平塚・大磯・二宮・中井版【10月25日(金)号】
(上)旧大隈重信別邸、旧陸奥宗光別邸跡(大磯町提供)

明治記念大磯邸園 2つの邸宅を公開 大隈と陸奥の別邸 11月23日から

 現在、整備が進められている明治記念大磯邸園(東小磯295ほか)内の旧大隈重信別邸と陸奥宗光別邸跡の邸宅改修工事が完了し、11月23日(土)から両邸宅が公開される。入園無料。全面開園は2025年度中を予定している。

 明治記念大磯邸園の整備事業は、国土交通省関東地方整備局が、神奈川県、大磯町と連携し、明治150年施策の一環として進めている。

 明治18(1885)年に大磯海岸に日本初の海水浴場が開かれたことや、明治20(1887)年に大磯駅が開設されたことにより、一大リゾート地として知られることになった大磯には、政界や財界の要人、文化人らが多数別荘を構えていたという。

 しかし、老朽化や開発によって、邸宅や庭園(邸園)が失われつつあることから、貴重な歴史的遺産として保存、活用するため、2017年度から同整備が始まった。

 これまで旧大隈重信別邸・旧古河別邸と陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸の庭園のみが見学可能だったが、25年度の全面開園に先駆けて、今回2つの邸宅が公開される。

 旧大隈重信別邸は木造平屋建寄棟金属板瓦棒葺。明治30(1897)年以前に建築されたもので、改築はされているものの、大隈が書斎として使用していた「神代の間」のほか、社交家の大隈がよく宴を開いていたと言われる「富士の間」など主要な居宅部分は大磯の別荘文化が最も栄えた時代を、現代に伝えているという。

 陸奥宗光別邸は、木造平屋建寄棟桟瓦葺。昭和5(1930)年に改築されたもので、大隈重信別邸とともに大磯町指定有形文化財に指定されている。(問)同園【電話】0463・61・0101 

平塚時代の中勘助

中勘助を知る会 平塚居住100年を記念 11月、平塚市美術館で講演

 代表作『銀の匙』を執筆した作家・中勘助(1885―1965)の平塚居住100年を記念して、平塚での作家活動の一端と作品へのこだわりを紹介する記念講演会とコンサートが11月9日(土)、平塚市美術館ミュージアムホールで開催される。午後1時開場、1時30分〜3時30分。主催は中勘助を知る会(大藏律子会長)。

 中勘助は1924(大正13)年から約8年間、家族の療養のため、平塚町西海岸(現・平塚市龍城ケ丘)に居を構えた。当時の生活ぶりや散歩で見た自然風景などを作品の中に残している。

 第一部の記念講演会は、駒沢女子大学教授で中勘助の研究を行う木内英実さんを講師に招き、「中勘助の贈りもの―中勘助最晩年の作品における自然観を中心に―」をテーマに解説する。

 第二部のコンサートは、中勘助の詩に大磯町在住の中村晃也さんが作曲した『しづかな流』を朗読後、ピアノの演奏に合わせてテノール歌手が歌唱する。入場無料で先着150人。

関連展示も

 また11月10日(日)まで同館で、関連展示「中勘助平塚居住100年記念 中勘助の小宇宙(ミクロコスモス)―『銀の匙』と『しづかな流』」も実施。代表作『銀の匙』と平塚での暮らしを綴った『しづかな流』の関連資料とともに、作家の言葉を紹介している。

 同会の大藏会長は「中勘助はあいさつに『ご縁ですね』と言っていたそう。今回の『ご縁』を大切に、100年前の平塚の海岸地区の自然や街の様子を偲んでみませんか。ぜひご来場を」と呼びかける。

 申し込み・問い合わせは同会大藏会長【電話】0463・55・6825。

6月に神奈川県新聞販売組合の組合長に就任した 柏原 亮介さん 平塚市唐ケ原在住 57歳

地域見守りも役割

 ○…横浜市・川崎市を除く神奈川県内の新聞販売店で構成されている神奈川県新聞販売組合。1979年に結成され、現在約300店が加入している。「組合がいま一番促進しているのは学校の”すべての教室に新聞を”」と力を込める。県内の各小中高に、1部でも新聞を置いてもらえるよう運動する。

 ○…代表取締役を務める(有)アレシアは、大磯町西小磯に販売店があり、大磯町全域と平塚市唐ケ原が配達エリアだ。平塚市で販売店の店長を務めていた時に、この場所で廃業する店があると聞いて引き継いだという。「あくまでも新聞販売が基盤だが、配達を強みにしてお年寄りに役立つことがあれば」と考えた結果、遺品整理や酒配達などの事業も手掛ける。人材不足解消にも取り組んでおり、来年10月からは読売新聞本社の制度を活用し、スリランカから日本語を学んだ配達員を招くという。

 ○…大磯サーフィン協会代表の顔も持ち、町内でサーフィンスクールを実施することで、挑戦したい人のきっかけづくりをしている。「宮崎県の青島中学校にはサーフィン部がある。大磯にもつくってほしいと教育委員会にお願いをしているところ」とエネルギッシュに語る。同協会は4月、大磯北浜海岸のごみを回収する「海箱」を3カ所に設置。「中身は月曜日、通勤時に自分が回収している」と浜辺の清掃や海を守る活動も欠かさない。

 ○…「新聞配達員は地域の見守りもしている。電気がついている時間帯や洗濯物の有無、停まっている車などいつもと違うことにすぐ気が付くので、人命救助をすることが多々ある」といい、「新聞購読者は減っているが、地域に根差している限り無くならない」と意欲を燃やしている。

圧巻のパフォーマンス

東海大学吹奏楽研究会 チャリコンで圧巻のパフォーマンス 来場者350人が沸く 主催は平塚商工会議所女性会

 平塚商工会議所女性会によるチャリティーコンサートが10月6日、ひらしん平塚文化芸術ホール大ホールで開催され、約350人が来場した。

 東海大学吹奏楽研究会によるステージは、クラシックやポップスをはじめ、マツケンサンバやダンシング平塚、マーチングなどバラエティーに富んだ内容で、会場を大いに盛り上げた。

 音楽を通して地域社会に貢献することを目的として設立された、東海大学吹奏楽研究会の同チャリティーコンサートへの出演は2回目。「平塚のPR曲であるダンシング平塚を吹奏楽バージョンに編曲し、ダンスも合わせて披露できた。ご来場の皆さまから、ご満足の声をいただくことができて良かった。今後も、コンクールへの参加だけでなく、地域や団体からご依頼いただいた演奏の機会を大切にして活動していきたい」と話した。

 同チャリティーコンサートには63社からの協賛があり、募金活動も行われた。この日集まった浄財は市内小中学校への集会用テント購入費用に充てるといい、後日、寄贈する予定という。

平塚市 バプテスト教会で講演会

 平和講演会「ルワンダでの平和構築への挑戦―佐々木和之さんの活動―」が10月27日(日)、平塚バプテスト教会(平塚市豊原町4の5)で開催される。午後2時〜3時30分。申し込み不要、入場無料。無料駐車場有。

 1994年にルワンダで80万人が虐殺される事件が起こり、佐々木さんは虐殺後の住民同士の和解を支援してきた他、ルワンダと近隣諸国が「非暴力による平和構築」をするための次世代のリーダー育成を担ってきた。同教会はこの活動に賛同し支援している。(問)同協会牧師平野さん【電話】0463・33・2320

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無料で参加できる「『夢紡ぐ終活』終活・相続セミナー&相談会」が11月17日(日)、ひらしん平塚文化芸術ホール1階大会議室(平塚市見附町16-1)で開催される。第... (続きを読む)

2施設で命名権更新 平塚球場とパークゴルフ

 平塚球場と湘南ひらつかパークゴルフ場の2施設のネーミングライツについて、現行のパートナー企業である相模石油(株)(紅谷町/小泉光哉代表取締役)、(株)木村植物園(土屋/木村義広代表取締役)が来年4月1日以降の契約を更新した。

 同球場の愛称は「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」。期間は28年3月31日までで契約金額は年額200万円。同ゴルフ場の愛称は「木村植物園湘南ひらつかパークゴルフ場」。期間は28年3月31日までで契約金額は年額50万円。

11月22日・23日 平塚市 ご当地婚姻届でイベント

 平塚市では、「いい夫婦の日・いい夫妻の日」にあたる11月22日(金)、23日(土)に、平塚市のご当地婚姻届を活用したイベントを実施する。

 両日に、ご当地婚姻届を利用して婚姻届を提出した人には、市内の観光施設にあるレストランまたは売店で使えるプレゼント券と、平塚市出身のアーティスト・オノルイーゼさんデザインのステッカーをプレゼントする。

 協力店とプレゼントは、海の上テラス/クリームソーダ、ホノルル食堂/ワンドリンクサービス、ビーチバルSUCCA/ソフトクリーム。すべて1組につき1つ。

 22日は午前8時30分〜午後5時、23日は同〜正午まで。市役所本館1階市民課で配布される。同課によると、ご当地婚姻届を利用して婚姻届を提出した人には、年間を通してサービス券のプレゼントを実施するという。期間は11月24日(日)〜来年11月21日(金)。

(問)平塚市市民課【電話】0463・21・8772

横内中学校の前を歩く若草保育園の園児ら

お菓子求め仮装行列 平塚市横内でハロウィン

 第54回平塚市子ども大会横内地区大会が10月19日に横内中学校をメイン会場に開催された。横内地区青少年指導員協議会(小長井宏純会長)が主催。

 今年は横内にある若草保育園創立50周年、横内公民館創立50周年、横内中学校創立40周年の記念として初めてハロウィーンをテーマに行われた。

 「よこハロウォーク」と題したスタンプラリーには、仮装した子どもたちと保護者、教諭らが参加。チェックポイントとなった同園や同公民館、近隣にある平塚湘風高校を仮装行列で巡り、スタンプを集めた。全て集めた参加者にはオリジナル缶バッジが贈られた。

 同中学の校庭には模擬店やミニゲームブースが並んだほか、「コスプレ大賞」の表彰などが行われた。小長井会長は「高校生になった横内中学のOB・OGもスタッフとして動いてくれたことで、一層盛り上がった」と喜んだ。

イベントの販売ブース

低利用魚で商品開発 平塚漁協と山大商事

 平塚市漁業協同組合と山大商事(株)が協働して低利用魚を商品化し、10月12日にひらつかタマ三郎漁港で実施されたサップの大会で商品のお披露目が行われた。

 低利用魚とは、定置網漁業で獲れる魚のうち、小さいなどの理由で市場に流通しないもの。飼料に使われたり廃棄されたりする未利用魚を活用することで、環境負荷の低減が期待されている。

 今回は低利用魚の中のゴマサバ・シイラ・ワカシを「地魚煮付け」(税込432円〜486円)、イワシを「地魚つみれおでん」(税込702円)として、電子レンジや湯煎など、手軽に食べられる加工を施した。商品開発にあたっては冠婚葬祭の仕出し料理などを手がける山大商事がレトルト技術を使って骨まで柔らかく仕上げた。

 同社の飯島芳太郎さんは「これまであまり利用されていなかった魚も、私たちの技術で美味しく食べられれば。今後は魚種も増やしていきたい」と思いを語った。

 同商品は平塚市観光協会のみなくる平塚やあさつゆ広場などで販売中。

平塚産農産物をPR アウトレットでブース出店

 地産地消の促進を目的としたイベント「軽トラ・ファーマーズ」が11月2日(土)、ジ アウトレット湘南平塚で開催される。午前10時〜午後3時。売り切れ次第終了。

 生産者自らが対面販売で行う同イベントには株式会社いかす、JA湘南 中原直売所などによる野菜の販売や、サンメッセしんわによる「ベジたまもなか」、角笛会のジェラート、平塚市園芸協会花き部会らによる花の販売など、計7店のブースが出店する。

 平塚産農産物PRキャラクター「ベジ太」や「第72回湘南ひらつか織り姫」も登場し、農産物のPRを行う。

 問い合わせは市農水産課【電話】0463・35・8102。

太秋のドライフルーツを試食するナセフさん(右)と説明する清水さん

大磯町 柿栽培技術に熱視線 チュニジアから視察

 大磯町で盛んな柿の栽培について学ぼうと10月19日、チュニジア日本商工会議所のナセフ・ベルヒリア会頭が、町内の柿農家を訪問した。

 チュニジア北西部では、約40軒の農家が柿栽培に従事しているという。しかし、収入が安定しないことから農業人口は少なく、生産数にも限りがあり、流通についてのノウハウが不足しているという課題がある。

 大磯うみのかぜファーム(清水太一代表)の農場を訪れたナセフさんは、苗木を折り曲げ、樹と樹を接触させて固定することで早期成園化をはかる「ジョイント栽培」を視察。清水さんが「樹の背が低く、収穫するにも脚立いらずで安全。柿は実がなるまでに8年はかかるといわれているけれど、3年で目標の収量が見込める」などと解説すると、ナセフさんは興味深そうに耳を傾けていた。

 チュニジアでも柿を生食する文化があるというが、やわらかくなるまで熟してからスプーンですくって食べるのが一般的。ナセフさんは、シャキシャキとした食感と糖度の高さが特徴の大玉柿「太秋」を試食すると、「こんな味は初めて。とても気に入った」と顔をほころばせていた。

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難病の子ら支援 11月4日 カレンカップ

 大磯運動公園を会場に11月4日(月)の午前8時30分〜午後4時、12歳以下が出場する「第4回カレンカップ」が開催される。

 難病の子どもたちをサッカーを通じて支援することを目的としており、当日会場では募金活動が行われる。寄付先は、「公益財団法人がんの子どもを守る会」と「公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」。

(問)杉山さん【携帯電話】090・2463・9186

リトマス試験紙で実験する児童ら

三和ケミカルが出前授業 相模小児童が化学実験

 平塚市田村の(株)三和ケミカルが10月8日、相模小学校を訪問し、6年生約40人に化学の出前授業を行った。

 当日は化学薬品などを製造する同社のスタッフが講師となり、リトマス試験紙を使ってこんにゃくやヨーグルトの酸性・アルカリ性を調べたり、人工イクラを作る実験を実施。児童らは「リトマス紙の色が変わった」「人工イクラって不思議な感触」などと歓声を上げていた。

 同社の野呂俊治取締役部長は「小学校への出前授業は初めて。授業をきっかけにもっと化学に興味を持ってもらえたら」と話した。

ガッツポーズをとる岡田選手(左)

東海大学岡田綾太郎選手 大相撲で新たな挑戦 柔道部からの入門は初

 東海大学柔道部4年の岡田綾太朗選手が10月16日、大相撲の高田川部屋(高田川勝巳親方)への入門会見を同大湘南キャンパスで行った。同大柔道部から大相撲部屋への入門は初めて。

 2021年に同部に入部した岡田選手は身長171cm、体重160kgの体格を生かした力強さを武器に、22年東京学生柔道体重別選手権大会100kg超級で3位に輝くなど活躍した。

きっかけはウルフアロン選手

 入門のきっかけは同大の先輩・ウルフアロン選手と親交のあった高田川部屋に、YouTubeチャンネルの企画として岡田選手が練習参加したことだった。相撲の魅力に惹かれた岡田選手は以降も練習に参加し、今年2月ごろに入門を決意。ウルフアロン選手は「1年前には想像できなかった。新しいステージで頑張ってほしい」とエールを送った。

 新しい挑戦に岡田選手は「親方のように強く、ウルフ先輩のように人気と実力を兼ね備えられるよう、精進します」と力強く語った。岡田選手は今後、日本相撲協会による新弟子検査を受け、11月の九州場所で前相撲をとり、1月の初場所で初土俵を踏む予定。

関東大会へ進む平塚リトルのメンバー

平塚リトル 2大会、2年連続で関東へ 「守り抜く野球」誓う

 少年硬式野球チーム「湘南リーグ平塚リトル」(市川正雄会長)が、9月29日の「秋季インターミディエット野球神奈川連盟大会」(IM)で優勝、10月20日の「秋季リトルリーグ野球神奈川連盟大会」で準優勝し、両大会で関東大会進出を決めた。同チームは2年連続で2大会の関東出場となる。

 9月のIMでは決勝で旭(横浜市)のチームと対戦。1回の先制点から打陣がまんべんなくヒットを放ち加点。リリーフの黒木渚投手(6年)が相手打線を抑えながら、佐々木夢(む)志(さし)選手(6年)がタイムリーでダメ押し。山野井煌(こう)牙(が)選手(5年)のセーフティバントでさらに突き放し、7―3で優勝を掴んだ。

惜しくも優勝逃す

 10月のリトルリーグでは、藤沢のチームと決勝戦を迎えた。藤沢が3回に2点を先取するも、那須茄羅選手(5年)のヒットを皮切りに下級生が奮戦。相手のミスを誘い、4回で一時逆転した。しかし、5回で相手打線に押され逆転を許すと、そのまま3―4で惜しくも優勝を逃した。

 今大会の結果を受けて、同チームは11月2日と9日からそれぞれの関東大会を戦う。本庄潤之介監督は「ここぞというポイントで判断ミスが失点につながった」と県予選を振り返りつつ、関東に向けて「目指しているものは”守り抜く野球”。ノーエラーで勝ち進み、ベスト4に食い込みたい」と意気込んだ。

自宅卓球台の前で構える(左から)翔紀さん、悠稀さん、航季さん

神田小 茂田3兄弟が活躍 卓球で県代表に

 たなかクラブ(小田原市/田中昇監督)に所属する茂田航季さん(平塚市立神田小学校6年)、翔紀さん(同3年)が、9月23日の東京卓球選手権大会の神奈川県予選で好成績を残し、県代表に選出された。

 航季さんは、6年生以下のホープス男子に出場。予選でこれまで勝ったことのない相手に3―2で勝利すると、予選リーグを1位通過。決勝リーグでは1勝2敗の3位となり、初のシングルス県代表の座を勝ち取った。航季さんは、「勝ったことのない選手に勝ててうれしい」と興奮冷めやらぬ様子。

 翔紀さんは4年生以下のカブ男子で、3年生ながら2位に。決勝リーグでは、0―2とリードを許していた相手に、3セットを巻き返しての見事逆転勝ち。3度目のシングルス県代表となった。

3兄弟で切磋琢磨

 同日、同所で開催された神奈川県小学生卓球大会に三男・悠稀さん(同1年)が出場し、2年生以下のバンビ男子で優勝を飾った。悠稀さんは幼稚園年中から卓球を始めると、めきめきと頭角を現し、今年12月のU―7日本代表選考会への参加権を獲得。「目標は1位通過でナショナルチームに入ること」

 来年2月に開催される本大会へ向け、航季さんは「初めて全国レベルの選手と戦う。自分の力を出しきってベスト32を目指したい」、翔紀さんは「目標はベスト8。強い選手と対戦したとき、挑戦者の気持ちで臨みたい」と闘志を燃やした。

ベルマーレが園児向け体験 海の星幼稚園

 二宮町の海の星幼稚園で10月18日、湘南ベルマーレによるサッカー教室が開かれた。満3歳の未就園児から年長まで60人以上の園児が参加した=写真。

 ボールに慣れたあとはチームに分かれて試合形式のプレーも体験。子どもたちはゴールを何度も確認しながら、元気いっぱいにボールを追った。

 年中園児は「家でもやったことがあるから上手にできた」と笑顔を見せた。

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学習療法で認知症予防 12月4日、中央図書館でセミナー

 「認知症予防セミナー〜脳の健康を保ち、イキイキ生活する秘訣〜」が12月4日(水)、平塚市中央図書館3階ホール(浅間町12の41)で開かれる。午後1時〜4時(正午から受付)。参加無料。

 平塚信用金庫とKUMON学習療法センターなどの共催事業。脳機能の活性化や認知症の進行抑止・予防に有効とされるKUMONの「学習療法」や、自宅でできる「頭の体操」について解説するほか、映画『僕がジョンと呼ばれるまで』を上映する。

 映画は、2001年に同センターが研究開発を開始した学習療法について、アメリカの介護施設で認知症の高齢者が参加した実証実験の様子を収録したもの。日米で上映され、アカデミー賞の「長編ドキュメンタリー映画賞」にもエントリーされた。(問)同金庫【フリーダイヤル】0120・243・231

第13回「西部祭」 オーケストラ演奏や手芸・クラフトの展示も 11月3日 平塚市西部福祉会館

 第13回「西部祭」が11月3日(日)、平塚市西部福祉会館で開催される。時間は午前9時30分〜午後3時。

 多目的ホールでは、10時30分からアンサンブル・ムジークひらつかによるオーケストラ演奏が披露されるほか、1階では手芸・クラフト作品の展示や販売、踊り・フラダンスのサークル発表なども行われる。

 2階では、初心者囲碁・将棋教室やポートレート写真館、健康測定会のほか、陶芸絵付け、フラワーアレンジメントなどの体験会も。

(問)同館【電話】0463・50・5525

「あったかひらつか」川柳募集 市民活動センターで投票&表彰も

 平塚市のスローガン「あったかひらつか」をテーマにした川柳を、ひらつか市民活動センターが募集している。10月30日(水)まで。

 お題は一般の部(中学生以上)で「私が見つけた ひらつか」、こどもの部(小学生以下)で「かぞくにつたえたいおもい」を募集している。

 平塚市在住・在学・在勤者なら誰でも応募可能。応募作品は同センターに掲示し、11月1日(金)〜21日(木)に投票を行う。各部得票数の多い上位3作品は、11月24日(日)開催のひらつか市民活動センターまつりで表彰される。

 応募は、応募用紙に必要事項を記入し、センター窓口へ提出か、メールまたはFAXで送付。

(問)同センター【電話】0463・31・7571

井出会長(右)と卒業生

夢の実現へスタート切る 湘南ビューティーカレッジ通信課程に27人が入学

 平塚市明石町にあるヘアスタイリスト養成校・湘南ビューティーカレッジ(SBC/井出隆夫校長)の通信課程24期生の入学式が10月15日、ひらしん平塚文化芸術ホールで挙行された。理容科11人、美容科16人の入学が許可された。

 新入生代表の戸屋空大さんは「夢の実現へと高い目標を持ち努力していきます」と誓った。井出校長は「初心忘るべからず、取り掛かった学業を卒業までしっかりと成し遂げてください」と式辞を述べた。

同会による植樹の様子

中井町の山で植樹体験 11月16日参加受付中

 なかい里山研究会主催の植樹体験が11月16日(土)、井ノ口桟敷堂地区の山林で行われる。午前9時〜正午。雨天時は17日に延期。

 同会は手つかずの状態だった同地区の山林を整備し、森林資源の利用を目的に活動を続けている。活動3年目の今年は間伐した木を薪に利活用し、跡地に苗木を植樹する。16日は各グループ苗木2株程度を植樹し、記念に名札を掲示する。

 参加無料。先着10組。神奈川ホームファーマー 研修農園の看板前集合。服装は長袖、長ズボンに長靴またはスニーカー。持ち物は軍手、タオル、飲み物。11月6日(水)までに中井町ホームページまたはメール【メール】sangyou@town.nakai.kanagawa.jpで申し込み。

(問)町産業環境課【電話】0465・81・1115

オレンジリボンたすきリレーあす開催 湘南コースは心泉学園スタート

 11月の児童虐待防止推進月間にちなんで啓発を呼びかける「第16回子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレー」が、明日の10月20日(日)に行われる。

 子ども虐待防止の願いを込めたオレンジ色のたすきをかけ、市民ランナーが湘南、都心・川崎、横須賀・横浜の3コースにわかれてゴールの横浜・グランモール公園「美術の広場」まで駅伝形式でリレーする。

 午前8時50分に心泉学園を出発し、中継地点のエリザベスサンダースホーム(9時35分)、平塚市役所(10時10分)に向かう。

田中聡選手はホーム初ゴールが決勝点に。「得点やアシストでチームを勝たせたい」と語った

ベルマガ通信 10月19日ホーム湘南2-1広島 湘南 再びの首位撃破 広島相手に逆転勝利

 首位を確固たるものにしたい広島は、ゴール裏のアウェー席も完売、多くの紫色のサポーターが駆けつけた。

 シーズン終盤ともなると、メディアも多数訪問するようになるが、後半湘南の攻撃を収めようと、カメラを構えるメディアはごく僅かだった。

 後半アディショナルタイム、畑大雅選手が相手陣まで攻め込むがGKとDFの守備に阻まれボールを失いかけるも、かろうじて保持し続け田中聡選手にラストパス。

 田中選手は、角度の無いニア上をぶち抜いた。

 叫ぶ田中選手、サポーター席へ向かう選手、喜ぶサポーター、その全てをカメラに収めたのは湘南公式とベルマガ編集部のみ。撮影位置の選択が報われた瞬間であった。

 町田戦に続き、首位を再び撃破した湘南。一つでも上へ。残り4試合、湘南CLIMAXは残留だけでなく、自分たちの現在地を高める戦いにしたい。

(ベルマガ・浜地隆史)