鶴見区版【11月7日(木)号】
各ブースが学生らでにぎわった

横浜商科大学つるみキャンパス 学園祭で商店街をPR 学生が生麦の商店主らと協力

 横浜商科大学つるみキャンパスで11月2、3日に開かれた学園祭「飯山祭」で、商店街の魅力をPRする企画「プチ商店街」が行われた。生麦駅や神奈川区の大口駅周辺の商店街店舗らと協力して実施。各店舗の商品販売や学祭運営委が撮影したPR動画が披露され、学生や地域住民らでにぎわった。

 「プチ商店街」は、同大学生で学園祭の運営委員を務める秋葉茜里さん=中面「人物風土記」で紹介=が昨年から実施してきたもの。

 商店街に魅力を感じていた秋葉さんだが、同大の学生で近隣の商店街での飲食や買い物を楽しむ人は少なかった。その原因を聞き取り調査で探ると、「そもそもどんな店舗があるのか、商店街をよく知らない」との声が多く、「それなら、商店街のお店や商品、店主さんたちの人柄、どんなお店があるかを知ってもらおう」と動き出した。昨年の学園祭では商品販売のほか、店舗紹介のポスターや動画を作成して展示した。

更なる交流促進を目指して

 2年目となる今年は昨年の取組みに加え、「商店同士のコミュニケーションの場づくり」「店の人と来場者とのコミュニケーションの場づくり」「店の認知度向上と実店舗への誘導」の3点にも注力。異なるエリアの商店主たちの交流も促進しようと、昨年は生麦エリアだけだった参加店舗を大口まで広げた。

 そして当日は、飲食や小売、金融、美容など多彩な業種から集まった21店舗がブースを出店し、PRや商品販売などを行った。

 会場では運営委も各ブースを手伝う中、同大学生や地域住民ら多くの人が訪れ、用意した商品が午前中で完売する店舗も多くみられるほどの盛況ぶり。また、運営委が実際に店舗を訪れて撮影した紹介動画に足を止める来場者も多かった。

 生麦エリアで店舗の声掛けに協力した横浜信用金庫生麦支店の谷口浩崇支店長は「学生さんたちがこのような機会を作ってくれるのは大変ありがたい。学生や地域の方々に商店街の店舗の魅力を知っていただき、より地域に浸透していければ」と感謝を述べた。

 秋葉さんは「今回は2エリアの商店街から店舗が集まり、新しい1つの商店街になったようで嬉しかった」と笑顔で感想を語り、「今後は企画メンバー全員で商店街の魅力に触れる機会を複数回設け、利用者目線で『どのようなアプローチを受けたらお店に行きたくなるか』を突き詰めていきたい。そして、この活動を通じてお店の魅力が伝わり、学生のファンが増えることを目標にしていきます」と意気込みを語った。

タブレット端末で情報共有するイメージ(提供)

市消防局 DXで搬送時間を短縮へ 実証事業で早期整備めざす

 救急活動の時間延伸解決のため、横浜市がDX活用の実証事業を10月から行っている。傷病者の受入確認や医師への引継ぎでタブレット端末を活用。市内3エリアで別々の事業者のシステムを検証し、来年度以降の早い時期の整備を目指していく。

 横浜市内での2023年の救急出場件数は25万4636件。前年比で1万件以上増加し、過去最多を記録した。

 救急活動(出場指令から医師引継ぎ)に掛かる時間も伸びており、13年には60・3分だったものが、73・9分と約14分伸びている。市消防局は、その原因に単身高齢者の搬送が増え搬送準備に時間が掛かることや、コロナの発熱検査など受入の事前チェックに時間が掛かることなどを挙げる。

 このような状況の中、消防局では活動時間の延伸解決のため、DXの導入を検討。今回の実証事業では、これまで電話や紙の書類で行っていた傷病者の受入確認や、医師引継ぎにタブレット端末を活用。搬送現場の救急隊員と病院の医師が傷病者の基礎情報等のデータを共有し、受入の可否を口頭で確認。また、医師引継の際も医師の署名等をタブレットで行うことで時間の短縮を目指す。

 このようなDXの活用は既に他都市で行われており、札幌市では病院の受入確認に掛かる時間で短縮が図られたという。

受入病院「本格的な導入を」

 実証事業は市内を北部、中部、南部の3つに分け、それぞれ別の事業者のシステムで検証。北部エリアで事業に参加する済生会横浜市東部病院の担当医は「聞き間違いなく写真も伝送できるので、患者さんの状態をより早く正確に把握できる。患者さんにとっても早期に搬送先の病院が決まるなどメリットは大きく、ぜひ本格的な導入を進めてほしい」と話す。

 実証事業は12月末まで行われる。市は今回の検証を受けて必要なシステムの要件を整理し、来年度以降の早い時期の整備を目指していく。消防局の担当者は「1分1秒でも早く傷病者を搬送するため、できることから円滑化を進めていきたい」と話している。

横浜商科大学の学園祭で「プチ商店街」を企画した 秋葉 茜里さん 神奈川区在住 22歳

商店街のファン増やしたい

 ○...「学生や地域の方々にもっと商店街の魅力を伝えたい」と「プチ商店街」の企画を考えたのは昨年のこと。PR動画の撮影や商品販売を行い、今年は協力店舗を拡大して実施。鶴見区や神奈川区など同大周辺の商店街の店主らに協力を募り、「自分たちだけではなく、地域の皆さんの協力があってこそ、良い企画ができた」と笑顔で感謝を語る。

 ○...青森県出身。地元にも商店街はあったがほぼシャッター通りに近い状態で、廃れた印象が強かった。しかし、大学進学で上京した南区弘明寺の商店街の活気を見て考えを一変させられた。「昔から地元で愛され、常に地元の人たちでこんなに賑わっているなんて」と当時の驚きを語る。神奈川区に移り住んでからも近隣の大口駅周辺の商店街などに足繫く通い、「気づいたら商店街のファンになっていました」と白い歯を見せる。そして、観光地とは違う、日常に溶け込んだ昔ながらの商店街の魅力を学生や地域住民に伝えたいと動き出した。「店主とお客、店主同士の交流など、温かさを感じる商店街が大好きです。もっと学生が訪れて、ファンが増えて賑わったら最高ですよね」

 ○...地元だけでなく知らない街を訪れることも好き。先日初めて降り立った都筑区のセンター南駅周辺は「街並みも素敵で散策を楽しみました。初めて向かう先は冒険するようで、どんな所でもワクワクしますね」と好奇心も旺盛だ。

 ○...卒業後は大学で学んだwebマーケティングの知識を活かし、「地方創生に取り組みたい」と意気込む。「今回の企画で多くの現場の方々の声を聞くことができた。今後に生かしていきたい」。商店街に惹かれ、その思いが地域を元気にしていく活躍に期待だ。

左から野原さん、飯田さん、平野さん、中田さん、稲津さん

区老人クラブ連合会 区の代表5人が決定 秋季グラウンド・ゴルフ大会

 鶴見区老人クラブ連合会(日向邦夫会長)は10月24日、旧東海道公園で「秋季グラウンド・ゴルフ大会」を開催した。

 同クラブでは毎年春と秋に大会を実施。今大会の5位までの入賞者は、来年に岐阜県で開催されるねんりんピックの市の選考会に進む。

 当日は区内各地区から112人が参加。「この日のために練習を重ねてきた」と意気込む参加者も多い中、各コースでホールインワンが飛び出すなど白熱。参加者同士の交流も盛んに行われた。優勝した平野清子さんは「3回もホールインワンが出せて調子が良かった。次の大会でも優勝を目指したい」と笑顔で語った。

 入賞者は以下の通り(敬称略)。

優勝・平野清子、準優勝・中田栄吉、3位・飯田正二、4位・野原豊、5位・稲津幸男

幅広い演奏、演舞を楽しめる

日本の伝統芸能が一堂に 12月1日に「邦楽のつどい」

 雅楽や日舞など日本の伝統芸能を一度に楽しめる舞台「第38回邦楽のつどい」が12月1日、鶴見区民文化センター サルビアホールで開かれる。

 主催は、鶴見区に所縁のある邦楽伝承者が流派会派を越えて、日本の伝統芸能の普及発展のために活動する「鶴見邦楽連盟」。区役所が共催。区民文化祭協賛事業。

 当日は同連盟の会員や弟子が出演し、雅楽や箏、長唄、日本舞踊など16の演目を予定。一日で邦楽の世界をあまねく堪能できる貴重な機会となっている。

 正午開演。午後4時30分ごろ終演予定。チケットは前売一般2000円、当日2500円。学生無料。取扱いはサルビアホール【電話】045・511・5711ほか。(問)同連盟事務局の岡本さん【電話】045・575・6419(留守電機能あり)。

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学生が制作した作品を披露する=提供

ファッションショーと音楽が融合 サルビアホールで16日

 区内の横浜ファッションデザイン専門学校と、サルビアホールバンクアーティストがコラボしたファッションショーが11月16日、サルビアホールで開かれる。

 「ワッくわくデー」の一環。同校の学生が制作した作品をアーティストの生演奏に乗せて披露。午前11時から11時45分。入場無料。要事前申込み。未就学児入場不可。

 また、午後1時45分からは同ホールロビーで「ウェルカムファッションショー」も行われる(30分間)。DJは館長が務める。入場無料。申込み不要。

 申込み・詳細問合せは同館【電話】045・511・5711。

毎年多くの人でにぎわう=提供

JA横浜で農業まつり 駒岡小児童によるステージも

 JA横浜鶴見支店=駒岡3の32の27=で11月23日、「農業まつり」が開かれる。

 地元生産者による新鮮野菜や花の販売、模擬店も出店。農産物品評会の展示のほか、ステージでは駒岡小学校マーチングバンドクラブによる演奏や、フラダンス、和太鼓などが披露される。

 また、野菜など300円以上購入すると、先着300人に花のプレゼントも用意されている。

 午前9時から午後1時。雨天決行。入場無料。(問)同支店【電話】045・573・1111

羊毛の草木染&細工教室 三ツ池公園で11月24日から

 県立三ツ池公園で11月24日と12月22日に、「羊毛の草木染&羊毛細工教室」が開かれる。

 同園内で発生した植物材を活用した工作教室。

 両日ともに午後1時から4時まで(両日の参加を)。参加費500円(2回目の参加できなかった場合、返金はないが羊毛細工を受け取れる)。高校生以上対象、定員先着10人。11月23日募集締切。(問)同園パークセンター【電話】045・581・0287

直木賞作家・永井さんが来鶴 12月に「つるみ読書講演会」

 直木賞受賞作家の永井紗耶子さんを招いての「つるみ読書講演会」が12月14日、鶴見公会堂で開かれる。参加無料。

 講演会のテーマは「横濱と私」。講演では、横浜市出身の永井さんが、横浜が舞台の著作「横濱王」に込めた思い、創作や執筆に関わるエピソード、自身の読書や本との関わり方などを語る。

 午前10時30分から午後0時30分まで。定員500人(応募多数抽選。その場合は、区内在住、在勤、在住者を優先)。

 応募は電子申請または往復はがきで。1人1回のみ、1申込みにつき5人まで。申込み期限は11月21日消印有効。参加の可否は11月末ごろに連絡。往復はがきでの申込み方法や詳細問い合わせは区役所地域振興課【電話】045・510・1693。

映画を無料上映=提供

「日の名残り」上映会&トーク 鶴見大学で11月27日

 鶴見大学記念館で11月27日、カズオ・イシグロ古希記念「日の名残り」上映会&トークのイベントが開かれる。

 この上映会は、同大で日系英国人作家カズオ・イシグロを研究する菅野素子さんが、同氏が来年古希を迎えることを記念して行うもの。同作品はイシグロの小説を原作としている。上映後には菅野さんらによるポストトークも行われる。

 午後3時15分から6時まで。入場無料、参加登録不要で定員400人。

 問合せは【メール】ishiguroat70@gmail.comへ。

表彰を受けたキリンビールとJA横浜の関係者たち=提供

市の「きら星活動賞」受賞 キリンとJA横浜が

 キリンビール(株)とJA横浜が共同でこのほど、「横浜市 食の3R きら星活動賞」を受賞した。

 同賞は、食品廃棄物の発生抑制や再生利用等で顕著な功績を挙げている事業者等を市が表彰するもの。

 キリンビール(株)では、規格外果実を有効利用することで食品ロスを削減する「氷結mottainai(モッタイナイ)プロジェクト」を立ち上げた。そして、その第1弾としてJA横浜と協力し、横浜のブランド梨「浜なし」を使った缶チューハイを発売した。

 同社によると売行は好調で、8月末時点で約3万4千個分の規格外浜なしを活用できたという。

 この取組みが評価を受けての今回の受賞。同社氷結ブランドの担当者は「JA様、農家の皆様と一緒につくった商品ですので、共同で賞をいただけて大変嬉しく思います。今後も継続して本プロジェクトに取り組んでまいります」と喜びを語り、JA横浜果樹部の山本成樹さんは「取組みを評価され大変嬉しい。横浜の果樹を広くPRするため、今後も取組みを進めたい」と話した。

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春の花壇作りに協力 入船公園で17日

 入船公園で11月17日、チューリップ球根&花苗植付が行われる。

 春に向けて公園内の花壇作りを実施する。職員がやり方を教えるので初めての人でも安心。

 担当者は「植えたチューリップが来年の春に咲くのを楽しみに、花壇作りに挑戦してみませんか」と呼び掛けている。午後2時から3時。参加無料。申込は同園窓口と電話で受付中。当日参加も可。(問)同園【電話】045・501・2343

山中市長(右から3人目)と表彰を受けた企業の関係者ら

若者の自立支援に協力した7団体を横浜市が表彰 就労訓練、長年受け入れ

 ひきこもりなどの困難を抱える若者に対し、自立に向けた就労訓練を実施する団体を表彰する式が11月5日、横浜市役所で行われた。

 市は2006年度から、無職やひきこもり経験のある若者の自立・就労支援を行う「よこはま若者サポートステーション」を通じて、企業や団体に就労訓練の受け入れを依頼している。

3社が5年間継続

 今回は就労訓練を5年間継続したアイング株式会社=東京都千代田区=、株式会社サンパワー=港北区=、ブックオフコーポレーション=相模原市南区=の3社が市長表彰、3年間継続したガイズカンパニー株式会社=港北区=、公益財団法人神奈川県労働福祉協会=中区=、特定非営利活動法人藤沢市民活動推進機構=藤沢市=、労働者協同組合ワーカーズコレクティブデポットつつじが丘ブランチ=青葉区=の4団体がこども青少年局長表彰の対象。表彰式には市長表彰の3社の関係者が出席した。

 アイングはみなとみらいや東戸塚などの商業施設の清掃などを行っており、5年間で16人を受け入れた。担当者は「受け入れた人に達成感を味わってもらえるようにしており、中にはリーダー的な役割を担っている人もいる」という。

 サンパワーはソーシャルビジネスのコンサルティングなどを行い、就労が困難な人の雇用に注力している。5年間で11人を受け入れ、パソコンの入力作業などを行ってきた。川村拓也社長は「来た人が自信をつけて戻ってもらうことを心掛けてきた」といい、受け入れ終了時には、社員が色紙にコメントを書いて渡すなど、正社員と同様の対応をしてきたという。

 ブックオフコーポレーションは港北区の本や衣類などを扱う店舗などで67人が勤務した。BOOKOFF SUPER BAZAAR 綱島樽町店の長崎哲也館長は「いろいろな売り場に入ってもらい、適性を感じられるようにした」といい、指導する側のメリットもあったとした。

 表彰式で山中竹春市長は「温かい指導で若者のその後の生活に役立つものだった」と企業に感謝し、「今後も若者に寄り添った支援をできるようにしたい」と述べた。

横浜ワールドポーターズの授乳室にマークを貼る黒岩知事(中央)、penaの坂上理事長(左)、イオンモール株式会社の武田東日本支社長

県が「リトルベビー」支援でNPO法人penaと協定 「搾乳」マーク作成、施設掲示も

 神奈川県は「リトルベビー」と呼ばれる2,500g未満で生まれた低出生体重児とその家族を支援するため、10月30日に当事者家族らによるNPO法人「pena」(坂上彩理事長)と連携協定を結んだ。当事者の声を受け、母親が自分で母乳を絞る搾乳ができることを示したマークを作成し、公共施設や商業施設への掲示を進めていく。

「授乳室での搾乳が当たり前に」

 penaはこれまで、情報交換や写真展の開催、当事者の要望を自治体に伝える活動などを行っており、県が発行した子育て記録ノート「かながわリトルベビーハンドブック」の作成にも協力していた。坂上理事長は、「赤ちゃんが入院中だったり、早期に職場復帰したりすると、搾乳が必要になる場合があるが、赤ちゃんと一緒にいないと授乳室が利用しづらい」と話す。

 10月31日には民間施設としては初めて、横浜ワールドポーターズの授乳室に「搾乳」マークを掲示。同日の掲示セレモニーに黒岩祐治知事、坂上理事長、同施設を運営するイオンモール株式会社の武田久和東日本支社長が参加した。

 黒岩知事は「今後、大型商業施設、鉄道会社などにも掲示の協力をお願いしたい」とし、「搾乳」マークの推進と理解の促進に力を入れるとした。横浜ワールドポーターズの野口耕司ゼネラルマネージャーは、「今回、県から呼び掛けがあるまで搾乳に関する気づきがなかった。反省を含め、今後は県内の系列店で掲示を進めていく」と話した。坂上理事長は「リトルベビーの存在が社会的に認められたようでうれしい。授乳室にいづらい気持ちで搾乳するママが減るように願っている」と話した。

日本一が決まり、横浜スタジアムの外で大喜びするファン(11月3日午後9時15分頃)

ベイスターズ ハマスタで決めた 26年ぶり歓喜の日本一 セ・リーグ3位から「下剋上」

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが11月3日、横浜スタジアムで行われた福岡ソフトバンクホークスとの日本シリーズ第6戦に11―2で勝利し、4勝2敗で1998年以来26年ぶり3回目の日本一を決めた。

 ベイスターズはセ・リーグ3位でクライマックスシリーズ(CS)に進出。CSで阪神タイガース、読売ジャイアンツを下し、日本シリーズ出場を決めた。

 パ・リーグを圧倒的な強さで制し、CSも無傷で突破したホークスとの日本シリーズは10月26日に横浜スタジアムで開幕。ベイスターズは第1、2戦に敗れたものの、福岡に場所を移した第3戦に勝利すると、そこから4連勝で日本一に輝いた。CSが始まった2007年以降、リーグ3位からの「下剋上」で日本一になったのは、2010年の千葉ロッテマリーンズ以来2回目で、セ・リーグのチームでは初めて。

 王手をかけた第6戦は2回に筒香嘉智選手の本塁打などで3点を先制。その後も5回に一挙7点を挙げて試合を決めた。

場外ファンも大興奮

 横浜スタジアムがある横浜公園には、球場に入れなかった多くのベイスターズファンが詰め掛けていた。日本一が決まった午後9時15分頃に大歓声が上がり、喜びが爆発。場外のファンも選手の応援歌を歌うなどして興奮状態が続いた。公園内で「ビールかけ」をする人が見られたほか、ハマスタから関内駅に向かう交差点では横断歩道を渡る人がハイタッチを交わすなど、26年ぶりの日本一に関内周辺が沸いた。

説明会のチラシ

神奈川県が11月16にサステナブル企業説明会

 神奈川県は大学生や第2新卒を対象にしたサステナブル企業説明会「やりたい仕事の見つけ方」を11月16日(土)正午から午後4時まで、西区みなとみらいのTKPガーデンシティPREMIUM横浜駅新高島で開催する。

 説明会では、サステナブルな事業に取り組む企業が参加し、企業の具体的な取り組み、働き方について説明を行う。セミナーも開かれ、次世代キャリア支援プラットフォーム「Base Me(ベイスミー)」を運営するアレスグッドの勝見仁泰代表取締役が「価値観にあった仕事の見つけ方」をテーマに講演。続くパネルディスカッションでは、企業の幹部や採用担当者も登壇し、サステナブル企業の選び方について議論する。企業紹介タイムでは、小田急電鉄やLINEヤフーなどが説明を行う。会場内には東京海上日動火災保険や丸井グループなど約30社がブース出展する。

 参加無料。申し込みは県のホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bs5/sustainablesetumeikai.html)から11月14日(木)まで。私服での参加も可能。問い合わせは県政策局SDGs推進グループ【電話】045・285・0909。

昨シーズンの試合の様子©横浜キヤノンイーグルス

横浜キヤノンイーグルス開幕戦に市民5千人を招待 12月22日、日産スタジアム

 横浜をホストエリアとするラグビーチーム「横浜キヤノンイーグルス」は、12月22日(日)に日産スタジアム=港北区=で開催するホストゲーム開幕戦に市民5千人を無料招待する。

 招待企画は横浜市と連携してスポーツ振興に取り組む「横浜スポーツパートナーズ」の一環。

 横浜キヤノンイーグルスは、ジャパンラグビーリーグワンのDIVISION1に所属。日本代表の梶村祐介選手や岡部崇人選手、ラグビーワールドカップ2023で優勝した南アフリカ代表のファフ・デクラーク選手、ジェシー・クリエル選手など、世界で活躍する選手が多数在籍している。

 対戦相手は東芝ブレイブルーパス東京。午後3時5分キックオフ。自由席が対象。

 応募は先着順で11月15日(金)午前10時から12月21日(土)午後11時59分まで。申込サイト(https://www.canon-eagles.jp/tickets/invite/20241222.html

)から受け付け。チケットは各自で手数料を負担し、コンビニで発券する。詳細は、横浜キヤノンイーグルス横浜事務局(横浜アーチスト)【電話】045-664-3731。

当選証書を受け取る1区の篠原豪氏

衆院選 小選挙区当選者に証書付与

 衆議院議員選挙の神奈川県内の小選挙区当選者に当選証書を付与する式が10月30日に県庁で行われた。

 県内20選挙区の当選者やその代理人に県選挙管理委員会の保阪努委員長が当選証書を手渡した。

 横浜市関係の選挙区では1区・篠原豪氏(立民・前)、3区・中西健治氏(自民・前)、6区・青柳陽一郎氏(立民・前)、7区・中谷一馬氏(立民・前)、19区・草間剛氏(自民・新)は本人が参加して受け取った。