秦野版【10月18日(金)号】
OMOTANライターの(後列左から)河村さん、内田さん、松田さん、(前列左から)深瀬さん、及川さん、那保さん

ライターが表丹沢を紹介 10月から週1公開

 秦野市は、表丹沢の認知度向上と新たなファンの獲得、誘客・回遊の促進などにつなげるため「OMOTANライター」による取材記事の発信を始めた。第1弾は表丹沢総合ホームページとOMOTAN公式インスタグラムで10月10日に公開され、以降週1回のペースで更新していく。

 秦野市は、表丹沢に点在する様々な分野の資源を磨き、つなげ、触れる機会を増やすことを目的に2020年9月、「表丹沢魅力づくり構想」を策定。表丹沢の略称であり、「面白い」「楽しい」の語感も盛り込んだネーミング「OMOTAN(オモタン)」をキーワードに、様々な情報発信を行っている。

 OMOTANライターもその一環。今年7月に募集し、応募があった66人の中から6人をライターとして選考した。ライターを務めるのは、深瀬あみさん(得意分野/登山・キャンプ)、河村知香さん(得意分野/登山・キャンプ・ハーブ・旅企画)、那保(なお)さん(得意分野/インタビュー・グルメ)、松田遥平さん(得意分野/カメラ・ロードバイク)、内田くみさん(得意分野/人物インタビュー)、及川じゅりこさん(得意分野/子どもと楽しむ)。フリーライターやカメラマン、添乗員の経歴など、多種多様なキャリアをもつ各ライターが、独自の視点で表丹沢エリアを取材。2025年3月まで、週1回のペースで親子で楽しめるスポットや人物、ライフスタイル、グルメ、イベントなど様々な分野で表丹沢の魅力を紹介するという。

 第1弾の取材記事は10月10日に公開。松田さんが担当し、「掘り取り観光」をテーマに、東田原ふれあい農園組合とファームYASAIKAJUを取材している。

 取材記事は「表丹沢総合ホームページ」【URL】https://omotan-hadano.jp/のおすすめ記事一覧ページと、OMOTAN公式インスタグラム(@omotan_hadnao)で発信される。

秦野高校の大谷さん(左)と守田さん

秦野高曽屋高 山岳部が関東大会へ 箱根山域で、10月25日から

 秦野高校と秦野曽屋高校の山岳部が、10月25日(金)から箱根山域で行われる「第68回関東高等学校登山大会」(関東高等学校体育連盟・神奈川県教育委員会主催)に出場する。今年5月に行われた神奈川県予選を通過した両校。秦野高校は昨年に続き、秦野曽屋高校は2018年以来の関東大会出場となった。

 「テントの設営」「登山中の歩行技術」などに加え、登山に関する知識を問う「筆記試験」で順位を競う登山大会。関東大会予選は、今年5月に山北町を会場に行われた。男子は「全国・関東」を目指すAコース、「関東」を目指すC・Dコースに分かれて行われた。

 秦野高校はAコースに出場。6校中の2位で全国大会は逃したが、昨年に続き関東大会出場を決めた。C・Dコースに出場した秦野曽屋高校は16校中10位で予選突破。コロナ禍での大会中止もあったため、6年振りの関東大会となる。

トップと僅差で2位に

 秦野高校は熊澤蓮さん(3年)、澁谷恒地さん(2年・部長)、守田貫一郎さん(2年)・大谷修士さん(2年)の4人で関東大会予選に出場した。弘法山での歩荷トレーニングなど日頃の訓練が奏功し、タイムアタックで他校を大きく離すなど実力を発揮した。一方、普段から高得点を維持し自信をもって臨んだ筆記試験でトップと僅差に。「あと1〜2問で全国だっただけに悔しい」とメンバーは話す。関東に出る守田さんと大谷さんは、「自分たちより知識を持つ他県の高校と交流し、吸収して来年に生かしたい」と意気込む。2人と同様、来年が最後となる澁谷さんも「今回の反省を来年の全国予選に生かしたい」と語った。

体調不良で選手変更

 荒川広太さん(2年・部長)、清家遼翔さん(2年)、杉本朔太郎さん(1年)の3人で関東大会予選に出場した秦野曽屋高校。当初、2年生4人でパーティーを組む予定だったが、大会当日に出場予定の2人が体調不良になるアクシデントが発生。先輩2人が急きょ出場した1年生の杉本さんをフォローし、予選突破にこぎ着けた。荒川さんは「急なメンバー変更でしたが、コースに入ってからは普段通りできた」、清家さんは「(荷物のパッキング)でザックが崩れて減点になったのは残念だった」、杉本さんは「2人に着いていくのが大変だった。地図やコンパスの使い方をアドバイスしてもらえてよかった」と話した。

 神奈川県独自の方針で、関東大会には出場校の選手が別の高校の選手とパーティーを組んで出場する。秦野高校は守田さんと大谷さんが生田高校の選手と出場。秦野曽屋高校は荒川さんと杉本さんが大和高校の選手と組む。

第13回中学生英語スピーチコンテストで1位となった 八田 悠莉さん 堀川在住 14歳

海外経験を論に込め

 ○…5歳から8歳までアメリカ・カリフォルニア州に住み、現地の小学校に通っていた経験を持つ。1位を取ったスピーチのタイトルは「The Bell of Peace」(日本題:「HEIWAの鐘」)。合唱コンクールで歌う楽曲「HEIWAの鐘」の話題を切り口に、自身のアメリカ生活の経験談を交えながら異文化理解の重要さを訴えた。「去年は3位だったので、今年は1位になれてすごく嬉しい」と喜びを語る。

 ○…アメリカへの転居が決まったのがほりかわ幼稚園に通っていた5歳の時。「『行きたくない』って思ったことは覚えている」。しかし、実際に行ってみると国籍の違う子どもたちとの学校生活から学ぶことは多く、ハロウィーンパーティーや感謝祭などの行事も楽しく充実したものだった。文化の違いを感じることができ、「何よりも英語が身についた。今ではアメリカに行けて本当に良かったって思う」と笑顔を見せる。

 ○…小学校2年生からミニバスのチームに所属しており、現在、西中学校ではバスケットボール部に所属。6歳の時にアメリカの道場で習っていた空手も、日本に帰って再開して黒帯の初段なのだとか。「空手もバスケも、4つ上の兄の影響が大きいです」とにっこり。ピアノも習っている他、暇なときは刺繡に取り組むことが多いなど手先も器用な様子。

 ○…友人からは「おとなしい」といわれる性格だが、スピーチコンテストでは堂々とした発表を披露し1位に。原稿案の精査とともに、自身のスピーチの動画を撮影して、身振りや手振り、目線を確認するなど努力の甲斐あって結果に結びついた。「すごく楽しかったので、来年も1位を目指して出場したいです」と意欲的だ。

運び出された土砂をダンプカーに積むJCメンバー

秦野JC 土砂の除去に協力 3者協定に基づき活動

 公益社団法人秦野青年会議所(守屋孔明理事長・以下JC)が9月から10月にかけて、台風10号の影響で被災した大椿台地区で土砂の除去作業などを行っている。

 これは、今年2月に秦野市と秦野市社会福祉協議会(以下社協)と秦野JCの3者で結んだ「災害時等における協力体制に関する協定」に基づく活動。社協からの要請を受けた秦野JCは、県内JCのネットワークを活用し、ダンプカーやパワーショベルなど資機材を借り受け、災害ボランティアと共に週末ごとに復旧作業を行ってきたという。「これまで能登半島地震など他地域の支援は行っているが、地元での復旧活動は初めて。JCのネットワークの心強さを感じている」と守屋理事長。多い時はメンバー40人程が集まり、バケツリレーで土砂を運ぶこともあったという。守屋理事長は「小さいことでもコツコツやれば、まちの力になれる。最後までしっかり協力したい」と話していた。

高校生学習室を開設

 はだのこども館(秦野市寿町3の12)で10月から高校生学習室が開設された。場所は2階研修室Aで、午前9時から午後9時まで、予約不要(先着順)。会話OKなので教え合いながら勉強できる。利用の際は学生証を提示。毎月第2月曜日、年末年始は休館。問い合わせは同館【電話】0463・81・7011へ。

完成式で園児らの作品が手渡された

ほりかわ幼稚園 最後の陶芸作品完成式 陶楽会と燦陶会が

 陶芸サークル「陶楽会」と「燦陶会(さんとうかい)」によるほりかわ幼稚園への陶芸作品完成式が10月9日、堀川公民館で実施された。ほりかわ幼稚園は来年度から民間が運営する「ペコちゃんこども園ほりかわ」となるため、公立幼稚園としての陶芸教室は今回が最後となる。

 南が丘公民館を拠点に活動する陶楽会と、北公民館を拠点に活動する燦陶会は、高橋賢一さんが指導する陶芸サークル。高橋さんは20年ほど前から、自身が教えるサークル会員とともに、ほりかわ幼稚園で年1回の陶芸教室を実施していた。

 ほりかわ幼稚園として最後となる今年、園児たちは自分の膝を使い形を作った皿と、置物や皿、カップなど自由に作品を制作。会で焼いた作品に子どもたちが絵付けをし、釉薬を塗布し完成したものを引き渡した。

 当日は作品を一人一人に手渡したあと、会員が作った陶器のペンダントも園児に贈呈していた。

プレミアム商品券を買い求め、列に並ぶ人々

秦野市本町商店会連合会 プレミアム商品券完売に 上宿観音堂に長蛇の列

 秦野市本町地区の7商店会が「秦野市本町商店会連合会共通プレミアム商品券」を発行。10月1日・2日に販売会が行われた。

 一冊5000円で、6500円分(500円×13枚綴り)として利用できるプレミアム率30%の商品券。本町地区の7商店会(上宿商栄会・秦野駅前通り商店街・入船商興会・大道商和会・桜町商店会・片町第一商店街・花みずき通り商店会)の参加店舗で利用できる。

 販売日の10月1日・2日、販売場所の上宿観音堂では長蛇の列ができ、2日間で完売したという。商品券の使用期限は12月31日(火)まで。

戸川公園で楽しむ秋 20日、ステージなど

 秦野戸川公園(秦野市堀山下1513)で10月20日(日)、「秦野戸川公園まつり」が開催される。午前10時から午後3時まで。

 今回で17回目となる同イベント。メイン会場となるパークセンター前広場では、和太鼓・アルプホルンなどの「ステージ」、森林ボランティアによるクラフト体験などの「体験コーナー」、地元の新鮮野菜の販売やキッチンカーによる「物販コーナー」が行われる。そのほか「お茶室」「ボルダー体験」なども実施。また、パトカーや消防車の乗車体験など、子どもたちが楽しめる「キッズ広場」もある。

 問い合わせは、同公園【電話】0463・87・9020へ。

鶴巻温泉で楽しむ秋 27日、仮装大会・模擬店など

 鶴巻温泉駅北口広場で10月27日(日)、秋のにぎわいフェア「ハロウィン屋台村」が行われる。鶴巻温泉活性化協議会主催。

参加者募集

 仮装大会やパレードなどのイベントや、ジビエ料理が食べられる模擬店などが楽しめる同イベント。同協議会は現在、「ハロウィン仮装大会」「ハロウィンパレード」「カラオケ大会」の参加者を募集中。申し込みは同協議会のインスタグラム(【URL】https://www.instagram.com/tsurumaki_onsen/)から。問い合わせは川上商会【電話】0463・77・1313へ。

ウクライナの子どもたちの絵に見入る来場者たち

ウクライナの平和願い 友達絵画展に460人来場者

 宮永岳彦記念美術館で10月4日から6日まで「ウクライナの子 日本の子 友達絵画展」が開催され、3日間で460人が来場した。

 秦野市内で絵画教室「アトリエKAWADO」を主宰する川戸美佐子さんの活動がきっかけで、秦野市の主催として実現した絵画展。ウクライナ大使館の後援も得て、会場にはウクライナの子どもが描いた絵と同アトリエに通う子どもたちが描いた絵、200枚以上が展示された。

 期間中は川戸さんと交流があるウクライナのリヴィウ出身でアートアカデミーに勤務するオーリャ・ルコブスカさんが来日し、会場に常駐。川戸さんを通し、来場者と交流する姿も見られた。

 また、高橋昌和市長も視察に訪れたほか、最終日にはレセプションが実施され、オーリャさんと来場者が交流。オーリャさんがウクライナの国歌を披露する一幕も。ウクライナの幼稚園や子どもたちの支援活動に使うための募金には、約40万円の寄付が集まった。

 ウクライナの子どもたちの絵は、10月22日(火)から31日(木)の午前9時から午後5時まで本町公民館(【電話】0463・84・5100)でも展示されるほか、埼玉県や石川県、愛知県を巡回予定。

演奏会のチラシ

「はだこん」が定期演奏会 11月4日 南足柄市文化会館

 団結成から43年の秦野混声合唱団が11月4日(月・祝)、「第19回定期演奏会」を開催する。午後2時開演(午後1時30分開場)。入場無料。秦野市文化会館が改修工事休館中のため、会場が南足柄市文化会館となる。

 プログラムは童謡唱歌『移りゆく季節』(石若雅弥編曲)、『ウイスキーが、お好きでしょ』(松波千映子編曲)、『くちびるに歌を』(信長貴富作曲)の3ステージ。指揮は杉山範雄さん、ピアノは倉嶋亜弥子さん。問合せは加藤さん(【電話】0463・83・2795)、串田さん(【電話】0463・88・9772)へ。

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入賞した選手ら

ダブルステニスで交流 優勝は齋藤さん・横山さん

 「第13回秦野車いすテニス・ニューミックス大会」が10月6日、秦野市カルチャーパーク庭球場で行われた。

 車いす者と健常者がパートナーを組み、協力しあいながらダブルステニスの試合を行うことで、相互の理解を深めると共に技術力の向上をめざす同大会。秦野市スポーツ協会主催、秦野市テニス協会主管で行われた。

 当日は降雨で予定時間より1時間ほど遅れたが、全試合を実施。最初にパートナーチェンジ方式で予選のブロック別リーグ戦が行われた。その後、各ブロックの勝率1位者による決勝トーナメント。白熱した試合のなか、参加者らは拳を突き合わせて、互いの健闘を称えあいながら楽しそうにプレーをしていた。

 成績は次の通り(敬称略)。▽優勝/齋藤隆行(車いす者)・横山浩樹(健常者)▽準優勝/鶴川秀代(車いす者)・浅野由美子(健常者)▽ベストパートナー賞/望月三恵(車いす者)・高山茂夫(健常者)。

 また、会場では車いすテニス体験会も行われ、13人がスポーツ用車いすでテニスを体験した。

保健福祉センターで行われた講演会=秦野市提供

産後ケアの必要性学ぶ 講演会に50人超

 秦野市が主催する産後ケア講演会が10月8日、保健福祉センター(緑町)で行われ、54人(乳幼児含まず)が参加した。

 「今なぜ、産後ケアが必要なのか」をテーマに、慶應義塾大学名誉教授で、はだの女性と子どもの活躍支援アドバイザーでもある吉村泰典氏が講演を行った。吉村氏は「安心安全な周産期医療環境の確保が、地方再生の鍵になる」とし「周産期のストレスや育児不安、うつを取り除くには切れ目のない支援が大切」と語った。続いて市内で産後ケアを実践している、助産師の丸山照美氏(ひまわり助産院)が具体例などを紹介。丸山氏は「ママが産後ケアで行いたいこと、助産師さんにやってほしいことや相談したいことなどのチェックリストを渡しています」など、実際行っていることを話した。また、産後ケア利用者や家族からの報告もあり、参加者は熱心に聞き入っていた。

大根川沿いを清掃する会員

シルバー人材センター 市内各所でごみ拾い

 公益社団法人秦野市シルバー人材センターが10月10日、「8地区合同作戦 秦野の観光地を清掃しよう」と銘打ち、市内8カ所の一斉清掃を実施。各エリアの会員が、ゴミ拾いに汗を流した。

 全国シルバー人材センターでは毎年10月を事業普及啓発促進月間と位置づけ、各地のセンターでボランティア活動を行っている。当日は、はだの桜みち(西地区、渋沢地区と南地区の一部、南地区、本町・南地区の一部の4班に分割)、おかめ桜並木道、弘法山公園、大根川堤防遊歩道、田原ふるさと公園・源実朝公御首塚の8カ所の清掃を行った。

意気込みを語った村山監督(左から2番目)と坂本選手(同4番目)

日立サンディーバ 優勝への意気込み語る 18日から秦野第12節

 女子ソフトボールリーグ「JDリーグ」の第12節が10月18日(金)から20日(日)までの3日間、中栄信金スタジアム秦野で行われる。開催を前に、秦野をホームグラウンドとするソフトボールチーム「日立サンディーバ」が10月9日に高橋昌和市長を表敬訪問し、試合への意気込みを語った。

 日立サンディーバは第11節を終えた段階で東地区首位をキープ。残り5試合のうち3試合が行われる第12節は優勝に関わる大事な試合となる。村山修次監督(秦野出身)は「今期は選手、チームともに一試合ごとに進化してきた。ソフトボールはスピード感があり、面白いスポーツ。日立の選手はソフトの技術的な面はもちろんファッションも個性的。選手たちの地元での活躍をぜひ見に来て欲しい」と話す。

 同チームの主将である坂本実桜選手(投手)は、今年7月にイタリアで行われたワールドカップに日本代表として出場し、金メダルを獲得した。坂本選手は「ワールドカップは良い経験になった。プレッシャーに強いチームで、今期は一人一人やるべきことを理解し、ソフトを楽しみ、『勝つ』という熱い気持ちを持っている。私たちのプレーを見てもらい、少しでもソフト人口が増えたらうれしい」と意気込みを語った。

 第12節は小学生以下は無料で試合を見ることができる。詳細はJDリーグホームページへ。