都筑区版【11月7日(木)号】
愛称投票を募るポスター

市図書館 取次所の愛称を募集 「ららぽーと横浜」に新設

 市中央図書館は、池辺町の商業施設「ららぽーと横浜」内に今年度新設予定の「図書取次所」の愛称名を決める投票を行っている。候補は4案で、投票は11月18日(月)まで。

 図書取次所は、予約した図書館資料の受取と返却ができる図書館以外の施設。市内では慶応大学日吉キャンパス内にある「日吉図書取次所(日吉の本だな)」=港北区=や「東戸塚図書取次所」=戸塚区=など4カ所に設置されている。

 都筑区には、総合庁舎内に「都筑図書館」があり、1日あたりの平均入館者数や貸出冊数は市内18館で最多。しかし、区南部からのアクセス性が低いことが課題として挙げられていた。そこで今年3月に教育委員会が策定した「横浜市図書館ビジョン」で、大規模な駐車場を備え、利用者が自家用車で来館しやすい「ららぽーと横浜」に新たな図書取次所を設置する方向性が示され、今年度予算に2千万円が計上された。

 市北部は子どもの人口が多いことから従来の図書取次機能に加え、その場で閲覧・貸出ができる児童書を充実させるほか、子ども向けを含む多様なイベント等を開催予定だという。

4案から選択

 日吉の本だな設置時の例に倣い、「地域住民に少しでも興味関心を持ってもらえたら」と、市中央図書館では、新設される図書取次所の愛称投票を募っている。

 愛称案はA「カリテコつづき」、B「つづきの本ばこ」、C「ほんともつづき」、D「ブックスポットつづき」の計4つ。

 全案に含まれるひらがな表記の「つづき」には、ららぽーと横浜の場所を表す「都筑」のほか、「本の続き」、「イベントの続きの本を探す」、「まちや人に続いていく、この先もつながっていく」という「続き」の意味が込められている。

 電子申請、または緑図書館と都筑図書館に掲示されている投票用ポスターにシールを貼って投票。1人1票まで。

 問合せは、市中央図書館企画運営課【電話】045・262・7334へ。

2者によるプロジェクトの流れ

ボッシュ×ベンチャー 脱炭素社会実現へタッグ 11月から実証実験

 都筑区に本社を構えるボッシュ株式会社は、神奈川県が支援するベンチャー企業との連携で、新たな資源循環モデルの確立を目指すプロジェクトを始める。

県が提携採択

 プロジェクトは、神奈川県がベンチャー企業の成長を促進・支援するプロジェクト「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」で採択されたもの。BAKは、県内に拠点を持つ大企業とベンチャー企業による連携プロジェクトを創出することを目的に2019年に設立された。

 プロジェクトは、大企業提示テーマ型とベンチャー発自由提案型があり、ボッシュ社が、脱炭素などをテーマに応募。連携の提案があった複数のベンチャー企業の中から、廃棄物をモノマー(プラスチックの最小単位)やエネルギーに変換し、再利用できる化学技術を持つ、AC Biode株式会社(京都市)が選ばれた。

 AC社は、プラスチックごみや有機廃棄物を約200〜300度の低温で、水素やモノマーなどに分解する化学技術を有しており、焼却処分する廃棄物などが削減できるほか、この技術で生成された水素などを化学技術メーカーへ販売するなど、新たな資源循環モデルの確立を目指している。

 プロジェクトでは、BAKからAC社に対し開発・実証にかかる費用や広報活動などに支援がなされる。両者は11月から実証実験を開始、2025年2月下旬ごろの成果発表を予定している。

 AC社代表取締役社長の久保直嗣さんは「世界的に有名なボッシュ社との実証で、今後スケールアップさせ、社会実装に近づけ、また分解してできる水素の活用をつめていけたら」と期待を寄せた。

今年度の防犯功労者として表彰を受けた加賀原二丁目自治会の会長を務める 持田 敏さん 加賀原在住 69歳

「安全・安心」を当たり前に

 ○...今年度の優良防犯団体としての表彰の報せに、驚きを隠さない。ただ、町内会では長年、5人×5グループで週1回、交代で町内パトロールを続けており、バス通りと町内会とを繋ぐ出入り口に防犯カメラを設置するなど防犯対策を続けており、「我々が『普通のこと』として行ってきたことが評価されたのなら嬉しい」と得心したように頬を緩めた。

 ○...川和の生まれ。「横浜から出たことがない」と笑う。川和小、都田中、鶴見高に進学。横浜市役所に奉職しながら神奈川大学の夜学に通った。住まいも川和から中山、そして今の加賀原に。「家は2、3軒で山ばかり」と感じた加賀原は「緑の環境」や「安全」に配慮した港北ニュータウンのまちづくりで、「住みやすく、生活しやすい場所」に変わっていた。

 ○...約540世帯の加賀原二丁目自治会は「ほとんどの世帯が入会している」と胸を張る。毎年区内で一番早い夏祭りには、地元以外からも大勢の人が集まるが、「皆一生懸命おもてなししてくれる」と結束の強さを喜ぶ。今年4月からは佐江戸加賀原地区の連合自治会長も務め、各自治会町内会との情報交換、相互協力に心を砕く。

 ○...子ども好きで、民生委員・児童委員の事業で月に1度、未就園児と触れ合う。1歳を含む3人の孫との時間も楽しいひととき。「体はしんどいですけど」と苦笑い。若いパワーと対峙するために続けている体力作りが妻との早朝散歩。港北ニュータウンの特徴である緑道を巡る。「一生懸命歩かないと1時間で戻ってこられない」と真剣そのもの。定年退職後に始めた趣味は家庭菜園。猛暑の影響もあり「今年は少し小ぶりですかね」と大根やじゃがいもの収穫に目を細めた。

色とりどりの菊が並ぶ

華やか駅前彩る 都筑菊花展10日まで

 横浜北部菊花会(田丸秀昭会長)が主催する「第38回都筑菊花展」が11月10日(日)まで、センター南駅1階構内で開かれている。

 同展示は、秋を代表する菊花を通じて、菊愛好家同士の交流や地域住民とのふれあい、安全安心な街づくりへの貢献を目的に毎年行われているもの。

 今年は、盆養花やダルマ作り、福助作りなど約200点が展示されている。

 

区制30周年を前祝い 青天の下、区民まつり

 センター南駅前のすきっぷ広場をメイン会場に11月3日、区民まつりが開催された。前夜には記録的短時間大雨情報が発表されるなど、開催が危ぶまれたが、快晴に恵まれ、無事に開催された。ステージでの発表をはじめ、飲食店やゲーム、イベントを行う模擬店には朝から長蛇の列が。好天に加え、季節外れの暑さもあり、飲食店や飲料水の売り場では早々に店じまいをするところもあった。

収穫した芋を掲げる園児

大きな芋に大歓声 キッズフォレ園児が収穫

 認可保育所キッズフォレセンター北の園児らが10月29日、横浜ジュニアビレッジ根っこ塾=中川=の農園で芋掘りの体験を行った。

 当日は、同園の年中児と保護者34人が参加。親子で協力して、芋のツルを土から引きはがして切り離した後、園児らの手により収穫が行われた。穫れた芋は、およそ45kg。園児らは芋を掲げて「大きい」や「たくさん獲れた」など、喜びを口にした。

 収穫した芋は園児らに配られ、ツルはクリスマスリースの材料として再利用されるという。

 芋掘りを体験した三羽陽留さんは「大きい芋がたくさん獲れた。楽しかったので、またやりたい」と目を輝かせた。

申込みは上記二次元コードから

ホールの運営方針を聞く 11月30日、横浜北部文化F(フォーラム)

 都筑区民文化センター(ボッシュホール)の開館を控え、NPO法人都筑文化芸術協会は11月30日(土)、「横浜北部文化フォーラム」を開催する。午後2時から4時。会場はハウスクエア横浜=中川1の4の1=。

 フォーラムは3部構成。

 1部では、株式会社tvkコミュニケーションズ取締役で、ホール館長に就任予定の小川弘さんが、ホールの運営方針などについて語る。

 2部では、地元の文化団体や個人がボッシュホールでやってみたいことのプレゼンを行う。

 3部では、1部の話を踏まえた質疑応答。

 参加希望者およびプレゼン希望者は上記二次元コードから。

 なお会場では、地域で活動する団体のパネル展を同時開催。午後1時から5時。またフォーラム終了後には、名刺交換などの交流会も予定されている(参加費用500円)。午後5時まで。
ビールの樽を前に笑顔の齋藤さん

YMB株式会社 隠し味は「生産者の思い」 熱海の蒼橙でビール醸造

 中川で酒類や食料品等の製造・販売などを行う「イエローモンキーブリューイング株式会社」が、静岡県熱海市のダイダイ農園「岡野屋だいだい」と共同で、早摘みのダイダイ(蒼橙)を使用したビールを開発した。

 話の発端はおよそ3年前。同社のヘッドブルワーを務める齋藤健吾さんが、同園の岡野谷信一郎代表と出会い、ダイダイ農家の担い手不足や需要低下を打破しようと尽力する姿勢に共感。アロマ専門家やパティシエらと共に「熱海のダイダイを次世代へ繋ごう」と活動を行ってきた。「何か付加価値を付けられないか」と模索する中、「ダイダイの香りや酸味はビールと相性が良いのでは」と感じた齋藤さんは、蒼橙を使用したビールの開発を思い立った。

 齋藤さんがビール作りでこだわるのは「現地に行き、生産者と話すこと」。獲れたての香りや味を直接感じ、生産者の思いを聞くことで、どのようなビールが適しているかイメージが湧くという。ダイダイは収穫した翌日に仕込み、醸造。「早摘みにしか出せない爽やかな香りと酸味が特徴のダイダイをそのまま感じられるビールに仕上がった」と齋藤さん。

販売イベントも

 ビールは11月14日(木)から、同社で販売が開始される(500リットル限定)。販売前日の13日(水)には、ローンチイベントを開催。午後6時から。ビールのほか、ダイダイを使用したパンやクラフトコーラなどの販売も行われる。

鬼ごっこに参加する馬島さん

都筑小 パラ選手と鬼ごっこ ワークショップ型授業

 パラアスリートとの交流を通じて障害者との共生を学ぶ「あすチャレ!ジュニアアカデミー」が10月31日、都筑小学校で開かれた。横浜市主催で、日本財団パラスポーツサポートセンター協力。

 この取り組みは、パラアスリートを講師に招き、交流を通し「障害とは何か」について五感を使って主体的に考えてもらおうというもの。同校の4年生およそ70人が参加し、パラアイスホッケー選手の馬島誠さんが講師を務めた。

 自己紹介の後、馬島さんは車いす生活に関するクイズや児童らが考案した「車いすの人も一緒に楽しめるルール」の鬼ごっこなどで交流を深めた。馬島さんは「仲間や相手のことを考えて行動を。また、障害の有無に関わらず、色々なことに挑戦し、周りから応援してもらえる人になってほしい」と児童らにエールを送った。

神原正明会長

地域のチカラ14 ふれあいの丘連合自治会 (神原正明会長 約3000世帯)

 一定の区域内の単位自治会町内会で構成される地区連合会は、各地域で安心して住み続けられる街づくりに取り組んでいます。このコーナーでは連載で、各地区を紹介します。

 横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘駅」が誕生した2008年に創立。毎月の防犯パトロールや登校前の小中学生へ朝食を提供する「おはよう食堂」、四季折々のテーマに沿った場所を歩く「ふれあいウォーク」など、地域に根差した活動を行っている。10月20日には川和中学校で「丘連祭」を開催。多くの地域住民が訪れた。

 神原会長は「6自治会各々が活発に活動しており、それぞれが夏祭りを主催するなど、イベントが多い」と魅力を語る。「負担が偏らないように」と役員は1〜2年ごとに交代が可能。「1年では慣れないことも多いので、多くの人が継続して役員をしてくれる」と感謝した。

 神原会長が一番大切にしているのは「地域とのコミュニケーション」。川和小学校を防災拠点とする同会では、学校や地域住民との交流を密に図ることで、災害時に対応できる備えを行っている。「災害時の助け合いには、日頃の『つながり』が不可欠」と言葉に力を込めた。

表彰式に出席した受賞者ら

交通安全功労者に表彰 区内で3人・1団体受賞

 横浜市交通安全功労者表彰式が10月29日、ロイヤルホールヨコハマ=中区=で行われ、個人123人、18団体が表彰された。横浜市交通安全対策協議会(会長・山中竹春市長)と(一財)横浜市交通安全協会(板橋悟会長)の共催。多年にわたり横浜市の交通安全と交通事故防止に貢献し、その功績が顕著な個人及び団体を表彰するもので、都筑区からは個人3人、1団体が表彰を受けた。

 都筑区内の表彰者は以下の通り(順不同・敬称略)。

 ▼横浜市交通安全対策協議会表彰/(個人)峰村公代、(団体)都田西小学校▼交通安全協会表彰/織茂一雄(地区交通安全協会役員)、安野奈月

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表彰された功労者ら

関東交通安全功労者 区内から2人が表彰 「事故減少に寄与したい」

 関東安全運転管理者協議会連合会の交通安全功労者等の表彰式が10月25日、埼玉県で行われ、個人121人と54事業所が表彰された。

 この取り組みは、安全安心な交通社会の実現を目的に、安全運転管理に功績等があった個人・団体を表彰するもの。

 都筑区からは、交通安全功労者として佐藤昌彦さんが、優良運転者として安野八重子さんが表彰された。

 都筑区安全運転管理者会の会長を務める佐藤さんは「まさか自分が表彰されるとは」と驚きを明かしながらも「これからも事故を少しでも減らせるよう活動を続けていきたい」と話した。

マッチ売りの少女

劇団かかし座 影絵で紡ぐアンデルセン 横浜人形の家で公演

 劇団かかし座は12月7日(土)、8日(日)、横浜人形の家=中区山下町=のあかいくつ劇場で「ハンドシャドウズアンデルセン」と題し、アンデルセンの代表的な童話から「おやゆび姫」「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」を上演する。両日2回公演で、7日が午後4時と6時、8日が午前11時と午後3時。

一部、親子割引も

 チケットは全席自由で一般4000円、中学生以下1500円。各回8組程度、中学生以下無料、同伴の大人(一部)半額の親子割引あり。応募が定員を超えた場合は抽選。当落は11月17日(日)までにメールで通知。

 問合せは同劇団【電話】045・592・8111。

安全対策の様子を確認

事故防止対策を確認 都筑スポセン工事現場で

 天井改修などの工事が行われている都筑スポーツセンターで10月31日、横浜市公共建築工事安全パトロールが行われた。

 パトロールは公共建築物の工事現場での災害防止や労働安全環境の向上を目的に、横浜市と横浜建設業協会、横浜市電設協会、神奈川県空調衛生工業会が実施。同センターでは高所作業となる屋内外の現場へ実際に上がり、必要な落下防止措置や安全確保が施されている事などを確認した。

 この日は同センターのほか市内3カ所で同様のパトロールを行った

出演した春風亭小朝さん

宅建協会 寄席開催で「緑保全」 小朝さんらが出演

 県宅建協会の横浜市内6支部(中央・東部・南部・西部・北・鶴見)が10月8日、関内ホールで「宅建チャリティー寄席」を開いた。恒例の企画で、チケット売り上げの一部を「よこはま協働の森基金」に寄付し、市内の小規模樹林地の保全などに役立てている。

 今年の寄席には春風亭小朝さんのほか横浜市内出身の落語家・桂文雀さんも出演。出演者の落語の世界に引き込まれつつ、会場は笑い声につつまれていた。

4会場で盛り上げる ふれあいの丘40周年祝し

 「都筑ふれあいの丘まつり」が11月10日(日)、都筑プール・都筑センター・横浜あゆみ荘・資源循環局都筑工場で開催される。午前10時から午後2時まで(都筑工場は3時まで)。雨天決行。

 港北ニュータウンの南端に位置する、都筑ふれあいの丘エリアが誕生から40周年を迎えることを祝したイベント。都筑プールではストラックアウト、都筑センターではミニ工作教室、横浜あゆみ荘では野菜の販売、都筑工場では工場内バスツアーなどが催される。

 問い合わせは、都筑センター【電話】045・941・8380へ。

山中市長(右から3人目)と表彰を受けた企業の関係者ら

若者の自立支援に協力した7団体を横浜市が表彰 就労訓練、長年受け入れ

 ひきこもりなどの困難を抱える若者に対し、自立に向けた就労訓練を実施する団体を表彰する式が11月5日、横浜市役所で行われた。

 市は2006年度から、無職やひきこもり経験のある若者の自立・就労支援を行う「よこはま若者サポートステーション」を通じて、企業や団体に就労訓練の受け入れを依頼している。

3社が5年間継続

 今回は就労訓練を5年間継続したアイング株式会社=東京都千代田区=、株式会社サンパワー=港北区=、ブックオフコーポレーション=相模原市南区=の3社が市長表彰、3年間継続したガイズカンパニー株式会社=港北区=、公益財団法人神奈川県労働福祉協会=中区=、特定非営利活動法人藤沢市民活動推進機構=藤沢市=、労働者協同組合ワーカーズコレクティブデポットつつじが丘ブランチ=青葉区=の4団体がこども青少年局長表彰の対象。表彰式には市長表彰の3社の関係者が出席した。

 アイングはみなとみらいや東戸塚などの商業施設の清掃などを行っており、5年間で16人を受け入れた。担当者は「受け入れた人に達成感を味わってもらえるようにしており、中にはリーダー的な役割を担っている人もいる」という。

 サンパワーはソーシャルビジネスのコンサルティングなどを行い、就労が困難な人の雇用に注力している。5年間で11人を受け入れ、パソコンの入力作業などを行ってきた。川村拓也社長は「来た人が自信をつけて戻ってもらうことを心掛けてきた」といい、受け入れ終了時には、社員が色紙にコメントを書いて渡すなど、正社員と同様の対応をしてきたという。

 ブックオフコーポレーションは港北区の本や衣類などを扱う店舗などで67人が勤務した。BOOKOFF SUPER BAZAAR 綱島樽町店の長崎哲也館長は「いろいろな売り場に入ってもらい、適性を感じられるようにした」といい、指導する側のメリットもあったとした。

 表彰式で山中竹春市長は「温かい指導で若者のその後の生活に役立つものだった」と企業に感謝し、「今後も若者に寄り添った支援をできるようにしたい」と述べた。

シニア音楽団体が共演 クリスマスコンサート

 シニア合唱団「ゆらの会」とシニアジャズバンド「ハッピーじゃむ」による「とっておきのクリスマスコンサート」が11月30日(土)、荏田南幼稚園=荏田南2の5の3=2階ホールで開催される。午後1時開演。入場無料。

 ゆらの会は「ジングルベル」や「見上げてごらん夜の星を」などを合唱。ハッピーじゃむは「ムーンライトセレナーデ」や「星に願いを」などを演奏する。

 問い合わせは、石原さん【携帯電話】090・3235・9481へ。

 

横浜ワールドポーターズの授乳室にマークを貼る黒岩知事(中央)、penaの坂上理事長(左)、イオンモール株式会社の武田東日本支社長

県が「リトルベビー」支援でNPO法人penaと協定 「搾乳」マーク作成、施設掲示も

 神奈川県は「リトルベビー」と呼ばれる2,500g未満で生まれた低出生体重児とその家族を支援するため、10月30日に当事者家族らによるNPO法人「pena」(坂上彩理事長)と連携協定を結んだ。当事者の声を受け、母親が自分で母乳を絞る搾乳ができることを示したマークを作成し、公共施設や商業施設への掲示を進めていく。

「授乳室での搾乳が当たり前に」

 penaはこれまで、情報交換や写真展の開催、当事者の要望を自治体に伝える活動などを行っており、県が発行した子育て記録ノート「かながわリトルベビーハンドブック」の作成にも協力していた。坂上理事長は、「赤ちゃんが入院中だったり、早期に職場復帰したりすると、搾乳が必要になる場合があるが、赤ちゃんと一緒にいないと授乳室が利用しづらい」と話す。

 10月31日には民間施設としては初めて、横浜ワールドポーターズの授乳室に「搾乳」マークを掲示。同日の掲示セレモニーに黒岩祐治知事、坂上理事長、同施設を運営するイオンモール株式会社の武田久和東日本支社長が参加した。

 黒岩知事は「今後、大型商業施設、鉄道会社などにも掲示の協力をお願いしたい」とし、「搾乳」マークの推進と理解の促進に力を入れるとした。横浜ワールドポーターズの野口耕司ゼネラルマネージャーは、「今回、県から呼び掛けがあるまで搾乳に関する気づきがなかった。反省を含め、今後は県内の系列店で掲示を進めていく」と話した。坂上理事長は「リトルベビーの存在が社会的に認められたようでうれしい。授乳室にいづらい気持ちで搾乳するママが減るように願っている」と話した。

日本一が決まり、横浜スタジアムの外で大喜びするファン(11月3日午後9時15分頃)

ベイスターズ ハマスタで決めた 26年ぶり歓喜の日本一 セ・リーグ3位から「下剋上」

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが11月3日、横浜スタジアムで行われた福岡ソフトバンクホークスとの日本シリーズ第6戦に11―2で勝利し、4勝2敗で1998年以来26年ぶり3回目の日本一を決めた。

 ベイスターズはセ・リーグ3位でクライマックスシリーズ(CS)に進出。CSで阪神タイガース、読売ジャイアンツを下し、日本シリーズ出場を決めた。

 パ・リーグを圧倒的な強さで制し、CSも無傷で突破したホークスとの日本シリーズは10月26日に横浜スタジアムで開幕。ベイスターズは第1、2戦に敗れたものの、福岡に場所を移した第3戦に勝利すると、そこから4連勝で日本一に輝いた。CSが始まった2007年以降、リーグ3位からの「下剋上」で日本一になったのは、2010年の千葉ロッテマリーンズ以来2回目で、セ・リーグのチームでは初めて。

 王手をかけた第6戦は2回に筒香嘉智選手の本塁打などで3点を先制。その後も5回に一挙7点を挙げて試合を決めた。

場外ファンも大興奮

 横浜スタジアムがある横浜公園には、球場に入れなかった多くのベイスターズファンが詰め掛けていた。日本一が決まった午後9時15分頃に大歓声が上がり、喜びが爆発。場外のファンも選手の応援歌を歌うなどして興奮状態が続いた。公園内で「ビールかけ」をする人が見られたほか、ハマスタから関内駅に向かう交差点では横断歩道を渡る人がハイタッチを交わすなど、26年ぶりの日本一に関内周辺が沸いた。

説明会のチラシ

神奈川県が11月16にサステナブル企業説明会

 神奈川県は大学生や第2新卒を対象にしたサステナブル企業説明会「やりたい仕事の見つけ方」を11月16日(土)正午から午後4時まで、西区みなとみらいのTKPガーデンシティPREMIUM横浜駅新高島で開催する。

 説明会では、サステナブルな事業に取り組む企業が参加し、企業の具体的な取り組み、働き方について説明を行う。セミナーも開かれ、次世代キャリア支援プラットフォーム「Base Me(ベイスミー)」を運営するアレスグッドの勝見仁泰代表取締役が「価値観にあった仕事の見つけ方」をテーマに講演。続くパネルディスカッションでは、企業の幹部や採用担当者も登壇し、サステナブル企業の選び方について議論する。企業紹介タイムでは、小田急電鉄やLINEヤフーなどが説明を行う。会場内には東京海上日動火災保険や丸井グループなど約30社がブース出展する。

 参加無料。申し込みは県のホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bs5/sustainablesetumeikai.html)から11月14日(木)まで。私服での参加も可能。問い合わせは県政策局SDGs推進グループ【電話】045・285・0909。

昨シーズンの試合の様子©横浜キヤノンイーグルス

横浜キヤノンイーグルス開幕戦に市民5千人を招待 12月22日、日産スタジアム

 横浜をホストエリアとするラグビーチーム「横浜キヤノンイーグルス」は、12月22日(日)に日産スタジアム=港北区=で開催するホストゲーム開幕戦に市民5千人を無料招待する。

 招待企画は横浜市と連携してスポーツ振興に取り組む「横浜スポーツパートナーズ」の一環。

 横浜キヤノンイーグルスは、ジャパンラグビーリーグワンのDIVISION1に所属。日本代表の梶村祐介選手や岡部崇人選手、ラグビーワールドカップ2023で優勝した南アフリカ代表のファフ・デクラーク選手、ジェシー・クリエル選手など、世界で活躍する選手が多数在籍している。

 対戦相手は東芝ブレイブルーパス東京。午後3時5分キックオフ。自由席が対象。

 応募は先着順で11月15日(金)午前10時から12月21日(土)午後11時59分まで。申込サイト(https://www.canon-eagles.jp/tickets/invite/20241222.html

)から受け付け。チケットは各自で手数料を負担し、コンビニで発券する。詳細は、横浜キヤノンイーグルス横浜事務局(横浜アーチスト)【電話】045-664-3731。

当選証書を受け取る1区の篠原豪氏

衆院選 小選挙区当選者に証書付与

 衆議院議員選挙の神奈川県内の小選挙区当選者に当選証書を付与する式が10月30日に県庁で行われた。

 県内20選挙区の当選者やその代理人に県選挙管理委員会の保阪努委員長が当選証書を手渡した。

 横浜市関係の選挙区では1区・篠原豪氏(立民・前)、3区・中西健治氏(自民・前)、6区・青柳陽一郎氏(立民・前)、7区・中谷一馬氏(立民・前)、19区・草間剛氏(自民・新)は本人が参加して受け取った。

表彰状を受け取った中山会長(中央)

3年間無火災達成 かちだ連合自治会

 かちだ連合自治会(中山敏明会長)が3年間(1095日)の連続無火災を達成し、表彰式が10月21日に都筑区役所で行われた。

 連続無火災表彰は、日頃から出火防止に取り組み、防災に対する協力体制を確立している自治会町内会に贈られる。

 同会は、消防における「家庭防災員研修」の実施など、出火防止活動に力を入れており、2021年9月5日から2024年9月3日までの期間、連続無火災を達成した。当日は、佐々田賢一区長と都筑消防署の増山敬太局長から表彰状が授与された。

 中山会長は「地域の皆様の協力に感謝。これからも出火防止に努めたい」と話した。

トキリマメ

都筑中央公園季節の便り 11月 個性派の実や種が輝く季節 寄稿/NPO法人都筑里山倶楽部

 11月の都筑中央公園。いろんな場所で出会う実や種は、色や形で個性を輝かせています。

 例年、境田貝塚の階段脇に色づくトキリマメ。生い茂るコウヤボウキの葉から見え隠れする赤いさやは、一度気付くとあちらにもこちらにも。トキリマメに負けじと紫のさやを見せてくれるのがノササゲ。例年だと詰所へ向かう坂道で出会えるこのさやは、種をつけるに気まぐれで、今年はちゃんと見つけることができるでしょうか?

 10月に園路際のあちらこちらで楽しませてくれたハギ類。名前の由来をひも解くカギが種の形に。

 ヌスビトハギは抜き足差し足忍び足、盗人の足跡から命名とは牧野富太郎説。アレチヌスビトハギになると盗人は2倍です。ばじょうじの園路脇にひときわ大きな葉を広げていたムサシアブミ。葉を落として真っ赤な実だけとなった今でも大きな存在感を示しています。

 さあ、個性派ぞろいの実や種を探しに、公園を散策してみましょう。

■NPO法人都筑里山倶楽部(【電話】045・941・0987)