保土ケ谷区版【9月5日(木)号】
まちおこしの成果を発表する参加者

宿場町の交流促進へ 地元の魅力など、情報交換

 東海道の宿場町として栄えたまち同士の交流促進や連携強化を目的とした「東海道シンポジウム東京・神奈川ブロック会議」が8月29日、月見台のイコットハウスで開かれた。東京都品川区から小田原市までの8宿場の代表者が参加し、地域情報を交換した。

 東海道は江戸時代に幕府によって整備された。東京都から大阪府までに57の宿場があり、保土ケ谷区もその一つ。区内では保土ケ谷駅西口周辺を会場に開かれる「宿場まつり」や松並木の整備など、宿場町の魅力を後世に語り継ぐ取り組みが行われてきた。

 同会議は四半世紀の歴史があり、そば店「桑名屋」=岩井町=の4代目店主の近藤博昭さんが代表を務めている。毎年度2回の頻度で行われ、保土ケ谷区で2年ぶりの開催となった。

8宿場が活動報告

 当日は品川区から小田原市までの8宿場から、まちおこしに取り組む住民や区役所職員など約70人が参加。「全員が発言する」という方針で行われ、各地のイベント情報や地域活性化を目指す取り組みなどを共有した。

 「保土ケ谷宿」からは、歴史を生かしたまちづくりなどに貢献する「ほどがや人・まち・文化振興会」の代表を務めている兼弘彰さんらが参加。保土ケ谷の歴史を体感する子ども向けのワークショップなど、これまでに区内で行われたさまざまな活動を紹介した。会議の後に懇親会が開かれ、参加者同士で親睦を深めていた。

 会議の司会進行を務めた近藤さんは「皆さんの目を見て、それぞれのまちが歴史を生かした活動に取り組み、地元を誇りに思っているように感じた。お互いが刺激し合い、まちの発展につながるアイデアを共有していければ」と話した。

 57の宿場が集うイベント「東海道シンポジウム」が11月9日に静岡県で行われる。東京、神奈川の枠を越えたさらなる交流が期待できる。

笑顔を見せる片岡さん

桜ケ丘岡在住片岡映子さん 書で県美術展大賞を受賞 県内外121点から入賞

 桜ケ丘在住の片岡映子さん(雅号・片岡雪燁)が、県内最大規模を誇る公募美術展「神奈川県美術展」で大賞を受賞した。片岡さんは片岡さんの作品は神奈川県民ホールギャラリー=中区=で9月18日(水)から展示される。

 県美術展委員会らが主催する同美術展は、新進作家の育成などを目的に県内最大規模の公募美術展として1965年から続いている。今年は4部門(平面立体、工芸、書、写真)に県内外から1272作品が集まった。書部門は121作品の応募があり、桜ケ丘に住む片岡さんが大賞に選出された。

 片岡さんは、子育てがひと段落した時に鎌倉の教室で幼少期依頼の書道を習い始めた。教室では文字の位置や大きさなどのバランスが重要であることを学んだ。50歳を前に公募展に応募するようになったという。

「ただただ夢中で」

 大賞を受賞した作品『李賀詩』は、中国の唐代中期の詩人の『嘲雪』を行草体で書いたもの。これまで同展に10回以上挑戦してきた片岡さんは、公募展に対する姿勢を「一枚一枚ただただ夢中で書いている。その作品が認められたらうれしいと思って書いている」と語った。

 大賞受賞について片岡さんは「私の作品はこれまで神奈川県美術展で大賞を受賞された先輩方にはとても及ばないと思うのでびっくりした。芸術に完成はないので大賞を受賞してこれで終わりではない。今後もこれまでと同じように努力をして書いたものを出展していきたい」と話す。

 また、書部門では区内の鈴木牧子さん(雅号・中里牧子)さんが大賞に続く特撰を受賞している。

 入選作品は神奈川県民ホールギャラリーで展示中(29日まで/書は18日(水)から)。午前10時から午後5時まで(15日(日)、29日(日)は2時まで)。入場無料。

岩井町原第一町内会の会長で、町内会運営のデジタル化などに取り組む 小石川 悦子さん 岩井町在住 62歳

新しいことに恐れず挑戦

 ○…約400世帯が暮らすまちの舵取り役を担い、「誰もが気軽に参加できる町内会」をコンセプトにした運営を心掛ける。8月に行われた岩井町原連合町内会の祭りでは、模擬店での支払いにPayPayを導入。行列の改善などに成功した。各地の自治会町内会で課題となっている担い手不足。「課題には何かしらの原因が潜んでいる。時代に合った取り組みを推進し、次世代の育成に努めていきたい」と柔軟な発想で対応する。

 ○…港南区出身。23歳で岩井町に移り住み、今では故郷以上に愛着のある場所だという。子育てがひと段落して町内会の運営に携わるようになると、岩井町原連合町内会の会長や保土ケ谷区連合町内会長連絡会の副会長も経験した。同連絡会の役員を共に務めたメンバーとの交流は今でも続き、まちのにぎわいづくりに関するヒントをもらったりするとか。

 ○…コロナ禍では、町内会の恒例行事を中止せざるを得ない中で代替策を模索。マスクにデコレーションを施す「マスク仮装」を取り入れたハロウィーンイベントなどを開催し、住民同士のつながりを守った。希望者にクリスマスイルミネーションを配る取り組みも好評で、今では毎年の恒例となっている。「視点を変えることで新たな可能性を見い出せる。これも日頃から意見してくれるまちの皆さんの存在があってこそ」と周囲への感謝を忘れない。

 ○…3児を育てた母親。昨今、次男が町内会の活動に興味を示しているという。「地元の絆を最大限に活かし、若い世代が中心となってまちを引っ張ってもらえれば」と背中を押す。「失敗から得られることも多い。恐れず、新しいことにも挑戦したい」―。探究心と行動力で、より良いまちづくりを目指す。

県金賞を喜ぶ部員たち

保土ケ谷中吹奏楽部 2年連続の東関東へ 「金賞取って全国」が目標

 保土ケ谷中学校の吹奏楽部が、県民ホールでこのほど行われた「神奈川県吹奏楽コンクール中学生の部A部門」で金賞を受賞し、9月7日(土)から栃木県で行われる東関東吹奏楽コンクールに2年連続の出場を決めた。

 同部顧問の山田康二教諭によると、昨年出場した東関東では銅賞に終わり悔しい思いをした。その後、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演する経験をするなど部員たちは経験を積んだという。

 今年は、課題曲に同部の持ち味だという音色を生かせると考えた『風がきらめくとき』を選択し、同校初の全国出場を目指す。

部内が一致団結

 同部で部長を務める咲(さき)枝(えだ)和沙(なぎさ)さんは「部内は明るい雰囲気なので、音にも明るさが出せていると思う」と話す。また、副部長の河合奈々さんと松葉涼太さんは「みんな1つの目標に向かって一致団結している。東関東で金賞を取って全国に進みたい」「課題曲でうちのバンドの良さを出したい」と意気込む。

市子嶋社長(前列右)と弟たち

「みんなありがとう」 いのまた陶器店が閉店

 洪福寺松原商店街の老舗店「いのまた陶器店」が8月30日、80年の歴史に幕を下ろした。

 急須、茶碗、鍋などが店内に並ぶ同店は、市子嶋桂子社長の祖父と父親が第二次世界大戦の空襲で被害を受けた現在の同商店街付近でゴザ1枚を敷いて商品を売ったのが始まりだという。その後、地域に愛されながら商売を続けてきた。

 「『いつか店付きの家を建てるんだという気持ちで商売を続けた』と、子どもの頃に父に聞かされたことがある」と話す市子嶋社長によると、大阪の堺市から仕入れた包丁や約50種類の線香なども多く売れたと言い、「周辺地域のみなさんに支えられてここまで続けてこられた」と感謝の言葉を口にした。

 最終日はあいにくの天候となったが、同店に足を運ぶ人が多く見られた。閉店30分前には同商店街の仲間たちが駆けつけ、サプライズで「お疲れ様」の合図でクラッカーを鳴らす場面もあり、市子嶋社長は「みんなありがとう」と言葉を返し涙をにじませた。

 また、近隣に住むという女性は「商店街のシンボルのようなお店がなくなってしまうのはさみしい」と閉店を惜しんだ。

ここでも読めます タウンニュース配架場所

 タウンニュース保土ケ谷区版は、新聞折り込み以外に以下の施設などにも配架をしています。

 保土ケ谷公会堂、保土ケ谷図書館、ほどがや市民活動支援センターアワーズ、県立保土ケ谷公園、岩間市民プラザ、川島町公園こどもログハウス、瀬戸ケ谷スポーツ会館、横浜シルバー人材センター保土ケ谷事務所、区内各地区センター、コミュニティハウスなど。

 (問)タウンニュース社保土ケ谷区編集室【電話】045227・5050。

耐震給水栓=横浜市提供

災害時給水所の確認を 横浜市、断水時の対策強化

 横浜市は市内各地の地域防災拠点などに、災害時給水所を整備して断水に備えた応急給水体制づくりを進めている。今年度は新たに5カ所で耐震給水栓を整備。市水道局では各家庭での飲料水や容器の備蓄とともに、近隣の災害時給水所の確認を呼び掛けている。

 市防災計画では、最大震度7の元禄型関東地震が起きた場合、市内約25%の約40万世帯で断水が発生すると想定している。断水発生時には、各自が備蓄する飲料水を活用してもらうほか、各家庭からおおむね500m圏内の小中学校や公園などに設置されている災害時給水所で誰でも飲料水を得ることができる。

 市内の災害時給水所にはさまざまな種類があり、浄水場でつくった水道水を貯留する配水池22カ所、地域防災拠点や公園などにある災害用地下給水タンク134基や緊急給水栓358基、主に同タンクなどがない拠点にある耐震給水栓48カ所、配水池の水を運搬する給水車19台がある。市によると配水池だけで市民1週間分に相当する水を確保しているというが、施設の老朽化なども踏まえて必要な施設整備を続けている。

今後3年で27カ所に

 市内の地域防災拠点では災害時給水所のほか、一部では学校受水槽を応急給水施設と位置付けて飲料水を確保する。しかし、受水槽の撤去などにより、2023年度末時点で459カ所ある拠点のうち17カ所で給水施設が無い状況。そこで、市は27年度までに17拠点に加え、受水槽の容量が小さいなどの課題がある10拠点を対象に耐震給水栓の整備を順次進める。

 耐震給水栓は、蛇口までの水道管を耐震化した地震に強い屋外の水飲み場。特別な開設作業を必要とせず、発災後も蛇口をひねれば飲料水を確保することが可能だ。今年度は5カ所で整備を進めている。

 市水道局担当者は各家庭で飲料水を備蓄することを求めつつ、「日頃から近くの災害時給水所の場所を確認し、容器の準備などの備えを」と話す。各区の災害時給水所は区役所などで配布している災害時給水マップや、同局ホームページから確認できる。

「お倉」を演じる五大さん

五大路子さん 明治の横浜伝える 舞台生活50周年 13日から公演

 横浜市出身の女優・五大路子さんが企画・主演を務める舞台「富貴楼お倉〜花のように、風のように、海のように〜横濱から日本を動かした女」が9月13日(金)から16日(祝)まで、KAAT神奈川芸術劇場=中区山下町=で上演される。五大さんが横浜から演劇を発信したいと立ち上げた「横浜夢座」の25周年、舞台生活50周年を記念した公演となる。明治の料亭「富貴楼」の女将・お倉を中心にした内容で五大さんは「開港当時の横浜にタイムスリップしてほしい」と呼び掛けている。

要人集う料亭の女将

 お倉は1871(明治4)年に現在の相生町で料亭「富貴楼」を開き、火事で尾上町に移転した後も伊藤博文や大隈重信といった要人が集まる場所として重要な役割を果たした。五大さんがお倉を演じるのは、2009年以来。

 五大さんはひとり芝居「横浜ローザ」で伊勢佐木町などに立ち続けた娼婦「メリーさん」を演じるなど、横浜の歴史を題材にした作品を多く手掛けるが、その際、舞台となるまちを歩いている。「今回も西区にあるお倉のお墓参りから始めた。当時の横浜を想像しながら歩くと、開港当時の香りが残っている」という。「当時の横浜の人が何を思い、何にチャレンジしたか、歴史を感じ、そこに生きた人を感じてほしい」と話す。

 公演は13日が午後2時、14日は午後1時と6時、15、16日午後2時からの5回。前売り6500円。問い合わせはチケットかながわ【電話】0570・015・415。

デジタル化の利点などを語る小石川会長(右)

自治会運営 デジタル化を 説明会で体験者の声

 保土ケ谷区は8月24日と27日、自治会用アプリ「いちのいち」と決済サービス「PayPay」の運営事業者を迎え入れた自治会町内会向けの説明会を行った。

 区は6月に行われた保土ケ谷区連合町内会長連絡会の会合で、自治会町内会の運営にデジタルツールを取り入れた事例紹介や保土ケ谷区情報伝達ツールアプリ導入補助金について説明。多くの人が興味を示したことから、事業者を招いた説明会の開催を決めた。

 説明会には2日間で自治会町内会の関係者31人が参加。事業者のほか、27日は町内会運営のデジタル化を促進する岩井町原第一町内会の小石川悦子会長=人物風土記で紹介=が登壇。地域行事の模擬店にPayPayを導入し、行列が改善されたことなどを語った。同町内会は町内会費をPayPayで支払える仕組みを導入し、来年度から本格的に始める予定。

主宰する「やすらぎ」の小井手さん

介護後の思い語る場を かながわ県民センターで9月8日にポストケアラーのつどい

 介護を終えた「ポストケアラー」と呼ばれる人たちを対象に想いを語り合う集まり「ポストケアラーのつどい」が、9月8日(日)に横浜駅近くのかながわ県民センター=神奈川区=14階第1相談室で開催される。午後2時から4時まで。同所で活動している親を介護する家族のグループ「やすらぎ」が初めて行うもの。

 やすらぎは介護を必要とする親を支える家族たちのグループとして、2011年から活動をスタート。県民センターで毎月第2日曜日に集まりを開き、当事者同士が自分の経験などを語りあっている。今回は初めて、「ポストケアラー」に焦点を当てたイベントを開くことになった。

直面する多くの問題

 大切な人を亡くした直後から、自らが体調を崩したり元の仕事に戻れず金銭的に困窮したりなど、多くの課題に直面するのがポストケアラーだ。周囲から前向きな言葉を掛けられても当事者は「無理解」と感じ、余計に問題を一人で抱え込むこともあるという。

 グループ代表の小井手陽子さんは「介護を終えたことで、公的なケアも届きにくい」と課題を指摘する。その上で「想いを語り合うことで『苦しかった部分はここだったんだ』と少しでも自分を取り戻す場になれば」と参加を呼び掛ける。

 介護を終えた人だけでなく、身近な人を亡くしたり、現在介護中でこれからが不安な人も参加可能。申し込み・問い合わせはやすらぎ【メール】yasuragi.yokohama@gmail.comへ。同団体のフェイスブックページ(https://www.facebook.com/yasuragikazokukai)でも情報を発信している。

横浜市 定額減税補足やコロナワクチン接種などで183億円の補正予算案

 横浜市は定額減税を補足する給付金や新型コロナウイルスワクチン接種の事業費など盛り込んだ総額183億9600万円の補正予算案を9月10日に始まる第3回市会定例会に提出する。

 定額減税の補足給付金は、減税可能額が所得税、住民税の課税額を上回る人に支給するもの。今年度の住民税課税情報に基づいて算定した結果、給付対象者が当初見込みの約45万人から約53万人に増えたため、115億6300万円を給付費として増額する。

 コロナワクチンは、国が想定する接種単価が見直されたため、40億6700万円を充て、自己負担額を3千円とする。対象は65歳以上か60〜64歳の一定の障害がある人で、10月から来年1月末までに49万回の接種を見込んでいる。

 補正予算案などの議案の議決は9月25日。その後は2023年度の決算審査が行われる。

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全国大会での同クラブメンバーとコーチ陣ら(同クラブ提供)

横浜ハンドボールクラブ 全国大会で3位に 神奈川県勢初の快挙達成

 市立岩崎小学校を拠点とする横浜ハンドボールクラブが、京都府で行われた「第37回全国小学生ハンドボール大会」(女子の部)で3位の成績を収めた。同大会で神奈川県勢の3位は初の快挙となった。

 同クラブ女子の全国大会出場は2016年以来8年ぶり3回目。「全国ベスト8」を目標に掲げて挑んだ初戦の北部キッズハンドボールクラブ(長崎)に25―3と快勝した同クラブ。2回戦は前回の全国大会初戦で対戦し敗れた沖縄県勢だったが、女子チームをけん引する鈴木司監督が「諦めないで最後まで走り負けないようにしよう」と選手を鼓舞し22―11で勝利した。その勢いのまま3回戦も勝利し、優勝候補となっていたT―SQUARE京都(京都)にも10―7で競り勝った。準決勝の花園ハンドボールクラブ(熊本)戦では、16―23で敗退した。

 鈴木監督は「前半粘りを見せたが、後半に走り負けて引き離されてしまった」と全国大会の敗因を振り返る。キャプテンの太田初希さんは「少し緊張してしまっていつも通りの動きができていなかったのでうれしさと悔しさが半々」と話し、副キャプテンの石井怜愛さんは「失敗した場面でもベンチのみんなが声を出して盛り上げてくれた。関東大会では優勝したい」とした。

 同クラブは9月7日(土)と8日(日)に開催される関東少年少女ハンドボール大会に神奈川県第1代表として出場する。

意見を交わす児童・生徒

区交流会で意見交わす 横浜子ども会議

 子ども主体でいじめ問題に向き合う「横浜子ども会議」の保土ケ谷区交流会が8月29日、仏向町の特別支援教育総合センターで実施された。

 今年で12年目となる横浜子ども会議はこれまで、各小中学校でのいじめ未然防止の取り組み発表をメーンとしていたが、今年度からいじめそのものに向き合った話し合いに変更された。

 区交流会では各校の代表児童・生徒が「つながる、広げる、いじめ未然防止の輪〜一人ひとりができること〜」をテーマに意見を交わした。

 上菅田中の吉村夢羽叶(むうと)さんは「いじめ問題は話せば話すほど難しいと感じた」と感想を話した。

9〜11月号の表紙

神奈川県が文化芸術の情報冊子発行 「かながわ県民文化祭」を特集

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の9月〜11月号をこのほど発行した=写真。

 文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取り組みを推進している県が発行する冊子で、毎号、県内文化施設の公演や展示情報などがカレンダー形式で紹介されている。今号では、9月から県内各地で行われる「かながわ県民文化祭2024」を特集。県、各市町村で開催される主なプログラムを紹介している。また、アンケートに答えてチケットやカレンダーが当たるプレゼント企画も実施している。

 冊子はA4判で、オールカラー32ページ。県内各文化施設や一部の商業施設、自治体などで無料で受け取ることができる。

合格証書を手に笑顔の昆くん

漢検2級に小4で合格 藤塚小 昆大史くん

 市立藤塚小学校4年の昆大史くん(9)が、(公財)日本漢字能力検定協会が主催する令和6年度第1回の検定で2級に合格した。

 昆くんは幼稚園の年少の時、小学1年生修了程度の問題が出題される10級を受験し合格。年中の時に小学6年生修了程度のレベルである5級に合格。小学1年生の時には中学校卒業程度の3級をクリアしていた。

 最初は両親の勧めで受験するようになったという昆くんだが、「難しいけれど覚えるのが楽しい」と漢字能力検定の魅力を語る。検定日が近づくと、1日4時間ほど過去の問題などを解くという。

 当初から目標にしていた2級は高校卒業・大学・一般程度で、常用漢字が全て読み書き活用できるレベル。合格証書が自宅に届いた時の気持ちを「やったーと思ってうれしかった」と振り返る。設問ごとの採点では、苦手とする「誤字訂正」で不正解があったが「読み」「熟語の構成」「書き取り」などで全て正解し、200点満点中186点で合格した。

 現在学校ではプログラミングのクラブに所属するほか、ミニバスケットボールで汗を流している。将来の目標を聞くと「お父さんと同じ消防士になりたいかな」と昆くんは話した。

救命講習の様子

横浜市消防局 救命講習の受講者を募集 10~12月分を受付

 横浜市消防局が10月から12月に行う救命講習の予約受付が始まっている。受講対象は市内在住、在勤、在学(中学生以上)者。

命をつなぎ留める

 救命講習とは、突然の病気で心臓が止まって倒れた人や、大けがをして大出血をしている人を発見した時、救急車が到着するまで、その人の命をつなぎ留めるための応急手当法を身に付けるもの。 病気やケガで心臓が止まると、約4分で脳の細胞が死んでしまうといわれている。救急車が到着するまで、心肺蘇生法などの応急手当をいかに早く始めるかが傷病者のその後を左右することになる。

 横浜市内では救急車の出動件数が増加傾向にあり、119番通報から救急車が現場に到着するまで平均8.8分かかっている(2024年上半期の発表データ)。この約9分間にできる応急手当を学ぶのが救命講習だ。

 主に成人に対しての応急手当を学ぶ「普通救命講習I」で空席のある(9月2日時点)開催日は10月15日(火)、25日(金)、11月15日(金)、18日(月)、12月6日(金)、12日(木)。教材費は1,200円。会場は横浜市民防災センター=神奈川区沢渡=または長津田消防出張所=緑区長津田=で、開催日により異なる。定員になり次第、受け付けが完了。

 小児・乳児・新生児に対しての応急手当法を学ぶ「普通救命講習III」やさらに詳しい応急手当を学ぶ「上級救命講習」なども開催される。

 申し込みは予約ページ(https://sy-koushu.city.yokohama.lg.jp/kyumei/)または救命講習受付(市防火防災協会)【電話】045-714-9911。10人以上の団体の場合は、各消防署での開催も可能。

台風10号 横浜市内で倒木、護岸変形の被害

 大雨や突風などで各地に被害をもたらした台風10号に関し、横浜市内では倒木によって家の一部が壊れるなどの被害が出た。

 市の発表によると、緑区東本郷で倒れた木によって家の一部が壊れたほか、瀬谷区阿久和南では川の護岸の一部が変形した。南区では永田東で12㎥の土砂が流出し、中里ではマンホールの枠が陥没した。

 8月30日に土砂災害のおそれがある区域に避難指示(警戒レベル4)が出され、市内94カ所の1482世帯・3101人が対象となった。ほかにも、浸水被害のおそれがある地域にも高齢者等避難(警戒レベル3)が発令された。地区センターや学校など、61カ所で避難所が開かれたが、避難者は11カ所、14世帯・23人だった。避難所は9月1日午前に閉鎖された。

 消防局の雨量計では、戸塚区の大正消防出張所で8月31日午後6時からの1時間に37ミリ、都筑区の仲町台消防出張所では29日午後2時からの24時間で214.5ミリを記録した。

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神部区長(右)に文書を手渡す小林代表委員

保土ケ谷区民会議が地域の声を区役所に提言

 地域課題の解決に向けて区民主体で協議する保土ケ谷区民会議(小林由美子代表委員)が8月27日、住民からの要望などを書いた文書を神部浩保土ケ谷区長に提出した。

 区民会議は「自分たちの住むまちを、自分たちの手でよくしたい」をモットーに活動し、地域住民らで構成される。地域づくりや防犯など、まちが抱えるさまざまな課題について住民が話し合う「地域のつどい」で寄せられた提言や要望を毎年文書にしている。

 6月に6回開催された地域のつどいで出た意見は255件。この中から区民会議のメンバーが厳選し、「ごみ」「防犯」「防災」「道路・交通」「高齢者・障がい者」「その他」の項目から成る提言・要望事項として10件にまとめた。

 文書には中高生が災害時に要援護者などへの支援活動ができるよう、災害ボランティアを養成するための機会創出や、保土ケ谷小学校地域防災拠点に耐震給水栓の設置などを求める声を記載。市営バスが減便されて困っているという意見も盛り込まれている。

 小林代表委員は「区民の生活に関わる大切な意見なので、ぜひ耳を傾けていただければ」と神部区長に文書を手渡した。神部区長は「保土ケ谷のまちで暮らしている皆さんからのご意見で、課題に気付くことが多い。紋切型ではなく、心を込めて対応したい」と誓った。今後は区役所内で項目を精査し、10月中をめどに区民会議側に各項目に対する回答が示される予定となっている。

9月14日、保土ケ谷公会堂で疾病予防等の講演会

 医師から疾病の重症化を抑制する方法などを学ぶ「疾病予防・救急医療講演会」が9月14日(土)に保土ケ谷公会堂=星川1の2の1=で行われる。

 保土ケ谷消防署による主催。同署によると、今年の保土ケ谷区内の救急出場件数は8月21日時点で8796件(暫定値)に上り、過去最多のペースを記録している。健康寿命の延伸を目的とする取り組みが救急要請の減少にもつながると考え、講演会を企画した。

 講演会は3部構成で、区内の病院に勤務する医師を講師に招く。聖隷横浜病院の竹下宗徳医師、イムス横浜狩場脳神経外科病院の谷井雅人院長、横浜保土ケ谷中央病院の穂崎奨医師が登壇予定で、骨折や脳卒中などの予防法を紹介する。

 午後1時から4時。3時30分から各病院のブースで、健康に関する個別相談に対応する。入場無料。問い合わせは保土ケ谷消防署【電話】045・342・0119へ。

8月31日の「ドラクエ花火」打ち上げ可否は当日午後3時発表 横浜スパークリングトワイライト

 横浜港周辺で8月31日(土)に予定されている打ち上げ花火のイベント「横浜スパークリングトワイライト」について、主催する実行委員会は台風10号の影響を見極めながら、当日午後3時に開催可否をサイト(https://www.yokohama-sparkling-twilight.com/)で発表するとした。

 予定では午後8時から5分間、新港ふ頭から花火を打ち上げることになっている。

 同イベントは8月10日の開催も台風5号の影響で中止になっており、31日はその時に行う予定だった「ドラゴンクエスト」をイメージした花火が打ち上げられる。

秋の月が観賞できる

三溪園 秋の夜に観月会 9月14日から、音楽も

 三溪園=中区本牧三之谷=で日没後に音楽と月見を楽しむ「観月会」が9月14日(土)から18日(水)まで開催される。

 観月会は三溪園の秋の風物詩だったが、コロナ禍の影響で2022年から中止されていて、今回3年ぶりの開催となる。

 期間中の5日間は日替わりで、いずれも午後6時台から園内の臨春閣で雅楽、筝曲、サックスとピアノ、薩摩琵琶、篠笛の演奏が披露される。臨春閣は江戸時代に建てられたと伝えられる重要文化財。22年に屋根の葺き替えなどの保存修理工事が終わり、装いを新たにした。

 三溪園は実業家の原三溪によって創られ、古建築と自然が調和した四季折々の景色が楽しめる日本庭園として名高い。

 入園料は大人900円。観月会への参加は無料。問い合わせは三溪園【電話】045・621・0635。

脇雅昭氏

参院選 自民が脇雅昭氏擁立へ 42歳、前県局長

 来夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に自民党が前県産業労働局長の脇雅昭氏(42)を擁立することを決めた。

 脇氏は東京大学大学院を卒業し、2008年に総務省入省。13年に神奈川県へ出向した後、県へ転籍していた。自民党県連の公募に応募し、41人の中から選ばれた。

 脇氏は8月29日の会見で「県で働く中で国だからできることがあると感じた。行政のデジタル化を進めたい」と述べた。

vol.526 ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや 「減災防災①」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

 ボクはミルキーJrモカJr モネ。瀬戸ケ谷町に住む2歳のミニチュアシュナウザー。

 今年の台風は規模が大きいように感じるボク。雨が激しく地面を打つ音、風の唸るような音。つい吠えてしまうこともあるの。自然の脅威というのかな、日頃聞きなれない音は怖いね。

 さて、9月と言えば我が家の防災対策を見直す月、そういうイメージを持っている人は多いのでは。災害による被害を最小限に抑える「減災」に備えること(防災)がたいせつだね。

 まずは、自分の身の回り、次に家族、家のこと、そして隣近所、自治会町内会のこと、そんな順番で危機管理、危機意識を持つことが一般的に提唱されていることだ。なんといっても、自分の身の安全が確保されていなければ、他の誰かを助けることができないよね。

 健康保険証、常備薬、お薬手帳、通院している病院の診察カード、眼鏡、携帯電話、スケジュールや緊急連絡先の記入してある手帳、現金(小銭、紙幣)、日頃使っているキャッシュカード類、ハンカチ、ティッシュ類など、自分にとって直接必要なものをひとまとめにしている?小型の袋の中に常にまとめておくと、非常用持ち出し袋の中にさっと収納できるよ。

 非常用持ち出し袋、避難時用の靴などは家の中でも安全な場所、あるいは玄関の近くに常備しておこうね。家の2階に垂直避難する時も忘れずに持ってね。

 ボクたちペットの避難袋の用意も忘れないでね。

次回「減災防災【2】」

今日は何の日

「石炭の日」

毎月5日は

「ノーレジ袋の日」

御朱印探訪【1】 横浜最古の寺 南区 弘明寺 記者の参拝レポート

 御朱印(ごしゅいん)とは、神社や寺を参拝した証として押印される印章印影のこと。参拝の記録として集める人も少なくない中、タウンニュース記者が横浜市内の寺社で入手できる御朱印を紹介する「御朱印探訪」。第1回目は横浜最古の寺として知られる南区の弘明寺(ぐみょうじ)を訪れた。

本堂の床板も1000年級の歴史

 京急線の弘明寺駅から徒歩2分、市営地下鉄ブルーラインの弘明寺駅からは商店街を通って約5分。弘明寺には2つの門があり、京急側からは楓関門(ふうかんもん)、ブルーライン側からは市指定有形文化財の仁王門(におうもん)が近い。

 御朱印は参拝の証のため、まずは本堂にお参りを。1044年(寛徳元年)に光慧上人が建立、開山したもので、現在の本堂は、1766年(明和3年)に智光上人によって再建されたもの。拝観料500円を納めて中へと進むと、重厚な雰囲気に圧倒されている。すると、通りかかった僧侶と思しき人から、「床も1000年前のものですよ」と声を掛けられた。調べると、光慧上人が建立した際の古材が床板に使われていた。自分の足元にそんな歴史を経たものがあるとは…と若干ひるむ。

国宝の本尊は十一面観音像

 奥へ進むと本尊である十一面観世音菩薩立像が姿を現す。平安時代中期の作で1915(大正4)年に国宝、1950(昭和25)年に国の重要文化財に指定されている。像高181・7cm、ハルニレの1本の木から丸ノミで観音像を彫り出したもので、表面にその彫り痕が見て取れる。

 「一刀三礼で、三日三晩かかったそうです」と教えてくれたのは、弘明寺の執事長、山下

実明(じつみょう)さん。一刀三礼とは、ノミを一回入れる度に三回礼拝したという意味で、737(天平9)年にこの地を訪れた行基が流行していた疫病を鎮めるために彫ったとされる。山下さんによると「観音様の開眼作法から1週間のうちに、疫病が去った」という。

月替わりを含め、御朱印は13種類

 弘明寺で授与される御朱印は全部で13種類。御朱印には御朱印帳に直接書いてもらう「直書き」と、あらかじめ御朱印を書いた状態の和紙を授与される「書き置き」の2パターンがあるが、弘明寺では基本的に書き置きで、唯一、本尊の十一面観音の御朱印が直書きで授与されている。絵柄が月ごとに変更される特別御朱印もあり、季節を感じられる絵は「住職の奥様が描いているんですよ」と山下さん。

 また、弘明寺の場合、本尊以外に大日如来、不動明王、身代わり地蔵などが本堂以外にも点在していて、それぞれの御朱印が用意されている。お参りをしないまま御朱印をいただくことのないよう、境内をゆっくり回る時間を確保しておこう。

パワースポット、七ツ石も必見

 山下さんは「七ツ石はぜひ見ていただきたいですね」と話す。奈良時代、インドから渡来した善無畏(ぜんむい)法師が山の上に紫雲がたなびく様子を見て、「将来、この地に観音が訪れるだろう」と予見し、七つの石で囲んで結界を立て、弘明寺一帯を霊域としたと伝わっている。現在、点在していた石は本堂近くに集められ、自由に見ることができる。

 毎月8が付く日には、病気平癒や心願成就などを願う「本尊十一面観音様ご縁日」を、3が付く日は、縁結びや子宝を願う「大聖歓喜天様ご縁日」が行われ、境内がにぎわう。

■南区弘明寺町267

【電話】045・711・1231

▽参拝時間午前8時から午後5時(境内自由。御朱印授与は午前8時15分から午後4時45分)

▽本堂拝観500円、御朱印授与1枚500円