旭区・瀬谷区版【10月10日(木)号】
昨年と同規模で行われるステージプログラム※写真は昨年の様子

瀬谷フェス 旧瀬谷西高で開催へ 跡地開発で会場変更

 毎年数万人が訪れる瀬谷区最大のイベント「瀬谷フェスティバル」。昨年まで会場だった旧上瀬谷通信施設が跡地開発で使用できないことから、今年は旧瀬谷西高校で10月20日(日)の午前10時から午後3時まで行われる。

 今年で27回目となる瀬谷フェス。長年にわたり会場となっていた旧上瀬谷通信施設のはらっぱは、3年後の「GREEN×EXPO 2027」に向けた整備が進められている。実行委員会では数万人が訪れていた瀬谷フェスの代替会場を模索し、広さや安全上の観点から、23年3月に閉校した旧瀬谷西高校=瀬谷区中屋敷2の2の5=で行うことになった。

 実行委員会によると、区内などで活動する17グループがダンスや歌などを披露する「ステージプログラム」、地区連合自治会や各種組織、民間企業など70団体超が出店する「模擬店エリア」は、昨年とほぼ同規模。キッズエリアはグラウンドと体育館近くの2カ所で、それぞれスポーツ体験や働く車の展示などが行われる。また、グリーンエキスポを盛り上げるためのフォトスポットが設置されるほか、会場内4カ所を周るクイズラリーも開催される。

 昨年まで設けられていた駐車場は無くなった。瀬谷駅北口と会場間の無料シャトルバス(午前9時30分〜午後3時30分)の本数を増やし、10〜15分間隔で運行する。

 「会場は変更になりましたが、ステージや模擬店はこれまでと同様に楽しいものばかりです。ぜひご家族で遊びに来てください」と高岩敏和委員長。また、グリーンエキスポ開催まで900日を切ったことを踏まえて、「瀬谷フェスティバルを成功させて、グリーンエキスポにつないでいきたい」と意気込む。

 荒天中止。イベント詳細や当日の開催可否は瀬谷区ホームページ。問い合わせは瀬谷区地域振興課【電話】045・367・5691。

横浜市 65歳のがん検診無料化 退職での受診離れ防止へ

 横浜市はこのほど、65歳の市民のがん検診を無料化した。同年代を境に受診率が下がっていることが背景。市は退職などで会社での受診機会がなくなることが原因の一つと分析し、無料化を機に「がん検診を習慣づけてもらいたい」と話す。

 がんは年齢を重ねるごとに罹患リスクが高まるとされ、日本でも高齢化に伴いがん全般の罹患者数が増えている。早期発見・治療が基本対策となるが、そのために重要となるのが検診だ。

 横浜市ではこれまで70歳以上を対象にがん検診の無料化を実施していた。しかし2022年国民生活基礎調査では、横浜市民の胃がん検診の受診率(男性)は50〜64歳は58%を超えるが、65〜69歳で52・3%と約6ポイント減と大きく受診率が落ち込む。70歳以上は半数以下となっており、リスクが高まる高年齢層ほど受診率が下がる傾向となっている。

約4万人が対象

 横浜市では、勤務先の会社などで検診を受けていた層が、定年退職を機に会社での受診の機会がなくなることも影響していると分析。そこで、前期高齢者に入るタイミングで定年の場合が多い65歳(4月1日時点。該当年度に66歳になる人)を対象に無料化を実施する。対象は、胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん・前立腺がん(大腸がんは19年から40歳以上が無料)の検診。対象となる約4万人には、9月26日から順次、指定医療機関で使える「無料クーポン券」が発送されている。有効期限は25年3月31日。

 厚生労働省では、受診率60%以上を目標とするが、横浜市の受診率(胃がん)は50・2%(22年)。市の担当者は、「がんのリスクが高まる年代でもあり、勤務先を退職する年代でもある65歳を無料化し受診を促進することで、定期的にがん検診を受ける習慣をもっていただきたい」と話し、「まずは6割を目標に、数字を上げていきたい」と話す。無料化は次年度以降も実施予定。

「秋の全国交通安全運動」に合わせたキャンペーンで一日署長を務めた 森實(もりざね) りこさん 旭区鶴ケ峰出身 31歳

地元助けるヒーローに

 ○…「小さい時から馴染みのあった旭公会堂に立つことができて感無量」。鶴ケ峰で生まれ育った生粋の地元民。テレビドラマの横浜ご当地ヒーロー「横浜見聞伝スター☆ジャン」で天河葵役や星乃雫役を務める活躍から、一日署長として声がかかった。当日は旭警察署員と共に、交通安全や詐欺撲滅を呼び掛けた。「歩行者として地元を歩くこともある。自分も改めて気を付けたいと思うきっかけになった」

 ○…幼少期に見たドラマ「ガラスの仮面」の影響を受け、誰かを感動させたり笑わせる人になりたいと女優を志した。人前に立つことも好きで、小学校の演劇クラブや中学校の合唱部で「楽しいという理由で活動を続けていた」。しかし高校のチアリーディング部や進学した日本大学芸術学部演劇学科で「多くの人で一つのモノを作り上げる中で、楽しさだけでなく大変さも味わった」。それでも女優になりたい気持ちは揺らがなかった。

 ○…大学卒業後にスター☆ジャンの登場人物に抜擢された。「横浜を舞台にしているだけでなく、市内での交通安全教室など地域貢献活動にも積極的なことに惹かれ応募した」。1日で5件の活動をこなすこともあり体力面の厳しさもあったが、横浜が好きだという強い思いで、10年ほど市内を飛び回り続けている。撮影についても「市民ネタも多く、地元民として楽しんでいる」。

 ○…11月には、出身小学校で旭警察署との交通安全教室を行う予定で、初めての凱旋となる。「生まれ育った街の力になれるのであれば嬉しい」とこれからの活躍に意欲を見せる。忙しい活動の合間には、運動不足解消のためにウオーキング。1日で1万歩が目標だ。「近所を歩いていて、新しい発見もあって楽しい」

おもいやりネットワーク 演奏会と地域食堂 13日に左近山で

 旭区のショッピングプラザ左近山=旭区左近山1186の6/第4バス停付近=で10月13日(日)(予備日14日(祝))に、「青空コンサート」と「こども・ちいき食堂」の「みんなでカレーを食べる日」が開かれる。午前10時から午後3時。一般社団法人おもいやりネットワーク主催。

 コンサートは10時スタート。ナイジェリア民族音楽やアンデス地方の楽器ケーナ、日本舞踊など様々なジャンルの演奏や舞踊を予定している。

 みんなでカレーを食べる日は、2年前から毎月実施している取り組みで、11時30分から開始。カツカレーとサラダ、デザートのセットを100食用意している。子ども無料、大人は150円。

 11時からのダンス教室には年齢問わず参加できる。食後には青少年指導員が、木の棒を使うフィンランド発祥の競技「モルック」の体験教室を開く。(問)同法人【電話】045・352・0191

転び方を指導する伊藤さん(右上)

柔道場伊藤館長 小学校で転び方を指導 顎を引いて手をハの字に

 瀬谷区の銀座通り沿いにある柔道場「善道館」の伊藤吉治館長が9月25日、上星川小学校=西山久美子校長/保土ケ谷区=で「転び方教室」を実施した。

 この教室は、「健康な身体作り」を目標に、さまざまな取り組みを実施する同校の元気委員会(学校保健委員会)が企画したもの。西山校長がかつて瀬谷小学校の副校長を務めていた際、伊藤さんと交流があったため講師を打診したところ、伊藤さんが承諾し実現した。

 当日、伊藤さんは弟子の司代一稀さんと一緒に約540人の児童たちの前で転び方を実演。「手は内側にしてハの字になるように」、「顎をひいて、頭が地面につかないように」と指導した。

 伊藤さんは「先に地面を手で叩くことで、衝撃を和らげることができます。子どもたちには、正しい転び方を身に付けて欲しい」と語った。

さまざまな団体が協力してパフォーマンスした=推進実行委員会写真提供

横浜花博 花だより 歌や踊りで博覧会盛り上げ 11月5日に歌謡祭も

 瀬谷公会堂でこのほど、瀬谷区三ツ境在住の廣松亮介さんが作詩・作曲した「2027横浜花博 花だより」をテーマにしたイベントが開かれ、平原敏英副市長や、植木八千代区長(瀬谷区)、権藤由紀子区長(旭区)、各区の団体、地元選出議員など多くの人が集まった。

 今年3月に結成した、「『横浜花博 花だより』推進実行委員会」の主催。瀬谷・旭区役所や(公社)2027年国際園芸博覧会協会、区内団体が後援した催し。3年後に予定されている国際園芸博覧会の機運醸成を目的に、地域を歌で盛り上げようと企画された。

 当日は瀬谷区や旭区、泉区の舞踊協会や原幼稚園、横浜隼人中学・高校、フラダンス団体など11組が出演。同歌をBGMに踊りや体操、演奏を披露して来場者を楽しませた。

 廣松さんは、延べ700人を超える来場者があったと喜びを見せ、「これほど最高なことはない。これからも定期的に催しを開き、博覧会成功の一助になりたい」と語った。同歌を持ち歌にし、イベントでも歌声を披露した悠木真湖さんは、「博覧会を盛り上げるために、瀬谷や旭だけではなく、近隣区にも歌を広めたい」と話した。

 廣松音楽事務所実行委員会主催の「チャリティー歌謡祭」も11月5日(火)に同公会堂で予定している。午前10時30分開演(30分前開場)。入場無料。問い合せは歌謡ステーション愛唱歌【電話】045・366・3839。

署員と詐欺事例の実演を行う森實さん(右)

森實さん 地元で一日署長 交通安全講話など参加

 秋の全国交通安全運動に合わせたキャンペーンが9月18日に旭公会堂で行われた。当日は、横浜のご当地ヒーロー「横浜見聞伝スター☆ジャン」に出演している旭区鶴ケ峰出身の森實(もりざね)りこさんが一日警察署長を務めた。

 森實さんは、旭警察署員とともに実際に旭区内で発生した歩行者の死亡事故を紹介。森實さんは「歩行者として気を付けることはいっぱいあると感じた」と話した。

 加えて特殊詐欺の被害防止に向けた講話も実施。署員と実際の被害事例のデモンストレーションも行った。署員は対策として留守番電話の設定や「電話でお金の話が出たら詐欺と考えて」と呼びかけた。

受賞を喜ぶ小学生(写真上)と中学生の受賞者

交通安全ポスターコンクール 小・中学生24人が受賞 瀬谷区役所で展示も

 2024年度の瀬谷区交通安全啓発ポスターコンクールの表彰式が9月24日に瀬谷区役所で開催され、瀬谷区長賞に澤井すみれさん(原小学校)と輪島海璃さん(横浜隼人中学校)が輝いた。

 今年度は小学生から174点、中学生から94点が寄せられ、審査員特別賞14人と奨励賞10人が選ばれた。澤井さんの作品は「左右(ひだりみぎ) かくにんした?」と横断歩道を渡る際の安全確認を呼びかけ。輪島さんの作品は「新標識にはさせません!!」「新常識にしよう!」と歩きスマホの禁止を訴えている。入賞作品は10月17日(木)まで瀬谷区役所2階の区民ホールで展示されている(最終日は午後3時終了)。

 受賞者は以下の通り(敬称略)。

 ▽瀬谷区長賞/澤井すみれ(原小学校)、輪島海璃(横浜隼人中学校)▽瀬谷警察署長賞/菊地貴仁(瀬谷小学校)、佐々木美悠(横浜隼人中学校)▽瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会会長賞/海野真理(上瀬谷小学校)、山下梓羽(南瀬谷中学校)▽瀬谷交通安全協会会長賞/人見文菜(瀬谷小学校)、大内紗奈(横浜隼人中学校)▽瀬谷安全運転管理者会会長賞/藤田晃輝(南瀬谷小学校)、尾木晴紀(横浜隼人中学校)▽瀬谷交通安全母の会会長賞/千葉心々美(瀬谷さくら小学校)、岩倉宗秀(横浜隼人中学校)▽瀬谷区交通安全シルバーリーダー連絡協議会会長賞/柳沢恵稟香(南瀬谷小学校)、木村夏渚(横浜隼人中学校)

 ▽奨励賞/菅野桜(原小学校)、和田悠那(相沢小学校)、峯苫凜花(瀬谷第二小学校)、関口湊介(二つ橋小学校)、暮松ちな(三ツ境小学校)、永井愛美(三ツ境小学校)、福田葉月(大門小学校)、由村一稀(大門小学校)、平野伊都(大門小学校)、大庫萌(瀬谷さくら小学校)

祭りの運営本部(明治安田生命前)となる場所で来場を呼びかける目黒会長(左)と竹村さん

二俣川銀座商店会 14日にフォルテ祭 例年より「パワーアップ」

 二俣川駅北口の二俣川銀座商店会(目黒惠一会長)による「フォルテ祭 2024〜つなげよう 人・街・地域〜」が、10月14日(月・祝)午前10時から午後4時まで同商店会で開かれる(小雨決行・荒天中止)。今年は例年以上にプログラムを充実させ、地域の賑わいを生み出す。

 約110店舗が加盟する同商店会。フォルテ祭は約30年の歴史がある行事で、23年は1万人近くが来場した。

 実行委員長の竹村美帆さんによると、今年の祭りは「大きくパワーアップ」。地域の要望に応えて、1時間早く始めることになった。ステージパフォーマンス(10時〜2時頃)には和太鼓やタヒチダンスの団体、ヨーヨーショップ、パフォーマー「たっきん」さんなどが出演し、阿波踊り(2時頃〜4時)では市内6団体およそ200人が練り歩く。飲食ブースには商店会の屋台などに加えて、クレープやピザといったキッチンカーも並ぶ予定だ。

 恒例行事となる「三輪車レース」は3歳から小学校6年生までが対象で、3人1組となりレースを行う(10時から現地で参加受付・30組)。人気の抽選会も実施(先着1000人限定/正午〜3時)。祭登録店舗での買い物1会計につき1枚の抽選券(10時〜配布/無くなり次第終了)がもらえる仕組みで、同商店会の商品券1万円分などが当たる。

 「子どもたちが楽しめる企画が盛りだくさんです」と竹村さん。目黒会長は「晴天のもと、盛大に開ければ。ぜひ多くの人に足を運んで欲しい」と呼びかけている。

 詳細はホームページ(フォルテ祭 2024で検索)、または竹村さん【電話】045・744・6729。

9月に旭区役所で贈呈式が行われた=中央・内田会長

旭南部地区連合自治会 住警器配付モデル地区に 県内唯一の選出

 旭南部地区連合自治会(内田裕朗会長)はこのほど、地域での防火・防災への取り組みが評価され、(一社)全国消防機器協会が募集していた「令和6年度住警器等配付モデル事業実施地区」に選定された。神奈川県からの選定は唯一。

 同協会は、火災や災害による被害の軽減を目的に、2004年から同地区の選出を行ってきた。全国の自治会などの組織が選定対象で、今年度は全国72地区の申請があり、計21地区が選定。住警器や住宅用消火器などが贈呈された。

 選定を受け、内田会長は「今回の選定を機に、他の地区でも防災への意識向上につながれば」と先を見据えた。

 旭消防署の担当者は「住警器が設置されていたら助かった命もある。被害を減らすために、我々も取り組みに協力していきたい」と話した。

防災を波及

 旭南部地区連合自治会では、住宅用火災警報器の設置を進めるために、年2回連合全体での点検を実施。その際は窓を開けるように住民へ依頼しており、内田会長によると音により地域全体に住警器の有用性をアピールする目的があるという。

 また同連合では昨年、子ども向けに絵を用いて防災を説明する「おうちぼうさいてんけんシート」を旭消防署との連携で作成。地区内の小学校に配布した。子どもを切り口に、家庭内に防災への意識を広める狙いだ。

「ラジオ体操のように」

 これらの取り組みを率先して行ってきた内田会長。主眼は発災前にいかに準備するかという点だ。「身体をほぐして怪我を防ぐラジオ体操のようなもの。災害が起きてからではなく、起きる前が被害を減らすために重要ではないか」と内田会長は語る。

運動するコーナーも※過去の様子

カワセ薬局が健康フェスタ 14日に瀬谷公会堂で

 カワセ薬局=本店・旭区笹野台=による「健康フェスタ」が10月14日(月・祝)に瀬谷公会堂で開催される。午前10時〜午後4時。入場無料。

 地域住民の健康をサポートするため、様々な行事を行う同店。今回で3回目となるフェスタではハンドケアや足温浴などの体験に加えて、薬剤師の仕事に触れられる子ども向けの企画もあり、専用機器を用いたラムネの袋詰めや、軟膏の容器詰めなどに挑戦する(整理券配布)。また、「防災セミナー」と題して、薬局の視点から、災害時に配慮が必要な人のための対策などを発信する。

 そのほか、薬剤師や管理栄養士が相談に応じる各種健康測定、身体能力が低下した状態「ロコモティブシンドローム」のチェック、お菓子釣りなどの縁日企画、瀬谷区の福祉事業所の出店なども予定されている。

 予約不要。問い合わせは川瀬さん【電話】045・366・3204。

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にぎわう会場の様子(実行委員会提供)

世界の食と文化が集う「ワールドフェスタ・ヨコハマ2024」 10月12、13日に山下公園

 世界各国の自慢の料理や歌、踊りなどが楽しめる「ワールドフェスタ・ヨコハマ2024」が10月12日(土)、13日(日)に山下公園で開催される。横浜商工会議所など5団体で組織される実行委員会の主催。

 トルコのケバブや韓国のプルコギ、タイのパッタイ(焼きそば)などの料理が販売されるほか、キッチンカーも登場し、「ハングリータイガー」(12日のみ)の店舗では味わえないオリジナルメニューの提供もある。

元「超新星」のソンモさんのトーク・ライブも

 歌や踊りが披露されるステージでは、12日午前11時から、韓国のアイドルグループ「超新星」の元メンバー・ソンモさんのトークとライブがある。13日午後4時からは関東学院マーチングバンドが登場予定。

 入場無料、小雨決行。12日は午前10時から午後8時、13日は午前10時から午後6時まで。12日午前11時から午後4時までは、公園前の通りが歩行者天国になり、飲食物販売やスポーツ体験会などが行われる。12日午後7時から10分間、「横浜スパークリングトワイライト」の打ち上げ花火もあり。

 問い合わせは実行委員会事務局(横浜商工会議所)【電話】045・671・7423。

9月23日〜29日の手足口病の患者報告数

手足口病の流行ぶり返す 警報発令中 横浜市衛生研究所がこまめな手洗いを呼び掛け

 横浜市衛生研究所は10月3日、感染症臨時情報を発表し、ウイルス性感染症の手足口病の第39週(9月23日〜29日)の定点当たりの患者報告数が市全体で11・47となり、警報発令基準値の5・00を上回っていると発表した。2023年の同じ週の1・76に比べ約6・5倍になる。同研究所の感染症担当者は「8月下旬以降、再び増加している」と注意を呼び掛けている。

昨年同時期の6・5倍 警報基準の2倍超

 横浜市内では、定点あたりの患者報告数が第26週(6月24日〜6月30日)に 7・22 と警報発令基準値を超えて以降増加し続け、第28週(7月8日〜14日)は15・27とピークを記録。その後、減少傾向にあったが、8月下旬から再び増加傾向になり、最新の患者報告数11・47は警報基準値の2倍以上となっている。

 同担当者は「検体数が少ないため、断定はできない」としたうえで、「手足口病の原因となるウイルスは複数あり、1回目の流行時と現在では検出されるウイルスの種類が異なる患者が多い」と分析。「違うウイルスによって同一人物が2回、手足口病にかかる可能性がある」と指摘している。

異例の2回目流行

 手足口病は代表的な夏風邪の一つで、通常は秋に入ると減少するが、今年は2回目の流行となっている状況に対し、同担当者は「非常に珍しい。私の知る限りでは今までにない」と話す。

 市内の報告患者の年齢構成は、1歳が17・1%と最も多く、0〜5歳が全体の71・2%。子どもに多いが大人も感染する。

 通常3〜5日の潜伏期を経て、手や足や口腔内などに2〜3mm程度の水疱性発疹が出現。熱は多くが38℃以下。約1週間で自然に治るが、ごくまれに髄膜炎・脳炎などの重い合併症が起こる場合もある。

 手足口病のウイルスにはアルコール消毒が効きにくいため、「せっけん、流水でこまめに手洗いをして、感染を予防してほしい」と担当者は呼び掛けている。

9月23日〜29日の手足口病の患者報告数

手足口病の流行ぶり返す 警報発令中 横浜市衛生研究所がこまめな手洗いを呼び掛け

 横浜市衛生研究所は10月3日、感染症臨時情報を発表し、ウイルス性感染症の手足口病の第39週(9月23日〜29日)の定点当たりの患者報告数が市全体で11・47となり、警報発令基準値の5・00を上回っていると発表した。2023年の同じ週の1・76に比べ約6・5倍になる。同研究所の感染症担当者は「8月下旬以降、再び増加している」と注意を呼び掛けている。

昨年同時期の6・5倍 警報基準の2倍超

 横浜市内では、定点あたりの患者報告数が第26週(6月24日〜6月30日)に 7・22 と警報発令基準値を超えて以降増加し続け、第28週(7月8日〜14日)は15・27とピークを記録。その後、減少傾向にあったが、8月下旬から再び増加傾向になり、最新の患者報告数11・47は警報基準値の2倍以上となっている。

 同担当者は「検体数が少ないため、断定はできない」としたうえで、「手足口病の原因となるウイルスは複数あり、1回目の流行時と現在では検出されるウイルスの種類が異なる患者が多い」と分析。「違うウイルスによって同一人物が2回、手足口病にかかる可能性がある」と指摘している。

異例の2回目流行

 手足口病は代表的な夏風邪の一つで、通常は秋に入ると減少するが、今年は2回目の流行となっている状況に対し、同担当者は「非常に珍しい。私の知る限りでは今までにない」と話す。

 市内の報告患者の年齢構成は、1歳が17・1%と最も多く、0〜5歳が全体の71・2%。子どもに多いが大人も感染する。

 通常3〜5日の潜伏期を経て、手や足や口腔内などに2〜3mm程度の水疱性発疹が出現。熱は多くが38℃以下。約1週間で自然に治るが、ごくまれに髄膜炎・脳炎などの重い合併症が起こる場合もある。

 手足口病のウイルスにはアルコール消毒が効きにくいため、「せっけん、流水でこまめに手洗いをして、感染を予防してほしい」と担当者は呼び掛けている。

10月20日 座席数限りがあるため事前予約を 横浜市瀬谷区の三ツ境キリスト教会でピアノとチェロのしらべを堪能

 横浜市瀬谷区の三ツ境キリスト教会=二ツ橋町362の6=で10月20日(日)に、コンサートが開かれる。午後1時30分開演(30分前開場)。

 30年以上続けられている恒例の催し。当日は井上とも子さん(チェロ)と小薗江涼子さん(ピアノ)が出演し、「久しく待ちにし」、「白鳥」、「愛の哀しみ」、「愛の喜び」などクラシック曲や、映画音楽、日本の名曲、キリスト教にまつわる曲も演奏する。

 同教会の重村正巳さんは「楽しい演奏を聴きにきてください」と話す。

 参加無料。定員80人。誰でも参加可。席数が限られるため、前日までに整理券の取得を。

 (問)同教会【電話】045・362・2725

横浜市旭区の里山ガーデンで「キッズ DAY」  植物を使ったものづくりを体験しよう 10月12日 午前10時から午後3時

 里山ガーデン=横浜市旭区上白根町1425の4=で10月12日(土)、開催中の里山ガーデンフェスタに合わせたイベント「キッズ DAY」が行われる。

 当日は、竹や木の枝、どんぐりなど自然素材を使ってものづくりが体験できる「里山こども木工所」や「木のわなげあそび」など、植物に触れ親しむワークショップに参加できる。

 場所は里山ガーデン正面入口広場。午前10時から午後3時。里山ガーデンフェスタに関する問合せは【電話】050・5548・8686(午前9時から午後8時、10月20日(日)まで)か(公財)横浜市緑の協会緑化推進課【電話】045・228・9497。

記入補助具(市選管提供)

投票所に記入補助具導入 衆院選から配備 横浜市、障害者の環境向上へ

 横浜市は選挙投票時に視覚障害者が記入しやすくするための補助具を新たに導入し、衆院選から各投票所に配備する。市の調査で障害者や要介護認定を受けている人の投票率が低い傾向にあることが分かり、投票環境の向上を目指す。

触って欄を確認

 市が導入した投票用紙記入補助具は、プラスチック素材のケース。投票用紙を入れると、くり抜かれた位置に記入欄が収まるようになっており、視覚障害があっても、ケースを触りながら記入欄を確認できるようになっている。補助具は他の自治体でも導入例があり、障害者団体からの要望もあったという。

 市は昨年の市議選を対象に障害者と要介護認定を受けている約28万人の投票状況を調査。結果によると、全有権者の投票率が42・83%だったのに対し、身体障害者は36・51%で、要介護認定を受けている人は24・27%だった。障害の等級・程度、要介護度が重くなるにつれて投票率が低下する傾向も分かった。

 この結果を受け、市は補助具に加え、投票の際に支援が必要な人が「文字を読んでほしい」などの支援内容を説明しやすくするための「投票支援カード」を導入。市のサイトからダウンロードできるようにしている。

 市選挙管理委員会は投票所のバリアフリー化や期日前投票所を商業施設などへ移設することにも取り組んでおり、「当事者や関係者の意見も聞き、改善、見直していきたい」としている。

事前申し込みはこちらから

横国でワークショップ祭 よこはま森の楽校

 横浜国立大学(保土ケ谷区常盤台79の2)の教育学部美術棟及びその周辺で10月27日(日)、「よこはま森の楽校 第3回横国の森ワークショップ祭」が開催される。同大里山ESD研究拠点、横浜市みどり環境局環境活動事業課主催。午前9時30分から受付開始。10時〜午後4時まで。

 「おちばで遊ぼう」「クイズラリー」「ゲームコーナー」は常時参加が可能。また、「おめんをつくって森でかくれんぼ」「空飛ぶタネの不思議」「木の加工体験」「植物探検隊」など、里山における暮らしや生き物とのつながりを感じられる様々なワークショップ(各定員20人/応募多数の場合抽選)を実施する。ワークショップの事前予約は10月6日(日)までが期限となる。

 希望者は二次元コードから申し込みを。問い合わせは【メール】satoyama.esd.base@gmail.com。

 

横浜市 7〜8月の猛暑日が過去最多を記録 地域によって気温差も

 横浜市環境科学研究所が今年7〜8月に市内36地点で観測した気温の状況を発表し、1日の最高気温が35℃以上の猛暑日が最も多いところで33日間あり、全観測地点で過去最多の猛暑日日数だったことが分かった。

 同研究所は、市内36小学校の百葉箱内に温度計を設置し、1時間ごとの気温を観測している。

 結果によると、7〜8月に最も猛暑日が多かったのは鶴見区生麦(生麦小)と都筑区長坂(茅ケ崎台小)の33日間で、最少は戸塚区柏尾町(柏尾小)の5日間だった。21地点で9日間以上連続して猛暑日を記録。都筑区長坂は最長の14日間連続で猛暑日となり、昨年の7日間連続の倍だった。

平均気温も過去最高値

 平均気温は、市内北東部で高温となる傾向が見られ、最高は鶴見区生麦と磯子区西町(根岸小)の29・8℃、最低は緑区新治町(新治小)の28・4℃だった。全地点の平均気温は29・2℃となり、観測開始以来の最高値を更新した。

 熱帯夜の日数も32地点で過去最多となり、最多は鶴見区生麦などで57日、最少は緑区新治町の29日だった。

19日に出演する「サキソフォックス」

横浜市役所で子ども向けハロウィーンイベント 10月19、20日 歌やダンス、体験ブースなど

 横浜市は10月19日(土)、20日(日)に市役所=中区本町=で子ども向けイベント「わくわく!こどもデー in 横浜北仲フェス〜市役所でHappy Halloween〜」を行う。同イベントは市役所の若手職員が局を横断して発案したもの。

 市役所1階アトリウムには高さ5mの「かぼちゃバルーン」が登場し、ふわふわのバルーンの中でジャンプして遊ぶことができる。

 アトリウムのステージでは19日に市立みなと総合高校の生徒によるダンスやチアダンス、ズーラシアンブラスの仲間たち「サキソフォックス」による演奏会などを開催。20日は市立港中学校の演奏会や遊び歌を楽しめる「ガーガーズ」、プロバスケットボールチーム「横浜エクセレンス」の専属チアリーダーズ「Elegance」のスペシャルステージが開催される。

 庁舎内では、しおり作りやモルック、輪投げ、電車とホームの隙間を体験できる企画などがあるほか、ハロウィーンらしい仮装で来場した子どもは、無料でガチャガチャに挑戦できる。

 横浜の街並みを一望できる31階のレセプションルームが開放され、映画「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!」との連携企画として、映画に登場するプリキュアのスタンディ(パネル型看板)が登場。プリキュアのうちわのプレゼントもある。

 入場無料。両日とも午前10時から午後4時(ブース受け付けは午後3時45分まで)。同時に市役所がある北仲通地区の施設でもマルシェなどのイベントが行われる。問い合わせは横浜市総務局管理課【電話】045-671-2082(平日午前8時45分から午後5時15分)。