秦野版【9月13日(金)号】
中学生マジシャン大志さん

中学生マジシャン大志さん 得意の手品で特別賞 不登校生の動画甲子園

 秦野市在住の中学生マジシャン大志さん(本名/川瀬大志さん・14)が8月25日、「不登校生動画甲子園2024」で審査員特別賞を受賞した。

 「不登校生動画甲子園」は、Tik Tok Japanが主催する動画コンテストで、不登校経験者が同じような悩みを抱える人へメッセージを届ける機会を提供することを目的としている。

 2回目の開催となった今回のテーマは「学校に行きたくない君へ」。220本の動画が『Tik Tok』にアップされ、審査委員長である歌手・タレントの中川翔子さんをはじめとした審査員によって最優秀賞1作品、審査員特別賞7作品など32作品が選出された。

「驚きの表情を見るのが楽しい」

 大志さんが不登校になったのは中学1年のとき。入学式後2〜3日で幻聴や体調不良に悩まされるようになり、病院で原因を探ったところ発達障害と判明。その二次障害で、学校へ通うことができなくなったという。

 家にいる時間が長くなり『YouTube』で動画を見ていたところ、ある日マジックの動画を見つけた。「面白くて、自分でもやってみたいと思った」と大志さん。まずはシャッフルやスプレッドなどトランプの技から練習を始めた。

 朝起きてから夜寝るまで練習に明け暮れ、技が身についたあたりから本格的にマジックに取り組み始めた。誰かにタネを教えてもらうのではなく、繰り返しマジックの動画を見て技の仕組みを想像し、試行錯誤を繰り返すという独自の学び方で、マジックを身につけていった大志さん。昨年11月に自治会の催しに招待され、マジシャンとしてデビューした。

 「お客さんの驚く反応を見るのが楽しい」と話す。より多くの人に見てもらうため、ステージマジックも勉強し、クアーズテック秦野カルチャーホールの「サタデーフェスティバル」レギュラー出演者としても活躍。他にも高齢者施設や祭りなどにも活動の場を広げており、引っ張りだこの日々だ。

「夢中になれるものを見つけた」

 そんな中で、今回の「不登校生動画甲子園」を知った大志さん。秦野市の「訪問型個別支援教室つばさ」の職員から教えてもらったそうだが、締切まで数日しかないという状況だった。しかし、これまで自身のマジック動画を『Tik Tok』に投稿していたこともあり、すぐに編集して応募できたという。

 動画の最初には「不登校は悪くない」というメッセージ。「不登校になったことで、夢中になれるものを見つけることができた。その思いから動画にしました」と大志さんは話す。

 8月25日に東京都現代美術館で授賞式が行われ、大志さんは中川翔子さん選出の審査員特別賞を受賞。中川さんは「中学生ですでに本当に好きなことを見つけ、人々を笑顔にしているのはリスペクトしかない」とコメントした。授賞式では得意のマジック「カードマニュピレーション」も披露し、音楽に合わせて空中からカードを次々と取り出すマジックに会場が沸いたという。

 今後は、9月15日(日)の「第11回秦野マジッククラブマジックショー」(タウンニュースホール)や10月19日(土)・20日(日)の「おおね秋祭り」(東海大学前駅駅前広場・大志さんは20日)などにも出演予定だ。

 「将来はプロのマジシャンになりたい」と話す大志さん。韓国で行われる世界大会への出場を目指しており、「韓国語の勉強もしたい」と意欲を燃やしている。

「OMOTANコイン」の事業イメージ(秦野市提供)

秦野電子地域通貨OMOTANコイン 普及加速へキャンペーン 運用開始は今年12月

 秦野市が今年12月1日(日)から運用を開始する、電子地域通貨「OMOTANコイン」。市はこのほど、開始に合わせポイント還元率が増加するキャンペーンを実施すると発表。地域経済の下支えと「OMOTANコイン」の普及促進を進めていきたい考えだ。

 「OMOTANコイン」はスマートフォンのアプリを使用し、加盟店舗での買い物時、店舗の二次元コードを読み取ることで買い物ができる仕組み。

 決済に使用するためのコインは、市役所などに設置される専用機械やコンビニATM、銀行口座との連携により、チャージすることができる。還元ポイントは決済額に対して1%(ポイント払いを除く)。ポイントは買い物後、一定期間後に付与される。

背景に地域内消費の縮小など

 秦野市の地域経済は、人口減少の進行、近隣地域への大型商業施設の進出、ネットショッピング事業の拡大などの影響を受け、地域内消費の縮小と地域外への利益流出が懸念されている。こうした状況の中、市は地域経済の好循環と地域課題を解決するため2022年5月、市内の加盟店で使用できる電子マネーの導入に向けた推進本部と懇話会を立ち上げ検討を開始した。

 これまで導入の先行都市である岐阜県高山市などへの視察、意見交換会、導入システムの検討などを経て、今年3月に基本計画を作成。現在、12月の運用開始に向け準備が進められている。

期間中は還元率 最大40%

 「OMOTANコイン」の開始に合わせ行われるポイントバックキャンペーンでは、通常の還元ポイント1%が「40%」(大型店は20%)に大幅アップする。還元額は1億8000万円(一人あたり最大1万2000円)。期間は12月1日から1月31日(金)までの2カ月。上限に達し次第終了となる。市産業振興課の担当者は「OMOTANコインをたくさんの人に使っていただき、市民、事業者、市で秦野の経済を盛り上げていきたい」と話す。

 12月からの運用に向け、アプリのダウンロードは11月下旬に予定。利用者向けのセミナーやアプリを操作するためのスマートフォン教室なども計画されている。

9月15日に本町公民館でアロマテラピー講座を開講する 石井 明奈さん 幸町在住 41歳

”香り”の魅力、講座で発信

 ○…「講座を通して、アロマテラピーが気軽に始められるものだと知ってもらえたら」。自宅で「Myrte(ミルテ)アロマテラピースクール」を主宰する。本町公民館では、昨年6月に初めて講座を実施。もともと同館の図書室利用者で、職員に自身の職業を話したことが開講のきっかけになった。2度目となる今回は「心と体の疲れに!アロマで秋支度」と称し、初心者向けに日常で使えるアロマトリートメントオイルを作製する。

 ○…茨城県取手市出身。東京農業大学を卒業し、医療センターで事務職員として勤務する中で治験に興味を持つように。その後は転職して治験業界に携わった。健康への関心から、メディカルハーブを学ぶうちに行きついたのがアロマテラピー。「精油の瓶一つで手軽にできる。リラックスしながら健康になれるのが魅力」と話す。

 ○…夫の職場に近い秦野に越してきたのは2018年。「都会疲れもあったので、山も川もあり、自然豊かで深呼吸したくなる場所」と秦野の印象を語る。ナード・アロマテラピー協会で取得した資格を生かし、2019年から自宅で生徒を指導している。現在2児の母。「夫婦ともに水が合って居心地の良いまちです。子どもに恵まれたのも秦野のおかげかも」と優しい眼差し。

 ○…自宅では3歳の長女も、アロマ石鹸などを使って香りを楽しんでいるのだとか。「”良い香り”は子どもも夢中になる力があるんです」とほほ笑む。現在戸建てを新築中で、スクール用の部屋も完備しているため完成を楽しみにしている。プリザーブドフラワーの資格も持っているため、「アロマテラピー、メディカルハーブをかけ合わせた講座を開くのが目標の一つです」と抱負を語った。

たばこ音頭バッグ(左)とたばこ祭サコッシュ

市観光協会 たばこ祭グッズ販売 恒例のミニハッピも

 秦野市観光協会が、今年も秦野たばこ祭のオリジナルグッズを作成。「たばこ音頭バッグ」を限定200個、「たばこ祭サコッシュ」を限定400個で販売している。

 宮永岳彦氏がデザインした昭和40年代のたばこ音頭パレードの浴衣の柄を昨年に続き使用。3枚のたばこ葉に、水パイプをくわえる男性とHADANOの文字、干されたたばこの葉があしらわれている。バッグは薄いグレーで、環境に配慮しリサイクルコットンを採用。たばこ祭サコッシュは、誰でも合わせやすいナイトブラック。価格はバッグが税込1650円、サコッシュが税込1100円。また、恒例のミニハッピも税込500円で販売。今年は紺地にオレンジのデザイン。その他、はだの土産てぬぐい(税込800円)など観光協会オリジナルグッズも取り扱っている。

 販売場所は秦野駅名産センターと、秦野市観光協会直営丹沢のぼる商店(秦野駅小田急マルシェ1階)。問い合わせは同協会【電話】0463・82・8833へ。

保護されたオオタカの幼体(くずはの家提供)

オオタカの幼体を保護 市民が道路脇で発見

 秦野市内の道路脇で9月3日、オオタカの幼体が保護された。幼体は連絡を受けた秦野市環境共生課職員が回収し、厚木市七沢の神奈川県自然環境保全センターで治療・飼育している。

 自然観察施設くずはの家によると、オオタカは丹沢山麓の里山に生息しているが、近年その数を減らしているという。秦野市では野生鳥獣の保護の取り組みを行っており、「幼体が確認されたことはとても貴重な記録」と同施設では話す。

 今回の幼体は道路脇にひっくり返り倒れ、飛べない様子だったのを市民が発見。連絡を受けた秦野市環境共生課が神奈川県自然環境保全センターに運び、傷病鳥保護施設で治療のため飼育している。回復後、保護した場所の近くでの放鳥が予定されている。

傷病鳥獣見つけたら

 「傷病鳥獣を見つけた場合、保護の際には決して素手で触らないでください」とくずはの家の職員は話す。もし見かけた場合は「神奈川県自然環境保全センターに問い合わせ確認した上で持ち込むか、秦野市環境共生課に連絡を」とのこと。

 また、傷病鳥獣については巣から落ちた雛や巣立ち間もない雛に関しては拾わず、見守るのが原則だという。ただし、種類によっては受け入れる可能性もあるので、判断がつかない場合は神奈川県自然環境保全センターへ連絡を。詳しくは神奈川県ホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4y/05shoubyou/top.html)でも確認できる。

 神奈川県自然環境保全センター【電話】046・248・0323、秦野市環境共生課【電話】0463・82・9618

水田の前に並ぶユニークなかかしたち

個性溢れるかかしズラリ 田原ふるさと公園で

 ふるさと公園連絡協議会が9月29日(日)まで、田原ふるさと公園の田んぼで「かかしまつり」を開催している。会場には個性溢れる17体のかかしが並び、公園利用者の目を楽しませている。

 かかし作りを通じて親子・友人との絆を深めるとともに、公園利用促進を図る目的で毎年行われている催し。オリジナル作品だけでなく、時勢や流行を取り入れるなど工夫を凝らしたかかしが水田前を彩る。

 今回は、今年死去した鳥山明さんの作品『ドラゴンボール』の孫悟空や、スーパーマリオブラザーズのピーチ姫、メジャーリーグで活躍しているドジャースの大谷翔平選手、くずはの妖精もりりん、とっとこハム太郎など力作が並ぶ。その他、幼稚園児のオリジナル作品など個性豊かなかかしが稲穂を見守っている。この中から市長賞と田原ふるさと公園賞を選び、最終日に表彰式を予定している。

「かるちゃん音楽隊」が訪問

 改修工事による休館中のクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)が、秦野市内および近隣の施設や事業所に出向く「かるちゃん音楽隊の出前コンサート」の実施施設を募集している。

 出前演奏を希望する、もしくは検討したい場合は下記まで連絡を。希望内容や開催日時を含め、相談の上、決定。福祉施設やボランティア団体のイベント、地域イベントなどでの演奏を優先。

 詳細・問合せは同会館「出前コンサート」担当【電話】0463・81・1211へ。受付は午前9時から午後5時。火曜日休館。または【メール】bunka@hadano-partners.jpへ。

歌川豊国の「画業の軌跡」 はだの浮世絵ギャラリー

 はだの浮世絵ギャラリー「三代歌川豊国 画業の軌跡」が11月4日(月)まで、秦野市立図書館(平沢94の1)2階で開催されている=写真。主催は秦野市。

 三代歌川豊国(歌川国貞)の没後160年に当たり、79歳で没するまで手掛けた浮世絵46点を、美人画や源氏絵、役者絵に分けて展示が行われるという。

 入場無料。開室時間は午前9時から午後7時(火曜、祝日は5時まで)。休室日は月曜(祝日の場合は翌日)・9月27日(金)・10月25日(金)。

 また、作品解説を行うギャラリートークが9月21日(土)、午前10時から10時半に実施される。定員は申し込み先着順20人で、参加費無料。

 申し込み・問い合わせは秦野市文化振興課【電話】0463・86・6309、または市ホームページへ。

遊友が写真展 市民ギャラリーで18日から

 秦野市を拠点に活動するカメラクラブ遊友が9月18日(水)から9月22日(日)まで、「第24回写真展〜それぞれの世界〜」を宮永岳彦記念美術館市民ギャラリー(秦野市鶴巻北3の1の2)で開催する。入場無料。

 「それぞれの世界」をモットーに、会員個々の個性や感性を尊重する同会。同写真展では会員それぞれにスペースが割り当てられ、その中で各会員が自由に作品を展示する。

認知症月間で展示 29日まで、秦野市立図書館

 秦野市立図書館で9月29日(日)まで、認知症と関連図書の展示が行われている。

 これは毎年9月21日が「認知症の日」、9月が「認知症月間」と定められていることから取り組みの一環として行われているもの。展示されている本は借りることができる。「この機会に認知症について正しい知識を学び、理解を深めましょう」と同図書館担当者は話す。

 問い合わせは、秦野市立図書館【電話】0463・81・7012へ。

伝統芸能に学ぶ日本文化シリーズ【2】 10月6日 おやこ三世代寄席 堀川公民館へ出張

 観覧募集中。改修工事休館中のクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)が公民館へ出張! 10月6日(日)、堀川公民館多目的ホールで「秦野おやこ三世代寄席」を開催。午前11時開演(10時30分開場)、正午終演予定。木戸銭(入場料)は、大人100円、高校生以下50円。予約制(先着100人)。

 出演は古今亭今いち(ここんてい・いまいち)さん、鏡味小時(かがみ・ことき)さん。

 当日の内容は、【1】寄席入門(寄席で使う道具や豆知識など公演をより楽しむための講座)、【2】鏡味小時さんによる太神楽曲芸、【3】古今亭今いちさんによる落語、【4】寄席体験(高座に上がって寄席を体験。人数限定)を予定。日本の伝統文化を親子三世代で楽しめる内容となっている。

 もちろん大人だけの参加も可。小中学生は保護者同伴のこと。観覧希望者は主催の秦野市文化会館事務室【電話】0463・81・1211へ。入場料は当日払い。※この公演は、改修工事休館中の同館が、他施設への出張スタイルで実施している。

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秦野を中心に海外でも活躍中のスペイン舞踊家・池谷香名子さん

みんなで楽しむ音楽の時間【3】 9月22日 舞踊編・フラメンコ タウンニュースホール

 「ランチタイムコンサート みんなで楽しむ音楽の時間【3】〜舞踊編・フラメンコ」は、9月22日(日)の開催。会場は東海大学前タウンニュースホール(東海大学前駅南口2分)。時間は午後2時から(午後1時30分開場、終演予定は午後3時20分)。参加費は一般2000円(子ども1人同伴可)、子ども1人追加の場合はプラス500円。2歳以下無料。※一般=中学生以上、子ども=3歳から小学生。現在予約受付中。

 当日はスペイン舞踊家の池谷香名子さんを講師に迎える。第1部「フラメンコを知ろう(解説)」、第2部「フラメンコ生演奏(鑑賞)」、第3部「フラメンコ体験」の予定となっている。最後はみんなで舞台に上がってフラメンコを楽しむ。もちろん鑑賞だけでも大歓迎。見どころのフラメンコ生演奏は、バイレ(踊り手)として池谷香名子さん、谷みほさん、渡辺貴子さん、ギターに今田央さん、カンテ(歌)に許有廷さん。

 来場希望者は主催のクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)【電話】0463・81・1211へ。当日払い。※この公演は、改修工事休館中の同館が、他施設への出張スタイルで実施しているもの。

「花匂い宝探し」のリーフレット

花匂いエリアで宝探し 1市3町 11月30日まで

 「リアル宝探し ディスカバリー花匂い宝探しVol.3」が11月30日(土)まで行われている。

 秦野市、中井町、二宮町、大磯町では、各市・町の頭文字をつなぎ合わせた「花匂い」の愛称で広域でのイベント交流などによる地域活性化に取り組んでいる。今回のリアル宝探しもその一環。「宝の地図」を手に入れ、そこに書かれた謎を解いて各市町の指定された場所へ行き、宝物の書かれたパネルを探す。見つけた宝箱に書かれたキーワードを集めて報告すると、花匂いエリアの特産品等が当たる抽選に応募することができる。

 宝の地図は秦野市のホームページからダウンロードできるほか、花匂いエリアの各施設で配布している。参加無料、応募は1人1回のみ。問い合わせは秦野市総合政策課【電話】0463・82・5101へ。

 地図の配布場所は以下の通り。秦野市観光協会、秦野市内セブン-イレブン、小田原駅・秦野駅・本厚木駅・海老名駅・相模大野駅、中井町役場、中井町農村環境改善センター、井ノ口公民館、なかい里都まちCAFE、二宮町役場、二宮町観光協会、二宮駅改札前、生涯学習センターラディアン、二宮町立体育館、大磯町役場、大磯町観光協会、OISO CONNECT、大磯プリンスホテル。

花音朗読コンサートのポスター

古田さんの魅力紹介 花音朗読コンサート

 秦野市立図書館視聴覚室(平沢94の1)で9月23日(月)、やさしい語りと音楽で会場を包み込む花音朗読コンサート「没後10年 古田足日(たるひ) おしいれのぼうけん」が開催される。現在、参加者を募集している。

 今年、刊行50周年となる『おしいれのぼうけん』の作者・古田さんが没後10年を迎える。児童文学作家や評論家として幅広く活躍していた古田さんの魅力を、額田(ぬかだ)泉さんと大花薫さんが朗読で、実近房枝さんが電子ピアノで紹介する。

 入場無料。午後2時開演、3時半終了予定(開場は1時45分)。定員は申込先着順で50人。申し込み、問い合わせは同館【電話】0463・81・7012、または直接カウンターへ。

講座のチラシ

秦野の山と森を学ぶ はだの生涯学習講座

 2024年度第5回はだの生涯学習講座「【地元を新発見】秦野×山と森のいま」が9月21日(土)、本町公民館(秦野市入船町12の2)多目的ホールで開催される。時間は午後1時30分から3時まで。

 秦野名水の源になっている丹沢山地の成り立ちや生き物、人の暮らしとの関わりなど、様々な面から解説する同講座。秦野の山の動物や植物について、標本や木の実などを用いて、香りをかいだり触ったりして体験的に楽しく学ぶことができる。講師を務めるのは、神奈川県立秦野ビジターセンター主任専門員の長澤展子さん。

 参加無料。定員は申込先着60人。参加希望者は市生涯学習課に電話(【電話】0463・84・2792)または市HPの電子申請から申し込みを。件名を「9/21はだの生涯学習講座」として住所・氏名・電話番号を記入のしたメール(【メール】s-gakusyu@city.hadano.kanagawa.jp)またはファクス(【FAX】0463・86・6563)でも受け付ける。問い合せは同課へ。

はだの響定期演奏会 9月22日 ひらしんホール

 秦野市民交響楽団(通称・はだの響)による第83回定期演奏会が9月22日、ひらしん平塚文化芸術ホール(平塚市見附町16の1)大ホールで開催される=写真。秦野市・秦野市音楽協会・秦野市教育委員会が後援。開場午後1時15分、開演2時。チケット一般1000円、高校生以下500円。事前申込み制で親子鑑賞室あり(3歳以下の客席への入場不可)。障害者とその付添い者1人は入場無料。

 アマチュアの市民の手によって、1978年に結成されたはだの響。1980年11月に第1回定期演奏会を開催して以来、これまで80回以上の公演を重ねオーケストラを秦野市内に根付かせている。

 83回目の定期演奏会となる今回は、指揮者に神奈川フィルハーモニー管弦楽団で副指揮者を務める小林雄太氏を迎える。歌劇『オベロン』序曲(ウェーバー)や楽劇『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と愛の死(ワーグナー)、交響詩『死と変容』(リヒャルト・シュトラウス)などを演奏する。

 「若手指揮者の登竜門として知られるブザンソン国際指揮者コンクールで本選出場を果たした小林さんをお招きしました。指揮が見どころの一つですので、ぜひ足を運んでいただければと思います」とはだの響は来場を呼び掛けている。前売りチケットはhttps://teket.jp/4567/32921で購入を。問い合わせは【メール】hadakyo.fb@gmail.comへ。

カメムシ総選挙では、「推し」のカメムシにシールを貼り投票することができる

あなたの「推し」はどれ? くずはの家 カメムシ総選挙

 自然観察施設くずはの家で9月末まで実施している「カメムシ展」で、気になるカメムシに投票できる「カメムシ総選挙」が行われている。

 同施設によると、実は図鑑ができるほど種類がいるというカメムシ。総選挙ではその一部の11種のカメムシを紹介するとともに、「推し」に投票できるようにしている。

 「苦手な方も多いかと思いますが、実は奥深いカメムシ。ぜひ見に来てください」とスタッフ。

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28日に「落音会」 本町公民館

 今月末は待ちに待った「たばこ祭」。祭り初日の9月28日(土)、本町公民館で「落音会(らくおんかい)」が開催される。出演は、はだのふるさと大使の落語家・春風亭一左さん、タップダンサー・猪俣昌也さん、ヴァイオリニストの石井貴子さん、ピアニストの大迫杏子さん。

 秦野市出身”初”の噺家、”初”の真打・一左さんの元、落語とタップダンスとクラシックの異色のコラボが実現。

 開演は午後2時(開場午後1時30分)、終演は午後4時を予定。入場料500円。定員100人(当日先着順)。

 問い合わせは、本町公民館(【電話】0463・84・5100)へ。

弦楽四重奏と共演する岡本さん(壇上左)

欧州でピアノ公演 南矢名の岡本さん

 秦野市南矢名在住のピアニスト岡本暁子さんが8月19日・20日、スコットランドのエディンバラで公演を行った。

 日本やヨーロッパを拠点に演奏活動を行っている岡本さん。コロナ禍の影響で、5年ぶりの海外公演となった。1日目はピアノリサイタル、2日目はスコットランドの弦楽四重奏と共演し、ショパンのピアノ協奏曲第2番を披露した。

 「現地の方に温かく迎えていただき、非常に感極まるものがありました」と岡本さん。「今後もいい演奏ができるように頑張りたい」と話した。

 岡本さんは11月、今度は都内でピアノリサイタルを予定しているという。

ゆうれい笛を作ろう 9月28日 くずはの家で

 自然観察施設くずはの家が9月28日(土)、「竹で作ろう!ゆうれい笛でハッピーハロウィン」を開催する。午前9時30分から11時30分。会場は秦野ガス・ネイチャーパークくずは。参加無料。

 9月の月例観察会として行われる催し。えのきの会遊び分科会と、くずはの広場指導員を講師に、おばけの音が出る笛を作る。

 小学生以上対象(2年生以下は要保護者同伴)、定員20人(残り若干名)。申し込みは同施設【電話】0463・84・7874。

自費出版の一例

先着5人限定 自費出版無料相談会を開催 ベテランスタッフが応えます

 タウンニュース営業推進部は9月28日(土)午前10時より「自費出版・無料相談会」を相模原市南区相模大野7の6の4(相模大野駅東口より徒歩2分/相模大野駅前郵便局隣り)で行う。完全予約制の個別相談。

 「自分史の原稿を書き溜めているんだけど、どのように本にするのかわからない」「費用はどれぐらいかかるの」「依頼してから完成までにどれぐらい時間がかかる」「ISBNって何?」「流通についても教えて」など、自費出版に関わる悩みに、タウンニュースのベテランスタッフが応える。時間は一人30分程度。

 相談会では、自分史や家族史、写真集、句集など、多くの事例をもとに出版の制作過程を説明。【1】原稿本文の作成【2】本の仕様(ハードまたはソフトカバー、サイズなど)を決める【3】表紙のデザインを決める【4】スケジュールの確認【5】入稿【6】校正【7】校了〜印刷【8】納品、と出版まで8から10ほどの工程や3カ月目安のスケジュール、注意すべき点なども紹介する。

 希望者は9月25日(水)までに、タウンニュース営業推進部【電話】045・913・4141へ申し込み。先着5人。受付は月曜〜金曜、午前9時から午後6時。

境内に”幸運のハート”!? 出雲大社相模分祠

 境内に植わる桜の大木の下に”かわいいハート”が現れた=写真。

 これは出雲大社相模分祠(草山清和分祠長・宮司、秦野市平沢1221)の境内。始めたのは昨年から。本殿の前に植わる”良縁桜”の葉が落ちるこの時季、草山分祠長らが朝の清掃をする際に落ち葉でハートをつくることを始めた。「参拝にお越しになられた方に、少しでも楽しんでいただければ。皆さんの運気が上がれば幸いです」と草山分祠長は話す。

 天候などの状況によって見られないこともあるので、出合えたら幸運が訪れるかも。

上智大学短期大学部 日本の祭りを再現 外国籍の子どもら体験

 上智大学短期大学部英語科の学生らがはだのこども館で、学習支援をしている外国籍の子どもたちに向けて日本の祭りを体験できるイベントを実施した=写真。

 同大学は秦野市と提携事業協定を結び、短期大学部キャンパスのある秦野市近隣に在住している外国籍の子どもたちや市民を対象に日本語・教科学習支援活動などを行っている。現在、講義の一環として学生が子どもたちの勉強のサポートに取り組んでいるという。 

 当日は、子どもたちに日本の文化に親しんでもらおうと、短冊や魚つりを体験できるコーナーを用意。最後にはメキシコの慶事に用いられるピニャータも体験し、会場は大いに盛り上がった。参加した子どもは「とても楽しかった」と笑顔を見せた。イベントを企画した学生の一人は「子どもたちが素直に楽しんでいる様子を見て、しっかりと関係構築ができていることを実感しました」と感想を述べた。

 また、同大学の取り組みを支援している秦野ロータリークラブ(郭(かく)根男(くんなむ)会長)からは、この日のために菓子が贈られた。同クラブは「とても素晴らしい取り組みで感動しました。今後も色々な形で支援していきたい」と話した。