30分からの2回開催で、各回30分。地域ボランティアの「青葉スマホ・サポーター」が、スマホの基本操作やアプリの使い方などの相談に応える。

 対象は区内在住・在勤・在学者で、定員10人。スマホまたはタブレットを持参。申し込みは同センター【電話】045・978・3327。

11月29日 ビオラ秋祭り 午前10時30分から

 ビオラ秋祭りが11月29日(土)、午前10時30分から午後1時まで行われる。会場はビオラ市ケ尾地域ケアプラザ(青葉区市ケ尾町25の6)。

 当日はマリンバコンサートやキッズダンスなどのパフォーマンスの他、近隣福祉施設の自主製品を販売。また、「ビオラの畑」で採れた焼き芋も振る舞われる(11時30分〜)。

 1階のロビーでは、eスポーツ、車椅子サーキットなどのイベントも行われる。

(問)同地域ケアプラザ【電話】045・308・7081

冬の吹奏楽フェス こどもの国で11月24日

 「Winter Brass Festival 2025」が11月24日(月・祝)、こどもの国平成記念館(青葉区奈良町700)で開催される。午前10時から午後3時30分まで。

 神奈川県の高校吹奏楽部によるコンサート。桐光学園高等学校、荏田高等学校など、7校が出演する。見ごたえ、聴きごたえ抜群のパフォーマンスに注目だ。

 観覧無料だが、別途入園料が必要。雨天決行、荒天中止。問い合わせは、同園【電話】045・961・2111へ。
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芸術に浸る秋 26日から作品展

 アートフォーラムあざみ野(青葉区あざみ野南1の17の3)で青葉区民芸術祭2025作品展が開催される。入場無料。

 前期(11月26日(水)〜12月1日(月))では、華道、美術工芸、写真の3ジャンルで展示会を実施。11月29日と30日は茶席も用意される(500円)。

 後期(12月3日(水)〜8日(月))は絵画、文芸、書道をテーマに作品が展示される。

 午前10時から午後5時まで(最終日4時/華道のみ28日も4時まで)。(問)区地域振興課【電話】045・978・2297
パープルにライトアップされた市庁舎

パープルとオレンジの光で訴え 横浜市、DV・児童虐待の根絶へ啓発

 横浜市は国が定める「女性に対する暴力をなくす運動」(11月12日〜25日)と「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」(11月)に合わせ、各所でライトアップなどの啓発活動を行っている。

 市庁舎のライトアップは11月3日に開始。16日までの午後5時から10時まで、北仲通側が女性に対する暴力をなくす運動のシンボルカラーであるパープル、桜木町駅側が児童虐待防止推進カラーのオレンジに点灯している。よこはまコスモワールドの大観覧車は、25日の午後4時から午前0時までパープルに輝く。青葉区の男女共同参画センター横浜北は、11月末まで連日、午後5時30分から9時まで、パープルのライトアップを行う。

 18区役所では、啓発リーフレットやDV相談支援センターに関する情報カードを配布し、タペストリーやパネルを展示している。ほかに、市営地下鉄やバスなどで啓発動画を放映。児童虐待防止では、26日に「こども虐待防止市民サポーター講座」の基礎編を開催するほか、親子心中防止に関する啓発動画を12月1日に市公式YouTubeに掲載する予定だ。