秦野版【11月21日(金)号】
広場の整備が進む鶴巻排水機場と清水副会長

新たな広場、桜で彩りを 地元住民が寄付者募集

 市内鶴巻にある「秦野市鶴巻排水機場」跡地で現在、広場の整備が進んでいる。地元住民らはその広場を花で彩ろうと、桜の植栽を計画。「市民の憩いの場となるようご協力いただければ」と、植樹に向けた寄付金を募っている。

 善波川と大根川の合流地点そばに位置する秦野市鶴巻排水機場。2012年度に稼働を終え、近くの「秦野市大根川ポンプ場」がその機能を引き継ぐ。旧所の建物は残るものの、敷地内の空きスペースを整備しており、早ければ来年2月から広場として一般開放される見通しだ。

 敷地整備に伴い、地元組織の「鶴巻地区住んでよかったまちづくり協議会」は桜の植栽を3年ほど前から進行中。広場に沿う形で22本の植樹を予定し、これまでに9本が完了。残りの13本を1月に設置する予定で、そのうちの10本の植栽費用を個人・団体から広く募集している。

 寄付金は、1本につき5万円。寄付者の名前がネームプレートに記載され、桜の木に掲げられる。同協議会の清水義雄副会長(77)は、「2〜3年後には桜まつり開催も考えており、鶴巻地区を代表する憩いの場にしていきたい」と話し、寄付金協力を呼びかける。(問)清水副会長【携帯電話】080・1987・7581

インフル警報レベルに 秦野センター管内で拡大

 平塚保健福祉事務所秦野センター管内(秦野市・伊勢原市)で、インフルエンザの定点当たり報告数が第45週(11月3日〜9日)で33・43となり、今シーズン初めて警報レベルを超えた。市内の小中学校でも学級閉鎖が相次いでおり、今後も感染の拡大が懸念されている。

 神奈川県衛生研究所の発表によると、県内では第43週(10月20日〜26日)に定点当たり報告数が注意報基準の10を超えて11・88となり、昨シーズンより2カ月ほど早く流行が始まった。

 秦野センター管内では、第44週(10月27日〜11月2日)にインフルエンザの報告数が急増し、24・0と注意報レベルに。翌週にはさらに9・43ポイント増加し、警報レベルに達している。この数値は、政令指定都市を除くと厚木保健福祉事務所(厚木市・海老名市・座間市・愛川町・清川村)の57・77、厚木保健福祉事務所大和センター(大和市・綾瀬市)の35・86に次いで多い報告数となっている。

小中学校で学級閉鎖

 こうしたインフルエンザの流行に伴い、秦野市内の小中学校では学級閉鎖も発生している。今シーズンのインフルエンザ等に伴う臨時休業数は、11月17日現在で小学校7校、中学校2校。市学校教育課によると、増加傾向にあるため今後も注意が必要だという。感染予防と感染拡大防止のため、こまめな手洗い、マスクをするなどの咳エチケットを呼びかけている。

※11月17日起稿

24日まで 原田泰治の作品展

 宮永岳彦記念美術館で諏訪市交流企画「原田泰治の描いた『ふるさとの旅路』展」を開催中。姉妹都市である長野県諏訪市ゆかりの画家・原田泰治が描いた旅の情景や季節感あふれる作品のほか、宮永岳彦の観光ポスターなども展示される。期間は11月24日(月)まで、午前10時から午後5時。問い合わせは、市文化振興課【電話】0463・86・6309へ。

23日、実朝まつり 田原ふるさと公園など

 鎌倉幕府三代将軍・源実朝の御首塚(秦野市東田原1018の2)や田原ふるさと公園(秦野市東田原999)・金剛寺(秦野市東田原1116)で11月23日(日)、「第38回実朝まつり」が行われる。開催時間は午前9時20分から午後2時30分。雨天決行。

 同まつりは、歌人として和歌も残した実朝を敬い後世に伝えるとともに、御首塚のある東地区を盛り上げようと1987年から行われているもの。当日は式典のほか、キッチンカーなどの出店、稚児武者行列、マジック、バルーンアート、和太鼓・御輿、野点などが予定されている。東小学校臨時駐車場から無料シャトルバスあり。

 また、金剛寺で所蔵品の展示が行われるほか、田原ふるさと公園でもフリーマーケットが開催される。

 問い合わせは市民活動支援課【電話】0463・82・5118(平日午前9時から午後5時)へ。
会場となる秦野市休日歯科診療所

無料で口腔がん検診 秦野伊勢原歯科医師会

 秦野伊勢原歯科医師会(井上泰会長)は12月11日(木)、口腔がん無料検診を実施する。会場は秦野駅前農協ビル3階の秦野市休日歯科診療所。時間は午前9時30分から。

 検診は同会会員ならびに東海大学病院口腔外科の専門医が行う。対象は市内在住で口内炎などの症状がある人。希望者は、はがきに住所、氏名(ふりがな)、年齢、性別、電話番号を記入し、〒257―0051秦野市今川町1の3秦野伊勢原歯科医師会事務局まで郵送する。11月28日(金)必着。定員は50人。申込み多数の場合は抽選となる。結果は、後日郵送で通知される。

 問い合わせは同会事務局【電話】0463・83・3117へ。

境内色鮮やかに菊花展11月末まで 出雲大社相模分祠

 出雲大社相模分祠で11月末まで、菊花展が開催されている=写真。

 市内在住の吉田孝雄さんと、吉田さんに栽培方法を教えてもらった人らの作品を展示。黄、白、紫など色鮮やかな菊50点以上が境内を彩り、優しい香りが来場者を包み込んでいる。観覧無料。
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