中原区版【10月4日(金)号】
「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」の外観完成予想CG

武蔵小杉駅北側 新たにタワマン2棟 2028年5月に竣工予定 

 三菱地所レジデンス(株)ら民間4社は9月27日、武蔵小杉駅北側エリアで建設を進めている地上50階建ての2棟のタワーマンション「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」の概要を発表した。敷地内に高齢者施設や医療施設、スーパーなどの整備も予定しており、「まち一体型複合開発」の再開発プロジェクトとして進め、2028年5月の竣工を目指す。

 同マンションの建設が進められているのは、日医大武蔵小杉病院の跡地。敷地面積は約2万172平方メートル、鉄筋コンクリート造で、地上50階地下1階建てのサウス、ノースからなる2棟。各719戸の同エリア最大級のマンションで、サウスは27年9月、ノースは28年5月の竣工予定だ。

 世界的建築家の隈研吾氏が外観デザインを監修し、コンセプトは「大地から生える2本の大樹」。先進性、利便性の高さに加え、暮らしながら自然を感じられるようにと優しい木の温もりを施したデザインで、大樹のふもとに人々が集まるようにと、低層部には緑とオープンスペースが確保されている。物件中央には、地域に開かれ、街のにぎわいの拠点となる芝生広場を設け、2棟の間には地域の人たちが通行できる歩行者貫通道路を敷設。敷地内には高齢者施設や医療施設、保育所、スーパー、スポーツジム、地域用防災備蓄倉庫の整備も予定されるなど、「まち一体型複合開発」として、計画を進めていくとしている。

 都内で行われた概要発表会に出席した三菱地所レジデンス(株)の宮島正治代表取締役社長執行役員は「街に開かれ、新たな交流を生み出し、ここで生活する人々が生涯を通じて豊かなライフスタイルを送ることができる、未来の暮らしを提案するプロジェクト」と説明。同マンションの特設サイトでまちの魅力を伝える「ニホンの未来レポーター」を務める俳優の高橋一生氏と、隈氏を交えたトークショーで、高橋氏は「タワーレジデンスは都市化の象徴。自然との共生を見てみたい」と話し、隈氏は「建物ができ、広場に人がいる光景を見るのが楽しみ。新しいライフスタイルを感じてもらえる場所になれば」と期待を寄せた。

神奈川県選挙管理委員会の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数より試算

本紙が試算 「1票の格差」県内で1.5倍に 次期衆院選

 10月27日(日)の投開票で調整が進められている次期衆院選について、現時点で実施された場合、神奈川県内の「1票の格差」は最大1・5倍となることがわかった。タウンニュース社が県選挙管理委員会の9月2日時点の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数を基に試算した。

 次の衆院選は全国的な「1票の格差」を是正する「10増10減」の新たな区割りとなり、神奈川県は2増の20区で実施される。

 「1票の格差」は、選挙区によって有権者の数が違うため、議員1人を選ぶ票の価値に差が生じる問題のこと。

 県内で最も登録者数が多いのは15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町)の45万3601人。最も少ないのは7区(横浜市港北区)の29万9595人で、「1票の格差」は最大で1・51倍となる。言い換えると県内では7区の1票が最も重いといえる。

 今回から中原区と高津区が一つとなった18区は41万4182人で1・095倍だった。

前回より格差拡大

 前回2021年の選挙で「1票の格差」を有権者数で試算したところ、旧15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町、二宮町)と旧4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)間で1・42倍だった。試算上、新区割りで県内格差は広がることになる。

【選挙人名簿登録者と有権者】「選挙人名簿登録者数」は、選挙人名簿に登録されているすべての人の数。この記事では国外に在住する「在外登録者数」も含めて試算した。「有権者数」は、選挙人名簿登録者のうち、投票当日にその選挙で実際に投票ができる人を抽出し、失権者、基準日以降の死亡者など投票できない人を除いた数。

10月5日に武蔵小杉で行われるハンドメイド作家のイベントを主催する 奥山 明美さん 東京都在住 42歳

地域巻き込み「好き」を実現

 ○…昨年からハンドメイド作家として活動し、インターネットやイベントでスマホケースなどの作品を販売。5日にコスギアイハグで、ハンドメイド作家が集い、ワークショップを中心としたハロウィーンイベントを開催する。「みんなを盛り上げたいという気持ちが原動力。多くの地元の子どもたちに楽しんでもらいたい」と意気込む。夫を含めた実行委員メンバーたちと共にイベントを作り上げる。

 ○…小さい頃からものづくりが好きで、リカちゃん人形に着せる服を手作りしていた。「ビーズとかキラキラしたものが好きなのはあの頃から変わらないかな」。高校卒業後は服飾の専門学校へと進み、アパレル会社に就職。昨年、コスギアイハグで行われたハンドメイドのワークショップに参加したことをきっかけに、作家としてデビュー。今回、武蔵小杉でイベントを開催することになった。広報活動に苦戦し、様々な壁に直面しながらも、成功への道を模索する。

 ○…多忙な日々の中での息抜きは大好きなお酒を飲むこと。ビールを飲みながら、焼き鳥をつまみに夫とよく晩酌している。イベントの準備にほん走。休日も家を空けることが多く、中学生の娘には「ママがいないと寂しい」と言われることも。「じゃあ次の休みはどこか出掛けよっか」と提案し、家族との時間も大切にしている。

 ○…今後の目標については、「手作り作家と親子をつなげるイベントを定期的に開催し、規模を大きくできたら」と目を輝かせて話す。作家としても「パーツから企画し、よりオリジナリティのある作品が作りたい」と熱意が溢れる。「周りの人たちに恵まれて自分の好きなことが形になっている。言葉にできないその思いを伝えたい」

福田市長に要望書を手渡す持田会長と副会長ら

市全町連 市へ要望書提出 中原区からは7件

 川崎市全町内会連合会(持田和夫会長)が9月24日、来年度の予算編成に対する要望書を福田紀彦市長に提出した。

 要望書は、同連合会が毎年9月に各区の町内会自治会の要望をまとめて市長に提出しているもの。持田会長は「厳しい財政状況だと思うが、当連合会の活動へのご理解をいただきたい」と述べ、福田市長は「継続要望は取り組みを進め、新規についても検討していきたい」と応じた。

 中原区町内会連絡協議会は「JR武蔵小杉駅における利用者に配慮した環境整備」「JR南武線の向河原駅・平間駅の橋上化及び周辺地域の安全確保」「中原区内における道路(国道409号線)の整備」「中原区内における道路(苅宿小田中線)の整備」「中原区内における通学路の環境整備」「放置自転車及び路上へのはみ出し販売対策」について昨年に続いて継続して要望。今年は新たに「資源物やごみの分別ルールと排出マナーの周知徹底及び地域の実情に応じた柔軟なごみ収集の検討」についてを要望した。

医大通り 新丸子で秋祭り 10月11、12日

 新丸子駅の医大通り商栄会商店街(小野基一理事長)が10月11日(金)、12日(土)に「iDAiモールまつり」を開催する。

 11日は「かぎ編みでコースターを作ろう」体験会などを実施。12日は発泡スチロールでボートを作る実験企画や川崎フロンターレのキックターゲット、射的、輪投げなどのゲームが楽しめる(要参加券)。日医大武蔵小杉病院の健康相談、AED体験会、大西学園家庭科のグッズ販売も。

 12日のステージは中原中(午後2時30分)と大西学園(3時40分)の吹奏楽部の演奏のほか、マジック大道芸(3時、4時20分)、全員が川崎で生まれ育ったご当地アイドル・GABUのコンサート(5時)が行われる。小野理事長は「商店街が元気になれるよう、多くの皆さんに来てもらいたい」と呼び掛ける。

<PR>
「そのくしゃみと鼻炎、寒暖差アレルギーかも」
「そのくしゃみと鼻炎、寒暖差アレルギーかも」
すずき耳鼻咽喉科クリニック
「花粉症や鼻炎、ホコリなどのアレルギーではないのに、咳や鼻水、くしゃみの症状が治まらない」という場合は「寒暖差アレルギー」が疑われるという。井田で耳鼻咽喉科... (続きを読む)
<PR>
川崎工場夜景撮影ツアー
市制100周年記念弁当・お土産付き
川崎工場夜景撮影ツアー
10月20日開催
屋形船で巡る、川崎工場夜景を撮影するツアーが10月20日(日)に開催。ツアーには工場夜景ナビゲーターが同乗し、約2時間30分、屋形船クルーズのベテラン船長が... (続きを読む)

情報公開を考える 10月12日

 情報公開制度を活かす川崎市民の会(多摩区)が10月12日(土)、高津市民館で「情報公開裁判 勝訴報告会」を開く。午後1時45分から4時。

 市教育委員会を相手に2020年から始まった情報公開(会議の録音の公開)を求めた裁判の報告会。横浜地裁、東京高裁は市教委が主張した公開拒否理由を退け、公開を命じた。弁護士・小沢弘子さんが「私たちはなぜ勝てたか」をテーマに講演し、質疑応答や意見交換を行い、今後どうすれば情報公開がさらに進むのかを一緒に考える。

 資料代500円。問い合わせは【電話】070・5574・8006。

感謝状を受け取る中村支部長(左)

宅建川崎中支部 寄席の収益金寄付 福祉への基金に5万円

 (公社)宅建協会川崎中支部(今井南町/中村公則支部長)が9月19日に「不動産フェア2024 宅建チャリティ寄席」をエポックなからはで開催。春風亭小朝さんらを招いた高座の前に、収益金から5万円を川崎市に寄付した。

 市の長寿社会福祉振興基金へ積み立てることを目的に、1995年から継続的に実施し、今回が25回目。寄付を受け取った川崎市からは同協会へ感謝状が贈呈された。

 中村支部長は「ご来場いただいた皆さまのおかげで、会場で実地した募金では16万円ほどが集まり、こちらも寄付につなげることができた。笑いは健康長寿の源。落語を聞いて大いに楽しんでもらえた」と振り返った。全国各地で自然災害が増える中、同協会ではハザードマップの周知にも力を入れる。「自分の身を守るため、日頃から防災意識を高めてほしい」と呼び掛けている。

あいさつする倉田ガバナー

LC国際協会330-B地区 新ガバナー迎え合同例会 合言葉唱え会員増強へ

 奉仕団体「ライオンズクラブ国際協会330-B地区5R」が9月25日、第60代地区ガバナー・倉田雅史氏を迎えた合同例会をホテル精養軒で開催した。参加したのは5R-1Zの川崎北、中原、巽、リバティの各LCと、5R-2Zの川崎西、稲田、白百合、富士見、生田の各LCのメンバーら。

 各クラブの紹介後、倉田ガバナーが「取り戻そうライオンズの魅力!残そう未来へ足跡を!」をテーマにあいさつ。同地区ではこの6年で1200人の入会者があったが、年平均400人が退会している現状を訴え、会員増強が急務であることを呼び掛けた。倉田ガバナーは「もう一度、奉仕にフォーカスし、それぞれのクラブが元気で魅力ある活動を行うことが必要」と強調。会員らは「クラブが主役でWe Serve」の合言葉を口にしながら交流し、意思疎通を図った。

問い合わせはこちら

小杉でハロウィーン 10月5日 親子向けイベント

 「第2回Cheer up Market ハロウィーンパーティー」が10月5日(土)、コスギアイハグ(小杉町)で開催される。午前11時から午後4時。雨天中止。

 主催はCheer up Market(奥山明美代表=人物風土記で紹介)。当日はハンドメイド作家が集まり、ワークショップを出店。ふわふわ遊具も注目のブースの一つで、フェイスペイント体験やホイップデコパフェを作ることができる(参加費各1千円程度)。先着で来場した子どもにはお菓子のプレゼントも。奥山さんは「ぜひたくさんの親子連れに参加してほしい」と期待を込める。

武蔵小杉駅前でのキャンペーンに参加した関係者ら

武蔵小杉駅前 100人が交通安全訴え 通行人に啓発物の配布も

 中原区交通安全対策協議会、中原警察署と中原区は「秋の全国交通安全運動」に合わせて、交通安全・防犯・防火を訴えるキャンペーンを9月25日に武蔵小杉駅前のこすぎコアパークで開催し、関係者ら約100人が参加した。

 「中原区の安全・安心なまちづくりを目指す」という意味を込めて結成された、区、警察、消防による連携ユニット「MEZASI(メザシ)」のメンバーらが交通ルールへの意識向上を訴えた。佐藤智宏中原警察署長は「今年に入り県内では交通事故による死亡者が74人と前年より増えている。区内では死亡事故は起きていないが、けが人や事故の件数は増加。交通事故を防ぐには地域の連携が欠かせない」と協力を求めた。

 予定していた県警音楽隊とカラーガードによる演技、駅周辺の交通安全パレードは雨のため中止したが、参加者は買い物客らに事故防止を呼び掛ける啓発物を配布。区内の60代女性は「パレードが見れなくて残念だが、交通安全への意識は高まった」と話した。

ヨーヨー釣りを楽しむ子ども(上)と、盛り上がる会場

サードアヴェニュー 縁日で地域交流 住民ボランティアが活躍

 小杉町3丁目の複合施設コスギサードアヴェニューが初めてとなるサードアヴェニュー縁日を9月14日、サウスパークを会場に開催した。主催は同実行委員会。

 「祖父母、両親、子どもの三世代が楽しく暮らす街づくり」をコンセプトにする同施設ならではの新たな試み。気温30℃を超える残暑が厳しい中での実施だったが家族連れなど多くの人でにぎわい、近隣の住民ボランティアら20人がそろいのTシャツを着てイベントを盛り上げた。

 模擬店には法政通り商店街の店舗が協力し、金魚すくいやヨーヨー釣りを楽しむ親子連れの姿があった。小学5年生の息子と参加した40代女性は「自分たちには懐かしい縁日だが、子どもにとっては新鮮な体験になった。駅前でお祭り気分が味わえて楽しい」と笑顔を見せた。

 実行委員長の安藤均さんは「多くの人にボランティアで参加していただき、地域住民と地元商店街が力を合わせてにぎわいをつくることができた。こうした取り組みを今後も続けていきたい」と成功を喜んだ。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

花植え体験イベント 参加者募集中

 親子で花壇に花を植える「キッズ花植え体験」の開催に先立ち、花クラブ実行委員会と中原区役所は現在、参加者を募集している。開催日は11月30日(土)。中原区役所正面花壇で行われ、時間は午後2時から3時(荒天中止)。

 地域の人たちに緑への親しみや関心を持ってもらうことが目的。花の香りや土の感触を感じつつ、花壇ボランティアと一緒に花植えを体験できる。参加者には花苗及び「お花の育て方ガイドブック」がプレゼントされる。

 対象は小学生以下の子どもと保護者15組程度(1組につき3人まで応募可)。応募者多数の場合、区内在住者を優先して抽選。参加費無料で、未経験者歓迎。当日は汚れてもよい服装で参加すること。大人用の軍手は当日用意される予定。申込は区ウェブサイトから。

 (問)区地域振興課【電話】044・744・3324